JPH05273226A - 衝撃検出装置 - Google Patents

衝撃検出装置

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JPH05273226A
JPH05273226A JP3060027A JP6002791A JPH05273226A JP H05273226 A JPH05273226 A JP H05273226A JP 3060027 A JP3060027 A JP 3060027A JP 6002791 A JP6002791 A JP 6002791A JP H05273226 A JPH05273226 A JP H05273226A
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JP
Japan
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sensor
piezoelectric ceramic
vibrator
voltage
acceleration sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP3060027A
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English (en)
Inventor
Juhei Takahashi
寿平 高橋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH05273226A publication Critical patent/JPH05273226A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加速度センサ10の機能を直接的に常に確認
することのできる衝撃検出装置を提供する。 【構成】 分割電極を有する圧電型Gセンサ10を使用
し、このGセンサに常に電気的な交流信号を加えること
によりGセンサの振動子に機械的な振動を与え、このセ
ンサ出力から上記交流信号と同一周波数の信号レベルが
あらかじめ定めた閾値より大きいかどうかでGセンサの
故障検出を直接的に常に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の衝突を検出す
る衝撃検出装置、特にエアバックシステムに最適な衝撃
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の衝撃検出装置は図10に
示すように、主回路部1、診断回路部2があり、また、
電源としてバッテリ3、エアバック(図示せず)をふく
らませる窒素を発生させるための点火装置4、ボデーに
取付けられる2個のフロントG(加速度)センサ5とで
システムが構成されている。
【0003】次に上記従来例の動作について説明する。
図10において、自動車が衝突するとまずフロントGセ
ンサ5に衝撃が加わり、片方又は両方のフロントGセン
サ5の接点が閉じる。次に、回路部が収納されている車
のほぼ中央部に衝撃が加わり、主回路部1内のカウルG
センサ6の片方又は両方の接点が閉じ、点火装置4に着
火される。ここでGセンサが2個ずつ並列になっている
のは信頼度を向上させるためであり、衝突の際の不動作
を防止する並列冗長系とするためである。さらに、2組
のGセンサが直列になっているのは誤動作防止のためで
あり、例えば、検査、点検中のハンマリングでエアバッ
クがひらかないようにするためである。
【0004】主回路部1の昇圧回路7とバックアップコ
ンデンサ8は、バッテリー電圧が下がった場合でも、ま
た衝突でバッテリーからの電源線が切られた場合でも点
火装置4に着火できるようにするためのものである。主
回路部1の接続回路9は、センサ及び点火装置の故障を
検出するために一時的に且つ独立に微小電流を流すため
のものである。診断回路部2は、主回路が故障していな
いかどうかを検出するものである。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の衝撃検出装置ではGセンサに衝撃が加わった時、接
点が閉じる機械式のものであるため、実際に機械的に動
かして故障を検出することはできない。可能なことは、
接点がさびていないかどうかをチェックする間接的な故
障検出であり、また電源が投入された時、微小電流を流
す一時的な故障検出であるため、Gセンサの機能を直接
的に常に確認することができないという問題があった。
本発明の目的は、加速度センサの機能を直接的に常に確
認することのできる衝撃検出装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、分割電極を有する圧電型Gセンサを使用
し、このGセンサに常に電気的な交流信号を加えること
によりGセンサの振動子に機械的な振動を与え、このセ
ンサ出力から上記交流信号と同一周波数の信号レベルが
あらかじめ定めた閾値より大きいかどうかでGセンサの
故障検出を直接的に常に行うようにするものである。
【0007】即ち本発明は、加速度に比例した電圧出力
を出力する加速度センサと、この加速度センサからの出
力信号を受けて所望の動作をする動作部とを備えた衝撃
検出装置において、前記加速度センサの振動子をドライ
ブ用とセンス用の分割電極に形成し、該ドライブ用電極
に交流電圧を印加する手段をもうけ、前記交流電圧の印
加によって前記振動子を機械的に励振し、この励振によ
る加速度センサの出力信号に基づいて該加速度センサの
故障の有無を判定する判定手段を設けたことを特徴とす
る衝撃検出装置である。ここで、ドライブ用電極に印加
する交流電圧の周波数は、検出すべき衝撃の振動スペク
トルから離して設定されているのがよい。
【0008】
【作用】本発明は上記のような構成により次のような効
果を有する。即ち、電気的な交流信号を加えることによ
りGセンサの振動子そのものに直接振動をおこさせるた
め、振動子即ちトランスデューサ自体の故障検出が可能
である。また、上記交流信号と同一周波数の信号レベル
で故障検出するため、上記周波数を衝突時のスペクトル
より離しておけば、常時故障検出が可能である。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1は本発明の一実施例の構成を示すもの
である。図1において、昇圧回路7、バックアップコン
デンサ8、点火装置4は従来例と同一である。自動車の
ボディに取付けられるGセンサ10と内部に取付けられ
るGセンサ11の両方に発振器12が接続されている。
この発振器12はGセンサの振動子に交流電圧を印加す
るものである。Gセンサ10の出力信号はEMIサージ
対策13を経て低域濾波回路(LPF)14と帯域濾波
器(BPF)15に接続され、他のGセンサ11はLP
F16及びBPF17に接続されている。そして、両L
PF14,16は衝撃検出部18に接続され、BPF1
5,17はGセンサの故障を判定するセンサフェール検
出部19に接続されている。
【0011】まず、本発明に使用する加速度センサ1
0,11について説明する。この加速度センサは圧電デ
ィスク中心固定型であり、分割電極を持つ圧電セラミッ
クが金属振動板に接着されている。即ち、図5〜図9に
おいて51は振動板、81,82は振動板51に成形さ
れている圧電セラミック素子60及び61の位置決め用
環状突起、83は振動板51の中央に形成されたセンタ
穴、55はサブ基台であり、その表面のほぼ中央部に環
状突起68を有する。サブ基台55はターミナル54,
69,70と共に基台53に一体成形されている。振動
板51はサブ基台55の環状突起68に基台53とは電
気的に絶縁されて固定されており、その表面にセンサ出
力用の圧電セラミック素子60が固定され、その裏面に
焦電キャンセル用の圧電セラミック素子61が固定され
ている。圧電セラミック素子60はその裏面のマイナス
電極が振動板51の表面に導通接着され、圧電セラミッ
ク素子61はその表面のプラス電極が振動板51の裏面
に導通接着されている。圧電セラミック素子60のセン
サ出力用プラス電極60aと圧電セラミック素子61の
マイナス電極は、それぞれリードフレーム72,73及
び回路基板62を介してセンサ出力用ターミナル74へ
と接続されている。64,66はそれぞれリードフレー
ム72,73と圧電セラミック素子60及び61との半
田付け部を示す。リードフレーム72が接続される圧電
セラミック素子60の電極は出力用電極60aとなる。
75は回路基板62の電源供給用ターミナルであり、7
6はグランド用ターミナルであり、それぞれ回路基板6
2に接続されている。ターミナル74,75,76はい
ずれもハウジング67に一体成形されている。85は回
路基板62を支持するためのピンである。57は金属シ
ールドケースであり、ハウジング67及び基台53と接
着などによって固定されている。58は金属シールドケ
ース57に溶接部65でリングプロジェクション溶接さ
れた上板である。77は振動板51から切起して形成さ
れた端子であり、半田付け(78部)などの手段によっ
てリードフレーム79に接続されている。52はセンサ
特性の自己チェックの目的で圧電セラミック素子60に
電圧を印加し、振動させるためのドライブ端子であり、
リードフレーム80を介して圧電セラミック素子60の
ドライブ用電極60bと接続されている。
【0012】以上の構成による加速度センサは取付穴5
6a、56bで車輌に取付けられる。また、71a,7
1bはそれぞれ取付穴56a、56bにインサートされ
ている金属リングを示す。自動車等の走行によって発生
した加速度は、ハウジング67、基台53及びサブ基台
55を介して振動板51に伝えられ、振動板51に撓み
を与える。振動板51の撓みは、圧電セラミック素子6
0及び61に引張力と圧縮力とを交互に与えるため、圧
電セラミック素子60及び61に電荷が発生する。この
電荷は、回路基板62のインピーダンス変換回路で電圧
に変換され、必要な帯域及び最適な出力レベルになるよ
うに濾波回路及び増幅回路を通って出力され、センサ出
力が得られる。
【0013】次に上記実施例の作用を説明する。ドライ
ブ端子52に交流電圧例えば、1KHzの正弦波又は矩形
波を印加すると、圧電セラミック素子60び外側の電極
60bの部分の圧電セラミックは圧電ブザーと同様、ア
クチュエータとして機能するため1KHzで伸縮する。す
ると、圧電セラミック素子60の内側の電極60aの部
分の圧電セラミックも一緒に伸縮し、且つ振動板51と
同様に伸縮し、振動子全体がたわむため、1KHzのセン
サ出力が得られる。
【0014】上記の内容を図2と図3を用いて説明す
る。図2においてセンサ91にコントローラ90側から
1KHzの矩形波を電圧として印加すると、センサ91の
周波数特性と同一の帯域濾波器を通ったような1KHzの
センサ信号が得られる。このセンサ信号を図3に示すよ
うに1KHzの帯域濾波器(BPF)15を通し、平滑整
流して1KHzの信号レベルを直流電圧に変換し、センサ
フェール検出部19であらかじめ決めてある閾値と比較
し、この閾値より小さければGセンサが故障であると判
定できる。衝突時は1例として、図4に示した如く、1
0〜200Hzのスペクトルの振動になるとすれば衝突時
は10〜200Hzと1KHzの合成波形がセンサ信号から
得られる。この波形から低域濾波回路(LPF)14を
通せば、衝撃検出部18での衝撃を判定する情報を得る
ことができる。
【0015】また、衝突は車の耐用年数の間に1回ある
かないかであるから、Gセンサの故障検出の1KHzの帯
域濾波回路はなくてもよいものである。このように、上
記実施例によれば、衝突振動スペクトルから離れた周波
数の交流信号をGセンサに常に印加しておき、衝突検出
は上記衝突振動スペクトルを抜き出せば、上記Gセンサ
の出力信号から衝突情報も得られ、且つGセンサの故障
もトランスデューサ部、回路部すべて含んで検出可能で
ある。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上記実施例より明らかなよう
に、加速度センサがドライブとセンスの分割電極を有す
る圧電セラミックを使用するため、ドライブ側の電極に
交流電圧を印加することによりトランスデューサ、即ち
振動子を直接機械的に励振し、これによりトランスデュ
ーサを含めて加速度センサ全体の故障検出が直接に且つ
常に可能である。
【0017】また、衝突時の振動スペクトルとは離れた
周波数の交流電圧を印加することにより、衝撃も同時に
検出しながら、センサの故障検出を常時行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における衝撃検出装置の概略
ブロック図
【図2】同装置の動作説明図
【図3】同装置の動作説明図
【図4】本発明の周波数とセンサ出力の関係を示す図
【図5】本発明の一実施例における衝撃検出装置に使用
する加速度センサの平面断面図
【図6】図5のA−A線に沿った正面断面図
【図7】図5のB−B線に沿った側面断面図
【図8】同加速度センサの振動板の平面図
【図9】同正面断面図
【図10】従来の衝撃検出装置の概略ブロック図
【符号の説明】
51 振動板 52 ドライブ端子 60,61 圧電セラミック素子 60a センサ出力用プラス電極 60b ドライブ用電極
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月2日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加速度に比例した電圧出力を出力する加
    速度センサと、この加速度センサからの出力信号を受け
    て所望の動作をする動作部とを備え、前記加速度センサ
    の振動子をドライブ用とセンス用の分割電極に形成し、
    該ドライブ用電極に交流電圧を印加する手段を設け、前
    記交流電圧の印加によって前記振動子を機械的に励振
    し、この励振による加速度センサの出力信号に基づいて
    該加速度センサの故障の有無を判定する判定手段を設け
    たことを特徴とする衝撃検出装置。
  2. 【請求項2】 ドライブ用電極に印加する交流電圧の周
    波数が、検出すべき衝撃の振動スペクトルから離して設
    定されていることを特徴とする請求項1記載の衝撃検出
    装置。
JP3060027A 1991-03-25 1991-03-25 衝撃検出装置 Pending JPH05273226A (ja)

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