JPH0215128Y2 - - Google Patents
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- JPH0215128Y2 JPH0215128Y2 JP18338481U JP18338481U JPH0215128Y2 JP H0215128 Y2 JPH0215128 Y2 JP H0215128Y2 JP 18338481 U JP18338481 U JP 18338481U JP 18338481 U JP18338481 U JP 18338481U JP H0215128 Y2 JPH0215128 Y2 JP H0215128Y2
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- potentiometer
- voltage
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
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- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ポテンシヨメータを用いたアナログ
設定値出力回路の改良に関するものである。
設定値出力回路の改良に関するものである。
ポテンシヨメータを用いたアナログ設定値出力
回路としては、一定電圧が与えられたポテンシヨ
メータのスライドの位置を調節して、スライドの
位置に対応したアナログ設定電圧を得るようにし
たものが一般的である。このようなアナログ設定
値出力回路においては、ポテンシヨメータに一定
電圧を導く配線の抵抗が誤差として設定値に含ま
れるので、ポテンシヨメータの後段の回路におい
て、零点とスパンの調整が必要になる。
回路としては、一定電圧が与えられたポテンシヨ
メータのスライドの位置を調節して、スライドの
位置に対応したアナログ設定電圧を得るようにし
たものが一般的である。このようなアナログ設定
値出力回路においては、ポテンシヨメータに一定
電圧を導く配線の抵抗が誤差として設定値に含ま
れるので、ポテンシヨメータの後段の回路におい
て、零点とスパンの調整が必要になる。
本考案の目的は、ポテンシヨメータの配線抵抗
が誤差にならないアナログ設定値出力回路を提供
することにある。
が誤差にならないアナログ設定値出力回路を提供
することにある。
本考案は、ポテンシヨメータに一定電流を与え
この電流印加点とポテンシヨメータの摺動子の間
の電圧の差を増幅し、この増幅出力をリニアライ
ズするようにしたものである。
この電流印加点とポテンシヨメータの摺動子の間
の電圧の差を増幅し、この増幅出力をリニアライ
ズするようにしたものである。
以下、図面によつて本考案を詳細に説明する。
第1図は、本考案実施例の電気的構成図である。
第1図において、RSはポテンシヨメータ、1は
定電流源、A1,A2,A3は演算増幅器、FFはフリ
ツプ・フロツプ回路、S1,S2は切換スイツチであ
る。
第1図は、本考案実施例の電気的構成図である。
第1図において、RSはポテンシヨメータ、1は
定電流源、A1,A2,A3は演算増幅器、FFはフリ
ツプ・フロツプ回路、S1,S2は切換スイツチであ
る。
ポテンシヨメータRSには、それと同じ値の抵
抗RS 1が直列に接続され、この直列回路に定電流
源Iから電流が与えられる。ポテンシヨメータ
RSと定電流源Iの接続点の電圧は、入力抵抗R1
を通じて演算増幅器A1の負入力端子に与えられ、
ポテンシヨメータRSのスライドの電圧は演算増
幅器A1の正入力端子に与えられる。ポテンシヨ
メータRSの両端とスライドには、それぞれ配線
抵抗rが存在する。これら3つの配線抵抗rの値
は、互いにほぼ等しい。演算増幅器A1の負入力
端子と出力端子間には帰還抵抗R1 1が設けられ
る。帰還抵抗R1 1の値は入力抵抗R1に等しく定め
られている。
抗RS 1が直列に接続され、この直列回路に定電流
源Iから電流が与えられる。ポテンシヨメータ
RSと定電流源Iの接続点の電圧は、入力抵抗R1
を通じて演算増幅器A1の負入力端子に与えられ、
ポテンシヨメータRSのスライドの電圧は演算増
幅器A1の正入力端子に与えられる。ポテンシヨ
メータRSの両端とスライドには、それぞれ配線
抵抗rが存在する。これら3つの配線抵抗rの値
は、互いにほぼ等しい。演算増幅器A1の負入力
端子と出力端子間には帰還抵抗R1 1が設けられ
る。帰還抵抗R1 1の値は入力抵抗R1に等しく定め
られている。
演算増幅器A1の出力電圧は、抵抗R2を通じて
演算増幅器A2の正入力端子に与えられる。演算
増幅器A2の正入力端子は、抵抗R4を通じてコモ
ンに接続されている。抵抗R2,R4は分圧回路を
構成する。抵抗R2と抵抗R4に対しては、抵抗R3
が、切換スイツチS2の切換え動作にともなつて、
交互に並列接続される。切換スイツチS1の制御は
後述のフリツプ・フロツプ回路FFによつて行わ
れる。
演算増幅器A2の正入力端子に与えられる。演算
増幅器A2の正入力端子は、抵抗R4を通じてコモ
ンに接続されている。抵抗R2,R4は分圧回路を
構成する。抵抗R2と抵抗R4に対しては、抵抗R3
が、切換スイツチS2の切換え動作にともなつて、
交互に並列接続される。切換スイツチS1の制御は
後述のフリツプ・フロツプ回路FFによつて行わ
れる。
演算増幅器A2の負入力端子には、切換スイツ
チS1によつて交互に切換えられる基準電圧Vrefと
コモン電圧が、入力抵抗Rを通じて与えられる。
切換スイツチS1も、後述のフリツプ・フロツプ回
路FFによつて制御される。演算増幅器A2は、負
入力端子と出力端子の間に帰還用キパシタCが設
けられて、積分器を構成している。
チS1によつて交互に切換えられる基準電圧Vrefと
コモン電圧が、入力抵抗Rを通じて与えられる。
切換スイツチS1も、後述のフリツプ・フロツプ回
路FFによつて制御される。演算増幅器A2は、負
入力端子と出力端子の間に帰還用キパシタCが設
けられて、積分器を構成している。
演算増幅器A2の積分出力電圧は、演算増幅器
A3の負入力端子に与えられる。演算増幅器A3は、
正入力端子に基準電圧Vref 1が与えられ、この電
圧と負入力端子に与えられる電圧との差を増幅し
て出力する。演算増幅器A3は、ゲインがきわめ
て高い「裸」のままで用いられ、実質的に比較器
として動作する。
A3の負入力端子に与えられる。演算増幅器A3は、
正入力端子に基準電圧Vref 1が与えられ、この電
圧と負入力端子に与えられる電圧との差を増幅し
て出力する。演算増幅器A3は、ゲインがきわめ
て高い「裸」のままで用いられ、実質的に比較器
として動作する。
演算増幅器A3の出力信号は、フリツプ・フロ
ツプ回路FFにセツト信号として与えられる。フ
リツプ・フロツプ回路FFには、一定周期のクロ
ツク・パルスがリセツト信号として与えられる。
フリツプ・フロツプ回路FFの正相側の出力信号
が、切換スイツチS1,S2に制御信号として与えら
れる。切換スイツチS1は、フリツプ・フロツプ回
路FFの出力信号が「1」のときコモン側に投入
され、「0」のとき基準電圧Vrefの側に投入され
る。切換スイツチS2は、それとは逆に、「0」の
ときコモン側に投入され、「1」のとき演算増幅
器A1の出力端子の側に投入される。
ツプ回路FFにセツト信号として与えられる。フ
リツプ・フロツプ回路FFには、一定周期のクロ
ツク・パルスがリセツト信号として与えられる。
フリツプ・フロツプ回路FFの正相側の出力信号
が、切換スイツチS1,S2に制御信号として与えら
れる。切換スイツチS1は、フリツプ・フロツプ回
路FFの出力信号が「1」のときコモン側に投入
され、「0」のとき基準電圧Vrefの側に投入され
る。切換スイツチS2は、それとは逆に、「0」の
ときコモン側に投入され、「1」のとき演算増幅
器A1の出力端子の側に投入される。
このように構成された回路において、演算増幅
器A2,A3、フリツプ・フロツプ回路FF、および
切換スイツチS1からなる部分は、公知の積分形の
電圧/パルス幅変換回路を構成しており、第2図
のような動作により、演算増幅器A2の入力電圧
Vo1を、それに比例したパルス幅信号に変換す
る。
器A2,A3、フリツプ・フロツプ回路FF、および
切換スイツチS1からなる部分は、公知の積分形の
電圧/パルス幅変換回路を構成しており、第2図
のような動作により、演算増幅器A2の入力電圧
Vo1を、それに比例したパルス幅信号に変換す
る。
すなわち、フリツプ・フロツプ回路FFがクロ
ツク・パルスによつてリセツトされると、切換ス
イツチS1が基準電圧Vref側に投入されることによ
り、演算増幅器A2は、入力電圧Vo1と基準電圧
Vrefとの差の積分値を出力するが、基準電圧Vref
の値は入力電圧Vo1より大きく定められているの
で、積分出力が減少する。減少する積分出力が比
較の基準値Vref 1をよぎると、演算増幅器A3が出
力信号を生じてフリツプ・フロツプ回路FFをセ
ツトするので、それにつれて切換スイツチS1はコ
モン側に切換わり、基準電圧Vrefの入力が止めら
れる。これによつて積分出力は増加に転じるが、
やがてクロツク・パルスによつてフリツプ・フロ
ツプ回路FFがリセツトされて、基準電圧Vrefが
再び演算増幅器FFに入力されるとともに減少す
る。
ツク・パルスによつてリセツトされると、切換ス
イツチS1が基準電圧Vref側に投入されることによ
り、演算増幅器A2は、入力電圧Vo1と基準電圧
Vrefとの差の積分値を出力するが、基準電圧Vref
の値は入力電圧Vo1より大きく定められているの
で、積分出力が減少する。減少する積分出力が比
較の基準値Vref 1をよぎると、演算増幅器A3が出
力信号を生じてフリツプ・フロツプ回路FFをセ
ツトするので、それにつれて切換スイツチS1はコ
モン側に切換わり、基準電圧Vrefの入力が止めら
れる。これによつて積分出力は増加に転じるが、
やがてクロツク・パルスによつてフリツプ・フロ
ツプ回路FFがリセツトされて、基準電圧Vrefが
再び演算増幅器FFに入力されるとともに減少す
る。
このような動作をクロツク・パルスの周期Tで
繰返すとき、フリツプ・フロツプ回路FFのリセ
ツト状態の継続時間Toは、次のようにして求め
られる。
繰返すとき、フリツプ・フロツプ回路FFのリセ
ツト状態の継続時間Toは、次のようにして求め
られる。
すなわち、コンデンサCの充電電荷と放電電荷
が等しいことから、 Vref−Vo′/R・To=Vo′/R・(T−To) となり、この式より次に示す(1)式が得られる。
が等しいことから、 Vref−Vo′/R・To=Vo′/R・(T−To) となり、この式より次に示す(1)式が得られる。
To=Vo′/VrefT …(1)
このような電圧/パルス幅変換回路の入力電圧
Vo1は、ポテンシヨメータRSによつて設定され
る。すなわち、ポテンシヨメータRSの設定値が
演算増幅器A1で増幅され、抵抗R2,抵抗R3,抵
抗R4と切換スイツチS2からなる回路によつて補
正されて、入力電圧Vo1となる。
Vo1は、ポテンシヨメータRSによつて設定され
る。すなわち、ポテンシヨメータRSの設定値が
演算増幅器A1で増幅され、抵抗R2,抵抗R3,抵
抗R4と切換スイツチS2からなる回路によつて補
正されて、入力電圧Vo1となる。
ポテンシヨメータRSと定電流源Iと演算増幅
器A1からなる回路において、ポテンシヨメータ
RSの分圧比をx、ポテンシヨメータRSに流れる
電流をi1、ポテンシヨメータRSへの定電流印加点
における電圧をV1、演算増幅器A1の正入力端子、
負入力端子、出力端子における電圧をそれぞれ
V+,V-,Voとすると、次の諸式が成立する。
器A1からなる回路において、ポテンシヨメータ
RSの分圧比をx、ポテンシヨメータRSに流れる
電流をi1、ポテンシヨメータRSへの定電流印加点
における電圧をV1、演算増幅器A1の正入力端子、
負入力端子、出力端子における電圧をそれぞれ
V+,V-,Voとすると、次の諸式が成立する。
V1=i1(2r+2RS) …(2)
V+=i1(xRS+RS+r) …(3)
V1−V+/R1=V+−Vo/R1=I−i1 …(4)
ここで、(2)〜(4)式は次のようにして得られる。
まず、第1図で、電位V1の点→抵抗r→抵抗
Rs→抵抗r→抵抗Rs′の経路では、電流i1が流れ、
抵抗R2とRs′は抵抗値が等しいことから、キルヒ
ホツフの電圧則より、(2)式が得られる。
Rs→抵抗r→抵抗Rs′の経路では、電流i1が流れ、
抵抗R2とRs′は抵抗値が等しいことから、キルヒ
ホツフの電圧則より、(2)式が得られる。
また、第1図で、演算増幅器A1の入力インピ
ーダンスは十分大きいため、電流i1は演算増幅器
A1の非反転入力端子には流入しない。このため、
非反転入力端子のポテンシヨメータとの接続点で
も電位はV+になる。この接続点→抵抗XRs→抵
抗r→抵抗Rs′の経路では、電流i1が流れ、キル
ヒホツフの電圧則から(3)式が求められる。
ーダンスは十分大きいため、電流i1は演算増幅器
A1の非反転入力端子には流入しない。このため、
非反転入力端子のポテンシヨメータとの接続点で
も電位はV+になる。この接続点→抵抗XRs→抵
抗r→抵抗Rs′の経路では、電流i1が流れ、キル
ヒホツフの電圧則から(3)式が求められる。
さらに、キルヒホツフの電流則より、抵抗R1
には電流I−i1が流れる。抵抗R1の両端電圧か
ら、 V1−V+/R1=I−i1 となる。
には電流I−i1が流れる。抵抗R1の両端電圧か
ら、 V1−V+/R1=I−i1 となる。
演算増幅器A1の入力インピーダンスは十分大
きいため、抵抗R1を流れた電流I−i1は抵抗
R1′へ流入する。演算増幅器A1のイマジナル・シ
ヨートによりV+とV-は等しく、抵抗R1とR1′の
抵抗値が等しいことから、抵抗R1′では次式が成
立する。
きいため、抵抗R1を流れた電流I−i1は抵抗
R1′へ流入する。演算増幅器A1のイマジナル・シ
ヨートによりV+とV-は等しく、抵抗R1とR1′の
抵抗値が等しいことから、抵抗R1′では次式が成
立する。
V+−Vo/R1=I−i1
これらにより(4)式が成立する。
これらの式を解くと、演算増幅器A1の出力電
圧は Vo=2xRS/1+RS/R1(1−x)+r/R1 …(5) となる。ここで、抵抗R1の値を配線抵抗rより
もはるかに大きく定めると、実用上十分な精度
で、 Vo=2xRS/1+RS/R1(1−x) …(6) となり、配線抵抗rの影響を受けない。
圧は Vo=2xRS/1+RS/R1(1−x)+r/R1 …(5) となる。ここで、抵抗R1の値を配線抵抗rより
もはるかに大きく定めると、実用上十分な精度
で、 Vo=2xRS/1+RS/R1(1−x) …(6) となり、配線抵抗rの影響を受けない。
(6)式は、xに関して1次の分数関数であるか
ら、出力電圧Voはxの変化に対して非直線的に
変化する。そこで、抵抗R2,R3,R4および切換
スイツチS2からなる補正回路によつて非直線性の
補正を行う。
ら、出力電圧Voはxの変化に対して非直線的に
変化する。そこで、抵抗R2,R3,R4および切換
スイツチS2からなる補正回路によつて非直線性の
補正を行う。
(6)式は
Vo=Bx/A−x …(7)
という形をしているので、
補正回路の入力Voと出力Vo1の関係を
Vo′=DVo/B+Vo …(8)
とすることができれば、
Vo′=D/Ax …(9)
のように、xに対して直線的に変化する出力電圧
が得られる。
が得られる。
補正回路においては、切換スイツチS2が、電
圧/パルス幅変換回路の切換スイツチS1と同期し
て、クロツク・パルスの1周期TのうちTo時間
は接点0側に投じられ、T−To時間は接点1側
に投じられるので、補正回路の出力電圧Vo1は、
1周期Tにおける平均値で与えられる。したがつ
て、出力電圧Vo1は次式で与えられる。
圧/パルス幅変換回路の切換スイツチS1と同期し
て、クロツク・パルスの1周期TのうちTo時間
は接点0側に投じられ、T−To時間は接点1側
に投じられるので、補正回路の出力電圧Vo1は、
1周期Tにおける平均値で与えられる。したがつ
て、出力電圧Vo1は次式で与えられる。
Vo′=To/TVoA1+T−To/TVoB1 …(10)
ここで、
A′=R3R4/R2+R3R4
B′=R4/R2R3+R4
またここで、前記(1)式より
To=Vo1/VrefT
であるから、(10)式は
Vo′=Vo′/Vref・VoA′+(1−Vo′/Vref)
・VoB′ …(11)
∴VO′=VOB′/1+B′−A′/Vref.Vo …(12)
となつて、(8)式と同形式の関係が成立する。した
がつて、補正回路の出力電圧Vo′は、ポテンシヨ
メータRSのスライド位置xに対応して直線的に
変化する。またこの電圧を入力とする電圧/パル
ス幅変換回路のパルス幅出力信号もxに対応して
直線的に変化する。出力信号には、ポテンシヨメ
ータの配線抵抗による誤差分は含まれない。
がつて、補正回路の出力電圧Vo′は、ポテンシヨ
メータRSのスライド位置xに対応して直線的に
変化する。またこの電圧を入力とする電圧/パル
ス幅変換回路のパルス幅出力信号もxに対応して
直線的に変化する。出力信号には、ポテンシヨメ
ータの配線抵抗による誤差分は含まれない。
演算増幅器A1においては、負入力端子とコモ
ンの間に抵抗を設けるようにしてもよい。この例
を第3図に示す。第3図のようにした場合、ポテ
ンシヨメータRSの配線抵抗rによる誤差分を除
くために、負入力端子をコモンに導く抵抗mR1
と入力抵抗R1と帰還抵抗nR1との間にある関係を
定める必要がある。その関係を示せば、次のとお
りである。
ンの間に抵抗を設けるようにしてもよい。この例
を第3図に示す。第3図のようにした場合、ポテ
ンシヨメータRSの配線抵抗rによる誤差分を除
くために、負入力端子をコモンに導く抵抗mR1
と入力抵抗R1と帰還抵抗nR1との間にある関係を
定める必要がある。その関係を示せば、次のとお
りである。
演算増幅器A1の入出力に関して次の各式が成
立する。
立する。
Vo=(1+nR1/R1mR1)V+−(nR1/R1)V- …(13)
V+=i1(xRS+RS+r) …(14)
V-=i1(2RS+2r) …(15)
ここで、(13)式の右辺第1項は、演算増幅器A1
の非反転入力端子には信号V+が与えられ、反転
入力端子には一端がコモンに接続された抵抗R1
およびmR1が接続され、反転入力端子と出力端
子の間に抵抗nR1が接続された非反転形帰還回路
から得られた出力である。
の非反転入力端子には信号V+が与えられ、反転
入力端子には一端がコモンに接続された抵抗R1
およびmR1が接続され、反転入力端子と出力端
子の間に抵抗nR1が接続された非反転形帰還回路
から得られた出力である。
また、(13)式の右辺第2項は、演算増幅器A1の
反転入力端子には信号V-が与えられ、反転入力
端子と出力端子の間に抵抗nR1が接続された反転
形帰還回路から得られた出力である。
反転入力端子には信号V-が与えられ、反転入力
端子と出力端子の間に抵抗nR1が接続された反転
形帰還回路から得られた出力である。
(13)式は、非反転形帰還回路と反転形帰還回路
から得られた出力を重ね合わせることによつて求
められたものである。
から得られた出力を重ね合わせることによつて求
められたものである。
第3図で、演算増幅器A1の入力インピーダン
スは十分大きいため、電流i1は演算増幅器A1の非
反転入力端子には流入しない。このため、非反転
入力端子のポテンシヨメータとの接続点でも電位
はV+になる。この接続点→抵抗XRs→抵抗r→
抵抗Rs′の経路では、電流i1が流れ、キルヒホツ
フの電圧則から(14)式が求められる。
スは十分大きいため、電流i1は演算増幅器A1の非
反転入力端子には流入しない。このため、非反転
入力端子のポテンシヨメータとの接続点でも電位
はV+になる。この接続点→抵抗XRs→抵抗r→
抵抗Rs′の経路では、電流i1が流れ、キルヒホツ
フの電圧則から(14)式が求められる。
また、第3図で、電位V-の点→抵抗r→抵抗
Rs′→抵抗r→抵抗Rs′の経路では、電流i1が流れ
ることから、キルヒホツフの電圧則より、(15)式
が得られる。
Rs′→抵抗r→抵抗Rs′の経路では、電流i1が流れ
ることから、キルヒホツフの電圧則より、(15)式
が得られる。
(13)式に(14),(15)式を代入して、rの項だけ抽
出すると、 (1+nR1/R1R1)r−(nR1/R1)2r …(16) という項が得られる。配線抵抗rによる誤差分を
除くためには、(16)式の値を零にすればよい。し
たがつて、 1+n/m=n …(17) の関係を満足すればよいことになる。第1図の実
施例は、第3図においてm=∞,n=1とした特
殊な例である。
出すると、 (1+nR1/R1R1)r−(nR1/R1)2r …(16) という項が得られる。配線抵抗rによる誤差分を
除くためには、(16)式の値を零にすればよい。し
たがつて、 1+n/m=n …(17) の関係を満足すればよいことになる。第1図の実
施例は、第3図においてm=∞,n=1とした特
殊な例である。
ポテンシヨメータRSには、その下端に抵抗を
接続してゼロエレベーシヨンを行うことがある
が、そのような場合に、スライド位置xに比例し
た設定出力を得たいときは、スライド抵抗RSの
上端にも同じ値の抵抗を接続すればよい。この例
を第4図に示す。
接続してゼロエレベーシヨンを行うことがある
が、そのような場合に、スライド位置xに比例し
た設定出力を得たいときは、スライド抵抗RSの
上端にも同じ値の抵抗を接続すればよい。この例
を第4図に示す。
ここで、第2図の波形と(1)〜(17)式の関係を説
明する。
明する。
(2)〜(17)式は、ポテンシヨメータのスライド位
置xに比例して電圧Vo′を変化させるための動作
を説明した式である。
置xに比例して電圧Vo′を変化させるための動作
を説明した式である。
この電圧Vo′を電圧の大きさに応じた時間幅
Toに変換する電圧/パルス幅変換回路の信号波
形を示したものが第2図の波形である。従つて、
(2)〜(17)式は電圧/パルス幅変換回路の前段の回
路における動作を説明したものである。
Toに変換する電圧/パルス幅変換回路の信号波
形を示したものが第2図の波形である。従つて、
(2)〜(17)式は電圧/パルス幅変換回路の前段の回
路における動作を説明したものである。
(1)式は、電圧/パルス幅変換回路の入出力の関
係を示したもので、第2図におけるFFの信号の
時間Toを表わしている。
係を示したもので、第2図におけるFFの信号の
時間Toを表わしている。
第1図は、本考案実施例の電気的構成図、第2
図は、第1図の装置の動作説明図、第3図および
第4図は、本考案の他の実施例の電気的接続図で
ある。 RS……ポテンシヨメータ、1……定電流源、
A1,A2,A3……演算増幅器、FF……フリツプ・
フロツプ回路、S1,S2……切換スイツチ。
図は、第1図の装置の動作説明図、第3図および
第4図は、本考案の他の実施例の電気的接続図で
ある。 RS……ポテンシヨメータ、1……定電流源、
A1,A2,A3……演算増幅器、FF……フリツプ・
フロツプ回路、S1,S2……切換スイツチ。
Claims (1)
- ポテンシヨメータ、このポテンシヨメータの抵
抗値と等しい値を持ちポテンシヨメータの一端を
コモンに導く直列抵抗、ポテンシヨメータの他端
からポテンシヨメータとその直列抵抗に電流を流
す定電流源、ポテンシヨメータのスライドの電圧
が正入力端子に与えられ、ポテンシヨメータに対
する定電流印加点の電圧がポテンシヨメータの配
線抵抗よりはるかに値が大きい入力抵抗を通じて
負入力端子に与えられ、負入力端子が入力抵抗の
m倍の値であつてこのmが無限大でありうる抵抗
を通じてコモンに接続され、負入力端子と出力端
子が入力抵抗のn倍の値の帰還抵抗によつて接続
されかつmとnの間に1+n/m=nの関係が規
定された演算増幅器、この演算増幅器の出力端子
とコモンの間に設けられた抵抗分圧回路、この抵
抗分圧回路の出力電圧を一定周期のパルス幅信号
に変換する積分形の電圧/パルス幅変換回路、お
よび、この電圧/パルス幅信号変換回路のパルス
幅出力信号によつて制御され、前記抵抗分圧回路
の分圧点を、被変換電圧に対応するパルス幅の継
続期間中は抵抗を通じてコモンに接続し残りの期
間中は同じ抵抗を通じて演算増幅器の出力端子側
に接続する切換スイツチを具備するポテンシヨメ
ータを用いたアナログ設定値出力回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18338481U JPS5890089U (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | ポテンショメータを用いたアナログ設定値出力回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18338481U JPS5890089U (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | ポテンショメータを用いたアナログ設定値出力回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5890089U JPS5890089U (ja) | 1983-06-18 |
JPH0215128Y2 true JPH0215128Y2 (ja) | 1990-04-24 |
Family
ID=29982595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18338481U Granted JPS5890089U (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | ポテンショメータを用いたアナログ設定値出力回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5890089U (ja) |
-
1981
- 1981-12-09 JP JP18338481U patent/JPS5890089U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5890089U (ja) | 1983-06-18 |
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