JPH05274039A - 移動体の姿勢及び位置測定装置 - Google Patents

移動体の姿勢及び位置測定装置

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JPH05274039A
JPH05274039A JP4066941A JP6694192A JPH05274039A JP H05274039 A JPH05274039 A JP H05274039A JP 4066941 A JP4066941 A JP 4066941A JP 6694192 A JP6694192 A JP 6694192A JP H05274039 A JPH05274039 A JP H05274039A
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JP
Japan
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laser light
moving body
signal
time
optical sensors
Prior art date
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Pending
Application number
JP4066941A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Ishii
徹哉 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば、不整地上を走行する車両や波動海面
上を航行する船舶等の移動体の各時点の3次元姿勢/位
置情報を比較的簡単に一基準点より遠隔計測し得る手段
を提供する。 【構成】 このため、基準点に一定の角速度で旋回する
レーザ光19を発信するためのレーザ発信装置11と、
このレーザ光19が特定方向を指向したとき無指向無線
信号を発信する発信機13とを設けると共に、移動体1
2上には、この無線信号受信機15と、前記レーザ光1
9の各受光時刻信号30,31,32と各受光位置信号
とを処理するための各信号処理回路26,27,28及
び各タイマ33,34,35等をそれぞれ備えた少くと
も3個のライン形光センサ16,17,18を配設し、
これら各センサの出力信号により、前記移動体12の各
時点における3次元姿勢/位置情報を演算手段42によ
り算出するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、移動体の姿勢及び3
次元位置を遠隔測定するための装置の提供に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば不整地路面上を走行する車
両や波動海面上を航行する船舶、もしくは特殊な飛翔体
等、3次元経路に沿って移動する移動体の各時点におけ
る姿勢及び位置を遠隔的に認識するための方法/装置が
求められており、その一例として「レーザー灯台に用い
た移動体の位置方法測定法」(日本ロボット学会誌、第
2巻第6号、頁53、1984年)等の論文が発表され
ている。
【0003】この方法では、ある基準点より発信する旋
回レーザ光を3個の光センサで受光し、その3つの受光
時刻情報のみからレーザ旋回平面上における位置と進行
方向とを計測するよう構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、応用の
目的により、これら移動体の各時点における姿勢/位置
制御等を必要とする場合など、以上のような従来方法例
にあっては、移動体の垂直方向位置(高さ)やピッチン
グ角あるいはローリング角等を計測することが不可能で
あるのみならず、移動体が有限のピッチング角やローリ
ング角等を有する場合には、前記レーザ旋回面上での現
在位置や進行方向(ヘディング角)等も正しく計測する
ことができなかった。
【0005】この発明は、以上のような局面にかんがみ
てなされたもので、比較的簡単な構成で、この種の移動
体の姿勢/位置に関するすべての3次元情報、例えばヘ
ディング角,ピッチング角,ローリング角や3次元高さ
位置等を測定し得る手段の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、この種の移動体の姿勢及び位置測定装置を、一
基準点に設置され、一定角速度でレーザ光を発信するた
めのレーザ光発信手段と、そのレーザ光が特定方向に発
信されたとき無指向性信号を出力するための信号発信手
段と、測定すべき移動物体上に配設され、前記レーザ光
照射位置と照射時刻との情報を含む信号を出力する少な
くとも3個のライン形光センサと、前記無指向性信号を
受信するための受信手段と、前記各光センサからの出力
より、その光センサ上の受光位置を求めるための信号処
理手段と、これら各光センサのそれぞれのレーザ光受光
時刻と前記無指向性信号との受信時刻の差を計測するた
めの各計時手段と、その計時情報とレーザ受光位置情報
とより前記移動体の3次元位置及び姿勢データを算出す
るための演算手段とを備えるよう構成することにより、
前記目的を達成しようとするものである。
【0007】
【作用】以上のようなこの発明の装置構成により、対象
とする移動体の各時点の姿勢/位置、例えばヘディング
角,ピッチング角,ローリング角等の6自由度の計測が
可能となり、移動体の完全な姿勢/位置制御情報を得る
ことができる。
【0008】
【実施例】以下に、この発明を実施例に基づいて説明す
る。図1にこの発明に係るこの種の計測システムの一実
施例の概要説明図を示す。この図は、後述レーザ光旋回
面に平行な方向から視た図である。 (構成)12は、不整地面G上を移動する不整地走行車
両等の移動体、11は地上Gの測定基準点に配設された
一定の各速度で一平面上を旋回するレーザ光19を発信
するためのレーザ発信装置、14はある基準方向を指向
して配設された光センサ、13はレーザ光19がある方
向を指向してこれを横切ったとき、光センサ14により
無指向性の無線信号を発生するための信号発信装置であ
る。
【0009】一方、移動体12上には、前記無指向性無
線信号を受信するための受信機15(15aはそのアン
テナ)ならびに、レーザ光受信時刻と受光位置情報とを
出力し得る少なくとも3個のライン形光センサ16,1
7,18が配設されている。これらはそれぞれ光位置検
出素子(PSD)や光センサアレイ等より成り、旋回レ
ーザ光19を順次に受光すると、それぞれ受光時刻情報
とラインセンサ上での受光位置情報とを含む信号を出力
し得るよう構成されている。
【0010】図2に、移動体12上に配設された信号処
理手段のブロック図を、また図3にこの信号処理手段の
各信号波形タイミングチャートの一例を示す。図2にお
いて、25は受信機15のアンテナ15aから受信した
信号の処理回路、29はその出力信号である。26,2
7,28はそれぞれ各光センサ16,17,18の出力
信号処理回路で、30,31,32はそれぞれのレーザ
光受光時刻を表わす信号、また36,37,38はそれ
ぞれのレーザ光受光位置を表わす信号、39,40,4
1はこれらのアナログ信号をそれぞれディジタル信号に
変換するための各A/D変換器である。42はこれらの
各信号を演算処理するためのCPUを示す。
【0011】(動作)移動体12上の各ライン形光セン
サ16,17,18が旋回レーザ光19を順次に受光す
ると、それぞれの信号処理回路26,27,28を通っ
て各受光時刻信号30,31,32と、そのラインセン
サ上での各受光位置信号36,37,38に変換され
る。また受信機15は、アンテナ15bで送信機13か
らの無指向性無線信号を受信すると、増幅回路25に入
力されて、直ちにパルス信号29を出力する。
【0012】受光時刻信号30,31,32の各時間間
隔t0 ,t1 ,t2 は、それぞれの計時手段としてのタ
イマ33,34,35により計測されてディジタル信号
に変換される。また、レーザ受光位置情報の各信号処理
回路26,27,28で受光位置信号36,37,38
(ζ0 ,ζ1 ,ζ2 )に比例した電圧に変換され、各A
/D変換器39,40,41によりディジタル信号に変
換されて演算手段としてのCPU42に入力される。こ
れら6つのディジタル信号は、CPU42で演算処理さ
れて、移動体12の3つの位置座標情報(γ,θ,z)
と3つの姿勢情報、すなわちヘディング角φ、ピッチン
グ角σ,ローリング角ρに変換される。
【0013】図4に、この計測システム(図1)の真上
から視た位置関係説明図を示し、Oをレーザ発信機13
位置、移動体12の高さ位置を光センサ16の付根部分
0と定義する。旋回レーザ発信機11からの旋回レー
ザ光19の旋回角度をωとし、移動体12上の各光セン
サ16,17,18のレーザ受光位置をそれぞれR0
1 ,R2 、各光センサ16,17,18の付根部分位
置をそれぞれS0 ,S 1 ,S2 とし、基準方向から各レ
ーザ受光位置R0 ,R1 ,R2 を見込んだ角度をそれぞ
れθ0 ,θ1 ,θ2 とすると、それらは θ0 =ωt0 (1) θ1 =ωt1 (2) θ2 =ωt2 (3) と表わされる。また、各光センサ16,17,18間の
それぞれの間隔を図4に示すようにa,b,cとし、レ
ーザ受光位置間隔をA,B,Cとすると、
【0014】
【数1】
【0015】と表わされ、直ちに受光位置計測値ζ0
ζ1 ,ζ2 より算出し得る。
【0016】つぎに、ここで求めた各間隔A,B,Cを
用いてレーザ受光位置R0 ,R1 ,R2 の座標を求め
る。
【0017】正弦定理により、 OR0 /sin γ=B/sin (θ2 −θ0 ) (7) OR0 /sin β=A/sin (θ1 −θ0 ) (8) であるから、
【0018】
【数2】
【0019】である。これをkと置く。
【0020】三角形R0 ,R1 ,R2 について余弦定理
より、角αは
【0021】
【数3】
【0022】として求めることができる。
【0023】さらに、 α=θ2 −θ0 +γ+θ0 −θ1 −β=θ2 −θ1 +γ−β (11) であるから、この式と(9)式とより ksin γ=−sin (α−θ2 +θ1 −γ) =−sin (α−θ2 +θ1)cos γ+cos(α−θ2 +θ1)sin γ (12) となる。この(12)式よりγは、
【0024】
【数4】
【0025】となる。また(11)式より、 β=−(α−θ2 +θ1 −γ) (14) (7)式より、
【0026】
【数5】
【0027】さらに余弦定理により、
【0028】
【数6】
【0029】となり、R0 ,R1 ,R2 の座標は
【0030】
【数7】
【0031】と求めることができる。
【0032】次に移動体12上の3つの座標S0 ,S
1 ,S2 の計算を行う。各ライン形センサ16,17,
18のライン方向の大きさ1の方向ベクトルを
【0033】
【数8】
【0034】とすると、
【0035】
【数9】
【0036】となる。両辺の内積をとると、
【0037】
【数10】
【0038】となる。ただし、
【0039】
【数11】
【0040】とし、(18),(19),(20)の各
式から求める。
【0041】(23),(24)の両式より、
【0042】
【数12】
【0043】ただし、 δ=x12 −x21 (29) とする。ここで求めたnx ,ny を用いて、nz
【0044】
【数13】
【0045】となり、ベクトルnが決定される。
【0046】このnを用いて、S0 ,S1 ,S2 の各位
置ベクトルは、それぞれ
【0047】
【数14】
【0048】と求められる。
【0049】移動体の姿勢は、(31),(32),
(33)の各式で与えられる点S0 ,S1 ,S2 で一義
的に決定される。つぎにこれをヘディング角φ、ピッチ
ング角σ、ローリング角ρに変換する。移動体12上
で、
【0050】
【数15】
【0051】というベクトルが、移動体12の機首の3
次元的な方向であるとすると、ヘディング角φは、
【0052】
【数16】
【0053】で与えられ、ピッチング角σは、
【0054】
【数17】
【0055】で与えられる。またローリング角ρは
【0056】
【数18】
【0057】で与えられる。(31),(35),(3
6),(37)の各式によって移動体12の空間上の位
置と姿勢とを完全に決定することができる。
【0058】この実施例は、以上のような移動体12の
完全な3次元姿勢/位置情報を得ることができるため、
例えば土木用の測量ロボットや船舶等の制御に応用する
ことができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の計測シ
ステムによれば、対象とする移動体の現在の3次元姿勢
/位置、例えばヘディング角,ピッチング角,ローリン
グ角等の6自由度の計測が可能となり、移動体の完全な
姿勢/位置制御情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の概要説明図
【図2】 移動体上の信号処理手段ブロック図
【図3】 各信号波形タイミングチャート
【図4】 図1の位置関係説明上面図
【符号の説明】
11 レーザ発信装置 12 移動体 13 信号発信装置 14 光センサ 15 受信機 16,17,18 各ライン形光センサ 19 旋回レーザ光 26,27,28 各信号処理回路 30,31,32 各受光時刻信号 33,34,35 各タイマ 36,37,38 各受光位置信号 42 CPU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一基準点に設置され、一定角速度でレー
    ザ光を発信するためのレーザ光発信手段と、そのレーザ
    光が特定方向に発信されたとき無指向性信号を出力する
    ための信号発信手段と、測定すべき移動物体上に配設さ
    れ、前記レーザ光照射位置と照射時刻との情報を含む信
    号を出力する少なくとも3個のライン形光センサと、前
    記無指向性信号を受信するための受信手段と、前記各光
    センサからの出力より、その光センサ上の受光位置を求
    めるための信号処理手段と、これら各光センサのそれぞ
    れのレーザ光受光時刻と前記無指向性信号との受信時刻
    の差を計測するための各計時手段と、その計時情報とレ
    ーザ受光位置情報とより前記移動体の3次元位置及び姿
    勢データを算出するための演算手段とを備えたことを特
    徴とする移動体の姿勢及び位置測定装置。
JP4066941A 1992-03-25 1992-03-25 移動体の姿勢及び位置測定装置 Pending JPH05274039A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003308120A (ja) * 2002-02-14 2003-10-31 ▲吉▼川 英之 遠隔操縦装置
JP2014055936A (ja) * 2012-09-12 2014-03-27 Topcon Corp 建設機械の制御方法及び建設機械の制御システム
JP2014055499A (ja) * 2012-09-12 2014-03-27 Topcon Corp 建設機械の制御方法及び建設機械の制御システム

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