JPH0526816U - 紙箱用内部包装材 - Google Patents

紙箱用内部包装材

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JPH0526816U
JPH0526816U JP7593591U JP7593591U JPH0526816U JP H0526816 U JPH0526816 U JP H0526816U JP 7593591 U JP7593591 U JP 7593591U JP 7593591 U JP7593591 U JP 7593591U JP H0526816 U JPH0526816 U JP H0526816U
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JP
Japan
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paper box
packaging material
inner packaging
foam
less
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Pending
Application number
JP7593591U
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English (en)
Inventor
孝明 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Kasei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】紙箱用内部包装材として、燃焼時の発熱量が低
くて、紙箱と一緒に焼却することができるものを得る。 【構成】密度0.7g/cc以下の熱可塑性ポリエステ
ル系樹脂発泡体により内部包装材2を形成する。この発
泡体を、窒素を発生する発泡剤により発泡し、平均気泡
径を0.25mm以下の微小気泡にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、紙箱と組合せて使用する中底や中仕切り等の紙箱用の内部包装材に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、菓子等の食品類や文房具等の小物類その他の商品の包装において、 外装箱である紙箱の内部に仕切を兼ねる中底あるいは中仕切り等の内部包装材を 装入し、収納対象の商品をこの内部包装材により体裁よく包装するようにしてい る。
【0003】 この中仕切り等の内部包装材としては、近年、製作が容易で大量生産が可能な プラスチックのシート材よりなるもの、特に成形性や経済性の点から、ポリスチ レン系樹脂の発泡シートを素材とするものが殆どである。
【0004】 ところで、前記の紙箱等は、使用後に廃棄処理する場合、これを焼却するのが 普通であるが、前記のポリスチレン系樹脂発泡シートよりなる内部包装材を備え たものを、そのまま焼却するのには問題がある。
【0005】 すなわち、ポリスチレン系樹脂の発泡シートは、燃焼時の発熱量が10000 Kcal/kg以上にもなって極めて高く、そのために紙箱と一緒に一般の焼却 炉で焼却するのは危険である上、高い燃焼熱のために焼却炉を損傷するおそれが ある。また、前記の発泡シート製の内部包装材を紙箱とは別に専用の焼却炉で焼 却するのは、紙箱から内部包装材を取出して分離する作業に手数がかかり、きわ めて面倒で処理費用が高くつく。
【0006】 しかも、ポリスチレン系樹脂の発泡シートは、脆性があって割れや破損が生じ 易いといった欠点がある。
【0007】 なお、上記の内部包装材として、ポリ塩化ビニル樹脂を素材とするものも存す るが、このポリ塩化ビニル樹脂は焼却時に有害なガスを発生するため、焼却処理 するのが困難なものである。
【0008】 本考案は、上記に鑑みてなしたもので、紙箱等と一緒に焼却しても焼却炉を損 傷するおそれがなく、しかも表面が美麗で体裁良好な紙箱用内部包装材を提供す るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する本考案の紙箱用内部包装材は、密度0.7g/cc以下 の熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体からなることを特徴とする。この熱可塑性 ポリエステル系樹脂発泡体は、主として窒素を発生する発泡剤により発泡して、 平均気泡径が0.25mm以下の微小気泡の発泡体よりなるものが特に好適であ る。
【0010】 前記ポリエステル系樹脂発泡体の密度が0.7g/ccより高密度になると、 使用樹脂量が多くなって焼却時に燃焼し難くなり、好ましくない。
【0011】
【作用】
本考案の中仕切材は、中底や中仕切り等として紙箱内部に装入して使用するも のである。しかして、この内部包装材の素材である熱可塑性ポリエステル系樹脂 発泡体は、密度が0.7g/cc以上で比較的燃え易く、しかもその燃焼時の発 熱量は5500Kcal/kg程度で、ポリスチレン系樹脂発泡体に比してかな り低く、したがって紙箱等と一緒に焼却しても、その燃焼熱によって焼却炉を損 傷するおそれがない。
【0012】 また前記のポリエステル系樹脂の発泡体は、脆性が低くて割れや破損が生じ難 い上、ポリエステル系樹脂発泡体特有の艶があり、特に、主として窒素を発生す る発泡剤により発泡させて、平均気泡径を0.25mm以下の微小気泡にしたも のは、表面がきめ細かくなる。
【0013】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。
【0014】 図1および図2において、(1)は蓋を省略した外装の紙箱、(2)は本考案 に係る中底あるいは中仕切りとしての内部包装材を示している。この内部包装材 (2)は、仕切用の縦横の凸部(3)が縦横に形成されており、この凸部(3) により区画された各凹所(4)に商品が仕切り状態に収納されるようになってい る。
【0015】 しかして、前記の内部包装材(2)は、密度0.7g/cc以下の熱可塑性ポ リエステル系樹脂発泡体、主として発泡シートから成形されている。
【0016】 この内部包装材(2)に用いる熱可塑性ポリエステル系樹脂は、芳香族ジカル ボン酸に、二価アルコールを反応させて得られる高分子量の鎖状ポリエステルで あり、中でもポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートを主成 分とするものが好適に用いられる。この熱可塑性ポリエステル系樹脂の発泡シー トは、前記の樹脂をシート状に押出し発泡成形することにより得られる。もちろ ん型成形により所定形状に発泡成形することもできる。
【0017】 前記のポリエステル系樹脂発泡体は、主として分解によって主として窒素を発 生する発泡剤(主に有機発泡剤)を用いる所謂窒素発泡により発泡成形し、平均 気泡径を0.25mm以下の微小気泡の発泡体にするのがよい。これにより表面 のきめが細かくなって光沢が増し美麗なものとなる。
【0018】 上記のポリエステル系樹脂発泡体の燃焼時の発熱量は5500Kcal/kg 程度で、ポリスチレン系樹脂発泡体に比してかなり低く、しかも有害なガスを発 生することもない。したがって、この発泡体による内部包装材(2)を外装の紙 箱(1)等と一緒に一般の焼却炉で燃焼させても、燃焼熱で炉壁を損傷する等の 心配がなく、また発熱量が高くなり過ぎるという危険性もない。
【0019】 また前記の発泡体は、ポリスチレン系樹脂発泡体に比して脆性が低くて割れや 破損が生じ難く、かつ表面の印刷特性も良好である。
【0020】 なお、内部包装材(2)の形態は、中底や中仕切り等としての使用形態、外箱 である紙箱の形態および収納対象の商品等に応じて任意の形状にできることは言 うまでもない。
【0021】
【考案の効果】
上記のように本考案の紙箱用内部包装材は、燃焼時の発熱量の比較的低いポリ エステル系樹脂の発泡体よりなるものであるから、使用後の廃棄処理に際して、 紙箱等と一緒に焼却しても燃焼熱が高くなりすぎて危険になったり、焼却炉の炉 壁を損傷する等のおそれがない。したがって紙箱等の焼却処理の際に、いちいち 内部包装材を紙箱から取出して分離する必要がなく、そのまま焼却処理でき、そ の処理に要する手数を軽減できる。
【0022】 しかもポリエステル系樹脂発泡体は、表面のきめが細かく艶があって美麗で高 級感を呈し、体裁良好であるとともに、割れや破損も生じ難く、その商品価値を 高めるといった効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】内部包装材を紙箱内に収納した断面図である。
【図2】同上の平面図である。
【符号の説明】
(1) 紙箱 (2) 内部包装材 (3) 仕切用の凸部 (4) 凹所

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密度0.7g/cc以下の熱可塑性ポリ
    エステル系樹脂発泡体からなる紙箱用内部包装材。
  2. 【請求項2】 熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体が、
    主として窒素を発生する発泡剤により発泡され、平均気
    泡径が0.25mm以下の微小気泡の発泡体である請求
    項1に記載の紙箱用内部包装材。
JP7593591U 1991-09-20 1991-09-20 紙箱用内部包装材 Pending JPH0526816U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019065115A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 積水化成品工業株式会社 高光沢発泡粒子、発泡成形体及びそれらの製造方法

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JPS5356587A (en) * 1976-11-01 1978-05-23 Nippon Paint Co Ltd Packing material and method of manufacturing the same
JPH02277624A (ja) * 1989-04-19 1990-11-14 Kanzaki Paper Mfg Co Ltd 包装用シュリンクフィルム

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