JPH0526954A - 恒温槽壁貫通部材の気密シール装置 - Google Patents

恒温槽壁貫通部材の気密シール装置

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JPH0526954A
JPH0526954A JP3186407A JP18640791A JPH0526954A JP H0526954 A JPH0526954 A JP H0526954A JP 3186407 A JP3186407 A JP 3186407A JP 18640791 A JP18640791 A JP 18640791A JP H0526954 A JPH0526954 A JP H0526954A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 恒温槽壁に貫通されるICデバイス用バーン
インボード等の恒温槽壁を貫通する各種部材につき、該
部材と壁との間を簡単に、且つ、従来に比べ確実に気密
シールすることができる恒温槽壁貫通部材の気密シール
装置を提供する。 【構成】 恒温槽壁貫通部材の気密シール装置であっ
て、例えばバーンインボードBが貫通するために設けた
恒温槽1の壁11の孔12に付設され、収縮してバーン
インボードBを貫通させることができ、内からの気圧下
に膨脹して該貫通させたボードに気密に抱着できる袋部
2と、圧縮空気源ASから袋部2内に圧縮空気を供給す
るための回路3と、袋部2から排気するための回路4、
5とを備えた気密シール装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品等のバーンイ
ン等に用いられる恒温槽におけるシール装置、さらに詳
述すると、その壁を貫通する部材と該壁との間を気密に
シールするための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】恒温槽は、各種物品を高温、低温等の所
定温度にさらしつつ、必要に応じ、該物品に通電した
り、作動信号を与えたりしながら行うバーンイン等に広
く利用されている。今、電子部品であるICデバイスの
バーンインを例にとると、これらデバイスは、バーンイ
ンボードと呼ばれるプリント配線された平坦なボード上
に配列され、このボードごと恒温槽内に取り出し可能に
設置され、該ボードを介して外部から必要な電気信号等
を受ける。
【0003】バーンインボードに電気信号等を与えるに
あたっては、通常、前記バーンインボードを、恒温槽壁
に気密に貫通固定した中継ボードの一端にコネクタを介
して接続するとともに、該中継ボードの他端にIC駆動
回路等を接続するといった方法で行われている。しか
し、最近のICデバイスのバーンインは、バーンインを
単なるならし運転にとどめず、ICデバイスの動作状態
をモニタするモニタバーンインや、ICデバイスの良否
を測定する測定バーンインへ移行しつつある。
【0004】モニタバーンインでは、ICデバイスの動
作状態をモニタするための回路が必要であり、測定バー
ンインでは該測定のための回路が必要である。従って、
バーンインボードは、恒温槽外に設置したIC駆動回路
のほか、これらモニタ回路、測定回路と、多極の電気的
接続が要求され、そのため、バーンインボードの幅が広
くなってきている。例えば、従来170〜300mm幅
で足りたものが、400〜480mm幅と広くなってい
る。
【0005】また、ICデバイスの集積度が増し、動作
が高速化するにつれ、高速のIC動作信号が要求され、
それに応え、電気信号の減衰を減らし、信号伝達距離を
短縮化するため、及びコネクタ等における電気的接続不
良を減らすため、バーンインボードの一部を恒温槽断熱
壁を貫通させて直接槽外に出し、これにIC駆動回路、
モニタ回路、測定回路等を接続するようになってきてい
る。
【0006】このようにバーンインボードを恒温槽壁に
貫通させる場合、槽内温度を所定温度に維持し、また、
低温バーンインにおいては、外気の侵入による恒温槽内
冷却器等への霜着を防止するため、該壁とボードとの間
を気密にシールしなければならない。このシール方法と
しては、これまで、図3に示すものが提案されている。
すなわち、図3の(A)に示すように、ボードを貫通さ
せるために設けた恒温槽1の断熱壁11の孔12をゴム
プレート9で塞ぎ、各ゴムプレートには、ボードBを挿
通できる長さにわたってスリット91を設けておく。そ
して図3の(B)に示すうよに、バーンインボードB
を、該スリット91に、ゴムプレートを撓ませつつ、且
つ、ボードに接触させつつ、貫通させるようにしている
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バーン
インボードの幅が広くなると、このようなシール手段で
は十分な気密シールを行えず、恒温槽内の熱気(冷気)
漏れが多くなり、エネルギロスが多かった。高温域バー
ンインにおいては、このように漏れた熱気のため、槽外
のIC駆動回路等が悪影響を受ける恐れがあり、そのた
め、漏れた熱気を吹き飛ばす送風機等を別途準備してい
たが、それでも、悪影響は皆無ではなかった。
【0008】また、低温域バーンインでは、該シール部
分から恒温槽内に外気が侵入するので、槽内冷却器に霜
着し易く、冷却能力低下を防ぐためのデフロスト処理間
隔が短くなり、長時間の正規の低温連続運転の妨げとな
っていた。なお、恒温槽において、熱気や冷気の漏洩、
外気の侵入といった問題は、ICデバイスのバーンイン
ボードを断熱壁に貫通させる場合だけに限らず、該断熱
壁を貫通する各種部材について発生し得る問題である。
【0009】そこで本発明は、恒温槽壁に貫通されるI
Cデバイス用バーンインボードは勿論のこと、恒温槽壁
を貫通する各種部材につき、該部材と壁との間を簡単
に、且つ、従来に比べ確実に気密シールすることができ
る恒温槽壁貫通部材の気密シール装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的に従
い、恒温槽壁貫通部材の気密シール装置であって、該部
材が貫通するために設けた前記恒温槽壁の孔に付設さ
れ、収縮して前記部材を貫通させることができ、内から
の気圧下に膨脹して該貫通させた部材に気密に抱着でき
る袋部と、所定気体源から前記袋部内に所定圧の膨脹用
気体を供給するための手段と、前記袋部から排気するた
めの手段とを備えたことを特徴とする気密シール装置を
提供するものである。
【0011】前記袋部には、その全部が膨脹、収縮可能
であるものは勿論のこと、一部が膨脹、収縮可能である
ものも含まれる。また、袋部は、例えば円筒状の一つの
袋からなるものや、左右又は上下等で一対の袋からなる
もの、さらには、複数の袋からなるもの等が考えられ
る。前記膨脹用気体としては、前記袋部等に悪影響を与
えないものであればよく、例えば圧縮空気を挙げること
ができる。また、膨脹用気体は、恒温槽を低温域で使用
する場合、袋部内で結露、結霜が生じないように、恒温
槽内の低温以下の露点温度の気体、例えばそのような露
点温度の乾燥空気であることが望ましい。
【0012】前記排気手段は、単純には、恒温槽外から
前記袋部に接続した開閉弁を含む排気路で構成すること
ができるが、排気を迅速に行い、且つ、袋部を確実に収
縮させ得るように、前記気体源からの膨脹用気体を通過
させることができるエジェクタと、該エジェクタの負圧
口と前記袋部とを接続することができる排気回路を含む
構成としてもよい。
【0013】また、前記排気手段は、前記袋部から流量
調整弁を経て恒温槽外に、又は該槽内に開口できる排気
路を含む構成でもよい。
【0014】
【作用】本発明気密シール装置によると、自身の弾性復
元力で収縮している袋部に、恒温槽壁を貫通すべきバー
ンインボード等の部材を貫通させ、そのあと、気体供給
手段にて該袋部内に膨脹用気体を供給してこれを膨脹さ
せると、貫通部材はこの膨脹袋部により気密に抱着さ
れ、壁と部材の間が実質上気密にシールされる。
【0015】袋部に抱着された部材を取り出すときは、
該袋部から、前記排気手段にて排気し、収縮させる。排
気手段が、前記気体源からの膨脹用気体を通過させるこ
とができるエジェクタと、該エジェクタの負圧口と前記
袋部とを接続することができる排気回路を含む構成のも
のであるときは、該エジェクタに膨脹用の高圧気体を通
過させ、且つ、袋部内気体をこのエジェクタの負圧口に
導くことで、迅速に排気できるとともに、袋部を確実に
収縮させ得る。
【0016】また、排気手段が、前記袋部から流量調整
弁を経て開口できる排気路を含む構成のものであるとき
は、該流量調整弁による排気量制御のもとに、袋部を前
記部材を気密にシールできる状態に膨脹させつつ、該袋
部から排気させることができる。この場合、袋部に膨脹
用気体を通過させているので、該気体の温度を適当に選
ぶことで、高温運転では袋部を冷却でき、低温運転では
袋部を加熱することができ、袋部本来の耐熱性や耐寒性
を超えて、使用できる温度範囲が広がる。また、恒温槽
の低温運転時には、袋部に気体を流すことによる保温効
果により、恒温槽外に面した袋部の外面への結露発生を
抑制できる。
【0017】排気を恒温槽内へ行うときは、それによっ
て槽内の気圧が高まり、それだけ外気の侵入が抑制され
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は一実施例全体の構成を示す図、図2は袋部
を構成する袋の斜視図である。この気密シール装置は、
高温又は低温で運転される恒温槽1の断熱壁11を貫通
するICデバイス用のバーンインボードBを気密にシー
ルするものである。
【0019】このシール装置は、袋部2、これに接続さ
れた膨脹用気体の供給回路3、排気回路4、5を含んで
いる。袋部2は、断熱壁11に設けたボード貫通用の孔
12に付設された上下の袋21、21からなる。これら
袋は同一構造であり、向きを逆にして対向配置してある
だけであるから、図2に示す下側の袋21に代表させて
説明する。
【0020】この袋21は、平板部211、その周辺か
ら立ち上がる側周壁212、側周壁上端から内側へ屈曲
した伸縮シート取り付け部213を含む袋基体214を
有し、この基体の前記取り付け部213に伸縮シート2
15の周辺部分を気密に固定したものである。袋基体2
14は全体的にみると容器状に一体的に形成された金属
製のものである。なお、この基体の材質は特に限定はな
く、適度の剛性があり、高低温バーンインにおける高
温、低温に耐え得るものであればよい。
【0021】伸縮シート215は、高温域バーンイン、
低温域バーンインにおける高温、低温に耐え得る材料、
ここではゴムシートからなり、収縮時には、基体214
へ固定される周辺部分216から一旦基体内へ陥没21
7したのち、再び平面視でリング状に隆起し、該隆起部
218から中央部へ再び陥没219するように形成して
ある。シート215の幅Wは、ボードBの幅より十分長
くなっている。
【0022】シート215をこのように形成してあるの
は、膨脹時、局部的に膨脹することを防止し、ボードB
に、できるだけ広い面積にわたり、気密に接触させるた
めである。かかる袋21は、その袋基体214の平板部
211の背面で、図1の如く、断熱壁11の孔12の内
面に気密に固定され、上下の袋21、21において、伸
縮シート215、215が互いに対向している。
【0023】気体供給回路3は、恒温槽1外に配置した
圧縮空気源ASから、恒温槽1内の低温バーンイン時の
温度以下の露点温度の乾燥圧縮空気をエアフィルタ3
1、圧力調整器32、三方電磁弁33を経て上下の袋2
1、21に供給するものである。排気回路4は、空気源
ASから、圧縮空気を、フィルタ31及び二方電磁弁4
1を介してエジェクタ42に通過させ得る一方、上下袋
21、21から、前記三方電磁弁33を経て、エジェク
タ42の負圧口に袋内気体を導けるものである。43は
エジェクタに接続したサイレンサである。
【0024】三方電磁弁33は、スプリングオフセット
型の2位置電磁弁であり、常時は、図1に示す排気位置
をとり、ソレノイドのオンにて給気位置をとる。二方電
磁弁41は、スプリングオフセット型の2位置電磁弁
で、常時は、図1に示す閉位置をとり、ソレノイドのオ
ンにて通気位置をとる。排気回路5は、上下の袋21、
21から電磁開閉弁51及び流量調整弁52を経て、恒
温槽1内に開口するものである。
【0025】以上説明したシール装置によると、袋部2
の膨脹に先立って、ICデバイスを搭載され、恒温槽1
内に設置されたバーンインボードBが袋部2に貫通さ
れ、恒温槽外のIC駆動回路基板等にコネクタCを介し
て連結される。次に、排気回路5を用いず、排気回路4
を用いるときは、排気回路5中の弁51は閉じたままと
され、先ず、給排気回路3、4において、弁33が給気
位置に、弁41が閉位置におかれる。
【0026】次いで、圧縮空気源ASからの乾燥圧縮空
気が上下の袋21、21に供給されることで、これら袋
のシート215が膨脹し、ボードBに上下から気密に接
するとともに、ボードBの左右外において、シート21
5、215同士が気密に接し、断熱壁孔12が気密に閉
じられる。かくして断熱壁孔12からの熱気(冷気)漏
れが防止又は抑制され、それだけエネルギを節約できる
状態で、所定の高温域又は低温域のバーンインが実行さ
れる。
【0027】特に、低温バーンインでは、外気の侵入が
従来より確実に防止されることで、従来なら、例えば−
20℃の運転時、冷却器への着霜のため4〜6時間で温
度制御が不安定になり、7〜8時間で所定の低温維持が
困難になったが、本実施例では、250時間程度後でも
温度を安定させることが可能であり、従来よりはるかに
長時間の連続運転を行える。また、従来は、侵入した外
気中の水分が雪状の粉末となり、バーンインボードBに
積もり、これがデフロスト時に融けて絶縁不良等の電気
的不良が発生したが、本実施例ではそのような恐れはな
い。
【0028】バーンインが終了すると、弁33は排気位
置に、弁41は通気位置におかれる。かくして、圧縮空
気が弁41からエジェクタ42に導かれるとともに、袋
21、21内気体が弁33を経てエジェクタ42の負圧
口に導かれ、迅速に排気される。この排気により袋2
1、21がその弾性復元力と、排気に伴う迅速な圧力低
下のもとに、当初状態に迅速、確実に収縮する。そのあ
と、ボードBをコネクタCから外し、槽1外へ取り出す
ことができる。この装置によると、エジェクタ42を用
いることで、ボードBの脱着を速やかに行うことがで
き、従ってボードBが多数あるときでも、それだけエネ
ルギーを節約してボードの着脱を行える。
【0029】排気回路5は次のように利用できる。すな
わち、弁33が給気位置におかれ、袋21、21に給気
されるに先立って、又は、給気開始後の適当な時期に、
回路5中の弁51を開き、且つ、流量調整弁52にて排
気量を制御することで、袋21、21を膨脹させて気密
シールを行ったまま、袋21、21に空気を流すことが
できる。このように空気を流通させることで、高温域バ
ーンインでは袋部2を冷却でき、低温域バーンインでは
袋部2を加熱でき、それによって、袋部2本来の耐熱性
や耐寒性を超えて、広い温度範囲での使用が可能とな
る。
【0030】また、低温域バーンイン時には、袋部2に
空気を流すことによる保温効果で、恒温槽外に面した袋
部2の外面への結露発生も防止又は抑制できる。また、
本実施例では、回路5は槽1内に開口しているので、こ
の開口から排気されることで槽内気圧が上昇し、特に、
低温域バーンインでは、これによって外気の侵入を抑制
し、槽1内の冷却器等への着霜をそれだけ遅らせること
ができ、連続低温運転時間の延長が可能となる。
【0031】所定のバーンインが終了すると、排気回路
4にて袋内気体を排出し、ボードBを取り出す。なお、
排気回路5を使用しないのであれば、この回路を省略し
てもよい。また、排気回路5を用いる場合、袋21、2
1からの排気は、空気源ASからの空気供給を停止さ
せ、回路5から排気が終了するのを待ってもよい。従っ
てこの場合は、回路3における弁33は単なる開閉弁で
もよい。さらに、排気回路4における弁41、エジェク
タ42、サイレンサ43は必ずしも必要ではない。
【0032】なお、本発明は、前記袋部2に替えて、円
筒状の袋部等を採用することにより、断熱壁を貫通する
電気ケーブル等の気密シールにも適用できる。
【0033】
【発明の効果】本発明の恒温槽壁貫通部材の気密シール
装置によると、恒温槽壁に貫通される広幅のバーンイン
ボードは勿論のこと、恒温槽壁を貫通する各種部材につ
き、該部材と壁との間を簡単に、且つ、従来に比べ確実
に気密シールすることができ、それによってエネルギを
節約できるとともに、熱気(冷気)漏れによる恒温槽外
の各種回路基板等への悪影響を回避でき、また、恒温槽
が低温運転されるときには、恒温槽内への外気侵入を防
止または抑制して、槽内冷却器等への霜着を遅らせ、そ
れだけ、長時間の低温連続運転が可能となる。
【0034】排気手段が、膨脹用気体源からの気体を通
過させることができるエジェクタと、該エジェクタの負
圧口と膨脹収縮する袋部とを接続することができる排気
回路を含む構成のものであるときは、該エジェクタに膨
脹用気体を通過させ、且つ、袋部内気体をこのエジェク
タの負圧口に導くことで、迅速排気でき、且つ、袋部を
確実に収縮させることができ、それだけ貫通部材の脱着
を迅速化できる。
【0035】また、排気手段が、前記袋部から流量調整
弁を経て開口できる排気路を含む構成のものであるとき
は、該流量調整弁による排気量制御のもとに、袋部を前
記部材を気密にシールできる状態に膨脹させつつ、該袋
部から排気させることができ、この場合、袋部に膨脹用
気体を通過させているので、該気体の温度を適当に選ぶ
ことで、高温運転では袋部を冷却でき、低温運転では袋
部を加熱することができ、袋部本来の耐熱性や耐寒性を
超えて、使用できる温度範囲が広がる。低温運転時に
は、袋部に気体を流すことによる保温効果により、恒温
槽外に面した袋部の外面への結露発生を抑制できる。
【0036】さらに、前記流量調整弁からの排気を恒温
槽内へ行うときは、槽内気圧をそれだけ上昇させ、特
に、恒温槽の低温運転時、外気の槽内侵入を一層抑制で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す図である。
【図2】袋部を構成する袋の斜視図である。
【図3】従来例を示すもので、図(A)はその正面図、
図(B)は断面図である。
【符号の説明】
1 恒温槽 11 断熱壁 12 壁孔 2 袋部 21 袋 214 袋基体 215 伸縮シート 3 給気回路 AS 圧縮空気源 33 電磁弁 4、5 排気回路 41、51 電磁弁 42 エジェクタ 52 流量調整弁 B バーンインボード C コネクタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 恒温槽壁貫通部材の気密シール装置であ
    って、該部材が貫通するために設けた前記恒温槽壁の孔
    に付設され、収縮して前記部材を貫通させることがで
    き、内からの気圧下に膨脹して該貫通させた部材に気密
    に抱着できる袋部と、所定気体源から前記袋部内に所定
    圧の膨脹用気体を供給するための手段と、前記袋部から
    排気するための手段とを備えたことを特徴とする気密シ
    ール装置。
  2. 【請求項2】 前記排気手段が、前記気体源からの膨脹
    用気体を通過させることができるエジェクタと、該エジ
    ェクタの負圧口と前記袋部とを接続することができる排
    気回路とを含んでいる請求項1記載の気密シール装置。
  3. 【請求項3】 前記排気手段が、前記袋部から流量調整
    弁を経て開口できる排気路を含む請求項1又は2記載の
    気密シール装置。
  4. 【請求項4】 前記排気路が前記恒温槽内に開口してい
    る請求項3記載の気密シール装置。
JP3186407A 1991-07-25 1991-07-25 恒温槽壁貫通部材の気密シール装置 Expired - Lifetime JPH0810245B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006184039A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Espec Corp 材料試験装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5769667A (en) * 1980-10-16 1982-04-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd Electrode

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