JPH0526795Y2 - - Google Patents

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JPH0526795Y2
JPH0526795Y2 JP586787U JP586787U JPH0526795Y2 JP H0526795 Y2 JPH0526795 Y2 JP H0526795Y2 JP 586787 U JP586787 U JP 586787U JP 586787 U JP586787 U JP 586787U JP H0526795 Y2 JPH0526795 Y2 JP H0526795Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は電子機器等に使用されるプリント基板
取付装置に関するものである。
従来の技術 近年、民生用電子機器等において小型化が進ん
でいる。その対応策として、プリント基板の取付
け構成においては、プリント基板の基板面上にあ
る空間を利用する立体組立て構成を取るようにな
つている。
第4図は従来のプリント基板取付装置を示す側
面図を示すものである。
図において、プリント基板1の基板面に接続装
置2を固着し、その接続装置2に前記プリント基
板1の基板面に対し垂直に配設するプリント基板
3の下端部4が挿入され、かつ保持されることに
より前記プリント基板1と前記プリント基板3は
電気的にも接続されている。そして前記プリント
基板3の上端部5は貫通されたビス6にてシヤー
シ7にビス止めされている。又、プリント基板8
は前記プリント基板3の基板面に対向して配設さ
れるように、前記プリント基板8の下端部9は前
記プリント基板1の基板面に固着された接続装置
10に挿入されることにより、前記プリント基板
8は前記接続装置10に保持され、かつ前記プリ
ント基板8と前記プリント基板1の電気的接続が
なされている。又、プリント基板8の基板面には
端子状の接続部11とその接続部11の保護や保
持を行なう合成樹脂からなる筐体12とよりなる
接続装置13を固定し、そしてプリント基板3の
基板面には接続線14の一端を接続し、その接続
線14の他端には前記接続装置13に係合される
接続装置17を設け、接続装置13と接続装置1
7を結合させることによりプリント基板8とプリ
ント基板3を電気接続している。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら上記構成では、プリント基板3と
プリント基板8の対向した面に配設された電子部
品等の取替えや調整作業を行なう時に、接続装置
13より接続装置17を取外すとともに、少なく
とも接続装置10よりプリント基板8の下端部9
を取外すことを行わなければならないため作業性
が悪く、又、プリント基板1とプリント基板8と
を着脱可能に接続するための一対の接続装置1
3,17を必要とするためコストが高くなるもの
であつた。
本考案はかかる点に鑑み、作業性の向上とコス
トの低減を図るプリント基板取付装置を提供する
ことを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本考案のプリント基板取付装置は、第1のプリ
ント基板21の基板面に対し第2のプリント基板
22を垂直に配設し、第3のプリント板27を弾
性変形可能なリード端子28により、その第3の
プリント板27の基板面が前記第2のプリント基
板22の基板面に並行して近接対向する第1の位
置と、離反した第2の位置との間を前記リード端
子28の弾性変形によつてそのリード端子28を
回動支点として回動可能に前記第1のプリント基
板21の基板面に接続するとともに、前記第3の
プリント基板27の前記第1の位置と第2の位置
との間の移動にともなつて互いに電気的および機
械的に結合離脱される接続装置32,33の一方
の接続装置32を、前記第2のプリント基板22
の基板面に、他方の接続装置33を第3のプリン
ト基板27の基板面にそれぞれ固着したものであ
る。
作 用 本考案は上記した構成により、弾性変形可能な
リード端子にて第1のプリント基板と接続された
第3のプリント基板は、前記リード端子の弾性変
形を利用して前記リード端子を回転支点として回
動せしめることができるため、第3のプリント基
板の基板面及び第2のプリント基板の基板面にそ
れぞれ直接固着された接続装置が、前記第3のプ
リント基板の基板面と第2のプリント基板の基板
面とが近接対向した第1の位置にて電気的及び機
械的に結合した状態と、前記第3のプリント基板
の基板面と第2のプリント基板の基板面とが離反
した第2の位置にて電気的及び機械的に離脱した
状態に容易に移行できるので、前記第2のプリン
ト基板と第3のプリント基板に設けられた電子部
品等の取替えや調整作業等が容易となり、又、前
記接続装置の取付位置が前記第2及び第3のプリ
ント基板の周辺に限定されることがなくなる。更
に、前記第1のプリント基板と前記第3のプリン
ト基板との電気的接続に前記弾性変形可能なリー
ド端子を使用するため第4図の従来例に示したよ
うに、着脱可能な接続装置10を使用する場合に
比べ、コストを低減することができる。
実施例 以下本考案の一実施例のプリント基板取付装置
について、第1図〜第3図を参照して説明する。
図において、プリント基板21の基板面に対し
垂直にプリント基板22が配設されている。この
プリント基板22の外周四辺に沿つてブリキ等か
らなる外枠23が設けられている。この外枠23
の前記プリント基板21の方向に突出するように
設けられた複数の突片24は前記プリント基板2
1を貫通するとともに、半田25にて前記プリン
ト基板21に取付けられている。その結果、前記
プリント基板22は前記プリント基板21に固定
される。又、前記プリント基板22と前記プリン
ト基板21は、塑性変形するL字形の複数本のリ
ード端子26にて接続され、その各端部がそれぞ
れ半田25にて取付けられることにより、電気接
続される。又、前記プリント基板21の基板面上
には第1図に示すように前記プリント基板22の
基板面と基板面を並行して近接対向する位置にプ
リント基板27が配設されている。そして、前記
プリント基板21と前記プリント基板27は、弾
性変形可能なリン青銅等より形成された複数本の
リード端子28にて接続され、その各端部はそれ
ぞれ半田25にて取付けられている。そのリード
端子28はL字状に屈曲されており、その屈曲部
と前記プリント基板21側の先端近傍にはそれぞ
れ非絶縁性の合成樹脂からなる位置規制部材2
9,30が一体に成形されている。そして、プリ
ント基板27の基板面に前記位置規制部材29の
面を当接させるとともに、プリント基板21の基
板面に前記位置規制部材30の面を当接させるこ
とにより、プリント基板27やプリント基板21
に設けられた導電箔の箔浮き防止等を行なつてい
る。又、前記リード端子28の前記位置規制部材
29と前記位置規制部材30の間には半円形状等
の形状からなる湾曲部31を形成し、前記リード
端子28の弾性変形をより容易にしている。又、
前記プリント基板27と前記プリント基板22の
対向する各基板面には互いに対向し、かつ、電気
的及び機械的に結合離脱される接続装置32と接
続装置33がそれぞれ固着され、前記プリント基
板27と前記プリント基板22との電気接続を行
なつている。更に、前記接続装置32に、先端部
にアンダーカツト状の爪部34を有した係止片3
5を前記接続装置33の方向へ延設し、その爪部
34を他方の接続装置33に設けられた凹形状の
係止部36と係合することにより、前記接続装置
32と前記接続装置33の結合関係が保持されて
いる。又、前記プリント基板27の外周四辺に沿
つて配設されたブリキ等からなる外枠37の上部
面より延設した取付片38を、ビス39にて前記
プリント基板22の外枠23の上部面に螺止する
ことにより、前記接続装置32と前記接続装置3
3の結合関係の保持等を強化している。
上記のように構成されたプリント基板取付装置
において、前記プリント基板22や前記プリント
基板27に取付けられた電子部品等の取外しや調
整作業を行なう場合には、ビス39を取外し、そ
して、弾性変形可能なリード端子を回転支点とし
て弾性変形させて、前記プリント基板27を前記
プリント基板22より離れさせる方向に回動させ
ながら、前記接続装置32と前記接続装置33の
結合を解除して離脱させる。そして、前記回動を
進行させると前記プリント基板22と前記プリン
ト基板27の間の空間部40が広がり、作業可能
となる。第2図は、前記プリント基板27が回転
した一過程を示している。
考案の効果 以上のように本考案のプリント基板取付装置
は、第1のプリント基板21の基板面に対し第2
のプリント基板22を垂直に配設し、第3のプリ
ント板27を弾性変形可能なリード端子28によ
り、その第3のプリント板27の基板面が前記第
2のプリント基板22の基板面に並行して近接対
向する第1の位置と、離反した第2の位置との間
を前記リード端子28の弾性変形によつてそのリ
ード端子28を回動支点として回動可能に前記第
1のプリント基板21の基板面に接続するととも
に、前記第3のプリント基板27の前記第1の位
置と第2の位置との間の移動にともなつて互いに
電気的及び機械的に結合離脱される接続装置3
2,33の一方の接続装置32を、前記第2のプ
リント基板22の基板面に、他方の接続装置33
を第3のプリント基板27の基板面にそれぞれ固
着したものであり、前記第2のプリント基板22
や第3のプリント基板27に取付けられた電子部
品の取外しや調整は、従来のように一方の第3の
プリント基板27を取外すことなく、前記リード
端子の弾性変形を利用して第3のプリント基板2
7を回動せしめればよいため、電子部品の取替え
あるいは調整作業は容易になるものである。
さらに、前記第2のプリント基板22と第3の
プリント基板27とを電気的及び機械的に結合離
脱させる一対の接続装置32,33は、前記第2
のプリント基板22の回動にともなつて結合離脱
するように構成してあるため、前記の電子部品の
取替えあるいは調整作業は容易になるものであ
る。また、一対の接続装置32,33は、前記第
2のプリント基板22と第3のプリント基板27
とにそれぞれ直接固定されているため、その取付
け時の作業性も良くなるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案における一実施例のプリント
基板取付装置の断側面図、第2図は同装置の動き
の一過程を示す要部断側面図、第3図は同装置の
斜視図、第4図は従来のプリント基板取付装置の
側面図である。 21,22,27……プリント基板、28……
リード端子、29,30……位置規制部材、31
……湾曲面、32,33……接続装置。34……
爪部、35……係止片、36……係止部、40…
…空間部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1のプリント基板21の基板面に対し第2の
    プリント基板22を垂直に配設し、第3のプリン
    ト板27を弾性変形可能なリード端子28によ
    り、その第3のプリント板27の基板面が前記第
    2のプリント基板22の基板面に並行して近接対
    向する第1の位置と、離反した第2の位置との間
    を前記リード端子28の弾性変形によつてそのリ
    ード端子28を回動支点として回動可能に前記第
    1のプリント基板21の基板面に接続するととも
    に、前記第3のプリント基板27の前記第1の位
    置と第2の位置との間の移動にともなつて互いに
    電気的および機械的に結合離脱される接続装置3
    2,33の一方の接続装置32を、前記第2のプ
    リント基板22の基板面に、他方の接続装置33
    を第3のプリント基板27の基板面にそれぞれ固
    着したプリント基板取付装置。
JP586787U 1987-01-19 1987-01-19 Expired - Lifetime JPH0526795Y2 (ja)

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JPS63114085U JPS63114085U (ja) 1988-07-22
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