JPH05273511A - 液晶演算素子及びこれを用いた画像処理システム - Google Patents

液晶演算素子及びこれを用いた画像処理システム

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JPH05273511A
JPH05273511A JP3286740A JP28674091A JPH05273511A JP H05273511 A JPH05273511 A JP H05273511A JP 3286740 A JP3286740 A JP 3286740A JP 28674091 A JP28674091 A JP 28674091A JP H05273511 A JPH05273511 A JP H05273511A
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light
electrode
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    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/135Liquid crystal cells structurally associated with a photoconducting or a ferro-electric layer, the properties of which can be optically or electrically varied
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    • G02F1/1357Electrode structure

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像の演算の全て、もしくは一部をLSIを
介することなく直接に行い得、演算を高速化でき、しか
も位置合わせを不要にできるようにする。 【構成】 本発明の液晶演算素子にあっては、1例とし
て次のような演算がなされる。先ず、ソースライン7と
下部電極4に電圧を印加した状態で、画像情報をもつ光
をガラス基板1側から照射すると、光の当たった箇所の
み補助容量C1に電荷が蓄積される。次に、下部電極4
と対向電極9とを短絡すると、補助容量C1に蓄積され
た電荷の一部が液晶容量C2に転送されて、前記画像情
報が記憶される。続いて、前記画像情報とは異なる別の
画像情報をもつ光を同様にして照射し、その後、同様に
下部電極4と対向電極9とを短絡すると、補助容量C1
に蓄積された電荷の一部が液晶容量C2に転送され、こ
の転送による画像情報が先に転送された記憶情報に上書
きされる。これは、ほんの1例であり、他の処理によっ
て種々の演算が可能である。更に、この液晶演算素子と
空間光変調素子とを組み合わせると、画像演算の連続処
理が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理、イメージ処
理、図形処理を実行する工業製品,FA関連商品等に広
く適用される液晶演算素子及びこれを用いた画像処理シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ技術の導入に伴っ
て、医療用機器、リモートセンシング、ロボットビジョ
ン等の分野での画像処理技術に著しい進展がもたらされ
た。今日では、さらに、先端LSI技術と組み合わせら
れてディジタル画像処理技術が急速に発展しAV機器や
OA機器等の民生機器へも用途が拡大してきている。
【0003】上記ディジタル画像処理技術としては、画
素間演算(加算、減算等)、データ変換、ヒストグラム
作成、周辺分布作成、論理演算(収縮、膨張、輪郭抽出
等)、ラベリング等を行い、 (1)X線画像、温度分布画像等の可視化 (2)雑音除去や明るさ補正等による画像の鮮明化 (3)画像の特徴抽出、計測 (4)画像認識、画像理解 を最終的に導き出すことを目的としている。
【0004】ところで、図10に画像認識を行う場合の
一般的な画像処理の流れを示す。TVカメラ81で捉え
られた画像データ(アナログ信号)をA/D変換器82
へ与えてディジタル信号に変換し、変換されたディジタ
ル信号を画像メモリ83に記憶し、その記憶された信号
に基づき外部演算装置84が画像処理を行い、その後、
画像計測を実施することにより画像認識を行っている。
この場合に処理される画像データの特質は、 2次元的であること 大量であること、例えば1画面当り256KB〜1M
B程度であること 画像当りの階調(ビット数)がまちまちであること などが挙げられる。
【0005】このような特質を持った画像データを高速
にディジタル処理するためには、画像メモリ83に蓄積
されたデータをより高速に処理することが必要であり、
その処理方式が種々提案されている。下記に代表的なも
のを挙げる。
【0006】1つは完全並列処理といわれる方式であ
り、2次元画像データを捉える各画素に1対1で対応す
る基本演算モジュールを2次元的に配設し、各モジュー
ルを同時に並列動作させることにより、実時間で画像処
理を可能とする方式である。
【0007】第2の方式は局所並列処理といわれ、画素
数を3×3個〜15×15個程度とした局所領域に対し
て、データアクセスと演算を並列的に行い、その局所処
理を全画素に対して逐次行っていく方式である。
【0008】第3の方式はパイプライン処理である。こ
れは、画像データをパイプライン状に接続した処理モジ
ュールに連続的に送り込み、ある遅延時間後に連続して
処理結果を得る方式である。
【0009】しかし、いずれの方式も、現状では十分な
処理能力を有しておらず、例えば膨大な画像データを取
り扱うための処理に長時間を要し、また外部記憶装置と
主記憶装置(画像メモリ)との間のデータ転送にも時間
がかかるという問題がある。更に、第1の方式では、回
路規模やコストが増大するという欠点も有る。
【0010】従って、大量の画像データを並列的に迅速
な処理を行い得、同時的に画像認識が可能な画像処理シ
ステムの出現が望まれている。
【0011】この要望に対して、液晶デバイスを画像処
理に応用することが提案されている(電子情報通信学会
論文誌 C−II,VOl−J73−C−II、No.1
1、PP703〜712、1990)。
【0012】図11は提案された画像演算装置90の構
成を示す系統図である。画像演算装置90は赤、青、緑
の三色の光を発する光源97を備え、光源97からの光
はカラー偏光板91、一例としてアクテイブマトリクス
型でモノクロ表示を行う液晶表示素子92、カラー偏光
板93、同様な液晶表示素子94およびカラー偏光板9
5からなる構成に入射され、カラー偏光板95から出射
する光が演算画像となる。ここで、カラー偏光板91、
93、95は、予め定める特定波長の光に対してはこれ
を直線偏光に変換するが、前記特定波長以外の波長の光
は直線偏光に変換されることなくそのまま通過する特性
を有するものである。
【0013】図12は画像演算装置90の作用を説明す
る図である。図12(1)は液晶表示素子92、94の
表示画像G1、G2の論理積(G1・G2)を演算する
画像演算装置90aを示す。この例では、カラー偏光板
91、93、95は波長λ1の光に対して、すべて同一
方向の直線偏光に変換する。したがって、カラー偏光板
91を透過した直線偏光の光は、例として液晶表示素子
92の斜線で示す非透過領域では所定角度だけ旋光し、
斜線を付さない透過領域では直線偏光のまま透過する。
したがって、その透過領域の光は、カラー偏光板93を
そのまま透過し、つぎに液晶表示素子94の斜線で示し
た非透過領域に相当する部分が旋光され、斜線を付さな
い透過領域に相当する部分ではそのまま透過する。この
透過した光がカラー偏光板95を透過する際に、液晶表
示素子94で旋光された光は遮断され、旋光されない光
が透過する。液晶表示素子92で旋光された光は、カラ
ー偏光板93で遮断される。したがって、演算画像96
として半円形の表示部分が得られる。
【0014】図12(2)は、図12(1)と同様な表
示画像G1,G2の論理和(G1+G2)を実現する画
像演算装置90bの構成を示す。用いる光は、波長λ
2、λ3の2種類の波長の光を用いる。ここでカラー偏
光板91は、波長λ2の光のみに対しても直線偏光に変
換し、カラー偏光板93は波長λ2、λ3のいずれの光
に対しても直線偏光に変換し、カラー偏光板95は波長
λ3の光のみに対して直線偏光に変換する。したがって
波長λ2の光は、カラー偏光板91を透過して直線偏光
に変換され、波長λ3の光は直線偏光に変換されること
なくそのままカラー偏光板91を透過する。波長λ2の
光は、液晶表示素子92およびカラー偏光板93を透過
すると、液晶表示素子92において斜線を付さない円板
型領域のみを透過する。このような波長λ2の光は、液
晶表示素子94に入射すると、斜線を付さない部分では
旋光せずに透過し、斜線を付した部分では旋光して透過
するが、カラー偏光板95は波長λ2の光はすべて透過
するため、前記円板形領域の形状の透過光が得られる。
【0015】一方、波長λ3の光はカラー偏光板93を
透過する際に、初めて直線偏光に変換され、従って液晶
表示素子94およびカラー偏光板95を透過することに
より、液晶表示素子94において斜線を付さない長方形
の範囲の光が透過する。したがって演算画像96として
は、前記円形画像G1と長方形画像G2とが重畳した画
像、すなわち論理和の画像が得られる。
【0016】図12(3)は前述と同様な画像G1、G
2の排他的論理和(G1 EXORG2)の反転画像を
得る画像演算装置90cの構成を有している。このとき
波長λ4の単色光を用い、カラー偏光板91、95はこ
の波長λ4に対して直線偏光に変換するが、カラー偏光
板93は波長λ4の光をそのまま透過する。すなわち、
カラー偏光板93は配置しなくともよく、或いは透明な
ガラスなどでもよい。波長λ4の光はカラー偏光板91
を透過して直線偏光に変換され、この光は液晶表示素子
92において斜線を付さない円形領域ではそのまま透過
し、斜線を付した領域では所定角度だけ旋光する。
【0017】このような状態の光が液晶表示素子94に
入射すると、液晶表示素子94の斜線を付した部分に入
射した光は所定角度だけ旋光される。すなわち、液晶表
示素子92を透過する際に、旋光した光はさらに旋光さ
れてカラー偏光板95の偏光方向と平行な直線偏光とな
る。液晶表示素子92で旋光しなかった範囲は、液晶表
示素子94の斜線部分で旋光し、カラー偏光板95で遮
断される。液晶表示素子94の斜線を付さない透過部分
についても同様な現象が生じ、したがって図12(3)
に示すような画像G1、G2の排他的論理和画像の反転
画像が演算画像96として得られる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、提案さ
れた従来方式では、基本的に2枚の液晶表示素子を用い
て光演算をさせるため、両液晶表示素子の正確な位置合
わせを要し、煩わしいという問題があった。また、各々
の液晶表示素子に画像を形成させるためには画像発生装
置からのデータ転送を必要とするが、それに長時間を要
し、結果的に処理時間も長くかかるという難点があっ
た。
【0019】更に、従来方式により画像処理を連続的に
行う場合も、例えば被撮像物体からの出力光をCCD等
の撮像素子で受光して光電変換した後、電気信号Bを順
次液晶表示素子94へ転換して処理画像を液晶表示素子
94で表示する。次に、演算したい画像を電気信号Aを
通じて液晶表示素子91に表示させた後、所望の光を通
過させ演算させる。この場合においても、明かな様に光
電変換工程が2つの液晶表示素子91、94のいずれか
一方の光路の中で必要となるため安全な並列処理を採れ
ず、光処理の有効性が損なわれるという問題がある。
【0020】一方、図10に示すシステムのようなLS
Iを用いた画像処理では、完全並列処理が最も好ましい
が前述の如く回路規模が莫大となる。また、チップ面積
が大きくなる上、コスト的にも極めて高くなるという欠
点がある。
【0021】本発明は、このような従来技術の問題を解
決すべくなされたものであり、画像の演算の全て、もし
くは一部をLSIを介することなく直接に行い得、演算
を高速化でき、しかも位置合わせを不要にできる液晶演
算素子及びこれを用いた画像処理システムを提供するこ
とを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶演算素子
は、液晶層を挟んで設けられた一対の基板を備え、一方
の基板の内面側に複数の第1の電極と複数の第2の電極
とが、少なくとも一部を対向させ、かつ間に絶縁膜を挟
んだ状態で、第1の電極側を該基板側に配して形成さ
れ、他方の基板の内面側に第3の電極が、第2の電極の
複数個と対向して形成されており、該絶縁膜を挟む第1
の電極と第2の電極との間で第1容量が、また該液晶層
を挟む第2の電極と第3の電極との間で第2容量がそれ
ぞれ形成され、更に第2の電極と該電極の近傍に配線し
た信号線との間が、両者間に掛渡した感光性を有する光
導電材料を介して接続又は遮断される構成としてあり、
これにより上記目的を達成することが可能となる。
【0023】また、本発明の画像処理システムは、液晶
層を挟んで設けられた一対の基板を備え、一方の基板の
内面側に複数の第1の電極と複数の第2の電極とが、少
なくとも一部を対向させ、かつ間に絶縁膜を挟んだ状態
で、第1の電極側を該基板側に配して形成され、他方の
基板の内面側に第3の電極が、第2の電極の複数個と対
向して形成されており、該絶縁膜を挟む第1の電極と第
2の電極との間で第1容量が、また該液晶層を挟む第2
の電極と第3の電極との間で第2容量がそれぞれ形成さ
れ、更に第2の電極と該電極の近傍に配線した信号線と
の間が、両者間に掛渡した感光性を有する光導電材料を
介して接続又は遮断される液晶演算素子と、該液晶演算
素子に入力画像を光学的に転送する空間光変調素子とを
少なくとも備えており、そのことによって上記目的を達
成することが可能となる。
【0024】
【作用】本発明の液晶演算素子にあっては、1例として
次のような演算がなされる。先ず、信号線と第1の電極
に電圧を印加した状態で、画像情報をもつ光を一方の基
板側から照射すると、光の当たった箇所のみ第1容量に
電荷が蓄積される。次に、第1の電極と第3の電極とを
短絡すると、第1容量に蓄積された電荷の一部が第2容
量に転送されて、前記画像情報が記憶される。
【0025】続いて、前記画像情報とは異なる別の画像
情報をもつ光を同様にして照射し、その後、同様に第1
の電極と第3の電極とを短絡すると、第1容量に蓄積さ
れた電荷の一部が第2容量に転送され、この転送による
画像情報が先に転送された記憶情報に上書きされる。こ
れは、ほんの1例であり、他の処理によって種々の演算
が可能である。
【0026】更に、この液晶演算素子と空間光変調素子
とを組み合わせると、画像演算の連続処理が可能とな
る。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0028】図1に本実施例の液晶演算素子を示す。こ
の液晶演算素子は、対向する一対のガラス基板1、2の
間に液晶3が封入されており、一方(下側)の基板1の
上には、例えばAlからなるストライプ状の下部電極4
が形成され、その上を覆って絶縁膜5が形成されてい
る。絶縁膜5の上には、下部電極4と対向して絵素電極
6が形成され、下部電極4と絵素電極6との間で補助容
量C1が形成されている。この下部電極4と絵素電極6
とは、図2に示すようにガラス基板1上に、多数のもの
をマトリクス状に設けられ(図では3個ずつ並べてい
る)、上側の絵素電極6は縦方向に長いソースライン7
に対し、光照射により抵抗が変化する光導電性材料から
なる感光部8を介して電気的に接続されている。ソース
ライン7は、絵素電極6に画像信号を与えるものであ
る。前記感光部8の上には、感光部8を覆ってブラック
マスク10が形成されている。このブラックマスク10
は、例えば上側から照射される読み出し光により感光部
8が感光しないようにするためのものである。なお、ブ
ラックマスク10は上の基板2側に設けてもよい。
【0029】上側の基板2の下面には、ほぼ全面にわた
り対向電極9が形成されている。この対向電極9は、液
晶3を挟んで複数の絵素電極6と対向し、各絵素電極6
との間で液晶3の誘電体性質を利用した液晶容量C2が
形成される。
【0030】かかる構成の液晶演算素子の作製は、次の
ようにして行われる。
【0031】まず、ガラス基板1上にEB(電子ビー
ム)蒸着により、Alを1500オングストロームの厚
さで形成した後にエッチングを行い、幅を50μmとし
たストライプ状の下部電極4を設ける。その上に、スパ
ッタ蒸着によりAl23膜及びSiNx膜を順に形成
し、計3000オングストロームの厚さの絶縁膜5を積
層した。
【0032】その後、ITOをスパッタ蒸着し、エッチ
ングを行い、絵素電極6とソースライン7を形成した。
尚、絵素電極6はそのピッチを500μm、サイズを3
00μm×300μm、ヌキ幅を50μmとし、絵素数
を縦120個×横160個としている。
【0033】この基板1上に、プラズマCVDでa−S
i(アモルファスシリコン)を約2000オングストロ
ームの厚みに形成した後、エッチングすることにより感
光部8を作成した。次いで、感光部8の上に黒色顔料か
らなるブラックマスク10を形成した。
【0034】一方、ガラス基板2の上には、その全面に
わたりITO(酸化インジウム)を蒸着して対向電極9
を形成した。
【0035】両基板1、2上に、更にスパッタ蒸着によ
りSiO2を300オングストローム形成した後、水平
配向用ポリイミド膜をスピンナーにより塗布し、90℃
のねじれ配向になるようにラビング処理を施した。
【0036】この両基板1、2を、間に直径6μmのプ
ラスチックビーズを介装して張り合わせた後、例えばメ
ルク社製ZLI−1565の液晶3を封入して液晶パネ
ルを形成し、その後、その液晶パネルを挟んで両側に一
対の偏光板を設けることにより、液晶演算素子を完成さ
せた。尚、液晶3の抵抗値は1×1011Ωcm以上にな
るように精製したものを用いた。
【0037】次に、この液晶演算素子における基本的な
動作内容について1例を挙げて説明する。
【0038】まず、全ソースライン7と全下部電極4に
電圧を印加しておいた状態で、演算光、例えば画像Aを
下側から照射すると、光が当たった箇所のみ補助容量C
1に所望の電荷が蓄積される。
【0039】次に、全下部電極4と対向電極9とを短絡
すると、補助容量C1に蓄積された電荷は一部、液晶容
量C2側に転送される(転送I)。これにより、画像A
の情報が液晶演算素子内に記憶されたことになる。
【0040】次に、全ソースライン7と全下部電極4に
前回と同極性の電圧を印加した状態となし、その状態で
演算光、例えば画像Bを下側から照射する。その後、前
同様に全下部電極4と対向電極9とを短絡すると、補助
容量C1に蓄積された電荷は一部、液晶容量C2側に転
送され(転送II)、電荷量が転送1の値に付加される。
これにより演算が行われる。その後、上側から読み出し
光を照射すると、演算結果が読み出される。即ち、演算
に用いる画像を照射する面と、演算結果を読み出す面と
は反対側の位置にある。
【0041】なお、2つの電荷の付加が可能なように、
液晶3の抵抗を十分大きくして液晶3の電荷保持機能を
高めることにより、短時間では電荷の消滅が液晶3にお
いて生じないようにしておく。このため、この例では上
述したように液晶3は抵抗値が1×1011Ωcm以上に
なるものを用いた。
【0042】上述した演算内容は1例であり、他の処理
を行うことにより上記以外の演算内容についても実施で
きる。
【0043】次に、この液晶演算素子による演算内容を
説明する。演算内容としては、例えば横長の長方形と縦
長の長方形の2つの図形のAND、OR、XORの演算
を行った。なお演算に際して、横長の長方形と縦長の長
方形の2枚のマスクに平行光を照射して、それぞれ画像
Aと画像Bの演算光とし、この演算光を本液晶演算素子
に順次下側から照射した後、読み出し光を上側から照射
して行った。読み出し光は、例えば半導体可視レーザと
レンズで構成された光発生装置を使用した。
【0044】(AND演算)まず、全ソースライン7と
全下部電極4に電圧を印加しておいた状態で、液晶演算
素子に下側から図3(1)に示す横長の長方形をした画
像Aの演算光を照射する。これにより、光が当たった箇
所のみ補助容量C1に所望の電荷が蓄積される。このと
きの等価回路としては、図4(1)に示すように、補助
容量C1を形成する下部電極4の電位が−Q、絵素電極
6の電位が+Qとなる。
【0045】次に、全下部電極4と対向電極9とを短絡
する。これにより補助容量C1に蓄積された電荷は一部
液晶容量C2側に転送される(転送I)。このときの等
価回路は、図4(2)に示すように下部電極4の電位が
−Qから−Q(1)となり、対向電極9の電位が0から
−Q(2)となる。これら−Q(1)と−Q(2)を加
えたものが前記−Qであり、絵素電極6におけるQ
(1)とQ(2)を加えたものが前記+Qである。よっ
て、画像Aの情報が液晶演算素子内に記憶される。
【0046】次に、また全ソースライン7と全下部電極
4に前回と同極性の電圧を印加し、図3(2)に示す縦
長の長方形をした画像Bを照射する。これにより、光が
当たった箇所のみ補助容量C1に所望の電荷が蓄積され
る。このときの等価回路としては、図4(3)に示すよ
うに、液晶容量C2をそのままの状態として補助容量C
1の両電極が+Qと−Qとなる。
【0047】次に、全下部電極4と対向電極9とを短絡
する。これにより補助容量C1に蓄積された電荷は一
部、液晶容量2側に転送され(転送II)、電荷量が転送
1の値に付加される。このときの等価回路としては、図
4(4)に示すように、下部電極4の電位が−Qから−
Q(1)´となり、対向電極9の電位が−Q(2)から
−Q(3)となる。これら−Q(1)´と−Q(3)と
を加えたものが前記−Qと−Q(2)との和である。ま
た、絵素電極6におけるQ(1)´と+Q(3)を加え
たものが前記+QとQ(2)の和である。よって、電荷
が付加された部分は、電荷量がより大きな値となる。
【0048】このとき、上述したように液晶3の抵抗は
十分高くしているので、短時間では電荷の消滅が生じな
い。また、液晶分子が再配向するしきい値電圧を、転送
Iの場合のレベルと転送IIの場合のレベルとの間に設定
しておくと、画像AとBが重なった箇所のみ、転送IIの
電荷により液晶分子の再配向が起こる。その結果、その
箇所の光学変調が生じて画像Aと画像BのAND演算が
行われる。その演算結果は、図3(3)にハッチングで
示す正方形となる。
【0049】その後、上側から読み出し光を照射する
と、演算結果が読み出される。
【0050】なお、液晶3が配向するしきい電圧を、転
送IIの場合における電荷以上に設定しておくと、3回以
上の画像の共通箇所(AND演算)のみを光学変調する
ことができる。
【0051】また、初期化は、ソースライン7、下部電
極4及び対向電極9をGNDに接地し、光を照射すれば
可能である。このときの等価回路は、図4(5)に示す
ように、補助容量C1及び液晶容量C2に電荷の蓄積が
ない状態となる。但し、次の演算を行う場合は、前回と
は極性が逆の電圧を用いた方が液晶3を交流駆動する上
で望ましい。
【0052】(OR演算)この場合は、ソースライン7
と、対向電極9とを用いる。また下部電極4と対向電極
9を短絡して同電位とし、補助容量C1を同時に用いて
もよい。
【0053】先ず、ソースライン7と対向電極9に液晶
3の再配向が生じるしきい電圧以上の電圧を印加し、こ
の状態で画像Aの演算光を下側から照射する。これによ
り、光が当った絵素のみの液晶3に大きな電圧が印加さ
れ、光学変調が生じる。このときの等価回路としては、
図5(1)に示すようになる。なお、光を除去しても液
晶3自身の電荷保有機能、もしくは補助容量C1の電荷
保有機能のアシストに基づき、その液晶3の再配向状態
はメモリされている。つまり、画像Aの形成が保持され
たままきなる。
【0054】この状態で別の画像Bの演算光を下側から
照射すると、画像Aの上に新たに画像Bに対応した像が
上記原理に基づき形成され、図3(4)に示すOR演算
された画像が形成される。このときの等価回路は、図5
(2)に示すようになる。
【0055】なお、この演算の場合には、電荷の保有時
間が継続する間、画像演算が可能である。また、画像B
の書き込みには、電圧の極性が画像Aの書き込み時と逆
になっても、その電圧値で十分液晶に電圧が印加されれ
ば問題はない。更に、初期化の方法、及び次の画像演算
における電圧極性の効果は、前述のAND演算と同じで
ある。
【0056】(XORの演算)この場合は、印加電圧の
極性も積極的に利用する。使用する電極はソースライン
7と対向電極9であり、下部電極4は対向電極9と短絡
し、同電位とし補助容量C1と同時に用いてもよい。
【0057】先ず、ソースライン7と、対向電極9に液
晶3の再配向が生じるしきい電圧以上の電圧を印加し、
その状態で画像Aの演算光を照射する。これにより、光
が当たった絵素のみの液晶3に電圧が印加され光学変調
が生じる。このときの等価回路を図6(1)に示す。な
お、光を除去しても液晶3自身の電荷保有機能、もしく
は補助容量C1の電荷保有機能のアシストに基づき、そ
の液晶3の再配向状態はメモリされている。
【0058】次に、電圧の極性を逆にして画像Bの演算
光を照射する。このときの等価回路を図6(2)に示
す。なお、上記照射の際、先に行った画像Aの演算光で
充電された電荷量を液晶3のしきい電圧以下の量に放電
させる。これにより、放電した部分の液晶3は元の初期
状態に戻ると共に、新たに画像Bの演算光のみが照射さ
れた絵素部分は、画像Aの場合とは逆電圧であるが、し
きい電圧以上の電荷が充電されて光学変調が生じる。加
えて、画像Aの演算光が照射され、かつ画像Bの演算光
が照射されなかった絵素部分は、前記電荷保有機能によ
り光学変調を保持している。このときの等価回路を図6
(3)に示す。
【0059】以上の処理により、図3(5)に示すよう
なXOR演算の結果が形成される。なお、この場合もま
た、初期化の方法や次の画像演算における電圧極性の効
果は前述のAND演算と同じである。
【0060】したがって、本実施例の液晶演算素子を用
いる場合には、上述したAND、OR、XORの各演算
を1つの液晶演算素子のみで行い得、従来のような位置
合わせが不要となる。
【0061】次に、本実施例の変形例を説明する。
【0062】感光部8の材料としては、上記実施例では
a−Siを用いているが、この他にa−SiC、a−S
iN等のアモルファスシリコン系、a−Se、a−Se
・Te、a−Se・As、a−As2Se3等のアモルフ
ァスカルコゲナイド系の無機材料,ZnO、CdS、B
SO(Bi12SiO20)BGO(Bi12GeO20)等の
無機結晶、ポリビニルカルバゾール、ビスアゾ顔料有機
光導電体等の有機物が使用できる。
【0063】絶縁膜5は、上記実施例では2層構造とし
ているが、1層あるいは3層以上としてもよい。また、
材料としては、上記実施例で使用したAl23、SiN
xに限らず、SiO2、Ta25等の無機材料やポリイ
ミド、ポリビニルアルコール、ポリアミド等の有機材料
が使用できる。
【0064】絵素電極6及び対向電極9の材料は、IT
Oに限らず、SnO2等を使用することも可能である。
【0065】ソースライン7及び下部電極4は、ITO
に限らず、Al、Cr、Ta、Mo又はTi等の金属材
料が利用できる。
【0066】ブラックマスク10は、上記実施例では黒
色顔料を用いたが、この他に黒色顔料や黒色染色を含有
した有機材料、あるいは有色無機材料が使用できる。な
お、電極間の短絡が問題とならない箇所、例えば対向電
極9の上に形成する場合では、金属が使用できる。
【0067】液晶3としては、ネマティック液晶、スメ
クティック液晶、カイラルネマティック液晶であり、表
示モードもTNモード、STNモード、相転移モード、
ECBモート、ゲストホストモード、強誘電性モード等
が使用可能である。但し、液晶3の抵抗値が高いものを
使用するのが電荷保持機能を高める上で望ましい。
【0068】感光部8の近傍部分の構造は、図1に示す
ものに限らず、図7(a)、(b)、(c)、(d)に
示す各構造とすることができる。即ち、図7(a)の場
合は図1とは逆に、感光部8の上側に、絵素電極6の端
部とソースライン7の側縁部とが乗った構造としてい
る。図7(b)の場合は、絵素電極6の端部の上に、感
光部8とソースライン7を積層した構造としている。図
7(c)の場合は、ゲート絶縁膜12を挟んで下側にゲ
ートライン11が、上側に感光部8が形成されたもの
を、絵素電極6の端部と絶縁膜5との間からソースライ
ン7の側縁部と絶縁膜5との間にわたって配設すると共
に、そのように配設された感光部8と絵素電極6の端部
との間からソースライン7の側縁部と感光部8との間に
わたって、絶縁膜(エッチングストッパ)13を介装し
た構造、いわゆるTFTの逆スタガ型としている。更
に、図7(d)の場合は、離隔した絵素電極6の端部と
ソースライン7の側縁部との上に、感光部8、ゲート絶
縁膜12及びゲートライン11をこの順に積層形成した
構造としている。
【0069】なお、図7(b)に示すソースライン7、
図7(c)及び(d)に示すゲートライン11は金属で
形成してもよく、金属で形成した場合は通電だけでなく
遮光を兼用させることが可能である。その金属の種類と
しては、例えばAl、Cr、Ta、Mo又はTi等が相
当する。
【0070】このように種々の変形が可能な液晶演算素
子において、上述した図7(c)の構造の液晶演算素子
は、次のようにして作製される。
【0071】まず、図示しないガラス基板上にCrを1
500オングストロームスパッタ蒸着を行った後、エッ
チングを行い電極幅が50μmの下部電極(図示せず)
を形成した。その上にSiNxを2000オングストロ
ームの絶縁膜5をプラズマCVDにより形成した後、T
aを1500オングストロームの厚さでスパッタ蒸着
し、エッチングプロセスを経てゲートライン11を作成
した。このゲートライン11の上表面を陽極酸化してT
25層を形成した後、再びプラズマCVD法でSiN
x、a−Si、SiNxの3層を連続して堆積した。上
記Ta25層と前記3層のうちの最下のSiNx層とを
合計した厚みは約1500オングストローム、その上の
a−Si膜の厚みは約2500オングストローム、最上
のSiNx層の厚みは約1000オングストロームとし
た。
【0072】その後、最上のSiNx層と、その下のa
−Si層をドライエッチし、エッチストッパ13及び感
光部(半導体層)8を形成した。
【0073】さらに、プラズマCVDによりa−Si
(n+)を300オングストローム、またITOをスパ
ッタにより1500オングストローム積層した後、エッ
チングを行ってコンタクト層(図示せず)、ソースライ
ン(ソース電極)7及び絵素電極6を形成した。尚、図
7(c)ではこのコンタクト層は省略している。
【0074】一方、図示しない対向基板側は、ガラス基
板上にITOを全面蒸着して対向電極を形成した。ここ
で、ブラックマスクはゲートライン11と兼用すること
にした。従って、演算光はエッチストッパ13側より、
読み取り光はゲートライン11側より投射する。その後
の液晶演算素子の作成法及び使用した液晶は前記実施例
1と同じである。また絵素ピッチ及び絵素数等も実施例
1と同じである。
【0075】このようにして作製された液晶演算素子を
用い、演算が可能か否かのテストを行った。
【0076】まず、ゲートライン11をフローティング
させ、ソースライン7、対向電極及び下部電極を用いて
図形の演算をさせた。このとき、実施例1と同様に動作
を行ったところ、AND、OR、XORの演算が可能で
あることを確認した。
【0077】次に、ゲートライン11を使用し、例えば
ソースライン7から予め円の図形の信号を絵素に入力し
た後、ゲートライン(ゲート電極)11をフローティン
グさせ、光入力により例えば長方形の信号を入射させ、
ソースライン7と対向電極との間、及びソースライン7
と下部電極との間の各電圧値と極性とを、前述の動作原
理に基づき変化をさせたところ、AND、OR、XOR
の各演算が実行されていることを確認した。
【0078】なお、図1及び図7において、絵素電極6
と感光部8との間の電気的コンタクトを良好にする上
で、別の薄膜をその間に介することも場合によっては可
能である。
【0079】更に、下部電極4は、図1においては図よ
り明かなように絵素電極6の幅と同じサイズとしている
が、これに限らない。例えば、下部電極4は複数回の光
照射で液晶3を駆動させるための電荷を供給する手段と
なるため、液晶3のしきい電圧、容量、抵抗、絶縁膜の
誘電率、膜厚等に基づいてその面積が決定され、それに
応じたサイズとすればよい。
【0080】ところで、図7(c)及び(d)に示した
ようなTFT構造の場合は、ゲートライン11を通るゲ
ート信号により、ソースライン7を通るソース信号を絵
素電極に送ることができる。従って、従来より知られた
TFT駆動によって電気的に形成した画像Aの上に、光
書き込みによって画像Bを形成することにより、演算を
上記原理に基づき実施することができる。即ち、固定パ
ターンと変化パターンとの演算を実施することができ
る。具体例として、例えばマスク検査や部品実装検査等
では、固定パターンとしてTFT駆動で原画を液晶演算
素子に入力した後、検査ライン上を流れる被検査物の画
像を光学的に液晶演算素子に入力し、その時の電圧極
性、電圧値及び電圧印加時間等の条件を、前述の動作原
理に基づいて所望の演算に合致するよう調節すると、X
OR演算の適用により短時間で不良部を検出できる。但
し、この場合、感光部8に使用した光導電材料の感度を
高める必要があるため、通常のTFT−LCDで用いら
れる半導体材料の光導電特性に係わるパラメータを最適
化することが重要である。このためには、例えばa−S
iを用いる場合には、膜厚を500オングストローム以
上に厚くするとよい。
【0081】図8は、上記液晶演算素子を用いた本実施
例にかかる画像処理システムの構成を示す。このシステ
ムは、大きく分けて、図右側に設けた液晶演算素子30
と、この液晶演算素子30に表示された画像を読み出す
ためのレーザ光を発するレーザ光源31と、2方向から
与えられる2種類の光を前記液晶演算素子30に与える
ビームスプリッタ32と、ビームスプリッタ32の下側
に配設され、前記2種類の光の一方である演算光を発生
する演算光発生手段25と、ビームスプリッタ32の左
側に設けられ、前記2種類の光の他方である画像光を発
生する画像光発生手段20と、ビームスプリッタ32の
上側から出射された光に基づいて画像を転送するモニタ
ー手段33とを備える。
【0082】上記演算光発生手段25は、演算光を発す
る光源26と、この光源26からの光を通過又は遮断す
る液晶シャッタ27とからなり、所望のタイミングで光
源26からの光を、ビームスプリッタ32を介して液晶
演算素子30に与える。
【0083】前記モニター手段33は、ビームスプリッ
タ32の上側から出射された光を反射させるミラー34
と、ミラー34で反射された光が照射されるハーフミラ
ー35と、ハーフミラー35を透過した光が照射される
スクリーン36とを備え、スクリーン36にモニター画
像が形成されるようになっている。ハーフミラー35を
反射された光は、後述する液晶シャッタ24へ与えられ
る。
【0084】上記画像光発生手段20は、画像データが
液晶シャッタ21を介して与えられる空間光変調素子
(SLM)23と、このSLM23と液晶シャッタ21
との間に設けたハーフミラー22と、このハーフミラー
22の上側に設けた液晶シャッタ24とからなる。
【0085】上記SLM23は、図9に示すように、対
向する2つのガラス基板41、48の間に、基板41側
から透明電極42、光導電体層43、光遮蔽層44、反
射層45、液晶層46及び透明電極47が、この順に形
成された構成となっており、以下の機能を有する。
【0086】即ち、このSLM23において、光導電体
層43、光遮蔽層44、反射層45を介して液晶層46
に電圧を印加し、紙面左側より画像光を照射させると光
の当たった箇所は光導電体層43の抵抗が低下し、液晶
層46に大きな電圧が印加され、液晶層46の配向が変
化する。一方、前記演算用の光源26からの光をビーム
スプリッタ27を介して紙面右側より入射させると、反
射層45で反射されるが、その光は液晶層46の配向が
変化した箇所では変調される。その結果、紙面左側より
入射させた画像データを紙面右側より入射させた光によ
り反射画像として取り出せる。つまり、この反射画像を
演算用の画像データとして使用できる。したがって、上
記画像処理システムは、次のようにして演算が可能であ
る。
【0087】まず、液晶シャッタ21を介して画像デー
タ(光)をSLM23に入射する。これによりSLM2
3は、前述の機能により前記画像データの反射画像を形
成する。この画像は、演算用の光源26からの光を液晶
シャッタ27により所望の期間のみビームスプリッタ3
2へ送ってSLM23に投写し、その後ビームスプリッ
タ32を通して液晶演算素子30に書き込む。
【0088】次に、演算すべき画像データBを同様にし
て液晶演算素子30に書き込む。この処理により演算が
行われる。
【0089】その後、レーザ光源31からの読み出し光
を液晶演算素子30へ照射する。この照射により、液晶
演算素子30に表示された演算結果である画像データ
は、ビームスプリッタ32、ミラー34及びハーフミラ
ー35を介してスクリーン36に表示されると共に、S
LM23の入射側に転送される。
【0090】したがって、この画像処理システムにおい
ては、スクリーン36に表示された画像に基づいて1回
の演算結果を知ることができる。また、SLM23の入
射側に転送された画像データとは別の新規な画像データ
を、液晶シャッタ21を介してSLM23へ与えること
により、その新規な画像データと、SLM23の入射側
に転送された画像データとに基づいて、連続的な演算を
継続して行うことができる。
【0091】なお、液晶シャッタ21、24、27は、
後述するCS−14を用いた強誘電性LCD(SSF−
LC:Surface Stabilized Ferroelectric−LC)を使
用した。本発明はこの液晶シャッタに代えて、液晶以外
の別の種類のシャッタを使用することもできる。但し、
高速に演算するためには高速対応を呈するものの方が望
ましい。
【0092】また、モニタ手段33としては、更に次段
の光学処理系、例えばCCDや画像処理用LSI等を使
用して、画像データを電気的に処理する設計となしても
よい。また、別の光学システムを使用して処理するよう
にしてもよい。
【0093】更に、図8に示した画像処理システムにお
いて、図7(c)又は図7(d)に示したTFT構造を
有する液晶演算素子を使用する場合は、ゲート信号を利
用した画像データを本発明の液晶演算素子に転送・表示
し、この画像データと、SLM23により得られる別の
画像データとに基づいて、演算を行うようにすることも
可能である。
【0094】本発明の画像処理システムは、図8に示す
システムに限るものではなく、本発明に係わる液晶演算
素子とSLMとを適当に組み合わせて、液晶演算素子の
演算結果をSLMの入射側に転送した画像データと、別
系統から液晶演算素子に入力した新規な画像データとに
基づいて演算できれば、どのような構成であってもよ
い。
【0095】ところで、図9に示したSLM23の作製
は、次のように行われる。透明電極42、47は、スパ
ッタ蒸着によりITOを1500オングストロームの厚
みに形成した。光導電体層43は、プラズマCVDを用
いてa−Siを厚み約1μmで堆積させた。光遮蔽層4
4は、黒色顔料を含有したポリイミドをスピンナーによ
り塗布し、熱形成した。反射層45は、TiO2膜とS
iO2膜とからなる2重膜を、膜数が約20となるよう
に積層して形成した。液晶層46は、例えばチッソ社製
の強誘電性液晶であるCS−14を用いた。液晶層46
の層厚は約2μmである。また、配向膜はナイロンを用
いた。
【0096】このSLM23は、液晶として強誘電性液
晶(2安定状態)を用いたため、入力画像の2値化が可
能である。また、全面に光を入射させた上に初期化の電
圧パルス極性を変えることにより、画像入力のポジある
いはネガ画像が得られる。更に、画像入力時の電圧増加
により画像のにじみを生じさせることにより、入力画像
を拡大できる。尚、本SLM23の光感度は80μW/
cm2であり、印加電圧は最大±30Vとした。
【0097】また、上記SLM23を構成する液晶層4
6の表示モードに、相転移モードや強誘電性モード(強
誘電性液晶を用いた表示モード)のようなメモリ性を有
するモートを用いる場合には、入射画像のメモリ画像が
得られる。TNモードやHFEモード(液晶ねじれ角が
45°程度のねじれネマティック液晶モード)等のよう
に、偏光板の使用が要求される表示モードを用いる場合
には、偏光板の角度を90°回転するだけで画像のネ
ガ、ポジを容易に実現できる。特に、強誘電性モードを
使用する場合には、印加電圧の極性を反転するだけで画
像のネガ、ポジの実現が可能である。更には、印加する
電圧の値の強弱、周波数の大小により入射画像より拡大
あるいは縮小した反射画像を得ることができる。
【0098】加えて、表示モードとして強誘電性モード
のような2状態のみしか安定状態を有することのないモ
ード、或はSTNモードや相転移モードのような急峻な
しきい特性を有するモードを用いる場合には、入射画像
の2値化画像が得られる。
【0099】更に、入射画像を移動させたり、或は回
転、縮小又は拡大などを行えば、それに対応した反射画
像が得られることは言うまでもない。
【0100】以上のように、SLM23を使用すること
により、入射画像を拡大、縮小、回転、移動、ネガ・ポ
ジ変換、2値化等に加工した反射画像が得られる。
【0101】また、本発明は、液晶演算素子として図1
に示したものと、図7(c)又は(d)に示したものと
を使用して画像処理システムを構成してもよい。このよ
うに構成した場合は、入力画像として例えば円、長方
形、三角形の3つを用いて処理することにより、3画像
についてのOR演算、AND演算、XOR演算、輪郭抽
出処理、拡大処理が可能である。
【0102】従って、本発明は、画像の輪郭抽出(現画
像と拡大画像のXOR)、画像照合(現画像と別画像の
XORもしくはAND)、画像拡大(現画像と拡画像の
OR)、画像の2値化(SLMを用いる)等一般的な画
像処理が高速に可能となり、その結果各種画像処理を利
用した検査(工程検査、マスク検査等)、加速度センサ
(手振れ防止、車両等の姿勢制御等)、移動物体の抽
出、音声認識、指紋照合、文字認識等の工業用・民生用
画像処理装置として極めて広い応用が考えられる。
【0103】
【発明の効果】本発明による場合は、少なくとも1つの
液晶演算素子に2以上の演算光を時間を異ならせて照射
することにより、演算を行うことができるので、位置合
わせが不要となり、また演算が2回以上の光照射により
行えるので、演算の高速処理が可能となり、これにより
大量のデータ処理も可能となる。
【0104】更に、液晶演算素子と空間光変調素子とを
組み合わせた場合には、従来のLSIで行う画像処理に
比べ高速で大量のデータ処理が可能となる。その応用と
しては、一般的な画像処理を用いるFA関連、例えば各
種検査パターン照合はもとより、異状細胞検出等医療関
連、加速度センサや音声認識、文字認識を用いた民生関
連まで広範囲な用途に使用でき、さらに将来的には光ニ
ューロコンピュータ分野にまで発展が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の液晶演算素子を示す断面図である。
【図2】その液晶演算素子の一部を示す平面図である。
【図3】図1の液晶演算素子による演算内容の説明図で
ある。
【図4】(1)から(5)は、図1の液晶演算素子によ
りAND演算を行う際の各工程での等価回路を示す。
【図5】(1)及び(2)は、図1の液晶演算素子によ
りOR演算を行う際の各工程での等価回路を示す。
【図6】(1)から(3)は、図1の液晶演算素子によ
りXOR演算を行う際の各工程での等価回路を示す。
【図7】(a)、(b)、(c)及び(d)は、それぞ
れ本発明に適用が可能な他のTFT構造を示す断面図で
ある。
【図8】本発明の画像処理システムを示す概略図であ
る。
【図9】その画像処理システムに用いる空間光変調素子
を示す断面図である。
【図10】従来の一般的な画像処理システムを示す概略
図である。
【図11】従来の画像処理システムを示す概略図であ
る。
【図12】従来の演算内容の説明図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 ガラス基板 3 液晶 4 下部電極(第1の電極) 5 絶縁膜 6 絵素電極(第2の電極) 7 ソースライン(信号線) 8 感光部 9 対向電極(第3の電極) 11 ゲートライン 12 ゲート絶縁膜 C1 補助容量(第1容量) C2 液晶容量(第2容量) 20 画像光発生手段 21 液晶シャッタ 22 ハーフミラー 23 空間光変調素子 24 液晶シャッタ 25 演算光発生手段 26 光源 27 液晶シャッタ 30 液晶演算素子 31 レーザ光源 33 モニター手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶層を挟んで設けられた一対の基板を
    備え、一方の基板の内面側に複数の第1の電極と複数の
    第2の電極とが、少なくとも一部を対向させ、かつ間に
    絶縁膜を挟んだ状態で、第1の電極側を該基板側に配し
    て形成され、他方の基板の内面側に第3の電極が、第2
    の電極の複数個と対向して形成されており、該絶縁膜を
    挟む第1の電極と第2の電極との間で第1容量が、また
    該液晶層を挟む第2の電極と第3の電極との間で第2容
    量がそれぞれ形成され、更に第2の電極と該電極の近傍
    に配線した信号線との間が、両者間に掛渡した感光性を
    有する光導電材料を介して接続又は遮断される液晶演算
    素子。
  2. 【請求項2】 液晶層を挟んで設けられた一対の基板を
    備え、一方の基板の内面側に複数の第1の電極と複数の
    第2の電極とが、少なくとも一部を対向させ、かつ間に
    絶縁膜を挟んだ状態で、第1の電極側を該基板側に配し
    て形成され、他方の基板の内面側に第3の電極が、第2
    の電極の複数個と対向して形成されており、該絶縁膜を
    挟む第1の電極と第2の電極との間で第1容量が、また
    該液晶層を挟む第2の電極と第3の電極との間で第2容
    量がそれぞれ形成され、更に第2の電極と該電極の近傍
    に配線した信号線との間が、両者間に掛渡した感光性を
    有する光導電材料を介して接続又は遮断される液晶演算
    素子と、 該液晶演算素子に入力画像を光学的に転送する空間光変
    調素子とを少なくとも備えた画像処理システム。
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