JPH05273737A - 遮光性マスキングフィルム - Google Patents
遮光性マスキングフィルムInfo
- Publication number
- JPH05273737A JPH05273737A JP7391492A JP7391492A JPH05273737A JP H05273737 A JPH05273737 A JP H05273737A JP 7391492 A JP7391492 A JP 7391492A JP 7391492 A JP7391492 A JP 7391492A JP H05273737 A JPH05273737 A JP H05273737A
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- Japan
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- yellow
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- transparent
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- Pending
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- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 着色剤による、手や着衣、作業台などが汚れ
ない遮光性マスキングフィルムの提供を目的とする。 【構成】 透明支持体上に着色剤を含有させた透明性の
遮光性剥離層を設けたものにおいて、該遮光性剥離層が
少なくとも２層からなり、最表面層が可視光領域におい
て透明、または黄色系統着色剤によって黄色系統に着色
された写真製版用遮光性マスキングフィルムである。
ない遮光性マスキングフィルムの提供を目的とする。 【構成】 透明支持体上に着色剤を含有させた透明性の
遮光性剥離層を設けたものにおいて、該遮光性剥離層が
少なくとも２層からなり、最表面層が可視光領域におい
て透明、または黄色系統着色剤によって黄色系統に着色
された写真製版用遮光性マスキングフィルムである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主として写真製版にお
いて所要部分をカッティングし、透明画像を形成するた
めに用いられる遮光性マスキングフィルムに関するもの
である。
いて所要部分をカッティングし、透明画像を形成するた
めに用いられる遮光性マスキングフィルムに関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来、プラスチック支持体上に透明性の
遮光性剥離層を設けた遮光性マスキングフィルムは知ら
れている。このものは、写真製版の分野において、所望
の透明画像を得るために、その遮光性剥離層に、人手ま
たは機械によりカットラインを施し、そしてこのカット
ラインに応じて遮光性剥離層を剥離させる。
遮光性剥離層を設けた遮光性マスキングフィルムは知ら
れている。このものは、写真製版の分野において、所望
の透明画像を得るために、その遮光性剥離層に、人手ま
たは機械によりカットラインを施し、そしてこのカット
ラインに応じて遮光性剥離層を剥離させる。
【０００３】ところで、このようなマスキングフィルム
における遮光性剥離層は、一般に、着色剤の添加により
遮光効果を得ている。これに用いられる着色剤は、単独
または複数の着色剤の組み合わせによって、製版用銀塩
フィルム感光域のみならず可視領域にも吸収を持つもの
が多く、代表的なものとしては、緑系統または赤系統の
ものである。勿論、遮光性剥離層は製版用銀塩フィルム
を実用上遮光できれば、これ以外の色相のものであって
も構わない。
における遮光性剥離層は、一般に、着色剤の添加により
遮光効果を得ている。これに用いられる着色剤は、単独
または複数の着色剤の組み合わせによって、製版用銀塩
フィルム感光域のみならず可視領域にも吸収を持つもの
が多く、代表的なものとしては、緑系統または赤系統の
ものである。勿論、遮光性剥離層は製版用銀塩フィルム
を実用上遮光できれば、これ以外の色相のものであって
も構わない。
【０００４】このような着色剤を用いた遮光性剥離層は
一般に機械的摩擦に弱く、例えば、表面の塵を取るため
に布等で拭き取るとか、単に平坦にするために手で慣ら
すと、表面層の表面が削られてしまい、布や手、または
作業台などを汚してしまうことがある。
一般に機械的摩擦に弱く、例えば、表面の塵を取るため
に布等で拭き取るとか、単に平坦にするために手で慣ら
すと、表面層の表面が削られてしまい、布や手、または
作業台などを汚してしまうことがある。
【０００５】これらは、遮光マスキングフィルムとして
の性能には直接影響を及ぼさないとしても、作業者にと
っては不快なものとなりやすい。
の性能には直接影響を及ぼさないとしても、作業者にと
っては不快なものとなりやすい。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した遮
光性マスキングフィルムに見られる問題点を解決するこ
とをその課題とする。
光性マスキングフィルムに見られる問題点を解決するこ
とをその課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意検討した結果、透明支持体上に着
色剤を含有させた透明性の遮光性剥離層を設けた物にお
いて、該遮光性剥離層が少なくとも２層からなり、最表
面層が可視光領域において透明、または黄色系統着色剤
によって黄色系統に着色された写真製版用遮光性マスキ
ングフィルムが、製版工程において作業者に不快感を与
えないということを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
を解決するために鋭意検討した結果、透明支持体上に着
色剤を含有させた透明性の遮光性剥離層を設けた物にお
いて、該遮光性剥離層が少なくとも２層からなり、最表
面層が可視光領域において透明、または黄色系統着色剤
によって黄色系統に着色された写真製版用遮光性マスキ
ングフィルムが、製版工程において作業者に不快感を与
えないということを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
【０００８】即ち、本発明によれば、支持体上に形成さ
れた遮光性剥離層が少なくとも２層からなり、最表面層
が可視光領域において透明、または黄色系統着色剤によ
って黄色系統に着色された写真製版用遮光性マスキング
フィルムが提供される。
れた遮光性剥離層が少なくとも２層からなり、最表面層
が可視光領域において透明、または黄色系統着色剤によ
って黄色系統に着色された写真製版用遮光性マスキング
フィルムが提供される。
【０００９】本発明の最表面層は、透明または黄色系統
色に着色されている。透明の場合は着色剤を添加する必
要はないが、場合によっては各種紫外線吸収剤を加える
こともできる。従来公知のもの、例えば、サルチル酸エ
ステル系、ベンゾトリアゾール系の化合物が用いられ
る。このようなものの例として、ＫＥＭＩＳＯＲＢ ７
１、ＫＥＭＩＳＯＲＢ ７２、ＫＥＭＩＳＯＲＢ ７
３、ＫＥＭＩＳＯＲＢ ７８、ＫＥＭＩＳＯＲＢ １１
１、ＫＥＭＩＳＯＲＢ １１２、ＵＶＩＮＵＬ ４０
０、ＵＶＩＮＵＬ Ｍ−４０、ＵＶＩＮＵＬ Ｄ−４
９、ＵＶＩＮＵＬ ４９０、ＵＶＩＮＵＬ Ｄ−５０、
Ｓｕｍｉｓｏｒｂ １１０、Ｓｕｍｉｓｏｒｂ１３０、
Ｓｕｍｉｓｏｒｂ ２００、Ｓｕｍｉｓｏｒｂ ２５
０、Ｓｕｍｉｓｏｒｂ ３００、Ｓｕｍｉｓｏｒｂ ３
２０、Ｓｕｍｉｓｏｒｂ ３４０、Ｓｕｍｉｓｏｒｂ
３５０、Ｓｕｍｉｓｏｒｂ ４００、ＳＥＥＳＯＲＢ
１００、ＳＥＥＳＯＲＢ １０１、ＳＥＥＳＯＲＢ １
０１Ｓ、ＳＥＥＳＯＲＢ １０２、ＳＥＥＳＯＲＢ １
０３、ＳＥＥＳＯＲＢ １０５、ＳＥＥＳＯＲＢ ２０
１、ＳＥＥＳＯＲＢ ５０１、ＳＥＥＳＯＲＢ ６１２
ＮＨ、ＳＥＥＳＯＲＢ ７０１、ＳＥＥＳＯＲＢ ７０
２、ＳＥＥＳＯＲＢ ７０３、ＳＥＥＳＯＲＢ ７０
５、ＳＥＥＳＯＲＢ ７０６、ＳＥＥＳＯＲＢ ７０
８、ＳＥＥＳＯＲＢ ７０９、ＳＥＥＳＯＲＢ ＵＶ２
４、Ｔｉｎｕｖｉｎ ３２８、Ｔｉｎｕｖｉｎ ２３
４、Ｔｉｎｕｖｉｎ １１３０等が挙げられるがこれら
に限定されるものではない。これらのものは、単独は勿
論、２種以上の組み合わせで用いても構わない。 黄色
着色剤は、レモン色からオレンジに近いものまで様々な
ものが使用可能である。
色に着色されている。透明の場合は着色剤を添加する必
要はないが、場合によっては各種紫外線吸収剤を加える
こともできる。従来公知のもの、例えば、サルチル酸エ
ステル系、ベンゾトリアゾール系の化合物が用いられ
る。このようなものの例として、ＫＥＭＩＳＯＲＢ ７
１、ＫＥＭＩＳＯＲＢ ７２、ＫＥＭＩＳＯＲＢ ７
３、ＫＥＭＩＳＯＲＢ ７８、ＫＥＭＩＳＯＲＢ １１
１、ＫＥＭＩＳＯＲＢ １１２、ＵＶＩＮＵＬ ４０
０、ＵＶＩＮＵＬ Ｍ−４０、ＵＶＩＮＵＬ Ｄ−４
９、ＵＶＩＮＵＬ ４９０、ＵＶＩＮＵＬ Ｄ−５０、
Ｓｕｍｉｓｏｒｂ １１０、Ｓｕｍｉｓｏｒｂ１３０、
Ｓｕｍｉｓｏｒｂ ２００、Ｓｕｍｉｓｏｒｂ ２５
０、Ｓｕｍｉｓｏｒｂ ３００、Ｓｕｍｉｓｏｒｂ ３
２０、Ｓｕｍｉｓｏｒｂ ３４０、Ｓｕｍｉｓｏｒｂ
３５０、Ｓｕｍｉｓｏｒｂ ４００、ＳＥＥＳＯＲＢ
１００、ＳＥＥＳＯＲＢ １０１、ＳＥＥＳＯＲＢ １
０１Ｓ、ＳＥＥＳＯＲＢ １０２、ＳＥＥＳＯＲＢ １
０３、ＳＥＥＳＯＲＢ １０５、ＳＥＥＳＯＲＢ ２０
１、ＳＥＥＳＯＲＢ ５０１、ＳＥＥＳＯＲＢ ６１２
ＮＨ、ＳＥＥＳＯＲＢ ７０１、ＳＥＥＳＯＲＢ ７０
２、ＳＥＥＳＯＲＢ ７０３、ＳＥＥＳＯＲＢ ７０
５、ＳＥＥＳＯＲＢ ７０６、ＳＥＥＳＯＲＢ ７０
８、ＳＥＥＳＯＲＢ ７０９、ＳＥＥＳＯＲＢ ＵＶ２
４、Ｔｉｎｕｖｉｎ ３２８、Ｔｉｎｕｖｉｎ ２３
４、Ｔｉｎｕｖｉｎ １１３０等が挙げられるがこれら
に限定されるものではない。これらのものは、単独は勿
論、２種以上の組み合わせで用いても構わない。 黄色
着色剤は、レモン色からオレンジに近いものまで様々な
ものが使用可能である。
【００１０】これらの例としては、Ｏｒａｓｏｌ Ｙｅ
ｌｌｏｗ ２ＧＬ、ＳａｖｉｎｙｌＹｅｌｌｏｗ ＲＬ
Ｓ、Ｓａｖｉｎｙｌ Ｙｅｌｌｏｗ ２ＧＬＳ、Ｖａｌ
ｉＦａｓｔ Ｙｅｌｌｏｗ ４１２０、Ｖａｌｉ Ｆａ
ｓｔ Ｙｅｌｌｏｗ １１０３、Ｖａｌｉ Ｆａｓｔ
Ｙｅｌｌｏｗ ２１１０、Ｖａｌｉ ＦａｓｔＹｅｌｌ
ｏｗ １１０１、Ｖａｌｉ Ｆａｓｔ Ｙｅｌｌｏｗ
１１０５、Ａｉｚｅｎ ＳＯＴ Ｙｅｌｌｏｗ−１、Ｍ
ｉｈａｒａ Ｏｉｌ Ｙｅｌｌｏｗ ３Ｇ、Ｍｉｈａｒ
ａ Ｏｉｌ Ｙｅｌｌｏｗ ５Ｇ、Ｍｉｈａｒａ Ｏｉ
ｌ Ｙｅｌｌｏｗ １０Ｇ、Ｋａｙａｓｅｔ Ｙｅｌｌ
ｏｗ Ｋ−ＲＬ、Ｏｉｌ Ｙｅｌｌｏｗ １０１、Ｏｉ
ｌ Ｙｅｌｌｏｗ １０７、Ｏｉｌ Ｙｅｌｌｏｗ
Ｄ、Ｎｅｏ Ｓｕｐｅｒ Ｙｅｌｌｏｗ Ｃ−１３１、
Ｎｅｏ Ｓｕｐｅｒ Ｙｅｌｌｏｗ Ｃ−１３２、Ｎｅ
ｏ Ｓｕｐｅｒ Ｙｅｌｌｏｗ ０１８、Ｏｌｅｏｓｏ
ｌ Ｆａｓｔ ＹＥＬＬＯＷ ２Ｇ、Ｏｌｅｏｓｏｌ
ＢｒｉｌｌｉａｎｔＹｅｌｌｏｗ ５Ｇ、Ｖａｌｉｏｓ
ｏｌ Ｙｅｌｌｏｗ ＭＹＥ等が挙げられるがこれらに
限定されるものではない。これらのものは、単独は勿
論、２種以上の組み合わせで用いても構わない。
ｌｌｏｗ ２ＧＬ、ＳａｖｉｎｙｌＹｅｌｌｏｗ ＲＬ
Ｓ、Ｓａｖｉｎｙｌ Ｙｅｌｌｏｗ ２ＧＬＳ、Ｖａｌ
ｉＦａｓｔ Ｙｅｌｌｏｗ ４１２０、Ｖａｌｉ Ｆａ
ｓｔ Ｙｅｌｌｏｗ １１０３、Ｖａｌｉ Ｆａｓｔ
Ｙｅｌｌｏｗ ２１１０、Ｖａｌｉ ＦａｓｔＹｅｌｌ
ｏｗ １１０１、Ｖａｌｉ Ｆａｓｔ Ｙｅｌｌｏｗ
１１０５、Ａｉｚｅｎ ＳＯＴ Ｙｅｌｌｏｗ−１、Ｍ
ｉｈａｒａ Ｏｉｌ Ｙｅｌｌｏｗ ３Ｇ、Ｍｉｈａｒ
ａ Ｏｉｌ Ｙｅｌｌｏｗ ５Ｇ、Ｍｉｈａｒａ Ｏｉ
ｌ Ｙｅｌｌｏｗ １０Ｇ、Ｋａｙａｓｅｔ Ｙｅｌｌ
ｏｗ Ｋ−ＲＬ、Ｏｉｌ Ｙｅｌｌｏｗ １０１、Ｏｉ
ｌ Ｙｅｌｌｏｗ １０７、Ｏｉｌ Ｙｅｌｌｏｗ
Ｄ、Ｎｅｏ Ｓｕｐｅｒ Ｙｅｌｌｏｗ Ｃ−１３１、
Ｎｅｏ Ｓｕｐｅｒ Ｙｅｌｌｏｗ Ｃ−１３２、Ｎｅ
ｏ Ｓｕｐｅｒ Ｙｅｌｌｏｗ ０１８、Ｏｌｅｏｓｏ
ｌ Ｆａｓｔ ＹＥＬＬＯＷ ２Ｇ、Ｏｌｅｏｓｏｌ
ＢｒｉｌｌｉａｎｔＹｅｌｌｏｗ ５Ｇ、Ｖａｌｉｏｓ
ｏｌ Ｙｅｌｌｏｗ ＭＹＥ等が挙げられるがこれらに
限定されるものではない。これらのものは、単独は勿
論、２種以上の組み合わせで用いても構わない。
【００１１】また、紫外線吸収剤と黄色系着色剤とを組
み合わせることもできる。
み合わせることもできる。
【００１２】遮光性剥離層に用いる着色剤は、例えば、
緑系統または赤系統のものである。勿論、本発明の遮光
性剥離層は、製版用銀塩フィルムを実用上遮光できれ
ば、これら以外の色相であっても構わない。これらは、
単独または複数の着色剤の組み合わせによって、製版用
銀塩フィルム感光域のみならず可視領域にに吸収を持た
せている。例えば、緑系統色としては、黄色系着色剤と
青色系着色剤とを組み合わせたものが一般的に用いられ
る。このような青色系着色剤の例としては、例えば、Ｏ
ｒｅｓｏｌ Ｂｌｕｅ ２ＧＬＮ、Ｏｒｅｓｏｌ Ｂｌ
ｕｅ ＧＮ、Ｎｅｏ Ｓｕｐｅｒ Ｃ−５３１、Ｎｅｏ
Ｓｕｐｅｒ Ｂｌｕｅ Ｃ−５５１、ＶａｌｉＦａｓ
ｔ Ｂｌｕｅ １５０５、Ｖａｌｉ Ｆａｓｔ Ｂｌｕ
ｅ ２６０６、Ｓａｖｉｎｙｌ Ｂｌｕｅ ＧＬＳ、Ｎ
ｅｏｚａｐｏｎ Ｂｌｕｅ ８０７、Ｏｉｌ Ｂｌｕｅ
ＢＯ等を挙げることができる。これらのものは、単独
は勿論、２種以上の組み合わせで用いても構わない。
緑系統または赤系統のものである。勿論、本発明の遮光
性剥離層は、製版用銀塩フィルムを実用上遮光できれ
ば、これら以外の色相であっても構わない。これらは、
単独または複数の着色剤の組み合わせによって、製版用
銀塩フィルム感光域のみならず可視領域にに吸収を持た
せている。例えば、緑系統色としては、黄色系着色剤と
青色系着色剤とを組み合わせたものが一般的に用いられ
る。このような青色系着色剤の例としては、例えば、Ｏ
ｒｅｓｏｌ Ｂｌｕｅ ２ＧＬＮ、Ｏｒｅｓｏｌ Ｂｌ
ｕｅ ＧＮ、Ｎｅｏ Ｓｕｐｅｒ Ｃ−５３１、Ｎｅｏ
Ｓｕｐｅｒ Ｂｌｕｅ Ｃ−５５１、ＶａｌｉＦａｓ
ｔ Ｂｌｕｅ １５０５、Ｖａｌｉ Ｆａｓｔ Ｂｌｕ
ｅ ２６０６、Ｓａｖｉｎｙｌ Ｂｌｕｅ ＧＬＳ、Ｎ
ｅｏｚａｐｏｎ Ｂｌｕｅ ８０７、Ｏｉｌ Ｂｌｕｅ
ＢＯ等を挙げることができる。これらのものは、単独
は勿論、２種以上の組み合わせで用いても構わない。
【００１３】本発明では、緑系統色を得るのに黄色系着
色剤と青色系着色剤とを単に混合しても良いし、最表面
層に黄色系着色剤を含有させている場合は、青色系着色
剤のみの層でも、積層させた結果として遮光性剥離層が
緑系統色に見えるようにしても構わない。また、紫外線
吸収剤と組み合わせても良い。
色剤と青色系着色剤とを単に混合しても良いし、最表面
層に黄色系着色剤を含有させている場合は、青色系着色
剤のみの層でも、積層させた結果として遮光性剥離層が
緑系統色に見えるようにしても構わない。また、紫外線
吸収剤と組み合わせても良い。
【００１４】赤系統色の着色剤としては、例えば、Ｖａ
ｌｉｏｓｏｌ Ｒｅｄ ＢＭＥ、Ｖａｌｉｏｓｏｌ Ｒ
ｅｄ ３３０６−Ｕ、Ｖａｌｉｏｓｏｌ Ｒｅｄ ３３
０４−Ｕ、Ａｉｚｅｎ Ｓｐｉｌｏｎ Ｒｅｄ ＧＥ
Ｍ、Ｏｌｅｏｓｏｌ ＦａｓｔＲｅｄ ＧＬ、Ｏｌｅｏ
ｓｏｌ Ｆａｓｔ Ｒｅｄ ２Ｂ、ＯｌｅｏｓｏｌＦａ
ｓｔ Ｒｅｄ ＢＬ、Ｋａｙａｓｅｔ Ｒｅｄ Ｋ−Ｂ
Ｅ、ＫａｙａｓｅｔＲｅｄ Ｋ−ＢＬ等を挙げることが
できる。これらのものは、単独は勿論、２種以上の組み
合わせで用いても構わない。また、黄色系着色剤または
青色系着色剤あるいはその両方と組み合わせて使用して
も良い。更に紫外線吸収剤を加えても良い。
ｌｉｏｓｏｌ Ｒｅｄ ＢＭＥ、Ｖａｌｉｏｓｏｌ Ｒ
ｅｄ ３３０６−Ｕ、Ｖａｌｉｏｓｏｌ Ｒｅｄ ３３
０４−Ｕ、Ａｉｚｅｎ Ｓｐｉｌｏｎ Ｒｅｄ ＧＥ
Ｍ、Ｏｌｅｏｓｏｌ ＦａｓｔＲｅｄ ＧＬ、Ｏｌｅｏ
ｓｏｌ Ｆａｓｔ Ｒｅｄ ２Ｂ、ＯｌｅｏｓｏｌＦａ
ｓｔ Ｒｅｄ ＢＬ、Ｋａｙａｓｅｔ Ｒｅｄ Ｋ−Ｂ
Ｅ、ＫａｙａｓｅｔＲｅｄ Ｋ−ＢＬ等を挙げることが
できる。これらのものは、単独は勿論、２種以上の組み
合わせで用いても構わない。また、黄色系着色剤または
青色系着色剤あるいはその両方と組み合わせて使用して
も良い。更に紫外線吸収剤を加えても良い。
【００１５】透明支持体は、遮光性マスキングフィルム
に通常使用される材質のもので良く、例えば、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリオキシベンゾエート等の
ポリエステルからなるフィルムの他、ポリカーボネート
フィルム等の合成樹脂フィルムが用いられる。これらの
フィルムは無延伸のものでも、延伸したものでも良い。
フィルムの厚さは、通常２５〜２５０ｎｍである。
に通常使用される材質のもので良く、例えば、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリオキシベンゾエート等の
ポリエステルからなるフィルムの他、ポリカーボネート
フィルム等の合成樹脂フィルムが用いられる。これらの
フィルムは無延伸のものでも、延伸したものでも良い。
フィルムの厚さは、通常２５〜２５０ｎｍである。
【００１６】本発明の遮光性マスキングフィルムを得る
には、透明支持体上に、まず前記した着色剤を含む遮光
性剥離層を塗布、乾燥させ、最後に可視光領域において
透明か、または黄色系着色剤によって黄色系統に着色さ
れた最表面層を積層塗布、乾燥すれば良い。
には、透明支持体上に、まず前記した着色剤を含む遮光
性剥離層を塗布、乾燥させ、最後に可視光領域において
透明か、または黄色系着色剤によって黄色系統に着色さ
れた最表面層を積層塗布、乾燥すれば良い。
【００１７】遮光性剥離層には、前記した混合着色剤及
び紫外線吸収剤の他、合成ゴムや合成樹脂などの高分子
物質をバインダー成分として含むものがあるが、遮光性
剥離層の具体的組成は従来良く知られており、従来公知
の技術によって構成することができる。
び紫外線吸収剤の他、合成ゴムや合成樹脂などの高分子
物質をバインダー成分として含むものがあるが、遮光性
剥離層の具体的組成は従来良く知られており、従来公知
の技術によって構成することができる。
【００１８】例えば、このような遮光性剥離層には、前
記成分に加えて、ニトリルゴム、例えば、アクリロニト
リル−ブタジエンの共重合体やアクリロニトリル−ブタ
ジエン−カルボキシル基含有単量体の三次元共重合体
等、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、及び必要に
応じて任意の添加剤、例えば粗面化剤を含有させること
ができる。また、ニトリルゴム、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体及び必要に応じて任意の添加剤を含有させる
ことができる。着色剤の添加量は、遮光性剥離層中、通
常２〜６０重量％、好ましくは５〜５０重量％であり、
遮光性剥離層の透明性が損なわれないようにする。
記成分に加えて、ニトリルゴム、例えば、アクリロニト
リル−ブタジエンの共重合体やアクリロニトリル−ブタ
ジエン−カルボキシル基含有単量体の三次元共重合体
等、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、及び必要に
応じて任意の添加剤、例えば粗面化剤を含有させること
ができる。また、ニトリルゴム、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体及び必要に応じて任意の添加剤を含有させる
ことができる。着色剤の添加量は、遮光性剥離層中、通
常２〜６０重量％、好ましくは５〜５０重量％であり、
遮光性剥離層の透明性が損なわれないようにする。
【００１９】遮光性剥離層の塗布厚みは、最表面層とし
て０．１〜５０μｍ、好ましくは５〜４０μｍが適当で
ある。
て０．１〜５０μｍ、好ましくは５〜４０μｍが適当で
ある。
【００２０】本発明において、遮光性剥離層を透明支持
体上に積層する場合、遮光性剥離層は、感圧接着層を介
して積層することができる。このような遮光性マスキン
グフィルムにおいては、いったん剥離した膜を再びその
感圧接着層の表面に貼り込むことができる。感圧接着層
は、例えば、合成樹脂系またはゴム系の接着剤を用いて
形成することができる。合成樹脂系接着剤としては、ア
クリル酸エステル共重合体、飽和ポリエステル系化合
物、ポリウタン等が挙げられ、ゴム系としては、天然ゴ
ム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム等が挙げられる。
体上に積層する場合、遮光性剥離層は、感圧接着層を介
して積層することができる。このような遮光性マスキン
グフィルムにおいては、いったん剥離した膜を再びその
感圧接着層の表面に貼り込むことができる。感圧接着層
は、例えば、合成樹脂系またはゴム系の接着剤を用いて
形成することができる。合成樹脂系接着剤としては、ア
クリル酸エステル共重合体、飽和ポリエステル系化合
物、ポリウタン等が挙げられ、ゴム系としては、天然ゴ
ム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム等が挙げられる。
【００２１】感圧接着剤との関連で用いる好ましい遮光
性剥離層は、前記した混合接着剤及び必要に応じて紫外
線吸収剤に加え、例えば、バインダー樹脂としてニトリ
ル−ブタジエンゴムと塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
樹脂を含有するものである。更に、必要に応じて可塑剤
等を加えても良い。
性剥離層は、前記した混合接着剤及び必要に応じて紫外
線吸収剤に加え、例えば、バインダー樹脂としてニトリ
ル−ブタジエンゴムと塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
樹脂を含有するものである。更に、必要に応じて可塑剤
等を加えても良い。
【００２２】本発明の遮光性マスキングフィルムは、最
表面層が機械的摩擦によって削れても、透明もしくは黄
色系統であり、目立たなくなる。
表面層が機械的摩擦によって削れても、透明もしくは黄
色系統であり、目立たなくなる。
【００２３】
【実施例】 （塗布液Ａ１） 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 １３ 重量部 ニトリル−ブタジエンゴム ６ 重量部 メチルエチルケトン ５５ 重量部 トルエン ２５ 重量部 （塗布液Ａ２） 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 １３ 重量部 ニトリル−ブタジエンゴム ６ 重量部 Ｖａｌｉｏｓｏｌ Ｙｅｌｌｏｗ ＭＹＥ １．７ 重量部 メチルエチルケトン ５５ 重量部 トルエン ２５ 重量部 （塗布液Ａ２） 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 １３ 重量部 ニトリル−ブタジエンゴム ６ 重量部 Ｏｌｅｏｓｏｌ Ｆａｓｔ Ｙｅｌｌｏｗ ２Ｇ １．６ 重量部 メチルエチルケトン ５５ 重量部 トルエン ２５ 重量部 （塗布液Ａ４） 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 １３ 重量部 ニトリル−ブタジエンゴム ６ 重量部 Ｏｌｅｏｓｏｌ Ｂｒｉｌｌｉａｎｔ Ｙｅｌｌｏｗ ５Ｇ １．７ 重量部 メチルエチルケトン ５５ 重量部 トルエン ２５ 重量部 （塗布液Ａ５） 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 １３ 重量部 ニトリル−ブタジエンゴム ６ 重量部 Ｔｉｎｕｖｉｎ ３２８ １．２ 重量部 メチルエチルケトン ５５ 重量部 トルエン ２５ 重量部 （塗布液Ｂ１） 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 １３ 重量部 ニトリル−ブタジエンゴム ６ 重量部 Ｏｌｅｏｓｏｌ Ｆａｓｔ Ｙｅｌｌｏｗ ２Ｇ １．６ 重量部 Ｏｌｅｏｓｏｌ Ｆａｓｔ Ｂｌｕｅ ＥＬ ０．４ 重量部 メチルエチルケトン ５５ 重量部 トルエン ２５ 重量部 （塗布液Ｂ２） 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 １３ 重量部 ニトリル−ブタジエンゴム ６ 重量部 Ｏｌｅｏｓｏｌ Ｆａｓｔ Ｂｌｕｅ ＥＬ ０．５ 重量部 メチルエチルケトン ５５ 重量部 トルエン ２５ 重量部 （塗布液Ｂ３） 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 １３ 重量部 ニトリル−ブタジエンゴム ６ 重量部 Ｏｌｅｏｓｏｌ Ｂｒｉｌｌｉａｎｔ Ｙｅｌｌｏｗ ５Ｇ １．３ 重量部 Ｏｌｅｏｓｏｌ Ｆａｓｔ Ｂｌｕｅ ＥＬ ０．５ 重量部 メチルエチルケトン ５５ 重量部 トルエン ２５ 重量部 （塗布液Ｂ４） 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 １３ 重量部 ニトリル−ブタジエンゴム ６ 重量部 Ｏｌｅｏｓｏｌ Ｆａｓｔ Ｙｅｌｌｏｗ ２Ｇ ０．６ 重量部 Ｏｌｅｏｓｏｌ Ｂｒｉｌｌｉａｎｔ Ｙｅｌｌｏｗ ５Ｇ ０．７ 重量部 Ｏｌｅｏｓｏｌ Ｆａｓｔ Ｂｌｕｅ ＥＬ １．１５重量部 メチルエチルケトン ５５ 重量部 トルエン ２５ 重量部 （塗布液Ｂ５） 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 １３ 重量部 ニトリル−ブタジエンゴム ６ 重量部 Ｖａｌｉｏｓｏｌ Ｙｅｌｌｏｗ ＭＹＥ ０．７ 重量部 Ｖａｌｉｏｓｏｌ Ｂｌｕｅ ２６０６Ｔ ０．６ 重量部 メチルエチルケトン ５５ 重量部 トルエン ２５ 重量部 （塗布液Ｂ６） 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 １３ 重量部 ニトリル−ブタジエンゴム ６ 重量部 Ｖａｌｉｏｓｏｌ Ｂｌｕｅ ２６０６Ｔ ０．７ 重量部 メチルエチルケトン ５５ 重量部 トルエン ２５ 重量部 （塗布液Ｂ７） 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 １３ 重量部 ニトリル−ブタジエンゴム ６ 重量部 Ｏｌｅｏｓｏｌ Ｆａｓｔ Ｒｅｄ ２Ｂ １．８ 重量部 メチルエチルケトン ５５ 重量部 トルエン ２５ 重量部 上記「塗布液ＢＸ（Ｘは１〜７）」を、厚さ１００μｍ
のポリエチレンテレフタレートフィルムに塗布し、乾燥
させた。必要に応じてこの操作を繰り返し、最後にその
上に「塗布液ＡＸ（Ｘは１〜５）」を重ね塗りし、遮光
性剥離層を形成した。
のポリエチレンテレフタレートフィルムに塗布し、乾燥
させた。必要に応じてこの操作を繰り返し、最後にその
上に「塗布液ＡＸ（Ｘは１〜５）」を重ね塗りし、遮光
性剥離層を形成した。
【００２４】次に、本発明の遮光性剥離層の構成を実施
例１〜２５として示す。
例１〜２５として示す。
【００２５】尚、ここで、第１下層とは最表面層の次の
支持体側の層のことであり、同様に第２下層とは第１下
層の次の支持体側の層のことである。ここでは、２ない
し３層の構成としているが、３層以上の層構成であって
も構わない。
支持体側の層のことであり、同様に第２下層とは第１下
層の次の支持体側の層のことである。ここでは、２ない
し３層の構成としているが、３層以上の層構成であって
も構わない。
【００２６】結果は、実施例１〜１２を表１、実施例１
３〜２４を表２、実施例２５を表３として示す。
３〜２４を表２、実施例２５を表３として示す。
【００２７】
【表１】
【表２】
【表３】 次に、実施例と同様にして比較例１〜６遮光性剥離層を
持つ遮光性マスキングフィルムを作成した。
持つ遮光性マスキングフィルムを作成した。
【００２８】
【表４】 これらの遮光性剥離層の表面を、水で湿らせたガーゼで
１０回強く擦り、ガーゼがどの程度汚れたかを下表に示
す。
１０回強く擦り、ガーゼがどの程度汚れたかを下表に示
す。
【００２９】ここで、○は、ガーゼが汚れたかどうか分
からない、または汚れが目立たないことを示し、×は、
ガーゼの汚れが目立つことを示す。
からない、または汚れが目立たないことを示し、×は、
ガーゼの汚れが目立つことを示す。
【００３０】
【表５】
【００３１】
【発明の効果】本発明の遮光性剥離層は、最表面層が可
視光領域において、透明か、または黄色系着色剤によっ
て黄色系統に着色されているので、表面が削れたとして
も、その削りかすが、手、着衣、作業台を汚さないの
で、作業者を不快にさせることはない。
視光領域において、透明か、または黄色系着色剤によっ
て黄色系統に着色されているので、表面が削れたとして
も、その削りかすが、手、着衣、作業台を汚さないの
で、作業者を不快にさせることはない。
Claims (3)
- 【請求項１】 透明支持体上に着色剤を含有させた透明
性の遮光性剥離層を設けたものにおいて、該遮光性剥離
層が少なくとも２層からなり、最表面層が可視光領域に
おいて透明、または黄色系統着色剤によって黄色系統に
着色された写真製版用遮光性マスキングフィルム。 - 【請求項２】 少なくとも一つの層に紫外線吸収剤を含
有する請求項１の遮光性マスキングフィルム。 - 【請求項３】 該遮光性剥離層が透明支持体に感圧接着
剤層を介して設けられている、請求項１〜２のいずれか
の遮光性マスキングフィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7391492A JPH05273737A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 遮光性マスキングフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7391492A JPH05273737A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 遮光性マスキングフィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05273737A true JPH05273737A (ja) | 1993-10-22 |
Family
ID=13531916
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7391492A Pending JPH05273737A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 遮光性マスキングフィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05273737A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007032325A1 (ja) | 2005-09-14 | 2007-03-22 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | ポリエステルおよびポリエステルの製造方法、ならびにポリエステル成形体 |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP7391492A patent/JPH05273737A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007032325A1 (ja) | 2005-09-14 | 2007-03-22 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | ポリエステルおよびポリエステルの製造方法、ならびにポリエステル成形体 |
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