JP4183433B2 - 設置場所名伝送方式空調装置、空調装置アドレス設定方法及び空調装置アドレス設定プログラム - Google Patents

設置場所名伝送方式空調装置、空調装置アドレス設定方法及び空調装置アドレス設定プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビルに備えられた空調設備を集中管理して、運転制御を行う場合に簡単に機器のアドレス設定を行うことができる設置場所名伝送方式空調装置、空調装置アドレス設定方法及び空調装置アドレス設定プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からビルの各部屋に備え付けられたパッケージエアコン(PAC)の運転を集中管理するビル管理システムが知られている。パッケージエアコンは、1台の室外機と複数台の室内機の構成が最小単位の1セットとなり、このセットが必要に応じて複数備え付けられる。通常、ビル内に備え付けられる空調装置は、ホストコンピュータからの指示に応じて運転制御されるため、空調装置とホストコンピュータの間を取り持つ空調通信装置が備えられているのが一般的である。
【0003】
ところで、数十台のパッケージエアコンからなる分散型ビル用空調装置を空調通信装置を介してビル管理用のホストコンピュータと接続する場合、予め人為的な取り決めによって、各機器間における識別名を対応付ける対応表を作成しておき、ビル建設現場において、この対応表に基づいて機器間の対応付けする作業が行われて、施工工事が実施される。例えば、ホストコンピュータにおける室内機を識別する論理名「AA」と、空調通信装置における室内機を識別するPACアドレス(室内機の個体を識別するアドレス)「11」と、室内機を取り付ける場所「A会議室」とを、対応表によって「AA」=「11」=「A会議室」というように対応付けが行われる。ビル管理のホストコンピュータを納入する業者は、この対応表を参照しながらビル管理用の制御ソフトウェアを作製する。一方、空調装置を納入する業者は、対応表を参照して各室内機のPACアドレスを設定する。そして、ビル建設現場において、各機器の接続と動作確認が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したアドレス設定方法は、各業者間で一旦対応表を取り交しても、運用開始までに室内機の台数、各部屋名称、室内機のグルーピングなどの変更が何度もあるため、動作確認の時点でホストコンピュータを含むビル管理システム全体を担当する業者側と空調装置を担当する業者側の対応表が食違っている場合が多く、動作確認試験において初めて設定の間違いが発見され、想定した通りに動作しないという問題がある。例えば、A会議室とB会議室の室内機のPACアドレスが反対に設定されていたとしても、それぞれの室内機は正常に動作するため、ビル管理ホストコンピュータや空調通信装置からはPACアドレスが反対に設定されていることを発見することができない。
【0005】
したがって、作業者が各部屋へ出向き動作しているはずの室内機が確かに動作しているかの確認を巡回して行わなければならず、動作確認の作業に多大な時間を費やすという問題がある。これは、特に大規模なビルの場合に顕著となる。
さらに、ビル用パッケージエアコンの室内機は一般に天井裏に設置されるため、暗く狭い環境において、アドレススイッチを設定しなければならず、設定ミスが発生しやすいという問題もある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ビルに備えられた空調設備を集中管理して、運転制御を行う場合に、簡単に機器のアドレス設定を行うことができる設置場所名伝送方式空調装置、空調装置アドレス設定方法及び空調装置アドレス設定プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う設置場所名伝送方式空調装置であって、前記設置場所名伝送方式空調装置は、設置場所名の文字列が入力された場合に、該文字列を送信するリモコンと、個体を識別することが可能な一意のアドレスが予め設定され、前記リモコンから送信された設置場所名の文字列と前記アドレスを関係付けて送信する複数の室内機と、前記室内機から送信された前記設置場所名の文字列と前記アドレスの組み合わせに対して一意となる識別番号を付与して内部に保持する空調通信装置とを備え、前記ビル管理ホストコンピュータは、前記識別番号と設置場所名の文字列を読み出し、この識別番号に基づいて前記室内機を一意に特定することを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う設置場所名伝送方式空調装置に用いられる空調通信装置であって、前記空調通信装置は、前記ビル管理ホストコンピュータが室内機を設置場所名によって特定するために、予め決められた設置場所に据え付けられた室内機から送信された該設置場所名の文字列と該室内機を一意に特定するアドレスとを保持する記憶手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う設置場所名伝送方式空調装置に用いられる室内機であって、前記室内機は、個体を識別することが可能な一意のアドレスが予め設定され、該室内機に接続されるリモコンから送信された設置場所名の文字列を受信し、該設置場所名の文字列と前記アドレスとを関連付けて空調通信装置対して送信する送信手段を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う設置場所名伝送方式空調装置に用いられるリモコンであって、前記リモコンは、室内機と接続され、該室内機が設置されている設置場所名の文字列を入力する入力手段と、前記設置場所名の文字列を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う空調装置アドレス設定方法であって、前記空調装置アドレス設定方法は、室内機に接続されたリモコンから設置場所名の文字列を入力して、この文字列を室内機に対して送信する過程と、前記リモコンから送信された設置場所名の文字列と室内機対して予め設定されているアドレスとを関連付けて空調通信装置に対して送信する過程と、前記室内機から送信された前記設置場所名の文字列と前記アドレスに対して一意となる識別番号を付与して内部に保持する過程とを有し、前記ビル管理ホストコンピュータが前記室内機を特定する場合に、は、前記識別番号と設置場所名の文字列によって一意に特定することを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の発明は、ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う設置場所名伝送方式空調装置に用いられる空調装置アドレス設定プログラムであって、前記空調装置アドレス設定プログラムは、前記ビル管理ホストコンピュータが室内機を設置場所名によって特定するために、予め決められた設置場所に据え付けられた室内機から送信された該設置場所名の文字列と該室内機を一意に特定するアドレスとを保持する処理をコンピュータに行わせることを特徴とする。
【0013】
請求項7に記載の発明は、ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う設置場所名伝送方式空調装置に用いられる空調装置アドレス設定プログラムであって、前記空調装置アドレス設定プログラムは、個体を識別することが可能な一意のアドレスが予め設定され、該室内機に接続されるリモコンから送信された設置場所名の文字列を受信し、該設置場所名の文字列と前記アドレスとを関連付けて空調通信装置対して送信する処理をコンピュータに行わせることを特徴とする。
【0014】
請求項8に記載の発明は、ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う設置場所名伝送方式空調装置に用いられる空調装置アドレス設定プログラムであって、前記空調装置アドレス設定プログラムは、該室内機が設置されている設置場所名の文字列を入力する処理と、前記設置場所名の文字列を表示する処理と をコンピュータに行わせることを特徴とする。
【0015】
請求項9に記載の発明は、ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う設置場所名伝送方式空調装置であって、前記設置場所名伝送方式空調装置は、設置場所名の文字列を入力して送信するリモコンと、個体を識別することが可能な一意のアドレスが予め設定され、前記リモコンから送信された設置場所名の文字列と前記アドレスを関係付けるとともに、前記設置場所名の文字列と前記アドレスに対して一意となる識別番号を付与して内部に保持する複数の室内機とを備え、前記ビル管理ホストコンピュータは、前記識別番号と設置場所名の文字列を読み出し、この識別番号に基づいて前記室内機を一意に特定することを特徴とする。
【0016】
請求項10に記載の発明は、ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う設置場所名伝送方式空調装置に用いられる室内機であって、前記室内機は、個体を識別することが可能な一意のアドレスが予め設定され、該室内機に接続されるリモコンから送信された設置場所名の文字列を受信し、該設置場所名の文字列と前記アドレスとを関連付けて記憶する手段と、前記設置場所名と前記アドレスとを前記ビル管理ホストコンピュータに通知する手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
請求項11に記載の発明は、ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う空調装置アドレス設定方法であって、前記空調装置アドレス設定方法は、室内機に接続されたリモコンから設置場所名の文字列を入力して、この文字列を室内機に対して送信する過程と、前記リモコンから送信された設置場所名の文字列と室内機に対して予め設定されているアドレスとを関連付ける過程と、前記設置場所名の文字列と前記アドレスに対して一意となる識別番号を付与して内部に保持する過程とを有し、前記ビル管理ホストコンピュータが前記室内機を特定する場合には、前記識別番号と設置場所名の文字列によって一意に特定することを特徴とする。
【0018】
請求項12に記載の発明は、ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う設置場所名伝送方式空調装置に用いられる空調装置アドレス設定プログラムであって、前記空調装置アドレス設定プログラムは、個体を識別することが可能な一意のアドレスが予め設定され、該室内機に接続されるリモコンから送信された設置場所名の文字列を受信し、該設置場所名の文字列と前記アドレスとを関連付けて送信する処理をコンピュータに行わせることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態による設置場所名伝送方式空調装置を図面を参照して説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、符号1は、ワークステーション等のコンピュータから構成されるビル管理用のホストコンピュータ(以下、ビル管理ホストと称する)であり、ビルに備えられた設備の運転管理を行う。このビル管理ホスト1にはビル管理ホストコンピュータ通信用の標準規格に基づき、パッケージエアコンを制御監視するソフトウェアを実装される。また、ビル管理ホスト1の画面には、空調装置の状態等を表示する運転操作画面11が表示される。符号2は、ビル管理用に標準規格化された通信プロトコルを使用したビル管理通信ネットワークであり、ビル内の各種設備を管理する装置が接続される。符号3は、空調設備以外の設備の管理を行うための他設備通信装置であり、給水、配電、照明等の設備管理を行うためのものである。符号4は、ビル内に各部屋に備え付けられる空調装置の管理を行うために、ビル管理ホスト1及び各室内機と通信を行う空調通信装置であり、ビル管理通信ネットワーク2に接続される。
【0020】
符号5は、各室内機と空調通信装置4との間で通信を行うための空調制御ネットワークである。符号P1、P2は、パッケージエアコンの室内機(以下、単に室内機と称する)であり、ビルの各部屋に少なくとも1台設置されるものである。これらの室内機P1、P2は、空調通信装置4に対して、空調制御ネットワーク5を介して接続される。図1においては、2台の室内機P1、P2のみを図示したが、構成は同一のものである。符号R1、R2は、各室内機P1、P2それぞれの運転操作を行うためのリモコンである。ここでは、2つのリモコンR1、R2を図示したが、構成は同一のものである。符号6は、リモコンR1、R2と室内機P1、P2をそれぞれ接続するリモコン通信線である。このリモコン通信線は、有線でも無線でもよい。符号7は、空調通信装置4内に記憶されるデータ構造であり、ビル管理通信ネットワーク用に標準規格化された通信プロトコルにおいては「オブジェクト」と呼ばれる。このオブジェクトは、オブジェクト識別番号8、設置場所名9、PACアドレス10という変数(プロパティ)を有している。このオブジェクト7は、空調通信装置4に接続される室内機の数だけ記憶される。
【0021】
次に、図2、5、6を参照して、図1に示すリモコンR1の構成を説明する。図2は、図1に示すリモコンR1の構成を示すブロック図である。この図において、符号21は、室内機P1の運転操作とかな入力を行うためのキースイッチである。符号22は、キースイッチ21の状態を読み取り、入力されたキーを解析するキー入力解析部である。符号23は、室内機P1をリモコン操作するための制御を行う制御部である。符号24は、漢字コードROMを備え、キー入力解析部22からの出力されたかなデータに応じてかな漢字変換を行うかな漢字変換部である。符号25は、表示データを生成して出力する表示部である。符号26は、少なくとも全角文字10文字程度が表示できるドットマトリクス液晶のディスプレイ等から構成される表示器である。符号27は、室内機P2との間で通信を行う通信部である。
【0022】
図5は、リモコンR1の外観を示す図である。図5に示すように、リモコンR1は、リモコン本体28とカバー29とからなり、カバー29は、キースイッチ21のエリアを覆うようになっており、キースイッチ21を操作する場合にカバー29を開いて操作する。符号26aは、空調装置の基本機能の状態を表示する空調機能表示器である。符号26bは、任意の漢字文字列を表示可能な部屋名文字列表示器である。また、キースイッチ21は、携帯電話端末等で用いられる4行3列のキー配列であり、操作方法も携帯電話端末と同様の文字入力機能を有している。各キーには、空調機能の表示と文字入力機能の表示の両方が印刷されている。なお、空調機能表示器26aと部屋名文字列表示器26bは1つのドットマトリクス液晶ディスプレイで構成するようにしてもよい。
【0023】
図6は、図5に示すリモコンR1のキースイッチ21を運転操作キー21aとかな入力キー21bとに分けて、かな入力キー21bをカバー29の内側に備えた例を示す図である。このように、運転操作を行う場合に使用するキーとアドレス設定操作に使用するキーとを分離し、かな入力キー21bをカバー29の内側に設けたため、運転操作時において操作がし易くなる。
また、かな入力キー21bは、リモコン本体28に対して着脱可能とし、必要に応じて、作業者がかな入力キーのキーボードをリモコン本体28に接続して操作するようにしてもよい。このようにすることによって、運転操作時に不要なキーを備える必要がなくなるため、エンドユーザの誤操作を防止することができる。
【0024】
次に、図3を参照して、図1に示す室内機P1の構成を説明する。図3は、図1に示す室内機P1の制御に関する構成のみを示すブロック図である。この図において、符号31は、室内機P1の運転を制御する運転制御部である。符号32は、リモコンR1との間で通信を行うリモコン通信部である。符号33は、空調通信装置4との間で通信を行う制御ネットワーク通信部である。
【0025】
次に、図4を参照して、図1に示す空調通信装置4の構成を説明する。図4は、図1に示す空調通信装置4の主要部分の構成を示すブロック図である。この図において、符号41は、ビル管理ホスト1からの指示に応じて、配下の室内機Pnを制御する制御部である。符号42は、図1に示すオブジェクト7を複数記憶する記憶部である。符号43は、空調制御ネットワーク5を介して各室内機Pnとの間で通信を行う制御ネットワーク通信部である。符号44は、ビル管理通信ネットワーク2を介してビル管理ホスト1との間で通信を行うビル管理ネットワーク通信部である。空調通信装置4は、標準のビル管理システム通信用の規格に基づき、制御対象である室内機の「オブジェクト」というデータ構造を実装される。この「オブジェクト」は、標準規格に基づき複数の「プロパティ」をデータ模造の要素として持っており、オブジェクト識別番号とオブジェクト名とからなる。また、空調通信装置4では、PACアドレスとオブジェクト識別番号が一対一に対応するようにマッピングしておき、ビル管理ホスト1側からオブジェクト識別番号により指定されるオブジェクトに対する書込み/読み出しは、それにマッピングされたPACアドレスの室内機に対して空調制御ネットワークを介して書込み/読み出しに対応した空調制御コマンドを送受信するようなソフトウェアが実装されている。
【0026】
次に、図1〜4を参照して、アドレス設定動作を順を追って説明する。以下の説明において、空調通信装置4には、2台の室内機P1、P2のみが接続されているものとし、室内機P1は、A会議室に設置され、室内機P2は、B会議室に設置されるものとして説明する。
まず、空調装置を担当する業者の作業者は、室内機P1に備えられたアドレス設定スイッチ(図示せず)を操作して、PACアドレスを設定する。ここでは、室内機P1のPACアドレスを「PAC_1」とする。このとき設定するアドレス値は、事前に取り決めておく必要はなく、空調装置を担当する業者の都合で独自に設定すればよい。続いて、作業者は、室内機P2のPACアドレスを設定する。このとき設定するアドレス値は、少なくとも空調通信装置4の配下の室内機を一意に特定することができればどのような値でもよい。ここでは、室内機P2のPACアドレスを「PAC_2」とする。
なお、このアドレス設定スイッチによるPACアドレス設定作業は、パッケージエアコンの工場出荷時に行っておいてもよい。
【0027】
次に、作業者は、A会議室へ出向き、リモコンR1のキースイッチ21を操作して、設置場所名(この例では「A会議室」)を入力する。キー入力解析部22は、入力されたキーが設置場所名の入力動作を行うものか運転操作を行うものかを判定し、設置場所名の入力動作である場合は、キースイッチ21の各々のキーに割り当てられたかなデータを制御部23へ送る。これを受けて、制御部23は、このかなデータをかな漢字変換部24へ渡し、かな漢字変換処理を施す。そして、制御部23は、かな漢字変換が施された文字列を内部に保持するとともに表示部25へ送る。これを受けて表示部25は、表示データに変換して表示器26へ出力する。これによって表示器26には、設置場所名(この例では「A会議室」)が表示される。作業者は、この表示内容を参照し、入力した内容が正しいか否かを確認する。
【0028】
続いて、作業者は、入力した内容が正しければ、所定のキースイッチ21を入力することによって入力した文字列の内容を確定する。これを受けて、キー入力解析部22は、確定の動作がなされたことを制御部23へ通知する。これを受けて、制御部23は、通信部27を介して室内機P1に対して入力された文字列(設置場所名)を送信する。この文字列データは、室内機P1のリモコン通信部32によって受信され、運転制御部31へ送られる。
【0029】
次に、運転制御部31は、アドレス設定スイッチで設定されているPACアドレスを読み取り、このPACアドレスとリモコンR1から送信された文字列とを合わせたアドレス設定データを生成する。この例では、PACアドレスが「PAC_1」であり、文字列が「A会議室」であるので、ここで生成されるデータは、「PAC_1=”A会議室”」となる。そして、運転制御部31は、制御ネットワーク通信部33を介して、空調通信装置4へここで生成したアドレス設定データを送信する。このアドレス設定データは、空調通信装置4の制御ネットワーク通信部43によって受信され、制御部41へ出力される。
【0030】
次に、制御部41は、記憶部42に予め記憶されているオブジェクト7のうち、室内機P1から送信されたアドレス設定データに含まれるPACアドレス(ここでは、PAC_1)に対応するオブジェクト識別番号8のオブジェクト7の「オブジェクト名」プロパティに、アドレス設定データに含まれる設置場所名文字列(ここでは、A会議室)を代入する。
【0031】
そして、作業者は、B会議室へ出向き前述した作業を行うことによって、空調通信装置4の記憶部には、2つのオブジェクトが記憶されることとなる。この動作は、空調通信装置4の配下の室内機Pnについて全て行うことにより、室内機の数と同数のオブジェクト7が記憶部42に記憶されることとなる。
【0032】
次に、制御部41は、ビル管理ホスト1に対して、通信プロトコルの標準規格にもとづき「初期設定完了」の参入通信シーケンスを、ビル管理ネットワーク通信部44を介して送信する。これを受けて、ビル管理ホスト1は、空調通信装置4の記憶部42に記憶されている、全てのオブジェクト7をオブジェクト識別番号順に順次読み出していき、オブジェクト識別番号と設置場所名のマッピング情報を取得する。これによって、ビル管理ホスト1内には、オブジェクト識別番号と設置場所名のマッピング情報が記憶されたこととなり、オブジェクト識別番号が何番である室内機が、どこの部屋に設置されているかを認識することができる。
【0033】
次に、ビル管理ホスト1は、内部に記憶した設置場所名に基づいて運転操作画面11を生成して表示する。そして、運転操作をする場合は、この設置場所名に対して、操作を行うことによって実現する。例えば、”A会議室”を運転開始(ON)する、”B会議室”を運転停止(OFF)するなどの操作を行う。この運転操作に対して、ビル管理ホスト1は、運転操作がなされた設置場所名に対応するオブジェクト番号を使用して、空調通信装置4へ制御コマンドを送信する。例えば、A会議室に設置されている室内機P1を運転開始する場合は、A会議室に対応するオブジェクト識別番号8と運転開始を意味する制御コードを空調通信装置4へ送信する。この例では、「001=”ON”」となる。これを受けて、空調通信装置4の制御部41は、ビル管理ホスト1から送信されたオブジェクト識別番号「001」に対応するPACアドレス「PAC_1」を記憶部42から読み出し、このPACアドレスに対して運転開始を意味する制御コードを送信する。これによって、室内機P1が運転を開始する。
【0034】
このように、ビル管理ホスト1においては、室内機PnのPACアドレスを全く意識すること無く、設置場所名に基づいて運転操作を行うことが可能になる。また、PACアドレスを空調装置側の都合で決定することができるため、ビル管理ホスト側と事前に相談して「設置場所名(部屋名)−PACアドレス対応表」を取り交すことなく動作確認を行うことが可能となる。
【0035】
次に、ビル管理ホスト1側において各室内機Pnの設置場所名を決めて、その文字列を空調通信装置4経由で、リモコンRnにダウンロードしてリモコンに表示する動作を説明する。
まず、ビル管理ホスト1は、設置場所名が変更になった時点で、空調通信装置4内の各オブジェクトの「オブジェクト名」プロパティに設置場所名文字列をビル管理標準規格通信にて書き込む。これを受けて、空調通信装置4に制御部41は、記憶部42に記憶されているオブジェクト7の内容を更新するとともに、各オブジェクトの「オブジェクト名」プロパティに書込まれた設置場所名文字列を、そのオブジェクト識別番号に対応するPACアドレスを持つ室内機Pn対して送信する。ここでは、室内機P1が設置されているA会議室がC会議室に変更になったものとして説明する。
【0036】
次に、設置場所名を受信した室内機P1の運転制御部31は、この受信した設置場所名(C会議室)をリモコンR1に対して送信する。これを受けて、リモコンR1の制御部23は、受信した設置場所文字列を表示部25へ出力する。これによって、リモコンR1の表示器26に新たな設置場所名が表示される。
【0037】
このように、ビル管理ホスト1からリモコンRnに対してダウンロードすることによって、前述の動作の後に、ビル管理ホスト1側で設置場所名を変更した場合等に、ビル管理ホスト1から変更後の設置場所名文字列を空調通信装置4経由でリモコンRnへダウンロードすることができ、各室内機のリモコンにビル管理ホスト1が認識している場所が表示されるため、PACアドレス設定のミスを容易に発見することができる。
【0038】
次に、図7、8を参照して、他の実施形態による設置場所名伝送方式空調装置を説明する。
図7は、他の実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、図1示す装置と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図7に示す構成が図1に示す構成と異なる点は、空調通信装置4を省略し、各室内機P1a、P2aを直接、ビル管理通信ネットワーク2に接続した点と、図1に示す構成においては、空調通信装置4内に記憶されるオブジェクト7を各室内機が記憶するようにした点である。また、現在の運転状況を現在値プロパティ12として記憶するようにし、さらに室内機をビル管理通信ネットワーク2に接続したため、パッケージエアコン室外機P0(図1においては図示せず)もビル管理通信ネットワーク2に接続してある。
【0039】
図8は、図7に示す室内機P1aの構成を示すブロック図である。この図において、符号31は、図3に示す運転制御部31と同等の機能を有する運転制御部である。符号32は、図3に示すリモコン通信部32と同等の機能を有するリモコン通信部である。符号44は、図4に示すビル管理ネットワーク通信部44と同等の機能を有する。符号41は、図4に示す制御部41に相当する機能を有する制御部である。符号42は、図4に示す記憶部42と同等な記憶部であり、オブジェクト7を記憶する。
【0040】
次に、図7、8を参照して、アドレス設定動作を順を追って説明する。以下の説明において、ビル管理通信ネットワーク2には、2台の室内機P1a、P2aのみが接続されているものとし、室内機P1aは、A会議室に設置され、室内機P2aは、B会議室に設置されるものとして説明する。
まず、空調装置を担当する業者の作業者は、室内機P1aに備えられたアドレス設定スイッチ(図示せず)を操作して、PACアドレスを設定する。ここでは、室内機P1aのPACアドレスを「PAC_1」とする。このとき設定するアドレス値は、事前に取り決めておく必要はなく、空調装置を担当する業者の都合で独自に設定すればよい。続いて、作業者は、室内機P2aのPACアドレスを設定する。このとき設定するアドレス値は、少なくともビル管理通信ネットワーク2の配下の室内機を一意に特定することができればどのような値でもよい。ここでは、室内機P2aのPACアドレスを「PAC_2」とする。
【0041】
次に、作業者は、A会議室へ出向き、リモコンR1のキースイッチ21を操作して、設置場所名(この例では「A会議室」)を入力する。キー入力解析部22は、入力されたキーが設置場所名の入力動作を行うものか運転操作を行うものかを判定し、設置場所名の入力動作である場合は、キースイッチ21の各々のキーに割り当てられたかなデータを制御部23へ送る。これを受けて、制御部23は、このかなデータをかな漢字変換部24へ渡し、かな漢字変換処理を施す。そして、制御部23は、かな漢字変換が施された文字列を内部に保持するとともに表示部25へ送る。これを受けて表示部25は、表示データに変換して表示器26へ出力する。これによって表示器26には、設置場所名(この例では「A会議室」)が表示される。作業者は、この表示内容を参照し、入力した内容が正しいか否かを確認する。
【0042】
続いて、作業者は、入力した内容が正しければ、所定のキースイッチ21を入力することによって入力した文字列の内容を確定する。これを受けて、キー入力解析部22は、確定の動作がなされたことを制御部23へ通知する。これを受けて、制御部23は、通信部27を介して室内機P1aに対して入力された文字列(設置場所名)を送信する。この文字列データは、室内機P1のリモコン通信部32によって受信され、運転制御部31へ送られる。
【0043】
次に、運転制御部31は、アドレス設定スイッチで設定されているPACアドレスを読み取り、このPACアドレスとリモコンR1から送信された文字列とを合わせたアドレス設定データを生成する。この例では、PACアドレスが「PAC_1」であり、文字列が「A会議室」であるので、ここで生成されるデータは、「PAC_1=”A会議室”」となる。そして、運転制御部31は、ここで生成したアドレス設定データを制御部41へ出力する。続いて、制御部41は、室内機P1aから送信されたアドレス設定データを記憶部42へ記憶する。
【0044】
そして、作業者は、B会議室へ出向き同様の作業を行うことによって、各室内機の記憶部42には、設置場所名が記憶されることとなる。この動作は、ビル管理通信ネットワーク2の配下の室内機について全て行う。
【0045】
次に、制御部41は、ビル管理ホスト1に対して、通信プロトコルの標準規格にもとづき「初期設定完了」の参入通信シーケンスを、ビル管理ネットワーク通信部44を介して送信する。これを受けて、ビル管理ホスト1は、各室内機P1a、P2aの記憶部42に記憶されている、全てのオブジェクト7をオブジェクト識別番号順に順次読み出していき、オブジェクト識別番号と設置場所名のマッピング情報を取得する。これによって、ビル管理ホスト1内には、オブジェクト識別番号と設置場所名のマッピング情報が記憶されたこととなり、オブジェクト識別番号が何番である室内機が、どこの部屋に設置されているかを認識することができる。
【0046】
次に、ビル管理ホスト1は、内部に記憶した設置場所名に基づいて運転操作画面11を生成して表示する。そして、運転操作をする場合は、この設置場所名に対して、操作を行うことによって実現する。例えば、”A会議室”を運転開始(ON)する、”B会議室”を運転停止(OFF)するなどの操作を行う。この運転操作に対して、ビル管理ホスト1は、運転操作がなされた設置場所名に対応するオブジェクト番号を使用して、各室内機が接続されたビル管理通信ネットワーク2へ制御コマンドを送信する。例えば、A会議室に設置されている室内機P1aを運転開始する場合は、A会議室に対応するオブジェクト識別番号8と運転開始を意味する制御コードをビル管理通信ネットワーク2へ送信する。この例では、「001=”ON”」となる。これを受けて、各室内機の制御部41は、ビル管理ホスト1から送信されたオブジェクト識別番号「001」が自己の識別番号である場合のみに、この制御コマンドを運転制御部31へ通知する。これによって、室内機P1aが運転を開始する。
【0047】
なお、制御部41は、制御コマンドを運転制御部31へ通知するタイミングで、この制御コマンドに基づいて、自己の現在値としてオブジェクト7に記憶するようにするようにしてもよい。
【0048】
以上説明したように、各部屋のリモコンに、携帯電話と同様のかな漢字入力手段を持たせ、かつ、設置場所名(例えば部屋名称)文字列をリモコンの液晶に表示させるようにしたため、室内機の特定を設置場所によって行うことが可能となる。また、設置場所名文字列を、リモコン通信とPAC制御ネットワーク通信を通じて空調通信装置に伝送し、空調通信装置に実装されたソフトウェア向の制御対象オブジェクトのオブジェクト名プロパティに書込み、ビル管理ホストコンピュータは、標準通信規格の読み出し機能により、空調通信装置から上記オブジェクト名プロパティに格納されている設置場所名文字列を順次読み出し、どのオブジェクトがどの設置場所なのかを認識することが可能となる。したがって、対応表を取り交わすことなく動作確認を行うことが可能となる。また、ビル管理ホストコンピュータはその設置場所名文字列を使用して面面表示を行い、室内機を制御/監視する場合は、空調通信装置内に記憶されている文字列に対応したオブジェクトに対して書込み/読み出しをすることによって室内機を特定することができるため、容易に動作確認を行うことが可能となる。
さらに、ビル管理ホストコンピュータの画面から設置場所名を命名する場合や、一度設定した設置場所名を変更したい場合、ビル管理ホストコンピュータから空調通信装置に対して書込みすることにより、室内機経由でリモコンの液晶に、ビル管理ホストコンピュータが命名した通りの設置場所名文字列が表示することが可能となる。
【0049】
なお、リモコンRnの表示器26に漢字を表示することができるため、室内機Pnの運転制御部31は、運転状態をリモコンRnへ送信し、表示器26に室内機Pnの運転状況を表示するようにしてもよい。例えば、“E5:室内外通信異常”、“吐出管温度=95℃”、“室外熱交換機霜取中”、“現在消費電力=35KW”、“電気代=13円/時”、“サービスTEL09022223333”等を表示することが可能となる。
【0050】
また、図2、3、4における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより空調装置アドレス設定処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0051】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、各部屋のリモコンに、携帯電話と同様のかな漢字入力手段を持たせ、かつ、設置場所名(例えば部屋名称)文字列をリモコンの液晶に表示させるようにしたため、室内機の特定を設置場所によって行うことが可能となる。また、設置場所名文字列を、リモコン通信とPAC制御ネットワーク通信を通じて空調通信装置に伝送し、空調通信装置に実装されたソフトウェア向の制御対象オブジェクトのオブジェクト名プロパティに書込み、ビル管理ホストコンピュータは、標準通信規格の読み出し機能により、空調通信装置から上記オブジェクト名プロパティに格納されている設置場所名文字列を順次読み出し、どのオブジェクトがどの設置場所なのかを認識することが可能となる。したがって、対応表を取り交わすことなく動作確認を行うことが可能となる。また、ビル管理ホストコンピュータはその設置場所名文字列を使用して面面表示を行い、室内機を制御/監視する場合は、空調通信装置内に記憶されている文字列に対応したオブジェクトに対して書込み/読み出しをすることによって室内機を特定することができるため、容易に動作確認を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示すリモコンR2の構成を示すブロック図である。
【図3】 図1に示すパッケージエアコン室内機P2の構成を示すブロック図である。
【図4】 図1に示す空調通信装置4の構成を示すブロック図である。
【図5】 図1に示すリモコンR1の外観を示す図である。
【図6】 図1に示すリモコンR1の外観を示す図である。
【図7】 本発明の他の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図8】 図7に示すパッケージエアコン室内機P1aの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・ビル管理ホスト
2・・・ビル管理通信ネットワーク
3・・・他設備通信装置
4・・・空調通信装置
5・・・空調制御ネットワーク
6・・・リモコン通信線
P0・・・パッケージエアコン室外機
P1、P2、P1a、P2a・・・パッケージエアコン室内機
R1、R2・・・リモコン
21・・・キースイッチ
22・・・キー入力解析部
23・・・制御部
24・・・かな漢字変換部
25・・・表示部
26・・・表示器
27・・・通信部
31・・・運転制御部
32・・・リモコン通信部
33・・・制御ネットワーク通信部
41・・・制御部
42・・・記憶部
43・・・制御ネットワーク通信部
44・・・ビル管理ネットワーク通信部

Claims (12)

  1. ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う設置場所名伝送方式空調装置であって、
    前記設置場所名伝送方式空調装置は、
    設置場所名の文字列が入力された場合に、該文字列を送信するリモコンと、
    個体を識別することが可能な一意のアドレスが予め設定され、前記リモコンから送信された設置場所名の文字列と前記アドレスを関係付けて送信する複数の室内機と、
    前記室内機から送信された前記設置場所名の文字列と前記アドレスの組み合わせに対して一意となる識別番号を付与して内部に保持する空調通信装置と
    を備え、
    前記ビル管理ホストコンピュータは、前記識別番号と設置場所名の文字列を読み出し、この識別番号に基づいて前記室内機を一意に特定することを特徴とする設置場所名伝送方式空調装置。
  2. ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う設置場所名伝送方式空調装置に用いられる空調通信装置であって、
    前記空調通信装置は、
    前記ビル管理ホストコンピュータが室内機を設置場所名によって特定するために、予め決められた設置場所に据え付けられた室内機から送信された該設置場所名の文字列と該室内機を一意に特定するアドレスとを保持する記憶手段を備えたことを特徴とする空調通信装置。
  3. ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う設置場所名伝送方式空調装置に用いられる室内機であって、
    前記室内機は、
    個体を識別することが可能な一意のアドレスが予め設定され、該室内機に接続されるリモコンから送信された設置場所名の文字列を受信し、該設置場所名の文字列と前記アドレスとを関連付けて空調通信装置対して送信する送信手段を備えたことを特徴とする室内機。
  4. ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う設置場所名伝送方式空調装置に用いられるリモコンであって、
    前記リモコンは、
    室内機と接続され、該室内機が設置されている設置場所名の文字列を入力する入力手段と、
    前記設置場所名の文字列を表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とするリモコン。
  5. ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う空調装置アドレス設定方法であって、
    前記空調装置アドレス設定方法は、
    室内機に接続されたリモコンから設置場所名の文字列を入力して、この文字列を室内機に対して送信する過程と、
    前記リモコンから送信された設置場所名の文字列と室内機対して予め設定されているアドレスとを関連付けて空調通信装置に対して送信する過程と、
    前記室内機から送信された前記設置場所名の文字列と前記アドレスに対して一意となる識別番号を付与して内部に保持する過程と
    を有し、
    前記ビル管理ホストコンピュータが前記室内機を特定する場合に、は、前記識別番号と設置場所名の文字列によって一意に特定することを特徴とする空調装置アドレス設定方法。
  6. ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う設置場所名伝送方式空調装置に用いられる空調装置アドレス設定プログラムであって、
    前記空調装置アドレス設定プログラムは、
    前記ビル管理ホストコンピュータが室内機を設置場所名によって特定するために、予め決められた設置場所に据え付けられた室内機から送信された該設置場所名の文字列と該室内機を一意に特定するアドレスとを保持する処理をコンピュータに行わせることを特徴とする空調装置アドレス設定プログラム。
  7. ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う設置場所名伝送方式空調装置に用いられる空調装置アドレス設定プログラムであって、
    前記空調装置アドレス設定プログラムは、
    個体を識別することが可能な一意のアドレスが予め設定され、該室内機に接続されるリモコンから送信された設置場所名の文字列を受信し、該設置場所名の文字列と前記アドレスとを関連付けて空調通信装置対して送信する処理をコンピュータに行わせることを特徴とする空調装置アドレス設定プログラム。
  8. ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う設置場所名伝送方式空調装置に用いられる空調装置アドレス設定プログラムであって、
    前記空調装置アドレス設定プログラムは、
    該室内機が設置されている設置場所名の文字列を入力する処理と、
    前記設置場所名の文字列を表示する処理と
    をコンピュータに行わせることを特徴とする空調装置アドレス設定プログラム。
  9. ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う設置場所名伝送方式空調装置であって、
    前記設置場所名伝送方式空調装置は、
    設置場所名の文字列を入力して送信するリモコンと、
    個体を識別することが可能な一意のアドレスが予め設定され、前記リモコンから送信された設置場所名の文字列と前記アドレスを関係付けるとともに、前記設置場所名の文字列と前記アドレスに対して一意となる識別番号を付与して内部に保持する複数の室内機と、
    を備え、
    前記ビル管理ホストコンピュータは、前記識別番号と設置場所名の文字列を読み出し、この識別番号に基づいて前記室内機を一意に特定することを特徴とする設置場所名伝送方式空調装置。
  10. ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う設置場所名伝送方式空調装置に用いられる室内機であって、
    前記室内機は、
    個体を識別することが可能な一意のアドレスが予め設定され、該室内機に接続されるリモコンから送信された設置場所名の文字列を受信し、該設置場所名の文字列と前記アドレスとを関連付けて記憶する手段と、
    前記設置場所名と前記アドレスとを前記ビル管理ホストコンピュータに通知する手段と
    を備えたことを特徴とする室内機。
  11. ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う空調装置アドレス設定方法であって、
    前記空調装置アドレス設定方法は、
    室内機に接続されたリモコンから設置場所名の文字列を入力して、この文字列を室内機に対して送信する過程と、
    前記リモコンから送信された設置場所名の文字列と室内機に対して予め設定されているアドレスとを関連付ける過程と、
    前記設置場所名の文字列と前記アドレスに対して一意となる識別番号を付与して内部に保持する過程と
    を有し、
    前記ビル管理ホストコンピュータが前記室内機を特定する場合には、前記識別番号と設置場所名の文字列によって一意に特定することを特徴とする空調装置アドレス設定方法。
  12. ビルに備えられた設備を遠隔集中制御するビル管理ホストコンピュータからの指示に応じて、空調設備の運転制御を行う場合に設置場所名を使用してアドレス設定を行う設置場所名伝送方式空調装置に用いられる空調装置アドレス設定プログラムであって、
    前記空調装置アドレス設定プログラムは、
    個体を識別することが可能な一意のアドレスが予め設定され、該室内機に接続されるリモコンから送信された設置場所名の文字列を受信し、該設置場所名の文字列と前記アドレスとを関連付けて送信する処理をコンピュータに行わせることを特徴とする空調装置アドレス設定プログラム。
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