JPH05269764A - ウェザーストリップの製造方法 - Google Patents
ウェザーストリップの製造方法Info
- Publication number
- JPH05269764A JPH05269764A JP4068968A JP6896892A JPH05269764A JP H05269764 A JPH05269764 A JP H05269764A JP 4068968 A JP4068968 A JP 4068968A JP 6896892 A JP6896892 A JP 6896892A JP H05269764 A JPH05269764 A JP H05269764A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foam
- hollow portion
- weather strip
- foaming
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ウェザーストリップの中空部の所定位置に発
泡部材を充填する。 【構成】 ウェザーストリップ7の中空部6の所定部位
の両端に磁石8,8をセットする。磁性体11を液状の
発泡体10に混合、分散させた常温硬化タイプの発泡材
料9の注入器12に収容して上記中空部6の所定部位に
注入する。硬化した後、中空部6の所定部位に発泡部材
13が形成される。
泡部材を充填する。 【構成】 ウェザーストリップ7の中空部6の所定部位
の両端に磁石8,8をセットする。磁性体11を液状の
発泡体10に混合、分散させた常温硬化タイプの発泡材
料9の注入器12に収容して上記中空部6の所定部位に
注入する。硬化した後、中空部6の所定部位に発泡部材
13が形成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ウェザーストリップ
の製造方法、とりわけ中空部を有するウェザーストリッ
プの製造方法に関するものである。
の製造方法、とりわけ中空部を有するウェザーストリッ
プの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】中空部を有するウェザーストリップの中
には、例えば、コーナー部分における中空部の倒れをな
くすため、あるいは、反力を大きくしてシール性を高め
るため等の理由から中空部の所定の位置にスポンジゴム
を挿入したものがある。
には、例えば、コーナー部分における中空部の倒れをな
くすため、あるいは、反力を大きくしてシール性を高め
るため等の理由から中空部の所定の位置にスポンジゴム
を挿入したものがある。
【0003】このように中空部にスポンジゴムを挿入す
る方法としては、例えば、図2に示すように、予め成形
されたウェザーストリップ1の中空部2にスポンジゴム
3をエアー圧を利用して挿入する方法がある(例えば、
特開昭63−112242号公報参照)。また、図3に
示すように、予め成形されたウェザーストリップ1の中
空部2の所定位置に外表面から注入針4を刺して、反応
硬化タイプの液状発泡体5を注入し、発泡、硬化させる
方法がある(例えば、特開平1−263008号公報参
照)。
る方法としては、例えば、図2に示すように、予め成形
されたウェザーストリップ1の中空部2にスポンジゴム
3をエアー圧を利用して挿入する方法がある(例えば、
特開昭63−112242号公報参照)。また、図3に
示すように、予め成形されたウェザーストリップ1の中
空部2の所定位置に外表面から注入針4を刺して、反応
硬化タイプの液状発泡体5を注入し、発泡、硬化させる
方法がある(例えば、特開平1−263008号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
製造方法にあっては、中空部2内壁の摩擦力を考慮しな
がらエアー圧を管理して、スポンジゴム3を目的の部位
に挿入するのは極めて困難であるという問題がある。
製造方法にあっては、中空部2内壁の摩擦力を考慮しな
がらエアー圧を管理して、スポンジゴム3を目的の部位
に挿入するのは極めて困難であるという問題がある。
【0005】一方、後者の製造方法にあっては、中空部
2の目的とする位置に液状発泡体5を注入することはで
きても、注入された液状発泡体5が矢印で示すように中
空部2内を流れて発泡、硬化してしまうため、充填長さ
が規制できず、また、充填長さが規制できないため所定
の硬度が得られないという問題がある。
2の目的とする位置に液状発泡体5を注入することはで
きても、注入された液状発泡体5が矢印で示すように中
空部2内を流れて発泡、硬化してしまうため、充填長さ
が規制できず、また、充填長さが規制できないため所定
の硬度が得られないという問題がある。
【0006】そこで、この発明は、発泡部材を中空部の
所定の位置に確実に配置することができるウェザースト
リップの製造方法を提供するものである。
所定の位置に確実に配置することができるウェザースト
リップの製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】中空部の所定部位に発泡
部材が挿入されるウェザーストリップの製造方法におい
て、液状の発泡体に磁性体を混合、分散した発泡材料を
中空部の所定部位に注入し、この所定部位の両端に磁力
を作用させる。
部材が挿入されるウェザーストリップの製造方法におい
て、液状の発泡体に磁性体を混合、分散した発泡材料を
中空部の所定部位に注入し、この所定部位の両端に磁力
を作用させる。
【0008】
【作用】注入された液状の発泡材料は、その内部に混
合、分散された磁性体が磁力が作用する部位に引き付け
られるため、そこにおいて発泡体の発泡が抑制され、し
たがって、磁力の作用する部位を両端とする所定の部位
のみが発泡部材で充填される。
合、分散された磁性体が磁力が作用する部位に引き付け
られるため、そこにおいて発泡体の発泡が抑制され、し
たがって、磁力の作用する部位を両端とする所定の部位
のみが発泡部材で充填される。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に説明
する。
する。
【0010】図1において、6はウェザーストリップ7
の中空部を示す。ここで、対象となるウェザーストリッ
プ7はドアウェザーストリップ、トランクウェザースト
リップ等、その使用部位は限定されず、中空部を有する
ウェザーストリップであれば良い。
の中空部を示す。ここで、対象となるウェザーストリッ
プ7はドアウェザーストリップ、トランクウェザースト
リップ等、その使用部位は限定されず、中空部を有する
ウェザーストリップであれば良い。
【0011】先づ、予め成形されたウェザーストリップ
7の中空部6の補強すべき所定部位の両端部に、磁石
8,8を設置する。
7の中空部6の補強すべき所定部位の両端部に、磁石
8,8を設置する。
【0012】一方、中空部6に充填される発泡材料9
は、2液常温硬化型で液状の発泡体10と磁性体11の
混合物である。
は、2液常温硬化型で液状の発泡体10と磁性体11の
混合物である。
【0013】液状の発泡体10としては、常温硬化型シ
リコーンフォーム(東レ・ダウ・コーニング(株)製の
「CY52−078シリコーンRTVフォーム」)を用
いる。尚、この他に液状ゴム、発泡ウレタンを用いても
良い。
リコーンフォーム(東レ・ダウ・コーニング(株)製の
「CY52−078シリコーンRTVフォーム」)を用
いる。尚、この他に液状ゴム、発泡ウレタンを用いても
良い。
【0014】磁性体11としては、フェライトの粉末
(日本弁柄工業(株)製の「HS−W」)を用いる。
尚、この他に鉄粉、磁性流体を用いても良い。
(日本弁柄工業(株)製の「HS−W」)を用いる。
尚、この他に鉄粉、磁性流体を用いても良い。
【0015】次いで、発泡体10の一方の溶液10Bに
磁性体11を混合、分散させておき、この溶液10B,
11と発泡体10の他の溶液10Aとを注入直前に混
合、撹拌する。このようにして得られた発泡材料9を注
入器12によりウェザーストリップ7の中空部6の磁石
8,8間に注入する。
磁性体11を混合、分散させておき、この溶液10B,
11と発泡体10の他の溶液10Aとを注入直前に混
合、撹拌する。このようにして得られた発泡材料9を注
入器12によりウェザーストリップ7の中空部6の磁石
8,8間に注入する。
【0016】ここで、上記発泡体10と磁性体11との
混合比は4:1とする。
混合比は4:1とする。
【0017】注入され発泡材料9は常温で発泡、硬化し
ながら中空部6内を充填してゆくが、磁石8の設置され
た位置で、発泡材料9内の磁性体11が引き付けられる
ため、その位置で発泡が抑制され、したがって、発泡材
料9の長手方向の成長は磁石8の位置で止まり、充填は
この位置で停止し、発泡材料9は硬化して発泡部材13
となる。その結果、磁石8の設置された位置を両端とし
て中空部6内に発泡部材13が形成される。
ながら中空部6内を充填してゆくが、磁石8の設置され
た位置で、発泡材料9内の磁性体11が引き付けられる
ため、その位置で発泡が抑制され、したがって、発泡材
料9の長手方向の成長は磁石8の位置で止まり、充填は
この位置で停止し、発泡材料9は硬化して発泡部材13
となる。その結果、磁石8の設置された位置を両端とし
て中空部6内に発泡部材13が形成される。
【0018】ここで、両磁石8の設置間隔が発泡材料9
の発泡密度に関係しているため、設置間隔を狭くして発
泡倍率を小さくし、硬度を高くしたり、設置間隔を広く
して発泡倍率を大きくし、硬度を低くすることが可能で
ある。
の発泡密度に関係しているため、設置間隔を狭くして発
泡倍率を小さくし、硬度を高くしたり、設置間隔を広く
して発泡倍率を大きくし、硬度を低くすることが可能で
ある。
【0019】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、磁性体が混合、分散された液状発泡部材に磁力が作
用すると、この磁力に磁性体が引き付けられるため、発
泡が抑制され、したがって、磁力が作用する部位を両端
とする所定部位に確実に発泡部材を充填でき品質を向上
することができるという効果がある。
ば、磁性体が混合、分散された液状発泡部材に磁力が作
用すると、この磁力に磁性体が引き付けられるため、発
泡が抑制され、したがって、磁力が作用する部位を両端
とする所定部位に確実に発泡部材を充填でき品質を向上
することができるという効果がある。
【0020】また、磁力を作用させる部位の間隔を調整
することにより、発泡倍率を変化させることができるた
め、発泡部材の硬度を最適な値にすることができるとい
う効果がある。
することにより、発泡倍率を変化させることができるた
め、発泡部材の硬度を最適な値にすることができるとい
う効果がある。
【図1】この発明の一実施例の断面図。
【図2】従来技術の断面図。
【図3】他の従来技術の断面図。
6…中空部 7…ウェザーストリップ 8…磁石 9…発泡材料 10…発泡体 11…磁性体 13…発泡部材
Claims (1)
- 【請求項1】 中空部の所定部位に発泡部材が挿入され
るウェザーストリップの製造方法において、液状の発泡
体に磁性体を混合、分散した発泡材料を中空部の所定部
位に注入し、この所定部位の両端に磁力を作用させるこ
とを特徴とするウェザーストリップの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4068968A JPH05269764A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | ウェザーストリップの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4068968A JPH05269764A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | ウェザーストリップの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05269764A true JPH05269764A (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=13388986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4068968A Pending JPH05269764A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | ウェザーストリップの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05269764A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0848039A3 (en) * | 1996-12-16 | 1998-09-16 | Dow Corning Corporation | Foamable siloxane compositions and silicone foams prepared therefrom |
JP2009073159A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-04-09 | Tokai Rubber Ind Ltd | ウレタン発泡成形体、その製造方法、および磁気誘導発泡成形装置 |
JP2009073160A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-04-09 | Tokai Rubber Ind Ltd | ウレタン発泡成形体およびその製造方法 |
US8734669B2 (en) | 2007-08-28 | 2014-05-27 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Urethane foam molded article, manufacturing method thereof, and magnetic induction foam molding apparatus |
CN113150552A (zh) * | 2021-05-06 | 2021-07-23 | 湖南周信密封技术有限公司 | 门窗的磁吸消音闭合密封条生产方法 |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP4068968A patent/JPH05269764A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0848039A3 (en) * | 1996-12-16 | 1998-09-16 | Dow Corning Corporation | Foamable siloxane compositions and silicone foams prepared therefrom |
JP2009073159A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-04-09 | Tokai Rubber Ind Ltd | ウレタン発泡成形体、その製造方法、および磁気誘導発泡成形装置 |
JP2009073160A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-04-09 | Tokai Rubber Ind Ltd | ウレタン発泡成形体およびその製造方法 |
US8734669B2 (en) | 2007-08-28 | 2014-05-27 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Urethane foam molded article, manufacturing method thereof, and magnetic induction foam molding apparatus |
CN113150552A (zh) * | 2021-05-06 | 2021-07-23 | 湖南周信密封技术有限公司 | 门窗的磁吸消音闭合密封条生产方法 |
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