JPH0526958B2 - - Google Patents
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- JPH0526958B2 JPH0526958B2 JP59107090A JP10709084A JPH0526958B2 JP H0526958 B2 JPH0526958 B2 JP H0526958B2 JP 59107090 A JP59107090 A JP 59107090A JP 10709084 A JP10709084 A JP 10709084A JP H0526958 B2 JPH0526958 B2 JP H0526958B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C28/00—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
- F04C28/24—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by using valves controlling pressure or flow rate, e.g. discharge valves or unloading valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C27/00—Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C27/005—Axial sealings for working fluid
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、スクロール圧縮機、詳しくは固定ス
クロールと公転スクロールとを備え、前記公転ス
クロールの背面側に、吐出側と絞り機構を介して
連通する圧力室を設けて前記公転スクロールを支
持すると共に、前記固定スクロールの吸入側にお
けるラツプの巻き角を、前記公転スクロールの吸
入側におけるラツプの巻き角より大きくしたスク
ロール圧縮機に関する。
クロールと公転スクロールとを備え、前記公転ス
クロールの背面側に、吐出側と絞り機構を介して
連通する圧力室を設けて前記公転スクロールを支
持すると共に、前記固定スクロールの吸入側にお
けるラツプの巻き角を、前記公転スクロールの吸
入側におけるラツプの巻き角より大きくしたスク
ロール圧縮機に関する。
(従来の技術)
上記のごとく、固定スクロールのラツプの巻き
角を公転スクロールのラツプの巻き角より大きく
して、前記固定スクロールにおける外周部部材を
有効に利用し、単位吐出量当りの両スクロールを
大きさを小さくするように成したものは特開昭56
−20701号公報に記載されているようにすでに知
られている。このものを第3,4図に基づいて説
明すると、固定スクロール50におけるラツプ5
0aの巻き角を公転スクロール51におけるラツ
プ51aよりも大きくし、これらスクロール5
0,51によつて形成される2系統の圧縮室のう
ち、一方の第1圧縮室52の吸入完了時の密閉容
積を第2圧縮室53の吸入完了時の密閉容積より
大きく成し、斯くして、前記した如く前記固定ス
クロールの外周側部材50bを有効に利用して吐
出量をアツプできるように成していたのである。
角を公転スクロールのラツプの巻き角より大きく
して、前記固定スクロールにおける外周部部材を
有効に利用し、単位吐出量当りの両スクロールを
大きさを小さくするように成したものは特開昭56
−20701号公報に記載されているようにすでに知
られている。このものを第3,4図に基づいて説
明すると、固定スクロール50におけるラツプ5
0aの巻き角を公転スクロール51におけるラツ
プ51aよりも大きくし、これらスクロール5
0,51によつて形成される2系統の圧縮室のう
ち、一方の第1圧縮室52の吸入完了時の密閉容
積を第2圧縮室53の吸入完了時の密閉容積より
大きく成し、斯くして、前記した如く前記固定ス
クロールの外周側部材50bを有効に利用して吐
出量をアツプできるように成していたのである。
尚、上記従来のものは第4図に示すように、公
転スクロール51の背面側に圧力室54を設け
て、該圧力室54に前記圧縮室52又は53の中
間圧を導き、前記圧力室54の中間圧により前記
公転スクロール51を前記固定スクロール50側
に押圧し、これらスクロール50,51のスラス
ト面を、該面に適当なスラスト荷重を与えて摺接
させる如く成している。
転スクロール51の背面側に圧力室54を設け
て、該圧力室54に前記圧縮室52又は53の中
間圧を導き、前記圧力室54の中間圧により前記
公転スクロール51を前記固定スクロール50側
に押圧し、これらスクロール50,51のスラス
ト面を、該面に適当なスラスト荷重を与えて摺接
させる如く成している。
(発明が解決しようとする問題点)
ところが、以上の如く構成したものは第1、第
2圧縮室52,53の吸入完了時の密閉容積が異
なるために、圧縮過程において前記第1、第2圧
縮室52,53の内圧にアンバランスを生じ、こ
れら内圧に起因して前記公転スクロール51に働
く離脱力、即ち、公転スクロール51を固定スク
ロール50から引き離そうとする力に偏差が生じ
るのであり、しかも前記公転スクロール51の背
面側の圧力室54に中間圧を導いて、この中間圧
で前記公転スクロール51を固定スクロール50
側に押圧させているのであつて、この結果前記偏
差により公転スクロール51にねじれが生じて、
該スクロール51における第2圧縮室53側端部
が固定スクロール50から離れることになり、こ
のため該部分で固定スクロール50と公転スクロ
ール51とのスラスト面間に間隙ができ冷媒洩れ
を生じる一方、前記公転スクロール51における
第1圧縮室52側端部においては両スクロール5
0,51のスラスト面での接触圧が不必要に高く
なり、前記スラスト面での摩耗が著しく、また、
焼付けを生じたりするばかりでなく、動力損失も
増大する問題があつた。
2圧縮室52,53の吸入完了時の密閉容積が異
なるために、圧縮過程において前記第1、第2圧
縮室52,53の内圧にアンバランスを生じ、こ
れら内圧に起因して前記公転スクロール51に働
く離脱力、即ち、公転スクロール51を固定スク
ロール50から引き離そうとする力に偏差が生じ
るのであり、しかも前記公転スクロール51の背
面側の圧力室54に中間圧を導いて、この中間圧
で前記公転スクロール51を固定スクロール50
側に押圧させているのであつて、この結果前記偏
差により公転スクロール51にねじれが生じて、
該スクロール51における第2圧縮室53側端部
が固定スクロール50から離れることになり、こ
のため該部分で固定スクロール50と公転スクロ
ール51とのスラスト面間に間隙ができ冷媒洩れ
を生じる一方、前記公転スクロール51における
第1圧縮室52側端部においては両スクロール5
0,51のスラスト面での接触圧が不必要に高く
なり、前記スラスト面での摩耗が著しく、また、
焼付けを生じたりするばかりでなく、動力損失も
増大する問題があつた。
而して本発明は、前記公転スクロールの背面側
に形成する圧力室を吐出側と絞り機構を介して連
通すると共に、該圧力室を、前記圧縮室の中間圧
を背圧とし、かつ、押圧体をもつた圧力調整弁を
もつ通路を介して低圧側中間圧となる第2圧縮室
に連通させ、前記圧力調整弁により前記圧力室の
圧力を前記圧縮室の中間圧よりも高い中間圧に調
整して前記両スクロール間のスラスト面に働くス
ラスト荷重を所望の値に保持できるようにする一
方、前記圧力室を低圧側中間圧に開放する前記通
路の出口側を前記第1、第2圧縮室のうち吸入完
了時の密閉容積が小さい方の第2圧縮室における
圧縮過程途中に開口させて、該第2圧縮室に圧力
室の圧縮流体を押込めることにより、前記第1、
第2圧縮室の圧縮過程の内圧の差を少なくする如
くなしたもので、目的は、前記公転スクロールと
固定スクロールとのスラスト面でのスラスト荷重
を所望の値に保持できながら、しかも、前記公転
スクロールのねじれを生じさせるような偏荷重が
働くのを抑制し、公転スクロールと固定スクロー
ルとのスラスト面で間隙を生じたり、また著しい
摩耗、焼付け、動力損失を生じたりする問題をも
解決できるように成す点にある。
に形成する圧力室を吐出側と絞り機構を介して連
通すると共に、該圧力室を、前記圧縮室の中間圧
を背圧とし、かつ、押圧体をもつた圧力調整弁を
もつ通路を介して低圧側中間圧となる第2圧縮室
に連通させ、前記圧力調整弁により前記圧力室の
圧力を前記圧縮室の中間圧よりも高い中間圧に調
整して前記両スクロール間のスラスト面に働くス
ラスト荷重を所望の値に保持できるようにする一
方、前記圧力室を低圧側中間圧に開放する前記通
路の出口側を前記第1、第2圧縮室のうち吸入完
了時の密閉容積が小さい方の第2圧縮室における
圧縮過程途中に開口させて、該第2圧縮室に圧力
室の圧縮流体を押込めることにより、前記第1、
第2圧縮室の圧縮過程の内圧の差を少なくする如
くなしたもので、目的は、前記公転スクロールと
固定スクロールとのスラスト面でのスラスト荷重
を所望の値に保持できながら、しかも、前記公転
スクロールのねじれを生じさせるような偏荷重が
働くのを抑制し、公転スクロールと固定スクロー
ルとのスラスト面で間隙を生じたり、また著しい
摩耗、焼付け、動力損失を生じたりする問題をも
解決できるように成す点にある。
(問題を解決するための手段)
而して、本発明は、固定スクロール2と公転ス
クロール3とを備え、前記公転スクロール3の背
面側に、吐出側と絞り機構を介して連通する圧力
室12を設けて、前記公転スクロール3を支持す
ると共に、前記固定スクロール2の吸入側におけ
るラツプ2aの巻き角を、前記公転スクロール3
の吸入側におけるラツプ3aの巻き角より大きく
したスクロール圧縮機において、前記圧力室12
と、前記固定スクロール2と公転スクロール3と
で形成する第1及び第2圧縮室41,42のう
ち、吸入完了時密閉容積が大きくなる第1圧縮室
41に対して密閉容器が小さい第2圧縮室42で
あつて、圧縮過程の中間圧となる領域との間に、
連通路17を設けて、この連通路17に圧力調整
弁18を設ける一方、この調整弁18の背圧室2
3を、前記第1圧縮室41の圧縮過程の中間圧と
なる領域に開口する中間圧通路26に連通させる
と共に、前記背圧室23に押圧体24を設け、前
記圧力室12の圧力を前記第1及び第2圧縮室4
1,42の圧縮過程の中間圧力より高い中間圧に
したのである。
クロール3とを備え、前記公転スクロール3の背
面側に、吐出側と絞り機構を介して連通する圧力
室12を設けて、前記公転スクロール3を支持す
ると共に、前記固定スクロール2の吸入側におけ
るラツプ2aの巻き角を、前記公転スクロール3
の吸入側におけるラツプ3aの巻き角より大きく
したスクロール圧縮機において、前記圧力室12
と、前記固定スクロール2と公転スクロール3と
で形成する第1及び第2圧縮室41,42のう
ち、吸入完了時密閉容積が大きくなる第1圧縮室
41に対して密閉容器が小さい第2圧縮室42で
あつて、圧縮過程の中間圧となる領域との間に、
連通路17を設けて、この連通路17に圧力調整
弁18を設ける一方、この調整弁18の背圧室2
3を、前記第1圧縮室41の圧縮過程の中間圧と
なる領域に開口する中間圧通路26に連通させる
と共に、前記背圧室23に押圧体24を設け、前
記圧力室12の圧力を前記第1及び第2圧縮室4
1,42の圧縮過程の中間圧力より高い中間圧に
したのである。
(作用)
前記絞り機構及び前記圧力調整弁18の作用に
より、前記圧力室12の内圧が、第2圧縮室42
より吸入完了時の密閉容積が大きい第1圧縮室4
1の中間圧より高い中間圧に保持され、このこと
により両スクロール2,3間のスラスト荷重を所
望の値に保持できるのであり、また、前記圧力室
12の圧縮流体が吸入完了時の密閉容積が小さい
側の前記第2圧縮室42に前記連通路17を介し
て押込められることにより、前記第1、第2圧縮
室41,42の内圧の差を少なくして、前記公転
スクロール3にねじれを生じさせるような大きな
偏荷重が働くのを抑制できるのである。しかも、
前記圧力室12から排出される圧縮流体は吸入側
に解放するのではなく、前記第2圧縮室42に押
込むようにしたから、動力損失を少なくできる
し、吸入側流体が加熱されて容積効率が低下する
ことを防止できるし、また、インジエクシヨン効
果により吐出量を増大させることもできるのであ
る。
より、前記圧力室12の内圧が、第2圧縮室42
より吸入完了時の密閉容積が大きい第1圧縮室4
1の中間圧より高い中間圧に保持され、このこと
により両スクロール2,3間のスラスト荷重を所
望の値に保持できるのであり、また、前記圧力室
12の圧縮流体が吸入完了時の密閉容積が小さい
側の前記第2圧縮室42に前記連通路17を介し
て押込められることにより、前記第1、第2圧縮
室41,42の内圧の差を少なくして、前記公転
スクロール3にねじれを生じさせるような大きな
偏荷重が働くのを抑制できるのである。しかも、
前記圧力室12から排出される圧縮流体は吸入側
に解放するのではなく、前記第2圧縮室42に押
込むようにしたから、動力損失を少なくできる
し、吸入側流体が加熱されて容積効率が低下する
ことを防止できるし、また、インジエクシヨン効
果により吐出量を増大させることもできるのであ
る。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図に示すスクロール圧縮機は、冷凍装置の
圧縮機として適用するものであつて、固定スクロ
ール2と公転スクロール3とにより、圧縮要素4
を形成し、該圧縮要素4とモータ5とを密閉ケー
シング1内に上下方向に配設したものである。そ
して、前記公転スクロール3の背面側に前記モー
タ5のロータ5aに固定するクランク軸6を軸受
メタル7を介して嵌合させ、前記モータ5の駆動
により前記公転スクロール3を前記固定スクロー
ル2に対して公転させる如く成している。
圧縮機として適用するものであつて、固定スクロ
ール2と公転スクロール3とにより、圧縮要素4
を形成し、該圧縮要素4とモータ5とを密閉ケー
シング1内に上下方向に配設したものである。そ
して、前記公転スクロール3の背面側に前記モー
タ5のロータ5aに固定するクランク軸6を軸受
メタル7を介して嵌合させ、前記モータ5の駆動
により前記公転スクロール3を前記固定スクロー
ル2に対して公転させる如く成している。
また、前記圧縮要素4における固定スクロール
2に吸入ポート21と吐出ポート22とを設け
て、前記吸入ポート21に吸入管8を接続する一
方、前記吐出ポート22をケーシング1内に開口
させており、斯くして前記公転スクロール3の公
転により低圧ガスを前記吸入管8を介して前記圧
縮要素4に吸入し、圧縮して圧縮流体を前記吐出
ポート22からケーシング1内に一旦吐出し、更
に、該ケーシング1に接続される外部吐出管9を
介して機外に吐出する如く成しているのである。
2に吸入ポート21と吐出ポート22とを設け
て、前記吸入ポート21に吸入管8を接続する一
方、前記吐出ポート22をケーシング1内に開口
させており、斯くして前記公転スクロール3の公
転により低圧ガスを前記吸入管8を介して前記圧
縮要素4に吸入し、圧縮して圧縮流体を前記吐出
ポート22からケーシング1内に一旦吐出し、更
に、該ケーシング1に接続される外部吐出管9を
介して機外に吐出する如く成しているのである。
更に、前記圧縮機において、前記圧縮要素4と
モータ5との間に、これら圧縮要素4とモータ5
とを支持する架構10を、前記ケーシング1に圧
入して固定すると共に、該架構10における圧縮
要素4側に凹入部11を形成し、かつ、この凹入
部11を前記圧縮要素4により閉鎖して、前記公
転スクロール2の背面側に圧力室12を形成する
のである。
モータ5との間に、これら圧縮要素4とモータ5
とを支持する架構10を、前記ケーシング1に圧
入して固定すると共に、該架構10における圧縮
要素4側に凹入部11を形成し、かつ、この凹入
部11を前記圧縮要素4により閉鎖して、前記公
転スクロール2の背面側に圧力室12を形成する
のである。
なお、第1図中、13は前記架構10に設ける
軸受部で、14は該軸受部13に内装する軸受メ
タル、15は前記架構10とクランク軸6との間
に設ける軸受、6aは前記クランク軸6に設ける
バランスウエイト、16は前記公転スクロール3
の自転を防止するオルダム継手である。
軸受部で、14は該軸受部13に内装する軸受メ
タル、15は前記架構10とクランク軸6との間
に設ける軸受、6aは前記クランク軸6に設ける
バランスウエイト、16は前記公転スクロール3
の自転を防止するオルダム継手である。
また、前記圧縮要素4は第2図に示すように固
定スクロール2の吸入側におけるラツプ2aの巻
き角を、公転スクロール3の吸入側におけるラツ
プ3aの巻き角より大きくして、前記両スクロー
ル2,3により形成される2系統の第1、第2圧
縮室41,42のうち、第1圧縮室41の吸入完
了時の密閉容積を第2圧縮室42のそれよりも大
きくなるように成し、前記固定スクロール2にお
ける外周側部材2bを有効に利用して吐出量をア
ツプできるように成している。
定スクロール2の吸入側におけるラツプ2aの巻
き角を、公転スクロール3の吸入側におけるラツ
プ3aの巻き角より大きくして、前記両スクロー
ル2,3により形成される2系統の第1、第2圧
縮室41,42のうち、第1圧縮室41の吸入完
了時の密閉容積を第2圧縮室42のそれよりも大
きくなるように成し、前記固定スクロール2にお
ける外周側部材2bを有効に利用して吐出量をア
ツプできるように成している。
以上の如く構成するスクロール圧縮機におい
て、前記固定スクロール2の形成部材に、前記圧
力室12と、2つの前記圧縮室41,42のうち
吸入完了時の密閉容積が小さい方の第2圧縮室4
2であつて、圧縮過程の中間圧となる領域との間
に連通路17を設け、この連通路17に前記圧力
室12の圧力を調節する圧力調整弁18を設ける
のである。この圧力調整弁18は、前記固定スク
ロール2の形成部材内に前記連通路17の途中に
開口する弁孔19を形成し、該弁孔19に前記連
通路17を開閉する弁体20を内装すると共に、
前記弁孔19における前記弁体20の背圧室23
にこの弁体20を押圧するコイルばねから成る押
圧体24を内装したものである。
て、前記固定スクロール2の形成部材に、前記圧
力室12と、2つの前記圧縮室41,42のうち
吸入完了時の密閉容積が小さい方の第2圧縮室4
2であつて、圧縮過程の中間圧となる領域との間
に連通路17を設け、この連通路17に前記圧力
室12の圧力を調節する圧力調整弁18を設ける
のである。この圧力調整弁18は、前記固定スク
ロール2の形成部材内に前記連通路17の途中に
開口する弁孔19を形成し、該弁孔19に前記連
通路17を開閉する弁体20を内装すると共に、
前記弁孔19における前記弁体20の背圧室23
にこの弁体20を押圧するコイルばねから成る押
圧体24を内装したものである。
更に、前記背圧室23を前記第1圧縮室41の
圧縮過程途中の中間圧の領域に中間圧通路26を
介して連通すると共に、前記背圧室23に、前記
弁体20を前記連通路17を閉鎖する方向に押圧
する押圧体24を設けており、前記調整弁18の
作用と後記する絞り機構の作用とにより、前記圧
力室12の圧力を前記第1及び第2圧縮室41,
42の圧縮過程の中間圧より高い中間圧に保持で
きるようにするのである。
圧縮過程途中の中間圧の領域に中間圧通路26を
介して連通すると共に、前記背圧室23に、前記
弁体20を前記連通路17を閉鎖する方向に押圧
する押圧体24を設けており、前記調整弁18の
作用と後記する絞り機構の作用とにより、前記圧
力室12の圧力を前記第1及び第2圧縮室41,
42の圧縮過程の中間圧より高い中間圧に保持で
きるようにするのである。
而して、前記中間圧通路26の前記第1圧縮室
41への開口位置及び前記押圧体24のばね力
は、前記圧力室12の内圧により規定される前記
スクロール2,3間のスラスト荷重が常に所望の
設定値に保持できるように決定するのである。ま
た、前記連通路17の第2圧縮室42への開口位
置は、前記圧力室12の圧力よりも低い中間圧領
域とするのである。
41への開口位置及び前記押圧体24のばね力
は、前記圧力室12の内圧により規定される前記
スクロール2,3間のスラスト荷重が常に所望の
設定値に保持できるように決定するのである。ま
た、前記連通路17の第2圧縮室42への開口位
置は、前記圧力室12の圧力よりも低い中間圧領
域とするのである。
また、本実施例においては、前記圧力室12を
吐出側に連通させるための特別な手段は設けてい
ないが、この圧力室12は前記架構10の軸受部
13における軸受メタル14とクランク軸6との
間の間隙などを介してケーシング1内(吐出側)
と連通しており、前記間隙が絞り機構として作用
するのであつて、前記第1、第2圧縮室41,4
2の圧縮過程の内圧の差を少なくさせるために前
記第2圧縮室42に前記連通路17を介して押込
む流体量に相当する流体量が前記間隙を介して前
記ケーシング1内から前記圧力室12に洩れるこ
とになる。
吐出側に連通させるための特別な手段は設けてい
ないが、この圧力室12は前記架構10の軸受部
13における軸受メタル14とクランク軸6との
間の間隙などを介してケーシング1内(吐出側)
と連通しており、前記間隙が絞り機構として作用
するのであつて、前記第1、第2圧縮室41,4
2の圧縮過程の内圧の差を少なくさせるために前
記第2圧縮室42に前記連通路17を介して押込
む流体量に相当する流体量が前記間隙を介して前
記ケーシング1内から前記圧力室12に洩れるこ
とになる。
尚、前記架構10に、前記圧力室10とケーシ
ング1内とを連通させるための通路を別途に設け
てもよい。
ング1内とを連通させるための通路を別途に設け
てもよい。
以上の如く構成するスクロール圧縮機の作用を
説明する。
説明する。
前記モータ5の駆動により圧縮要素4が作用す
ると前記吐出ポート22からケーシング1内に圧
縮流体が吐出され、該ケーシング1内が高圧とな
る。そして、このケーシング1内の圧縮流体は前
記した軸受メタル14とクランク軸6との間の間
隙などを介して前記圧力室12に流入する。
ると前記吐出ポート22からケーシング1内に圧
縮流体が吐出され、該ケーシング1内が高圧とな
る。そして、このケーシング1内の圧縮流体は前
記した軸受メタル14とクランク軸6との間の間
隙などを介して前記圧力室12に流入する。
この時、この圧力室12の圧力が低く、前記圧
力調整弁18を開方向に動作させる力が前記第1
圧縮室41の前記中間圧力と前記押圧体24で設
定する押圧力との合計の力(以下、基準力とい
う)以下であれば、前記圧力調整弁18が閉動作
し、前記連通路17が閉鎖され、このため前記圧
力室12の圧力は、前記第1圧縮室41の中間圧
より前記押圧体24で設定する圧力分だけ高い中
間圧に保持されるのである。
力調整弁18を開方向に動作させる力が前記第1
圧縮室41の前記中間圧力と前記押圧体24で設
定する押圧力との合計の力(以下、基準力とい
う)以下であれば、前記圧力調整弁18が閉動作
し、前記連通路17が閉鎖され、このため前記圧
力室12の圧力は、前記第1圧縮室41の中間圧
より前記押圧体24で設定する圧力分だけ高い中
間圧に保持されるのである。
即ち、前記圧力室12の圧力が高くなり、前記
圧力調整弁18を開方向に動作させる力が第1圧
縮室41の前記中間圧力による押圧力と押圧体2
4で設定する押圧力との合計の力より大きくなる
と、前記圧力調整弁18が前記連通路17を解放
し、該通路17を介して前記圧力室12が前記第
1圧縮室41の中間圧より低い前記第2圧縮室4
2における中間圧領域に連通し該圧力室12の流
体が前記第2圧縮室42から導入される。即ち、
前記圧力室12から前記第2圧縮室42に圧縮流
体が押込められるのである。
圧力調整弁18を開方向に動作させる力が第1圧
縮室41の前記中間圧力による押圧力と押圧体2
4で設定する押圧力との合計の力より大きくなる
と、前記圧力調整弁18が前記連通路17を解放
し、該通路17を介して前記圧力室12が前記第
1圧縮室41の中間圧より低い前記第2圧縮室4
2における中間圧領域に連通し該圧力室12の流
体が前記第2圧縮室42から導入される。即ち、
前記圧力室12から前記第2圧縮室42に圧縮流
体が押込められるのである。
この場合、前記圧力室12の圧力は低くなる
が、前記圧力調整弁18を開方向に作動させる力
が、前記基準力より低くなれば、前記圧力調整弁
18は閉じるのであるから、前記圧力室12の圧
力は前記第2圧縮室42より高い前記第1圧縮室
41の前記中間圧よりも前記押圧体24で設定す
る押圧力に相当の圧力分だけ高い中間圧力に常に
保持できるのである。従つて、前記各圧縮室4
1,42の内圧に起因して前記両スクロール2,
3間に働くスラスト方向の離脱力は冷凍装置の負
荷変動に伴う吸入圧力の変化に相関して増減する
のであるが、上記した如く前記圧力調整弁18に
より前記圧力室12の内圧を前記第1圧縮室41
の前記中間圧(この中間圧は前記離脱力の変化に
ほぼ比例して増減する)より前記押圧体24で設
定する圧力分だけ高い中間圧に調整できるから、
前記両スクロール2,3のスラスト面に働くスラ
スト荷重が冷凍負荷の変動による影響を受けるの
を少なく、ほぼ一定に保持できるのである。その
上、前記圧力調整弁18の作用により前記圧力室
12から解放される圧縮流体を、第1圧縮室41
に対し吸入完了時の密閉容積が小さい第2圧縮室
42に前記連通路17を介して押込めるようにし
たから、第2圧縮室42の圧力を上昇させること
ができ、この結果、圧縮過程での第1、第2圧縮
室41,42の内圧の差を少なくさせられるので
あり、従つて、これら内圧の差に起因して前記公
転スクリユー3にねじれを生じさせるような偏荷
重の大きさを小さく抑制できるのである。
が、前記圧力調整弁18を開方向に作動させる力
が、前記基準力より低くなれば、前記圧力調整弁
18は閉じるのであるから、前記圧力室12の圧
力は前記第2圧縮室42より高い前記第1圧縮室
41の前記中間圧よりも前記押圧体24で設定す
る押圧力に相当の圧力分だけ高い中間圧力に常に
保持できるのである。従つて、前記各圧縮室4
1,42の内圧に起因して前記両スクロール2,
3間に働くスラスト方向の離脱力は冷凍装置の負
荷変動に伴う吸入圧力の変化に相関して増減する
のであるが、上記した如く前記圧力調整弁18に
より前記圧力室12の内圧を前記第1圧縮室41
の前記中間圧(この中間圧は前記離脱力の変化に
ほぼ比例して増減する)より前記押圧体24で設
定する圧力分だけ高い中間圧に調整できるから、
前記両スクロール2,3のスラスト面に働くスラ
スト荷重が冷凍負荷の変動による影響を受けるの
を少なく、ほぼ一定に保持できるのである。その
上、前記圧力調整弁18の作用により前記圧力室
12から解放される圧縮流体を、第1圧縮室41
に対し吸入完了時の密閉容積が小さい第2圧縮室
42に前記連通路17を介して押込めるようにし
たから、第2圧縮室42の圧力を上昇させること
ができ、この結果、圧縮過程での第1、第2圧縮
室41,42の内圧の差を少なくさせられるので
あり、従つて、これら内圧の差に起因して前記公
転スクリユー3にねじれを生じさせるような偏荷
重の大きさを小さく抑制できるのである。
また、前記したように前記圧力室12から解放
される圧縮流体を、吸入側ではなく前記第2圧縮
室42に押込めるようにしたから、下記の効果も
達成できるのである。
される圧縮流体を、吸入側ではなく前記第2圧縮
室42に押込めるようにしたから、下記の効果も
達成できるのである。
前記圧力室12の圧縮流体を低圧である吸入
側に解放すると動力損失が大きくなるが、前記
圧縮流体を中間圧領域に解放するようにすれば
それだけ動力損失が少なくできる。
側に解放すると動力損失が大きくなるが、前記
圧縮流体を中間圧領域に解放するようにすれば
それだけ動力損失が少なくできる。
圧縮流体は高温となつていることから、この
圧縮流体を吸入側に排出すると、吸入側の低圧
流体が加熱され容積効率が低下するが、前記圧
縮流体を中間圧領域に導くことにより上記した
問題を解消できる。
圧縮流体を吸入側に排出すると、吸入側の低圧
流体が加熱され容積効率が低下するが、前記圧
縮流体を中間圧領域に導くことにより上記した
問題を解消できる。
その上、前記第2圧縮室42に、該圧縮室4
2の内圧より高い圧力をもつ前記圧力室12の
圧力を導入するするのであるから、インジエク
シヨン効果があり、吐出量も増大できるのであ
る。
2の内圧より高い圧力をもつ前記圧力室12の
圧力を導入するするのであるから、インジエク
シヨン効果があり、吐出量も増大できるのであ
る。
尚、上記実施例において、前記連通路17の前
記第2圧縮室42側開口部は前記公転スクロール
3のラツプ先端面の公転により開閉されるもので
あるが、この連通路17の第2圧縮室42側開口
部を開口させるタイミングは前記第2圧縮室42
が吸入完了に伴い閉鎖された後に設定してもよい
し、また、前記連通路17から第2圧縮機42に
流入する圧縮流体の流入速度を考慮して前記吸入
完了時よりやゝ以前の時点に設定してもよい。ま
た、本実施例においては、各軸受における摺接面
への給油は、前記クランク軸6内に、下端を前記
ケーシング1底部に設ける油溜37に連通し、上
部を分岐して各軸受側に開口する給油通路38を
形成して、前記クランク軸6の回転により前記通
路38に生じるポンプ作用及び圧力室12とケー
シング1内との圧力差を利用して行う如く成して
いるのであるが、本実施例は、前記した如く前記
圧力室12の内圧を、前記油溜37のあるケーシ
ング1内の圧力を導いて上昇させるように成して
いるから、起動時に前記圧力室12の圧力が前記
油溜38のあるケーシング1内の圧力よりも先に
立上がることがなく、従つて、前記圧力室12の
圧力に規定される前記給油通路38の出口側の圧
力を、起動時においても前記油溜37側の圧力よ
り低くできるのであつて、この結果、この起動時
においても前記給油通路38を介して各軸受の摺
接面に十分な潤滑油を確実に供給できるのであ
る。
記第2圧縮室42側開口部は前記公転スクロール
3のラツプ先端面の公転により開閉されるもので
あるが、この連通路17の第2圧縮室42側開口
部を開口させるタイミングは前記第2圧縮室42
が吸入完了に伴い閉鎖された後に設定してもよい
し、また、前記連通路17から第2圧縮機42に
流入する圧縮流体の流入速度を考慮して前記吸入
完了時よりやゝ以前の時点に設定してもよい。ま
た、本実施例においては、各軸受における摺接面
への給油は、前記クランク軸6内に、下端を前記
ケーシング1底部に設ける油溜37に連通し、上
部を分岐して各軸受側に開口する給油通路38を
形成して、前記クランク軸6の回転により前記通
路38に生じるポンプ作用及び圧力室12とケー
シング1内との圧力差を利用して行う如く成して
いるのであるが、本実施例は、前記した如く前記
圧力室12の内圧を、前記油溜37のあるケーシ
ング1内の圧力を導いて上昇させるように成して
いるから、起動時に前記圧力室12の圧力が前記
油溜38のあるケーシング1内の圧力よりも先に
立上がることがなく、従つて、前記圧力室12の
圧力に規定される前記給油通路38の出口側の圧
力を、起動時においても前記油溜37側の圧力よ
り低くできるのであつて、この結果、この起動時
においても前記給油通路38を介して各軸受の摺
接面に十分な潤滑油を確実に供給できるのであ
る。
(発明の効果)
以上のごとく、本発明は吐出側の圧力を絞り機
構を介して導入する前記圧力室12の内圧を、前
記圧力調整弁18により前記第1圧縮室41の前
記中間圧により前記押圧体24で設定する圧力分
だけ高く調整できるようにしたから、負荷変動に
拘らず、両スクロール2,3に作用するスラスト
荷重を一定にできるし、しかも、前記調整弁18
の作用により前記圧力室12から解放する圧縮流
体を、第1圧縮室41に対し吸入完了時の密閉容
積が小さい第2圧縮室42に押込むようにしたか
ら、これら第1、第2圧縮室41,42の圧縮過
程の内圧の差を少なくでき、その上前記したよう
に、従来と同様に前記固定スクロール2の外周側
部材を有効に利用して吐出量のアツプが計れなが
ら前記公転スクロール2のねじれを生じさせるよ
うな偏荷重が働くのを抑制できるのであり、この
ことにより両スクロール2,3のスラスト面間
で、間隙ができたり、著しい摩耗、焼付け及び動
力損失を生じる問題を解決でき、その上、前記第
2圧縮室42に圧縮流体を押込めるので、圧縮流
体を吸入側に解放する場合に比較して動力損失を
少なくできるし、容積効率の低下を小さくでき、
しかもインジエクシヨン効果により吐出量もアツ
プできるのである。
構を介して導入する前記圧力室12の内圧を、前
記圧力調整弁18により前記第1圧縮室41の前
記中間圧により前記押圧体24で設定する圧力分
だけ高く調整できるようにしたから、負荷変動に
拘らず、両スクロール2,3に作用するスラスト
荷重を一定にできるし、しかも、前記調整弁18
の作用により前記圧力室12から解放する圧縮流
体を、第1圧縮室41に対し吸入完了時の密閉容
積が小さい第2圧縮室42に押込むようにしたか
ら、これら第1、第2圧縮室41,42の圧縮過
程の内圧の差を少なくでき、その上前記したよう
に、従来と同様に前記固定スクロール2の外周側
部材を有効に利用して吐出量のアツプが計れなが
ら前記公転スクロール2のねじれを生じさせるよ
うな偏荷重が働くのを抑制できるのであり、この
ことにより両スクロール2,3のスラスト面間
で、間隙ができたり、著しい摩耗、焼付け及び動
力損失を生じる問題を解決でき、その上、前記第
2圧縮室42に圧縮流体を押込めるので、圧縮流
体を吸入側に解放する場合に比較して動力損失を
少なくできるし、容積効率の低下を小さくでき、
しかもインジエクシヨン効果により吐出量もアツ
プできるのである。
第1図は本発明の実施例の縦断面図、第2図は
同実施例のスクロール部分の模式横断面図、第3
図は従来例の要部の横断面図、第4図は同要部の
縦断面図である。 2……固定スクロール、3……公転スクロー
ル、12……圧力室、17……連通路、18……
圧力調整弁、23……背圧室、24……押圧体、
26……中間圧通路、41……第1圧縮室、42
……第2圧縮室、2a,3a……ラツプ。
同実施例のスクロール部分の模式横断面図、第3
図は従来例の要部の横断面図、第4図は同要部の
縦断面図である。 2……固定スクロール、3……公転スクロー
ル、12……圧力室、17……連通路、18……
圧力調整弁、23……背圧室、24……押圧体、
26……中間圧通路、41……第1圧縮室、42
……第2圧縮室、2a,3a……ラツプ。
Claims (1)
- 1 固定スクロール2と公転スクロール3とを備
え、前記公転スクロール3の背面側に吐出側と絞
り機構を介して連通する圧力室12を設けて、前
記公転スクロール3を支持すると共に、前記固定
スクロール2の吸入側におけるラツプ2aの巻き
角を、前記公転スクロール3の吸収側におけるラ
ツプ3aの巻き角より大きくしたスクロール圧縮
機において、前記圧力室12と、前記固定スクロ
ール2と公転スクロール3とで形成する第1及び
第2圧縮室41,42のうち、吸入完了時密閉容
積が大きくなる第1圧縮室41に対して密閉容積
が小さい第2圧縮室42であつて、圧縮過程の中
間圧となる領域との間に、連通路17を設けて、
この連通路17に圧力調整弁18を設ける一方、
この調整弁18の背圧室23を、前記第1圧縮室
41の圧縮過程の中間圧となる領域に開口する中
間圧通路26に連通されると共に、前記背圧室2
3に押圧体24を設け、前記圧力室12の圧力を
前記第1及び第2圧縮室41,42の圧縮過程の
中間圧力より高い中間圧にしたことを特徴とする
スクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10709084A JPS60249685A (ja) | 1984-05-25 | 1984-05-25 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10709084A JPS60249685A (ja) | 1984-05-25 | 1984-05-25 | スクロール圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60249685A JPS60249685A (ja) | 1985-12-10 |
JPH0526958B2 true JPH0526958B2 (ja) | 1993-04-19 |
Family
ID=14450206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10709084A Granted JPS60249685A (ja) | 1984-05-25 | 1984-05-25 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60249685A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR950008694B1 (ko) * | 1987-12-28 | 1995-08-04 | 마쯔시다덴기산교 가부시기가이샤 | 스크롤압축기 |
JPH07503051A (ja) * | 1992-01-27 | 1995-03-30 | フオード モーター カンパニー | スクロールコンプレッサ |
JP3731433B2 (ja) | 1999-11-22 | 2006-01-05 | ダイキン工業株式会社 | スクロール型圧縮機 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5620701A (en) * | 1979-07-27 | 1981-02-26 | Hitachi Ltd | Scroll fluid machine |
JPS57102596A (en) * | 1980-12-16 | 1982-06-25 | Nippon Soken Inc | Rotary compressor |
JPS57122191A (en) * | 1981-01-22 | 1982-07-29 | Nippon Soken Inc | Rotary compressor |
JPS58183887A (ja) * | 1982-04-22 | 1983-10-27 | Hitachi Ltd | 電動圧縮機 |
-
1984
- 1984-05-25 JP JP10709084A patent/JPS60249685A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5620701A (en) * | 1979-07-27 | 1981-02-26 | Hitachi Ltd | Scroll fluid machine |
JPS57102596A (en) * | 1980-12-16 | 1982-06-25 | Nippon Soken Inc | Rotary compressor |
JPS57122191A (en) * | 1981-01-22 | 1982-07-29 | Nippon Soken Inc | Rotary compressor |
JPS58183887A (ja) * | 1982-04-22 | 1983-10-27 | Hitachi Ltd | 電動圧縮機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60249685A (ja) | 1985-12-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |