JPH05272796A - 空調制御装置 - Google Patents

空調制御装置

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JPH05272796A
JPH05272796A JP4068825A JP6882592A JPH05272796A JP H05272796 A JPH05272796 A JP H05272796A JP 4068825 A JP4068825 A JP 4068825A JP 6882592 A JP6882592 A JP 6882592A JP H05272796 A JPH05272796 A JP H05272796A
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JP
Japan
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operation setting
control device
setting device
master station
communication master
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Application number
JP4068825A
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English (en)
Inventor
Yoshiro Takasuka
芳郎 高須賀
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビル内のレイアウト変更による操作設定器と
各種空調機器との対応関係の変更を空調機器の種別を気
にすること無く自在にできるようにする。 【構成】 各種空調機器の制御装置と制御装置に各種操
作指示を与える操作設定器とを通信親局に共通信号線を
介して各々複数接続し各制御装置に各操作設定器を各々
割り付けて運用する空調制御装置であって、通信親局
に、各制御装置の種別とアドレスと各操作設定器のアド
レスとをそれぞれ収集し記憶する収集手段103と、収
集手段の収集記憶結果を基に各制御装置と各操作設定器
との対応関係を割り付けるデータ設定手段104とを設
け、操作設定器に、操作設定器を前記データ設定手段で
対応するように割り付けられた制御装置の種別に適合す
る機能モードに適宜成らしめる動作切替手段を設け、各
操作設定器の機能モードをデータ設定手段で適宜設定で
きるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種空調機器の制御装
置と該制御装置に各種操作指示を与える操作設定器とを
通信親局に共通信号線を介して各々複数接続し、各制御
装置に各操作設定器を各々割り付けて運用する空調制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和を行って屋内空間を快適にする
ために、ビル内には各種空調機器が配設される。この各
種空調機器としては一般的に、大型空調機・小型空調機
・変風量ユニット(通称VAV)・ファンコイルユニッ
ト・パッケージエアコン等が有る。大型空調機はビルの
機械室等に設置され、暖気あるいは冷気を造り出し送風
ダクトを通じてビル内の要所要所に配設される変風量ユ
ニットに配風するもので、熱交換機や送風機を備えてい
る。小型空調機はビル内の要所要所に配設されるもの
で、自分自身で小型の熱交換機と送風機とを備えてい
る。変風量ユニットはビル内の要所要所に配設されるも
ので、前述の大型空調機から配風される暖気あるいは冷
気の排風量を調節するダンパ開閉機構を備えている。フ
ァンコイルユニットはビル内の要所要所に配設されるも
ので、自分自身で小型の送風機であるファンと小型の熱
交換機であるコイルとを備えている。パッケージエアコ
ンはビル内の要所要所に配設されるもので、自分自身で
小型の送風機やヒートポンプ式の熱交換機を備えてい
る。
【0003】上述の各種空調機器の中の大型空調機はそ
のビルの空調管理者が適宜運転稼働させるものの、小型
空調機・変風量ユニット・ファンコイルユニット・パッ
ケージエアコン等は、そのビルのテナントとして入居し
た使用者(テナント者)が風量・温度・湿度等を適宜自
由に選択設定すると共に運転の発停を行って運用するも
のである。従って、上述の小型空調機・変風量ユニット
・ファンコイルユニット・パッケージエアコン等にあっ
ては、それぞれの空調機器の種別(小型空調機・変風量
ユニット・ファンコイルユニット・パッケージエアコン
等の種別)に適した専用の操作設定器をそれぞれ操作し
易い位置に設ける必要が有る。
【0004】ところで、ひと昔前にあっては、この専用
の操作設定器はそれぞれの空調機器の種別毎に特定され
るものであって全く相互の互換性が無く、空調機器に操
作設定器を設置する場合には、各空調機器あるいは各空
調機器に付属する制御装置に電線を用いてこの専用の操
作設定器を直接繋ぎ込み接続していた。従って、操作設
定器を一旦接続してしまうと、この操作設定器はその空
調機器のみのものと成り、この操作設定器を他の空調機
器の操作設定器として使用することはできなかった。
【0005】近年に至っては、空調機器の自動制御技術
やコンピュータを用いた遠隔伝送通信制御技術の進歩に
伴って、各種空調機器の制御装置と操作設定器とを通信
親局を備えた中央管制装置に共通信号線を介してそれぞ
れ複数台設置接続し、各操作設定器で各空調機器の制御
装置を中央管制装置の通信親局を介して対応させて運転
制御できるように成ってきた。
【0006】しかしながら、現在に至っても各操作設定
器は、予め対応する各種空調機器の制御装置の仕様内容
に適合する特定のものを調達準備し固有のアドレスを付
して共通信号線に接続するタイプのもの、あるいは、操
作設定器に備えられている適合空調機器の種別毎に異な
るROM(読み出し専用メモリ)を交換することで対応
種別の変更が可能なある程度汎用性を備えたタイプのも
のでしかなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、同じ動作を要
求される同種類の空調機器の制御装置との間での操作設
定器の対応関係は、設置接続完了後であっても中央管制
装置の通信親局においてアドレスの対応関係を設定し直
すことによって変更可能ではあるが、異なる動作を要求
される異種類の空調機器の制御装置との間での操作設定
器の対応関係は、操作設定器の種別をROM(読み出し
専用メモリ)交換を以て変更するか、あるいは、新たに
適合する操作設定器を調達準備して取り替える等の必要
があり、自在性に大きな制約が有ると言う問題点があっ
た。
【0008】本発明は、上記の問題点を改善するために
成されたもので、その目的とするところは、各種空調機
器毎に使用可否の有った操作設定器を自在性に富んだ汎
用性の有るものとし、ビル内のレイアウト変更による操
作設定器と各種空調機器との対応関係の変更を空調機器
の種別を気にすること無く自在に簡単に行え得る空調制
御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、各種空調機器の制御装置と該制御装置に
各種操作指示を与える操作設定器とを通信親局に共通信
号線を介して各々複数接続し各制御装置に各操作設定器
を各々割り付けて運用する空調制御装置であって、通信
親局に、各制御装置の種別とアドレスと各操作設定器の
アドレスとをそれぞれ収集し記憶する収集手段と、該収
集手段の収集記憶結果を基に各制御装置と各操作設定器
との対応関係を割り付けるデータ設定手段とを設け、操
作設定器に、該操作設定器を前記データ設定手段で対応
するように割り付けられた制御装置の種別に適合する機
能モードに適宜成らしめる動作切替手段を設け、各操作
設定器の機能モードを前記データ設定手段で適宜設定で
きるようにしたことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記のように構成したことにより、各制御装置
の種別とアドレスと各操作設定器のアドレスとをそれぞ
れ収集し記憶する収集手段の収集記憶結果を基に、デー
タ設定手段によって各制御装置と各操作設定器との対応
関係を割り付けると、各操作設定器の機能モードは各操
作設定器の動作切替手段によって前記データ設定手段で
対応するように割り付けられた制御装置の種別に適合す
る機能モードに自動的に成るのである。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る空調制御装置の一実施例
を図1〜図4に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1は通信親局の動作を示すフローチャー
ト、図2は操作設定器の動作を示すフローチャート、図
3は制御装置の動作を示すフローチャート、図4は空調
制御装置の系の概要を示すシステム系統図である。
【0013】ビル内空間を快適にするための空調制御装
置は、図4に示すように、1台の通信親局10と、大型
空調機Aに適合する制御装置20と、小型空調機Bに適
合する制御装置30と、変風量ユニットCに適合する制
御装置40と、ファンコイルユニットDに適合する制御
装置50と、パッケージエアコンEに適合する制御装置
60と、複数の操作設定器70とを備えている。各制御
装置20,30,40,50,60及び各操作設定器7
0のそれぞれは共通信号線Lを介して通信親局10に接
続している。制御装置20の入出力端子は大型空調機A
に、制御装置30の入出力端子は小型空調機Bに、制御
装置40の入出力端子は変風量ユニットCに、制御装置
50の入出力端子はファンコイルユニットDに、制御装
置60の入出力端子はパッケージエアコンEにそれぞれ
適切に繋ぎ込みしてある。
【0014】各制御装置20,30,40,50,60
及び各操作設定器70のそれぞれは、ディップスイッチ
等のスイッチのオン・オフの組合せで個別のアドレスの
設定ができるように成っている。制御装置20,30,
40,50,60及び操作設定器70にはそれぞれを識
別するためのそれぞれ異なる品番(例えば、制御装置2
0はDDCA、制御装置30はDDCB、制御装置40
はDDCC、制御装置50はDDCD、制御装置60は
DDCE、操作設定器70はRMTCと言うような品番
とされており品番から種別を一意的に特定することがで
きる)が取り決めされている。制御装置20,30,4
0,50,60及び操作設定器70はそれぞれ内部にR
OM(読み出し専用メモリ)を備え、このROM(読み
出し専用メモリ)には前記品番に相当する品番データが
それぞれ書き込まれている。
【0015】操作設定器70はそれぞれの各制御装置2
0,30,40,50,60の何れのものとでも対応し
て使用できるような表示操作機構にされている表示部と
操作部とを備えていると共に、操作設定器70の内部の
ROM(読み出し専用メモリ)にはプログラムである動
作切替手段等が書き込まれている。
【0016】通信親局10は各制御装置20,30,4
0,50,60及び各操作設定器70のそれぞれと共通
信号線Lを介して特有の情報信号(例えば並列論理信
号、周波数が異なる振幅変調信号、直列論理信号、ある
いはこれらの組合せによる信号等)を以て情報の授受を
行うものである。通信親局10は内部にROM(読み出
し専用メモリ)を備え、このROM(読み出し専用メモ
リ)にはプログラムである収集手段やデータ設定手段等
が書き込まれている。
【0017】収集手段は、通信親局10が前述の特有の
情報信号の授受を以て共通信号線Lに接続している各制
御装置20,30,40,50,60と各操作設定器7
0とのそれぞれの品番とアドレスとを収集し記憶するよ
うにされている。データ設定手段は、後述のデータ設定
器11と相まって前述の収集手段の収集記憶結果を基に
各制御装置20,30,40,50,60と各操作設定
器70との対応関係を割り付けできるようにされてい
る。動作切替手段は、操作設定器70が通信親局10か
らデータ設定手段を用いて割り付けされたデータの情報
信号を共通信号線Lを介して受信すると、その操作設定
器70をその割り付けられた制御装置の種別(品番)に
適合する機能モードに適宜変更切替えするようにされて
いる。
【0018】従って、上述のように構成された空調制御
装置にあっては、電源投入時のイニシャライズ時に前述
たし収集手段とデータ設定手段と動作切替手段とで、各
制御装置20,30,40,50,60と各操作設定器
70との対応関係を所望の関係で割り付けると、この空
調制御装置の系はその時点から所望した各制御装置と各
操作設定器との割り付け対応関係で運用できるように成
る。
【0019】つまり、例えば図4に示す操作設定器70
1で制御装置40の操作指示が、操作設定器702と操
作設定器703との何れからでも制御装置50の操作指
示が、操作設定器704で制御装置30の操作指示が、
操作設定器705で制御装置60の操作指示がそれぞれ
行え得るように所望するのであればその所望通りにでき
るのである。また、操作設定器701と操作設定器70
2との何れからでも制御装置40の操作指示が、操作設
定器703で制御装置50の操作指示が、操作設定器7
04で制御装置60の操作指示が、操作設定器705で
制御装置30の操作指示がそれぞれ行え得るように所望
するのであればその所望通りにできるのである。
【0020】更に、空調制御装置が一旦所望の対応関係
で割り付けされた後でもデータ設定手段と動作切替手段
とを用いて、この空調制御装置の系の配線等の変更を一
切すること無く簡単に所望する対応関係に変更できるの
である。なお、図4にあっては制御装置20の操作指示
はそのビルの空調管理者が行うものであるので、制御装
置20の操作設定器70は省略してある。また、11は
データ設定器を示している。
【0021】次に、図1〜図3を用いて、上述のように
構成された空調制御装置の電源投入時のイニシャライズ
動作に関して説明する。なお、以降の説明にあっては、
通信親局10、操作設定器70、各制御装置20,3
0,40,50,60のそれぞれで動作は同様であるの
でそれぞれの符号は付さずに説明する。
【0022】空調制御装置の系に電源投入されると、通
信親局はステップ100で自己イニシャライズをした後
ステップ101でイニシャルフラグの有無をチェックす
る。操作設定器はステップ200で自己イニシャライズ
をした後ステップ201でイニシャルフラグの有無をチ
ェックする。制御装置はステップ300で自己イニシャ
ライズをした後ステップ301でイニシャルフラグの有
無をチェックする。これらのイニシャルフラグは工場出
荷当初は立てられていない。従って、通信親局、操作設
定器、制御装置のそれぞれは、ステップ101、ステッ
プ201、ステップ301でそれぞれN側へ進む。そし
て、操作設定器はステップ202で、制御装置はステッ
プ302でそれぞれシステムイニシャル信号受け付け待
ち状態になる。
【0023】通信親局はステップ102を実行しシステ
ムイニシャル信号同報(「通信親局が立ち上がり受信受
け付け準備が整いましたので各操作設定器および各制御
装置はイニシャルデータ送信をして下さい」と言う意味
の情報信号を各操作設定器および各制御装置に同時通報
すること)を共通信号線Lに出力してステップ103で
イニシャルデータ受信待ち状態に成る。
【0024】すると、操作設定器はステップ202で制
御装置はステップ302でそれぞれシステムイニシャル
信号受け付けを行い、操作設定器はステップ203へ制
御装置はステップ303へそれぞれ進み、それぞれ設定
乱数により待ち時間カウントを実行する。この設定乱数
により待ち時間カウントのステップは各操作設定器およ
び各制御装置が一斉に次ステップを実行してイニシャル
データ送信をすると通信親局が処理しきれなく成ること
を防止するためのもので、乱数的に次ステップであるイ
ニシャルデータ送信の実行タイミングをずらしている。
なお、本実施例の通信親局と各操作設定器および各制御
装置との間の情報信号の授受は、基本的には所謂ポーリ
ング方式と言われるアドレスを介してのサイクリックな
関係でのデータ授受が行われているが、各操作設定器お
よび各制御装置に同一の情報信号を迅速に与えるために
同時通報のためのコマンドをも備えてる。
【0025】従って、乱数的な時間差を以て各操作設定
器および各制御装置はステップ204やステップ304
のイニシャルデータ送信を実行する。このイニシャルデ
ータ送信のステップでは、各操作設定器および各制御装
置のそれぞれは自分自身の品番とアドレスとを情報信号
にして通信親局に送出する。そして、各操作設定器はス
テップ205を実行して自分自身のイニシャルフラグを
立てステップ206へ進み動作指定コード受信待ちの状
態に成る。また、各制御装置はステップ305を実行し
て自分自身のイニシャルフラグを立てステップ306へ
進みシステムスタート信号受信待ちの状態に成る。
【0026】ところで、ステップ103でイニシャルデ
ータ受信待ち状態にある通信親局は、各操作設定器およ
び各制御装置からイニシャルデータ送信が有ると収集手
段に相当するステップ103のイニシャルデータ受信を
実行してこの空調制御装置の系全体の各操作設定器およ
び各制御装置の品番とアドレスとを通信親局の記憶部
(図示せず)に格納する。そして、各操作設定器および
各制御装置からのイニシャルデータ送信が全て完了する
であろう所定時間が経過するとステップ104を実行す
る。
【0027】このデータ設定手段に相当するステップ1
04で通信親局は通信親局に接続されているデータ設定
器11の表示画面にステップ103で格納済みの品番と
アドレスとを表示できるように成っている。従って、こ
の時点でデータ設定器11の表示と作業者が所持してい
る施工図面とを見比べることで、本来設置されるべき操
作設定器や制御装置の過不足をチェックすることができ
る。また、ステップ104ではデータ設定器11の操作
キーを操作するとデータ設定器11の表示画面に各操作
設定器と各制御装置との対応表を作成するための表が表
示できると共に、データ設定器11の操作キーでデータ
設定器11の表示画面上に各操作設定器と各制御装置と
の対応を登録できるように成っている。このとき、ビル
内のレイアウト未定場所の操作設定器や制御装置にあっ
ては前記対応表の対応登録をせずにブランクにしてお
く。
【0028】対応表の作成が完了してデータ設定器11
の操作キーで対応表完成操作を行うと、通信親局はステ
ップ105のリモコン対応登録受け付けを実行し、通信
親局は前記対応表に基づいた各操作設定器と各制御装置
との対応関係を記憶部(図示せず)に格納する。そし
て、通信親局はステップ106を実行し、例えば「操作
設定器701は制御装置40の操作指示をするものに成
りなさい」「操作設定器702と操作設定器703とは
何れも制御装置50の操作指示をするものに成りなさ
い」「操作設定器704は制御装置30の操作指示をす
るものに成りなさい」「操作設定器705は制御装置6
0の操作指示をするものに成りなさい」と言うような、
前記対応表に基づいた各操作設定器と各制御装置との対
応関係の情報信号を順次送出する。すると、ステップ2
06でリモコン動作指定コード受信待ちの状態に成って
いる各操作設定器は、通信親局からの前述の対応関係の
情報信号を受信してステップ206を実行し引続きステ
ップ207を実行する。
【0029】この動作切替手段に相当するステップ20
7の動作切替えにあっては、各操作設定器はステップ2
06で受信した情報信号のデータを判断して次のように
動作する。すなわち、制御装置30の種別は小型空調機
用、制御装置40の種別は変風量ユニット用、制御装置
50の種別はファンコイルユニット用、制御装置60の
種別はパッケージエアコン用であるので、例えば前述の
ような対応関係の情報信号であったならば、操作設定器
701は変風量ユニット用の機能を備えたものに、操作
設定器702と操作設定器703とは何れもファンコイ
ルユニット用の機能を備えたものに、操作設定器704
は小型空調機用の機能を備えたものに、操作設定器70
5はパッケージエアコン用の機能を備えたものに切り替
わる。その後、各操作設定器はステップ208でシステ
ムスタート信号受信待ちの状態に成る。
【0030】通信親局はステップ107を実行して同時
通報でシステムスタート信号を共通信号線Lに送出す
る。すると、各操作設定器および各制御装置はシステム
スタート信号を一斉に受信する。すると、各操作設定器
はステップ208を実行した後ステップ209を実行し
てステップ207で切り替わったその機能モードで動作
を開始する。各制御装置はステップ306を実行した後
ステップ307を実行して動作を開始する。また、通信
親局はステップ108を実行して自分自身のイニシャル
フラグを立てた後ステップ109へ進み通常の情報信号
(ポーリング信号)の送出を開始する。そして、通信親
局はこの空調制御装置の系の停電あるいは各操作設定器
と各制御装置との対応表の変更要求が無い限り、ステッ
プ109→ステップ110→ステップ111→ステップ
109のループを繰り返し実行する。
【0031】以上のようにして、空調制御装置の電源投
入時のイニシャライズ動作が終了して所望通りの各操作
設定器と各制御装置との対応関係で動作を開始したこの
空調制御装置にあっては、例えば操作設定器701の起
動操作キーを操作すると、通信親局は操作設定器701
の起動操作キーが操作されたことを認識して操作設定器
701に対応する制御装置40を起動するための情報信
号を送出する。すると、制御装置40はこの情報信号を
受信して制御装置40の入出力端子を介して変風量ユニ
ットCを起動するのである。
【0032】なお、前述のステップ104で、ビル内の
レイアウト未定場所の操作設定器や制御装置にあっては
対応表の対応登録をしないままブランクにしてあったの
で、レイアウト未定場所の操作設定器はステップ206
を実行できずリモコン動作指定コード受信待ちの状態を
持続している。また、レイアウト未定場所の制御装置は
ステップ307を実行して通常の動作を開始しているも
のの対応する操作設定器が無いので、通信親局はレイア
ウト未定場所の制御装置に対して起動信号を送出するこ
とは無い。従って、レイアウト未定場所の制御装置はノ
ーマルオフの状態であり誤って起動させてしまうことを
防ぐことができる。
【0033】また、操作設定器は各種の全ての制御装置
に対応して使用できるような表示操作機構とされている
ので、操作設定器は操作設定器の設定モード操作キーを
押す毎に操作設定器の表示部に逐次異なる画面をサイク
リックに表示するための全種別の制御装置に対応できる
分の画面データを備えている。しかし、操作設定器が例
えば小型空調機用の種別に切り替えられると、この操作
設定器は小型空調機専用の状態となり小型空調機用とし
て必要な画面のみを設定モード操作キーを押す毎にサイ
クリックに表示するように成る。従って、その種別専用
の操作設定器と同等の操作性や表示環境を運用者に提供
することが可能に成る。
【0034】次に、この空調制御装置の系の運用時に電
源が一旦停電して再び復電した場合のこの空調制御装置
の系の立ち上げ方を説明する。通信親局は停電バックア
ップ用の無停電電源装置を備えており一旦記憶した各種
データは常に保存されていると共に通常の動作を継続し
て実行している。しかし、操作設定器および制御装置は
バックアップ電源を備えていないもののEEPROM
(電気的に消去可能な読み出し専用メモリ)を備えてお
り、停電時に消えては困るイニシャルフラグや夏冬モー
ド等のデータをこのEEPROM(電気的に消去可能な
読み出し専用メモリ)に退避し保存するようになってい
る。
【0035】従って、空調制御装置の系の電源が復電す
ると、各操作設定器はステップ200を実行しEEPR
OM(電気的に消去可能な読み出し専用メモリ)に退避
した各種データをRAM(読み書き可能メモリ)に書き
込み、その後ステップ201を実行してステップ201
のY側に進みステップ210を実行する。また、各制御
装置はステップ300を実行しEEPROM(電気的に
消去可能な読み出し専用メモリ)に退避した各種データ
をRAM(読み書き可能メモリ)に書き込み、その後ス
テップ301を実行してステップ301のY側に進みス
テップ310を実行する。そして、各操作設定器および
各制御装置は乱数的な時間差を以てステップ211やス
テップ311の個別イニシャル要求送信を実行する。
【0036】このステップ211およびステップ311
のステップは各操作設定器および各制御装置のそれぞれ
が一旦停電が有ったが現在RAM(読み書き可能メモ
リ)に所持している各種データによる機能モードで動作
を再開しても良いか否かを通信親局に確認するステップ
であり、各操作設定器および各制御装置は自分自身のR
AM(読み書き可能メモリ)の内容を情報信号にして通
信親局へ送出する。
【0037】すると、通信親局はステップ110で復電
の有ったことを認識してステップ110のY側へ進みス
テップ101へ進む。すると、通信親局のイニシャルフ
ラグは既に立っているのでステップ101からステップ
112へ進み、ステップ112によって各操作設定器お
よび各制御装置のステップ211およびステップ311
での個別イニシャル要求送信を受け付けてステップ11
3へ進む。
【0038】このステップ113は、復電してステップ
211およびステップ311で個別イニシャル要求送信
を実行した各操作設定器および各制御装置の運転を通信
親局が自分自身の判断で自動的に運転再開しても良いよ
うな指示に成っているのか、あるいは、空調管理者の手
で運転再開指示が有るまで運転再開しては成らないよう
な指示に成っているのかを確認するステップである。そ
して、通信親局の自分自身の判断で自動的に運転再開し
ても良いような指示に成っていれば直接ステップ115
へ進む。しかし、空調管理者の手で運転再開指示が有る
までこの空調制御装置の系の運転を再開しては成らない
ような指示に成っていればステップ114へ進み空調管
理者の指示を待つ。そして、空調管理者が停電の原因等
の調査をして運転再開の判断をし運転再開指示を出すと
はじめてステップ114からステップ115へ進む。
【0039】ステップ115では通信親局はステップ1
12で受け付けた各操作設定器および各制御装置からの
個別イニシャル要求送信のデータと通信親局が記憶して
いるデータと比較して、各操作設定器および各制御装置
が現在RAM(読み書き可能メモリ)に所持している各
種データによる機能モードで動作を再開しても良いので
あればその機能モードで動作を再開しなさいと言う情報
信号を送出する。また、各操作設定器および各制御装置
が現在RAM(読み書き可能メモリ)に所持している各
種データによる機能モードで動作を再開してはならない
ものが有れば、訂正データの情報信号を送出して訂正デ
ータを該当する各操作設定器および各制御装置に訂正デ
ータを記憶させ、その後、動作を再開しなさいと言う情
報信号を送出する。
【0040】すると、各操作設定器および各制御装置は
ステップ212およびステップ312によって通信親局
のステップ115の動作を再開しなさいと言う情報信号
を受信すると、各操作設定器はステップ213を実行し
て動作を再開すると共に各制御装置はステップ313を
実行して動作を再開する。また、通信親局は再びステッ
プ109→ステップ110→ステップ111→ステップ
109を繰り返す通常のポーリングの情報信号を送出す
る状態に成る。
【0041】次に、この空調制御装置の系の各操作設定
器と各制御装置との対応関係を変更したりレイアウト未
定場所で未登録に成っている操作設定器を登録したり操
作設定器や制御装置を追加設置したりする場合の動作を
説明する。この場合は、まず通信親局に接続しているデ
ータ設定器11を操作して対応表変更要求操作をする。
すると、通信親局はステップ111でY側に進みステッ
プ116を実行して自分自身のイニシャルフラグを消去
しその後ステップ101へ進む。すると、ステップ10
1ではN側に進み通信親局はステップ102を実行す
る。すると、各操作設定器および各制御装置は強制的に
ステップ202及びステップ302を実行して、ステッ
プ203及びステップ303に進む。
【0042】これ以降は前述したこの空調制御装置の系
の電源投入時と同様のステップを実行するので詳しい説
明は省略するが、ステップ104で通信親局はデータ設
定器11の表示画面にステップ103で通信親局が新た
に格納した各操作設定器および制御装置の品番とアドレ
スとを表示する。従って、ここで作業者は操作設定器や
制御装置の過不足をチェックした後、データ設定器11
の操作キーを操作してデータ設定器11の表示画面に各
操作設定器と各制御装置との対応表を作成するための表
を新たに表示させる。そして、データ設定器11の操作
キーでデータ設定器11の表示画面上の表に各操作設定
器と各制御装置との新たな対応を登録する。対応表の作
成が完了してデータ設定器11の操作キーで対応表完成
操作を行うと、通信親局は電源投入時と同様に各操作設
定器および各制御装置と情報信号の授受を行いながらス
テップ106→ステップ107→ステップ108と進ん
で、最終的にステップ109→ステップ110→ステッ
プ111→ステップ109のループを繰り返す通常の情
報信号(ポーリング信号)の授受を各操作設定器および
各制御装置と開始する。そして、この空調制御装置の系
は新たな各操作設定器と各制御装置との対応関係で運用
可能と成る。
【0043】
【発明の効果】本発明の空調制御装置は上記のように構
成されているので、空調機器の種別毎に使用可否の有っ
た従来の操作設定器と比べて自在性に富んだ汎用性の有
るものにできると共に、ビル内のレイアウト変更による
操作設定器と各種空調機器との対応関係の変更を空調機
器の種別を気にすること無く通信親局から自在に簡単に
行え、しかも、操作設定器の対応する空調機器の種別が
設定されるとその操作設定器がその種別専用の操作設定
器と同等の操作性や表示環境を運用者に提供し得るもの
に自動的に成る便利な空調制御装置を提供できると言う
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の空調制御装置の通信親局の
動作を示すフローチャートである。
【図2】本発明の一実施例の空調制御装置の操作設定器
の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例の空調制御装置の制御装置の
動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例の空調制御装置の系の概要を
示すシステム系統図である。
【符号の説明】
10 通信親局 20 制御装置 30 制御装置 40 制御装置 50 制御装置 60 制御装置 70 操作設定器 A 空調機器 B 空調機器 C 空調機器 D 空調機器 E 空調機器 L 共通信号線 103 収集手段 104 データ設定手段 207 動作切替手段
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】空気調和を行って屋内空間を快適にする
ために、ビル内には各種空調機器が配設される。この各
種空調機器としては一般的に、大型空調機・小型空調機
・変風量ユニット(通称VAV)・ファンコイルユニッ
ト・パッケージエアコン等が有る。大型空調機はビルの
機械室等に設置され、暖気あるいは冷気を造り出し送風
ダクトを通じてビル内の要所要所に配設される変風量ユ
ニットに配風するもので、熱交換機や送風機を備えてい
る。小型空調機はビル内の要所要所に配設されるもの
で、自分自身で小型の熱交換機と送風機とを備えてい
る。変風量ユニットはビル内の要所要所に配設されるも
ので、前述の大型空調機から配風される暖気あるいは冷
気の風量を調節するダンパ開閉機構を備えている。フ
ァンコイルユニットはビル内の要所要所に配設されるも
ので、自分自身で小型の送風機であるファンと小型の熱
交換機であるコイルとを備えている。パッケージエアコ
ンはビル内の要所要所に配設されるもので、自分自身で
小型の送風機やヒートポンプ式の熱交換機を備えてい
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】従って、上述のように構成された空調制御
装置にあっては、電源投入時のイニシャライズ時に前述
した収集手段とデータ設定手段と動作切替手段とで、各
制御装置20,30,40,50,60と各操作設定器
70との対応関係を所望の関係で割り付けると、この空
調制御装置の系はその時点から所望した各制御装置と各
操作設定器との割り付け対応関係で運用できるように成
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種空調機器の制御装置と該制御装置に
    各種操作指示を与える操作設定器とを通信親局に共通信
    号線を介して各々複数接続し各制御装置に各操作設定器
    を各々割り付けて運用する空調制御装置であって、 通信親局に、各制御装置の種別とアドレスと各操作設定
    器のアドレスとをそれぞれ収集し記憶する収集手段と、
    該収集手段の収集記憶結果を基に各制御装置と各操作設
    定器との対応関係を割り付けるデータ設定手段とを設
    け、 操作設定器に、該操作設定器を前記データ設定手段で対
    応するように割り付けられた制御装置の種別に適合する
    機能モードに適宜成らしめる動作切替手段を設け、 各操作設定器の機能モードを前記データ設定手段で適宜
    設定できるようにしたことを特徴とする空調制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003042522A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Takasago Thermal Eng Co Ltd 制御システム
JP2017129351A (ja) * 2017-02-28 2017-07-27 シャープ株式会社 空気調和機

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