JPH0526612B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0526612B2
JPH0526612B2 JP21674687A JP21674687A JPH0526612B2 JP H0526612 B2 JPH0526612 B2 JP H0526612B2 JP 21674687 A JP21674687 A JP 21674687A JP 21674687 A JP21674687 A JP 21674687A JP H0526612 B2 JPH0526612 B2 JP H0526612B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
workpiece
circlip
shaft
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP21674687A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6458433A (en
Inventor
Michio Toyoda
Tomio Furusawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP21674687A priority Critical patent/JPS6458433A/ja
Publication of JPS6458433A publication Critical patent/JPS6458433A/ja
Publication of JPH0526612B2 publication Critical patent/JPH0526612B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
    • B23P19/04Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for assembling or disassembling parts
    • B23P19/08Machines for placing washers, circlips, or the like on bolts or other members
    • B23P19/084Machines for placing washers, circlips, or the like on bolts or other members for placing resilient or flexible rings, e.g. O-rings, circlips

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A 発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、自由端寄りの外周に環状溝が設けら
れた軸部を有するとともにその軸部の形状を異に
した複数種類のワークに、軸部を囲繞するばねの
一端を受ける環状のばね受部材を支承すべく前記
環状溝に嵌合されるサークリツプを嵌込むための
ワークへのサークリツプ嵌込み装置に関する。
(2) 従来の技術 従来、ワークにサークリツプを嵌込む装置とし
ては、たとえば特公昭36−16652号公報および実
公昭51−33003号公報等で開示されたものが知ら
れている。
(3) 発明が解決しようとする問題点 ところで、上記従来のものは、固定位置にある
拡開体によりサークリツプを拡開しながらワーク
の軸部に嵌込むものであり、同一ラインで複数種
類の類似ワークにサークリツプを嵌込もうとする
と、その都度機械を停止して拡開体を交換しなけ
ればならないので拡開体の交換が煩雑であつた。
またサークリツプが、ばねの端部を受けるばね
受部材を支承するものであるときには、ワークの
軸部にばねおよびばね受部材を嵌挿した後に、サ
ークリツプを軸部に嵌込む必要があるが、その場
合、ばねを嵌挿した状態にある軸部にばね受部材
を嵌挿し、次の工程でサークリツプを嵌込もうと
すると、ばねが自由長状態にあるときにはばね受
部材が軸部の自由端よりも外方に位置することと
なり、ワークの搬送途中の振動等によりばね受部
材の位置がずれてしまい、サークリツプの嵌込み
が困難であつた。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので
あり、複数種類の類似ワークにサークリツプを効
率良くかつ確実に嵌込み得るようにしたワークへ
のサークリツプ嵌込み装置を提供することを目的
とする。
B 発明の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本発明装置は、搬送方向に沿う上流側から順に
識別ステーシヨン、供給ステーシヨンおよび嵌込
みステーシヨンが設定されるとともに、軸部にば
ねを装着した状態のワークを前記各ステーシヨン
での停止を可能にして搬送する搬送手段と;ワー
クの軸部を識別すべく識別ステーシヨンに配設さ
れる識別手段と;ワークを位置決め固定すべく供
給ステーシヨンに配設される部品供給用位置決め
固定手段と;供給ステーシヨンに位置決め固定さ
れているワークの軸部に適合したサークリツプお
よびばね受部材、ならびにサークリツプを拡開し
ながら軸部に案内すべくテーパ状に形成された拡
開体の選択と、該拡開体の軸部自由端への嵌合
と、拡開体を介してのばね受部材の軸部への嵌合
ならびに拡開体へのサークリツプの嵌合とを可能
にして供給ステーシヨン近傍に配設される選択供
給手段と;環状溝よりも内方側にばねを撓ませな
がらワークを位置決め固定すべく嵌込みステーシ
ヨンに配設される嵌込み用位置決め固定手段と;
嵌込みステーシヨンで位置決め固定されているワ
ークの軸部に拡開体に沿つてサークリツプを圧入
可能な嵌込み手段と;嵌込みステーシヨンでワー
クから取外された拡開体を種類毎に選別して拡開
体待機位置に整列させる選別手段と;を含む。
(2) 作用 上記構成によれば、ワークの軸部が識別手段で
識別され、供給ステーシヨンで位置決め固定され
たワークの軸部には、前記識別手段の識別結果に
基づいて選択供給手段により対応する拡開体が嵌
合されるとともにばね受部材およびサークリツプ
が供給される。したがつてワークにはばね受部材
およびサークリツプが拡開体を介して供給される
ので、このワークを嵌込みステーシヨンで位置決
め固定したときに、嵌込み手段でサークリツプを
軸部に嵌込むことができる。しかも嵌込み後に不
要となつた拡開体は選別手段により種類毎に選択
されて拡開体待機位置に戻る。
(3) 実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説
明すると、先ず本発明のサークリツプ嵌込み装置
の平面を示す第1図および正面を示す第2図にお
いて、サークリツプ嵌込み装置1は、軸部8の径
の異なるワークW(第3図参照)をそれぞれ搬送
するための第1および第2搬送手段21,22と、
第1および第2搬送手段21,22にそれぞれ対応
してサークリツプ10およびばね受部材11(第
3図参照)を整送する第1および第2部品供給手
段31,32と、第1および第2部品供給手段31
2によつて整送されたサークリツプ10および
ばね受部材11を第1および第2搬送手段21
2上のワークWに供給、組付する単一の選択供
給手段5と、第1および第2搬送手段21,22
それぞれ対応してワークW上に供給されているサ
ークリツプ10を押圧して軸部8に嵌込み第1お
よび第2嵌込み手段61,62と、第1および第2
搬送手段21,22にそれぞれ対応した第1および
第2拡開体戻し手段41,42と、第1および第2
拡開体戻し手段41,42に個別に付設される第1
および第2選別手段71,72とを備える。
第3図において、この実施例におけるワークW
は、たとえば多板クラツチのケーシングを構成す
べく椀状に形成されたものであり、その中央部に
は開放端側に延びる円筒状軸部8が同軸にかつ一
体に設けられる。軸部8の自由端寄りの部分の外
周には、環状溝9が設けられており、該環状溝9
に嵌合されるサークリツプ10と、該サークリツ
プ10で支承される環状のばね受部材11とが、
サークリツプ嵌込み装置1により軸部8に嵌込ま
れる。ばね受部材11は、軸部8を囲繞して配置
されるコイル状のばね12を受けるためのもので
あり、このばね12を軸部8に外挿した状態でワ
ークWが嵌込み装置1に搬入される。すなわち、
ピストン13を摺動自在に嵌合するとともに軸部
8を囲繞するばね12をピストン13上に載せた
状態にして、ワークWはその開放端側を上方にし
て嵌込み装置1に搬入される。
ところで、サークリツプ嵌込み装置1には、た
とえば軸部8の外径を大、小2種類、また軸部8
の高さを高、低2種類として合計4種類のワーク
Wが搬入されるものであり、この実施例では、た
とえば軸部8の外径が大きい2種類のワークWが
第1搬送手段21により、また軸部8の外径が小
さい2種類のワークWが第2搬送手段22により
搬送される。
第1および第2搬送手段21,22は、相互に並
列して固定の基台14上に配設されるものであ
り、これらの搬送手段21,22は第4図で示すよ
うに、たとえば相互に平行にして走行可能な左右
一対の載置板15,16を備え、ワークWは、そ
れらの載置板15,16上に乗つて搬送される。
また、第1および第2搬送手段21,22の途中
には、第1図で示すように、識別ステーシヨン
SI1,SI2と、供給ステーシヨンSM1,SM2と、嵌
込みステーシヨンSF1,SF2とが搬送方向17に
沿う上流側から順に間隔をあけてそれぞれ配設さ
れる。識別ステーシヨンSI1,SI2は、ワークWに
おける軸部8の形状を識別するためのステーシヨ
ンであり、供給ステーシヨンSM1,SM2はワーク
Wに拡開体18を介してばね受部材11およびサ
ークリツプ10を供給するためのステーシヨンで
あり、嵌込みステーシヨンSF1,SF2ではサーク
リツプ10が拡開体18を介して軸部8に嵌込ま
れる。また第1および第2搬送手段21,22は、
識別ステーシヨンSI1,SI2、供給ステーシヨン
SM1,SM2および嵌込みステーシヨンSF1,SF2
で、ワークWを一旦停止させることができ、その
停止状態でワークWは後述のように位置決め固定
される。
第4図は第1図の−線拡大断面図であり、
この第4図において、第1搬送手段21の供給ス
テーシヨンSM1には位置決め部材20と、昇降シ
リンダ23(第2図参照)とを備える部品供給用
位置決め固定手段MFが配設される。基台14上
には第1搬送手段21を跨ぐ門型のフレーム19
が立設されており、このフレーム19上には、位
置決め部材20がワークWを位置決め固定すべく
固設される。この位置決め部材20は、フレーム
19に固定される鍔部21と、その鍔部21の内
周縁から下方に延設される基本的に筒状の受け部
22とから、受け部22の先端すなわち下端をフ
レーム19の上端部から下方に突出させるように
してフレーム19に固設される。一方、位置決め
部材20に対応して基台14内には、第2図に示
すように昇降シリンダ23が配設されており、こ
の昇際シリンダ23におけるピストンロツド24
の先端には、第1搬送手段21上にあつて供給ス
テーシヨンSM1の位置で停止したワークWの中央
下部に下方から当接して押上げるための押上げ部
25が設けられる。したがつて、第1搬送21
搬送されて来たワークWが供給ステーシヨンSM1
の所定位置で停止したときに、昇降シリンダ23
が伸長作動することにより、ワークWは、押上げ
部25の先端がワークWにおける軸部8内に嵌合
して位置決めされつつ第1搬送手段21上から押
上げられ、位置決め部材20における受け部22
の先端がピストン13に当接した状態でワークW
が位置決め固定される。
ところで、供給ステーシヨンSM1においてワー
クWの軸部8に嵌合される拡開体18は、第5図
で示すように形成される。すなわち拡開体18
は、ワークWにおける軸部8の自由端部に嵌合可
能な小径嵌合部26と、軸部8の自由端端面に当
接可能な段部27を小径嵌合部26との間に介し
て軸部と同一外径に形成される大径案内部28
と、大径案内部28に大径端が連設されるととも
に小径端がサークリツプ10の内径よりも小径で
あるテーパ案内部29と、テーパ案内部29の小
径端に段差を介して連なる小径筒部30とが順に
同軸に連設されて成るものである。
かかる拡開体18は、ワークWの種類に応じて
準備されるものであり、ワークWの種類が4種類
であることから4種類が準備される。
第6図、第7図および第8図において、供給ス
テーシヨンSM1よりも搬送方向17に沿う上流側
に設定された識別ステーシヨンSI1において、位
置決め部材20が固設されているフレーム19に
は、ワークWの種類すなわち軸部8の高、低を検
出するための識別手段31が付設される。この識
別手段31は、フレーム19に連結された支持枠
32に上下動自在に支承された一対のスライドバ
ー33,34と、スライドバー33,34の上端
を連結する連結バー35の下面にピストンロツド
36aを当接させながら上下に延びる軸線を有し
て支持枠32に支持、固定されるシリンダ36
と、支持枠32より下方位置で一方のスライドバ
ー33の中間部に係合された受け鍔37および支
持枠32間に縮設されてスライドバー33を下方
に向けて付勢するばね38と、スライドバー33
の下端に固設された支持部材39と、該支持部材
39で上下動自在に支持された一対のタツチバー
40,40と、それらのタツチバー40,40お
よび支持部材39間に縮設されて各タツチバー4
0,40を下方に向けて付勢するばね41,41
と、前記受け鍔37および支持部材39間の中間
部でスライドバー33に支持、固定されるととも
に支持部材39から上方に突出したタツチバー4
0,40の上端を検出する一対の検出スイツチ4
2,42とを備える。
この識別手段31では、通常時にはシリンダ3
6の伸長作動によりスライドバー33すなわち支
持部材39は上限位置にあり、第1搬送手段21
で搬送されて来たワークWが識別手段31の直下
で停止したときに、シリンダ36は収縮作動せし
められる。これにより、スライドバー33および
支持部材39はばね38のばね力により降下し、
タツチバー40,40の下端がワークWにおける
軸部8の上端に当接する。この際、タツチバー4
0,40は支持部材39との間に縮設したばね4
1,41により下方に付勢されているので、ワー
クWの軸部8の高さに応じてタツチバー40,4
0の上端位置が高、低に変化する。したがつて検
出スイツチ42,42によりタツチバー40,4
0の上端位置を検出することにより、軸部8の高
さが高いワークWであるか、また軸部8の高さが
低いワークWであるかを検出することができる。
この識別手段31による識別結果は、高、低い
ずれの拡開体18を供給ステーシヨンSM1でワー
クWの軸部8に供給するかを決めるために用いら
れるとともに、第1搬送手段71における拡開体
18の選別基準としても用いられる。
第9図において、第1搬送手段21の嵌込みス
テーシヨンSF1には、位置決め部材44および昇
降シリンダ50(第2図参照)を含む嵌込み用位
置決め固定手段FFが配設される。嵌込みステー
シヨンSF1では第1搬送手段21を跨ぐ門型のフ
レーム43が基台14上に立設され、このフレー
ム43上にワークWを位置決めするための位置決
め部材44が固設される。この位置決め部材44
は、前記供給ステーシヨンSM1の位置決め部材2
0に類似して、フレーム43に固定される鍔部4
5と、その鍔部45の内周縁から下方に延設され
る基本的に筒状の受け部46とを有するものであ
るが、受け部46の内周面には、ばね受け部材1
1に係合すべく下方に臨んだ係合段部47が設け
られる。しかも係合段部47は、受け部46の下
端がワークWのピストン13に当接したときに、
環状溝9に嵌合されたときのサークリツプ10で
支承されるべき位置よりもワークWの閉塞端側に
ばね12を圧縮しながらばね受け部材11を押下
げるべく配設される。また位置決め部材44の直
下における基台14内には、ワークWを位置決め
部材44に当接させて位置決めさせるための押上
げ部48をピストンロツド49の上端に備える昇
降シリンダ50が、上下に延びる軸部を有して内
蔵される。
以上のように、第1搬送手段21に関連してフ
レーム19、位置決め部材20、昇降シリンダ2
3、識別手段31、位置決め部材44および昇降
シリンダ50等が配設されるが、第2搬送手段2
に関連するそれらの構成も第1搬送手段21と基
本的に同一であるので、第1搬送手段21に対応
する部分には同一の参照符号を付して図示するの
みとし、詳細な説明を省略する。
第1部品供給手段31の詳細を示す第10図、
第11図および第12図において、第1部品供給
手段31は、第1搬送手段21で搬送されるワーク
Wの軸部8外径に対応するばね受部材11および
サークリツプ10をサークリツプ10が上方位置
にあるようにして上下に配置した状態で供給すべ
く基台14の側方位置に配設される。
この第1部品供給手段31は、床面上に立設さ
れる枠体55に固着された案内部材56に上下移
動自在に挿通される押上げロツド57と、ばね受
部材11およびサークリツプ10を保持すべく押
上げロツド57の上端に固設される保持部材58
と、上下に延びる軸線を有して前記案内部材56
に固定、支持されるとともにそのピストンロツド
59aが押上げロツド57の下端に連結される押
上げシリンダ59とを備える。
保持部材58は、下方の大径部60と、上方の
小径部61とが段部62を介して同軸に連設され
て成るものであり、大径部60が押上げロツド5
7の上端に同軸に固設される。しかも小径部61
の外径は、ばね受部材11の内径よりもわずかに
小さく設定されるものであり、小径部61はばね
受部材11を段部62で支承するようにしてばね
受部材11内に挿通可能である。また小径部61
の上端には、上方に向かうにつれて小径となるテ
ーパ部63が設けられており、該テーパ部63
は、外力を加えない自然な状態でのサークリツプ
10に挿通されて、第11図に示すように該サー
クリツプ10を中間部で支承すべく形成される。
枠体55の上面には、相互に平行な一対の固定
シユート64,64と、それらの固定シユート6
4,64の終端部に設けられたストツパ65とが
固設されており、固定シユート64,64の相互
に対向する側縁の間隔はばね受部材11を案内し
て移動可能に設定されており、その下部にはばね
受部材11の外縁部を載せて案内すべく案内段部
66,66がそれぞれ設けられる。しかもストツ
パ65は、固定シユート64,64内を移動して
来たばね受部材11がストツパ65に当接して位
置決めされたときに、保持部材58の軸線とばね
受部材11の軸線とが一致するように配設され
る。
固定シユート64,64には、抑え板67,6
7が固定されており、これらの抑え板67,67
はストツパ65に当接した状態にあるばね受部材
11を固定シユート64,64から持ち上げ可能
とすべく、シユートエンドを除いて取付けられ
る。
固定シユート64,64の延長線上には、それ
らの固定シユート64,64にばね受部材11を
順次供給するシユート68が固定シユート64,
64に連なるように配置され、このシユート68
には、パーツフイーダ69が接続される。したが
つて、パーツフイーダ69から連続的に供給され
るばね受部材11がシユート68を経て固定シユ
ート64,64に順次供給されることになる。
保持部材58の軸線を中心として前記シユート
68の延びる方向とは90度をなす方向で枠体55
の側方には、架台70が固定配置される。この架
台70上の枠体55寄りの部分には、多数のサー
クリツプ10を同軸に積重ねて保持するためのマ
ガジン71が立設される。このマガジン71内に
積層、収納されている多数のサークリツプ10
は、その最下段のサークリツプ10から順次第1
部品供給手段31上に供給されるものであり、架
台70上には、架台70上に軸支された複数のロ
ーラ72により、マガジン71の下方位置と、第
1部品供給手段31の上方位置との間を移動可能
にして供給板73が配置され、この供給板73に
は、架台70上に支持、固定されたシリンダ74
(第1図参照)が連結される。
供給板73は、第1部品供給手段31側に移動
したときに固定シユート64,64の上方に位置
するものであり、この供給板73の先端部には、
マガジン71内の最下段のサークリツプ10を1
個だけ収納する収納部75が設けられる。しかも
この収納部75の前進端の位置は、ばね受部材1
1を嵌合した保持部材58の先端が、下方から該
収納部75に嵌合してテーパ部63でサークリツ
プ10を保持し得る位置に位置決めされる。
かかる構成において、固定シユート64,64
の端部にあるばね受部材11の上方に供給板73
によりサークリツプ10が供給され、その下方か
ら保持部材58が上昇して来ることにより、保持
部材58の小径部61が挿通されてテーパ部63
でサークリツプ10が支持され、段部62により
ばね受部材11が支持され、供給板73はマガジ
ン71の下方位置に戻される。したがつて、保持
部材58は、その上限位置においてばね受部材1
1を下方に、サークリツプ10を上方にして保持
した状態となり、選択供給手段5によりサークリ
ツプ10およびばね受部材11が把持されるま
で、その上限位置を維持する。
第2部品供給手段32は、第2搬送手段22で搬
送されるワークWの軸部8の外径に対応するばね
受部材11およびサークリツプ10を同様に供給
して保持部材58で保持するものであり、基台1
4の側方位置に配設される。しかもこの第2部品
供給手段32およびそれに関連する部分は、前記
第1部品供給手段31およびそれに関連する部分
とワークWの軸部8の外径に関係する寸法が異な
つているのみで基本的に同一に構成されており、
対応する部分に同一の参照符号を付して図示する
のみで、詳細な説明を省略する。
再び第1図および第2図において、選択供給手
段5は、鉛直軸線まわりの回動および伸縮作動可
能な腕部76と、上下に延びる軸線を有して腕部
76の先端部に固定される一対のシリンダ77,
78におけるピストンロツド77a,78aの先
端すなわち下端にそれぞれ配設される第1および
第2チヤツクヘツド79,80とを備え、第1チ
ヤツクヘツド79は第1および第2部品供給手段
1,32と供給ステーシヨンSM1,SM2との間、
また第2チヤツクヘツド80は第1および第2拡
開体戻し手段41,42の端部にそれぞれ設定され
た拡開体待機位置PW1,PW2と、供給ステーシ
ヨンSM1,SM2との間をそれぞれ移動可能であ
る。
第13図、第14図および第15図において、
第1チヤツクヘツド79は、シリンダ77におけ
るピストンロツド77aの下端に固設されるヘツ
ド本体81と、ばね受部材11を把持すべくヘツ
ド本体81に揺動自在に支承される一対の把持爪
82,82と、両把持爪82,82を開く方向に
付勢する一対の戻しばね83,83と、両把持爪
82,82を閉じ方向に駆動すべくヘツド本体8
1に配設される一対の閉じ用シリンダ84,84
と、ヘツド本体81に固設した鍔部81aから垂
下された一対の案内ロツド85,85の下端にば
ね受部材11の上面に当接すべくそれぞれ固設さ
れる押え部材86,86と、サークリツプ10に
上方から当接すべく両案内ロツド85,85で上
下移動自在に支承される押圧部材87と、押圧部
材87を下方に押圧すべく押圧部材87およびヘ
ツド本体81間に縮設されるばね88とを備え
る。
ヘツド本体81は、ピストンロツド77aの一
直径線に沿つて長く延びた矩形ブロツク状に構成
されており、このヘツド本体81の長手方向に沿
う両端下部にはブラケツト89,89が設けられ
る。各把持爪82,82の中間部は支軸90,9
0を介してそれらのブラケツト89,89にそれ
ぞれ支承され、また各把持爪82,82の下部に
は、把持爪82,82が閉じたときにばね受部材
11を把持するための爪部91,91が設けられ
る。
また各把持爪82,82の上部は、ヘツド本体
81の長手方向に沿う両端に対向すべく配置され
ており、その上部には支軸90,90と平行であ
つて把持爪82,82の両側方に突出するばね掛
92,92がそれぞれ固設され、両ばね掛92,
92の両端間に戻しばね83,83が張設され
る。
ヘツド本体81には、その長手方向両端からピ
ストンロツド84a,84aを突出させるように
して閉じ用シリンダ84,84が内蔵配置されて
おり、それらの閉じ用シリンダ84,84を伸長
作動せしめると、ピストンロツド84a,84a
により把持爪82,82が押圧され、それに応じ
て把持爪82,82は爪部91,91を相互に近
接させる方向すなわち閉じ方向に回動駆動され
る。
一方、ヘツド本体81の上部には、その長手方
向に延びる規制部材94が固設されており、その
規制部材94の長手方向両端部には、閉じ用シリ
ンダ84,84とは反対側で把持爪82,82の
上部に対向する規制突部95,95が一体に設け
られ、それらの規制突部95,95には把持爪8
2,82の上部に当接し得るねじ部材96,96
が進退自在に螺合される。これらのねじ部材9
6,96に当接することにより、把持爪82,8
2は閉じ方向の最大回動量を規制される。
押圧部材87は、ヘツド本体81の長手方向に
直交して長く形成されており、この押圧部材87
の下部には、サークリツプ10の上面に当接し得
る一対の当接突起97,97が当接される。
かかる第1チヤツクヘツド79では、第1保持
手段31あるいは第2保持手段32で保持されたば
ね受部材11およびサークリツプ10を把持する
にあたつて、保持部材58のテーパ部63に保持
されているサークリツプ10に当接突起97,9
7を当接させるまでヘツド本体81を下降させ、
さらにばね88を収縮させながらヘツド本体81
をさらに降下させて押え部材86,86がばね受
部材11に当接したときに閉じ用シリンダ84,
84を伸長作動せしめる。これにより把持爪8
2,82が閉じ方向に回動してばね受部材11が
爪部91,91で把持される。そこでヘツド本体
81を上昇せしめると、ばね受部材11およびサ
ークリツプ10が保持部材58から離脱し、サー
クリツプ10はばね88のばね力によりばね受部
材11の上面に弾発的に当接する。したがつて、
サークリツプ10はばね受部材11に押付けられ
ることになり、第1チヤツクヘツド79での移送
途中に、サークリツプ10はばね受部材11上で
位置ずれを生じることはない。
第16図および第17図において、第2チヤツ
クヘツド80は、シリンダ78におけるピストン
ロツド78aの下端に固設されるヘツド本体98
と、拡開体18の小径筒部30を両側から把持す
べくヘツド本体98に回動自在に支承される一対
の把持爪99,99と、それらの把持爪99,9
9を回動駆動すべく上下に延びた軸線を有してヘ
ツド本体98に支持、固定される開閉駆動用シリ
ンダ100とを備える。
両把持爪99,99は、その下部に小径筒部3
0を両側から把持し得る爪部101,101を有
し、中間部が支軸102,102を介してヘツド
本体98に回動自在に支承される。また両把持爪
99,99の上部には、リンク103,103の
一端が連結されており、両リンク103,103
の他端には、ヘツド本体98内を制限された範囲
で上下に移動自在にして前記支軸102,102
と平行に配置される連結軸105に共通に連結さ
れる。しかも連結軸105は、開閉駆動用シリン
ダ100におけるピストンロツド100aの下端
に連結されており、開閉駆動用シリンダ100を
伸長作動せしめることにより両把持爪99,99
は爪部101,101を近接させて小径筒部30
を把持する方向に回動し、開閉駆動用シリンダ1
00を収縮作動せしめると両把持爪99,99は
把持状態を解除する方向に回動する。
第18図において、第1搬送手段21の嵌込み
ステーシヨンSF1および第2搬送手段22の嵌込
みステーシヨンSF2に共通して両搬送手段21
2を跨ぐように配設されたフレーム43上には、
嵌込みステーシヨンSF1に対応した第1嵌込み手
段61と、嵌込みステーシヨンSF2に対応した第
2嵌込み手段62とが設けられる。ここで、第1
嵌込み手段61は、位置決め部材44で位置決め
された状態にあるワークWにサークリツプ10を
嵌込むための嵌込みヘツド106(第19図参
照)と、サークリツプ10を嵌込んだ後にワーク
Wから拡開体18を取外して第1拡開体戻し手段
1に戻すためのリターンヘツド107とを備え
る。
第19図において、フレーム43上には支持枠
108が立設されており、この支持枠108の上
端部には位置決め部材44と同一軸線を有するシ
リンダ109が支持、固定される。また支持枠1
08の上部には、前記シリンダ109に連なる駆
動ロツド110を上下移動自在に案内する案内筒
111が固設され、この駆動ロツド110の先端
すなわち下端は案内筒111から下方に突出す
る。しかも案内筒111から下方に突出した部分
で駆動ロツド110の中間部には、半径方向に沿
う一側方に延びる支持腕112の基端が固着され
ており、この支持腕112の中間上部には上下に
延びる軸線を有する駆動シリンダ113が支持、
固定される。また支持腕112の先端下部にはブ
ラケツト114が固設されており、このブラケツ
ト114には駆動ロツド110の軸線と直角な水
平方向に延びる軸115を介して揺動レバー11
6の一端が回動自在に支承される。該揺動レバー
116は、駆動ロツド110側に延設されてお
り、その中間部には前記駆動シリンダ113にお
けるピストンロツド113aの先端すなわち下端
が連結される。したがつて、駆動シリンダ113
を伸縮作動せしめることにより揺動レバー116
は上下に揺動駆動される。
支持腕112よりも下方位置で駆動ロツド11
0には、上下方向の相対移動を可能しにて筒体1
17が支承される。すなわち筒体117は駆動ロ
ツド110に軸方向相対移動自在に支承されてお
り、この筒体117に前記揺動レバー116の他
端が連結される。したがつて揺動レバー116が
上下に揺動するのに応じて筒体117が駆動ロツ
ド110に対して上下に相対移動する。しかもこ
の筒体117の下部外面はカム面118を形成す
るものであり、該カム面118は、上方に向かう
につれて大径となるテーパ状に形成される。
嵌込みヘツド106は、ヘツド本体119に複
数の押込み部材120が揺動自在に支承されて成
るものであり、ヘツド本体119は、筒体117
の移動を支持腕112との間に規制するようにし
て駆動ロツド110の下端に固着される。このヘ
ツド本体119は下端を開放端として基本的に有
底円筒状に形成されるものであり、その内径は拡
開体18における大径案内部28の外径よりも大
きく形成される。しかもヘツド本体119の側部
は周方向複数位置で切欠かれており、それらの切
欠き部121に押込み部材120がそれぞれ配置
される。しかも各押込み部材120は、ヘツド本
体119とともに円筒状となるべく円弧状に形成
される。
各押込み部材120には、筒体117側に延び
る連結腕122が一体に設けられており、この連
結腕122の中間部がヘツド本体119の軸線と
直角なピン123を介してヘツド本体119に支
承される。しかもピン123よりも下方位置で押
込み部材120ヘツド本体119との間には、ば
ね124が縮設されており、このばね124のば
ね力により各押込み部材120はその先端すなわ
ち下端をヘツド本体119の半径方向外方に開く
ように付勢される。
連結腕122の上端には、筒体117のカム面
118に摺接するカムホロア125としてねじ部
材が螺着されており、筒体117が駆動ロツド1
10に対し上下に相対移動するのに応じて各押込
み部材120が回動駆動される。そしてワークW
の軸部8の径に対応して筒体117が上下するこ
とによつて各押込み部材120の先端を拡開体1
8のテーパ案内部29に保持されているサークリ
ツプ10の径に対応可能として、サークリツプ1
0の径の変更に応じて各押込み部材120の径を
変更してテーパ案内部29から大径案内部28を
経てワークWの軸部8に押込むべく形成されてい
る。
駆動ロツド110の下端部には、ヘツド本体1
19を移動自在に貫通する棒状センタ部材126
の上部が、スリーブ127を介して摺動自在にか
つ同軸に嵌合されており、このセンタ部材126
の上端部にはスリーブ127に当接してセンタ部
材126の駆動ロツド110およびヘツド本体1
19に対する最下限位置を規制すべく、半径方向
外方に張出したストツパ128が一体に設けられ
る。またセンタ部材126と、駆動ロツド110
に穿設された上下方向の有底中心穴閉塞端間には
ばね129が縮設されており、このばね129の
ばね力により下方に向けて弾発付勢される。しか
もセンタ部材126の先端すなわち下端は、拡開
体18における小径筒部30に嵌合すべく先端に
向かうにつれて小径となるように形成されてお
り、このセンタ部材126はストツパ128をス
リーブ127に当接させて最下限位置にあると
き、下端を嵌込みヘツド106内の下部に位置さ
せる状態にある。
第20図、第21図および第22図において、
前記駆動ロツド110に隣接した位置で支持枠1
08には上下に延びる駆動ロツド130が上下移
動および軸線まわりの回動を可能として支承され
る。すなわち支持枠108には、上下に延びる支
持筒131の中間部に設けたフランジ部132が
固着されており、この支持筒131に駆動ロツド
130が軸線方向の移動および軸線まわりの回動
を可能として支承される。また支持筒131の上
端に固着された挟持板133とフランジ部132
との間で挟持されるようにして支持筒131には
被動ギヤ134が同一軸線まわりに回動可能に支
承され、その被動ギヤ134に噛合する駆動ギヤ
135が、駆動ロツド130と平行な回転軸線を
有して支持枠108に固定、支持された駆動モー
タ136の出力軸136aに固設される。したが
つて駆動モータ136の作動に応じて被動ギヤ1
34が回動駆動されるが、その回動量をたとえば
180度に設定すべく駆動モータ136には作動量
検出スイツチ137が付設される。
被動ギヤ134には、その軸線とはずれた位置
に連結ピン138が立設される。一方、駆動ロツ
ド130の上端部には、半径方向に沿う一外方に
延びる連結部材139が固着されており、この連
結部材139の先端寄りには上下に延びる軸線を
有する連結筒140が固着される。この連結筒1
40には前記連結ピン138が上下相対移動を許
容して挿通される。したがつて被動ギヤ134と
駆動ロツド130とは、被動ギヤ134の回動に
応じて駆動ロツド130を回動し、しかも駆動ロ
ツド130の上下移動を許容すべくして連結され
る。
支持枠108の上部には、前記駆動ロツド13
0の軸線延長上に軸線を配置したシリンダ141
が固定、支持されており、このシリンダ141に
おけるピストンロツド141aの先端すなわち下
端と、下端を駆動ロツド130の上端部に固着し
た連結ロツド142の上端とが、軸線まわりの相
対回動を許容する継手143によつて相互に連結
される。したがつてシリンダ141の伸縮作動に
応じて駆動ロツド130が上下に駆動されること
となる。しかも支持筒131より下方位置で駆動
ロツド130に係合された受け鍔144と支持枠
108との間には支持筒131を囲繞するばね1
45が縮設されており、このばね145のばね力
により駆動ロツド130は下方に向けて付勢され
る。
駆動ロツド130の下端には、駆動ロツド13
0の半径方向に沿う一外方に延びる取付腕151
の基端が固着されており、この取付腕151の先
端にリターンヘツド107が取付けられる。
該リターンヘツド107は、取付腕151の先
端に固着されるヘツド本体152と、拡開体18
の小径筒部30を把持すべくヘツド本体152に
回動自在に支承される一対の把持爪153,15
3と、それらの把持爪153,153間にわたつ
て張設されるとともに両把持爪153,153を
開く方向に付勢するばね154と、そのはね15
4のばね力に抗して両把持爪153,153を閉
じる方向に駆動するためのシリンダ155とを備
える。
把持爪153,153の中間部は上下に延びる
軸線を有する支軸156,156によりヘツド本
体152に回動自在に支承され、これらの把持爪
153,153の一端部には拡開体18の小径筒
部30を両側から把持するための爪部157,1
57が設けられる。またばね154は把持爪15
3,153の他端部間に張設される。さらに把持
爪153,153の他端部の相互に対向する部分
には突部158,158が突設され、両側への伸
長作動を可能にしてヘツド本体152に支持、固
定されたシリンダ155に前記突部158,15
8が連動、連結される。
またヘツド本体152には、拡開体18を検出
し得る検出スイツチ159が固定されており、こ
の検出スイツチ159で拡開体18を検出するの
に応じてシリンダ155を伸長作動せしめること
により両把持爪153,153で拡開体18の小
径筒部30を把持することができる。
ところで、嵌込みステーシヨンSF1に近接した
位置に第1拡開体戻し手段41のの戻し開始位置
PS1が設定されており、前記駆動ロツド130
は、嵌込みステーシヨンSF1および戻し開始位置
PS1間の中点に配置され、リターンヘツド107
は嵌込みステーシヨンSF1および戻し開始位置
PS1間で駆動ロツド130の軸線まわりに180度
だけ角変位するように構成される。
第2嵌込み手段62は、上記第1嵌込み手段61
と基本的に同一の構成を有するものであり、対応
する部分に同一の参照符号を付して図示するのみ
で、詳細な説明を省略するが、第2嵌込み手段6
のリターンヘツド107は、第2搬送手段22
嵌込みステーシヨンSF2および第2拡開体戻し手
段42の戻し開始位置PS2間で180度の範囲にわた
つて角変位可能である。
再び第18図において、第1拡開体戻し手段4
は、戻し開始位置PS1および拡開体待機位置
PW1間にわたつて敷設されるコンベアであり、
第2拡開体戻し手段42は戻し開始位置PS2およ
び拡開体待機位置PW2間にわつて敷設されるコ
ンベアである。したがつて、前記リターンヘツド
107により把持され、戻し開始位置PS1,PS2
でその把持状態を解除された拡開体18は、第1
および第2拡開体戻し手段41,42により拡開体
待機位置PW1,PW2まで戻される。
第1選別手段71は、第1搬送手段21で搬送さ
れる2種類のワークWにそれぞれ対応した2種類
の拡開体18を選別して整列させながら拡開体待
機位置PW1に待機させるべく、第1拡開体戻し
手段41に付設されるものであり、第1拡開体戻
し手段41の中間部から拡開体待機位置PW1まで
を2つの通路に区画する隔壁160と、その隔壁
160の上流端に配置される選別羽根161と、
記憶されている前記識別手段31による識別結果
に応じて選別羽根161を回動するモータ162
とから成る。
選別羽根161は、隔壁160で区画された2
つの通路の一方を択一的に閉鎖して他方を開放す
るものであり、この第1選別手段71の作用によ
り2種類の拡開体18は同一種類のものが同一通
路に整列するようにして拡開体待機位置PW1
で戻される。
第2選別手段72は、上記第1選別手段71と基
本的に同一に構成されるものであり、対応する部
分に同一の参照符号を付して図示するのみとし、
詳細な説明を省略する。
次にこの実施例の作用について説明するが、第
1搬送手段21、第1部品供給手段31、第1拡開
体戻し手段41、第1嵌込み手段61および第1選
別手段71の作用と、第2搬送手段22、第2部品
供給手段32、第2拡開体戻し手段42、第2嵌込
み手段62および第2選別手段72の作用とは基本
的に同一であるので、以下、第1搬送手段21
第1部品供給手段31、第1拡開体戻し手段41
第1嵌込み手段61および第1選別手段71の作用
についてのみ述べることにする。
第1搬送手段21で搬送されて来るワークWは、
識別ステーシヨンSI1で一旦停止して識別手段3
1により軸部8の高、低を識別された後、供給ス
テーシヨンSM1まで移動して停止する。これによ
り昇降シリンダ23が伸長作動し、押上げ部25
によりワークWは第1搬送手段21上から押上げ
られ、位置決め部材20に押付けられる。すなわ
ちワークWが供給ステーシヨンSM1で位置決め固
定される。
一方、選択供給手段5では、前記識別手段31
での識別結果に基づいて拡開体待機位置PW1
ある2種類の拡開体18のいずれを把持するかが
決定され、第2チヤツクヘツド80により拡開体
待機位置PW1にある拡開体18を把持する。次
いで、第1部品供給手段31の保持部材58で保
持された状態にあるサークリツプ10およびばね
受部材11を第1チヤツクヘツド79で把持す
る。
このような把持終了後に、選択供給手段5は、
その拡開体18、ならびにサークリツプ10およ
びばね受部材11を供給ステーシヨンSM1まで移
送する。次いで、第2チヤツクヘツド80で把持
した拡開体18を、位置決め部材20に位置決め
されているワークWの軸部8と同軸上で降下さ
せ、拡開体18の小径嵌合部26が軸部8の先端
に嵌合した状態で第2チヤツクヘツド80による
拡開体18の把持状態を解除する。
その後、第1チヤツクヘツド79で把持された
サークリツプ10およびばね受部材11を拡開体
18の上方同一軸線上にもたらして降下させ、ば
ね受部材11が拡開体18の大径案内部28に嵌
合した状態で把持状態を解除する。そうすると、
ばね受部材11が大径案内部28に嵌合するとと
もにサークリツプ10がテーパ案内部29に嵌合
する。そこで選択供給手段5は、次のワークWに
備えて第1および第2チヤツクヘツド79,80
を元の位置に戻す。
ワークWに拡開体18を介してサークリツプ1
0およびばね受部材11が装着された状態で昇降
シリンダ23が収縮作動し、ワークWは第1搬送
手段21上に戻り、嵌込みステーシヨンSF1まで
搬送される。この間、拡開体18はワークWに嵌
合しているので、搬送途中の振動等により拡開体
18がワークWから脱落することはなく、したが
つてサークリツプ10およびばね受部材11のワ
ークWへの装着状態が維持される。
ワークWが嵌込みステーシヨンSF1に到達して
一旦停止すると、昇降シリンダ50が伸長作動
し、ワークWは第1搬送手段21から持上げられ、
位置決め部材44に押付けられる。これにより、
拡開体18の大径案内部28に嵌合していたばね
受部材11は、位置決め部材44の係合段部47
によりばね12を圧縮しながら押下げられ、軸部
8に嵌合した状態となる。
かかる状態で、第1嵌込み手段61の嵌込みヘ
ツド106が先ず降下し、センタ部材126が拡
開体18における小径筒部30の中心孔に嵌合す
る。さらに嵌込みヘツド106の降下は続行さ
れ、押込み部材120がサークリツプ10を拡開
しながら押下げる。したがつてサークリツプ10
はテーパ案内部29に沿つて拡開しながら降下
し、大径案内部28からワークWの軸部8に移行
し、環状溝9に嵌合する。サークリツプ10が環
状溝9に嵌合すると、嵌込みヘツド106は元の
位置まで上昇する。
次いで、第1嵌込み手段61のリターンヘツド
107がワークWの直上に回動され、このリター
ンヘツド107は降下して拡開体18の小径筒部
30を把持する。次いでリターンヘツド107は
上昇し、180度だけ回動して戻し開始位置PS1
至り、第1拡開体戻し手段41上に拡開体18を
戻すべく把持状態を解除する。第1拡開体戻し手
段41に戻された拡開体18は第1選択手段71
働きによりその種類に応じた通路に整列すべく拡
開体待機位置PW1まで戻り、次に第2チヤツク
ヘツド80で把持されるまで待機する。
一方、嵌込みステーシヨンSF1では受部材11
およびサークリツプ10を嵌込まれたワークW
は、昇降シリンダ50の収縮作動に応じて第1搬
送手段21上に戻り、他の部品の取付けのために
搬送方向17に沿つて搬送されていく。
このようにして、複数種類の拡開体18を用い
てサークリツプ10およびばね受部材11がワー
クWの軸部8に効率良く嵌込まれていき、しかも
拡開体18は嵌込み作業終了後には自動的に元の
位置に戻され、次に備えて待機するので、煩雑な
交換作業が不要となる。
なお本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、ワークWにおける軸部8の外径を測定する
手段を識別手段31に追加して設け、単一の搬送
手段上のワークWの軸部8の外径および高さを識
別し、この結果に基づいて拡開体18、サークリ
ツプ10およびばね受部材11を選択するように
してもよい。
C 発明の効果 以上のように本発明装置は、搬送方向に沿う上
流側から順に識別ステーシヨン、供給ステーシヨ
ンおよび嵌込みステーシヨンが設定されるととも
に、軸部にばねを装着した状態のワークを前記各
ステーシヨンでの停止を可能にして搬送する搬送
手段と;ワークの軸部を識別すべく識別ステーシ
ヨンに配設される識別手段と;ワークを位置決め
固定すべく供給ステーシヨンに配設される部品供
給用位置決め固定手段と;供給ステーシヨンに位
置決め固定されているワークの軸部に適合したサ
ークリツプおよびばね受部材、ならびにサークリ
ツプを拡開しながら軸部に案内すべくテーパ状に
形成された拡開体の選択と、該拡開体の軸部自由
端への嵌合と、拡開体を介してのばね受部材の軸
部への嵌合ならびに拡開体へのサークリツプの嵌
合とを可能にして供給ステーシヨン近傍に配設さ
れる選択供給手段と;環状溝よりも内方側にばね
を撓ませながらワークを位置決め固定すべく嵌込
みステーシヨンに配設される嵌込み用位置決め固
定手段と;嵌込みステーシヨンで位置決め固定さ
れているワークの軸部に拡開体に沿つてサークリ
ツプを圧入可能な嵌込み手段と;嵌込みステーシ
ヨンでワークから取外された拡開体を種類毎に選
別して拡開体待機位置に整列させる選別手段と;
を含むので、ばね受部材およびサークリツプが拡
開体を介してワークに供給された後、軸部に嵌込
まれ、嵌込み作業を能率良くかつ確実に行なうこ
とができるとともに、拡開体は種類毎に選別され
て拡開体待機位置に戻されるので、煩雑な交換作
業が不要となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第
1図は全体概略平面図、第2図は第1図の矢視
正面図、第3図はワークの縦断面図、第4図は第
1図の−線拡大断面図、第5図は拡開体の縦
断面図、第6図は第1図の部拡大図、第7図は
第6図矢視図、第8図は第6図の−線断面
図、第9図は第2図の−線拡大断面図、第1
0図は第1図のX部拡大図、第11図は第10図
のXI−XI線断面図、第12図は第10図のXII−XII
線断面図、第13図は第1チヤツクヘツドの拡大
縦断側面図、第14図は第13図の−線
断面図、第15図は第13図の矢視図、第1
6図は第2チヤツクヘツドの拡大縦断側面図、第
17図は第16図の−線断面図、第18
図は第1図の部拡大図、第19図は第18図
の−線拡大断面図、、第20図は第18
図の−線拡大断面図、第21図は第20
図のXI−XI線断面図、第22図は第20図の
XII−XII線断面図である。 1……サークリツプ嵌込み装置、21,22……
搬送手段、5……選択供給手段、61,62……嵌
込み手段、71,72……選別手段、8……軸部、
9……環状溝、10……サークリツプ、11……
ばね受部材、12……ばね、17……搬送方向、
18……拡開体、FF……嵌込み用位置決め固定
手段、MF……部品供給用位置決め固定手段、
PW1,PW2……拡開体待機位置、SF1,SF2……
嵌込みステーシヨン、SI1,SI2……識別ステーシ
ヨン、SM1,SM2……供給ステーシヨン、W……
ワーク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 自由端寄りの外周に環状溝が設けられた軸部
    を有するとともにその軸部の形状を異にした複数
    種類のワークに、軸部を囲繞するばねの一端を受
    ける環状のばね受部材を支承すべく前記環状溝に
    嵌合されるサークリツプを嵌込むためのワークへ
    ののサークリツプ嵌込み装置において、搬送方向
    に沿う上流側から順に識別ステーシヨン、供給ス
    テーシヨンおよび嵌込みステーシヨンが設定され
    るとともに、軸部にばねを装着した状態のワーク
    を前記各ステーシヨンでの停止を可能にして搬送
    する搬送手段と;ワークの軸部を識別すべく識別
    ステーシヨンに配設される識別手段と;ワークを
    位置決め固定すべく供給ステーシヨンに配設され
    る部品供給用位置決め固定手段と;供給ステーシ
    ヨンに位置決め固定されているワークの軸部に適
    合したサークリツプおよびばね受部材、ならびに
    サークリツプを拡開しながら軸部に案内すべくテ
    ーパ状に形成された拡開体の選択と、該拡開体の
    軸部自由端への嵌合と、拡開体を介してのばね受
    部材の軸部への嵌合ならびに拡開体へのサークリ
    ツプの嵌合とを可能にして供給ステーシヨン近傍
    に配設される選択供給手段と;環状溝よりも内方
    側にばねを撓ませながらワークを位置決め固定す
    べく嵌込みステーシヨンに配設される嵌込み用位
    置決め固定手段と;嵌込みステーシヨンで位置決
    め固定されているワークの軸部に拡開体に沿つて
    サークリツプを圧入可能な嵌込み手段と;嵌込み
    ステーシヨンでワークから取外された拡開体を種
    類毎に選別して拡開体待機位置に整列させる選別
    手段と;を含むことを特徴とするワークへのサー
    クリツプ嵌込み装置。
JP21674687A 1987-08-31 1987-08-31 Device for fitting circlip onto workpiece Granted JPS6458433A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21674687A JPS6458433A (en) 1987-08-31 1987-08-31 Device for fitting circlip onto workpiece

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21674687A JPS6458433A (en) 1987-08-31 1987-08-31 Device for fitting circlip onto workpiece

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6458433A JPS6458433A (en) 1989-03-06
JPH0526612B2 true JPH0526612B2 (ja) 1993-04-16

Family

ID=16693277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21674687A Granted JPS6458433A (en) 1987-08-31 1987-08-31 Device for fitting circlip onto workpiece

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6458433A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6319247B2 (ja) * 2015-09-25 2018-05-09 マツダ株式会社 スナップリング組付装置及びスナップリング組付方法
CN106181334B (zh) * 2016-08-23 2018-06-29 台州联方机电科技有限公司 M型卡簧自动组装装置
CN113146192B (zh) * 2021-04-16 2022-09-16 杭州德创能源设备有限公司 一种卡簧压机

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6458433A (en) 1989-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR940002878B1 (ko) 패스너설치장치
CN114901423A (zh) 相位执行器装配线
CN111941066B (zh) 一种液压缓冲铰链组装机
JP2001071088A (ja) セルフ・ピアシング・ファスナーの自動打込み装置
JPH0526612B2 (ja)
JPS61159347A (ja) ロボツト手段によつて支持されるドリルユニツトのドリルビツト組立体を自動的に交換するための装置
JP3196652B2 (ja) エンジン部品送給方法及び装置
WO2004076867A3 (en) Automatic rivet loading module
JPH0639023B2 (ja) ワークへのサークリップ嵌込み方法
JP2511500Y2 (ja) Oリング組付装置
JP3264621B2 (ja) スプリングシートの装着方法とその装置
CN111015187A (zh) 一种胶管安装管夹的组合工装、装配方法
JPS62251026A (ja) 止め輪の自動插入装置
JPS6144745Y2 (ja)
JP3714587B2 (ja) 弾性リング装着装置
JP2526378Y2 (ja) ボルト供給装置
JPH03281129A (ja) Cリング装着装置
JPH07116934A (ja) 紐締具の自動組立装置
JP2881370B2 (ja) 風車供給釘打ち機
JPH0683936B2 (ja) スナツプリングの自動組立装置
JP2573447Y2 (ja) ピン状ストッパー自動押入装置
JPS6283914A (ja) 同期搬送装置
JPH0337827Y2 (ja)
CN116586975A (zh) 一种用于防水透气阀的o型圈自动组装机构
JP2510929Y2 (ja) ボルトチャッキング装置