JPH05272667A - 高圧ゴムホース - Google Patents

高圧ゴムホース

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Publication number
JPH05272667A
JPH05272667A JP6865192A JP6865192A JPH05272667A JP H05272667 A JPH05272667 A JP H05272667A JP 6865192 A JP6865192 A JP 6865192A JP 6865192 A JP6865192 A JP 6865192A JP H05272667 A JPH05272667 A JP H05272667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
reinforcing layer
rubber hose
pressure rubber
hose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6865192A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Inoue
猛 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP6865192A priority Critical patent/JPH05272667A/ja
Publication of JPH05272667A publication Critical patent/JPH05272667A/ja
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量で柔軟性も有し、かつ錆によるホースの
寿命が短くなるのを防止すると共に、金具装着性に優れ
た高圧ゴムホースを提供することを目的とする。 【構成】 内面ゴム層2と外面ゴム層6との間に、アラ
ミド繊維からなる補強層3を有する高圧ゴムホース1
の、前記補強層3の外側で、かつ少なくとも金具装着部
7に、中間ゴム層4を介してワイヤ補強層5を配置して
なることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車の油圧配管等に
用いられる高圧ゴムホースに係わり、更に詳しくは、軽
量で金具装着性に優れた高圧ゴムホースに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の油圧配管等に用いられる
高圧ゴムホースに、アラミド繊維を補強繊維として形成
された補強層を有する繊維補強高圧ゴムホースが使用さ
れている。アラミド繊維の持つ優れた特性である高強度
性、耐熱性、低収縮性等を活かそうというもので、従来
の素材であるポリエステル、ナイロン、レーヨン等から
置き換えられたものである。
【0003】このアラミド繊維から構成された補強層を
有する繊維補強高圧ゴムホースは、例えば、最内層に配
された内面ゴム層上に、アラミド繊維からなる補強層が
配設され、この上に補強層の補強糸との密着を良好にす
るための中間ゴム層が配設され、この中間ゴム層の上に
前記と同様の補強層、及びこの補強層を保護するための
外面ゴム層が配設されている。
【0004】内面ゴム層はアクリロニトリル・ブタジエ
ンゴム(NBR)等から構成され、中間ゴム層はNBR
等が用いられ、外面ゴム層は、ポリクロロプレンゴム
(CR)等より構成されている。補強層に使用されるア
ラミド繊維は、ポリパラフェニレンテレフタラミド或い
はコ・パラフェニレン・3,4´オキシジフェニレン・
テレフタラミド等から構成され、その繊維がブレード構
造、またはスパイラル構造をなして補強層を形成してい
る。
【0005】また、補強層に鋼線を用いた鋼線補強高圧
ゴムホースが知られている。この鋼線補強高圧ゴムホー
スは、上述した繊維補強高圧ゴムホースのアラミド繊維
補強層の代わりに、張高力鋼線等からなるワイヤ補強層
を用いたものである。このワイヤ補強層の構造も、ブレ
ード構造、スパイラル構造、或いは両構造を組み合わせ
て構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上述
した繊維補強高圧ゴムホースにあっては、剪断力に劣る
ため、金具を装着した際にその装着部に糸切れが発生し
たり、また、インパルス性能試験時に金具抜けが生じる
等して、金具装着性が極めて悪いと言う問題があった。
【0007】また、鋼線補強高圧ゴムホースにあって
は、剪断力に優れているため金具装着性は良好である
が、軽量化という社会のニーズに反して重量が重く、柔
軟性にも乏しく、その上外傷等を受けると、内部流体に
含まれる水分や空気等がホースを透過することにより最
内層のワイヤに錆が発生して、ホースの寿命が短くなる
と言う問題があった。この発明はかかる従来の課題に着
目して案出されたもので、軽量で柔軟性も有し、かつ錆
によるホースの寿命が短くなるのを防止すると共に、金
具装着性に優れた高圧ゴムホースを提供することを目的
とするものである。
【0008】
【発明を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、内面ゴム層と外面ゴム層との間に、アラミ
ド繊維からなる補強層を有する高圧ゴムホースの、前記
補強層の外側で、かつ少なくとも金具装着部に、中間ゴ
ム層を介してワイヤ補強層を配置してなることを要旨と
するものである。
【0009】
【作用】この発明は上記のように構成され、アラミド繊
維からなる補強層の外側で、かつ少なくとも金具装着部
に、中間ゴム層を介してワイヤ補強層を配置したことに
より、金具装着部の剪断力に優れ、金具を装着した際の
糸切れを有効に防止することが出来、高圧ゴムホースの
金具装着性の向上を図ることが出来る。
【0010】また、鋼線補強高圧ゴムホースに対して鋼
線の使用量が少ないので、軽量で柔軟性を有し、しかも
内層側にアラミド繊維から成る補強層を有するため、内
部側に発生する錆の発生を防止して、高圧ゴムホースの
寿命が短くなるのを防止することが出来る。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に基づいてこの発明の実施例
を説明する。図1は、この発明のホースの一例を示す一
部切欠き部分斜視図であり、1は高圧ゴムホースを示し
ている。この高圧ゴムホース1は、最内層に配された内
面ゴム層2上に補強材としてアラミド繊維から構成され
た補強層3が配設され、この上に積層された補強層の補
強糸との密着を良好にするための中間ゴム層4を介し
て、ワイヤ補強層5が配置され、このワイヤ補強層5上
に補強層を保護するための外面ゴム層6が配設されてい
る。
【0012】内面ゴム層2、及び中間ゴム層4はNBR
等が用いられ、外面ゴム層6はCR等より構成されてい
る。また、前記補強層3に使用されるアラミド繊維は、
ポリパラフェニレンテレフタラミド或いはコ・パラフェ
ニレン・3,4´オキシジフェニレン・テレフタラミド
等から構成され、その繊維がブレード構造、またはスパ
イラル構造をなして補強層3を形成している。
【0013】前記ワイヤ補強層5は、張高力鋼線等のワ
イヤをブレード状、或いはスパイラル状等に編組した構
造をなし、少なくとも、高圧ゴムホース1の金具装着部
7に設けられている。この金具装着部7にのみワイヤ補
強層5が配置される場合には、前記補強層3を、中間ゴ
ム層を介して2層以上設けることが強度的に好ましい。
また、ワイヤ補強層5を金具装着部7のみでなく、補強
層3の外周側に全面にわたって配置する場合は、該補強
層3を1層以上設けるようにすればよい。また、前記ワ
イヤ補強層5は、少なくとも1層配置するのがよい。
【0014】このように、アラミド繊維からなる補強層
3の外側の少なくとも金具装着部7に、中間ゴム層4を
介してワイヤ補強層5を配置したので、高圧ゴムホース
1の金具装着部7に対する剪断力に優れ、金具8を装着
した際の糸切れを有効に防止することが出来、高圧ゴム
ホース1の金具装着性の向上を図ることが出来る。次
に、下記の表1に示す構成の各高圧ゴムホースに基づい
て行ったそれぞれの試験について説明する。
【0015】 なお、実施例の外側補強層(ワイヤ補強層5)は、内側
補強層(補強層3)の外周側に全面にわたって配置され
ている。また、各高圧ゴムホースのサイズは、250kg
f/cm2 用で、内径が19mmである。 1). アセンブリー特性試験 各高圧ゴムホースの金具装着部の金具の有効締付率
(%)を測定した。 2). 重量比較試験 上記構成よりなる同一長さの高圧ゴムホースを作製し、
その重量を測定し、実施例を100としてその比で表
す。測定結果を下記の表2に示す。
【0016】 上記表2から明らかなように、この発明による実施例の
高圧ゴムホース1は、鋼線補強高圧ゴムホースである従
来例1に対して、アセンブリー特性は略同等でありなが
ら、重量が約20%も軽量化し、また、繊維補強高圧ゴ
ムホースである従来例2に対しては、重量では約70%
増加するが、アセンブリー特性である締巾を広範囲に取
ることが出来、金具装着性が大幅に向上したことが判
る。
【0017】また、前記実施例では、ワイヤ補強層5を
内側補強層(補強層3)の外周側に全面にわたって配置
したので、従来例2と比較して重量が70%も増加した
が、金具装着部7にのみワイヤ補強層5を配置すること
により、重量の増加を大幅に低下させることが可能であ
る。
【0018】
【発明の効果】この発明は上記のように、アラミド繊維
からなる補強層の外側で、かつ少なくとも金具装着部
に、中間ゴム層を介してワイヤ補強層を配置したことに
より、金具装着部に対する剪断力に優れ、金具を装着し
た際の糸切れを有効に防止することが出来、高圧ゴムホ
ースの金具装着性の向上を図ることが出来る効果があ
る。また、鋼線補強高圧ゴムホースに対して鋼線の使用
量が少ないので、軽量で柔軟性を有し、しかも内層側に
アラミド繊維から成る補強層を有するため、内部側に発
生する錆の発生を防止して、高圧ゴムホースの寿命が短
くなるのを有効に防止することが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の高圧ゴムホースの一例を示す一部切
欠き部分斜視図である。
【図2】この発明の高圧ゴムホースの金具装着部を示す
部分断面図である。
【符号の説明】
1 高圧ゴムホース 2 内面ゴム層 3 補強層 4 中間ゴム層 5 ワイヤ補強層 6 外面ゴム層 7 金具装着部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面ゴム層と外面ゴム層との間に、アラ
    ミド繊維からなる補強層を有する高圧ゴムホースにおい
    て、前記補強層の外側で、かつ少なくとも金具装着部
    に、中間ゴム層を介してワイヤ補強層を配置してなるこ
    とを特徴とする高圧ゴムホース。
JP6865192A 1992-03-26 1992-03-26 高圧ゴムホース Pending JPH05272667A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6865192A JPH05272667A (ja) 1992-03-26 1992-03-26 高圧ゴムホース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6865192A JPH05272667A (ja) 1992-03-26 1992-03-26 高圧ゴムホース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05272667A true JPH05272667A (ja) 1993-10-19

Family

ID=13379822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6865192A Pending JPH05272667A (ja) 1992-03-26 1992-03-26 高圧ゴムホース

Country Status (1)

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JP (1) JPH05272667A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1477298A1 (en) * 2003-05-12 2004-11-17 Tokai Rubber Industries, Ltd. Fiber reinforced hose

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1477298A1 (en) * 2003-05-12 2004-11-17 Tokai Rubber Industries, Ltd. Fiber reinforced hose

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