JPH05270459A - 車輪取付装置 - Google Patents

車輪取付装置

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Publication number
JPH05270459A
JPH05270459A JP4071361A JP7136192A JPH05270459A JP H05270459 A JPH05270459 A JP H05270459A JP 4071361 A JP4071361 A JP 4071361A JP 7136192 A JP7136192 A JP 7136192A JP H05270459 A JPH05270459 A JP H05270459A
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JP
Japan
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wheel
hub
holding means
plate
held
Prior art date
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Application number
JP4071361A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Kamiya
勉 神谷
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ホイールのネジ挿通孔とホイールハブのハブボ
ルトとの間に位相のずれや位置ずれがある場合にも、そ
の損傷を可及的に防止する。 【構成】装置本体(10)に対して車輪保持手段(3
7,38,39,39a,41,50,51,52,5
3)を車輪(TY)の軸心方向に沿って移動可能に配設
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホイールハブに車輪を
取り付ける装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の組立ラインにおいて
は、作業者の負担を軽減するため、車輪取付装置によっ
て車両のホイールハブに車輪が取り付けられている。
【0003】車輪取付装置は、たとえば、ロボットアー
ムの先端部に構成されており、車輪を保持する車輪保持
手段やハブボルトにナットを締結するナット締結手段を
備えている。
【0004】この種の車輪取付装置では、上記車輪保持
手段によって車輪を保持した後、上記ロボットアームを
適宜移動させることによって上記車輪をホイールハブに
装着し、すなわちホイールのネジ挿通孔にハブボルトを
貫挿させ、さらにこの状態から、ナット締結手段によっ
て上記ハブボルトにそれぞれナットを締結させることに
より、上記車輪をホイールハブに取り付けるようにして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した車
輪の取付装置では、ロボットアームの移動によって車輪
保持手段に保持された車輪が直接ホイールハブに装着さ
れるものであるため、ホイールのネジ挿通孔とホイール
ハブのハブボルトとの間の位相のずれや位置ずれ等によ
って上記車輪と上記ホイールハブとが互いに干渉した場
合には、上記ロボットを移動させるための大きな力が上
記車両、車輪および車輪取付装置間に加わることとな
り、該車輪取付装置に損傷を来す虞れがある。
【0006】本発明の目的は、上記実情に鑑みて、ホイ
ールのネジ挿通孔とホイールハブのハブボルトとの間に
位相のずれや位置ずれがある場合にも、その損傷を可及
的に防止することのできる車輪取付装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車輪取付装
置では、車輪保持手段を介して装置本体に保持された車
輪をホイールハブに装着するようにした車輪取付装置に
おいて、上記装置本体に対して上記車輪保持手段を上記
車輪の軸心方向に沿って移動可能に配設している。
【0008】
【作用】上記構成によれば、装置本体の移動によって車
輪をホイールハブに近接させた後、該装置本体に対して
車輪保持手段を移動させることにより、上記車輪を小さ
い力でホイールハブに装着することができる。
【0009】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳細に説明する。図1乃至図9は、それぞれ本発明に係
る車輪取付装置を概念的に示したものである。ここで例
示する車輪取付装置は、図示していない自動車用組立ラ
インの両サイドに配設され、該組立ライン(図示せず)
を搬送された車両のホイールハブWBに、それぞれ4
穴、すなわちホイールWHにネジ挿通孔NHを4つ有し
た車輪TYを取り付ける際に適用されるもので、組立ラ
イン(図示せず)の側方に配設されたロボットアームR
Aの先端部に装置本体10を備えている。
【0010】装置本体10は、矩形板状を成す天壁11
と、この天壁11の両端からそれぞれ延設され、互いに
対向配置された前壁12および後壁13とを備えてお
り、これら前壁12および後壁13をそれぞれ下方(図
中の下方)に向け、かつ該前壁12が先端側となる状態
で、上記天壁11を介してロボットアームRAの先端部
に取り付けられている。
【0011】前壁12は、図3および図4に示すよう
に、上端部中央と下端部中央とにそれぞれ切欠12a,
12bが形成された略H字状を成しており、その一側方
に検出手段20を備えるとともに、その下端部にフロン
トカバー14を備えている。検出手段20は、図10に
示すように、ガイドブッシュ21内に貫挿された検出ロ
ッド22が縮退移動した際に、これを近接スイッチ23
によって検出するもので、上記検出ロッド22と上記ガ
イドブッシュ21との間に介在されたコイルスプリング
24の押圧力により、該検出ロッド22の先端を上記前
壁12よりも常時前方に突出させる態様で、該ガイドブ
ッシュ21を介して上記前壁12に取り付けられてい
る。フロントカバー14は、中央部に正三角形状の切欠
14aを有した逆正三角形の枠状を成しており、上記前
壁12の前面に固着されている。
【0012】後壁13は、図9に示すように、上端部中
央に円形の孔13aを有するとともに、下端部中央に切
欠13bを有しており、その下端部にリアカバー15を
備えている。リアカバー15は、図1および図9に示す
ように、略T字状を成し、その中心部に挿通孔15aを
有するとともに、該挿通孔15aの下方および左右の3
カ所にそれぞれ矩形の孔15b,15b…を有し、さら
に上記挿通孔15aの上方に上記孔15b,15b…と
同一形状の切欠15cを有しており、上記後壁13の後
面に固着されている。
【0013】図からも明らかなように、上記フロントカ
バー14およびリアカバー15の間には3本のガイドロ
ッド16,16,16が架設され、また上記リアカバー
15には第3シリンダアクチュエータ17が配設されて
いる。
【0014】ガイドロッド16,16,16は、互いに
同一の長さを有し、上記フロントカバー14の三隅部に
対応する部位に、互いに平行に配設されており、該フロ
ントカバー14と上記リアカバー15との間を互いに連
結している。
【0015】第3シリンダアクチュエータ17は、図に
は明示していないが、作動流体としてエアを採用するも
ので、その作動ロッド17aを上記挿通孔15aに貫挿
させ、かつその軸心を上記ガイドロッド16,16,1
6の軸心に沿わせる態様で、そのシリンダ本体17bを
介して上記リアカバー15の後面に取り付けられてい
る。
【0016】また、上記車輪取付装置は、上記装置本体
10内に移動体30を備えている。移動体30は、図
1、図5および図8に示すように、上記装置本体10の
ガイドロッド16,16,16に対応する部位にそれぞ
れガイドブッシュ31,31,31および32,32,
32が配設され、かつこれらガイドブッシュ31,3
1,31および32,32,32から60°ずつずれた
3位置がそれぞれ連結ロッド33,33,33によって
互いに連結されたリアプレート34とミッドプレート3
5とを備えており、上記ガイドブッシュ31,31,3
1および32,32,32内にそれぞれ対応するガイド
ロッド16,16,16を貫挿させ、上記連結ロッド3
3,33,33の軸心を上記ガイドロッド16,16,
16の軸心に沿わせる態様で、該ガイドロッド16,1
6,16の延在方向に沿って移動自在に配設されてい
る。
【0017】リアプレート34は、図1および図8に示
すように、その中心部に第2シリンダアクチュエータ3
6を備えるとともに、この第2シリンダアクチュエータ
36の上下左右4カ所における上記リアカバー15に形
成された孔15b,15b…および切欠15cに対応す
る部位に、それぞれこれら孔15b,15b…と同一形
状の孔34a,34a…を有しており、該リアカバー1
5の直前に配設されている。
【0018】第2シリンダアクチュエータ36は、上述
した第3シリンダアクチュエータ17と同様に、作動流
体としてエアを採用するもので、その作動ロッド36a
を上記リアプレート34の中心部に形成された挿通孔3
4bに貫挿させ、かつその軸心を上記連結ロッド33,
33,33の軸心に沿わせる態様で、そのシリンダ本体
36bを介して上記リアプレート34の後面に取り付け
られ、さらに該シリンダ本体36bに上記第3シリンダ
アクチュエータ17の作動ロッド17aに連結されてい
る。
【0019】ミッドプレート35は、図1および図5に
示すように、その中心部に第1シリンダアクチュエータ
(車輪保持手段)37を備え、かつこの第1シリンダア
クチュエータ37の上下左右4カ所における上記フロン
トカバー14の中央部に形成された切欠14aに対応す
る部位に孔35a,35a…を有するとともに、その外
周域の3カ所に摺動ロッド(車輪保持手段)38,3
8,38を備え、さらに上記連結ロッド33,33,3
3の外周にそれぞれ把持アーム(車輪保持手段)39,
39,39を備えており、上記リアプレート34よりも
先端部側に配設されている。
【0020】第1シリンダアクチュエータ37も作動流
体としてエアを採用するもので、その作動ロッド37a
を上記ミッドプレート35の中心部に形成された挿通孔
35bに貫挿させ、かつその軸心を上記連結ロッド3
3,33,33の軸心に沿わせる態様で、そのシリンダ
本体37bを介して上記ミッドプレート35の後面に取
り付けられている。
【0021】摺動ロッド38,38,38は、上記ミッ
ドプレート35に配設されたガイドブッシュ32,3
2,32相互間の中間に位置する部位からそれぞれの軸
心を上記連結ロッド33,33,33の軸心に沿わせる
態様で先端に向けて突設されており、それぞれの先端部
がフロントプレート40によって互いに連結されてい
る。フロントプレート40は、図3に示すように、正三
角形状を成し、その中心部における上記ミッドプレート
35に形成された孔35a,35a…に対応する部位
に、隅部を上下左右に配置した矩形状の孔40aを有し
ており、上記フロントカバー14の直後に配設されてい
る。
【0022】把持アーム39,39,39は、図1に示
すように、十分な長さをもったロッド状を成し、個々の
基端部内面に連結枝(車輪保持手段)39a,39a,
39aを有しており、個々の基端部を介して上記ミッド
プレート35に嵌着された支持体(車輪保持手段)4
1,41,41に、互いに開閉する方向に揺動自在に保
持されている。
【0023】さらに、上記車輪取付装置には、上記移動
体30におけるフロントプレート40とミッドプレート
35との間に位置する部位にアーム開閉プレート(車輪
保持手段)50が配設されているとともに、上記移動体
30におけるミッドプレート35とリアプレート34と
の間に位置する部位にナット締結手段60が配設されて
いる。
【0024】アーム開閉プレート50は、図1および図
4に示すように、正三角形状を成し、その中央部に上記
第1シリンダアクチュエータ37の作動ロッド37aが
連結されるとともに、この連結部位の上下左右4カ所に
おける上記ミッドプレート35に形成された孔35a,
35a…に対応する部位に孔50a,50a…を有し、
さらに上記摺動ロッド38,38,38に対応する部位
にそれぞれガイドブッシュ(車輪保持手段)51,5
1,51を備えており、個々のガイドブッシュ51,5
1,51内にそれぞれ上記摺動ロッド38,38,38
を貫挿させることにより、該摺動ロッド38,38,3
8の延設方向に沿って移動自在に配設されている。図か
らも明らかなように、このアーム開閉プレート50は、
各ガイドブッシュ51,51,51の外周面に支承体
(車輪保持手段)52,52,52を備えており、該支
承体52,52,52と上記把持アーム39,39,3
9の連結枝39a,39a,39aとの間を連結部材
(車輪保持手段)53,53,53によって互いに枢止
することにより、該把持アーム39,39,39に接続
されている。
【0025】ナット締結手段60は、図1、図6および
図7に示すように、上記リアプレート34とミッドプレ
ート35との間を連結する連結ロッド33,33,33
に対応する部位にそれぞれガイドブッシュ61,61,
61および62,62,62が配設され、かつこれらガ
イドブッシュ61,61,61および62,62,62
の外周に位置する3位置がそれぞれ結合ロッド63,6
3,63によって互いに連結された補助板64と保持板
65とを備えており、上記ガイドブッシュ61,61,
61および62,62,62内にそれぞれ対応する連結
ロッド33,33,33を貫挿させ、上記結合ロッド6
3,63,63の軸心を上記連結ロッド33,33,3
3に軸心に沿わせる態様で、該連結ロッド33,33,
33の延設方向に沿って移動自在に配設されている。
【0026】補助板64は、図1および図7に示すよう
に、その中心部に上記第2シリンダアクチュエータ36
の作動ロッド36aが連結され、かつこの連結部位の上
下左右4カ所における上記リアプレート34に形成され
た孔34a,34a…に対応する部位に孔64a,64
a…および切欠64bを有しており、該リアプレート3
4の直前に配設されている。
【0027】保持板65は、図1および図6に示すよう
に、その中心部における第1シリンダアクチュエータ3
7のシリンダ本体37bに対応する部位に挿通孔65a
を有するとともに、この挿通孔65aの上下左右4カ所
における上記ミッドプレート35に形成された孔35
a,35a…に対応する部位にそれぞれナットランナー
66,66…を備えており、該ミッドプレート35の直
後に配設されている。
【0028】ナットランナー66,66…は、軸部66
a,66a…の先端部にソケット67,67…を有し、
該軸部66a,66a…をその軸心回りにランナー本体
66b,66b…に対して回動させることにより、上記
ソケット67,67…に嵌合されたナット(図示せず)
を締結弛緩させるもので、上記軸部66a,66a…を
それぞれ上記フロントカバー14、上記フロントプレー
ト40、上記アーム開閉プレート50および上記ミッド
プレート35に形成された各孔14a,40a,50
a,50a…,35a,35a…内に配置させ、かつ上
記本体66b,66b…をそれぞれ上記補助板64、上
記リアプレート34および上記リアカバー15の各孔6
4a,64a…,34a,34a…,15b,15b…
もしくは切欠64b,15cに配置させる態様で、該本
体66b,66b…を介して上記保持板65に保持され
ている。
【0029】上記のように構成された車輪取付装置で
は、第1シリンダアクチュエータ37を作動させると、
移動体30に対してアーム開閉プレート50が摺動ロッ
ド38,38,38に沿って移動され、連結部材53,
53…が適宜揺動することによってそのガイドブッシュ
51,51,51に配設された支承体52,52,52
と把持アーム39,39,39の連結枝39a,39
a,39aとの間の距離が変化するため、該把持アーム
39,39,39が互いに開閉移動されることになる。
【0030】また、第2シリンダアクチュエータ36を
作動させると、上記移動体30に対してナット締結手段
60が結合ロッド63,63,63に沿って移動され、
その保持板65に保持されたナットランナー66,66
…が装置本体10のフロントカバー14に対して進退移
動される。
【0031】さらに、第3シリンダアクチュエータ17
を作動させると、装置本体10に対して移動体30がガ
イドロッド16,16,16に沿って移動され、上記把
持アーム39,39,39および上記ナット締結手段6
0が共に、上記フロントカバー14に対して進退移動さ
れる。
【0032】以下、図2(a)乃至図2(e)を参照し
ながら、上記車輪取付装置の作用について説明する。
【0033】まず、この車輪取付装置においては、図2
(a)に示すように、上記第2シリンダアクチュエータ
36および第3シリンダアクチュエータ17をそれぞれ
縮退した状態に保持し、上記把持アーム39,39,3
9およびナットランナー66,66…をそれぞれ装置本
体10に対して最も縮退した位置に占位させるととも
に、上記第1シリンダアクチュエータ37を伸長した状
態に保持し、上記把持アーム39,39,39をそれぞ
れ開位置に占位させた状態が作業待機状態となってい
る。
【0034】この状態から、図示していない制御部から
起動信号が出力されると、たとえば組立ライン(図示せ
ず)の車輪取付位置に車両(図示せず)が設置される
と、ロボットアームRAが適宜移動され、車輪把持位置
において装置本体10が車種に応じた車輪TYに対向占
位されるとともに、上記第1シリンダアクチュエータ3
7が縮退作動され、図2(b)に示すように、3本の把
持アーム39,39,39間に上記車輪TYが把持され
る。このとき、ナットランナー66,66…は、装置本
体10に対して最も縮退した状態であるため、ホイール
WHに干渉して損傷したり、ホイールWHを傷つけるこ
とはない。なお、車輪TYにおけるネジ挿通孔NH,N
H…の位相は、予め規整された状態にあり、各ネジ挿通
孔NH,NH…がそれぞれナットランナー66,66…
に対向した位置に配置されるものとする。
【0035】検出手段20の検出ロッド22がホイール
WHに当接して縮退することにより、上記把持アーム3
9,39,39間に車輪TYが把持されたことが確認さ
れると、再びロボットアームRAが適宜移動され、装置
本体10の前端面が車両(図示せず)のホイールハブW
Bに対向し、かつ近接した位置に占位され、さらに第3
シリンダアクチュエータ17が伸長作動され、図2
(c)に示すように、把持アーム39,39,39およ
びナットランナー66,66…が装置本体10に対して
突出することにより、該把持アーム39,39,39に
把持された車輪TYがホイールハブWBに装着される。
すなわちホイールWHのネジ挿通孔NH,NH…にそれ
ぞれハブボルトHB,HB…が貫挿されることとなる。
【0036】車輪TYがホイールハブWBに装着される
と、次いで第2シリンダアクチュエータ36が伸長作動
され、図2(d)に示すように、ナットランナー66,
66…が装置本体10に対して突出するとともに、該ナ
ットランナー66,66…の軸部66a,66a…が駆
動され、各ソケット67,67…に装填されたナット
(図示せず)がハブボルトHB,HB…に順次締結され
ることによって上記車輪TYがホイールハブWBに取り
付けられることになる。この間、上記第1シリンダアク
チュエータ37が伸長作動され、図2(e)に示すよう
に、把持アーム39,39,39が開位置に復帰するこ
とによってこれら把持アーム39,39,39による車
輪TYの把持力が除去される。
【0037】ナット(図示せず)がすべてハブボルトH
B,HB…に締結されると、第2シリンダアクチュエー
タ36および第3シリンダアクチュエータ17が順次縮
退作動され、さらにロボットアームRAが適宜移動する
ことにより、車輪取付装置が作業待機状態に復帰する。
【0038】以下、上述した作用が繰り返し行われ、組
立ライン(図示せず)上の車両(図示せず)に順次車輪
TYが取り付けられる。
【0039】ところで、上述した車輪TYのホイールハ
ブWBへの装着の際、両者TY,WBに位置ずれや位相
ずれがあった場合には、互いに干渉することとなる。
【0040】しかしながら、上記車輪取付装置において
は、ロボットアームRAの移動によって装置本体10を
ホイールハブWBに近接させた後、エアを作動流体とす
る第3シリンダアクチュエータ17の作動によってホイ
ールハブWBに車輪TYを装着するようにしているた
め、これらホイールハブWBおよび車輪TYが互いに干
渉した場合にも両者TY,WBに大きな力が加わること
はなく、その損傷を可及的に防止することができる。
【0041】なお、上記実施例では、装置本体10にナ
ット締結手段60が配設された車輪取付装置を例示して
いるが、ナット締結手段は必ずしも装置本体に配設する
必要はない。また、ホイールWHにネジ挿通孔NHを4
つ有した車輪TYを取り付けるための車輪取付装置を例
示しているが、ネジ挿通孔の数はいくつであっても構わ
ない。なお、装置本体にナットランナーを配設する場合
には、ネジ挿通孔の数に合致させる必要があることはい
うまでもない。さらに、装置本体10をロボットアーム
RAの先端部に配置し、該ロボットアームRAの移動に
よって装置本体10を移動させるようにしているが、た
とえば、レール上を移動する移動手段に装置本体を配設
し、該移動手段の作動によって装置本体をホイールハブ
に近接させるようにしてもよい。
【0042】また、上記実施例では、車輪保持手段とし
て互いに開閉移動する複数の把持アーム39,39,3
9間に車輪TYを把持するものを例示しているが、必ず
しも把持するものである必要はなく、たとえば、ホイー
ルの孔内に貫挿した後、互いに拡開させることによって
車輪を保持したり、磁力や吸引力によって車輪を吸着さ
せるようにしても構わない。さらに、車輪保持手段をエ
アシリンダアクチュエータ17の作動によって移動させ
るようにしているが、その他のアクチュエータによって
車輪保持手段を移動させるようにしてもよいし、アクチ
ュエータに代えて、バネ等の押圧力によって車輪保持手
段が装置本体から常時突出するように構成し、車輪とホ
イールハブとが互いに干渉した際に、該車輪保持手段が
縮退するようにしても構わない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車輪
取付装置によれば、装置本体の移動によって車輪をホイ
ールハブに近接させた後、該装置本体に対して車輪保持
手段を移動させることにより、上記車輪を小さい力でホ
イールハブに装着することができるため、ホイールのネ
ジ挿通孔とホイールハブのハブボルトとの間に位相のず
れや位置ずれがある場合にも、その損傷を可及的に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る車輪取付装置を概念的に
示した断面側面図である。
【図2】図2(a)乃至図2(e)は、その作用を順次
示した概念図である。
【図3】図3は、図1における矢視 III 図である。
【図4】図4は、図1における IV−IV 線断面図であ
る。
【図5】図5は、図1における V−V 線断面図である。
【図6】図6は、図1における VI−VI 線断面図であ
る。
【図7】図7は、図1における VII−VII 線断面図であ
る。
【図8】図8は、図1における VIII−VIII 線断面図で
ある。
【図9】図9は、図1における矢視 IX 図である。
【図10】図10は、図3における矢視 X 拡大図であ
る。
【符号の説明】
装置本体…10 車輪保持手段…37,38,39,,39a41,5
0,51,52,53 車輪…TY ホイールハブ…WB

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪保持手段を介して装置本体に保持さ
    れた車輪をホイールハブに装着するようにした車輪取付
    装置において、上記装置本体に対して上記車輪保持手段
    を上記車輪の軸心方向に沿って移動可能に配設したこと
    を特徴とする車輪取付装置。
JP4071361A 1992-03-27 1992-03-27 車輪取付装置 Pending JPH05270459A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4071361A JPH05270459A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 車輪取付装置

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JP4071361A JPH05270459A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 車輪取付装置

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JPH05270459A true JPH05270459A (ja) 1993-10-19

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JP4071361A Pending JPH05270459A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 車輪取付装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008542121A (ja) * 2005-06-06 2008-11-27 エウロバルナ・デ・カルデレリア・ソシエダッド・リミターダ 車輪を車両に固定する機械

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JP2008542121A (ja) * 2005-06-06 2008-11-27 エウロバルナ・デ・カルデレリア・ソシエダッド・リミターダ 車輪を車両に固定する機械

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