JPH05274793A - デジタルテーププレーヤの記録・再生方式 - Google Patents

デジタルテーププレーヤの記録・再生方式

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JPH05274793A
JPH05274793A JP7376292A JP7376292A JPH05274793A JP H05274793 A JPH05274793 A JP H05274793A JP 7376292 A JP7376292 A JP 7376292A JP 7376292 A JP7376292 A JP 7376292A JP H05274793 A JPH05274793 A JP H05274793A
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JP
Japan
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tape
audio data
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memory
recording
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JP7376292A
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Sadao Imanishi
禎夫 今西
Tadao Noguchi
直男 野口
Yoshihiko Kiyono
喜彦 清野
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生時、走行方向が反転しても音声が途切れ
ず、録音時、走行方向が反転しても音声データを連続的
にテープに記録する。 【構成】 再生時、テープ走行方向反転時のセクタ切り
替わりに要する時間に相当するデータ量またはそれ以
上、DCCテープ15より読み取ったオーディオデータ
をメモリ13dに記憶すると共に、該メモリからメモリ
制御部13eの制御でファーストイン・ファーストアウ
ト形式でオーディオデータを読み出す。又、記録時、テ
ープ反転動作中に入力されるオーディオデータをメモリ
に蓄積し、セクタ切り替わり動作終了後、メモリよりオ
ーディオデータを読み出してDCCテープ15に記録す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタルテーププレーヤ
の記録・再生方式に係わり、特に、固定ヘッドを用いて
コンパクトカセットテープにデジタルでオーディオデー
タを記録・再生するデジタルテーププレーヤの記録・再
生方式に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトカセットテープに固定ヘッド
を用いてデジタルでオーディオデータを記録・再生する
デジタル・コンパクト・カセット・テーププレーヤ(D
CCテーププレーヤという)が開発され、市場に投入さ
れつつある。かかるDCCテーププレーヤに用いられる
固定ヘッドHDはツイン型の場合、往路(順方向走行)
用と復路(逆方向走行)用に設けられている。すなわ
ち、図8に示すように、往路用/復路用に固定ヘッドH
D1,HD2が設けられ、それぞれ9トラック分のデジ
タルの記録ヘッドDRHと9トラック分のデジタルの再
生ヘッドDPHとアナログの再生ヘッドAHとを備えて
いる。そして、固定ヘッドHD1,HD2によりデジタ
ルコンパクトカセットテープ(DCCテープ)に適宜デ
ジタルでオーディオデータを記録・再生したり、アナロ
グコンパクトカセットテープよりアナログオーディオ信
号を再生するようになっている。再生ヘッドDPHのト
ラック幅は記録ヘッドDRHのトラック幅より狭くさ
れ、アジマスエラーに対して強くなっている。9トラッ
クのうち第1〜第8トラックはオーディオ信号の記録・
再生用であり、第9トラックである補助トラックAUX
は、絶対時間情報や曲番、リードイン、リードアウト、
リバースマーカ(反転マーカ)等の記録・再生用であ
る。
【0003】デジタルコンパクトカセットテープ(DC
Cテープ)TPはテープ長手方向に2つのセクタ(Aセ
クタ、Bセクタ)SCA,SCBに分かれており、DC
Cテープの順方向走行時、Aセクタ部分にデジタルでオ
ーディオデータが記録・再生され、逆方向走行時、Bセ
クタ部分にデジタルオーディオデータが記録・再生され
る。又、アナログ再生の場合には、アナログコンパクト
カセットテープの順方向走行時、Bセクタ対応部分より
オーディオ信号が再生され、逆方向走行時、Aセクタ対
応部分よりオーディオ信号が再生される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】DCCテーププレーヤ
はR−DAT装置と異なり、テープの往路、復路の両方
でテープにオーディオデータを記録、再生することがで
きる。このためAセクタからBセクタに連続してオーデ
ィオデータを記録したり、再生を行うことができる。し
かし、再生時、テープ終端において走行方向反転により
AセクタからBセクタに切り替わる時、セクタの切り替
わりが完了するまで音声が途切れる問題がある。又、録
音時、テープ終端において走行方向反転によりAセクタ
からBセクタに切り替わる時、セクタの切り替わりが完
了するまで音声データが記録できず消失する問題があ
る。
【0005】以上から、本発明の目的は再生時に走行方
向反転によりAセクタからBセクタに切り替わる場合で
も、音声が途切れることがないデジタルテーププレーヤ
の記録・再生方式を提供することである。本発明の別の
目的は、録音時に走行方向反転によりAセクタからBセ
クタに切り替わる場合でも、音声データを連続的にテー
プに記録できるデジタルテーププレーヤの記録・再生方
式を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記再生時における課題
は、走行方向反転による再生セクタ切り替わりに要する
時間以上、テープから読み取ったオーディオデータを記
憶するメモリと、該メモリからファーストイン・ファー
ストアウト形式でオーディオデータを読み出すメモリ制
御手段とにより達成される。又、上記記録時における課
題は、テープ走行方向反転動作中に入力されるオーディ
オデータを蓄積するメモリと、記録セクタ切り替わり終
了後、メモリよりオーディオデータを読み出してテープ
に記録するメモリ制御手段とにより達成される。
【0007】
【作用】テープ走行方向反転によるセクタ切り替わりに
要する時間に相当するデータ量またはそれ以上、テープ
より読み取ったオーディオデータをメモリに記憶すると
共に、該メモリからファーストイン・ファーストアウト
形式でオーディオデータを読み出して再生する。このよ
うにすれば、反転よる再生セクタ切り替わり時における
音切れをなくすことができる。
【0008】又、記録時、テープ走行方向反転動作中に
入力されるオーディオデータをメモリに蓄積し、セクタ
切り替わり動作終了後にメモリよりオーディオデータを
読み出してテープに記録する。このようにすれば、走行
方向反転時における音声データの消失を防止でき、音声
データを連続的にテープに記録できる
【0009】
【実施例】
(a) 本発明の第1の実施例 図1は本発明に係わるDCCテーププレーヤの第1の実
施例構成図であり、再生時に適用できるものである。図
中、11は外部オーディオ装置(図示せず)との間でデ
ジタルデータ、アナログ信号の授受を行う入出力インタ
ーフェース、12はサブバンドコーディング部、13は
シグナル・プロセッシング部、14はヘッドアンプ、1
5はDCCテープ、16はDCCテープの終端を検出し
て反転指令RVCを出力すると共に、反転完了後にプレ
イ再開指令BPSTを出力する反転検出部、17は走行
方向反転によるセクタの切り替わり時に所定時間スピー
ドアップ信号SPUを出力するスピードアップ信号発生
部、18はテープ走行制御部である。
【0010】I/Oインターフェース11は、外部から
入力されるアナログ信号をデジタルオーディオデータに
AD変換するADコンバータ11aと、外部のデジタル
オーディオ機器との間でデータの授受制御を行うデジタ
ルI/O回路11bと、テープより再生されたデジタル
オーディオデータをアナログ信号に変換して出力するD
Aコンバータ11cを有している。サブバンドコーディ
ング部12はサブバンドフィルタ12aと、サブバンド
エンコーダ/デコーダ12bを備えている。
【0011】サブバンドフィルタ サブバンドフィルタ12aは図示しないが記録用、再生
用にそれぞれ設けられ、記録時にはI/Oインターフェ
ース11から入力されるデジタルオーディオデータを3
2個のサブバンドに分割し(帯域分割したサブバンドデ
ータを全て加算すると元の信号となる)、再生時にはサ
ブバンドエンコーダ/デコーダ12bのデコーダ(図示
せず)から入力される32個のサブバンド信号を用いて
デジタルオーディオデータを復元する。
【0012】図2は記録用のサブバンドフィルタの説明
図であり、図2(a)に示すように入力オーディオデータ
の帯域を高域と低域の2つの帯域に分割するQMFフィ
ルタ(直交ミラーフィルタ)を5段縦続接続し、図2
(b)に示す32個の帯域のサブバンド信号を発生する。
各QMFフィルタは図2(c)に示すようにデジタルフィ
ルタ構成となっており、データ間隔をTとすると、時間
Tづつデータを遅延する遅延要素12a-1〜12a-5と、各遅
延データに係数h1〜h6を乗算する乗算要素12a-6〜12a
-11と、乗算要素出力を加算する加算要素12a-12〜12a-1
3と、加算要素12a-12〜12a-13の出力をそれぞれ加減算
して低域フィルタ出力と高域フィルタ出力を発生する加
算要素12a-14〜12a-15で構成されている。尚、再生用の
サブバンドフィルタは図2(a)と逆の構成を有してい
る。
【0013】以上により、L−チャンネル、R−チャン
ネルそれぞれ12サンプル分のデジタルオーディオデー
タがサブバンドフィルタ12aにより、図3に示すよう
に32のサブバンドに分割される。尚、各サブバンド左
右両チャンネル12サンプルで1フレームが構成され
る。
【0014】サブバンドエンコーダ/デコーダ サブバンドエンコーダ/デコーダ12bのエンコーダ部
(図示せず)は人間の聴感特性を利用し、以下の(1),
(2)、すなわち、(1) 感知されない音の成分はコード化
せず、感知される音の成分のみを量子化する、(2) 量子
化する場合には、レベルに応じて量子化ビット数を割り
当てて量子化する、を考慮してコード化することでデー
タレート・リダクションを実現している。
【0015】人間の耳はあるレベル以下の音を聞き取る
ことができず、このレベルを各帯域毎にプロットしてで
きる特性曲線は最小マスキングしきい値曲線MTCと呼
ばれている(図4参照)。マスキング効果は周囲の音の
状況により変化し、最小マスキングしきい値曲線MTC
以上のレベルを有する音であっても小さな音は大きな音
により聞こえなくなってしまう。これは、大きな音によ
りマスキングしきい値曲線が図4のMTC′のように変
化し、該曲線以下の音成分はマスキングされて人間の耳
に聞こえなくなるからである。以上を考慮してエンコー
ダ部は、1フレーム毎に、マスキングしきい値曲線MT
C′を更新し、該マスキングしきい値レベル以下の音は
量子化せず、以上の音を量子化し、量子化する場合には
サブバンドレベルとマスキングしきい値レベルの差の大
きさに応じて量子化ビット数を割り当てて量子化し、量
子化データと割り当てビット数を出力する。又、デコー
ダ部は逆に量子化ビット数と量子化デ−タとを入力され
てサブバンド信号レベルに戻す。
【0016】シグナル・プロセッシング部 シグナル・プロセッシング部13は、システム情報や補
助情報の付加・分離を行う信号処理部13a、記録時エ
ラー検出符号を付加し、再生時にエラー検出符号に基づ
いてエラーを検出・訂正するエラー検出符号付加・訂正
部13b、記録時に8ビットデータを10ビットデータ
に変換(8−10変調)して出力し、再生時に10ビッ
トデータを8ビットデータに復元(10−8復調)する
変復調部13c、テープ反転によるセクタ切替時間に相
当する量またはそれ以上の再生データを記憶するメモリ
13dと、メモリからファーストイン・ファーストアウ
ト形式でオーディオデータを読み出して出力するメモリ
制御部13eを有している。
【0017】ヘッドアンプ ヘッドアンプ14は録音アンプ14a、再生アンプ14
b、ヘッド14c、その他図示しないイコライザで構成
されている。録音時には変復調部13cから入力された
デジタルデータを録音アンプ14aで増幅して9個の録
音ヘッドをドライブし、再生時には9個の再生ヘッドで
読み出したデジタルオーディオデータを再生アンプで増
幅し、しかる後、イコライザを介して変復調部13cに
入力する。尚、2個のアナログ信号再生ヘッドから読み
出された信号は再生アンプで増幅された後アナログ信号
回路(図示せず)に入力される。
【0018】スピードアップ信号発生部 スピードアップ信号発生部17は、(1) Aセクタの再生
が開始された時、(2)反転によりAセクタからBセクタ
に切り替わり、Bセクタの再生が開始された時、所定時
間(=tm)ハイレベルのスピードアップ信号SPUを
発生する。
【0019】全体の動作 図5は本発明の再生方式の動作説明図である。再生操作
によりAセクタの再生開始を指示すると、再生開始信号
APSTが図示しないシステムコントローラから出力さ
れてスピードアップ信号発生部17に入力される。これ
により、スピードアップ信号発生部17は直ちに所定時
間(=tm)ハイレベルのスピードアップ信号SPUを発
生する。
【0020】スピードアップ信号SPUがハイレベルと
なると、テープ走行制御部18はテープ走行速度をノ-
マル速度のn倍(例えばn=1.5)にし、またメモリ
制御部13eはメモリ13dへのデータ書き込み速度を
同様にn倍にする。
【0021】ヘッド14cによりn倍速で読み取られた
デ−タは再生アンプ14bを介して変復調部13cに入
力され、ここで10−8復調が行なわれる。ついで、復
調されたオ−ディオデ−タはエラ−検出・訂正処理を施
され、信号処理部13aに入力される。信号処理部13
aはシステム情報や補助情報を分離して出力すると共に
オ−ディオデ−タをメモリ制御部13eに入力する。メ
モリ制御部13eはファーストイン・ファーストアウト
形式に従って、n倍速でオ−ディオデ−タをメモリ13
dに格納すると共に、ノ−マル速度でメモリから読み出
し、次段のサブバンドコーディング部12に入力する。
【0022】以上により、図5に示すように、Aセクタ
再生開始後のtmの期間、メモリ13dへのデ-タ書き込
み速度がメモリ13dからの読み取り速度より早くな
り、tm経過後に斜線で示すようにメモリ13dはデ−
タで満杯(メモリフル)となる。
【0023】以後、テ−プ走行速度及びデ−タ書き込み
速度は共に通常速度に戻され、メモリフルの状態でAセ
クタの再生、オ−ディオデ−タのサブバンドコーディン
グ部12への入力が行なわれる。かかる状態で、Aセク
タの終端部に到達すると、テープからの読み取りは停止
し、AセクタからBセクタに切り替わるべく反転動作が
行なわれる。
【0024】この反転動作中は、テ−プからデ−タを読
み取っていないが、セクタ切り替わり時間に相当するオ
−ディオデータまたはそれ以上のオーディオデータがメ
モリ13dに記憶されているため、該メモリからオーデ
ィオデータが読み出されてサブバンドコーディング部1
2に途切れることなく連続して入力される。この場合、
メモリ13dに記憶されているオ−ディオデ−タの量は
図5の斜線で示すように減少する。
【0025】反転動作が完了してプレイ再開指令BPS
Tが発生すると、スピードアップ信号発生部17はスピ
ードアップ信号SPUを発生する。スピードアップ信号
SPUがハイレベルとなると、テープ走行制御部18は
テープ走行速度をn倍にし、またメモリ制御部13eは
メモリ13dへのデータ書き込み速度をn倍にする。以
上により、図5に示すように、Bセクタ再生開始後のt
mの期間、メモリ13dへのデ-タ書き込み速度がメモリ
13dからの読み取り速度より早くなり、tm経過後に
メモリ13dは斜線で示すようにメモリフルとなる。
【0026】以後、テ−プ走行速度及びデ−タ書き込み
速度は共に通常速度に戻され、メモリフルの状態でBセ
クタの再生、オ−ディオデ−タのサブバンドコーディン
グ部12への入力が行なわれる。
【0027】サブバンドエンコ−ダ/デコーダ12は、
メモリ制御部13eから量子化ビット数と量子化デ−タ
とを入力されるとサブバンド信号レベルに戻すと共に、
1サンプル当り32個のサブバンド信号を用いてデジタ
ルオーディオデ−タを復元し、デジタルI/O回路11
b又はDAコンバ−タ11cを介して外部のオ−ディオ
機器に出力する。
【0028】(b) 本発明の第2の実施例 図6は本発明に係わるDCCテーププレーヤの別の実施
例構成図であり、記録時に適用できるもので、図1と同
一部分には同一符号を付している。図1と異なる点は、
(1) サブバンドコーディング部12から出力されるオー
ディオデータを記憶するメモリ13fと、メモリ13f
へのデータ書き込み/読み出しを制御するメモリ制御部
13gを設けた点、(2) 切換回路13hを設け、通常、
サブバンドコーディング部12から出力されるオーディ
オデータを選択して信号処理部13aに入力し、走行方
向反転によるBセクタ記録開始後の所定時間、メモリ1
3fから読み出したオーディオデータを選択して信号処
理部13aに入力する点、(3) 走行方向反転後Bセクタ
の記録が開始される時、スピードアップ信号発生部17
が所定時間(=tm)ハイレベルのスピードアップ信号
SPUを発生する点である。
【0029】全体の動作 図7は本発明の記録方式の動作説明図である。記録操作
によりAセクタにおける記録開始を指示すると、テープ
はノ−マル速度で走行を開始する。これと並行して、外
部オ−ディオ装置から入力されたアナログ又はデジタル
のオ−ディオ信号はADコンバータ11aでAD変換さ
れた後、あるいはデジタルI/O回路11bを介してサ
ブバンドコーディング部12に入力される。
【0030】サブバンドコーディング部12は入力され
たオ−ディオデ−タを32個のサブバンド信号に変換す
ると共に、量子化して量子化ビット数と量子化データ等
を含むオーディオデータをシグナル・プロセッシング部
13に入力する。
【0031】切換回路13hは通常サブバンドコーディ
ング部12から出力されるオーディオデータを選択して
信号処理部13aに入力するようになっている。この結
果、信号処理部13aはシステム情報、補助情報の生
成、付加処理を行い、エラー検出符号付加・訂正部13
bはエラー検出符号を付加し、変復調部13cは8ビッ
トデータを10ビットデータに変換(8−10変調)し
て出力する。ヘッドアンプ14の録音アンプ14aは変
復調部13cから入力されたデジタルデータを増幅して
9個の録音ヘッドをドライブしてDCCテープ15にノ
−マル速度でデジタルオーディオデータを記録する。
【0032】以上により、図7に示すように、Aセクタ
に通常録音が行われる。かかる通常録音状態においてA
セクタの終端部に到達すると、AセクタからBセクタに
切り替わるべく反転指令RVCが反転検出部16より発
せられてテープへの記録は停止し、反転動作が行なわれ
る。また、反転指令RVCが発生すると以後、メモリ制
御部13gはサブバンドコーディング部12から出力さ
れるデジタルオーディオデータの記憶を開始する。そし
て、反転動作が完了してプレイ再開指令BPSTが発生
すると、スピードアップ信号発生部17はスピードアッ
プ信号SPUを発生する。スピードアップ信号SPUが
ハイレベルとなると、テープ走行制御部18はテープ走
行速度をn倍(例えば1.5倍)にし、またメモリ制御
部13gはメモリ13fに記憶されたデータの読み出し
速度をn倍にし、更には切換回路13hはメモリ13f
からの読み出しデータを選択・出力し、結果的に図7に
示すようにテープへの高速記録を行う。
【0033】以後、スピードアップ信号SPUがローレ
ベルとなる所定時間後、すなわちメモリ13fから読み
出したオーディオデータとサブバンドコーディング部1
2から入力されるオーディオデータとが時間的に連続す
る時点tcで、メモリ13fからの読み出し及び書き込
みを停止し、代わってサブバンドコーディング部12か
ら入力されるオーディオデータを切換回路13hを介し
て信号処理部13aに入力して通常速度でテープに記録
する。
【0034】尚、常時メモリ13fにノ−マル速度でオ
ーディオデータを記憶するようにし(図7の点線参
照)、Bセクタ記録開始後の所定時間のみメモリ13f
からオーディオデータを高速で読み出してテープに高速
書き込みをするようにもできる。又、常時、ファースト
イン・ファーストアウト形式でデータをメモリに書き込
み、かつ読み出し、反転動作時のみメモリからのデータ
読み出しを停止してその間のオーディオデータを蓄積
し、反転動作完了後に読み出しを再開してBセクタに記
録するように構成することもできる。
【0035】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々
の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するもので
はない。
【0036】
【発明の効果】以上本発明によれば、再生時、テープ走
行方向反転による再生セクタ切り替わり時間に相当する
データ量または、それ以上テープより読み取ったオーデ
ィオデータをメモリに記憶すると共に、該メモリからフ
ァーストイン・ファーストアウト形式でオーディオデー
タを読み出して再生するように構成したから、反転動作
中であっても該卯メモリからオーディオデータを読み出
して再生でき、音切れをなくすことができる。
【0037】又、本発明によれば、記録時、テープ走行
方向反転動作中に入力されるオーディオデータをメモリ
に蓄積し、記録セクタ切り替わり終了後、メモリから蓄
積したオーディオデータを読み出してテープに記録する
ように構成したから、走行方向反転によりAセクタから
Bセクタに切り替わる場合でも、音声データが消失せ
ず、音声データを連続的にテープに記録することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例構成図である。
【図2】サブバンドフィルタの説明図である。
【図3】サブバンドフィルタ出力の説明図である。
【図4】マスキングしきい値特性図である。
【図5】本発明の再生方式説明図である。
【図6】本発明の別の実施例構成図である。
【図7】本発明の記録方式説明図である。
【図8】固定ヘッド説明図である。
【符号の説明】
11 I/Oインターフェース 12 サブバンドコーディング部 13a 信号処理部 13d メモリ 13e メモリ制御部 15 DCCテープ 16 反転検出部 17 スピードアップ信号発生部 18 テープ走行制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ヘッドを用いて順方向走行時にテー
    プの第1セクタにデジタルオーディオデータを記録し、
    あるいは第1セクタよりデジタルオーディオデータを再
    生し、又、逆方向走行時にテープの第2セクタにデジタ
    ルオーディオデータを記録し、あるいはデジタルオーデ
    ィオデータを再生するデジタルテーププレーヤの記録・
    再生方式において、 再生時、走行方向反転による再生セクタ切り替わり時間
    に相当する量または、それ以上のテープより読み取った
    オーディオデータをメモリに記憶すると共に、該メモリ
    からファーストイン・ファーストアウト形式でオーディ
    オデータを読み出して再生することを特徴とするデジタ
    ルテーププレーヤの記録・再生方式。
  2. 【請求項2】 固定ヘッドを用いて順方向走行時にテー
    プの第1セクタにデジタルオーディオデータを記録し、
    あるいはデジタルオーディオデータを第1セクタより再
    生し、又、逆方向走行時にテープの第2セクタにデジタ
    ルオーディオデータを記録し、あるいはデジタルオーデ
    ィオデータを再生するデジタルテーププレーヤの記録・
    再生方式において、 記録時、テープ走行方向反転による記録セクタ切り替わ
    り動作中に入力されるオーディオデータをメモリに蓄積
    し、記録セクタ切り替わり終了後、メモリに蓄積したオ
    ーディオデータを読み出してテープに記録することを特
    徴とするデジタルテーププレーヤの記録・再生方式。
JP7376292A 1992-03-30 1992-03-30 デジタルテーププレーヤの記録・再生方式 Withdrawn JPH05274793A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0844602A1 (de) * 1996-11-26 1998-05-27 GRUNDIG Aktiengesellschaft Anordnung zur unterbrechungsfreien Wiedergabe von Kassetten
JP2006509195A (ja) * 2002-11-29 2006-03-16 オイスター・インターナショナル・ナムローゼ・フエンノートシャップ 危険物の貯蔵、特に核燃料の最終廃棄のためのコンテナ装置、その製造のための方法および設備

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