JPH05272680A - 細径配管接続用継手 - Google Patents
細径配管接続用継手Info
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- JPH05272680A JPH05272680A JP4103483A JP10348392A JPH05272680A JP H05272680 A JPH05272680 A JP H05272680A JP 4103483 A JP4103483 A JP 4103483A JP 10348392 A JP10348392 A JP 10348392A JP H05272680 A JPH05272680 A JP H05272680A
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- Japan
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- wall
- pipe
- small diameter
- diameter chamber
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 配管組込み後の配管の軸方向及び径方向への
相対的移動を阻止してシールリング部材の摩耗等を防止
し、係支爪での外れを防止して加振状態でも長期に亘り
気蜜性を保持できると共に、目視による配管の適否確認
を容易にする。 【構成】 継手本体１の軸芯内部に小径室３′と段付き
大径室３とを貫設する。小径部３′にシールリング部材
６を設けると共に、その前方と後方に夫々弾性爪片１３
ａを有するブッシュ部材１３とスリーブ部材１４を挿着
する。大径部３に切欠き窓９を設け、係止爪５を突出し
た一体の弾性アーム７を設けると共に、大径室部の先端
側の掛合部をもって配管ｐの掛止壁ｐ′に係着する。ま
た係止爪５により係圧される段付き壁８″を設けて配管
上に装着した保持部材８と、軸方向への移動自在な解放
筒部材１０と、継手本体１に被着したロック部材１１と
を設ける。
相対的移動を阻止してシールリング部材の摩耗等を防止
し、係支爪での外れを防止して加振状態でも長期に亘り
気蜜性を保持できると共に、目視による配管の適否確認
を容易にする。 【構成】 継手本体１の軸芯内部に小径室３′と段付き
大径室３とを貫設する。小径部３′にシールリング部材
６を設けると共に、その前方と後方に夫々弾性爪片１３
ａを有するブッシュ部材１３とスリーブ部材１４を挿着
する。大径部３に切欠き窓９を設け、係止爪５を突出し
た一体の弾性アーム７を設けると共に、大径室部の先端
側の掛合部をもって配管ｐの掛止壁ｐ′に係着する。ま
た係止爪５により係圧される段付き壁８″を設けて配管
上に装着した保持部材８と、軸方向への移動自在な解放
筒部材１０と、継手本体１に被着したロック部材１１と
を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は一般に自動車或いは各種
の機械、設備装置等に給油、給気の供給路として配設多
用される管径太さ２０ｍ／ｍ程度以下の比較的細径から
なる金属管もしくは樹脂チューブ（以下単に配管と称
す）の接続用継手に関するものである。
の機械、設備装置等に給油、給気の供給路として配設多
用される管径太さ２０ｍ／ｍ程度以下の比較的細径から
なる金属管もしくは樹脂チューブ（以下単に配管と称
す）の接続用継手に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の接続用継手としては例え
ば特公昭６４−１０７１１号公報（図７）に示すよう
に、継手本体をなすハウジング(21)の拡径した大径室(2
2)にあって、組込んだ導管（Ｐ１）側の掛止壁
（Ｐ１′）部に、外部に摘み用耳状端部(24)を突出した
保持エレメント(23)により、中央壁部をハウジング(21)
の後端部に設けたフランジ（掛支壁）(21') 部に係着し
た状態でその先端側の一対の顎状端部（爪部）(24') を
持って係圧するように構成されていた。尚(25)は小径室
(26)に内装したゴム材等によるシールリング部材であ
る。
ば特公昭６４−１０７１１号公報（図７）に示すよう
に、継手本体をなすハウジング(21)の拡径した大径室(2
2)にあって、組込んだ導管（Ｐ１）側の掛止壁
（Ｐ１′）部に、外部に摘み用耳状端部(24)を突出した
保持エレメント(23)により、中央壁部をハウジング(21)
の後端部に設けたフランジ（掛支壁）(21') 部に係着し
た状態でその先端側の一対の顎状端部（爪部）(24') を
持って係圧するように構成されていた。尚(25)は小径室
(26)に内装したゴム材等によるシールリング部材であ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、前記導管（Ｐ１）の後方か
らのハウジング(21)内部への組込みと、該ハウジング後
端部のフランジ(21') 部での保持エレメント(23)による
係着構造に関連して、大径室(22)にあって導管(Ｐ１）
とに過大な空間の存在を余儀なくされることとなり、従
って配設状態下での加振等によりシールリング部材(25)
に導管（Ｐ１）の軸方向及び径方向への揺れ（ガタ）に
よる擦れ傷或いは摩耗を生ぜしめ、長期に亘って気密性
の低下を招いて接続を不安定となす傾向にあった。ま
た、前記保持エレメント(23)の摘み用耳状端部(24)の外
部への突出構造により、配設状態時に誤った該耳状端部
への人為的な接触、他の部品との干渉或いは外部衝撃等
に起因して導管（Ｐ１）の掛止壁（Ｐ１′）での係圧が
外ずれてしまう問題を有する傾向にあった。
うな従来の技術においては、前記導管（Ｐ１）の後方か
らのハウジング(21)内部への組込みと、該ハウジング後
端部のフランジ(21') 部での保持エレメント(23)による
係着構造に関連して、大径室(22)にあって導管(Ｐ１）
とに過大な空間の存在を余儀なくされることとなり、従
って配設状態下での加振等によりシールリング部材(25)
に導管（Ｐ１）の軸方向及び径方向への揺れ（ガタ）に
よる擦れ傷或いは摩耗を生ぜしめ、長期に亘って気密性
の低下を招いて接続を不安定となす傾向にあった。ま
た、前記保持エレメント(23)の摘み用耳状端部(24)の外
部への突出構造により、配設状態時に誤った該耳状端部
への人為的な接触、他の部品との干渉或いは外部衝撃等
に起因して導管（Ｐ１）の掛止壁（Ｐ１′）での係圧が
外ずれてしまう問題を有する傾向にあった。
【０００４】本発明は従来技術の有する上記問題に鑑み
てなされたものであり、配管組込み後の継手本体内部で
の空間をなくし、継手本体に対する配管の相対的移動を
阻止してシールリング部材の摩耗等を防止し、加振状態
での配設下にあっても気密性の低下の憂いがなく、長期
に亘って確実に保持することができ、また配設状態時の
前記従来技術のような誤りによる外ずれの憂いをなく
し、且つ継手本体での配管の組込みの適否確認を目視に
より容易となすことのできる細径配管接続用継手を提案
することを目的とするものである。
てなされたものであり、配管組込み後の継手本体内部で
の空間をなくし、継手本体に対する配管の相対的移動を
阻止してシールリング部材の摩耗等を防止し、加振状態
での配設下にあっても気密性の低下の憂いがなく、長期
に亘って確実に保持することができ、また配設状態時の
前記従来技術のような誤りによる外ずれの憂いをなく
し、且つ継手本体での配管の組込みの適否確認を目視に
より容易となすことのできる細径配管接続用継手を提案
することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、軸芯内部に先端側の連結筒壁の流通孔に連っ
て拡径した小径室とその後方に段付き大径室とを貫設
し、且つ該大径室の周壁部に対向して切欠き窓を設ける
と共に、その後端周壁の一部に該切欠き窓部に位置して
それぞれ前方に延びる先端部の内側に係支爪を突出した
一体の弾性アームを有してなる継手本体と、前記小径室
に内装されるシールリング部材と、大径室内部にあって
先端側の内周部に、組込まれる配管の接続附近の周面に
設けた掛止壁に係着する掛合部を有し、且つ外周部に継
手本体側の前記係支爪により係圧される段付き壁を設け
て配管上に装着した保持部材と、該保持部材と継手本体
側の前記弾性アームとの間に介在して保持部材上で軸方
向に移動自在となす解放筒部材と、継手本体に被着した
移動自在な円筒状のロック部材とからなる細径配管接続
用継手、及び軸芯内部に先端側の連結筒壁の流通孔に連
って拡径した小径室とその後方に段付き大径室とを貫設
し、且つ該大径室の周壁部に対向して切欠き窓を設ける
と共に、その後端周壁の一部に該切欠き窓部に位置して
それぞれ前方に延びる先端部の内側に係支爪を突出した
一体の弾性アームを有してなる継手本体と、前記小径室
に内装されるシールリング部材と、大径室内部にあって
先端側の内周部に、組込まれる配管の接続附近の周面に
設けた掛止壁に係着する掛合部を有し、且つ外周部に継
手本体側の前記係支爪により係圧される段付き壁を設け
て配管上に装着した保持部材と、該保持部材と継手本体
側の前記弾性アームとの間に介在して保持部材上で軸方
向に移動自在となす解放筒部材と、継手本体に被着した
移動自在な円筒状のロック部材と、前記シールリング部
材の後方で該シールリング部材を保持し後端部に前記大
径室の段付き部と係合しうる弾性爪片を有するブッシュ
部材と、前記シールリング部材の前方の小径室部に挿着
され配管を縮径方向に支持する弾性爪片を前方に有する
スリーブ部材とからなる細径配管接続用継手とを要旨と
するものであり、また、前記ロック部材は継手本体側の
弾性アーム部に一致して窓孔を有し、且つ周壁部に該周
壁方向への欠円状のアーム壁を有してその先端部に設け
た係止爪での継手本体側の切欠部へのストッパー構造と
なして係止せしめるように形成したり、前記解放筒部材
の軸方向に移動自在を、保持部材とのなす重合周面に凹
溝と凸起壁とによる相互の係合構造により形成したり、
前記配管側の掛止壁を外方への環状膨出壁となすと共
に、該膨出壁部に係着する保持部材側の掛合部を環状凹
溝となすか、或いは相互のなす対向周面の一部をそれぞ
れ一対の平坦面となすかして形成したり、前記保持部材
を分割構造とし、且つ必要に応じて相互に開閉自在に連
結して形成したり、また前記保持部材を予め組込まれる
配管の掛止壁部附近に直接モールドして形成したりする
ものである。
するため、軸芯内部に先端側の連結筒壁の流通孔に連っ
て拡径した小径室とその後方に段付き大径室とを貫設
し、且つ該大径室の周壁部に対向して切欠き窓を設ける
と共に、その後端周壁の一部に該切欠き窓部に位置して
それぞれ前方に延びる先端部の内側に係支爪を突出した
一体の弾性アームを有してなる継手本体と、前記小径室
に内装されるシールリング部材と、大径室内部にあって
先端側の内周部に、組込まれる配管の接続附近の周面に
設けた掛止壁に係着する掛合部を有し、且つ外周部に継
手本体側の前記係支爪により係圧される段付き壁を設け
て配管上に装着した保持部材と、該保持部材と継手本体
側の前記弾性アームとの間に介在して保持部材上で軸方
向に移動自在となす解放筒部材と、継手本体に被着した
移動自在な円筒状のロック部材とからなる細径配管接続
用継手、及び軸芯内部に先端側の連結筒壁の流通孔に連
って拡径した小径室とその後方に段付き大径室とを貫設
し、且つ該大径室の周壁部に対向して切欠き窓を設ける
と共に、その後端周壁の一部に該切欠き窓部に位置して
それぞれ前方に延びる先端部の内側に係支爪を突出した
一体の弾性アームを有してなる継手本体と、前記小径室
に内装されるシールリング部材と、大径室内部にあって
先端側の内周部に、組込まれる配管の接続附近の周面に
設けた掛止壁に係着する掛合部を有し、且つ外周部に継
手本体側の前記係支爪により係圧される段付き壁を設け
て配管上に装着した保持部材と、該保持部材と継手本体
側の前記弾性アームとの間に介在して保持部材上で軸方
向に移動自在となす解放筒部材と、継手本体に被着した
移動自在な円筒状のロック部材と、前記シールリング部
材の後方で該シールリング部材を保持し後端部に前記大
径室の段付き部と係合しうる弾性爪片を有するブッシュ
部材と、前記シールリング部材の前方の小径室部に挿着
され配管を縮径方向に支持する弾性爪片を前方に有する
スリーブ部材とからなる細径配管接続用継手とを要旨と
するものであり、また、前記ロック部材は継手本体側の
弾性アーム部に一致して窓孔を有し、且つ周壁部に該周
壁方向への欠円状のアーム壁を有してその先端部に設け
た係止爪での継手本体側の切欠部へのストッパー構造と
なして係止せしめるように形成したり、前記解放筒部材
の軸方向に移動自在を、保持部材とのなす重合周面に凹
溝と凸起壁とによる相互の係合構造により形成したり、
前記配管側の掛止壁を外方への環状膨出壁となすと共
に、該膨出壁部に係着する保持部材側の掛合部を環状凹
溝となすか、或いは相互のなす対向周面の一部をそれぞ
れ一対の平坦面となすかして形成したり、前記保持部材
を分割構造とし、且つ必要に応じて相互に開閉自在に連
結して形成したり、また前記保持部材を予め組込まれる
配管の掛止壁部附近に直接モールドして形成したりする
ものである。
【０００６】
【作用】本発明はこのように構成されているため、継手
本体に係支爪を有して一体に設けた前記弾性アームの構
造、配管側の掛止壁部とに係着する掛合部を有して前記
係支爪により係圧される保持部材の装着構造、更に介在
した前記解放筒部材の構造とにより、配管組込み後の継
手本体内部で配管との間の空間に保持部材と解放筒部材
を介在して配管との振動を防止すると共に、前記従来例
のような誤りによる係支爪の外ずれを防止でき、従って
加振状態での配設下にあっても長期に亘り気密性を確実
に保持することができ、また同時に前記ロック部材の回
動による係止構造により、使用時に継手本体から配管が
外れることを防止し、また継手本体での配管の組込みの
適否確認を目視により容易となすと共に、必要に応じ配
管を継手本体から外すことができることとなる。
本体に係支爪を有して一体に設けた前記弾性アームの構
造、配管側の掛止壁部とに係着する掛合部を有して前記
係支爪により係圧される保持部材の装着構造、更に介在
した前記解放筒部材の構造とにより、配管組込み後の継
手本体内部で配管との間の空間に保持部材と解放筒部材
を介在して配管との振動を防止すると共に、前記従来例
のような誤りによる係支爪の外ずれを防止でき、従って
加振状態での配設下にあっても長期に亘り気密性を確実
に保持することができ、また同時に前記ロック部材の回
動による係止構造により、使用時に継手本体から配管が
外れることを防止し、また継手本体での配管の組込みの
適否確認を目視により容易となすと共に、必要に応じ配
管を継手本体から外すことができることとなる。
【０００７】更に本発明では弾性爪片を有するブッシュ
部材と弾性爪片を有するスリーブ部材が継手本体の小径
室側に挿着されている。ブッシュ部材は保持部材が押込
まれた時にブッシュ部材の弾性爪片が撓み、保持部材の
段付き壁と継手本体の係支爪とが係着する際ブッシュ部
材の弾性爪片が保持部材を押し戻し保持部材はブッシュ
部材の弾性爪片と継手本体の係支爪との間で位置決めさ
れ、継手本体と配管の軸方向の相対的移動が防止される
と共に、その弾性爪片のテーパー面と段付き壁との係合
により芯出しされ径方向のガタも防止される。
部材と弾性爪片を有するスリーブ部材が継手本体の小径
室側に挿着されている。ブッシュ部材は保持部材が押込
まれた時にブッシュ部材の弾性爪片が撓み、保持部材の
段付き壁と継手本体の係支爪とが係着する際ブッシュ部
材の弾性爪片が保持部材を押し戻し保持部材はブッシュ
部材の弾性爪片と継手本体の係支爪との間で位置決めさ
れ、継手本体と配管の軸方向の相対的移動が防止される
と共に、その弾性爪片のテーパー面と段付き壁との係合
により芯出しされ径方向のガタも防止される。
【０００８】一方スリーブ部材は組込まれた配管の先端
側を小径室に対して縮径方向に支持して配管の径方向の
ガタを防止すると共に、スリーブ部材の弾性爪片のばね
力によって軸方向の相対的移動も防止する。
側を小径室に対して縮径方向に支持して配管の径方向の
ガタを防止すると共に、スリーブ部材の弾性爪片のばね
力によって軸方向の相対的移動も防止する。
【０００９】従って、これらブッシュ部材とスリーブ部
材によって配管の継手本体に対する軸方向及び径方向の
相対的移動を阻止してシールリング部材の摩耗等を防止
し耐久性を向上することができる。
材によって配管の継手本体に対する軸方向及び径方向の
相対的移動を阻止してシールリング部材の摩耗等を防止
し耐久性を向上することができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すれば、図１ａは本発明の細径配管接続用継手のアンロ
ック時の平面図、図１ｂは図１ａの上面図、図２はロッ
ク時の平面図、図３は図１ｂのＡ−Ａ線の断面図、図４
は図２Ｂ−Ｂ線の断面図、図５は図２Ｃ−Ｃ線の断面
図、図６は図１の実施例に係る配管接続前の状態を示す
縦断面図であって、(1) は継手本体であり、軸芯内部に
先端側の樹脂チューブ或いはゴムホース（図示せず）等
の連結筒壁(2) の流通孔(4) に連って拡径した小径室(3
')とその後方に段付き大径室(3) とを貫設し、且つ該大
径室の周壁部に対向して切欠き窓(9) を設けると共に、
その後端周壁の一部に該切欠き窓部に位置してそれぞれ
前方に延びる先端部の内側に係支爪(5) を突出した一体
の弾性アーム(7) を設けてなるものである。そして小径
室(3')にスペーサーを介して複数のゴム等のシールリン
グ部材(6) を挿着すると共に、該シールリング部材(6)
の後方で該シールリング部材を保持するブッシュ部材(1
3)が後端部に前記大径室(3) の段付き部と係合しうる弾
性爪片(13a) を具備するよう構成され、小径室(3')に挿
着されている。また小径室(3')においてシールリング部
材(6) の前方にはスリーブ部材(14)が挿着され該スリー
ブ部材の前方に設けた弾性爪片(14a) によって組込まれ
た配管(P) を小径室(3')に対して縮径方向に支持してい
る。(8) は保持部材であり、前記大径室(3) 内部にあっ
て先端側の内周部に、組込まれる配管(P) の接続附近の
周面に設けた環状膨出壁もしくはその周面の一部に設け
た平坦面（図示せず）からなる掛止壁(P')に係着する環
状凹溝もしくは平坦面（図示せず）の掛合部(8')を有
し、且つ継手本体(1) 側の前記係支爪(5) により係圧さ
れる段付き壁(8")を設けて配管(P) 上に装着してなるも
のである。
すれば、図１ａは本発明の細径配管接続用継手のアンロ
ック時の平面図、図１ｂは図１ａの上面図、図２はロッ
ク時の平面図、図３は図１ｂのＡ−Ａ線の断面図、図４
は図２Ｂ−Ｂ線の断面図、図５は図２Ｃ−Ｃ線の断面
図、図６は図１の実施例に係る配管接続前の状態を示す
縦断面図であって、(1) は継手本体であり、軸芯内部に
先端側の樹脂チューブ或いはゴムホース（図示せず）等
の連結筒壁(2) の流通孔(4) に連って拡径した小径室(3
')とその後方に段付き大径室(3) とを貫設し、且つ該大
径室の周壁部に対向して切欠き窓(9) を設けると共に、
その後端周壁の一部に該切欠き窓部に位置してそれぞれ
前方に延びる先端部の内側に係支爪(5) を突出した一体
の弾性アーム(7) を設けてなるものである。そして小径
室(3')にスペーサーを介して複数のゴム等のシールリン
グ部材(6) を挿着すると共に、該シールリング部材(6)
の後方で該シールリング部材を保持するブッシュ部材(1
3)が後端部に前記大径室(3) の段付き部と係合しうる弾
性爪片(13a) を具備するよう構成され、小径室(3')に挿
着されている。また小径室(3')においてシールリング部
材(6) の前方にはスリーブ部材(14)が挿着され該スリー
ブ部材の前方に設けた弾性爪片(14a) によって組込まれ
た配管(P) を小径室(3')に対して縮径方向に支持してい
る。(8) は保持部材であり、前記大径室(3) 内部にあっ
て先端側の内周部に、組込まれる配管(P) の接続附近の
周面に設けた環状膨出壁もしくはその周面の一部に設け
た平坦面（図示せず）からなる掛止壁(P')に係着する環
状凹溝もしくは平坦面（図示せず）の掛合部(8')を有
し、且つ継手本体(1) 側の前記係支爪(5) により係圧さ
れる段付き壁(8")を設けて配管(P) 上に装着してなるも
のである。
【００１１】尚弾性爪片(13a,14a) は配管(P) 又は継手
本体(1) に大きな軸力が加わり係支爪(5) と段付き壁
(8")間に隙間が生じたときにそのばね力によって戻して
当接状態に保つよう働くため継手本体(1) と配管(P) の
軸方向の相対的移動を防止できる。
本体(1) に大きな軸力が加わり係支爪(5) と段付き壁
(8")間に隙間が生じたときにそのばね力によって戻して
当接状態に保つよう働くため継手本体(1) と配管(P) の
軸方向の相対的移動を防止できる。
【００１２】また所望に応じて保持部材(8) を分割構造
となすか、或いは相互に開閉自在に連結して形成するこ
ともでき、更に予め組込まれる配管(P) の掛止壁(P')附
近に直接モールドして形成することもできる。(10)は解
放筒部材であり、前記保持部材(8) と継手本体(1) 側の
弾性アーム(7) との間に、重合周面に設けた凹溝と凸起
壁とからなる相互の係合構造をもって介在して配管(P)
と継手本体(1) とを相互に密着して相対的振動を防止す
ると共に、保持部材(8) の段付き壁(8")部での係支爪
(5) による係圧を解除するに足りる距離だけ該保持部材
上で軸方向への移動自在となすものである。(11)は継手
本体(1) の外側に被着した円筒状のロック部材であり、
必要に応じて該本体側の弾性アーム(7) 部に一致して窓
孔(12)を設け、且つ周壁部に該周壁方向への欠円状のア
ーム壁(11') を有して継手本体(1)上で該アーム壁によ
る先端部に設けた係止爪(11") での継手本体(1) 側の切
欠(1')部へのストッパー構造となして回動して係止せし
めることにより、ロック部材(11)の被着位置決めとなし
て備えてなるものであり、従ってロック部材(11)を回動
させて窓孔(12)と弾性アーム(7) 部の位相をあわせて組
込み、その後位相をずらすことにより組込み完了が目視
可能となると共に、配管(P) の継手本体(1) からの外れ
が防止でき、また窓孔(12)と弾性アーム(7) 部の位相を
あわせると配管(P) を外すこともできる。
となすか、或いは相互に開閉自在に連結して形成するこ
ともでき、更に予め組込まれる配管(P) の掛止壁(P')附
近に直接モールドして形成することもできる。(10)は解
放筒部材であり、前記保持部材(8) と継手本体(1) 側の
弾性アーム(7) との間に、重合周面に設けた凹溝と凸起
壁とからなる相互の係合構造をもって介在して配管(P)
と継手本体(1) とを相互に密着して相対的振動を防止す
ると共に、保持部材(8) の段付き壁(8")部での係支爪
(5) による係圧を解除するに足りる距離だけ該保持部材
上で軸方向への移動自在となすものである。(11)は継手
本体(1) の外側に被着した円筒状のロック部材であり、
必要に応じて該本体側の弾性アーム(7) 部に一致して窓
孔(12)を設け、且つ周壁部に該周壁方向への欠円状のア
ーム壁(11') を有して継手本体(1)上で該アーム壁によ
る先端部に設けた係止爪(11") での継手本体(1) 側の切
欠(1')部へのストッパー構造となして回動して係止せし
めることにより、ロック部材(11)の被着位置決めとなし
て備えてなるものであり、従ってロック部材(11)を回動
させて窓孔(12)と弾性アーム(7) 部の位相をあわせて組
込み、その後位相をずらすことにより組込み完了が目視
可能となると共に、配管(P) の継手本体(1) からの外れ
が防止でき、また窓孔(12)と弾性アーム(7) 部の位相を
あわせると配管(P) を外すこともできる。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明による細径配
管接続用継手は、前記係支爪(5) を突出した弾性アーム
(7) を一体に有する継手本体(1) 構造、並びに保持部材
(8) の装着構造、更に介在した解放筒部材(10)の構造と
により、配管(P) 組込み後に継手本体(1) 内部で配管
(P) と介在する保持部材(8) と解放筒部材(10)により密
着して相対的振動を防止すると共に、接触、干渉或いは
外部衝撃等による係圧部での係支爪(5) の外ずれを防止
でき、従って加振状態の配設下にあっても継手本体(1)
に対する配管(P) の軸方向及び径方向への相対的移動を
阻止してシールリング部材(6) の摩耗等を防止し長期に
亘り気密性を確実に保持することができ、また被着した
前記ロック部材(11)の回動による係止構造により、使用
時に継手本体(1) からの配管(P) の外れを防止し、また
配管(P) の組込みの適否確認を目視により容易となすと
共に、必要に応じ継手本体(1) から配管(P) を外すこと
ができる等、極めて有用な細径配管接続用継手である。
管接続用継手は、前記係支爪(5) を突出した弾性アーム
(7) を一体に有する継手本体(1) 構造、並びに保持部材
(8) の装着構造、更に介在した解放筒部材(10)の構造と
により、配管(P) 組込み後に継手本体(1) 内部で配管
(P) と介在する保持部材(8) と解放筒部材(10)により密
着して相対的振動を防止すると共に、接触、干渉或いは
外部衝撃等による係圧部での係支爪(5) の外ずれを防止
でき、従って加振状態の配設下にあっても継手本体(1)
に対する配管(P) の軸方向及び径方向への相対的移動を
阻止してシールリング部材(6) の摩耗等を防止し長期に
亘り気密性を確実に保持することができ、また被着した
前記ロック部材(11)の回動による係止構造により、使用
時に継手本体(1) からの配管(P) の外れを防止し、また
配管(P) の組込みの適否確認を目視により容易となすと
共に、必要に応じ継手本体(1) から配管(P) を外すこと
ができる等、極めて有用な細径配管接続用継手である。
【図１】本発明の実施例に係る細径配管接続用継手を示
す図で、(a) はアンロック時の平面図、(b) は(a) の上
面図である。
す図で、(a) はアンロック時の平面図、(b) は(a) の上
面図である。
【図２】ロック時の平面図である。
【図３】図１の(b) のＡ−Ａ線の断面図である。
【図４】図２Ｂ−Ｂ線の断面図である。
【図５】図２Ｃ−Ｃ線の断面図である。
【図６】図１の実施例に係る配管接続前の状態を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図７】従来例を示す細径配管接続用継手の配管接続状
態時の縦断面図である。
態時の縦断面図である。
１ 継手本体 １′ 切欠 ２ 連結筒壁 ３ 大径室 ３′ 小径室 ４ 流通孔 ５ 係支爪 ６ シールリング部材 ７ 弾性アーム ８ 保持部材 ８′ 掛合部 ８″ 段付き壁 ９ 切欠き窓 １０ 解放筒部材 １１ ロック部材 １１′ アーム壁 １１″ 係止爪 １２ 窓孔 １３ ブッシュ部材 １３ａ 弾性爪片 １４ スリーブ部材 １４ａ 弾性爪片 Ｐ 配管 Ｐ′ 掛止壁
Claims (8)
- 【請求項１】 軸芯内部に先端側の連結筒壁(2) の流通
孔(4) に連って拡径した小径室(3')とその後方に段付き
大径室(3) とを貫設し、且つ該大径室の周壁部に対向し
て切欠き窓(9) を設けると共に、その後端周壁の一部に
該切欠き窓部に位置してそれぞれ前方に延びる先端部の
内側に係支爪(5) を突出した一体の弾性アーム(7) を有
してなる継手本体(1) と、前記小径室(3')に内装される
シールリング部材(6) と、大径室(3) 内部にあって先端
側の内周部に、組込まれる配管(P) の接続附近の周面に
設けた掛止壁(P')に係着する掛合部(8')を有し、且つ外
周部に継手本体(1) 側の前記係支爪(5) により係圧され
る段付き壁(8")を設けて配管(P) 上に装着した保持部材
(8) と、該保持部材と継手本体(1) 側の前記弾性アーム
(7) との間に介在して保持部材(8) 上で軸方向に移動自
在となす解放筒部材(10)と、継手本体(1) に被着した移
動自在な円筒状のロック部材(11)とからなることを特徴
とする細径配管接続用継手。 - 【請求項２】 軸芯内部に先端側の連結筒壁(2) の流通
孔(4) に連って拡径した小径室(3')とその後方に段付き
大径室(3) とを貫設し、且つ該大径室の周壁部に対向し
て切欠き窓(9) を設けると共に、その後端周壁の一部に
該切欠き窓部に位置してそれぞれ前方に延びる先端部の
内側に係支爪(5) を突出した一体の弾性アーム(7) を有
してなる継手本体(1) と、前記小径室(3')に内装される
シールリング部材(6) と、大径室(3) 内部にあって先端
側の内周部に、組込まれる配管(P) の接続附近の周面に
設けた掛止壁(P')に係着する掛合部(8')を有し、且つ外
周部に継手本体(1) 側の前記係支爪(5) により係圧され
る段付き壁(8")を設けて配管(P) 上に装着した保持部材
(8) と、該保持部材と継手本体(1) 側の前記弾性アーム
(7) との間に介在して保持部材(8) 上で軸方向に移動自
在となす解放筒部材(10)と、継手本体(1) に被着した移
動自在な円筒状のロック部材(11)と、前記シールリング
部材(6) の後方で該シールリング部材を保持し後端部に
前記大径室(3) の段付き部と係合しうる弾性爪片(13a)
を有するブッシュ部材(13)と、前記シールリング部材
(6) の前方の小径室(3')部に挿着され配管(P) を縮径方
向に支持する弾性爪片(14a) を前方に有するスリーブ部
材(14)とからなることを特徴とする細径配管接続用継
手。 - 【請求項３】 請求項１又は２記載において、前記ロッ
ク部材(11)は、継手本体(1) 側の弾性アーム(7) 部に一
致して窓孔(12)を有し、且つ周壁部に該周壁方向への欠
円状のアーム壁(11') を有してその先端部に設けた係止
爪 (11")での継手本体(1) 側の切欠(1')部へのストッパ
ー構造となして係止せしめるように形成したことを特徴
とする細径配管接続用継手。 - 【請求項４】 請求項１又は２記載において、前記解放
筒部材(10)の軸方向に移動自在を、保持部材(8) とのな
す重合周面に凹溝と凸起壁とによる相互の係合構造によ
り形成したことを特徴とする細径配管接続用継手。 - 【請求項５】 請求項１又は２記載において、前記配管
(P) 側の掛止壁(P')を外方への環状膨出壁となすと共
に、該膨出壁部に係着する保持部材(8) 側の掛合部(8')
を環状凹溝となすか、或いは相互のなす対向周面の一部
をそれぞれ一対の平坦面となすかして形成したことを特
徴とする細径配管接続用継手。 - 【請求項６】 請求項１又は２記載において、前記保持
部材(8) を分割構造としたことを特徴とする細径配管接
続用継手。 - 【請求項７】 請求項６記載において、分割構造の保持
部材(8) は相互に開閉自在に連結して形成されたことを
特徴とする細径配管接続用継手。 - 【請求項８】 請求項１又は２記載において、前記保持
部材(8) を、予め組込まれる配管(P) の掛止壁(P')部附
近に直接モールドして形成したことを特徴とする細径配
管接続用継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04103483A JP3104931B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 細径配管接続用継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04103483A JP3104931B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 細径配管接続用継手 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05272680A true JPH05272680A (ja) | 1993-10-19 |
| JP3104931B2 JP3104931B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=14355260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04103483A Expired - Fee Related JP3104931B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 細径配管接続用継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3104931B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10153290A (ja) * | 1996-11-20 | 1998-06-09 | Usui Internatl Ind Co Ltd | 細径配管接続用コネクター |
| US5964485A (en) * | 1995-07-10 | 1999-10-12 | E.R. Squibb & Sons, Inc. | Tube coupling |
| JP2007315676A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | カップラーのプラグ構造 |
| WO2008020493A1 (fr) * | 2006-08-15 | 2008-02-21 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Raccord de pile à combustible et pile à combustible l'utilisant |
| CN109630801A (zh) * | 2019-02-22 | 2019-04-16 | 珠海格力电器股份有限公司 | 密封结构及家用电器 |
| CN115077071A (zh) * | 2016-08-30 | 2022-09-20 | 广东美的制冷设备有限公司 | 一种空调器排风组件和空调器 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101995534B1 (ko) | 2017-08-30 | 2019-07-03 | 한창화 | 애완동물의 목욕 및 건조장치 |
| KR101913963B1 (ko) | 2017-09-13 | 2018-10-31 | 한남대학교 산학협력단 | 애완동물 자동세척 목욕기 |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP04103483A patent/JP3104931B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| US5964485A (en) * | 1995-07-10 | 1999-10-12 | E.R. Squibb & Sons, Inc. | Tube coupling |
| JPH10153290A (ja) * | 1996-11-20 | 1998-06-09 | Usui Internatl Ind Co Ltd | 細径配管接続用コネクター |
| JP2007315676A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | カップラーのプラグ構造 |
| WO2008020493A1 (fr) * | 2006-08-15 | 2008-02-21 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Raccord de pile à combustible et pile à combustible l'utilisant |
| JP2008047405A (ja) * | 2006-08-15 | 2008-02-28 | Toshiba Corp | 燃料電池用ソケットとそれを用いた燃料電池 |
| CN115077071A (zh) * | 2016-08-30 | 2022-09-20 | 广东美的制冷设备有限公司 | 一种空调器排风组件和空调器 |
| CN109630801A (zh) * | 2019-02-22 | 2019-04-16 | 珠海格力电器股份有限公司 | 密封结构及家用电器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3104931B2 (ja) | 2000-10-30 |
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