JPH05266529A - 光学ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

光学ヘッドおよびその製造方法

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JPH05266529A
JPH05266529A JP4091615A JP9161592A JPH05266529A JP H05266529 A JPH05266529 A JP H05266529A JP 4091615 A JP4091615 A JP 4091615A JP 9161592 A JP9161592 A JP 9161592A JP H05266529 A JPH05266529 A JP H05266529A
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JP
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objective lens
magneto
laser
reflected
optical head
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JP4091615A
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Hideyoshi Horigome
秀嘉 堀米
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光磁気ヘッドを小型化する。 【構成】 リードフレーム32に固定したレーザカプラ
33をパッケージ34内に収容し、パッケージ34をフ
ェライトなどよりなるカバー35で被覆する。そして、
このカバー35にコイル38をスパイラル状に配置する
とともに、その中心に略円錐形の孔37を形成する。孔
37に球形の対物レンズ36を嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光ディスク装
置、光磁気ディスク装置などに用いて好適な光学ヘッド
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、図10乃至図12に示すよ
うな構造の光磁気ヘッドを、特開平3−351682号
として先に提案した。この光磁気ヘッドには、レーザカ
プラ11、ミラー12、偏光ビームスプリッタ13およ
び対物レンズ14が支持部材10により支持された構造
となっている。そして、レーザカプラ11より出射され
たレーザ光が、ミラー12、偏光ビームスプリッタ13
でそれぞれ反射され、対物レンズ14を介して光磁気デ
ィスク1上に集束、照射される。光磁気ディスク1によ
り反射されたレーザ光は、対物レンズ14を介して偏光
ビームスプリッタ13に入射される。偏光ビームスプリ
ッタ13は、P波に対する透過率が100%に設定さ
れ、S波に対する透過率が20%に設定されている。従
って、S波の一部は、偏光ビームスプリッタ13を透過
してホトディテクタ15に入射される。
【0003】ホトディテクタ15は、図11に示すよう
に、その受光面が4つの領域A乃至Dに分割されてお
り、その上に偏光面が斜め中心を向くように配置された
偏光板が配置されている。その結果、光磁気ディスク1
による反射光の偏波面が角度+θkから角度−θkの範囲
で変化すると、隣接する受光面間において、出力信号の
信号レベルが相補的に変化する。従って、領域Aと領域
Cの出力の和と、領域Bと領域Dの出力の和の差から、
光磁気ディスク1に記録されている信号に対応したRF
信号を得ることができる。
【0004】図12は、レーザカプラ11の構成を拡大
して示している。同図に示すように、レーザカプラ11
は、半導体レーザ21、プリズム22、ベース27上に
取付けられたホトディテクタ25,26とにより構成さ
れている。プリズム22の半導体レーザ21側には、4
5度に傾斜したハーフミラー23が設けられ、ホトディ
テクタ25,26と平行な面には全反射ミラー24が設
けられている。
【0005】従って、半導体レーザ21より出射された
レーザ光は、ハーフミラー23においてその一部が反射
され、上述したミラー12、偏光ビームスプリッタ1
3、対物レンズ14を介して光磁気ディスク1に照射さ
れる。また、光磁気ディスク1により反射されたレーザ
光は、ハーフミラー23を透過して受光素子25上に照
射されるとともに、その一部はそこで反射されて全反射
ミラー24に指向される。全反射ミラー24は、入射さ
れたレーザ光を反射してホトディテクタ26上に照射さ
せる。
【0006】光磁気ディスク1により反射されたレーザ
光は、ホトディテクタ25と26の間において一旦集束
されるようになされている。即ち、ホトディテクタ25
と26は、前ピン位置と後ピン位置に配置されている。
従って、ホトディテクタ25と26の出力からフォーカ
スエラー信号を生成することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図10に示すように、
光磁気ディスク1においては、透明基板1b上に光磁気
膜1aが形成されている。光磁気膜1aにレーザ光を直
接(透明基板1bを介さずに)照射して、情報を記録、
再生しようとした場合、光磁気膜1a上にゴミ、ほこり
などが付着していると、そこでレーザ光が散乱、回折さ
れ、正確な記録再生が困難になる。そこで、透明基板1
bを介して光磁気膜1aにレーザ光を照射するようにし
ている。このようにすると、透明基板1b上にゴミ、ほ
こりなどが付着していたとしても、比較的大きな径を有
するレーザ光の断面中に微小なほこり、あるいはゴミが
あるにすぎないので、ゴミやほこりなどに比較的影響さ
れずに情報を記録、再生することができる。
【0008】透明基板1bは、このような観点から約
1.2mmの厚さに設定されている。このため、透明基
板1bを介して光磁気膜1a上にレーザ光を集束するに
は、透明基板1bと対物レンズ14の距離(ワーキング
ディスタンス)を約1mmにしなければならず、また、
対物レンズ14の有効径は約2mmとなる。
【0009】その結果、ヘッドが大きくなり、小型化が
困難になる課題があった。
【0010】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、より小型化を可能にするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の光学ヘ
ッドは、レーザ光を発生するレーザとしての半導体レー
ザ41と、光磁気ディスク61に付与する磁界を発生す
るコイル38と、コイル38が装着された磁性体として
のカバー35と、カバー35に形成された略円錐形の孔
37と、カバー35の孔37に嵌合され、半導体レーザ
41より発生されたレーザ光を光磁気ディスク61に照
射する略球形の対物レンズ36とを備えることを特徴と
する。
【0012】請求項2に記載の光学ヘッドは、レーザ光
を発生するレーザとしての半導体レーザ41と、半導体
レーザ41より発生されたレーザ光を光磁気ディスク6
1に照射する略球形の対物レンズ36と、略円錐形の孔
37が形成され、孔37に略球形の対物レンズ36が嵌
合されている支持板としてのカバー35と、回転する光
磁気ディスク61から所定の距離だけ離間するように、
光磁気ディスク61との間に空気流を発生させる空気流
発生部としてのテーパ面31aとを備えることを特徴と
する。
【0013】請求項3に記載の光学ヘッドの製造方法
は、支持板としてのカバー35に略円錐形の孔37が形
成され、孔37に略球形の対物レンズ36が嵌合されて
いる光学ヘッドの製造方法において、板状のウエハー3
0を用意し、ウエハー30に複数個の略円錐形の孔37
を形成し、ウエハー30上において、複数個の略球形の
対物レンズ36を回転移動させて、対物レンズ36を孔
37に嵌合させ、孔37に対物レンズ36を接着するこ
とを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1に記載の光学ヘッドにおいては、対物
レンズ36を球形レンズにより構成するようにしたの
で、その焦点距離を短くすることができ、小型化が可能
になる。
【0015】請求項2に記載の光学ヘッドにおいては、
対物レンズ36を球形レンズにより構成するようにした
ので、光磁気ディスク61と光学ヘッドが平行でない状
態になったとしても、光磁気ディスク61に対して垂直
にレーザ光を照射することができ、正確な記録、再生が
可能となる。
【0016】請求項3に記載の光学ヘッドの製造方法に
おいては、ウエハー30上において、複数個の球形対物
レンズ36を回転移動させて孔37に嵌合させるように
したので、対物レンズ36に手を触れずに孔37にこれ
を嵌合することができ、効率的に光学ヘッドを量産する
ことが可能になる。
【0017】
【実施例】図1および図2は、本発明の光学ヘッドの構
成を示す側断面図と平面図である。同図に示すように、
本発明による光学ヘッド31は、レーザカプラ33が取
り付けられているリードフレーム32と、レーザカプラ
33を囲むようにリードフレーム32に取り付けられた
セラミックなどよりなるパッケージ34とにより構成さ
れている。そして、このパッケージ34は、例えばフェ
ライトなどの磁性体よりなるカバー35により被覆さ
れ、このカバー35には略円錐形の孔37が形成され、
その中に略球形の形状をした対物レンズ36が接着固定
されている。
【0018】また、カバー35上には、コイル38が図
2に示すように螺旋状に展開されている。即ち、この実
施例においては光磁気ヘッドが構成されている。このコ
イル38に所定の方向の電流を流すことにより、光磁気
ディスク61(図4)に対してN極またはS極の磁界を
印加することができる。
【0019】図3は、レーザカプラ33のより詳細な構
成を示す斜視図である。PDIC51には、ホトディテ
クタ45,46が取付けられている他、各種のアンプや
その他の電気部品が内蔵されている。またLOPチップ
52には、半導体レーザ41が固定されるとともに、半
導体レーザ41を駆動するアンプなどが内蔵されてい
る。LOPチップ52は、PDIC51上に固着されて
いる。またPDIC51上には、ホトディテクタ45,
46を覆うように、プリズム42が固着されている。プ
リズム42は、半導体レーザ41に対向する面が45度
に傾斜する面とされ、この傾斜面には偏光ビームスプリ
ッタ43が形成されている。また、プリズム42の上面
には全反射ミラー44が形成されている。
【0020】図4は、光磁気ディスク装置における光学
ヘッド31と光磁気ディスク61との関係を示してい
る。この実施例においては、光磁気ディスク61と光学
ヘッド31が筐体62の内部に収容されるようになされ
ている。そして、この筐体62は密閉構造とされ、その
内部にゴミ、ほこりなどが侵入しないようになされてい
る。即ち、この実施例においては、光磁気デイスク61
は、磁気デイスクにおけるハードディスクと同様に固定
タイプのものとされ、比較的容易には交換できないよう
になされている。
【0021】筐体62の内部にゴミ、ほこりなどが侵入
しないように配慮されているため、光磁気ディスク61
は基板61b上に形成された光磁気膜61aが対物レン
ズ36に対向するように配置されている。このように光
磁気膜61aに対して基板61bを介さずにレーザ光を
照射するようにすると、対物レンズ36と光磁気膜61
aとのワーキングディスタンスは0.1mm程度でよく
なり、その結果、対物レンズ36の径も0.1mm程度
でよくなる。
【0022】逆に、対物レンズ36がこのように従来の
場合に較べ、極端に小さくなると(従来の場合の1/2
0になる)、半導体レーザ41より出射されたレーザ光
の光軸を、対物レンズ36の光軸と一致させるように調
整することが極めて困難となる。そこで本実施例におい
ては、カバー35上に孔37を形成し、そこに球形の対
物レンズ36を固着し、光軸調整を不要にするものであ
る。即ち、レーザカプラ33は、リードフレーム32と
パッケージ34を介してカバー35と固定されているた
め、その組立時における精度を向上させれば、組立後の
調整は不要となる。
【0023】半導体レーザ41より出射されたレーザ光
は、例えばS波により構成されている。偏光ビームスプ
リッタ43は、このS波を反射し、P波を透過するよう
に形成されている。従って、S波は偏光ビームスプリッ
タ43で反射され、対物レンズ36に入射される。対物
レンズ36は、このS波を集束して光磁気デイスク61
の光磁気膜61a上に照射させる。
【0024】光磁気膜61aにおいて反射されたレーザ
光の偏光面には、光磁気膜61a上に記録されているデ
ータに対応して、角度+θk乃至角度−θkの範囲のカー
効果が発生し、これにより、このカー効果に対応するP
波成分が発生する。光磁気ディスク61により反射され
たレーザ光は、対物レンズ36を介して偏光ビームスプ
リッタ43に入射されるが、そのうちのP波成分は、こ
の偏光ビームスプリッタ43を透過する。その結果、こ
のP波成分が半透過反射膜47を介してホトディテクタ
45に入射される。
【0025】半透過反射膜47は、その一部の光を透過
してホトディテクタ45に入射させるとともに、その一
部の光を反射する。この反射した光は、全反射ミラー4
4に入射され、そこで反射されてホトディテクタ46に
入射される。光磁気ディスク61により反射されたレー
ザ光は、ホトディテクタ45と46の光路の途中におい
て、一旦集束するようになされている。従って、ホトデ
ィテクタ45は前ピン位置に、ホトディテクタ46は後
ピン位置に、それぞれ配置されていることになる。
【0026】尚、このホトディテクタ45,46として
は、PINホトダイオードを用いることができるが、こ
れよりもより感度の高いアバランシュホトダイオードを
用いることもできる。
【0027】図5は、カバー35と対物レンズ36の取
り付け状態を拡大して示している。同図に示すように、
カバー35には略円錐形の形状をした孔37が形成され
ており、この孔37には円錐面37aが形成されてい
る。そして、この円錐面37aには略球形の対物レンズ
36が、その球面が円錐面37aに接するように接合さ
れている。また、この対物レンズ36と円錐面37aの
間に形成される空間に接着剤39が注入され、対物レン
ズ36がカバー35に対して固着されるようになされて
いる。
【0028】当然のことながら、円錐面37aは、その
中心軸S1に対して回転対称に形成されており、対物レ
ンズ36もその中心軸S2に対して回転対称に形成され
ている。その結果、孔37の中心軸S1と対物レンズ3
6の中心軸S2を特別の調整をすることなく、完全に一
致させることができる。従って、コイル38により発生
される磁界の中心を中心軸S1に一致するようにコイル
38をカバー35上において形成しておけば、対物レン
ズ36による光の照射位置をコイル38による磁界の中
心と一致させることができる。
【0029】図6は、このような光学ヘッドを量産する
製造方法の一実施例を示している。同図に示すように、
板状のウエハー30を用意し、これにスリット30aを
形成する。このスリット30aは、後にこの部分をカッ
トすることにより、各光学ヘッドのカバー35を大量に
生産することができるようにするものである。
【0030】ウエハー30上には、スリット30aによ
り区分される各領域の所定の位置に孔37が形成されて
いる。そして、このウエハー30上に多数の球形の対物
レンズ36が回転しながら移動される。これは、例えば
ウエハー30を所定の方向に傾斜させ、そこに対物レン
ズ36を上から下に向かって転がすようにして実現する
ことができる。このようにすると、球形の対物レンズ3
6は孔37に嵌合される。このとき、嵌合をより容易に
するために、例えば図中下方向に空気を吸引するように
してもよい。このようにすると、対物レンズ36が孔3
7により入り易くなる。
【0031】尚、この他、ウエハー30を若干傾斜させ
るか、あるいは水平に保持した状態で、これを水平面内
において振動させるようにしてもよい。
【0032】このようにして対物レンズ36が各孔37
に嵌合されたとき、次に接着剤39を対物レンズ36と
孔37の間に所定量注入する。これにより、対物レンズ
36をウエハー30の孔37上に固着した部材を得るこ
とができる。その後、スリット30aをカットすること
により、個々の光学ヘッドにおけるカバー35を量産す
ることができる。
【0033】次に、図7および図8を参照して、フォー
カスエラー信号とRF信号を生成する原理について説明
する。図8に示すように、ホトディテクタ45は、A
1,B1,C1の3つの領域に区分されており、ホトデ
ィテクタ46は、A2,B2,C2の3つの領域に区分
されている。そして領域C1が領域A1,B1の間に配
置され、領域C2が領域A2とB2の間に配置されるよ
うになされている。
【0034】領域A1とB1の出力は、加算器81によ
り加算され、利得調整アンプ82により所定の利得に調
整された後、減算器84に供給されている。また、領域
C1の出力は、利得調整アンプ83により所定の利得に
調整された後、減算器84に供給されている。減算器8
4は、利得調整アンプ82と83の出力の差を演算す
る。
【0035】図7に示すように、光磁気デイスク61に
より反射されたレーザ光が、ホトディテクタ45と46
の頂度中間の位置f1において焦点を結ぶ状態にあると
き、ホトディテクタ45上におけるレーザ光のスポット
径はD11となる。このとき、領域A1とB1の出力の和
が領域C1の出力と等しくなるように、利得調整アンプ
82と83が調整されている。その結果、この場合にお
ける減算器84の出力は0となる。
【0036】これに対して、反射レーザ光の集束点がf
1よりホトディテクタ45に近い位置f3になると、ホト
ディテクタ45上におけるスポット径はD13(D13<D
11)になる。また、f1より遠いf2の位置になると、ス
ポット径はD12(D12>D11)になる。その結果、減算
器84の出力は、例えばスポット径がD13になったと
き、正となり、D12になったとき、負となる。この位置
1乃至f3の位置は、対物レンズ36の光磁気ディスク
61に対する合焦状態に対応して変化する。従って、減
算器84の出力よりフォーカスエラー信号を得ることが
できる。
【0037】同様に、ホトディテクタ46において領域
A2とB2の出力が加算器87により加算され、利得調
整アンプ88により所定の利得に調整された後、減算器
90に供給されている。また、領域C2の出力が利得調
整アンプ89により所定の利得に調整された後、減算器
90に供給されている。上述した場合と同様にして、減
算器90よりフォーカスエラー信号が得られる。減算器
84と90より出力されるフォーカスエラー信号の極性
は、それぞれ反対になっている。そこで、減算器84と
90の出力の差を減算器92により演算することによ
り、より利得の大きいフォーカスエラー信号が得られ
る。このエラー信号に対応して、図1に示した光学ヘッ
ド31がフォーカス方向に図示せぬアクチュエータなど
により駆動制御されることになる。
【0038】一方、上述したように、ホトディテクタ4
5と46は、光磁気ディスク61の光磁気膜61aによ
り発生したP波成分を受光する。このP波成分のレベル
は記録情報に対応して変化するので、ホトディテクタ4
5,46の出力からRF信号を得ることができる。この
ため、ホトディテクタ45の領域A1乃至C1の出力の
和が、加算器81と85により演算され、加算器86に
供給される。また、ホトディテクタ46の領域A2乃至
C2の出力の和が、加算器87と91により演算され、
加算器86に供給される。加算器86は、加算器85と
91の出力の和を演算する。従って、この加算器86の
出力からRF信号を得ることができる。
【0039】図9は、光学ヘッド31を所謂フライング
ヘッド構成とした実施例を示している。この実施例にお
いては、光磁気ディスク61が図中左方向に高速で回転
される。また、光学ヘツド31の正面(図中右側)に
は、テーパ面31aが形成されている。従って、光磁気
デイスク61の回転により発生する空気流が、このテー
パ面31aに案内されて、光学ヘツド31と光磁気デイ
スク61との間に侵入し、これにより光学ヘッド31が
光磁気ディスク61から所定の距離だけ離れる(浮上す
る)ことになる。このとき、図9に示すように、光学ヘ
ッド31は光磁気デイスク61に対して必ずしも平行な
状態にはならないが、対物レンズ36は上述したように
球形に形成されているため、対物レンズ36に入射する
レーザ光の角度を適当な角度に調整しておけば、レーザ
光を光磁気デイスク61に対して垂直に照射することが
できる。
【0040】
【発明の効果】以上の如く請求項1に記載の光学ヘッド
によれば、磁性体の孔に球形の対物レンズを固着するよ
うにしたので、小型化が可能になる。
【0041】また、請求項2に記載の光学ヘッドによれ
ば、所謂フライングヘッドにおいて球形レンズを用いる
ようにしたので、記録媒体に対してレーザ光を垂直に照
射させることが容易となる。
【0042】さらに請求項3に記載の光学ヘッドの製造
方法によれば、ウエハー上において、複数個の球形の対
物レンズを回転移動させるようにしたので、多数の対物
レンズを多数の孔に嵌合させることが容易となり、光学
ヘッドを大量生産するのに効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学ヘッドの構成を示す側断面図であ
る。
【図2】本発明の光学ヘッドの構成を示す平面図であ
る。
【図3】図1に示すレーザカプラ33の構成を示す斜視
図である。
【図4】図1および図2に示した光学ヘッドを光磁気デ
ィスク装置に用いた場合の構成を示す図である。
【図5】図1の一部分を拡大して示す図である。
【図6】本発明の光学ヘッドの製造方法の一実施例を示
す斜視図である。
【図7】図4のホトディテクタ45,46に対するビー
ムスポット径の変化を説明する図である。
【図8】図4のホトディテクタ45,46の出力からフ
ォーカスエラー信号とRF信号を生成するための回路構
成を説明するブロック図である。
【図9】本発明の光学ヘッドの第2の実施例の構成を示
す側面図である。
【図10】従来の光学ヘッドの構成を示す側断面図であ
る。
【図11】図10のホトディテクタ15の構成を示す平
面図である。
【図12】図10のレーザカプラ11の構成を示す側断
面図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 1a 光磁気膜 1b 透明基板 2 光磁気ヘッド 11 レーザカプラ 14 対物レンズ 31 ヘッド 31a テーパ面 32 リードフレーム 33 レーザカプラ 34 パッケージ 35 カバー 36 対物レンズ 37 孔 37a テーパ面 38 コイル 39 接着剤 41 半導体レーザ 42 プリズム 43 偏光ビームスプリッタ 44 全反射ミラー 45,46 ホトディテクタ 61 光磁気ディスク 61a 光磁気膜 61b 基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を発生するレーザと、 記録媒体に付与する磁界を発生するコイルと、 前記コイルが装着された磁性体と、 前記磁性体に形成された略円錐形の孔と、 前記磁性体の孔に嵌合され、前記レーザより発生された
    レーザ光を前記記録媒体に照射する略球形の対物レンズ
    とを備えることを特徴とする光学ヘッド。
  2. 【請求項2】 レーザ光を発生するレーザと、 前記レーザより発生されたレーザ光を記録媒体に照射す
    る略球形の対物レンズと、 略円錐形の孔が形成され、前記孔に略球形の前記対物レ
    ンズが嵌合されている支持板と、 回転する前記記録媒体から所定の距離だけ離間するよう
    に、前記記録媒体との間に空気流を発生させる空気流発
    生部とを備えることを特徴とする光学ヘッド。
  3. 【請求項3】 支持板に略円錐形の孔が形成され、前記
    孔に略球形の対物レンズが嵌合されている光学ヘッドの
    製造方法において、 板状のウエハーを用意し、 前記ウエハーに複数個の略円錐形の孔を形成し、 前記ウエハー上において、複数個の略球形の前記対物レ
    ンズを回転移動させて、前記対物レンズを前記孔に嵌合
    させ、 前記各孔に前記対物レンズを接着することを特徴とする
    光学ヘッドの製造方法。
JP4091615A 1992-03-17 1992-03-17 光学ヘッドおよびその製造方法 Withdrawn JPH05266529A (ja)

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JP (1) JPH05266529A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5956312A (en) * 1996-08-27 1999-09-21 Nec Corporation Pickup apparatus and method for laser beams having different wavelengths
US6091689A (en) * 1996-05-27 2000-07-18 Sony Corporation Optical pickup device with a plurality of laser couplers

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