JPH05272079A - 転写捺染方法 - Google Patents

転写捺染方法

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JPH05272079A
JPH05272079A JP4067166A JP6716692A JPH05272079A JP H05272079 A JPH05272079 A JP H05272079A JP 4067166 A JP4067166 A JP 4067166A JP 6716692 A JP6716692 A JP 6716692A JP H05272079 A JPH05272079 A JP H05272079A
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JP
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ink
sublimable
transferred
thermal transfer
color
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JP4067166A
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Manabu Ikemoto
学 池本
Hitomi Kawabata
仁美 川畑
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Fujicopian Co Ltd
Original Assignee
Fujicopian Co Ltd
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/38257Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the use of an intermediate receptor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06PDYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 単一の基材上または別々の基材上にイエロー
の昇華性染料を含有する熱溶融性インクY、マゼンタの
昇華性染料を含有する熱溶融性インクMおよびシアンの
昇華性染料を含有する熱溶融性インクCが塗布された熱
転写リボンを用い、前記インクY、M、Cのうちの少な
くとも2種をマスタ用シート上に選択的に溶融転写して
該マスタ用シート上にインクYの画像、インクMの画像
およびインクCの画像の少なくとも2種が重ね合された
マスタ画像を形成し、ついて画像中の昇華性染料を被転
写体に転写する転写捺染方法であって、前記インクY、
インクMおよびインクCのマスタ用シート上への転写を
インクC、インクM、インクYの順序(ただし、転写し
ない色のインクがあるばあいは、その色のインクをとば
した順序とする)で行うことを特徴とする転写捺染方
法。 【効果】 無彩色の色の染着像が色再現性よくえられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写技術を利用して昇
華性染料を含有するマスタ像を形成し、該マスタ像中の
昇華性染料を繊維製品などの被転写体に転写して染着像
を形成する転写捺染方法に関する。
【0002】
【従来の技術】繊維製品に染着像を形成する方法の1種
として昇華性染料を用いる転写捺染法がある。この方法
は一般に昇華性染料を含有する印刷インクを紙に印刷し
た転写紙を作成し、この転写紙を繊維製品に圧接し、加
熱することによって染着像をうるものである。しかし、
この方法では転写紙を作成するのに印刷版を作成する必
要があり、大量生産に適しているが少量多品種の製品を
うるには不向きである。
【0003】一方、基材上に昇華性染料を含有する非転
写性樹脂層を設けた熱転写リボンを用い、熱転写プリン
ターで紙などの被転写体に印刷する方法(以下、直接転
写法という)がある。この方法は少量多品種の製品をう
るのに適しているが、被転写体が繊維製品であるばあい
には、一般の熱転写プリンターではサーマルヘッドによ
る加熱エネルギーが小さいため、鮮明な染着像をうるの
が困難である。
【0004】前記両方法の欠点をなくし、長所を採り入
れた方法として、基材上に昇華性染料を含有する熱溶融
性インク層を設けた熱転写リボンを用い、熱転写プリン
ターで紙などのマスタ用シートに前記インク層を選択的
に溶融転写することによって前記昇華性染料を含有する
熱溶融性インクの印像を有するマスタを作成し、このマ
スタを繊維製品に圧接し、加熱して前記マスタ像中の昇
華性染料を転写することによって染着像をうる方法が知
られている(特開昭57-102390 号公報)。この方法で
は、熱転写プリンターを用いてマスタを作成できるの
で、前記の転写捺染法にくらべて任意の模様状の染着像
を簡便にうることができ、また前記の直接転写法にくら
べて、マスタからの転写は熱プレスなどで行なえるか
ら、繊維製品に鮮明な染着像をうることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載の転写
捺染方法では1つのマスタからは単色の染着像しかえら
れない。
【0006】近年この転写捺染方法によって1つのマス
タから多色の染着像をうることが望まれるようになっ
た。
【0007】本発明者らは、基材上にイエローの昇華性
染料を含有する熱溶融性インクY、マゼンタの昇華性染
料を含有する熱溶融性インクMおよびシアンの昇華性染
料を含有する熱溶融性インクCを塗布した熱転写リボン
を用い、熱転写プリンターでこれら各色のインクをマス
タ用シート上に順次選択転写してこれらのインクが重ね
合されたマスタ像を形成し、このマスタ像を有するマス
タを繊維製品に圧接、加熱してマスター像中の昇華性染
料を転写することにより1つのマスタから多色の染着像
をうることを試みた。
【0008】ところで、現在市販されているカラー熱転
写プリンターは、単一または別々の基材上にイエローの
顔料を含有する透明性の熱溶融性インクY、マゼンタの
顔料を含有する透明性の熱溶融性インクMおよびシアン
の顔料を含有する透明性の熱溶融性インクCを塗布した
熱転写リボンを用い、これら各色の透明性インクを紙な
どの被転写体に順次転写して各色の透明インクが重ね合
わされた印像を形成し、イエロー、マゼンタ、シアンの
減法混色により多色の印像をうるためのものである。た
とえばイエローのインクとマゼンタのインクの重ね合せ
でレッドを、イエローのインクとシアンのインクの重ね
合せでグリーンを、マゼンタのインクとシアンのインク
の重ね合せでブルーを、イエローのインクとマゼンタの
インクとシアンのインクの重ね合せでブラックをうる。
【0009】このような3原色の透明インクの重ね合せ
で他の色を出すばあい、その重ね合せ順序により色再現
性が異なり、被転写体側からイエローのインク、マゼン
タのインク、シアンのインクの順に重ね合せるばあいに
色再現性がもっともよいことが知られており、そのため
カラー熱転写プリンターもこの順序で各色のインクを転
写するように設計されている。
【0010】それ故、各色の透明インクを単一の基材上
に設けた熱転写リボンのばあいは、図9に示されるごと
く、イエローインクY、マゼンタインクM、シアンイン
クCはリボンの送り方向(矢印で示す)と反対方向に向
ってY、M、Cの順序に配列され、これらY、M、Cの
配列で1つのパターンPを構成し、該パターンPが多数
配列されている。そしてカラー熱転写プリンターはY→
M→Cの順序(Yを転写したあとMを転写し、そのあと
Cを転写することを意味する)で転写するように設計さ
れている。
【0011】したがって、このカラー熱転写プリンター
を使用して前記の転写捺染用マスタを作成しようとする
と、熱転写リボンにおける各色のインクの配列順序を透
明インクの重ね合せ用の熱転写リボンと同じ配列順序に
し、そしてY→M→Cの順序で転写することになる。こ
のようにしてえられたマスタではマスタ用シート側から
Y、M、Cの順序で重ね合されたマスタ像となる。
【0012】しかしながら、このようなマスタを用いて
繊維製品に転写捺染したばあい色再現性が劣ることが判
明した。
【0013】本発明は、前記問題点に鑑み、熱転写で各
色の昇華性インクを重ね合わせたマスタを作成し、つい
で該マスタから繊維製品に転写して多色の染着像をうる
転写捺染方法において色再現性を改善することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1) 単一の基
材上または別々の基材上にイエローの昇華性染料を含有
する熱溶融性インクY、マゼンタの昇華性染料を含有す
る熱溶融性インクMおよびシアンの昇華性染料を含有す
る熱溶融性インクCが塗布された熱転写リボンを用い、
前記昇華性インクY、M、Cのうちの少なくとも2種を
マスタ用シート上に選択的に溶融転写して該マスタ用シ
ート上に昇華性インクYの画像、昇華性インクMの画像
および昇華性インクCの画像の少なくとも2種が重ね合
されたマスタ画像を形成し、ついで該重ね合せ画像中の
昇華性染料を被転写体に転写する転写捺染方法であっ
て、前記昇華性インクY、昇華性インクMおよび昇華性
インクCのマスタ用シート上への転写を昇華性インク
C、昇華性インクM、昇華性インクYの順序(ただし、
転写しない色のインクがあるばあいは、その色のインク
をとばした順序とする)で行うことを特徴とする転写捺
染方法を提供する。
【0015】また本発明は、(2) 前記昇華性インクY、
昇華性インクM、昇華性インクCが単一基材上に、イン
クリボンの送り方向と反対方向に向ってインクC、イン
クM、インクYの順序で周期的に配列されてなる熱転写
リボンIを用いる前記(1) 記載の転写捺染方法を提供す
る。
【0016】また本発明は、(3) イエローインクY、マ
ゼンタインクM、シアンシンクCが単一基材上にインク
リボンの送り方向と反対方向に向ってインクY、インク
M、インクCの順序で周期的に配列されてなり、かつイ
ンクY用の検知マークSy、インクM用の検知マークS
m、インクC用の検知マークScが設けられている熱転
写リボンIIを用い、該リボンを前記送り方向にのみ移動
させる条件下に、前記検知マークを検知手段で検知して
所定の色のインクを選択し、インクY、インクM、イン
クCの順序で転写するように構成されてなる熱転写プリ
ンターで、前記熱転写リボンIIにかえて前記熱転写リボ
ンIを用いてマスタ用シート上に前記マスタ像を形成す
るに際して、前記熱転写リボンIとして昇華性インク
C、昇華性インクMおよび昇華性インクYの検知マーク
として前記熱転写リボンIIにおける検知マークSy、S
mおよびScをそれぞれ設けたリボンを用い、昇華性イ
ンクCを転写するばあいは検知マークSyを検知手段で
検知して昇華性インクCを選択して転写し、昇華性イン
クMを転写するばあいは検知マークSm検知手段で検知
して昇華性インクMを選択して転写し、昇華性インクY
を転写するばあいは検知マークScを検知して昇華性イ
ンクYを選択して転写して、マスタ用シート上への転写
を昇華性インクC、昇華性インクM、昇華性インクYの
順序で行なう前記(2) 記載の転写捺染方法を提供する。
【0017】
【作用および実施例】本発明の方法では、マスタ用シー
ト上にシアンの昇華性染料を含有する熱溶融性インク
(以下、昇華性インクCというばあいがある)、マゼン
タの昇華性染料を含有する熱溶融性インク(以下、昇華
性インクMというばあいがある)、イエローの昇華性染
料を含有する熱溶融性インク(以下、昇華性インクYと
いうばあいがある)の順序で転写し、図1に示されるご
とくマスタ用シート2上に該シート側から昇華性インク
C、M、Yの順序で重ね合されたマスタ像3を有するマ
スタ1をうる。
【0018】このようにしてえられたマスタ1を、図2
に示すように、繊維布などの被転写体4とマスタ像3が
対向するように重ね合わせ、ホットプレス機5などで加
圧し、加熱するとマスタ像3中の各色の昇華性染料が拡
散、昇華などの現象により被転写体4に移行し、その組
織が染色されて染着像6が形成される。図2において、
3a はマスタ像3の残渣(昇華性染料が移行したあとの
残留物)を示す。
【0019】本発明においては、図1に示されるごと
く、マスタ用シート2側から昇華性インクC、M、Yの
順序で重ね合されたマスタ像3から転写するときは色再
現性のよい染着像がえられることが見出された。その理
由は定かでないが、前記マスタ像から転写するときはほ
ぼイエローの昇華染料、マゼンタの昇華染料、シアンの
昇華染料の順序で繊維製品に染着され、この染着順序に
より色再現性が改善されるものと推定されている。
【0020】本発明において、マスタ用シート上の昇華
性インクY、M、Cの転写順序としては下記の組合せが
ある。なお右欄はそのばあいにえられる染着像の色を示
す。
【0021】(1) M→Y レッド(R) 系 (2) C→Y グリーン(G) 系 (3) C→M ブルー(B) 系 (4) C→M→Y ブラック(BL)系 前記(1) 、(2) 、(3) 、(4) の組合せのいずれのばあい
も色再現性の改善がみられるが、とくに組合せ(4) にお
いて顕著である。すなわち、Y→M→Cの順序で転写し
てブラックまたはグレイの染着像をうるばあいは、完全
な無彩色がえられず、たとえば黄味がかったブラックや
グレイがえられたが、本発明の方法によるときはほぼ完
全な無彩色がえられる。
【0022】つぎに昇華性インクをC→M→Yの順序で
マスタ用シート上に転写してマスタを作成する方法につ
いて説明する。
【0023】ただし、本発明では使用するカラー熱転写
プリンターなどは最小限の改変ですますようにし、たと
えばプリンターの機構上の変更は行なわずにソフトウェ
アの変更で対応することによって行なう。
【0024】まず、従来の単一の基材上に透明インクを
Y、M、Cの順に配列した熱転写リボンを用いてカラー
画像を形成するように設計されているカラー熱転写プリ
ンターを用いてマスタを作成する方法について説明す
る。
【0025】はじめに従来のカラー熱転写プリンターの
構成について説明する。
【0026】図8にカラー熱転写プリンターの概略構成
図を示す。21はカラースキャナであり、カラー原稿20を
カラースキャナ21で走査し、そのRGB信号をシステム
部22に入力する。システム部22は中央処理装置23、ラン
ダムアクセスメモリ(RAM)24、リードオンリーメモ
リ(ROM)25、イエロー信号、マゼンタ信号およびシ
アン信号をそれぞれ記憶するためのフレームメモリ26
Y、26Mおよび26C、インプットアウトプットインター
フェース(I/O)27からなっている。前記カラースキ
ャナ21のRGB信号はI/O27を介し、YMC信号に変
換され、フレームメモリ26Y、26M、26Cに記憶され
る。ROM25にはシステムを制御するプログラムが記憶
されている。プリンター部28はマイクロコンピュータが
内蔵されている制御部29、サーマルヘッド30、リボンの
検知マークを検知するためのセンサ31、リボン駆動装置
32から構成されている。35はプラテンである。
【0027】なお、カラー画像信号のソースとしてはカ
ラースキャナの出力信号のみならず、コンピュータ、ワ
ードプロセッサ、CADシステムなどの出力信号が使用
できる。
【0028】前記システム部22のROM25内蔵されてい
るプログラムではフレームメモリ26Y、26M、26Cに記
憶されている色信号をY→M→Cの順序でプリンター部
28に送るようにされている。すなわち原稿の色とプリン
ターが転写する色と順序は表1のように決められてい
る。
【0029】
【表1】
【0030】また熱転写リボンの所定のインク層を選択
するには、リボンに各色のインク層の色に対応する検知
マークを印刷しておき、その検知マークをセンサ31で検
知して所定の色のインク層を選択するようになってい
る。図10にこのようなマークを印刷した熱転写リボンを
示す。図10においてSy、SmおよびScはそれぞれイ
ンク層Y、インク層Mおよびインク層Cに対応する検知
マークである。インク層の色と検知マークの対応関係を
表2に示す。
【0031】図8に示されるカラー熱転写プリンターで
図10に示される熱転写リボンを用いたカラー画像の形成
はつぎのようにして行なう。
【0032】
【表2】
【0033】たとえばイエローインク層Yを転写するば
あいは、システム部22は検知マークSyの色を転写する
命令をプリンター部28の制御部29に送り、制御部29はセ
ンサ31が検知マークSyを検知するまで駆動装置32でリ
ボン33を矢印で示される方向に送り、検知マークSyを
検知するとインク層Yを印字位置にセットし、そののち
インク層Yが所定の位置にセットされたことをシステム
部22に知らせる。そうするとシステム部22はフレームメ
モリ26Yのイエロー信号をプリンター部28に送り、プリ
ンター部28はイエロー信号でサーマルヘッド30を駆動
し、インク層Yを被転写体34上に転写してイエロー画像
を形成する。マゼンタ画像、シアン画像も同様にして形
成される。
【0034】つぎに本発明において前記カラー熱転写プ
リンターでC→M→Yの順序で転写するための具体的条
件について述べる。
【0035】(1) 熱転写リボンにおけるインクの配列を
変更する。
【0036】単一基材上に透明インクY、M、Cを図9
に示されるように配列した熱転写リボン用に設計されて
いる前記カラー熱転写プリンターをそのまま用いてマス
タを作成するばあいは、図9のばあいと同様に昇華性イ
ンクを図11に示されるように配列した熱転写リボンを用
いる必要がある。
【0037】しかし、前記カラー熱転写プリンターでは
リボンは一方向のみに送り、逆送しないような構造にな
っているから、レッドの染着像をうるためにM→Yの順
序で転写しようとするとパターンP1 のMとパターンP
2 のYを順に転写することになり、2つのパターンが必
要になる。同様にグリーンの染着像をうるためにC→Y
の順序で転写するばあい、ブルーの染着像をうるために
C→Mの順序で転写するばあいでも2つのパターンが必
要になる。ブラックの染着像をうるためにC→M→Yの
順序で転写するばあいは、パターンP1 のCとパターン
2 のMとパターンP3 のYを順に転写することにな
り、3つのパターンが必要になる。
【0038】このように昇華性インクY、M、Cを図11
に示すように配列した熱転写リボンを用いてC→M→Y
の順序で転写しようとするリボンの省費量が多くなるの
で好ましくない。
【0039】そのため、本発明では昇華性インクY、
M、Cをその転写順序に基材上に配列した熱転写リボン
を用いるようにした。すなわち図3に示すように、昇華
性インクY、M、Cはリボンの送り方向(矢印で示す)
と反対方向に向ってC、M、Yの順序に配列され、これ
らC、M、Yの配列で1つのパターンPを構成し、該パ
ターンPが多数配列された熱転写リボンを用いる。この
ような配列によるときは1つのパターン内でM→Y、C
→Y、C→M、C→M→Yの転写を行なうことができ
る。
【0040】(2) リボンの逆送はしない。
【0041】前記のごとく、リボンの逆送をしようとす
るとプリンターの構造上の改変が必要となるので、リボ
ンの逆送りはしない。
【0042】(3) 色の転写順序を変えるために、システ
ム部22のソフトウェアを変更する。
【0043】すなわち原稿の色とプリンターが転写する
色と順序が表3に示すように対応するようにROM25中
のプログラムを変更する。
【0044】
【表3】
【0045】(4) 検知マークの仕様は変更しない。
【0046】熱転写リボンの検知マークを変えるにはそ
れを印刷するための版を変える必要があるが、版を変え
るとコスト高となるので、検知マークの版は従来のもの
をそのまま使用する。したがって、本発明で使用する検
知マークを印刷した熱転写リボンは図4に示すようにな
る。すなわち、検知マークSyを検知するとシアンイン
ク層が、検知マークScを検知するとイエローインク層
Yが選択されることになる。検知マークSmを検知する
と従来どおりマゼンタインク層Mが選択される。インク
層の色と検知マークの対応関係を表4に示す。
【0047】
【表4】
【0048】(5) 前記(4) で述べたように検知マークの
仕様を変更しないので、システム部またはプリンター部
のソフトウェアを変更して、転写する色と検知マークと
の対応関係を変更する。
【0049】実施態様A(システム部のソフトウェア変
更) 転写する色がCのばあい検知マークSyをプリンター部
28に送り、転写する色がYのばあい検知マークScをプ
リンター28に送るようにシステム部22のプログラムを変
更する。転写する色がMのばあいは変更しない。
【0050】たとえばシステム部22は転写する色がCの
ばあい、プリンター部28に検知マークSyに対応する色
を転写するように指示し、プリンター部28はシステム部
22により指示された検知マークSyを有するシアンイン
ク層Cを探して転写する。
【0051】転写する色と、システム部がプリンター部
に送る検知マークとプリンター部が探す検知マークと、
選択されたインク層との対応関係を表5に示す。
【0052】
【表5】
【0053】実施態様B(プリンター部のソフトウェア
変更) システム部22が転写しようとする色とプリンター部28に
送る検知マークとの対応は従来どおりであるが、システ
ム部22により指示された検知マークがSyのばあいはS
cの検知マークに、システム部により指示された検知マ
ークがScのばあいはSyの検知マークに変更するよう
にプリンター部28の制御プログラムを変更する。検知マ
ークSmのばあいは変更しない。
【0054】たとえば、システム部22が転写しようとす
る色がCのばあい、プリンター部28に検知マークScに
対応する色を転写するように指示すると、プリンター部
28はシステム部22により指示された検知マークScをS
yに変換し、検知マークSyを有するシアンインク層C
を探してそれを転写する。
【0055】転写する色と、システム部がプリンター部
に送る検知マークと、プリンター部で変換された検知マ
ークと、選択されたインク層の色との対応関係を表6に
示す。
【0056】
【表6】
【0057】図5に前記実施態様Aのフローチャート
を、図6に前記実施態様Bのフローチャートを示す。な
お実施態様A、Bとも熱転写プリンターのシステム部は
C→M→Yの順序で転写するようにプログラムされてお
り、かつ図4に示されるインクの配列パターン、検知マ
ークを有する熱転写リボンを用いる。
【0058】つぎに、透明インクY、MおよびCを別々
の基材上に設けた熱転写リボンを用いてカラー画像を形
成するように設計されているカラー熱転写プリンターを
用いてマスタを作成する方法について説明する。
【0059】このカラー熱転写プリンターはプリンター
部に別々のサーマルヘッドを有するイエロー画像形成
部、マゼンタ画像形成部およびシアン画像形成部を有
し、イエロー画像形成部で透明インクYを有する熱転写
リボンを用いてイエロー画像を形成し、ついでマゼンタ
画像形成部で透明インクMを有する熱転写リボンを用い
てイエロー画像上にマゼンタ画像を形成し、さらにシア
ン画像形成部で透明インクCを有する熱転写リボンを用
いてマゼンタ画像上にシアン画像を形成するように構成
されている。すなわちプリンターのシステム部に内蔵さ
れているプログラムは、フレームメモリY、M、Cにそ
れぞれ記憶されているイエロー信号、マゼンタ信号およ
びシアン信号をY→M→Cの順序でプリンター部のイエ
ロー画像形成部、マゼンタ画像形成部、シアン画像形成
部に送るようにされており、したがって原稿の色とプリ
ンターが転写する色と順序は表1に示されるものと同じ
になる。
【0060】ここで、透明インクYの熱転写リボンにか
えて昇華性インクCの熱転写リボンを、透明インクMの
熱転写リボンにかえて昇華性インクMの熱転写リボン
を、透明インクCの熱転写リボンにかえて昇華性インク
Yの熱転写リボンを用いてマスタを作成するとすれば、
イエロー信号でシアン画像を、シアン信号でイエロー画
像を形成することになる。
【0061】そこで、システム部のソフトウェアを変更
して、フレームメモリC、M、Yにそれぞれ記憶されて
いるシアン信号、マゼンタ信号およびイエロー信号をC
→M→Yの順序でそれぞれイエロー画像形成部、マゼン
タ画像形成部およびシアン画像形成部に送るようにすれ
ばよい。
【0062】本発明で使用する熱転写リボンは前記のご
とく単一基材上に昇華性インク層C、昇華性インク層
M、昇華性インク層Yを前記特定順序で周期的に配列し
たもの、あるいは別々の基材上に各色の昇華性インク層
を設けたものである。
【0063】昇華性インクは昇華性染料を含有する熱溶
融性インクであり、従来のものがいずれも使用できる。
【0064】ここで昇華性染料とは、加熱された際に拡
散、あるいは昇華(揮発を含む)などの現象により被転
写体に転移しうる染料をいい、従来より直接熱転写法、
転写捺染法などで使用されているものがとくに制限なく
使用できるが、たとえばつぎに示すようなものがあげら
れる。
【0065】イエロー用昇華性染料 C.I.デイスパースイエロー3(アゾベンゼン系)、23
(ジスアゾ系)、7、60(ピラゾロンアゾ系)、13(ベ
ンゾアントロン系)、54(キノフタロン系)、61(メチ
ン系)、82(クマリン系)、1、5、42、141 、201 、
E、E-GRL マゼンタ用昇華性染料 C.I.デイスパースレッドB、1(アミノアゾベンゼン
系)、17、4(1-アミノ-4- ヒドロキシアントラキノン
系)、60、135 、167 、210 、C.I.デイパースバイオレ
ット26、C.I.ソルベントレッド19、155 シアン用昇華性染料 C.I.デイスパースブルー14、26(4,8-ジアミノアントラ
キノン系)、3、24、56、20(ナフトキノン系)、106
、C.I.ソルベントブルー36、63、78、105 、112 、C.
I.デイスパースバイオレット28(1,4-ジアミノアントラ
キノン系) 前記各色用の昇華性染料は単独で用いてもよく、2種以
上を併用してもよい。昇華性染料としては転移温度が60
℃以上のものが適当である。
【0066】前記熱溶融性インクのベヒクルはワックス
状物質、あるいはこれと熱溶融性樹脂とからなり、必要
に応じて油状物質を加えてもよい。
【0067】ワックス状物質としては、たとえば木ロ
ウ、ミツロウ、ラノリン、カルナバワックス、キャンデ
リラワックス、モンタンワックス、セレシンワックスな
どの天然ワックス;パラフィンワックス、マイクロクリ
スタリンワックスなどの石油系ワックス;酸化ワック
ス、エステルワックス、低分子量ポリエチレン、フィッ
シャートロプシュワックスなどの合成ワックス;ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベ
ヘン酸などの高級脂肪酸;ステアリルアルコール、ベヘ
ニルアルコールなどの高級脂肪族アルコール;高級脂肪
酸モノグリセリド、ショ糖の脂肪酸エステル、ソルビタ
ンの脂肪酸エステルなどのエステル類;オレイルアミド
などのアミド類などの1種もしくは2種以上の混合物が
使用でき、融点が50〜100 ℃のものが好ましい。
【0068】熱溶融性樹脂としては前記ワックス状物質
と相溶性があるものが好ましく、たとえばキシレン樹
脂、クマロンインデン樹脂、スチレン樹脂、エチレン-
酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン- ブタジエン共重合
体樹脂、アクリル酸エステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリウレタン樹脂などの1種もしくは
2種以上の混合物が使用でき、融点ないし軟化点が40〜
160 ℃のものが好ましい。油状物質としては、たとえば
ナタネ油、ヒマシ油などの植物油、モーター油、スピン
ドル油などの鉱油、ジオクチルフタレート、ジブチルフ
タレート、トリクレジルフォスフェートなどの可塑剤が
あげられる。熱溶融性インクにはさらに昇華性染料の分
散性をよくするためにソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル、アルキルリ
ン酸エステルなどの界面活性剤を配合してもよい。
【0069】熱溶融性インク層における昇華性染料の含
有量は5〜70%(重量%、以下同様)、なかんづく20〜
45%が適当ある。ベヒクルはワックス状物質のみからな
っていてもよいが、塗工性などをよくする点からは前記
熱溶融性樹脂を併用するのが好ましい。熱溶融性樹脂を
併用するばあいは、ワックス状物質100 部(重量部、以
下同様)に対して20〜100 部、好ましくは40〜80部の範
囲で用いるのが適当である。樹脂の使用量が前記範囲よ
り少ないと塗工性向上効果が奏されず、またマスター用
シートが多孔性のばあいインクがシートに浸透するため
転写捺染の際の加熱時間が長くなる傾向にあり、一方前
記範囲より多いと面状剥離が起り、ドット再現性がわる
くなるため、所望の階調がえられがたくなる。
【0070】熱溶融性インク層は融点が50〜100 ℃、90
℃における粘度が300 〜50万cP((株)レオロジー製レ
オメータによる測定値、以下同様)であるのが好まし
い。インク層の融点が前記範囲未満ではリボンの保存性
がわるくなり、一方前記範囲を超えると溶融転写性が低
下する。90℃における粘度が前記範囲未満ではインク層
の強度が小さいのでマスター上の印像の汚れがでやす
く、一方前記範囲を超えると溶融転写性が低下する。
【0071】熱溶融性インク層の厚さは0.5 〜5μmの
範囲が適当である。厚さが前記範囲未満では染着像の濃
度が低すぎ、一方前記範囲を超えると転写感度が低下し
たり、マスター上の印像の耐擦過性が低下したりし、さ
らにインク層の粉落ちの原因となる。
【0072】インク層の形成は前記インク組成物を溶剤
溶液または分散液として塗布するか、あるいはそのまま
ホットメルトコーティングすることによって行なうこと
ができる。インク層の形成は昇華性染料の転移温度より
低い温度で行なうのが好ましい。
【0073】基材としては、たとえばポリエステル、ナ
イロン、セルローストリアセテート、ポリカーボネー
ト、ポリイミドなどの耐熱性プラスチックフィルムやグ
ラシン紙、コンデンサー紙などの高密度紙が好適に使用
でき、その厚さは2〜10μm程度が適当である。
【0074】単一基材上に各色の昇華性インク層を配列
する熱転写リボンには各色のインク層を識別するための
検知マークが設けられるが、検知マークは図4に示され
るごとくインク層とインク層の間隙に設けてもよく、あ
るいはリボンの長手方向に沿った端部または両端部にマ
ージンを設け、そこに設けてもよい。検知マークは、検
知手段の種類(たとえば透過濃度タイプ、反射濃度タイ
プ、透過率タイプなど)に応じて適宜の印刷インクで適
宜の形状のマークを印刷して設ければよい。
【0075】マスタ用シートとしては、基材と同様なも
のが使用できるが、通常は普通紙が好適に使用される。
普通紙としては平滑性のよいもの(ベック平滑度1000秒
程度)からごく粗いもの(ベック平滑度50秒程度)まで
使用できる。
【0076】被転写体としては前述のごとき昇華性染料
により染着されるものであればとくに制限されないが、
通常は繊維の織布または不織布が対象とされる。繊維と
してはポリエステル、ポリアミド、アクリル、ナイロン
などの繊維があげられる。もとより、プラスチクフィル
ム、シートなども対象とされうる。
【0077】本発明の転写捺染方法においては、前記の
ごとく熱転写プリンターを用いてマスタ用シート上に昇
華性インクをC、M、Yの順序で転写してマスターを作
成する。昇華性染料の転写捺染工程の加熱手段としては
前述のごときホットプレス機以外に、アイロン、熱ゴテ
なども使用できる。加熱温度および加熱時間は用いる昇
華性染料の種類などによって変わるが、それぞれ用いる
昇華性染料の転移温度以上で被転写体やマスタ用シート
の熱収縮が起らない範囲内の温度および5秒〜2分の範
囲から適宜選択される。加熱温度が180 〜220 ℃程度で
あれば5〜30秒程度の短時間の加熱で鮮明な染着像がえ
られる。
【0078】本発明の方法において、イエロー、マゼン
タ、シアン、グリーン、レッド、ブルー、ブラック以外
の中間色をうるにはイエロー、マゼンタ、シアンの各色
について複数の階調色をうる必要があるが、このような
階調色は、1画素をM×N個のドットマトリックス(こ
こでMおよびNは通常それぞれ2〜8の整数である)で
構成し、ドットマトリックス内のインクドットの個数を
かえる濃度階調法によってうることができる。
【0079】つぎに実施例をあげて本発明を説明する。
【0080】実施例 厚さ6μm、幅246mm の長尺のポリエステルフィルム上
に表7に示す処方のイエロー、マゼンタ、シアンの各イ
ンク溶液を塗布し、乾燥して図4に示す配列のインク層
を形成して熱転写リボンをえた。各インク層の基材フィ
ルムの長手方向に沿った長さは270mm とした。えられた
各インク層の物性値を表7に示す。
【0081】
【表7】
【0082】前記熱転写リボンを用い下記のカラー熱転
写プリンターで下記のマスタ用シートにシアン、マゼン
タおよびイエローの順に転写してマスタを作成し、この
マスタをポリエステル織布と重ね合せ、図2に示すよう
にホットプレス機で下記に示す条件下にホットプレスし
て織布上にグレイの染着像を形成した。なお、グレイの
染着像は、マスタの作成時に1画素を8×8個のドット
マトリックスで構成(各色について64階調をうるため)
し、各色についてこの8×8個のドットマトリックスが
2ドット単位の市松模様になるように各色のインクをマ
スタ用シート上に転写してえたマスタを用いることによ
ってえた。
【0083】プリンター:日本電気(株)製Color Mate
PS (ただし、C→M→Yの順序で転写するようにプロ
グラムを変更したもの) マスタ用シート:厚さ70μmの普通紙(ベック平滑度36
0 秒) ホットプレス: 加熱温度:200 ℃ 加熱時間:15秒 圧力:2kg/cm2 なお、前記熱転写リボンを用い、各色のインクを重ね合
さずにそれぞれイエロー、マゼンタ、シアンのベタ印字
像を有するマスタを作成し、これを前記と同様にしてポ
リエステル織布とホットプレスして、イエロー、マゼン
タ、シアンのベタ染着像をえ、それらについて光学反射
濃度(OD値)をマクベスRD-914(マクベス社製濃度計)
で測定したところ、表8に示す結果がえられた。
【0084】比較例 厚さ6μm、幅246mm の長尺のポリエステルフィルム上
に、表7に示す処方のイエロー、マゼンタ、シアンの各
インク溶液を塗布し、乾燥して図10に示すような配列の
インク層を形成して熱転写リボンを製造した。各インク
層の基材フィルムの長手方向に沿った長さは270mm とし
た。
【0085】この熱転写リボンを用い、Y→M→Cの順
序でマスタ用シートに転写した(プリンターとしてColo
r Mate PS を市販されている状態のままで使用)ほかは
実施例と同様にしてマスタを作成し、ポリエステル織布
にグレイの染着像を形成した。
【0086】また実施例のばあいと同様にしてイエロ
ー、マゼンタ、シアンの染着像をそれぞれ別個にえ、そ
れらのOD値を測定したところ、表8に示す結果がえられ
た。
【0087】
【表8】
【0088】つぎに基準のグレイと前記実施例または比
較例でえられた染着像のグレイとについて下記の条件下
に分光反射率を測定し、それらのデータから三刺激値X
YZを求め、これより色度a* 、b* を計算した(JIS
Z 8730)。つぎに基準のグレイのa* 、b* と実施例、
比較例それぞれのa* 、b* との差△a* 、△b* を求
めた。
【0089】光 源:D65 視 野:2度 測定機器:マクベス社製色彩管理システム、MS-2020 PL
US 前記基準のグレイはつぎにのようにしてえた。表7に示
すイエロー、マゼンタ、シアンの各インク溶液の塗布量
を変えて、イエロー、マゼンタ、シアンのベタ染着像
(ポリエステル織布上)のOD値がそれぞれ1.15、1.2
5、1.30になるような熱転写リボンを作成した。この熱
転写リボンを用い、Y→M→Cの順序でマスタ用シート
に熱転写したほかは実施例と同様にしてマスタを作成
し、ポリエステル織布にグレイの染着像を形成した。な
お前記熱転写リボンはグレイを出すために専用に作成し
たものであり、イエローのベタ染着像のOD値が1.15、
マゼンタのベタ染着像のOD値が1.25と低く、イエロー
とマゼンタについて高濃度がえられない。
【0090】結果を表9に示す。
【0091】
【表9】
【0092】また実施例および比較例でえられたグレイ
の染着像について求められた△a*、△b* をCIE 1976
(L* * * )色空間のa* * 面にプロットしたグ
ラフを図7に示す。
【0093】表9および図7に示される結果から、比較
例のグレイ像は強い黄色を帯びているが、実施例のグレ
イ像は基準のグレイに近いことが明らかである。
【0094】
【発明の効果】昇華性インクをC→M→Yの順序で転写
してマスタを作成することにより、色再現性よく、とく
に無彩色の色再現のよい染着像をうることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法によりえられたマスタにおける昇
華性インクY、M、Cの重なり順序を示す説明図であ
る。
【図2】本発明の方法における転写捺染工程を示す説明
図である。
【図3】本発明に用いる熱転写リボンの一実施例におけ
る昇華性インクY、M、Cの配列順序を示す平面図であ
る。
【図4】本発明に用いる熱転写リボンの一実施例におけ
る検知マークを示す平面図である。
【図5】本発明の実施態様Aにおける熱転写プリンター
の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施態様Bにおける熱転写プリンター
の動作を示すフローチャートである。
【図7】実施例および比較例でえられたグレイの染着像
に求められた△a* 、△b* をCIE 1976(L*
* * )色空間のa* * 面にプロットしたグラフであ
る。
【図8】熱転写プリンターの一例を示す構成図である。
【図9】従来の透明インクY、M、Cの重ね合せでカラ
ー画像をうる熱転写リボンにおけるインクの配列順序を
示す平面図である。
【図10】図9に示す熱転写リボンにおける検知マーク
を示す平面図である。
【図11】図9に示す熱転写リボンにおけるインクの配
列を昇華性インクの配列に適用したばあいの昇華性イン
クの配列順序を示す平面図である。
【符号の説明】
Y イエローの昇華性インク M マゼンタの昇華性インク C シアンの昇華性インク P パターン 1 マスタ 2 マスタ用シート 3 マスタ像 4 被転写体 5 ホットプレス機 6 染着像 Sy 検知マーク Sm 検知マーク Sc 検知マーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の基材上または別々の基材上にイエ
    ローの昇華性染料を含有する熱溶融性インクY、マゼン
    タの昇華性染料を含有する熱溶融性インクMおよびシア
    ンの昇華性染料を含有する熱溶融性インクCが塗布され
    た熱転写リボンを用い、前記昇華性インクY、M、Cの
    うちの少なくとも2種をマスタ用シート上に選択的に溶
    融転写して該マスタ用シート上に昇華性インクYの画
    像、昇華性インクMの画像および昇華性インクCの画像
    の少なくとも2種が重ね合されたマスタ画像を形成し、
    ついで該重ね合せ画像中の昇華性染料を被転写体に転写
    する転写捺染方法であって、前記昇華性インクY、昇華
    性インクMおよび昇華性インクCのマスタ用シート上へ
    の転写を昇華性インクC、昇華性インクM、昇華性イン
    クYの順序(ただし、転写しない色のインクがあるばあ
    いは、その色のインクをとばした順序とする)で行うこ
    とを特徴とする転写捺染方法。
  2. 【請求項2】 前記昇華性インクY、昇華性インクM、
    昇華性インクCが単一基材上に、インクリボンの送り方
    向と反対方向に向ってインクC、インクM、インクYの
    順序で周期的に配列されてなる熱転写リボンIを用いる
    請求項1記載の転写捺染方法。
  3. 【請求項3】 イエローインクY、マゼンタインクM、
    シアンシンクCが単一基材上にインクリボンの送り方向
    と反対方向に向ってインクY、インクM、インクCの順
    序で周期的に配列されてなり、かつインクY用の検知マ
    ークSy、インクM用の検知マークSm、インクC用の
    検知マークScが設けられている熱転写リボンIIを用
    い、該リボンを前記送り方向にのみ移動させる条件下
    に、前記検知マークを検知手段で検知して所定の色のイ
    ンクを選択し、インクY、インクM、インクCの順序で
    転写するように構成されてなる熱転写プリンターで、前
    記熱転写リボンIIにかえて前記熱転写リボンIを用いて
    マスタ用シート上に前記マスタ像を形成するに際して、
    前記熱転写リボンIとして昇華性インクC、昇華性イン
    クMおよび昇華性インクYの検知マークとして前記熱転
    写リボンIIにおける検知マークSy、SmおよびScを
    それぞれ設けたリボンを用い、昇華性インクCを転写す
    るばあいは検知マークSyを検知手段で検知して昇華性
    インクCを選択して転写し、昇華性インクMを転写する
    ばあいは検知マークSmを検知手段で検知して昇華性イ
    ンクMを選択して転写し、昇華性インクYを転写するば
    あいは検知マークScを検知して昇華性インクYを選択
    して転写して、マスタ用シート上への転写を昇華性イン
    クC、昇華性インクM、昇華性インクYの順序で行なう
    請求項2記載の転写捺染方法。
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