JPH05271687A - 有色炎ロウソク - Google Patents

有色炎ロウソク

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Publication number
JPH05271687A
JPH05271687A JP7090892A JP7090892A JPH05271687A JP H05271687 A JPH05271687 A JP H05271687A JP 7090892 A JP7090892 A JP 7090892A JP 7090892 A JP7090892 A JP 7090892A JP H05271687 A JPH05271687 A JP H05271687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flame
candle
colored
wick
core
Prior art date
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Pending
Application number
JP7090892A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ashida
博史 芦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujicopian Co Ltd
Original Assignee
Fujicopian Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujicopian Co Ltd filed Critical Fujicopian Co Ltd
Priority to JP7090892A priority Critical patent/JPH05271687A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】主燃焼剤1と芯2とからなるロウソクにおい
て、前記芯2が、炎色反応物質と燃焼促進剤の多孔質体
からなることを特徴とする有色炎ロウソク。 【効果】 前記芯は良好な吸い上げ機能を有し、主燃焼
剤の成形性が損なわれず、炎の黄色が軽減され、炎色反
応物質の美麗な色の炎を呈する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有色炎ロウソクに関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】有色
炎ロウソクとしては、従来より繊維糸の芯にナトリウム
塩、リチウム塩などの炎色反応物質を含浸させたものが
知られているが、炎色反応物質の含浸によって芯として
の機能、すなわち溶融したロウを吸い上げる機能が阻害
されるという欠点がある。
【0003】また主燃焼剤であるロウの方に炎色反応物
質を含有させたものも知られているが、ロウの成形性が
阻害されるという欠点がある。
【0004】さらに前記従来の有色炎ロウソクのいずれ
においてもロウソクの炎に黄色の色が付いているため、
炎色反応物質による色が目立たないという欠点がある。
【0005】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みて、
ロウソクの芯としての吸い上げ機能、ロウの成形性およ
び炎色反応物質の色が阻害されることのない有色炎ロウ
ソクを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、主燃焼剤と芯
とからなるロウソクにおいて、前記芯が、炎色反応物質
と燃焼促進剤とからなる多孔質体からなることを特徴と
する有色炎ロウソクに関する。
【0007】
【作用および実施例】本発明の前記構成によるときは、
炎色反応物質と燃焼促進剤とからなる多孔質体である芯
は、その多孔性の故にロウソクの芯として良好な吸い上
げ機能を有し、芯に炎色反応物質を有するにもかかわら
ず、従来の繊維糸に炎色反応物質を含浸させた芯の欠点
が克服されている。
【0008】また炎色反応物質は主燃焼剤であるロウの
方には入れないので、ロウの成形性が損なわれない。
【0009】さらに、燃焼促進剤を使用しているので、
炎の黄色が軽減され、そのため炎色反応物質本来の鮮や
かな色が呈せられる。
【0010】つぎに図面を参照して本発明の有色炎ロウ
ソクを説明する。
【0011】図1は本発明の有色炎ロウソクの一実施例
を示す一部切欠き斜視図である。図1において、1は主
燃焼剤の成形体であり、2は炎色反応物質と燃焼促進剤
とからなる多孔質体の芯である。
【0012】主燃焼剤としては、従来より使用されてい
るロウ状物質がいずれも使用でき、たとえばパラフィ
ン、微晶ロウ、ペトロラタムなどのような石油ロウや、
オゾケライトなどのような地ロウなどの鉱物ロウ;木ロ
ウなどのような植物ロウや動物ロウなどの天然ロウ;ス
テアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸などの高級脂肪
酸;ヘキシルアルコール、オクチルアルコールなどの高
級アルコールなどが単独であるいは混合して用いられ
る。
【0013】主燃焼剤には顔料、染料を配合して適宜着
色してもよい。
【0014】炎色反応物質としても従来より使用されて
いるものがいずれも使用でき、たとえばLi(赤色)、
Sr(赤色)、Na(黄)、B(緑)、Cu(青)、K
(紫)などの元素を含む化合物があげられる。該化合物
としては通常これら元素の炭酸塩、シュウ酸塩、硝酸塩
などの金属塩や、その他酸化物などが使用される。
【0015】燃焼促進剤は前記化合物の燃焼を補い、か
つ燃焼の持続性を持たせることを目的とするものであ
り、引火点が低く、また昇華性を有するものが好まし
い。たとえば一般に携帯燃料としてもよく用いられてい
るメタアルデヒドなどがあげられる。
【0016】本発明の芯において燃焼促進剤と炎色反応
物質の混合割合はとくに制限されないが、通常前者100
重量部に対して後者10〜50重量部の割合が好ましい。炎
色反応物質の割合が前記範囲より多いと、燃焼促進剤の
割合が少なくなり、炎の黄色を低減する効果が劣るとと
もに、燃焼の持続性が低下する傾向となる。炎色反応物
質の割合が前記範囲より少なくなると炎色反応物質の色
が不充分となる。
【0017】本発明における多孔質体の芯は一般に燃焼
促進剤と炎色反応物質の粉末混合物を圧縮することによ
りうることができる。
【0018】本発明の有色炎ロウソクを製造するには、
たとえば主燃焼剤を溶融して型に流し込み、芯の部分が
中空の成形体をえ、該中空部に炎色反応物質の粉末と燃
焼促進剤の粉末の均一混合物を充填し、押し固めて芯と
すればよい。本発明にいう多孔質体の芯とはこのように
粉末状物を充填して押し固めたものをも包含するもので
ある。
【0019】前記の方法において主燃焼剤の成形体は成
形時には芯部分も充実したものであってもよく、このば
あいは成形後に芯に対応する部分に孔を穿つ。
【0020】また多孔質体の芯としては予め炎色反応物
質の粉末と燃焼促進剤の粉末の混合物を要すれば少量の
バインダー物質と圧縮成形したものであってもよい。
【0021】このような成形体芯を用いるばあいは、主
燃焼剤の成形時に型にいれてインサート成形することが
できる。また該成形体芯の周囲に主燃焼剤を塗り固めて
いく製法も採りうる。
【0022】本発明においては、1本のロウソクの芯に
1種の炎色反応物質を用いてもよい。あるいは図2に示
すように2種以上の炎色反応物質を別々に含有する2つ
以上の部分、たとえばナトリウム化合物を含む部分2
a、銅化合物を含む部分2b、リチウム化合物を含む部
分2cを芯の長手方向に並べて配置した構成としてもよ
い。後者のばあいは燃焼が進むにつれて2種以上の色の
炎を順次うることができる。また後者のばあいは炎色反
応物質を含有する部分2a、2b、2cの間に炎色反応
物質を含まず、燃焼促進剤のみを含む部分3を設けても
よい。このようにすると炎の色がつぎの色に変わる際に
色が混ざり合うことがなくなる。
【0023】芯の下部はロウソクの底面に露出しないよ
うに、図1に示すように、主燃焼剤で充填しておくか、
あるいは図2に示すように、空洞部を設けておくのが好
ましい。このようにすることによって、ロウソクの底面
が可燃性材料と接触しているばあいに燃焼が進んでも、
該可燃性材料が燃えるのを防ぐことができる。
【0024】芯の太さはロウソクの太さによっても相違
するが、一般に3〜10mm程度である。
【0025】本発明の有色炎ロウソクの形状は何ら制限
されるものではなく、図1に示される円柱形状、図2に
示される截頭円錐形状をはじめとして、人形や動物、植
物の形状などあらゆる形状を採りうるものである。
【0026】つぎに実施例をあげて本発明を説明する。
【0027】実施例 パラフィンとステアリン酸の等重量混合物を直径20mm、
長さ80mmの円柱に成形し、中心に直径5mmの穴をあけ
た。この穴に炭酸リチウム20重量部とメタアルデヒド80
重量部とを均一に混合したものを充填し、押し固めて芯
とした。
【0028】かくしてえられたロウソクの芯に点火した
ところ、容易に着火し、そののち一定の大きさの炎で燃
焼が持続し、その炎は美麗な赤色を呈するものであっ
た。
【0029】
【発明の効果】芯が炎色反応物質と燃焼促進剤の多孔質
体であるので良好な吸い上げ機能を有する。
【0030】主燃焼剤の方に炎色反応物質を配合しない
ので、主燃焼剤の成形性が損なわれない。
【0031】燃焼促進剤を使用しているので、炎の黄色
が軽減され、炎色反応物質の美麗な色が呈せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有色炎ロウソクの一実施例を示す一部
切欠き斜視図である。
【図2】本発明の有色炎ロウソクの他の実施例を示す一
部切欠き斜視図である。
【符号の説明】
1 主燃焼剤 2 芯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主燃焼剤と芯とからなるロウソクにおい
    て、前記芯が、炎色反応物質と燃焼促進剤とからなる多
    孔質体からなることを特徴とする有色炎ロウソク。
  2. 【請求項2】 前記芯が、2種以上の炎色反応物質を別
    々に含む2つ以上の部分が長手方向に並べて配置された
    構成を有する請求項1記載の有色炎ロウソク。
  3. 【請求項3】 前記異なる炎色反応物質を含む部分の間
    に主燃焼剤のみからなる部分が介在されてなる請求項2
    記載の有色炎ロウソク。
JP7090892A 1992-03-27 1992-03-27 有色炎ロウソク Pending JPH05271687A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7090892A JPH05271687A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 有色炎ロウソク

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7090892A JPH05271687A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 有色炎ロウソク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05271687A true JPH05271687A (ja) 1993-10-19

Family

ID=13445092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7090892A Pending JPH05271687A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 有色炎ロウソク

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JP (1) JPH05271687A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1873230A1 (en) * 2006-06-29 2008-01-02 Spaas Kaarsen Candle and candle production process.
JP2013181110A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 E Concept:Kk ロウソク及びロウソクの製作方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1873230A1 (en) * 2006-06-29 2008-01-02 Spaas Kaarsen Candle and candle production process.
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