JPH0527067Y2 - - Google Patents

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JPH0527067Y2
JPH0527067Y2 JP1988049206U JP4920688U JPH0527067Y2 JP H0527067 Y2 JPH0527067 Y2 JP H0527067Y2 JP 1988049206 U JP1988049206 U JP 1988049206U JP 4920688 U JP4920688 U JP 4920688U JP H0527067 Y2 JPH0527067 Y2 JP H0527067Y2
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movable shelf
buffer member
spring
movable
spring buffer
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、移動棚装置における免震装置に関す
る。
(従来の技術) レールに沿つて走行可能な移動棚を複数台集合
離散可能に設置した移動棚装置では、地震エネル
ギーの入力によつて大きく揺れ、また、そのガイ
ドとしてのレールに沿つて一定の向きに走行して
走行範囲の限界位置を画するストツパに激突し、
甚だしい場合は転倒することもあり、人身に対し
て危険であるばかりでなく、多くの収容物が落下
することが実際の地震により、また、実験によつ
ても認められている。特に、移動棚が妄りに走行
し始めるのを防止するために駆動輪をロツク装置
により回転不能にロツクした場合は、このロツク
した駆動輪から入力される地震エネルギーが大き
く、上記のような危険な状態に至り易い。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、かかる従来の移動棚装置の問題点を
解消するためになされたもので、大きな地震エネ
ルギーが入力され、あるいは高速移動させられて
走行範囲の限界位置を画するストツパに激突しよ
うとするとき、その前に移動棚の走行エネルギー
を吸収して激突を防止し、もつて、転倒防止及び
収容物の落下を防止することができる移動棚装置
における免震装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上述の目的を達成するために、レー
ルに沿つて走行可能な移動棚を複数台集合離散可
能に設置した移動棚装置において、上記移動棚の
走行範囲の限界位置に上記移動棚が乗り上げるこ
とができると共にその乗り上げ方向に登り斜面を
有するばね緩衝部材を設けた構成としている。
(作用) 本考案によれば、地震エネルギーが入力され、
あるいはその他の原因によつて移動棚が高速で走
行範囲の限界位置の方に向かつて移動すると、移
動棚がばね緩衝部材に乗り上げ、このときに移動
棚の走行エネルギーがばね緩衝部材の撓みによつ
て吸収消費されると共に、その撓みによつて移動
棚の乗り上げ方向の傾きの量が少なくなるので、
移動棚の姿勢が安定し、走行範囲の限界位置を画
するストツパ等に激突することなく、移動棚の転
倒防止及び収容物品の落下が防止される。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案に係る移動棚
装置における免震装置の実施例を説明する。
第1図において、符号1で示す移動棚は底部に
走行車輪2が回転自在に設けられており、この走
行車輪2がそのガイドとしてのレール3上を転動
することにより移動棚1がその開口面に直角方向
に走行することができる。複数台の移動棚1がレ
ール3上に乗せられ、各移動棚1が集合し、また
離散可能となつていて、所望の移動棚1の前面に
物品の出し入れのための作業通路を形成すること
ができるようになつている。
各移動棚1はこれを直接手動的に押し動かすよ
うにしてもよいし、電動力によつて駆動してもよ
いが、図示の例では、ハンドル4を回転駆動する
ことにより走行させるようになつている。すなわ
ち、各移動棚1の側面にはハンドル4が回転操作
可能に設けられており、ハンドル4の回転軸と中
間回転体6との間に掛けられたチエーン5及び中
間回転体6と一つの走行車輪2の軸との間に掛け
られたチエーン7を有する図示しない減速機構が
設けられている。この減速機構(図示しない)を
介してハンドル4の回転力が走行車輪2の軸(図
示しない)に伝達され、この走行車輪2の軸(図
示しない)と一体の走行車輪2が回転駆動されて
移動棚1が走行するようになつている。移動棚1
の走行限界は、レール3の図示右方の端部上面に
固定されたストツパ8によつて画される。
このストツパ8には移動棚1の走行車輪2又は
移動棚1の底部側面が当接することによつてそれ
以上に移動棚1は走行することはできない。しか
し、ストツパ8の前においてレール3の端部寄り
の位置の上面に緩傾斜の山が形成されるように折
り曲げられたばね緩衝部材としての板ばね9の一
端部が固定されている。このばね緩衝部材9に移
動棚1の車輪2が乗り上げることによりばね緩衝
部材9が撓みながら移動棚の走行エネルギーを吸
収し、走行車輪2がストツパ8に激突するのを防
止する。ばね緩衝部材9の自由端はストツパ8の
方に向いている。ストツパ8及びばね緩衝部材9
はレール3の他方の端部にも設けられている。
いま、ハンドル4から一方の車輪2に至る伝動
機構が作動不能にロツクされて移動棚1が走行不
能にロツクされている状態において地震が生じた
とする。図示の例では対をなす走行車輪2のうち
左側の走行車輪2が駆動輪となつており、この駆
動輪が回転不能にロツクされることになるため、
地震によつて各移動棚1は図の右方に移動して集
束することが知られている。こうして右端の移動
棚1が右方への移動限界に近くなると、その走行
車輪2がばね緩衝部材9に乗り上げ、このとき移
動棚1の走行エネルギーの大半が消費されて移動
棚1の勢いが殺され、移動棚1がストツパ8に激
突することが回避される。この結果、移動棚1が
転倒したり収納物が落下したりすることがなくな
り、人身への危険の防止と収納物の保護がなさ
れ、また、移動棚1自体の損壊が防止される。
なお、移動棚1はロツク装置によつてロツクさ
れていなくても地震エネルギーの入力により走行
することがあり、この場合にもばね緩衝部材9に
よつてその走行エネルギーが吸収されて安全が確
保される。また、地震のとき以外の、移動棚1が
高速で走行させられた場合などにもばね緩衝部材
9によりその走行エネルギーが吸収されて安全が
確保される。
ばね緩衝部材9は、入力される地震エネルギー
がある程度以上になつたときこれを吸収する。従
つてどの程度以上のエネルギーを吸収するかが問
題になるが、これは移動棚1の重量や大きさ等に
よつて異なる。また、ばね緩衝部材9の板ばねの
板厚やばね定数等のばね諸元及び形状は車輪2の
直径や移動棚1の重量等に応じて適宜設定され
る。
次に、本考案の別の変形実施例について説明す
る。
第3図において、符号10は本考案の別の実施
例を示すばね緩衝部材であり、このばね緩衝部材
10は、レール3の端部寄りの位置の上面にその
乗り上げ方向に登りの緩斜面が形成されるように
鈍角状に折り曲げられた板ばね11の一端部が固
定されると共に、レール3に上下方向に移動可能
なピン12が設けられ、これがコイルばね14で
上昇付勢され、このピン12の頭部13で板ばね
11の自由端部が上方に付勢されて構成されてい
る。符号15はストツパであり、レール3の図示
右方の端部上面に設けられている。移動棚の車輪
がばね緩衝部材10に乗り上げたとき、その板ば
ね11はコイルばね14の付勢力に抗して撓み、
板ばね11自体とコイルばね14とが連動して撓
むことによつて移動棚の走行エネルギーが吸収さ
れる。
ここで、レール3に対するばね緩衝部材9とし
ての板ばねあるいはばね緩衝部材10の板ばね1
1の一端側の固定は、それぞれ溶接による固定で
あつてもよいし、あるいはねじによる螺合固定で
適宜ばね緩衝部材9やばね緩衝部材10の板ばね
11を交換できるようにしてもよい。
なお、本考案に用いられるばね緩衝部材の材質
は特に限定されるものではなく、鋼材や非鉄金
属、プラスチツクその他適宜選択してよく、要す
るにばね緩衝部材として弾性を有し入力される走
行エネルギーを吸収する機能を満足するものであ
ればよい。また、ばね緩衝部材を傾斜面で形成す
る場合は、必ずしも移動棚の車輪が乗り上げる必
要はなく、例えば、移動棚の下端縁部あるいはそ
の他の部材が乗り上げるようにしてもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、移動棚の走行範囲の限界位置
に、移動棚が乗り上げることができると共にその
乗り上げ方向に登り斜面を有するばね緩衝部材を
設けたため、地震その他の原因によつて移動棚が
高速で移動したときばね緩衝部材に移動棚が乗り
上げて走行エネルギーがばね緩衝部材の撓みによ
つて消費されると共に、その撓みによつて移動棚
の走行方向の傾きの量が少なくなるので、移動棚
の姿勢が安定し、走行範囲の限界位置を画するス
トツパに激突することなく移動棚の転倒防止及び
収容物品の落下を防止することができる。特に収
容物が化学品の場合、その容器が落下して内容物
が流れ出すと火災に至る危険性が大きいことが知
られているが、本考案によれば、収容物の落下防
止効果があるためこのような危険性を回避でき
る。また収容物の落下防止効果及び移動棚の転倒
防止効果により人身に及ぼす危険性も小さくな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2
図は同上実施例の要部拡大側面図、第3図は本考
案のさらに別の実施例を示す一部断面側面図であ
る。 1……移動棚、3……レール、9,10……ば
ね緩衝部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 レールに沿つて走行可能な移動棚を複数台集合
    離散可能に設置した移動棚装置において、 上記移動棚の走行範囲の限界位置に上記移動棚
    が乗り上げることができると共にその乗り上げ方
    向に登り斜面を有するばね緩衝部材を設けたこと
    を特徴とする移動棚装置における免震装置。
JP1988049206U 1988-04-12 1988-04-12 Expired - Lifetime JPH0527067Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988049206U JPH0527067Y2 (ja) 1988-04-12 1988-04-12

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JP1988049206U JPH0527067Y2 (ja) 1988-04-12 1988-04-12

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Publication Number Publication Date
JPH01152536U JPH01152536U (ja) 1989-10-20
JPH0527067Y2 true JPH0527067Y2 (ja) 1993-07-09

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ID=31275322

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008179473A (ja) * 2006-12-28 2008-08-07 Kongo Co Ltd 移動棚用ストッパ装置

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KR100639263B1 (ko) * 2003-12-26 2006-10-27 주식회사 삼광씨스템 모빌 랙
JP6846870B2 (ja) * 2016-02-24 2021-03-24 住友重機械搬送システム株式会社 棚設備

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