JPH05267142A - 電子線描画装置 - Google Patents

電子線描画装置

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JPH05267142A
JPH05267142A JP5990292A JP5990292A JPH05267142A JP H05267142 A JPH05267142 A JP H05267142A JP 5990292 A JP5990292 A JP 5990292A JP 5990292 A JP5990292 A JP 5990292A JP H05267142 A JPH05267142 A JP H05267142A
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JP
Japan
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electron beam
deflection
data
area
regions
Prior art date
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Pending
Application number
JP5990292A
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English (en)
Inventor
Haruo Yoda
晴夫 依田
Chikao Tomiyoshi
力生 冨▲吉▼
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Hitachi Instruments Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Instruments Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to JP5990292A priority Critical patent/JPH05267142A/ja
Publication of JPH05267142A publication Critical patent/JPH05267142A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電子線描画装置の電子線偏向器の偏向領域間で
の接続精度を向上する。 【構成】図1に示すように、描画すべき図形データを複
数の偏向領域に分割して入力データに変換する際、偏向
領域の外周が隣接する領域に重なるように分割し、その
重なる部分に含まれる図形がある場合、それをそれぞれ
の偏向領域のデータとし、重なる回数に応じて電子線照
射時間の短縮を行い、描画において偏向領域の重なる部
分の図形とそうでない部分の図形の照射料を等しくする
ように描画する。 【効果】描画時間を低下すること無く偏向領域間での接
続精度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として半導体製造に係
り、主な利用分野は、電子線照射により試料上へ半導体
素子を構成するいわゆる直接描画による素子製造技法、
及び光学縮小投影露光装置に用いられるマスク,レティ
クル作製に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術は、電子線偏向器の偏向領域間
の接続精度は、0.08〜0.1μm程度あり、本発明
は、この接続精度改良にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に電子線描画装置
において、電子線を偏向することにより描画できる範囲
は、描画精度を考慮すると、約1mm〜6mm程度である。
この領域を主偏向領域と呼ぶ。又、装置の描画速度を上
げるため、主偏向領域の1/100〜1000程度の面
積(副偏向領域)を偏向できる高速の副偏向器により描
画する手法が取られている。つまり、副偏向器で副偏向
領域を描画した後、次の副偏向領域を主偏向器で選択
し、主偏向領域内総てを順次描画して行く。主偏向領域
内部の描画が終了したら、試料を移動して次の描画領域
の描画を実施する。このようにして試料全面の描画を行
う。
【0004】上記描画方法を実行するに当たって設計図
形データは、予め副偏向領域,主偏向領域に分割されて
おり、領域の境界上にある図形データは、二つの領域に
分解されて描画される。副偏向領域と副偏向領域の境
界、主偏向領域と主偏向領域の境界には、電子線偏向に
よる歪みなどに起因して0.08〜0.1μm程度の接続
誤差が発生する。従って、1つの図形データであって
も、その部分で接続箇所にずれが生じ所望の形状が試料
上に形成できない。
【0005】この対策としては、各偏向領域を狭くすれ
ばするほどずれが少なくなるが、その場合、描画時間が
極端に長くなり実用性が無い。
【0006】本発明は、上記のような不具合を発生させ
ず、つまり偏向領域を極力狭くせず、偏向領域にまたが
る図形をより美しく描画することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】偏向領域の外周部が重な
りあうように設定し、偏向領域間にまたがる図形を考慮
して、偏向領域の近傍にある図形を隣接する複数の偏向
領域で重ね書きし、平均効果で境界部分のずれを低減す
る。この時、重ね書きする回数に応じて電子線照射時間
を減らすことで、露光時間過多になることを押さえる。
【0008】
【作用】描画図形データは、偏向領域ごとに分割して装
置で使用する。一般に、装置の描画速度を上げるために
偏向領域が重ならないようにする。多重露光により境界
部分のずれを少なくするために、図1に示すように、偏
向領域が重なるように描画図形データを分割し、重なる
部分に含まれる図形データは、双方の領域のデータとし
て多重露光する。
【0009】偏向領域が重なる分、偏向領域を狭くした
ことになり、偏向回数の増加により描画時間が延びる
が、偏向領域が重ならないようにして描画したときより
も接続精度は良くなる。又、本発明と同程度の接続精度
を得ようとするには、偏向領域をさらに狭くしなければ
ならず、描画時間が極端に延びる。
【0010】
【実施例】電子線描画装置の全体構成を図2に示す。電
子線1は電子銃2より放射され、絞り3,電磁レンズ4
により所望の形状と電流密度に制御されて試料5上に照
射される。試料5は、移動台6に固定されていて、制御
計算機7から移動台制御部8に目標座標を指定すると、
高精度にその位置に移動する。
【0011】試料5への描画方法について説明する。移
動台6にて描画すべき主偏向領域9に試料5を移動す
る。主偏向領域9とは、主偏向器10にて電子線偏向可
能な領域である。ここで主偏向器10で、副偏向領域1
1を選択する。副偏向領域11とは、副偏向器12にて
電子線偏向可能な領域である。主偏向器は、電子線を大
きく振ることができ、副偏向領域11は、偏向領域は狭
いが高速で動作することを特徴とする。これら偏向器で
電子線1の位置決めを行い、ブランカ13にて所定の時
間電子線1を試料5上に照射することで描画を行う。副
偏向領域11を描画した後、次の副偏向領域11を主偏
向器10で選択し、主偏向領域9内総てを順次描画して
行く。主偏向領域9内部の描画が終了したら、試料5を
移動台6で移動して次の描画領域の描画を実施する。こ
のようにして試料全面の描画を行う。主偏向器10,副
偏向器12の設定データは、設計図形データを予め装置
に最適な形に変換しておいた、いわゆる描画データを描
画実施時にデータ制御系14が、偏向器の入力フォーマ
ットに高速変換して生成する。
【0012】次に本発明の特徴である描画データの作成
方法について図1により説明する。電子線描画装置で描
画できる最大の図形は、移動台6に搭載できる試料の大
きさで決まる。従って描画データは、この大きさ以下で
ある。描画が主偏向領域9単位で行われることから、設
計図形データを、図1に示すように主偏向領域9の大き
さに分割する。又、同様にして主偏向領域11の中を副
偏向領域9に分割する。この時、図1に示すように、各
領域が重なるようにする。そして、図1に示すように領
域間にまたがる図形は、領域の重なる部分で多重描画と
なるよう、重なる部分を双方の領域のデータとして変換
する。多重描画となる部分は、その回数に応じて電子線
照射時間が短くなるように、照射時間のデータを操作す
る。
【0013】実際の描画において、上記データを使用
し、照射時間を制御して、総ての図形の照射量が適当に
なるように描画する。これは、データ制御系14が入力
データをもとに、ブランカ13のON/OFF時間を制
御することにより実現する。
【0014】本発明を使用することにより、偏向器の設
定回数が増え描画時間が延びるものの、偏向領域の境界
で発生するずれをアベレージングでき、接続精度を向上
できる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、描画速度への影響を押
さえて主偏向領域,副偏向領域の接続部分の精度を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】描画領域を重ねるデータ変換例および複数領域
にまたがる図形があったときの描画方法実施例を示す図
である。
【図2】電子線描画装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1…電子線、2…電子銃、3…絞り、4…電磁レンズ、
5…試料、6…移動台、7…制御計算機、8…移動台制
御部、9…主偏向領域、10…主偏向器、11…副偏向
領域、12…副偏向器、13…ブランカ、14…データ
制御系。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子線を電磁レンズ及び絞りによって所望
    の電流密度と形状に制御し、高精度位置決め機構を有す
    る試料移動台上に固定された電子線感光剤を塗布した固
    体表面上に、上記電子線を偏向器を用いて所望の位置に
    偏向し、所定の時間照射するいわゆる電子線描画装置に
    おいて、描画すべき図形データを予め複数の偏向領域に
    分割して電子線描画装置の入力データに変換する際、偏
    向領域の外周が隣接する偏向領域と重なるように分割
    し、その重なる部分に含まれる図形をそれぞれの偏向領
    域のデータとし、重なる回数に応じて電子線照射時間の
    短縮を行い、最終的に重なる領域に位置する図形の照射
    量とその図形に接続して隣接する偏向領域に位置する図
    形の照射量を等しく描画するように一回もしくは多重描
    画を行うことを特徴とした電子線描画装置。
JP5990292A 1992-03-17 1992-03-17 電子線描画装置 Pending JPH05267142A (ja)

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JPH05267142A true JPH05267142A (ja) 1993-10-15

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JP (1) JPH05267142A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0688036A3 (en) * 1994-06-16 1997-11-26 Nikon Corporation Method for transferring patterns with charged particle beam
EP0936505A1 (en) * 1997-09-03 1999-08-18 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Method of producing phase mask for fabricating optical fiber and optical fiber with bragg's diffraction grating produced by using the phase mask
US6271852B1 (en) 1996-11-22 2001-08-07 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha boundary processing of oblique overlapping graphics to achieve dimensionally accurate electron beam irradiation
KR100480609B1 (ko) * 2002-08-09 2005-04-06 삼성전자주식회사 전자 빔 리소그래피 방법

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