JPH0527453U - 逆止弁付流量制御弁 - Google Patents

逆止弁付流量制御弁

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JPH0527453U
JPH0527453U JP7793791U JP7793791U JPH0527453U JP H0527453 U JPH0527453 U JP H0527453U JP 7793791 U JP7793791 U JP 7793791U JP 7793791 U JP7793791 U JP 7793791U JP H0527453 U JPH0527453 U JP H0527453U
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JP
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inner cylinder
check valve
pressure oil
valve
spring
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JP7793791U
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English (en)
Inventor
覚 松本
Original Assignee
株式会社三星
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一端に圧油入口23、他端に圧油出口25、
側部に油路27を有する弁箱21内の圧油入口側に、圧
油入口23を開閉する逆止弁体32を設ける。同弁箱2
1の圧油出口側に内筒29を固定し、この内筒29の内
端と逆止弁体32の間には、同弁体32を圧油入口閉鎖
位置に保持する逆止弁用押ばね33を介在させる。上記
内筒29内には一定範囲で進退するバランスピストン3
5と、このピストン35を外方に押すバランス用押ばね
37を装着する。また、内筒29の周壁とバランスピス
トン35の周壁には可変オリフィスをなす連通孔41、
42を設けてある。 【効果】 逆止弁体32を押す押ばね33とバランスピ
ストン35を支える押ばね37を別々に設けることによ
り各押ばね33、37のばね圧の設定が容易となり、安
定した作用が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は例えばダンプカーの荷台上下用の油圧シリンダ、油圧式エレベータ の昇降用油圧シリンダなどの作動を制御する回路に用いる逆止弁付流量制御弁に 関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は公知の逆止弁付流量制御弁を示すものである。 この図において、1は弁箱であって、その一端にはポンプ2の吐出口に通じる 圧油入口3、他端には、例えばダンプカーの荷台上下用などの油圧シリンダ4に 通じる圧油出口5を設け、側部には切換弁6に通じる油路7を形成してある。
【0003】 上記切換弁6は、図示のように油路7を遮断し、ポンプ2の吐出口と吸込口を 連通せしめて油タンク8に通じる中立位置と、油路7を遮断し、ポンプ2の吸込 口と吐出口を遮断するシリンダ駆動位置と、油路7とポンプ2の吸込口と吐出口 を油タンク8に通じるシリンダ復帰位置とに切換えるものである。
【0004】 9は弁箱1内に固定した内筒で、一端は開放して前記入口3とし、この入口3 の内側に弁座10を設け他端は前記出口5として開放されている。 また、上記内筒9の弁座10に近い部分には複数の連通孔11を設け、同じく 出口側にも複数の連通孔12を設け、これらの連通孔11、12を前記油路7に 連通させる油路13を弁箱1の内側に設ける。
【0005】 14は内筒9内の入口側に移動自在にはめた逆止弁体、15は同内筒9の出口 側に摺動自在にはめたバランスピストンである。 上記バランスピストン15にはその逆止弁体側に小径の連通孔16を設け、出 口側の内側を絞ってオリフィス17を設け、周壁には複数の連通孔19を設けて 、この連通孔19と前記連通孔12により可変オリフィスを構成する。
【0006】 上記弁体14に接するばね受け20’のピストン側から所定の深さに設けた凹 孔には押ばね20をはめ、このばね20をピストン15に圧着させて弁体14と ピストン15を相反する方向に押圧する。
【0007】 上記の従来例では、切換弁6をシリンダ駆動側とすると、ポンプ2から送り出 された圧油は入口3に流入し、逆止弁体14をばね20に抗して押開き、連通孔 11、油路13、連通孔12、連通孔19、オリフィス17、出口5と流れてシ リンダ4に流入し、その内部のピストンを押し出し、ダンプカーの荷台などを押 し上げる。
【0008】 また、切換弁6をシリンダ復帰側にすることにより、油路7を油タンク8に通 じると、荷台などの荷重によりシリンダ4内の油は出口5からオリフィス17を 通り、連通孔12、19のずれにより変化する可変オリフィスによって流量を制 限されながら油路7、切換弁6と流れてタンク8に戻るからシリンダ4内のピス トンは制限された速度で後退する。
【0009】 上記の作用においてシリンダ4に圧油を送るときは逆止弁体14に作用する油 圧によりばね20を介してバランスピストン15の方向へ押し出される。
【0010】 また、シリンダ4から油が逆流してオリフィス17から可変式オリフィスへ油 が流れているときは、オリフィス17のために出口5の部分の油圧とバランスピ ストン15内の油圧とに圧力差が生じる。
【0011】 このため、押ばね20のばね圧を適当に定めることによりバランスピストン1 5が絶えず移動して可変オリフィスの絞り量が自動的に調整されて排油量を一定 に保つ。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】 上記の従来例は、1個のばね20により逆止弁体14の逆止作用とバランスピ ストン15のバランス作用の両方を兼用させるものであるから、ばね20が1個 で足りるという利点はあるが、バランスピストンによる流量制御を優先させるた め、どうしても逆止弁用ばねとしては必要以上の強力なものにせざるを得ない。 従ってポンプからシリンダに圧油を供給するときには、ポンプに余分な負荷をか けることになり、ポンプの寿命を短かくする。また、安定した作用を得るための ばね圧の選定が非常にむずかしいという問題がある。
【0013】 この考案の課題は上記のような従来の流量制御弁の問題点を解決するために逆 止弁用のばねとバランスピストン用のばねの2種を用いてポンプにかかる余分な 負荷の除去と安定した作用の流量制御弁を得ることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案は一端に圧油入口、他端に圧油出口、 側部に油路を形成した弁箱内の圧油出口側に有底筒状の内筒を固定し、上記圧油 入口に設けた弁座を開閉する逆止弁体と上記内筒の間には逆止弁用押ばねを介在 させ、上記内筒内には一定に範囲で進退する有底筒状のバランスピストンを装着 し、このバランスピストンの周壁に連通孔を設け、前記内筒の周壁には上記バラ ンスピストンの連通孔と可変オリフィスをなす連通孔を設け、さらに、上記バラ ンスピストンの底部と上記内筒の底部の間にはバランス用押ばねを介在させた逆 止弁付流量制御弁および上記内筒と上記弁箱内の弁座の外周の受部の間に逆止弁 用内筒を設けこの逆止弁用内筒にその内外を連通させる連通孔を設けた逆止弁付 流量制御弁ならびに上記内筒と上記弁箱内の圧油入口の内端の受部の間に逆止弁 用内筒を設け、この逆止弁用内筒の内周に弁座を設けた逆止弁付流量制御弁を提 供する。
【0015】
【作用】
この考案は、上記の構成であるから弁箱の圧油入口から流入した圧油は逆止弁 用押ばねに抗して逆止弁体を押開き、内筒とバランスピストンの連通孔をへて圧 油出口から油圧シリンダ内に流入し、ピストンを押出してダンプカーの荷台など を押し上げる。
【0016】 また、弁箱の側部の油路を油タンクに連通させると、シリンダ内のピストンに 加わる荷重により、同シリンダ内の油が排出されて圧油出口からバランスピスト ン内に逆流し、同バランスピストンをバランス用押ばねに抗して押し戻し、内筒 とバランスピストンの連通孔を経て油路から油タンクに戻る。
【0017】 上記の際、逆流してくる作動油の圧力とバランス用押ばねが釣合う位置までバ ランスピストンが移動して両連通孔で形成される可変オリフィスの絞り量を変化 させる。
【0018】 すなわち、入口に戻ってくる作動油の排出量(圧力)が増加するとバランスピ ストンの移動量が大となって可変オリフィスが絞られて排出量が減少し、作動油 の排出量が減少すると、バランスピストンの移動量が減少して可変オリフィスが 拡大し、流量が増す。このため排油の流量が一定に保たれる。
【0019】
【実施例】
図1は実施例1を示すものである。 この図において、21は弁箱であって、その一端にはポンプ22の吐出口に通 じる圧油入口23、他端には、例えばダンプカーの荷台上下用などの油圧シリン ダ24に通じる圧油出口25を設け、側部には切換弁26に通じる油路27を形 成してある。
【0020】 上記切換弁26は、図示のように油路27を遮断し、ポンプ22の吐出口と吸 込口を連通せしめて油タンク28に通じる中立位置と、油路27を遮断し、ポン プ22の吸込口と吐出口を遮断するシリンダ駆動位置と、油路27とポンプ22 の吸込口と吐出口を油タンク28に通じるシリンダ復帰位置とに切換えるもので ある。
【0021】 29は弁箱21内の圧油出口25側に固定した内筒で、弁箱21内の圧油入口 23側には弁座30を設ける。
【0022】 上記内筒29の内端には弁座30側へ突出する小径の突部31を設け、この突 部31と弁座30を開閉する球状の逆止弁体32の間に逆止弁用押ばね33を設 け、このばねにより弁体32を弁座30に圧着する。
【0023】 35は内筒29内の出口側に摺動自在にはめた有底筒状のバランスピストンで 、その出口側はオリフィス34として開放し、底部には小径の連通孔36を設け 、前記内筒29の突部31内の凹所とバランスピストン35の内端間にはバラン ス用押ばね37を介在させてバランスピストン35を出口25の方へ押し出す。 そして、内筒29の外端近くの内周の溝にはめたストップリング40でピストン 35の位置を限定する。
【0024】 上記内筒29の周壁とバランスピストン35の周壁にはそれぞれ複数の連通孔 41、42を設けてこの両連通孔のずれにより開口量が変化する可変オリフィス を形成する。
【0025】 また、弁座30の部分と前記油路27、連通孔41は弁箱21の内側に形成し た油路43により連通させる。なお、図中38は内筒35の外端の固定用ストッ プリングである。
【0026】 上記の実施例1では、切換弁26をシリンダ駆動側とすると、ポンプ22から 送り出された圧油は入口23に流入し、逆止弁体32をばね33に抗して押し開 き、油路43、連通孔41、連通孔42、オリフィス34、出口25と流れてシ リンダ24に流入し、その内部のピストンを押し出してダンプカーの荷台などを 押し上げる。
【0027】 また、切換弁26をシリンダ復帰側にすることにより、油路27を油タンク2 8に通じると、荷台などの荷重によりシリンダ24内の油は出口25からオリフ ィス34を通り、連通孔41、42のずれにより変化する可変オリフィスによっ て流量を制限されながら油路27、切換弁26と流れてタンク28に戻るからシ リンダ24内のピストンは制限された速度で後退する。
【0028】 上記の作用においてシリンダ24に圧油を送るときは逆止弁体32に作用する 油圧によりばね33は圧縮されるがバランスピストン35はばね37により全開 位置に保たれている。従って回路抵抗は少なく、シリンダ24内のピストンは大 きい力で急速に押出される。
【0029】 また、シリンダ24から油が逆流してオリフィス34から可変オリフィスへ油 が流れているときは、オリフィス34のために出口25の部分の油圧とバランス ピストン35内の油圧とに圧力差が生じる。
【0030】 このため、押ばね37のばね圧を適当に定めることによりバランスピストン3 5が絶えず移動して可変オリフィスの絞り量が自動的に調整されて排油量を一定 に保つ。
【0031】 図2は実施例2を示すもので、図1の実施例における内筒29と弁座30の外 周部の受部39の間にさらに、逆止弁用内筒44を介在させ、この内筒44に複 数の連通孔45を設けたもので他の部分の構成や機能は図1と同一であるから、 同一の符号を付けて説明は省略する。
【0032】 図3に示す実施例3は前記図2の実施例2における内筒44を圧油入口23の 方に延長して入口23の外周の受部46で支持させ、この内筒44の入口側端部 の内側に弁座30を設けたものである。
【0033】 この実施例3も、上記内筒44以外の構成や機能は図1と同一であるから、同 一の符号を付けて説明は省略する。
【0034】
【効果】
この考案は上記のように油圧シリンダなどからの排油の際には可変オリフィス が自動的に絞られると同時に逆止弁体が圧油入口を閉じるので、排油の速度を一 定に保つことができる。従って、油圧装置の排油時において加速による危険を防 止できる。
【0035】 さらに、この考案は逆止弁用のばねとバランスピストン用のばねを別々にした から、それぞれのばね圧を最適なものに設定することによりバランスピストンが 逆止弁のばねに全く関係なく作動するので安定した流量制御が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の縦断正面図
【図2】実施例2の縦断正面図
【図3】実施例3の縦断正面図
【図4】従来例の縦断正面図
【符号の説明】
21 弁箱 23 圧油入口 25 圧油出口 27 油路 29 内筒 30 弁座 32 逆止弁体 33 逆止弁用押ばね 34 オリフィス 35 バランスピストン 37 バランス用押ばね 39 受部 41 連通孔 42 連通孔 44 逆止弁用内筒 45 連通孔 46 受部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に圧油入口、他端に圧油出口、側部
    に油路を形成した弁箱内の圧油出口側に有底筒状の内筒
    を固定し、上記圧油入口に設けた弁座を開閉する逆止弁
    体と上記内筒の間には逆止弁用押ばねを介在させ、上記
    内筒内には一定の範囲で進退する有底筒状のバランスピ
    ストンを装着し、このバランスピストンの周壁に連通孔
    を設け、前記内筒の周壁には上記バランスピストンの連
    通孔と可変オリフィスをなす連通孔を設け、さらに、上
    記バランスピストンの底部と上記内筒の底部の間にはバ
    ランス用押ばねを介在させた逆止弁付流量制御弁。
  2. 【請求項2】 上記内筒と上記弁箱内の弁座の外周の受
    部の間に逆止弁用内筒を設けこの逆止弁用内筒に其の内
    外を連通させる連通孔を設けた請求項1記載の逆止弁付
    流量制御弁。
  3. 【請求項3】 上記内筒と上記弁箱内の圧油入口の内端
    の受部の間に逆止弁用内筒を設け、この逆止弁用内筒の
    内周に弁座を設けた請求項1記載の逆止弁付流量制御
    弁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008304065A (ja) * 2008-06-19 2008-12-18 Pascal Engineering Corp クランプ装置
CN109853165A (zh) * 2019-03-12 2019-06-07 杰克缝纫机股份有限公司 一种缝纫机润滑油的油量调节结构

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5422604A (en) * 1977-07-21 1979-02-20 Toyo Tire & Rubber Co Ltd Structure of bead portion of radial tire

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