JPH0526667A - 鉛直測定機構制動装置を有する測量器及び角度計 - Google Patents

鉛直測定機構制動装置を有する測量器及び角度計

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JPH0526667A
JPH0526667A JP3205392A JP20539291A JPH0526667A JP H0526667 A JPH0526667 A JP H0526667A JP 3205392 A JP3205392 A JP 3205392A JP 20539291 A JP20539291 A JP 20539291A JP H0526667 A JPH0526667 A JP H0526667A
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JP
Japan
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coil
vertical
measurement system
surveying instrument
magnet
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Application number
JP3205392A
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English (en)
Inventor
Akitsugu Fujieda
藤枝明承
Hideki Azuma
我妻秀樹
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 測量器及び角度計の鉛直測定機構を制動する
ことによって正確な鉛直及び水平をすばやく、かつ容易
に得ることを目的とする。 【構成】 測量器及び角度計の鉛直測定機構及びその周
辺部の対応する位置に磁石部又は磁石部及び磁性体部と
対をなすコイルを設置することにより、鉛直測定機構の
動きを磁石部とコイルによって検知すると共に、これに
よって生じた電圧によりコイルを駆動させて対応する磁
石部あるいは磁性体部と共働させながら鉛直測定機構を
すばやく、かつ容易に制動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は測量器及び角度計に関す
る。更に詳しくは磁石部又は磁石部及び磁性体部と対を
なすコイルを鉛直測定機構及び該鉛直測定機構の周辺部
の対応する位置に設置すると共に該コイルにより鉛直測
定機構の制動を行うことを特徴とする測量器及び角度計
に関する。
【0002】
【従来の技術】測量器及び角度計に於て、従来から正確
な鉛直あるいは水平を得ることは非常に重要なことであ
り、それを得るために種々な方法が用いられてきた。即
ち正確な鉛直が得られればそこから正確な水平や角度が
得られるので古くから用いられている氣泡管や最近用い
られるようになったオートレベルやレーザー鉛直器など
いろいろな方法が広く使用されてきた。
【0003】最近広く用いられるこれらの方法は、重力
と直交する面内で各々直交する軸の回りに回転自由度を
もたせたジンバル機構や細い糸で光学系を吊り下げる機
構あるいはヤジロベエ的なバランス保持機構などの構造
に依存している。
【0004】しかし、これらの機構は原理的に振動する
ことから逃げることはできず、その傾向は鉛直軸に対す
る感度を上げれば上げるほど強くなり、その結果、像、
輝点及び光軸の搖れが生じる。これに対応するために制
動装置の設置が必要不可欠であり、オイルダンプ、エア
ダンプあるいは電磁ダンプをその代表例とする種々の制
動装置が考案され実用に供されている。
【0005】これらのうち、オイルダンプでは油面下に
沈めた物体の粘性抵抗を利用する方式で、制動する鉛直
測定機構と接触していなければならないため運搬に問題
を有する。
【0006】またエアダンプでは、非常に狭い隙間にあ
る空気の粘性抵抗を利用する方式で、制動力が弱く軽量
の物体にしか適用できない上、隙間の許容差が少ないの
で氣泡管で水準をとってからでなくては使用できないと
いう欠点を持っている。
【0007】次に電磁ダンプは、磁界中に低抵抗金属体
を設置しそれが運動する時の渦電流損で制動するが、こ
の方式も強い磁界が必要なためエアダンプほどではない
が磁界の間を狭くしなければならず、氣泡管によりあら
かじめ水準をとる作業を省く事ができないばかりか、重
量物には制動をかけることはかなり困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者はこのような
従来技術の欠点を解消し、取扱いに便利で調整にも手軽
であり、かつ設計上も特別な制約を受けずに、しかも測
量器の鉛直測定機構を短時間に精度良く制動する方法を
開発すべく鋭意検討の結果本発明を完成するに至った。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、測量器
及び角度計の鉛直測定機構に適当な磁石部や磁性体部あ
るいはコイルを設け、該鉛直測定装置の周辺部の磁石部
や磁性体部あるいはコイルに対応する位置に、鉛直測定
装置に磁石部及び磁性体部を使用する場合はコイルを設
置し、鉛直測定装置にコイルを使用する場合には磁石部
あるいは磁石部及び磁性体部を設置して、鉛直測定機構
の動きによってコイル内に発生する電圧を検出し、その
電圧に対応する電圧をコイルにかけることにより鉛直測
定装置を短時間に精度良く、しかも手軽に制動すること
にある。
【0010】
【実施例】次に本発明を実施例により説明するが、本発
明はこれにより何等影響を受けるものではない。
【0011】本発明に係わる制動方式を一次元モデルに
使用した例を図1に示す。この例で使用される鉛直測定
装置はその先端部に磁石部2として永久磁石を有する振
子1であり、紙面に平行に自由に回転する支点3から重
力方向に吊りさげられている。この永久磁石の磁界の向
きは紙面と平行で振子1に対して垂直である。この永久
磁石と対応する位置に、その磁界の向いている方向に検
知コイル4と駆動コイル5をそれぞれ1つづつ設ける。
【0012】今、振子1が動こうとするとその速度に比
例して検知コイル4に電圧が発生する。この電圧は振子
1の動きにより磁石部2としての永久磁石が動くことに
よりひきおこされたものであるが、それを増幅器6に加
えて増幅し、この増幅された電圧を駆動コイル5に加え
る。
【0013】この場合、駆動コイル5は検知コイル4に
よって生じた電圧の極性を変えずに増幅されたときに、
振子1の運動方向と反対の力を磁石部2としての永久磁
石に及ぼすように接続されている。
【0014】したがって、支点3の属する面7が傾いた
場合、振子1は重力に引かれて移動しようとするが、そ
の動きにより検知コイル4に生じた電圧が増幅されて駆
動コイル5を駆動して、振子1の移動を引き止めようと
するため、ゆっくりとその平衡点に向かって動かして行
き、振動するようなことはなく、静止した後も強力な制
動をかけることができる。
【0015】この状態は振子1内に磁石部2の代わりに
コイルを組み込み、その周辺部の対応する位置に永久磁
石を配した場合でもまったく同様である。
【0016】次に本発明に係わる制動方式をレーザー鉛
直器に応用した例を図2に示す。この例では中央のジン
バル機構8の外周部に4個の磁石部9、10、11およ
び12とそれに対応する位置に4個のコイル13、1
4、15および16が設置される。この場合コイル13
および14、コイル15及び16が対になっており、互
いに直交しており動作の干渉はない。コイル13及び1
5が検知コイルとして、コイル14及び16が駆動コイ
ルとしてそれぞれ作用する。また構成する磁石部9、1
0、11及び12の極性とコイル13、14、15及び
16の接続は図1に示す実施例で述べた通りである。こ
の鉛直器ではジンバル機構の上部にレーザーが吊り下げ
られており、この実施例を実施することによりレーザー
光の届く範囲で精度の高い垂線を容易に得ることができ
る。
【0017】更に図3には鉛直測定機構に磁性体部を使
用した場合の実施例を示す。この例では鉛直測定機構1
8に磁石部19として永久磁石が、磁性体部20、21
として焼きなまし鉄部を設け、その周辺部の磁石部19
に対応する位置に検知コイル22と磁性体部20、21
に対応する位置に駆動コイル23、24を設置する。検
出コイル22には増幅器25が接続され、該増幅器25
の出力はダイオード等を使用した整流器26、27を経
て駆動コイル23、24に伝達される。今鉛直測定機構
18が左側、つまり検知コイル22側に動いて正の電圧
が発生すると増幅器25もこれを受けて正の出力を整流
器26、27に付加するが、ダイオードの働きによって
増幅器25の出力は駆動コイル23には伝達されず、整
流器27を通って駆動コイル24を駆動させて鉛直測定
機構18を制動する。逆に鉛直測定機構18が右側、つ
まり検知コイルのない方に動いた場合は、今度は負の電
圧が発生して増幅器25の負の出力は整流器26を通っ
て駆動コイル23にだけ伝達され鉛直測定機構18を制
動する。したがってこの場合でも非常に効率よく制動す
ることができる。又反磁性体を使用した場合には、ダイ
オードの向きを逆にしておけば全く同様に効率よく制動
することが可能である。このように本発明に係わる制動
方法には磁性体部も使用できるのでこの実施例の増幅器
と整流器の関係をそのまま使用することにより、前実施
例のジンバル機構のコイル14及び16に対応する磁石
部10及び12をこの実施例のように磁性体部に変更し
ても同様な効果が得られる。
【0018】本発明に使用する駆動コイルの駆動方法に
は前述した実施例に開示されているような検知用コイル
の電圧をそのまま増幅して使用するいわゆるアナログ型
の他に検知した電圧をコンパレーターを用いてパルス波
に変換しこのパルス波によって駆動用コイルを駆動させ
るパルス駆動型及び負性インピーダンス回路を用いる負
性インピーダンス駆動型等が適している。
【0019】パルス駆動型の一例を図4に示す。この場
合は検知コイル28で電圧を検出し、それを2個のコン
パレーター29、30に入力してしきい値とし、該コン
パレーターのもう一方の入力には三角波31が入力され
ている。駆動コイル32は通常両端に全く同じ電圧波形
を与えられており、発生する磁界は0である。検知コイ
ル28に電圧が発生するとそれが上下のコンパレーター
のしきい値をそれぞれ反対方向に動かすため上下のデュ
ーティ比が増減して駆動コイル32に駆動力が発生する
原理を利用するものである。
【0020】負性インピーダンス駆動型の例を図5に示
す。この場合コイル33に該コイルのインピーダンス
(ZL)を打ち消すような負性インピーダンス(−Z
L)を持った回路34を接続すると、該回路34の出力
によってコイルのインピーダンスが0となり、逆起電力
により流れる電流は大きくなり大きな制動力が発生す
る。この場合今まで述べたアナログ型やパルス駆動型と
は異なり、検知コイルと駆動コイルを各々別々に設置す
ることなく、1個のコイルで検知及び駆動の両方をこな
すことができる。
【0021】このように本発明に係わる制動方法には以
上述べたアナログ型、パルス駆動型及び負性インピーダ
ンス駆動型が適しており、又磁性体には鉄、ニッケル、
コバルト等種々なものが使用できるが残留磁束が小さい
もの、例えば焼きなまし鉄などが適している。
【0022】
【発明の効果】このように本発明に係わる測量器及び角
度計は振子やジンバル機構のような鉛直測定装置とコイ
ルの間を大きくとって傾きの許容度を大きくしてもコイ
ルの巻数を必要なだけ増加させるか、同軸複数配置や電
源の強化により更に電流を流すなどの処置で対応でき
る。又、磁束密度はそのままで磁石部や磁性体部の面積
を大きくして、それにともなってコイルの径も大きくす
ると駆動力は面積に比例して大きくすることができる。
したがって電源さえ強力であればかなりの重量物でも制
動できる。またエアギャップや磁界ギャップの設定の困
難さ及び振子等の鉛直測定装置が軽量である場合の鉛直
精度の調整の難しさ等の従来技術の有していた種々の問
題点を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を振子を鉛直測定装置として使用する測
量器に実施した実施例を示した説明図である。
【図2】本発明をジンバル機構を使用したレーザー鉛直
器に実施した実施例を示した説明図である。
【図3】磁性体部を使用した本発明の実施例を示す説明
図である。
【図4】本発明に使用されるパルス駆動型回路の一例を
示す説明図である。
【図5】本発明に使用される負性インピーダンス駆動型
回路の概要説明図である。
【符号の説明】
1 振子 2 永久磁石 3 支点 4 検知コイル 5 駆動コイル 6 増幅器 7 支点3の属する面 8 ジンバル機構 9 磁石部 10 磁石部 11 磁石部 12 磁石部 13 コイル 14 コイル 15 コイル 16 コイル 17 レーザー光 18 鉛直測定機構 19 磁石部 20 磁性体部 21 磁性体部 22 検知コイル 23 駆動コイル 24 駆動コイル 25 増幅器 26 整流器 27 整流器 28 検知コイル 29 コンパレーター 30 コンパレーター 31 三角波 32 駆動コイル 33 コイル 34 回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】磁石部又は磁石部及び磁性体部と対をなす
    コイルを鉛直測定機構及び該鉛直測定機構の周辺部の対
    応する位置に設置すると共に該コイルにより鉛直測定機
    構の制動を行うことを特徴とする測量器及び角度計。
JP3205392A 1991-07-22 1991-07-22 鉛直測定機構制動装置を有する測量器及び角度計 Pending JPH0526667A (ja)

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JP3205392A JPH0526667A (ja) 1991-07-22 1991-07-22 鉛直測定機構制動装置を有する測量器及び角度計

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JPH0526667A true JPH0526667A (ja) 1993-02-02

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