JPH05267923A - スロットアンテナ - Google Patents

スロットアンテナ

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JPH05267923A
JPH05267923A JP9333292A JP9333292A JPH05267923A JP H05267923 A JPH05267923 A JP H05267923A JP 9333292 A JP9333292 A JP 9333292A JP 9333292 A JP9333292 A JP 9333292A JP H05267923 A JPH05267923 A JP H05267923A
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circularly polarized
antenna
conductor
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Kyohei Fujimoto
京平 藤本
Kazuhiro Hirasawa
一紘 平沢
Hisashi Morishita
久 森下
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KOKUSAI KAGAKU SHINKO ZAIDAN
Original Assignee
KOKUSAI KAGAKU SHINKO ZAIDAN
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 広帯域アンテナを提供する。更に短絡部の位
置を選定することにより右旋円偏波と左旋円偏波の一方
を選択的に放射、受信できるアンテナを提供する。 【構成】 スロット12の形状を環状とし、スロット1
2の所定位置にスロット12の両側の導体10a,10
bを短絡する手段16を設け、かつスロット12の周囲
長を1.5波長としている。又、短絡手段16の位置を
給電部14を0°として反時計方向に90°又は270
°進んだ位置に設けることにより、右旋、左旋の両円偏
波の一方を任意に選択する構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアンテナに関し、特に導
体板にスロットを設けたスロットアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】導体板にスロットを設け、その両側の導
体に給電線を接続するスロットアンテナが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のスロット
アンテナは帯域幅が使用周波数の数%程度であり狭帯域
であった。又、円偏波の放射、受信をすることが可能で
あるという確認はされていない。従って、本発明は広帯
域でかつ、円偏波の放射、受信のできるスロットアンテ
ナを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】従って本発明は、上記目
的を達成するためにスロットの形状を環状とし、スロッ
トを構成する導体板の一方の側に空洞を設け、スロット
の所定位置においてスロットの両側の導体部を短絡する
手段を設け、かつこのスロットの周囲長を1.5波長に
設定している。更に本発明によれば、円偏波の発生のた
めに短絡する手段の位置を給電部を0°としたとき、反
時計方向に90°又は270°進んだ位置に設定する
か、あるいは空洞の半径、深さ、スロットの半径、幅等
のパラメータとの関係で、短絡する手段の位置を選定し
ている。
【0005】
【実施例】以下図面と共に本発明の実施例について説明
する。図1は本発明のスロットアンテナの1実施例を示
す斜視図である。導体板10に環状のスロット12が設
けられている。導体板10としては銅板やアルミ板等を
用いることができる。導体板の厚さは例えば1mm乃至1
0mmに選定することができる。スロット12の幅Wは使
用波長より十分小さい寸法であればよい。通常数十分の
1波長乃至百分の1波長とする。本実施例では波長をλ
として、λ/30とした。ただし、後述するように、円
偏波発生のために、スロット12の幅Wを他のパラメー
タとの関係で選定する必要がある場合もある。図2は図
1の実施例の断面図であり、スロット12の径より大き
い誘電体板18を導体板10の一方の面に接着した様子
を示している。すなわち、この誘電体板18によってス
ロット12の内側の導体板10aが外側の導体板10b
に対して固定、支持されている。もっとも後述する給電
部及び短絡部の構造によっては、内側の導体板10aが
十分に外側の導体板10bに対して支持されるので、そ
の場合は、かかる誘電体板18は不要である。誘電体板
18を用いる場合は、アンテナの特性への影響を考慮
し、誘電体損失の少なく、かつできるだけ薄いものを用
いる必要がある。スロット12を構成している導体板1
0の一方の側、すなわち図2における導体10の下方に
はスロット12に連通する空洞(キャビティー)19A
を構成する導体部19Bが設けられている。この導体部
19Bも導体板10と同様の材料で構成することがで
き、その形状は円筒形であることが好ましい。
【0006】図1において14は給電部であり、16は
短絡部である。給電線としては、同軸ケーブルや平行2
線を用いることができる。図3は同軸ケーブル20を用
いた場合の給電部14の構造を示す断面図である。すな
わち、同軸ケーブル20の中心導体とシールド導体がそ
れぞれ半田付部20a,20bによってスロット12の
両側の導体10a,10bに接続されている。
【0007】図4,図5はそれぞれ短絡部16の2つの
態様を示す斜視図である。図4は細線(ワイヤ)22を
用いて半田付部22a,22bを介して2つの導体10
a,10b短絡している様子を示している。又図5は細
片(ストリップ)24を用いて半田付部24a,24b
を介して2つの導体10a,10bを短絡している様子
を示している。なお高周波では短絡部の形状によっては
実効インピーダンスが無視できなくなることもあるの
で、細片を用いる場合、その幅は1mm乃至数mmとするこ
とが望ましい。
【0008】図1のスロット12は前述のように環状で
あり、好ましくは円形である。更にその円周、すなわち
スロット12の周囲長は1.5波長に選定される。ここ
で周囲長とは図6に模式的に示すように、スロット12
の円の中心0からスロット12の幅の中心(図中1点鎖
線で示す)までの距離を半径rとしたときの2πrに相
当する距離である。このように本発明のスロットアンテ
ナは環状スロット12の周囲長を1.5波長に選定し、
かつスロット12の両側の導体板10a,10bを所定
位置にて短絡したものであり、この構成により、従来の
スロットアンテナに比して10%近い広帯域化を図るこ
とが可能となった。
【0009】図1の実施例では短絡部16は給電部14
に対して任意の位置に設けられているが、所定の位置に
設けることによって円偏波を放射することができる。図
7はこの様子を示す模式図である。スロット12の中心
0が給電部14を臨む角を0°としたとき、スロット1
2に沿って反時計方向に90°進んだ位置26又は同じ
く270°進んだ位置28に短絡部16を設けることが
できる。すなわち給電部14からの進角αが90°の位
置26付近に短絡部16を設けると、右旋円偏波を放射
することができ、同じく進角が270°の位置28付近
に短絡部16を設けると、左旋円偏波を放射することが
できる。なお、かかる右旋又は左旋の円偏波の放射の前
提として前述のスロット12の周囲長が1.5波長に選
定されていることが必要である。
【0010】上述のように短絡部16の位置をα=90
°又はα=270°付近のいずれかに選定することによ
り右旋円偏波と左旋円偏波を任意に選ぶことができる。
しかし、図4又は図5に示すようにワイヤ22やストリ
ップ24を半田付で取り付けた構成では、α=90°と
α=270°すなわち図7の位置26と28のいずれか
一方を任意に選択すること、すなわち、両者を切り替え
て使用することはできない。従って位置26と28を切
り替えて使用するためには固定的短絡ではなく、スイッ
チングによって切り替える必要がある。
【0011】図8はかかるα=90°とα=270°の
切り替えを行う構成の一例を示す模式図である。すなわ
ち図7の位置26と28の双方にダイオードD1 ,D
2 、コンデンサC1 ,C2 、チョークコイルL1 ,L2
からなる短絡接続部16a,16bを設け、高周波阻止
用のチョークコイルL1 ,L2 の一端をスイッチSWで
選択的に電池Bを介して接地するようにしている。なお
コンデンサC1 ,C2 は直流阻止用である。従ってスイ
ッチSWを切り替えることによってα=90°とα=2
70°の選択が可能となり、必要に応じて短絡位置を図
7の26と28の一方に設定できる。
【0012】このように短絡部16をα=90°とα=
270°の一方に自由に設定できるので、例えば放送の
受信に際しては、当該放送の電波の偏波に合わせてα=
90°とα=270°の一方を選択することができる。
図9は図1に示したスロットアンテナを2次元的にマト
リックス状に配列してアレイ化したアンテナを示す斜視
図である。例えば欧州においては国によって放送の偏波
が異なるので、隣接国の放送を受信するときには、必要
に応じて右旋、左旋の円偏波を切り替えて使用すること
ができる。
【0013】上記実施例では短絡部16をα=90゜又
はα=270゜のいずれかに選定したが、短絡部16は
上記2つの角度以外の位置に設けた場合であっても、図
2に示す空洞19Bの半径R及び深さも、スロット12
の半径a、及び幅b、更に図7に示す短絡部16の給電
部14からの進角αを適当に選択することにより、円偏
波を発生することができる。具体的にどのように選択す
るかは、実験により各パラメータを変えてデータを集め
ることにより容易に行える。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
るスロットアンテナでは、スロットを環状にすると共
に、スロットの周囲長を1.5波長とし、スロットの両
側を所定位置で短絡する短絡部を設けることにより、従
来のスロットアンテナに比べて広帯域化される。更に、
短絡部を給電部から反時計方向に90°の位置又は27
0°の位置に選ぶことにより、所望の円偏波の放射又は
受信を行うことができる。更に、短絡部の位置が上記9
0゜又は270゜の位置でなくても、空洞の半径及び深
さ、スロットの半径及び幅更に短絡部の給電部からの進
角を適に選択することにより、円偏波を発生することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスロットアンテナの1実施例を示す斜
視図である。
【図2】図1の実施例の断面図である。
【図3】同軸ケーブルを用いた場合の給電部の構造を示
す断面図である。
【図4】短絡部としてワイヤを用いた例を示す斜視図で
ある。
【図5】短絡部としてストリップを用いた例を示す斜視
図である。
【図6】スロットの周囲長を説明するための模式図であ
る。
【図7】短絡部の位置の選択を説明するための模式図で
ある。
【図8】短絡位置を切り替えるための構成を示す模式図
である。
【図9】本発明のスロットアンテナを2次元マトリクス
状に配列してアレイ化した様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 導体板 10a 内側の導体板 10b 外側の導体板 12 スロット 14 給電部 16 短絡部 16a,16b 短絡接続部 18 誘電体板 19A 導体部 19B 空洞 20 同軸ケーブル 20a,20b,22a,22b,24a,24b 半
田付部 22 細線(ワイヤ) 24 細片(ストリップ) 26 α=90°の位置 28 α=270°の位置 B 電池 C1 ,C2 コンデンサ D1 ,D2 ダイオード L1 ,L2 チョークコイル r スロットの半径 R 空洞の半径 SW スイッチ t 空洞の深さ W スロットの幅

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体板にスロットを設け、前記スロット
    の両側の導体部に給電線を接続するスロットアンテナに
    おいて、前記スロットの形状を環状とし、前記導体板の
    一方の側にあって前記スロットに連通する空洞を構成す
    るための導体部を設け、前記スロットの所定位置におい
    て前記スロットの両側の導体部を短絡する手段を設け、
    かつ前記スロットの周囲長を1.5波長としたことを特
    徴とするスロットアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記スロットへ前記給電線を接続する給
    電部を前記環状のスロットの中心が臨む角を0°とした
    とき、前記スロットに沿って反時計方向の角度が90°
    又は270°の位置に前記短絡する手段を設けた請求項
    1記載のスロットアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記スロットへ前記給電線を接続する給
    電点を前記環状のスロットの中心が臨む角を0°とした
    とき、前記スロットに沿って反時計方向の角度が90°
    の位置及び270°の位置においてそれぞれ前記短絡す
    る手段を設けると共に、これら2つの短絡する手段の一
    方のみが短絡状態となり、他方が非短絡状態となるよう
    に制御する短絡部選択手段を設けた請求項1記載のスロ
    ットアンテナ。
  4. 【請求項4】 前記空洞の半径及び深さ、前記スロット
    の半径及び幅、更に前記給電部の位置を円偏波が発生す
    るよう選択した請求項1記載のスロットアンテナ。
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