JPH0527019A - チヤープレーダ装置 - Google Patents
チヤープレーダ装置Info
- Publication number
- JPH0527019A JPH0527019A JP3176949A JP17694991A JPH0527019A JP H0527019 A JPH0527019 A JP H0527019A JP 3176949 A JP3176949 A JP 3176949A JP 17694991 A JP17694991 A JP 17694991A JP H0527019 A JPH0527019 A JP H0527019A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- delay line
- signal
- transmitting
- pulse
- chirp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】所定の時間幅をもつパルス波を時間の関数とし
て瞬時周波数が直線状に変化するバースト状チャープ波
を送出し、目標からの反射したエコーの受信時の圧縮の
際生じるサイドロープを抑圧することにより、移動目的
物に対しても消費電力の抑制、検知能及び最大探知距離
の向上を計る。 【構成】バースト状チャープレーダ波の送出区間の先頭
及び末尾にランプ特性を付与する窓関数による制御手段
を送信機に設け、エコーの受信により遅延量を周波数の
関数として変化させる分散型遅延線によるパルス幅圧縮
手段を受信機に設けて成る。
て瞬時周波数が直線状に変化するバースト状チャープ波
を送出し、目標からの反射したエコーの受信時の圧縮の
際生じるサイドロープを抑圧することにより、移動目的
物に対しても消費電力の抑制、検知能及び最大探知距離
の向上を計る。 【構成】バースト状チャープレーダ波の送出区間の先頭
及び末尾にランプ特性を付与する窓関数による制御手段
を送信機に設け、エコーの受信により遅延量を周波数の
関数として変化させる分散型遅延線によるパルス幅圧縮
手段を受信機に設けて成る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はパルス信号を伸張、圧縮
する分散型遅延線を送、受信機に備え、バースト状チャ
ープレーダ波の送信時にパルス信号の窓かけ処理手段に
より制御し、受信エコーの圧縮時に生じるサイドロープ
を抑圧するようにしたチャープレーダ装置に関する。
する分散型遅延線を送、受信機に備え、バースト状チャ
ープレーダ波の送信時にパルス信号の窓かけ処理手段に
より制御し、受信エコーの圧縮時に生じるサイドロープ
を抑圧するようにしたチャープレーダ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般のパルスレーダでは探知距離性能の
向上策として、送信電力を増大させるためにパルス幅を
拡げる方法があるが、アンテナの発熱限度に制約を与え
ることと、距離分解能が低下することのために、パルス
圧縮技術によるチャープレーダが提案されている。
向上策として、送信電力を増大させるためにパルス幅を
拡げる方法があるが、アンテナの発熱限度に制約を与え
ることと、距離分解能が低下することのために、パルス
圧縮技術によるチャープレーダが提案されている。
【０００３】このチャープレーダは平均電力によって探
知距離が決定され、送信パルスの周波数帯域で距離分解
能を決めようとする方式で、パルス幅が広く、広い周波
数帯域で周波数変調を施した所謂チャープ信号又は符号
拡散信号を利用して、パルス信号の伸張、圧縮による遅
延を生ぜしめる分散型遅延線対が送、受信機に設けられ
ている。
知距離が決定され、送信パルスの周波数帯域で距離分解
能を決めようとする方式で、パルス幅が広く、広い周波
数帯域で周波数変調を施した所謂チャープ信号又は符号
拡散信号を利用して、パルス信号の伸張、圧縮による遅
延を生ぜしめる分散型遅延線対が送、受信機に設けられ
ている。
【０００４】そして所定の電波を送信するためのパルス
発生器、パルス変調器、送信用分散型遅延線、送信用混
合器、増幅送信器により処理し、送、受信に共通な上記
パルス変調器及び位相検波器に同一の同期信号を供給す
る同期発振器と上記送、受信用混合器に夫々ミキシング
用信号を供給するための安定発振器と、上記増幅送信機
からの送信波をアンテナに供給し、他方このアンテナか
らの受信波を上記受信用混合器に供給する送受信切換器
を備えて成るものであった。
発生器、パルス変調器、送信用分散型遅延線、送信用混
合器、増幅送信器により処理し、送、受信に共通な上記
パルス変調器及び位相検波器に同一の同期信号を供給す
る同期発振器と上記送、受信用混合器に夫々ミキシング
用信号を供給するための安定発振器と、上記増幅送信機
からの送信波をアンテナに供給し、他方このアンテナか
らの受信波を上記受信用混合器に供給する送受信切換器
を備えて成るものであった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来装置は送
信用分散型遅延線で送信チャープ信号波の単位時間当た
りの瞬時周波数変化量を、その瞬時周波数における重み
ずけ関数の−１／２乗に比例するように条件設定し、し
かも受信用分散型遅延線においても重みずけ関数の１／
２乗に条件設定した上、群遅延時間特性を通過周波数帯
域内での任意周波数に対し、送信用分散型遅延線での群
遅延時間との和を一定になるように設定する必要があ
り、この処理のための条件設定が煩わしい。
信用分散型遅延線で送信チャープ信号波の単位時間当た
りの瞬時周波数変化量を、その瞬時周波数における重み
ずけ関数の−１／２乗に比例するように条件設定し、し
かも受信用分散型遅延線においても重みずけ関数の１／
２乗に条件設定した上、群遅延時間特性を通過周波数帯
域内での任意周波数に対し、送信用分散型遅延線での群
遅延時間との和を一定になるように設定する必要があ
り、この処理のための条件設定が煩わしい。
【０００６】更に振幅が一定なチャープ信号の入力条件
の許での受信用分散型遅延線の伝達関数が、通過対域周
波数の両側の抑圧が大きい関数となっているため、チャ
ープ信号を圧縮しようとすると、距離方向の分解能を劣
化したり偽情報を生じる原因となるサイドロープが、圧
縮パルスの両側に現れるので、これを抑圧する手段とし
てハミング関数等による重みずけ操作が加えられる際
に、この操作に起因してＳＮ比が劣化し、ミスマッチに
よる電力損失を伴うとともに、最大探知距離及び検出能
に対しても好ましからぬ影響を及ぼす欠点があった。
の許での受信用分散型遅延線の伝達関数が、通過対域周
波数の両側の抑圧が大きい関数となっているため、チャ
ープ信号を圧縮しようとすると、距離方向の分解能を劣
化したり偽情報を生じる原因となるサイドロープが、圧
縮パルスの両側に現れるので、これを抑圧する手段とし
てハミング関数等による重みずけ操作が加えられる際
に、この操作に起因してＳＮ比が劣化し、ミスマッチに
よる電力損失を伴うとともに、最大探知距離及び検出能
に対しても好ましからぬ影響を及ぼす欠点があった。
【０００７】又、目標が移動する場合にはドプラシフト
によりチャープ信号周波数に動揺を来し、ウインドウ関
数にも悪影響を与えるだけでなく、充分なサイドロープ
抑圧効果が得られないといった障害も生じるものであっ
た。
によりチャープ信号周波数に動揺を来し、ウインドウ関
数にも悪影響を与えるだけでなく、充分なサイドロープ
抑圧効果が得られないといった障害も生じるものであっ
た。
【０００８】
【課題を解決するための手段】かくして本発明は前記従
来のチャープレーダ装置における受信エコーの分散型遅
延線によるパルス圧縮時に生じるサイドロープを抑圧す
るために、送信機に所定時間幅の期間に時間の関数とし
て瞬時周波数の直線的に変化するバースト状チャープ信
号の送出タイミングに同期した振幅制御手段を設け、ウ
インドウ関数処理を施すためにチャープ信号の送出区間
の先頭と末尾にランピング特性を付与して、利得を制御
可能ならしめる構成としたものである。
来のチャープレーダ装置における受信エコーの分散型遅
延線によるパルス圧縮時に生じるサイドロープを抑圧す
るために、送信機に所定時間幅の期間に時間の関数とし
て瞬時周波数の直線的に変化するバースト状チャープ信
号の送出タイミングに同期した振幅制御手段を設け、ウ
インドウ関数処理を施すためにチャープ信号の送出区間
の先頭と末尾にランピング特性を付与して、利得を制御
可能ならしめる構成としたものである。
【０００９】
【実施例】以下図１乃至図４により本発明のチャープレ
ーダ装置についての一実施例を詳説する。先ず図１にお
いて１は受信段の同期発振器１２への基本周波数に依存
して一定幅の周波数をもつパルスを送出するパルス発生
器、２はパルス変調器、３は送信用分散型遅延線、４は
該送信用分散型遅延線からバースト状チャープ信号ｆTC
を受けてその振幅を制御してウインドウを掛ける振幅制
御回路、５は受信用混合器９に共通な局発周波数の発振
源となる安定発振器１３からのオフセット周波数ととも
に重みずけチャープ信号ｆWCを混合する送信用混合器、
６は混合出力周波数ｆT を増幅して送信する増幅送信
機、９は受信用混合器で前記安定発振器１３からのオフ
セット周波数と混合して受信チャープ信号を取出し、受
信用分散型遅延線１０を介して圧縮パルス信号に変換
し、上記同期検波器１１を経てビデオ信号ｆr を得るよ
うに構成されている。
ーダ装置についての一実施例を詳説する。先ず図１にお
いて１は受信段の同期発振器１２への基本周波数に依存
して一定幅の周波数をもつパルスを送出するパルス発生
器、２はパルス変調器、３は送信用分散型遅延線、４は
該送信用分散型遅延線からバースト状チャープ信号ｆTC
を受けてその振幅を制御してウインドウを掛ける振幅制
御回路、５は受信用混合器９に共通な局発周波数の発振
源となる安定発振器１３からのオフセット周波数ととも
に重みずけチャープ信号ｆWCを混合する送信用混合器、
６は混合出力周波数ｆT を増幅して送信する増幅送信
機、９は受信用混合器で前記安定発振器１３からのオフ
セット周波数と混合して受信チャープ信号を取出し、受
信用分散型遅延線１０を介して圧縮パルス信号に変換
し、上記同期検波器１１を経てビデオ信号ｆr を得るよ
うに構成されている。
【００１０】かような構成において、送信用分散型遅延
線による送信チャープ信号ｆTCのパルス波形は、図２の
ように時間軸ｔに対して矩形波状となって次段の振幅制
御回路に加えられ、図３のようにその包絡線が振幅制御
回路のウインドウ関数波形であるｆWCに従って、図４よ
うな重みずけしたチャープ信号ｆT を得ていて、同図よ
り判るように送信チャープ信号波ｆT のサイドロープは
殆ど消されている。
線による送信チャープ信号ｆTCのパルス波形は、図２の
ように時間軸ｔに対して矩形波状となって次段の振幅制
御回路に加えられ、図３のようにその包絡線が振幅制御
回路のウインドウ関数波形であるｆWCに従って、図４よ
うな重みずけしたチャープ信号ｆT を得ていて、同図よ
り判るように送信チャープ信号波ｆT のサイドロープは
殆ど消されている。
【００１１】
【発明の効果】本発明のチャープレーダ装置は、所定の
時間幅をもつパルスの瞬時周波数が直線状に変化するバ
ースト状チャープレーダ波を送出する送信機に、ＲＦ変
換の前段で重みずけしているために、送信電力の無駄な
消費を抑え、検出能及び最大探知距離を劣化させること
がなく、不要波の帯域外への放射を防ぐことができる。
時間幅をもつパルスの瞬時周波数が直線状に変化するバ
ースト状チャープレーダ波を送出する送信機に、ＲＦ変
換の前段で重みずけしているために、送信電力の無駄な
消費を抑え、検出能及び最大探知距離を劣化させること
がなく、不要波の帯域外への放射を防ぐことができる。
【００１２】又、高速移動体に対してもドプラシフトに
よるウインドウイング特性に変動を与えることがなく、
高精度の窓掛けができる等、チャープレーダとしての性
能を高めるに寄与するものである。
よるウインドウイング特性に変動を与えることがなく、
高精度の窓掛けができる等、チャープレーダとしての性
能を高めるに寄与するものである。
【図１】本発明チャープレーダ装置のブロック回路構成
図。
図。
【図２】図１における送信チャープ信号ｆTCのパルス波
形グラフ。
形グラフ。
【図３】図１におけるウインドウ関数波形ｆWCのグラ
フ。
フ。
【図４】図１における窓掛けした送信チャープ信号波形
ｆT のグラフ。
ｆT のグラフ。
１ パルス発振器 ２ パルス変調器 ３ 送信用分散型遅延線 ４ 振幅制御回路 ５、９ 混合器 ６ 増幅送信機 ７ アンテナ ８ 送受信切替器 １０ 受信用分散型遅延線 １１ 同期検波器 １２ 同期発振器 １３ 安定発振器
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】送信時に送信用分散型遅延線により伸張し
たチャープ状パルス信号を送出し、受信用分散型遅延線
により目標からの反射波を圧縮して受信するチャープレ
ーダ装置において、所定の時間幅期間に時間の関数とし
て瞬時周波数が直線状に変化するバースト状チャープレ
ーダ波を送出する送信機と、上記送信機に上記バースト
状チャープレーダ波の送出区間の先頭及び末尾にランプ
特性を付与する矩形波状の窓関数による制御手段を備え
しめ、上記バースト状チャープレーダ波の目標からの反
射によるエコーを受信する受信機と、上記受信機に遅延
量を周波数の関数として変化させる受信用分散型遅延線
により上記エコーのパルス幅を圧縮するパルス圧縮手段
とを備えて成り、上記受信エコーのパルス圧縮時に生じ
るサイドローブを抑圧するようにしたことを特徴とする
チャープレーダ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3176949A JPH0527019A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | チヤープレーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3176949A JPH0527019A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | チヤープレーダ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0527019A true JPH0527019A (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=16022547
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3176949A Pending JPH0527019A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | チヤープレーダ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0527019A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010043958A (ja) * | 2008-08-12 | 2010-02-25 | Tokyo Keiki Inc | レーダ装置 |
| JP2011038948A (ja) * | 2009-08-14 | 2011-02-24 | Tokyo Keiki Inc | パルス圧縮における送信波形生成方法、送信波形生成プログラム及び送信波形生成方法によって製造されたパルス圧縮装置 |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP3176949A patent/JPH0527019A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010043958A (ja) * | 2008-08-12 | 2010-02-25 | Tokyo Keiki Inc | レーダ装置 |
| JP2011038948A (ja) * | 2009-08-14 | 2011-02-24 | Tokyo Keiki Inc | パルス圧縮における送信波形生成方法、送信波形生成プログラム及び送信波形生成方法によって製造されたパルス圧縮装置 |
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