JPH0527308U - 油圧シヨベルの油圧回路 - Google Patents

油圧シヨベルの油圧回路

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JPH0527308U
JPH0527308U JP7498291U JP7498291U JPH0527308U JP H0527308 U JPH0527308 U JP H0527308U JP 7498291 U JP7498291 U JP 7498291U JP 7498291 U JP7498291 U JP 7498291U JP H0527308 U JPH0527308 U JP H0527308U
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JP
Japan
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pilot
pressure
oil
spring
valve
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Application number
JP7498291U
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Inventor
昇 佐野
Original Assignee
住友建機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧ショベルの油圧回路に於て、パイロット
操作系油路の圧油をメイン側の作動によって温められた
圧油と自動的に置換できるようにする。 【構成】 パイロット式切換弁5のパイロットポート5
a及び5bにばね付チェツク弁13及び14を夫々設け
る。そして、該ばね付チェツク弁13及び14は前記切
換弁5のスプール切換圧以上に設定され、該スプール切
換後に、該スプールに負荷される油圧が該ばね付チェツ
ク弁13又は14の前記設定圧以上に到達したとき、該
ばね付チェツク弁13又は14が開放してパイロットポ
ート内の圧油が該ばね付チェツク弁13又は14を介し
てタンクT内に自動的に環流できるように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、油圧ショベルの油圧回路に関するものであり、特に、パイロット 式切換弁を備えた油圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の此種パイロット式切換弁を備えた油圧ショベルの油圧回路の一例を図2 に従って説明する。 同図に於て、1はパイロットポンプであり、該パイロットポンプ1はタンクT 内の油をパイロットリリーフ弁2によって一定圧に制御されてパイロットバルブ 3に供給する。而して、該パイロットバルブ3に送られる圧油は、レバーLの左 右回動によりリモコンバルブ3a又は3bからパイロット操作系油路4a又は4 bを通って切換弁5のパイロットポート5a又は5bに導かれる。このとき、前 記リモコンバルブ3a又は3bをフル操作すれば、該切換弁5のスプールが前記 圧油の圧力によって切換わる。
【0003】 一方、前記タンクT内の油はメインポンプ6によって送油側の油路7を通って 前記切換弁5に圧送される。而して、該メインポンプ6から圧送される圧油は、 メインリリーフ弁8によって一定圧に調整され、そして、逆止弁9を介して前記 切換弁5に圧送される。このとき、該切換弁5が前述せる如くリモコンバルブ3 a又は3bの操作によって切換っておれば、該メイン側の前記圧油は切換つたポ ートからアクチュエータ(図示せず)側に該圧油を供給して該アクチュエータを 作動させる。
【0004】 又、該切換弁5が中立位置にあるときは、前記メイン側の圧油は環流側の油路 10からタンクT内に環流する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 上記従来例は、切換弁5を切換えるためのパイロット操作系油路4a,4bは 、該切換弁5の夫々のパイロットポート5a又は5bに二次圧のパイロット圧油 を供給して行き止まり状態であるから、該パイロット操作系油路4a,4b内の 圧油は、例えば寒期等に於て、メイン側の作動によって温められてタンクT内に 環流している油と置換することがないので、常に冷えた状態であり、依って流動 性が悪く応答遅れの原因となる。
【0006】 又、温度上昇した油をパイロット操作系油路4a,4bに導くために、該パイ ロット操作系油路4a,4b中にパイロット系暖気用切換弁を取付け、この切換 弁を操作して前記温度上昇した油を該パイロット操作系油路4a,4bに導くも のもあるが、之は該切換弁による切換操作を行うと面倒であり、且つ、時々該切 換操作を怠って該パイロット操作系油路4a,4bの圧油を温めることができず 、従って前述のように冷却した圧油によるパイロット操作の応答遅れが生じるの である。
【0007】 そこで、該パイロット操作系油路の圧油をメイン側の作動によって温められた 圧油と自動的に置換できるようにするために解決せらるべき技術的課題が生じて くるのであり、本考案は該課題を解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記目的を達成するために提案せられたものであり、パイロット式 切換弁のパイロットポートにばね付チェツク弁を設け、該ばね付チェツク弁は前 記切換弁のスプール切換圧以上に設定されて該スプール切換後、該スプールに負 荷される油圧が前記ばね付チェツク弁の前記設定圧以上に到達したとき、該ばね 付チェツク弁が開放され、該パイロットポート内の圧油が、該ばね付チェツク弁 を介してタンクに環流できるように構成したことを特徴とする油圧ショベルの油 圧回路を提供せんとするものである。
【0009】
【作用】 パイロットポンプから供給される一次圧としての圧油はパイロットバルブから パイロット操作系油路を通り、切換弁のパイロットポートに入る。そして、該パ イロットポートに圧送された圧油にて該切換弁が切換ってメイン側の圧油をアク チュエータに供給する。そして、該パイロットポート側に作用するパイロット圧 がばね付チェツク弁の設定圧以上に到達したとき、該ばね付チェツク弁が開放し て、該パイロットポート側よりメイン側の環流側油路に導かれ、そして、タンク 内に環流する。
【0010】 而して、該タンク内の油はメイン側のアクチュエータの作動により温められて 該タンク内へ環流しているのであるから、前記パイロット操作系油路へ供給され る圧油も温められた圧油と置換されて流動性が良好となり、パイロット操作系の 応答遅れがなくなる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来公 知に属する図2に示す構成も同時に説明し、対象部分は同一符号を付して説明す る。 1はパイロットポンプであり、該パイロットポンプ1はタンクT内の油をパイ ロットリリーフ弁2によって一定圧に設定され、一次圧としての圧油をパイロッ トバルブ3に供給する。そこで、該パイロットバルブ3のレバーLを左右回動す れば、その回動量に応じて二次圧としての圧油がリモコンバルブ3a又は3bか らパイロット操作系油路4a又は4bを通って切換弁5のパイロットポート5a 又は5bに導かれる。このとき、前記リモコンバルブ3a又は3bをフル操作す ることにより、該切換弁5のスプールが切換わるのである。
【0012】 一方、前記タンクT内の油はメインポンプ6によって送油側の油路7を通って 前記切換弁5に圧送される。このとき、該圧油はメインリリーフ弁8にて一定圧 に制御され、逆止弁9を介して前記切換弁5に圧送される。ここで、該切換弁5 が前述パイロット系の操作によってスプールが左又は右に切換っておれば、前記 メイン側の圧油は該切換弁5を介してアクチュエータ(図示せず)に供給されて 該アクチュエータを作動し、そして、該アクチュエータの作動によって温められ た圧油は環流側の油路10を介してタンクT内に環流する。
【0013】 又、前記パイロットポート5a及び5bと前記メイン側の環流側油路10とを タンク通路11及び12によって夫々連結し、更に、該タンク通路11及び12 に夫々ばね付チェツク弁13及び14を設ける。而して、該ばね付チェツク弁1 3及び14は夫々前記パイロット式切換弁5のスプール切換圧以上に設定されて おり、そして、該パイロット式切換弁5のパイロット圧が該ばね付チェツク弁1 3又は14の前記設定圧以上に到達したとき、該ばね付チェツク弁13又は14 が開放され、前記タンク通路11又は12に導かれ、メイン側の環流油路10を 介してタンクTに環流する。而して、該タンクT内の油はアクチュエータの作動 によって温められており、従って、前記パイロット操作系油路4a又は4b内の 冷たい油は該タンクT内の温まった油と置換されることになり、依って、該油は 流動性が良く、リモコンバルブ3a又は3bの操作に敏感に作動することになる 。又、前記ばね付チェツク弁13,14は前記パイロットポート5a,5b側の スプールに夫々内蔵することもできる。
【0014】 この考案は上述せる如き構成に係るから、パイロットポンプ1から吐出される 圧油は、リモコンバルブ3a又は3bの操作量に応じて二次圧としてパイロット 操作系油路4a又は4bを通ってパイロットポート5a又は5bに導かれて切換 弁5のスプールを作動させる。このとき、該リモコンバルブ3a又は3bをフル 操作すれば、前記切換弁5のスプールがフルストロークして完全に切換り、更に 、該リモコンバルブ3a又は3bから圧送される前記二次圧としての石油がパイ ロットポート5a又は5bに設けられた前記ばね付チェツク弁13又は14の前 記設定圧以上となり、該ばね付チェツク弁13又は14が開放され、依って、パ イロット操作系の圧油は該開放されたばね付チェツク弁13又は14並びにタン ク通路11又は12を介してメイン側の環流油路10を通してタンクT内に環流 することになる。
【0015】 又、前述せる如く、切換弁5のスプールが切換わることにより、アクチュエー タが作動するのであるが、該アクチュエータ側のシリンダはストロークエンドに てリリーフ状態となるので、この状態を保持することによりメインリリーフで温 度上昇した圧油がタンクT内へ環流し、そして、温度上昇したタンクT内の油が 前記パイロット操作系油路4a,4bの冷たい圧油と置換して循環することにな る。斯くして、パイロット操作系も暖気され、該パイロット操作系を流れる油も 流動性が良好となって応答遅れの現象が解消される。
【0016】 尚、この考案は、この考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことがで き、そして、この考案が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0017】
【考案の効果】
この考案は、上述せる一実施例に詳述せる如く、アクチュエータを操作しメイ ン側をリリーフ状態にして暖気運転を為すとき、パイロット操作系も同時に暖気 状態となるので、該パイロット操作系の圧油も温度上昇した油と自動的に置換さ れ、依って流動性が良くなり、応答遅れがなくなる。即ち、該パイロット操作系 の圧油の温度を上昇させるための特別の操作を必要とせず自動的に行われるので 、従来のような暖気切換等の操作忘れもなくなる。又、作業中に於ても各機器の フル操作時に、パイロット操作系は自動的に循環回路となるので油温低下も少な く、暖気効果は持続される。更に、パイロットポートにばね付チェツク弁を設け ることにより、エア留りも無く、パイロット操作系全ラインに及んで油が循環さ れ、更に該ばね付チェツク弁のばね設定圧を切換弁のスプール作動圧以上として いるので、通常の操作に於てもパイロット操作性に支障を与えることはない。即 ち、該切換弁のスプール作動完了後は、前述せる如く循環回路となるので各アク チュエータの作動に支障を来すことは全くないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、その回路図である。
【図2】従来例の回路図である。
【符号の説明】
1 パイロットポンプ 3 パイロットバルブ 3a,3b リモコンバルブ 4a,4b パイロット操作系油路 5 切換弁 5a,5b パイロットポート 6 メインポンプ 7 メイン側の送油側油路 8 メインリリーフ弁 9 逆止弁 10 メイン側の環流側油路 11,12 タンク通路 13,14 ばね付チェツク弁 T タンク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロット式切換弁のパイロットポート
    にばね付チェツク弁を設け、該ばね付チェツク弁は前記
    切換弁のスプール切換圧以上に設定されて該スプール切
    換後、該スプールに負荷される油圧が前記ばね付チェツ
    ク弁の前記設定圧以上に到達したとき、該ばね付チェツ
    ク弁が開放され、該パイロットポート内の圧油が、該ば
    ね付チェツク弁を介してタンクに環流できるように構成
    したことを特徴とする油圧ショベルの油圧回路。
JP7498291U 1991-09-18 1991-09-18 油圧シヨベルの油圧回路 Pending JPH0527308U (ja)

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JPH0527308U true JPH0527308U (ja) 1993-04-09

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101367076B1 (ko) * 2006-02-21 2014-02-24 로베르트 보쉬 게엠베하 제어장치 및 유압파일럿제어장치

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