JPH05267528A - 板状物はんだ処理装置 - Google Patents

板状物はんだ処理装置

Info

Publication number
JPH05267528A
JPH05267528A JP6308392A JP6308392A JPH05267528A JP H05267528 A JPH05267528 A JP H05267528A JP 6308392 A JP6308392 A JP 6308392A JP 6308392 A JP6308392 A JP 6308392A JP H05267528 A JPH05267528 A JP H05267528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solder
plate
work
lead
lead frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6308392A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Iwasaki
清一 岩崎
Yasuhiro Koyama
泰弘 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6308392A priority Critical patent/JPH05267528A/ja
Publication of JPH05267528A publication Critical patent/JPH05267528A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating With Molten Metal (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 はんだブリッジの発生を防止する。 【構成】 上側ブロック28と下側ブロック24とが対
向されて、その対向面間にはんだ保持空間部27が形成
されており、このはんだ保持空間部27に板状物15が
通されて、空間部27に保持されたはんだ22が板状物
15に被着されるはんだ処理装置21において、上側ブ
ロック28および下側ブロック24の対向面に板状物の
はんだ被膜16の形成領域を中断させる逃げ凹部31、
32が没設されている。 【効果】 逃げ凹部においてはんだ被膜の形成が中断さ
れるため、板状物の空所におけるはんだブリッジ(連な
り)の発生が未然に防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、はんだ処理技術、特
に、板状物の表裏面にはんだ被膜をコーティングする技
術に関し、例えば、半導体装置の製造工程において、各
単位リードフレーム毎にパッケージが成形された半完成
品の多連リードフレームにはんだ被膜をコーティングす
るのに利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体装置の製造工程におい
て、半導体装置のプリント配線基板へのはんだ付け性能
を改善するため、半完成品の多連リードフレームの表裏
面にはんだ被膜をコーティングすることが実施されてい
る。
【0003】このようなはんだコーティング作業を実行
する板状物はんだコーティング装置として、はんだ処理
装置の前後にガイドレールがそれぞれ敷設されており、
このガイドレールにワークとしての多連リードフレーム
が載置されて、プッシャにより多連リードフレームが幅
方向に押されてはんだ処理装置を通されることにより、
多連リードフレームの表裏面にはんだ被膜がコーティン
グされるように構成されているものがある。
【0004】なお、リードフレームのはんだ付技術を述
べてある例としては、株式会社工業調査会発行「電子材
料のはんだ付技術」1983年9月5日発行 P183
〜P185、がある。
【0005】しかしながら、前記のような板状物はんだ
コーティング装置においては、ワークとしての多連リー
ドフレームの表裏面にはんだ被膜がコーティングされた
際、リード間に所謂はんだブリッジ(連なり)が発生し
易いという問題点があることが、本発明者によって明ら
かにされた。
【0006】本発明の目的は、はんだブリッジの発生を
防止することができる板状物はんだ処理技術を提供する
ことにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本願において開示され
る発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通
りである。
【0009】すなわち、上側ブロックと下側ブロックと
が対向されて、その対向面間にはんだ保持空間部が形成
されており、このはんだ保持空間部に板状物が通され
て、空間部に保持されたはんだが板状物に被着されるこ
とにより、板状物にはんだ被膜が形成される板状物はん
だ処理装置において、前記上側ブロックおよび下側ブロ
ックの対向面の少なくとも一方に、板状物の前記はんだ
被膜形成領域を中断させる逃げ凹部が没設されているこ
とを特徴とする。
【0010】
【作用】前記した手段によれば、板状物においてはんだ
被膜形成領域が凹部によって中断されるため、はんだブ
リッジの発生が抑止される。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例である多連リードフ
レームはんだコーティング装置を示す正面断面図、図2
は図1のII−II線に沿う側面断面図、図3はその概略平
面図である。図4はワークを示す一部省略一部切断平面
図である。
【0012】本実施例において、本発明に係る板状物は
んだ処理装置は、板状物の一例である半完成品多連リー
ドフレームにはんだ被膜をコーティングする多連リード
フレームはんだコーティング装置として構成されてい
る。ここで、ワークである半完成品多連リードフレーム
(以下、ワークという。)は、図4に示されているよう
に構成されている。
【0013】すなわち、図4に示されているように、ワ
ークはその本体としての多連リードフレーム1を備えて
いる。この多連リードフレーム1は燐青銅や無酸素銅等
の銅系(銅またはその合金)材料から成る薄板、また
は、42アロイやコバール等の鉄系(鉄またはその合
金)材料から成る薄板が用いられて、打ち抜きプレス加
工またはエッチング加工等の適当な手段により一体成形
されている。この多連リードフレーム1には複数の単位
リードフレーム2が一方向に1列に並設されている。但
し、図では中間部が省略されている。
【0014】単位リードフレーム2は位置決め孔3aが
明けられている外枠3を一対備えており、両外枠3は所
定の間隔で平行一連にそれぞれ延設されている。隣り合
う単位リードフレーム2、2間には一対のセクション枠
4が両外枠3、3間に互いに平行に配されて一体的に架
設されており、これら外枠3、セクション枠4により形
成される略正方形の枠体内に単位リードフレーム2が構
成されている。
【0015】各単位リードフレーム2において、外枠3
にはタブ吊りリード5が直角方向に配されて一体的に突
設されており、タブ吊りリード5の先端には略長方形の
平板形状に形成されたタブ6が、外枠3、3およびセク
ション枠4、4の枠形状と略同心的に配されて一体的に
吊持されている。そして、タブ吊りリード5が中間部に
おいて屈曲されることにより、タブ6は後記するリード
群と平行な状態で一方向に下げられる(所謂タブ下
げ。)
【0016】外枠3、3間にはダム部材7が一対、タブ
6の両脇位置に互いに対称形に配されて直角に架設され
ており、両ダム部材7、7には複数本のリード8が長手
方向に等間隔に配されて、互いに平行で、ダム部材7と
直交するように一体的に突設されている。そして、各リ
ード8のタブ側端部は先端をタブ6に近接するように配
されることにより、インナリード9をそれぞれ構成して
いる。他方、各リード8の反タブ側延長部分はその先端
がセクション枠4にそれぞれ接続されており、セクショ
ン枠4から離間して切り離されることによりアウタリー
ド10をそれぞれ構成するようになっている。また、ダ
ム部材7における隣り合うリード8、8間の部分はパッ
ケージ成形時にレジンの流れをせき止めるダム7aを実
質的に構成するようになっている。
【0017】以上のように構成されている多連リードフ
レーム1における各単位リードフレーム2のタブ6上に
は集積回路を作り込まれたペレット12が適当な手段に
より形成されたボンディング層11によって、図4に示
されているようにボンディングされている。そして、ボ
ンディングされたペレット12の電極パッドには各イン
ナリード9との間にワイヤ13がそれぞれボンディング
されている。この状態において、ペレット12に作り込
まれた集積回路は電極パッド、ワイヤ13、インナリー
ド9およびアウタリード10を介して電気的に外部に引
き出されるようになっている。
【0018】そして、このように構成されてペレット1
2が搭載された単位リードフレーム2には樹脂封止パッ
ケージ14が、トランスファ成形装置(図示せず)によ
り成形材料として樹脂が使用されて、図4に示されてい
るように略長方形の平盤形状に一体成形される。そし
て、この樹脂封止パッケージ14により前記インナリー
ド9、ペレット12、ワイヤ13およびタブ6が樹脂封
止される。この状態において、タブ6等以外のアウタリ
ード10群は樹脂封止パッケージ14の短辺側2側面か
らそれぞれ突出された状態になっている。このようにし
て、ワーク15が構成されている。
【0019】そして、本実施例に係る多連リードフレー
ムはんだコーティング装置20は、図1〜図3に示され
ているはんだ処理装置21を備えている。このはんだ処
理装置21は溶融はんだ22を貯留するはんだ槽23を
備えており、はんだ槽23は貯留した溶融はんだ22を
加熱装置(図示せず)により260℃等の適当な溶融温
度に加熱するように構成されている。
【0020】はんだ槽23には下側ブロック24が下部
を溶融はんだ22内に没入するように配設されている。
下側ブロック24は平面形状が長方形である直方体形状
に形成されており、長辺が左右方向に、短辺が前後方向
になるように水平に据え付けられている。
【0021】下側ブロック24の上面にはパッケージ逃
げ凹部25が複数個、左右方向に前記ワーク15におけ
るパッケージ14群のピッチをもって並ぶようにそれぞ
れ没設されている。各凹部25はその前後端がそれぞれ
開口されているとともに、その幅方向寸法および高さ寸
法はパッケージ14を逃げ得るようにそれぞれ設定され
ている。
【0022】下側ブロック24にはスリット26が複数
本、各逃げ凹部25の間にそれぞれ配されて上下方向に
貫通するようにそれぞれ開設されている。各スリット2
6は下端が溶融はんだ22中で開口し、毛細管現象を利
用して溶融はんだ22をブロック24の上面開口まで吸
い上げるように形成されている。
【0023】下側ブロック24の真上には上側ブロック
28が、はんだ保持空間部27を置いて対向された状態
で据え付けられている。このはんだ保持空間部27には
スリット26によって吸い上げられた溶融はんだ22が
表面張力によって保持されるようになっている。
【0024】上側ブロック28の下面には上側パッケー
ジ逃げ凹部29が複数個、下側ブロック24の各逃げ凹
部25にそれぞれ対向するように没設されており、この
逃げ凹部29もワーク15のパッケージ14を逃げ得る
ように形成されている。
【0025】上側ブロック28の下面および下側ブロッ
ク24の上面における前側端辺には迎え口30が、前方
に行くにしたがって開口面積が大きくなるように、面取
り加工により形成されている。
【0026】下側ブロック24の上面にはセクション枠
逃げ凹部31が複数個、左右方向に前記ワーク15にお
けるセクション枠4群のピッチをもって並ぶようにそれ
ぞれ没設されており、これらセクション枠逃げ凹部31
はワーク15が前記はんだ保持空間部27を通されるに
際して、各セクション枠4にそれぞれ対向するようにな
っている。また、各セクション枠逃げ凹部31は前記ス
リット26の隣合うもの同士の間の中央部にそれぞれ配
設されている。
【0027】そして、セクション枠逃げ凹部31は断面
形状が略正方形の長溝形状に形成されており、その左右
方向幅がセクション枠4の左右方向の幅よりも若干大き
めに設定され、その深さが前記パッケージ逃げ凹部25
と略等しくなるように形成されている。セクション枠逃
げ凹部31はその長さ方向がはんだ前記保持空間部27
の全長にわたって形成されており、したがって、セクシ
ョン枠逃げ凹部31はその両端がそれぞれ開口した状態
になっている。
【0028】上側ブロック28の下面には上側セクショ
ン枠逃げ凹部32が複数個、下側ブロック24の各セク
ション枠逃げ凹部31にそれぞれ対向するようにそれぞ
れ配されて没設されている。各上側セクション枠逃げ凹
部32は各下側セクション枠逃げ凹部31と上下対称形
状にそれぞれ形成されている。
【0029】さらに、本実施例に係る多連リードフレー
ムはんだコーティング装置20は、図3に示されている
搬送装置41を備えている。搬送装置41は前側ワーク
ガイド41および後側ワークガイド42を備えており、
これらワークガイド41および42は下側ブロック24
の前後に、そのガイド面が下側ブロック24の上面と連
続するようにそれぞれ敷設されている。つまり、前側ワ
ークガイド41に載せられたワーク15は摺動により、
下側ガイドブロック24に円滑に受け渡され、また、下
側ガイドブロック24のワーク15は摺動により後側ワ
ークガイド42に円滑に受け渡されるようになってい
る。
【0030】搬送装置41は台車ガイドレール43を備
えており、ガイドレール43ははんだ処理装置21から
前側方向に所定距離だけ離れた位置において、前後方向
に延在するように水平に敷設されている。ガイドレール
43上には台車44が前後方向に摺動自在に跨設されて
おり、この台車44は図示しない駆動装置により前後方
向に進退駆動されるようになっている。
【0031】台車44にはビーム45が左右方向に張り
出されており、ビーム45の後端にはプッシャ46が複
数本、はんだ処理装置21の方向へ張り出すように水平
に配されて、一体移動するようにそれぞれ突設されてい
る。プッシャ46群は前記はんだ保持空間部27に前側
から対向するようになっている。また、各プッシャ46
は下側ブロック24および上側ブロック28における各
パッケージ逃げ凹部25および29にそれぞれ対向する
ように配列されている。
【0032】そして、プッシャ46の左右方向はパッケ
ージ逃げ凹部25および29の左右方向の幅よりも若干
狭小に設定されている。また、プッシャ35の長さは下
側ブロック24の前後方向の長さと略等しく設定されて
いる。
【0033】次に作用を説明する。本実施例において、
ワーク15は図示しないマガジンラック(図示せず)に
収納された状態で、このはんだコーティング装置20が
設備されている工程に供給され、図示しないローディン
グ装置によりマガジンラックから1枚宛、前側ワークガ
イド41上に自動的に払い出される。
【0034】ワーク15が前側ワークガイド41上に供
給されると、台車44が駆動装置(図示せず)により走
行される。この走行に伴って、前側ワークガイド41上
に載せられたワーク15は、プッシャ41に前端辺を押
されてはんだ処理装置21を通されることになる。
【0035】ワーク15がはんだ処理装置21のはんだ
保持空間部27に進入する際、はんだ保持空間部27の
前側端部に迎え口30か形成されているため、ワーク1
5はジャミングすることなく、はんだ保持空間部27に
スムーズに迎え入れられることになる。
【0036】そして、ワーク15がはんだ処理装置21
のはんだ保持空間部27を通過する際、ワーク15にお
けるパッケージ14の両脇のそれぞれ、すなわち、アウ
タリード10の領域のそれぞれにはんだ空間部27に保
持された溶融はんだ22が付着するため、アウタリード
10にはんだ被膜16がコーティングされる。ちなみ
に、はんだコーティングの状態は、溶融はんだ22の温
度や搬送装置41の送り速度等の制御によって所望の通
り調整することができる。
【0037】ここで、本実施例においては、はんだ処理
装置21における下側ブロック24の上面および上側ブ
ロック28の下面にセクション枠逃げ凹部31および3
2がそれぞれ没設されているため、ワーク15における
各セクション枠4の領域にははんだ被膜16がコーティ
ングされない。このようにセクション枠4の領域にはん
だ被膜16がコーティングされないと、隣合うリード8
と8との間にはんだブリッジが形成されないことが本発
明者により究明された。
【0038】これは、次のように考えられる。セクショ
ン枠4にもはんだ被膜16が形成される従来例の場合に
は、セクション枠4によって隣合うリード8と8とが連
絡されているため、セクション枠4にはんだ被膜16が
コーティングされる際に、余分のはんだが隣合うリード
8と8との空間に橋渡しされてしまう。
【0039】これに対して、セクション枠4の領域には
んだ被膜16がコーティングされない本実施例の場合
は、はんだ被膜16がリード8と8との間で完全に断ち
切られるため、余分のはんだがリード8と8との空間に
橋渡しされにくい。その結果、隣合うリード8と8との
間にはんだブリッジが形成されないことになる。
【0040】はんだ処理装置21を通過されたワーク1
5は、後側ワークガイド42上にプッシャ46によって
押し出される。所定の領域にはんだ被膜16をコーティ
ングされたワーク15は、後側ワークガイド42からア
ンローディング装置(図示せず)によって空マガジンラ
ック(図示せず)に自動的に収納される。
【0041】以降、前記作動が繰り返されることによ
り、ワーク15についてのはんだコーティング作業が順
次実施されて行く。なお、以上の説明では、ワーク15
にダム7aが各リード8間に接続された状態ではんだ被
膜16がコーティングされる場合につき説明したが、実
際にはダム7aは各リード8から切り落とされた状態
で、はんだ被膜16をコーティングすることが望まし
い。なぜならば、各リード8のダム7aの切口表面にも
はんだ被膜16をコーティングすることができるからで
ある。
【0042】前記実施例によれば次の効果が得られる。 セクション枠4の領域を逃げる逃げ凹部31、32
を上下のブロック24、28に没設することにより、リ
ード8、8間のはんだブリッジ(連なり)の発生を未然
に防止することができる。
【0043】 リード間のはんだブリッジを防止する
ことにより、はんだコーティング作業の歩留りを向上さ
せることができるとともに、多連リードフレームはんだ
コーティング装置の稼働率を高めることができるため、
生産性を向上させることができる。
【0044】 また、リード間のはんだブリッジの発
生を防止することができるため、例えば、0.5mmの
狭小なリードピッチのリードについてのはんだ処理が可
能となる。
【0045】 逃げ凹部の寸法を幅方向に大きくする
ことにより、リードの最小限必要な領域のみへのはんだ
コーティング処理が可能となり、はんだ材料を節約する
ことができる。
【0046】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0047】例えば、はんだ処理装置および搬送装置の
具体的構造としては前記実施例の構造を使用するに限ら
ず、ワークの形状や構造、はんだコーティングの条件、
はんだコーティング装置の設置環境等に対応して適宜選
択することができる。
【0048】はんだ被膜の形成領域を中断させるための
逃げ凹部は、下側ブロックおよび上側ブロックの両方に
配設するに限らず、少なくとも一方に配設してもよい。
【0049】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である半完成
品多連リードフレームのはんだコーティング技術に適用
した場合について説明したが、それに限定されるもので
はなく、着工前の多連リードフレームにはんだ被膜を部
分的にはんだコーティングする技術や、プリント配線基
板にはんだ処理を実施する技術等、板状物にはんだ処理
を実施するはんだ処理技術全般に適用することができ
る。
【0050】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0051】上側ブロックおよび下側ブロックの対向面
の少なくとも一方に、板状物のはんだ被膜形成領域を中
断させるための逃げ凹部を没設することにより、板状物
の空所部間にはんだブリッジ(連なり)が発生するのを
未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である多連リードフレームは
んだコーティング装置を示す正面断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う側面断面図である。
【図3】その概略平面図である。
【図4】ワークを示す一部省略一部切断平面図である。
【符号の説明】
1…多連リードフレーム、2…単位リードフレーム、3
…外枠、3a…位置決め孔、4…セクション枠、5…タ
ブ吊りリード、6…タブ、7…ダム部材、7a…ダム、
8…リード、9…インナリード、10…アウタリード、
11…ボンディング層、12…ペレット、13…ワイ
ヤ、14…樹脂封止パッケージ、15…ワーク(板状
物)、16…はんだ被膜、20…はんだコーティング装
置、21…はんだ処理装置、22…溶融はんだ、23…
はんだ槽、24…下側ブロック、25…下側パッケージ
逃げ凹部、26…スリット、27…はんだ保持空間部、
28…上側ブロック、29…上側パッケージ逃げ凹部、
30…迎え口、31…下側セクション枠逃げ凹部、32
…上側セクション枠逃げ凹部、40…搬送装置、41…
前側ワークガイド、42…後側ワークガイド、43…ガ
イドレール、44…台車、45…ビーム、35…プッシ
ャ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上側ブロックと下側ブロックとが対向さ
    れて、その対向面間にはんだ保持空間部が形成されてお
    り、このはんだ保持空間部に板状物が通されて、空間部
    に保持されたはんだが板状物に被着されることにより、
    板状物にはんだ被膜が形成される板状物はんだ処理装置
    において、 前記上側ブロックおよび下側ブロックの対向面の少なく
    とも一方に、板状物の前記はんだ被膜形成領域を中断さ
    せる逃げ凹部が没設されていることを特徴とする板状物
    はんだ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記板状物が多連リードフレームであ
    り、前記逃げ凹部がこの多連リードフレームにおける各
    セクション枠の領域にそれぞれ対向するように形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の板状物はんだ
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記板状物が多連リードフレームであ
    り、前記逃げ凹部がこの多連リードフレームにおけるは
    んだ被膜が最小限必要な領域以外の領域に対向するよう
    に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の板
    状物はんだ処理装置。
JP6308392A 1992-03-19 1992-03-19 板状物はんだ処理装置 Pending JPH05267528A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6308392A JPH05267528A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 板状物はんだ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6308392A JPH05267528A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 板状物はんだ処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05267528A true JPH05267528A (ja) 1993-10-15

Family

ID=13219089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6308392A Pending JPH05267528A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 板状物はんだ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05267528A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6981629B2 (en) Apparatus of clamping semiconductor devices using sliding finger supports
KR101044565B1 (ko) 반도체 칩들을 설치하기 위한 솔더의 분배 방법 및 분배 장치
US3436810A (en) Method of packaging integrated circuits
JP2002064114A (ja) 半導体装置及びその製造方法
CN110323182A (zh) 板状物的加工方法
CN113140523A (zh) 引线框架、具有冲切引线和锯切侧部的封装体及相应方法
KR950000205B1 (ko) 리이드 프레임 및 이를 사용한 반도체 장치
US6281044B1 (en) Method and system for fabricating semiconductor components
CN1288259A (zh) 半导体芯片的固定方法和固定装置
US6498394B1 (en) IC packages with diamond substrate thermal conductor
JP7037368B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JPH05267528A (ja) 板状物はんだ処理装置
JPH06104374A (ja) 電子回路パッケージ並びにその導体の成形加工装置及び成形加工方法
JP2000164783A (ja) ヒ―トスラグを有するリ―ドフレ―ム
JPH0831848A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH05102372A (ja) 板状物はんだ処理方法および装置
US20040115959A1 (en) Conduit for preventing oxidation of a electronic device
JPH0244739A (ja) 樹脂封止パッケージの成形方法
JPH02203544A (ja) 成形装置
JPS63300519A (ja) 半導体装置
JPH06252314A (ja) 板状物はんだ処理装置
JP3005508B2 (ja) リードフレーム及び半導体装置
US20090098682A1 (en) Method for Singulating a Group of Semiconductor Packages that Contain a Plastic Molded Body
KR20030079681A (ko) 오븐 내에서 기판들을 운반하기 위한 장치
KR200272827Y1 (ko) 리드프레임