JPH05269273A - 刺しゅう模様位置表示装置 - Google Patents

刺しゅう模様位置表示装置

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JPH05269273A
JPH05269273A JP9733692A JP9733692A JPH05269273A JP H05269273 A JPH05269273 A JP H05269273A JP 9733692 A JP9733692 A JP 9733692A JP 9733692 A JP9733692 A JP 9733692A JP H05269273 A JPH05269273 A JP H05269273A
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JP
Japan
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sewing
display
embroidery
pattern
data
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Application number
JP9733692A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Sasano
章嘉 笹野
Shinichi Fukada
伸一 深田
Makihito Ikeda
牧人 池田
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Janome Corp
Original Assignee
Janome Sewing Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刺しゅうミシンの刺しゅう模様縫いの開始
点,終了点及び縫い方向基準下線を予め刺しゅう布上に
照射して、ミシンの使い勝手を向上させること。 【構成】 刺しゅう機能付きミシンAにおいて、複数の
縫い模様から所望の縫い模様を選択するために外部操作
可能な模様選択手段1を設けること。ミシン腕部Bの内
部に設けた表示光源21より下方のミシンのベッド表面
Dに向けて照射して刺しゅう模様縫いの開始点,刺し
ゅう模様縫いの終了点,刺しゅう模様縫いの高さ位置
及び縫い方向基準下線の3つの点表示と線表示にて
仮想輪郭とする布上表示装置DPを設けること。点及び
線表示する任意のデータを記憶する演算データ記憶手段
と、そのデータに基づいて刺しゅう模様縫いする縫目形
成手段とを設けてなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刺しゅう機能付きミシ
ンにおいて、開始点及び終了点,高さ位置の3点と,縫
い方向基準下線なる線表示にて刺しゅう模様位置表示を
確認することができる刺しゅう模様位置表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ミシン前面のパネル部で所望
の縫い模様の選択ができる選択装置と縫い模様の形象表
示ができる表示装置を備え、選択した模様を直接表示装
置で確認しながら模様選択ができたり、縫い操作に関す
る情報のメッセージを表示装置で確認しながら縫い動作
ができるミシンが一般に知られている。
【0003】一方、加工布のどの位置に刺しゅう模様縫
いをするのかは、実際には経験と手加減等によってお
り、刺しゅう模様の開始位置を知るためには、実際に針
を降ろし、その位置を確認している現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
刺しゅう枠内に、所望の刺しゅう模様を縫う場合に、簡
単に所望の位置に刺しゅう模様を行うことが望まれてい
る。特に、刺しゅう模様縫い作業を連続して行う場合等
には、その都度位置合わせすることは極めて面倒である
ばかりでなく、刺しゅう作業能率が低下する等の欠点が
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで発明者は、前記課
題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、その発明
を、刺しゅう機能付きミシンにおいて、複数の縫い模様
から所望の縫い模様を選択するために外部操作可能な模
様選択手段と、ミシン腕部の内部に設けた表示光源より
下方のミシンのベッド表面に向けて照射して刺しゅう模
様縫いの開始点,刺しゅう模様縫いの終了点,刺しゅう
模様縫いの高さ位置及び刺しゅう模様の縫い方向基準下
線の3つの点表示と線表示にて仮想輪郭とする布上表示
装置と、点及び線表示する任意のデータを記憶する演算
データ記憶手段と、そのデータに基づいて刺しゅう模様
縫いする縫目形成手段とを設けてなる刺しゅう模様位置
表示装置としたことにより、刺しゅう機能付きミシンに
おいて、開始点及び終了点,高さ位置の3点と線表示に
て刺しゅう模様位置表示を確認することができ、前記課
題を解決し、その目的を達成したものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図10に基
づいて説明する。図5は刺しゅう機能付きミシンAに
は、刺しゅう縫いのみ可能な刺しゅうミシン並びに通常
縫い及び刺しゅう縫いが可能な複合刺しゅうミシンが含
まれる。
【0007】図1は刺しゅう機能付きミシンAの構成を
示すブロック図であり、模様選択手段1は、予め定めら
れた複数の模様を選択するもので、刺しゅう機能付きミ
シンAの前面に操作可能に配置されている。その構成
は、タッチスイッチを配設したタッチパネル1aにて選
択された模様が、表示装置2に表示可能に構成されてい
る。
【0008】模様縫いデータ記憶手段3は、模様の縫目
形成のための制御データを複数記憶するもので、一般的
なROMまたは外部記憶手段である。模様表示データ記
憶手段4は、縫目形成データに対応する複数模様を前記
表示装置2に表示するための表示データを記憶するもの
であって、ROMまたは外部記憶手段に前述の縫目形成
データと共に記憶されるのが好ましい。
【0009】システムプログラム記憶手段5は、前述の
模様選択のための表示及び選択,ミシン駆動に伴い、模
様データを用いて、後述する各種制御モータを制御する
ためのシステムプログラムを記憶している。選択模様記
憶手段6は、模様選択手段1で選択された模様の情報を
記憶するものであって、RAMで構成されている。
【0010】また、上軸位相検出センサ7は、ミシン上
軸に固着され、スリットを有する円板と該円板のスリッ
トに対応する位置に配置されて構成されている。
【0011】ミシン駆動用の駆動モータ8は、駆動モー
タ制御回路9を介して中央演算装置10に接続されてい
る。符号11及び12は針と加工布とをX,Y相対移動
させるためのX方向制御ステッピングモータ,Y方向制
御ステッピングモータであって、ステッピングモータ制
御回路13を介して前記中央演算装置10に接続されて
いる。これらのモータ駆動機構は、刺しゅう縫いのみ可
能な刺しゅうミシンなる刺しゅう機能付きミシンAに備
えられている。また、前記X方向制御ステッピングモー
タ11と、Y方向制御ステッピングモータ12に替えて
の切替駆動モータ,送り調節モータとのモータ駆動機構
は、前記複合刺しゅうミシンなる刺しゅう機能付きミシ
ンAに備えられている。
【0012】前記駆動モータ制御回路9及びステッピン
グモータ制御回路13に基づいて、上下動する針とこれ
と協動する針糸捕捉手段とで構成されるものを「縫目形
成手段」という。
【0013】X,Y位置検出手段14は、この実施例で
は、機械の原点から所定移動距離に設定された、初期位
置を基準位置とし、この基準位置から移動するために回
転されるステッピングモータの回転量をカウントするこ
とで位置の特定を行うものである。この明細書でいう
「機械の原点」とは、刺しゅう枠E駆動用のX方向制御
ステッピングモータ11が、ある回転角を回転しても、
刺しゅう枠Eを静止状態で保持している初期位置をい
う。
【0014】図形変形指示手段15は、模様の選択後あ
るいは模様の選択前に操作することで、図形変形信号を
発生し、図形変形プログラム記憶手段16からプログラ
ムを読み出して、図形変形モードに設定する。
【0015】X方向手動操作キー17,Y方向手動操作
キー18により指示された位置に対応して、表示データ
が刺しゅう枠E内の布上に表示可能となっている。その
X方向手動操作キー17,Y方向手動操作キー18とを
総称して「変更位置入力手段PI」という。
【0016】布上への表示を指示する布上表示キー19
が操作されると、刺しゅう枠Eは、設定されている針の
下方の縫い開始位置から、距離Lだけ移動したミシン腕
部Bに設けられた布上表示装置DPの表示光源21に対
応する表示位置に移動する。その布上表示装置DPから
開始点の表示は、縫製位置における針の位置に対応す
る位置に設定されている。すなわち、開始位置は針の直
下でなくとも、刺しゅう枠E上でも、該刺しゅう枠Eの
開始点の位置と針下方位置とが密接に対応するように
構成されている。
【0017】また、図9のように、通常の大きさの刺し
ゅう模様にした場合にも、図7,図8及び図10に示す
ように、拡大した刺しゅう模様にした場合にも、何れ
も、その刺しゅう模様は目視はできず(刺しゅう模様の
鎖線及び点線はその位置であろう想像位置を表す)、開
始点,終了点, 高さ位置及び縫い方向基準下線
が刺しゅう布上に照射されるものである。
【0018】前記布上表示装置DPは、布上に形成され
る模様を表示するために配置された液晶表示体などの光
透過型表示装置20と、該光透過型表示装置20の背後
で移動可能に配置された表示光源21を駆動する表示光
源回路22と、前記光透過型表示装置20の手前側に配
置されたレンズ等の集光装置23と、その調節回路24
とで構成されている。その集光装置23には、前記コン
デンサレンズ23a,結像レンズ23bが設けられてい
る。また、必要に応じて、平面状マイクロレンズ23c
が使用されることもある。
【0019】前記布上表示装置DPは、刺しゅう機能付
きミシンAのミシン腕部Bの内部に収納され、その表示
光源21にて液晶表示体を介してベッド表面D上に、刺
しゅう模様縫いの開始点,刺しゅう模様縫いの終了点
,刺しゅう模様縫いの高さ位置との3つの点表示
と,縫い方向基準下線の線表示にて刺しゅう模様の方
形状の仮想輪郭となるように構成されている。ミシン腕
部B端の顎部C内には前記布上表示装置DPは設けな
い。
【0020】演算表示データ記憶手段25は、図形変形
指示手段15の操作により設定された図形変形モードに
おいて、X方向手動操作キー17,Y方向手動操作キー
18で指示された図形に対応して、図形変形プログラム
に従って演算された結果としての表示データを光透過型
表示装置20に表示可能に記憶するものである。
【0021】演算縫いデータ記憶手段26は、模様縫い
データ記憶手段3に記憶されたデータを前述の図形変形
入力に基づいて、演算された縫いデータを記憶するもの
である。すなわち、方形状の仮想輪郭内に存在する模様
形状を変形し、別の方形状の仮想輪郭とするようにした
縫いデータを記憶する。前記演算表示データ記憶手段2
5と演算縫いデータ記憶手段26とを総称して「演算デ
ータ記憶手段」という。
【0022】表示色設定装置CRは、布の色或いは明る
さ検出手段27と、表示色決定のシステムプログラム記
憶手段28と、表示色データ記憶手段29とから構成さ
れている。その布の色或いは明るさ検出手段27は布の
色或いは明るさを検出する検出手段であって、CCDな
どの撮像素子と色の判別手段で構成されている。表示色
決定のシステムプログラム記憶手段28は、前記布の色
或いは明るさ検出手段27にて検出した色の反対色を指
示するためのプログラムを記憶しており、反対色につい
ての情報を、表示色データを多数記憶した表示色データ
記憶手段29から読み出して、前記光透過型表示装置2
0に出力するようになっている。
【0023】布の色或いは明るさ検出手段27はモノク
ロの検出手段でもよく、この場合、検出明度と基準明度
(白から黒までの明度)とから色相の異なる2色を指定
して、順次、光透過型表示装置20に表示し、所望の方
を模様選択手段1に配置した、色指定キー1bを操作し
て指示することであってもよい。また、場合によって
は、黒に近い明度でも照射色可能な所定の表示色として
設けることもある。表示色設定装置CRを設けないこと
もある。また、別途設ける表示色選択手段30により所
望の色を投影することもある。
【0024】特に、布の色或いは明るさ等に対応して、
適宜の表示色選択手段30にて表示色を選択して、極め
て見易い色を投影することもある。また、前記表示光源
21の光源色を、刺しゅう模様縫いする布地色を検出し
てこれに対応するような色を自動検出してこれを投影す
ることもある。この場合にも、極めて見易い色を投影で
きる。
【0025】変形データ登録キー31は、適宜の倍率等
を登録させるためのキーであり、前記刺しゅう機能付き
ミシンAの正面側に設けられている。その変形データ登
録キー31を適宜選択することで、変形データ記憶手段
32を介して中央演算装置(CPU)10に変形データ
として記録される。
【0026】データ登録選択キー33は、登録された変
形データを変形データ記憶手段32からアクセスするも
のである。符号34は確定キー、35は調節を初期状態
に戻すためのクリアキー、36は始動キー、37は速度
調節キーである。
【0027】図形変更指示手段38は、拡大・縮小(相
似形)拡大・縮小(相似形)、均等割付、横拡大・縮
小、縦拡大・縮小、図形変形(図3におけるモード)を
適宜行うモードであって、前記図形変形指示手段15に
換えて設けられている(図1参照)。また、図形変更指
示手段38を選択した場合においても、図形変形モード
を選択しない構成とすることもある。
【0028】次に本発明の動作を図2及び図3に示すフ
ローチャート図を参照して説明する。図2において、S
1で模様選択されると、S2,S3で模様表示データ記
憶手段4から表示データを読み出して、表示装置2に表
示し、選択された模様の縫いデータは選択模様記憶手段
6に記憶する。
【0029】続いて布上表示キー19が操作されると、
布を保持した刺しゅう枠Eがミシンのアームの中間に配
置された布上表示装置DPに対応する位置の初期設定位
置に移動されると共に、布の色或いは明るさ検出手段2
7が作動して布の色を読み取り、その反対色データを決
定する。S8〜S9では、読み出された表示色データ
と、模様表示データ中の布上データを読み出して光透過
型表示装置20に出力し、表示光源21を点燈して布上
に刺しゅう模様縫いの開始点,縫いの終了点,縫い
の高さ位置の3点と縫い方向基準下線からなる幅と
高さからなる方形状の仮想輪郭を表示する。
【0030】続いて図形変形指示手段15が操作される
と、S11において図形変形モードに設定され、図3に
示すサブルーチンにて図形変形を行う。
【0031】図3のS101において、新たな倍率どう
かにつき、新たな倍率として選択した場合には、S10
2にて、複数の図形変形パターンを表示装置2に選択可
能に表示し、所望の変更パターンをタッチパネル1aを
操作して選択する。
【0032】このときには、S103にて、3点(直角
三角形状になる3点)による方形状の輪郭のパターン状
態を選択可能に表示され、これを選択すると、S105
にて、開始点の入力指示表示が前記表示装置2に表示
されるので、開始点を変更する場合においては、X方
向手動操作キー17,Y方向手動操作キー18をそれぞ
れ操作して操作信号を出力する。
【0033】ここで、前記の変更する場合の操作信号に
対し、表示及び縫いのデータの修正につき大きくは2つ
の方法がある。
【0034】まず、第一の方法として、表示位置を替え
ずに、前記X方向制御ステッピングモータ11,Y方向
制御ステッピングモータ12を駆動して布を移動させて
変更位置を位置合わせする方法がある。これには、動作
は多いが実際のステッピングモータの移動量で設定でき
るので誤差が少なく正確な位置合わせができる。
【0035】図3のS102において、複数の図形変形
パターンを表示装置2に選択可能に表示し、所望の変形
パターンをタッチパネル1aを操作して選択する。
【0036】これで、S103にて、3点方形状の仮想
輪郭のパターンを選択すると、S105にて、開始点
の入力指示表示が前記表示装置2に表示されると共に、
布上の開始点が点滅して移動可能に表示されるので、
開始点を変更する場合においては、S106にて、X
方向手動操作キー17,Y方向手動操作キー18をそれ
ぞれ操作して操作信号を出力する。
【0037】該信号に対してX方向制御ステッピングモ
ータ11、Y方向制御ステッピングモータ12を駆動し
て、表示の縫いの開始点に布枠を移動する。所望の位
置において、確定キー34が操作されると、指示が終了
したと判別し、S107にて、初期設定位置からの移動
量を変形データとして、表示データ,縫いデータの基準
値として演算表示データ記憶手段25及び演算縫いデー
タ記憶手段26に記憶し、光透過型表示装置20に出力
して変更表示する。ここで、開始点を変更しない場合
は、確定キー34を操作することで初期位置が設定され
る。
【0038】次に、S108にて、終了点の入力指示
表示が表示装置2にメッセージ表示されると共に、布上
の終了点が点滅して移動可能に表示されるので、終了
点を変更する場合においては、S109にて、表示に
対してX方向手動操作キー17を操作して操作信号を出
力する。該信号に対してX方向制御ステッピングモータ
11を駆動して、表示の縫いの終了点に布枠を移動す
る。
【0039】所望の位置が前記表示の終了点に一致し
たところで、確定キー34が操作されると、指示が終了
したと判別し、S110にて、基準値からの移動量を終
了点の変形データとして、表示データ,縫いデータの
変形値として演算表示データ記憶手段25及び演算縫い
データ記憶手段26に記憶し、光透過型表示装置20に
出力して変更表示する。また、標準データに対する変形
データの割合を演算して、表示装置2に横倍率2aとし
て表示する。
【0040】次にX方向制御ステッピングモータ11,
Y方向制御ステッピングモータ12を移動調節量分復帰
駆動して、布枠を移動し、所望開始点と表示開始点とが
一致するところに戻す。表示終了点は既に変更されてい
ることから、所望終了点位置と表示終了点とが一致して
いる。
【0041】次に、S111にて、高さ位置の入力指
示表示が表示装置2にメッセージ表示されると共に、布
上の高さ位置が点滅して移動可能に表示されるので、
高さ位置を変更する場合においては、S112にて、
表示に対してY方向手動操作キー18を操作して操作信
号を出力する。
【0042】該信号に対してY方向制御ステッピングモ
ータ12を駆動して、表示の高さ位置に所望の高さ位
置が一致するまで布枠を移動する、所望の位置が前記表
示の高さ位置に一致したところで、確定キー34が操
作されると、指示が終了したと判別し、S113にて、
基準値からの移動量を高さ位置変形データとして、表示
データ,縫いデータの変形値として演算表示データ記憶
手段25及び演算縫いデータ記憶手段26に記憶し、光
透過型表示装置20に出力して変更表示する。また、標
準データに対する変形データの割合を演算して、表示装
置2に縦倍率2bとして表示する。
【0043】次にX方向制御ステッピングモータ11,
Y方向制御ステッピングモータ12を駆動して布枠を移
動した分復帰移動し、所望開始点と表示開始点とが一致
するところに戻す。高さ位置は既に変更されているこ
とから、所望高さ位置と表示高さ位置とが一致してい
る。
【0044】この状態から再びX方向制御ステッピング
モータ11,Y方向制御ステッピングモータ12が移動
した分復帰駆動されて開始点に戻ることにより、変更
入力した点が布上に表示される。
【0045】次に、S114にて、縫い方向基準下線
の入力指示表示が表示装置2にメッセージ表示されると
共に、布上の縫い方向基準下線が点滅して移動可能に
表示されるので、縫い方向基準下線を変更する場合に
おいては、S115にて、表示に対してY方向手動操作
キー18を操作して操作信号を出力する。
【0046】該信号に対してY方向制御ステッピングモ
ータ12を駆動して、表示の縫い方向基準下線に所望
の基準高さ位置が一致するまで布枠を移動する、所望の
位置が前記表示の縫い方向基準下線に一致したところ
で、確定キー34が操作されると、指示が終了したと判
別し、S116にて、基準値からの移動量を基準高さ位
置変形データとして、表示データ,縫いデータの変形値
として演算表示データ記憶手段25及び演算縫いデータ
記憶手段26に記憶し、光透過型表示装置20に出力し
て変更表示する。次にX方向制御ステッピングモータ1
1,Y方向制御ステッピングモータ12を駆動して布枠
を移動した分復帰移動し、所望開始点と表示開始点とが
一致するところに戻す。この縫い方向基準下線がY方
向に移動されると、前記開始点,終了点,高さ位置
の位置も、同期しつつ移動するように構成されてい
る。また、場合によっては、その縫い方向基準下線に
ついて、開始点と終了点間を通過する線として制御
不能に構成されることもある。
【0047】そして、S117にて、変更を終了する
と、元のモードになる。また、変更を終了せずに、前述
のように、図形変形した状態の適宜の横倍率2a及び縦
倍率2bなる倍率〔図8に示すように、横倍率2a(L
2 /L1 )≠(H2 /H1 )縦倍率2b〕を記憶するか
を選択し、S118にて、倍率を選択して、S119に
て、その変形データを入力する。これが終了後に、S1
2にて、始動キー36が操作されると、刺しゅう枠Eは
表示位置から、針に対応する刺しゅう位置の初期設定の
位置に駆動されて、開始点位置を変更した場合は、その
位置まで縫目形成することなく刺しゅう枠Eのみ移動
し、S13にて、開始位置から上軸位相検出センサ7に
同期して読み出された縫いデータに従って、変更された
刺しゅう縫目を形成する。
【0048】また、新たな倍率を変更しない場合、すな
わち、既に登録された適宜の横倍率2a及び縦倍率2b
なる倍率の場合を選択されると、S120にて、データ
名の入力指示表示し、S121にて、データ名を指示入
力して、S122にて、記憶されている倍率データを読
み出し、S12にて、始動キー36が操作されると、S
13にて、前述と同様に刺しゅう縫目を形成する。
【0049】また、図1及び図4に示すように、図形変
更する場合には、図形変形指示手段15に換えて、S1
30において、適宜の図形変更指示手段38を選択し
て、S131の適宜の拡大・縮小(相似形)、S132
の均等割付、S133の横拡大・縮小、S134の縦拡
大・縮小、S11の図形変形等のモード選択する。ここ
で、S11の図形変形のモード以外を選択した場合にお
いて、倍率値1cを適宜選択してその表示装置2に表示
し、確定キー34を押して、開始点,終了点,高さ
位置及び縫い方向基準下線を布上に表示させ、そし
て登録された変更図形データに基づき刺しゅう縫目を形
成する。
【0050】次に、第二の方法として、ステッピングモ
ータを駆動せず、表示のみで変更位置を指示するものが
ある。この場合は、動作を伴わず迅速に設定することが
できるが、出荷時の調整が必要なことが多い。
【0051】S103において3点1線の方形のパター
ンが選択された場合において、光透過型表示装置20に
予め定められたサイズの3点1線を表示して布上に表示
する。
【0052】また、開始点の入力指示表示が前記表示
装置2に表示されると共に、布上の開始点が点滅して
移動可能に表示されるので、開始点を変更する場合に
おいては、X方向手動操作キー17,Y方向手動操作キ
ー18をそれぞれ操作して操作信号を出力する。
【0053】操作キーの機能は図形変形モードにおいて
は、ステッピングモータを駆動することなく、光透過型
表示装置20に指示され、該信号に対して表示を移動さ
せて、開始点を移動する。所望の位置に開始点が一
致し、確定キー34が操作されると、指示が終了したと
判別し、初期設定位置からの移動信号を変形データとし
て表示データ,縫いデータの基準値として演算表示デー
タ記憶手段25及び演算縫いデータ記憶手段26に記憶
すると共に、移動設定された開始点を基準として予め
定められた基準形状の表示を再照射する。ここで、開始
点を変更しない場合は、確定キー34を操作する。
【0054】次に、終了点の入力指示表示が表示装置
2にメッセージ表示されると共に、布上の終了点が点
滅して移動可能に表示されるので、終了点を変更する
場合においては、表示に対してX方向手動操作キー17
を操作して操作信号を出力する。該信号に対して点滅表
示の縫いの終了点が移動される。所望の位置に前記表
示の終了点が一致したところで、確定キー34が操作
されると、指示が終了したと判別し、基準値からの移動
量を終了点変形データとして、表示データ、縫いデータ
の変形値として演算表示データ記憶手段25及び演算縫
いデータ記憶手段26に記憶し、光透過型表示装置20
に出力して変更表示する。また、標準データに対する変
形データの割合を演算して、表示装置2に横倍率2aを
表示する。
【0055】次に高さ位置の入力指示表示が表示装置
2にメッセージ表示されると共に、布上の高さ位置が
点滅して移動可能に表示されるので、高さ位置を変更す
る場合においては、表示に対してY方向手動操作キー1
8を操作して操作信号を出力する。該信号に対して点滅
表示の高さ位置を移動する。所望の位置に前記表示の
高さ位置が一致したところで、確定キー34が操作さ
れると、指示が終了したと判別し、基準値からの移動量
を高さ位置変形データとして、表示データ,縫いデータ
の変更値として演算表示データ記憶手段25及び演算縫
いデータ記憶手段26に記憶し、光透過型表示装置20
に出力して変更表示する。また、標準データに対する変
形データの割合を演算して、表示装置2に縦倍率2bを
表示する。
【0056】最後に、縫い方向基準下線の入力指示表
示が表示装置2にメッセージ表示されると共に、布上の
縫い方向基準下線が点滅して移動可能に表示されるの
で、基準高さ位置を変更する場合においては、表示に対
してY方向手動操作キー18を操作して操作信号を出力
する。該信号に対して点滅表示の縫い方向基準下線を
移動する。所望の位置に前記表示の縫い方向基準下線
が一致したところで、確定キー34が操作されると、指
示が終了したと判別し、基準値からの移動量を基準高さ
位置変形データとして、表示データ,縫いデータの変更
値として演算表示データ記憶手段25及び演算縫いデー
タ記憶手段26に記憶し、光透過型表示装置20に出力
して変更表示する。この縫い方向基準下線がY方向に
移動されると、前記開始点,終了点,高さ位置の
位置も、同期しつつ移動するように構成されている。ま
た、場合によっては、その縫い方向基準下線につい
て、開始点と終了点間を通過する線として制御不能
に構成されることもある。
【0057】以上により表示のみを移動して、図形変形
を入力して表示で確認できる。そして、変更終了後、始
動キーが操作されると、前記第一の方法と同様に変更さ
れた刺しゅう縫目を形成する。
【0058】
【発明の効果】本発明においては、刺しゅう機能付きミ
シンAにおいて、複数の縫い模様から所望の縫い模様を
選択するために外部操作可能な模様選択手段1と、ミシ
ン腕部Bの内部に設けた表示光源21より下方のミシン
のベッド表面Dに向けて照射して刺しゅう模様縫いの開
始点,刺しゅう模様縫いの終了点,刺しゅう模様縫
いの高さ位置及び縫い方向基準下線の3つの点表示
と線表示にて仮想輪郭とする布上表示装置DPと、点及
び線表示する任意のデータを記憶する演算データ記憶手
段と、そのデータに基づいて刺しゅう模様縫いする縫目
形成手段とを設けてなる刺しゅう模様位置表示装置とし
たことにより、第1に針落としが必要なく、刺しゅう縫
いの目安となる,開始点を予め把握することができる
し、第2に3点と1線という単なる相似形の拡大・縮小
の値ではなく、任意の方形状の刺しゅう模様形状を確認
しつつ刺しゅう縫いができる等の効果を奏する。
【0059】具体的には、その適宜の刺しゅう模様を選
択すると同時に、刺しゅう枠Eを所定位置にて、刺しゅ
う模様縫いの開始点及び縫いの終了点の表示がで
き、使い勝手を大幅に向上したミシンを使用者に提供で
きる。
【0060】さらに、刺しゅう模様縫い作業を連続して
行う場合等には、その都度位置合わせすることはなくな
り、刺しゅう作業能率を極めて良好にできる。
【0061】また、模様の仮想輪郭が開始点と終了点
と高さ位置と縫い方向基準下線とで、幅及び高さ
の任意の方形状の仮想輪郭の複雑な形状にもかかわら
ず、これを認識しつつ刺しゅう模様縫いができ、その模
様の方向も予め確認でき、初心者でも著しく使用しやす
くできる。
【0062】すなわち、方形状の仮想輪郭とする任意の
変形データをプログラム記憶する変形プログラム手段
と、その変形データに基づいて刺しゅう模様縫いする縫
目形成手段とを設けてなるために、方形としての仮想輪
郭を適宜に変更でき、この変更した仮想輪郭の中に所望
の刺しゅう模様縫いができる大きな利点がある。
【0063】特に、本発明の開始点と終了点と高さ
位置と縫い方向基準下線については、実際の針落と
し箇所で開始点を表示するものでなく、針落とし箇所
よりかなり外れた位置においての刺しゅう枠Eの布上に
開始点と終了点と高さ位置と縫い方向基準下線
を表示する構成であるため、ミシンの顎部Cにてその照
射される光が邪魔されるようなことなく常時良好に刺し
ゅう枠E上に照射させることができる利点がある。
【0064】さらに、布上表示装置DPは、ミシン腕部
Bの内部に設けられているため、比較的スペースのある
箇所であり、取付が容易であると共に調整が簡易にで
き、ひいては安価に提供できる。
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック図
【図2及び図3】本発明のフローチャート図
【図4】本発明の別の実施例のフローチャート図
【図5】本発明の斜視図
【図6】刺しゅう枠への照射状態の略示側面図
【図7乃至図10】刺しゅう布への照射状態での仮想刺
しゅう模様の略示平面図
【符号の説明】
A…刺しゅう機能付きミシン B…ミシン腕部 D…ベッド表面 DP…布上表示装置 1…模様選択手段 21…表示光源 30…表示色選択手段 …開始点 …終了点 …高さ位置 …縫い方向基準下線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刺しゅう機能付きミシンにおいて、複数
    の縫い模様から所望の縫い模様を選択するために外部操
    作可能な模様選択手段と、ミシン腕部の内部に設けた表
    示光源より下方のミシンのベッド表面に向けて照射して
    刺しゅう模様縫いの開始点,刺しゅう模様縫いの終了
    点,刺しゅう模様縫いの高さ位置及び刺しゅう模様の縫
    い方向基準下線の3つの点表示と線表示にて仮想輪郭と
    する布上表示装置と、点及び線表示する任意のデータを
    記憶する演算データ記憶手段と、そのデータに基づいて
    刺しゅう模様縫いする縫目形成手段とを設けてなること
    を特徴とした刺しゅう模様位置表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記表示光源の光源
    色を適宜選択可能とした表示色選択手段を設けてなるこ
    とを特徴とした刺しゅう模様位置表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記表示光源の光源
    色を、刺しゅう模様縫いする布地色を検出してこれに対
    応するような色を自動検出して、これを投影可能とした
    ことを特徴とした刺しゅう模様位置表示装置。
JP9733692A 1992-03-25 1992-03-25 刺しゅう模様位置表示装置 Pending JPH05269273A (ja)

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