JPH0526813Y2 - - Google Patents

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JPH0526813Y2
JPH0526813Y2 JP1987076932U JP7693287U JPH0526813Y2 JP H0526813 Y2 JPH0526813 Y2 JP H0526813Y2 JP 1987076932 U JP1987076932 U JP 1987076932U JP 7693287 U JP7693287 U JP 7693287U JP H0526813 Y2 JPH0526813 Y2 JP H0526813Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、微小信号を増幅するオートゲインア
ンプに関し、更に詳しくは、OPアンプとアナロ
グスイツチとを組合せて構成されるオートゲイン
アンプであつて、バイアス電流によるオフセツト
電圧の補償に関するものである。
(従来の技術) 第6図は従来公知のこの種のオートゲインアン
プの接続図である。OPアンプA1と、その出力
電圧Voを分圧する抵抗R1,R2,R3及び各
分圧抵抗R1,R2,R3による分圧電圧VA,
VBをOPアンプA1の入力端(−)に帰還する
スイツチS1,S2で構成されている。スイツチ
S1,S2は入力信号Viの大きさに応じて選択
駆動され、アンプ全体のゲインが入力信号Viに
応じて最適に調整される。
即ち、スイツチS1がオンの時の出力電圧Vo
1は(1)式で、スイツチS2がオンの時の出力電圧
Vo2は(2)式でそれぞれ表わされる。
Vo1=R1+R2+R3/R1 (Vi+Vos1+Vos21) …(1) Vo2=R1+R2+R3/R1+R2 (Vi+Vos1+Vos22) …(2) 但し、 Vos1;OPアンプA1の入力端電圧 Vos21;スイツチS1がオンの時のスイツチS
1の両端電圧 Vos22;スイツチS2がオンの時のスイツチS
2の両端電圧 (考案が解決しようとする問題点) 前述した(1)式、(2)式において、抵抗の値をR2
=R1,R3=2R1とし、例えばスイツチS1
を閉じた時の系のゲインを4倍、スイツチS2を
閉じた時の系のゲインを2倍とすると、出力電圧
Vo1,Vo2の比は(3)式の通りとなる。
Vo1/Vo2 =4R1(Vi+Vos1+Vos21)/2R1(Vi+Vos1+Vos22)
…(3) (3)式において、Vi+Vos1の項は分子、分母共
に共通項であるので問題とならないが、Vos21,
Vos22が異なつた場合には、ゲイン誤差となる。
一般にスイツチS1,S2には、アナログスイ
ツチ等が用いられ、そのオン抵抗Ronが異なる。
このために、第6図のような構成の従来のオート
ゲインアンプは、OPアンプのバイアス電流IBに
よるスイツチS1,S2の両端電圧Vos21,
Vos22の間には差があり、ゲイン誤差(オフセツ
ト電圧誤差)が生ずるという問題があつた。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、簡単な構成により前述したよ
うなゲイン誤差をなくし、各レンジ間に誤差のな
い出力信号の得られるオートゲインアンプを提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 第1図は本考案の原理的な接続図である。図に
おいて、A1はOPアンプ、R1,R2,R3は
OPアンプA1の出力電圧Voを分圧する互いに直
列に接続した分圧抵抗、S1は入力信号Viが印
加される端子TiとOPアンプの一方の入力端
(+)との間に接続した第1のスイツチ、S2は
第2のスイツチ、Caは第2のスイツチS2を介
して第1のスイツチS1と並列に接続されたコン
デンサである。S3は第2のスイツチS2とコン
デンサCaとの共通接続点Pに一端が接続された
第3のスイツチ、S41,S42は互いに同期し
て動作し、一端が抵抗R1と抵抗R2と共通接続
点に接続され分圧信号を取り出す一対の第4のス
イツチで、一方のスイツチS41の他端はOPア
ンプA1の他方の入力端(−)に接続され、他方
のスイツチS42の他端は第3のスイツチS3の
他端に接続されている。S51,S52は互いに
同期して動作し、一端が抵抗R2と抵抗R3との
共通接続点に接続され分圧信号を取り出す一対の
第5のスイツチで、一方のスイツチS51の他端
はOPアンプA1の他方の入力端(−)に接続さ
れ、他方のスイツチS52の他端は第3のスイツ
チS3の他端に接続されている。
SRは端子Tiとコモンとの間に接続された入力
リセツト用スイツチである。
(作用) 第4のスイツチ及び第5のスイツチは図示して
ない制御回路によつて入力信号Viの大きさに応
じて選択され駆動され、又、第1のスイツチ〜第
3のスイツチ及び入力リセツト用スイツチは所定
のシーケンスで駆動される。はじめに、コンデン
サCaにオフセツト電圧をチヤージし、計測時に
このチヤージ電圧を入力信号に加えることによつ
て第4、第5のスイツチのオン抵抗のバラツキに
よる誤差を補償する。
(実施例) 以下、図面を用いて本考案の実施例を詳細に説
明する。
第2図は、本考案の一実施例の構成接続図であ
る。ここでは、多点電流計測装置に使用した場合
を示している。
第2図において、第1図の各部分と同じものに
は同一符号を示す。図において、C1,C2,
…,Cnは各入力電流1,2,…,nを積
分するコンデンサ、S11,S21,…,Sn1
はサンプリングスイツチで、各コンデンサC1,
C2,…,Cnにチヤージされた入力信号を順次
サンプリングし、入力端子Tiに与える。破線で
囲んだ部分は本考案のオートゲインアンプで、第
1図の原理的な接続図と同じ構成となつている。
CPは入力端子Tiに印加される入力信号Viを入力
するゲイン決定用のコンパレータ、CNTはコン
パレータCPの出力に応じて第4、第5のスイツ
チS41,S42,S51,S52を選択して駆
動するスイツチ制御回路である。ADはOPアン
プA1の出力信号Voをデイジタル信号に変換す
るA/D変換器、CPUはこのデイジタル信号を
入力するコンピユータである。
このように構成した装置の動作を説明すれば、
以下の通りである。第3図はその動作の一例を示
すタイムシヤートである。aは装置全体の動作を
統括する同期信号で、これにより一連の計測がス
タートする。各サンプリングスイツチS11,S
21,…,Sn1はb,c,dに示すようなタイ
ミングで同期信号の1周期の間に順番に駆動され
る。
今、t1にサンプリングスイツチS11をbに
示すようにオンとし、コンデンサC1に貯えられ
た入力電流I1に応じた信号をサンプリングす
る。この信号はコンパレータCPに印加され、t
2の時点でゲインが決定され、スイツチ制御回路
CNTはコンパレータCPの出力に応じて第4又は
第5のスイツチS41,S42又はS51,S5
2のどちらかを決定し、hに示すように駆動す
る。続いて、サンプリングスイツチS11をbに
示すようにt2の時点でオフとし、e,gに示す
ように第1のスイツチS1、リセツトスイツチ
Sr、第3のスイツチS3をオンとする。この状
態では、入力信号Viは、第1のスイツチS1を
介してOPアンプA1の入力端(+)に印加され
る。又、OPアンプA1の出力電圧を分圧した信
号が、第4又は第5のスイツチ(レンジ変更スイ
ツチ)又、S41,S42又はS51,S52を
介してOPアンプA1の入力端(−)に印加され
ると共に、コンデンサCaの一端に印加される。
これによつて、コンデンサCaにはOPアンプA
1、第4又は第5のスイツチにて発生するオフセ
ツト電圧がチヤージされる。
続いて、t3の時点で、第1のスイツチS1、リ
セツトスイツチSr、第3のスイツチS3をe,
gに示すようにオフとすると共に、第2のスイツ
チS2をfに示すようにオンとし、更に、サンプ
リングスイツチS11をbに示すように再びオン
とし、t3の時点からt4の時点で、入力電流I1に
対応した入力信号Viの計測を行う。この状態で
は入力信号Viは、第2のスイツチS2、コンデ
ンサCaを介してOPアンプA1の入力端(+)に
印加され、又、分圧抵抗による分圧電圧は、一対
の第4、第5のスイツチの一方S41又はS51
を介してOPアンプA1の他方の入力端(−)に
帰還される。これによつて、t2−t3の間でコ
ンデンサCaに貯えられた信号分がt3−t4間
の計測時では入力信号に対してキヤンセルするよ
うに加算され、第4、第5の各スイツチのオン抵
抗のバラツキにより発生するゲイン誤差を補償す
る。
t4からt5の間は、第1のスイツチS1、リ
セツトスイツチSrをオン、第2のスイツチS2
をオンとすることによつて、コンデンサC1,
Caに貯えられた電荷を共に放電させ、リセツト
状態とする。
以後、同様の動作を入力電流I2,…,Inにつ
いても行なう。
第4図は、上述の説明におけるt2−t3間(オフ
セツトチヤージ時)での等価回路である。尚、こ
こでは簡単にするために分圧抵抗はR1,R2で
代表する。
分圧電圧Vcは、OPアンプA1の入力端子
(+),(−)間に生じるオフセツト電圧Vos1と、
帰還電流IBによつて第4又は第5のスイツチ間
に生じるオフセツト電圧Vos2の加算で、(4)式で
表わされる。
Vc=Vos1+Vos2 …(4) 第5図は、t3−t4間(計測時)での等価回
路である。この等価回路から、OPアンプA1の
出力電圧Voは(5)式の通りとなる。
Vo={Vi+(Vos1+Vos2) −(Vos1+Vos2)}・R1+R2/R1 =Vi・R1+R2/R1 …(5) (5)式から明らかなように、出力電圧VoはOPア
ンプA1やレンジ変更を行う第4、第5のスイツ
チの各オフセツト電圧による誤差の影響を受けな
い。
尚、上記の実施例は、アンプのゲインを入力信
号Viの大きさに応じて2段階に切換えるように
構成したものであるが、分圧抵抗を更に多数設
け、各分圧抵抗を帰還する第6、第7、…のスイ
ツチを設ければ、多数のゲイン切換えを行うこと
ができる。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案によれば、
OPアンプのオフセツト電圧及びバイアス電流に
よるレンジ変更用スイツチのオフセツト電圧等に
よる誤差を補償することができ、各レンジ間に誤
差のない、従つて、各レンジ間のリニアリテイが
良好なオートゲインアンプが実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の原理的な接続図、第2図は本
考案の一実施例の構成接続図、第3図は動作の一
例を示すタイムチヤート、第4図オフセツトチヤ
ージ時の第2図等価回路、第5図は計測時の第2
図等価回路、第6図は従来のオートゲインアンプ
の接続図である。 A1……OPアンプ、R1,R2,R3……分
圧抵抗、S1……第1のスイツチ、S2……第2
のスイツチ、S3……第3のスイツチ、S41,
S42……第4のスイツチ、S51,S52……
第5のスイツチ、Ca……コンデンサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 二つの入力端を備えたOPアンプと、 OPアンプの出力電圧を分圧する互いに直列に
    接続した分圧抵抗と、 入力信号が印加される入力端子と前記OPアン
    プの一方の入力端との間に接続された第1のスイ
    ツチと、 コンデンサを介して第1のスイツチと並列に接
    続された第2のスイツチと、 前記コンデンサと第2のスイツチとの共通接続
    点に一端が接続された第3のスイツチと、 互いに同期して動作し一端が分圧抵抗を構成し
    ている抵抗の共通接続点に接続された一対の第4
    のスイツチと、 互いに同期して動作し一端が分圧抵抗を構成し
    ている抵抗の共通接続点に接続され前記第4のス
    イツチと相補的にスイツチ制御される一対の第5
    のスイツチと、 前記入力端子とコモンとの間に接続された入力
    リセツト用スイツチとを備え、 前記各一対の第4、第5のスイツチにおいて、
    一方のスイツチの他端が前記OPアンプの他方の
    入力端にそれぞれ接続され、他方のスイツチの他
    端が前記第3のスイツチの他端にそれぞれ接続さ
    れ、 前記各スイツチは、分圧抵抗の共通接続点とオ
    ペアンプの他方の入力端とに接続されてオン状態
    になつている第4もしくは第5スイツチの両端に
    発生している電圧を前記コンデンサに供給する第
    1スイツチ状態と、前記入力端子に供給される信
    号と前記コンデンサに蓄えられた電圧とを前記オ
    ペアンプの一方の入力端子に印加する第2スイツ
    チ状態とを有するようにスイツチ制御されること
    を特徴とするオートゲインアンプ。
JP1987076932U 1987-05-22 1987-05-22 Expired - Lifetime JPH0526813Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59154808A (ja) * 1983-02-23 1984-09-03 Hitachi Ltd 増幅回路およびこれを用いた半導体集積回路装置

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