JPH0526507Y2 - - Google Patents

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JPH0526507Y2
JPH0526507Y2 JP20159287U JP20159287U JPH0526507Y2 JP H0526507 Y2 JPH0526507 Y2 JP H0526507Y2 JP 20159287 U JP20159287 U JP 20159287U JP 20159287 U JP20159287 U JP 20159287U JP H0526507 Y2 JPH0526507 Y2 JP H0526507Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 (産業上の利用分野) 本考案は、各種の光電制御分野で広く用いられ
る光検出器の改良に関するものである。
(従来の技術) 例えば可視光を利用して光電制御を行なう光検
出器では、Cds素子等から成る光電検出素子をキ
ヤツプで覆うと共に、該キヤツプの頭部(頂部)
を構成する平坦面に略4辺形の開口部を形成し、
ここに光透過性の窓部材を嵌め込んでキヤツプ内
部を封止する構造を採用するのが普通である。
そして、この場合における窓部材の支持構造と
しては、例えば実開昭53−86084号公報に示され
るように、開口部の周辺に段差部を形成してこの
部分に窓部材を載置し且つインジウム・ハンダ材
のような接着剤で固定する形式のものや、実開昭
61−161721号公報に示されるように、開口部の周
辺に多角形をなした凹部(段差部でもある)を設
け、窓部材の4隅をこの凹部の内側面に突当てる
ような状態で窓部材を凹部内に挿入すると共に、
光学用樹脂接着剤をもつて固定する形式のもの等
が知られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、キヤツプの頭部における肉厚に
関して言えば、両形式とも段差部を形成する必要
上その肉厚を厚くしなければならず、また、窓部
材を段差部の内部に挿入する際の作業性の観点か
らこれを見る時には、特に後者形式では開口部に
対する窓部材の位置決め作業が難しくなるという
欠点が存在する。
しかも、この形式を用いるキヤツプでは、窓部
材を支持する段差部が開口部の全周に亘つて設け
られ、且つ、段差部の底面部分が所謂糊代(のり
しろ)となるため、キヤツプ頭部の平坦面に対す
る開口部の広さをその分だけ狭くしなければなら
なかつた。
更に、一般に良く用いられる円筒形キヤツプの
場合には、円形をなす頭部平坦面の領域に四辺形
の段差部を設けることになるので、開口部の4隅
に位置する糊代の存在によつて開口部の広さが
益々狭められることになる。そのため、これの改
善策の出現が強く望まれていた。
本考案は、この事情に鑑みてなされたもので、
キヤツプの頭部平坦部に対する開口部の大きさを
従来品に比べて大きくすることが出来、且つ、窓
部材の位置決め等の作業性を著しく向上させ得る
新規な光検出器を提供することを目的とする。
「考案の構成」 (問題点を解決するための手段) この目的を達成するための本考案の構成は、内
蔵せる光電検出素子を覆うキヤツプの頭部平坦面
に略4辺形の開口部を有し、光透過性の窓部材を
もつて該開口部を封止する形式の光検出器におい
て、前記キヤツプの頭部平坦面の内方部分であつ
て前記開口部の4辺の外側に位置する部位に、そ
れぞれの長さが対応する各辺の長さよりも短い4
本の直線リブを独立的に設け、前記光透過性窓部
材を該4本の直線リブに囲まれた領域内にセツト
し得る形状に構成すると共に、該窓部材と前記4
本の直線リブとの間を接着剤によつて固着したこ
とにある。
(作用) この構成に基く本考案の作用は、キヤツプの頭
部平坦部に設けた開口部に窓部材を固着する際
に、窓部材の側面を接着面として利用し、しか
も、開口部の4隅に対応する部分を接着面として
使用しないようにしたことにある。
(実施例) 以下、図示の一実施例に基づいて本考案を詳細
に説明する。第1図は本考案に係る光検出器の一
例を示す斜視外観図であり、第2図は第1図のA
−A視断面を示す全体構造図である。
図中、本考案の光検出器は、キヤツプ10の部
分と、該キヤツプ10の底部に結合したステム2
0の部分と、前記キヤツプ10の頭部平坦部の裏
面側に取付けれる窓部材30とから構成される。
その中で、前記キヤツプ10は大略の形状が円
筒形に作られ、しかも、その頭部平坦部11には
矩形状の開口部12が、また、下端には突片付き
の円板状鍔部13が、更に、キヤツプ10の外周
面には位置決め用の平坦面14がそれぞれに設け
られる。
尚、該位置決め用平坦面14は、本考案の光検
出器を製造する過程において、例えば各工程間の
自動搬送や各工程でのセツト位置を設定する際の
位置出し、または、窓部材の接着剤の塗布や全体
的な組立ての際の作業を容易にするために利用す
るものである。
15a乃至dは、第4図に示すように、前記キ
ヤツプ10の頭部平坦面11の裏面であつて前記
開口部12の周囲に形成された4本の直線リブで
ある。該リブ群15a乃至dは、開口部の長辺に
沿つて形成された一対のリブ15a,15bと短
辺に沿つて形成された一対のリブ15c,15d
とから構成されるが、各直線リブ15a乃至dの
各々の長さは、それぞれが対応する開口部12の
各辺の長さよりも短い設定される。即ち、開口部
12の4隅の周囲部分がリブ無しの状態になるよ
うに構成される。しかも、開口部12の各辺とそ
れに対応する直線リブ15a乃至dとの間隔は、
後述する窓部材30が該開口部12から抜け出な
い程度の値に、且つ、各直線リブ15a乃至dの
高さは、取付けられる窓部材30の厚さよりも低
くなるように予め設定して置くものとする。
16a乃至dは、前記各直線リブ15a乃至d
に対応して頭部平坦部11上に形成される製造時
における凹部である。これは、例えばキヤツプ1
0を板金プレス工法により製作するケースでは、
各直線リブ15a乃至dを第1図の上方からプレ
スした時の押圧跡となり、キヤツプ10をインジ
エクシヨン成型工法により製作するケースでは、
各部分の放熱作用を均一化するための肉厚調整跡
となる部分である。
21は前記ステム20の上面であつて前記開口
部12に対峙する部位に設けられたCdsセル等の
適宜の光電検出素子、22は該光電検出素子21
に接続された2本のリード線部材、23は該リー
ド線部材22とステム20との間に介在設置した
絶縁材である。
しかして、前記窓部材30は、前記開口部12
の形状にほぼ相似する矩形であつて且つ4本の直
線リブ15a乃至dで囲まれた領域内に僅少の隙
間を介して挿入し得る大きさに作られる。そし
て、可視光線を利用する形式の光検出器である場
合には、該窓部材30は例えばガラス等を用いた
透明部材として製作され、光検出器が不可視光線
を対象とする場合には、該窓部材30は利用不可
視光線のみを透過させ得る干渉フイルタとして製
作される。また、窓部材30の厚さは、窓材とし
ての強度及び干渉フイルタとしての性能を維持出
来る範囲内で任意に決定することが出来る。
31は前記窓部材30を前記開口部12の裏面
側に固着するための適宜の接着剤で、窓部材30
と4本の直線リブ15a乃至dとの隙間及びリブ
15a乃至dの端面上に塗布される。この場合、
固着作用をより確実にするためには、第5図A及
びBに示すように、窓部材30の周囲側面に予め
斜面部30aや段部30bを形成して置き、接着
剤31の一部をその部分に盛り上げるように付着
させるようにするのが好ましい。このように行つ
た場合には、この部分の接着剤31が窓部材30
の落下を阻止する役割を果たすことにもなる。
尚、前記窓部材30が干渉フイルタとして製作
されるケースでは、表裏面に被覆された干渉膜の
存在によつてフイルタの表裏面が電気的に絶縁体
となるが、フイルタの基体そのものは一般にSiや
Ge等の半導体材料で作られるため、フイルタ側
面と前記直線リブ15a乃至bとの間に導電性接
着剤を介在させることにより、シールド効果を持
たせることが容易となる。しかし、このケースで
は、少なくとも直線リブ群15a乃至dが導電性
材料で作られる必要があるので、例えばキヤツプ
10全体を絶縁性の合成樹脂を使用したモールド
工法で成型するような場合には、予め導電性材料
で作つて置いた直線リブ群15a乃至dをモール
ド時に成型枠内にセツトするようにする。
このような構成を持つ本考案の光検出器では、
先ずキヤツプ10を逆様の姿勢に置いてその中に
窓部材30を挿入し、前記直線リブ群15a乃至
dで囲まれた領域内にセツトする。この場合、各
直線リブ15a乃至dがセツト時のガイド部材の
役割りを果たすことになつて、位置決め等の作業
性を著しく向上させることになる。
次に、第3図に示すように、所定の接着剤31
を直線リブ群15a乃至dと窓部材30との隙間
及びリブ群の端面上に塗布して所定の乾燥工程を
施し、予め光電検出素子21及びリード線部材2
2を取付けた状態のステム20を、例えばネジ止
めまたは接着剤を用いてキヤツプ10の円板状鍔
部13に結合して光検出器を完成する。
しかして、本考案の場合、開口部12の4隅に
周囲部分には直線リブ15a乃至dが無く、更
に、開口部12の各辺とそれに対応する直線リブ
15a乃至dとの間隔も狭く設定されているの
で、キヤツプ10の頭部平坦部11に対する開口
部12の大きさを、従来形式の光検出器に比べて
著しく大きくすることが可能となる。
以上一実施例について説明したが、本考案はこ
れに限定されるものではなく、その要旨を変更せ
ざる範囲内で種々に変形実施することが可能であ
ることを付記する。
「考案の効果」 以上述べた通り本考案を用いる時は、キヤツプ
の頭部平坦部に対する開口部の大きさを従来品に
比べて大きくすることが出来、且つ、窓部材の位
置決め等の作業性が著しく向上した新規な光検出
器を実現することが出来た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る光検出器の一例を示す斜
視外観図、第2図は第1図のA−A視断面を示す
全体構造図、第3図は第1図のB−B視断面を示
す窓部材取付け構造図、第4図は第3図のC視裏
面図でキヤツプの頭部平坦部における裏面の状態
を示すものである。第5図A及びBは窓部材の変
形例を示す部分断面図である。 10…キヤツプ、11…頭部平坦部、12…開
口部、13…円板状鍔部、14…位置決め用平坦
面、15a乃至d…直線リブ群、16a乃至d…
製造時凹部、20…ステム、21…光電検出素
子、22…リード線部材、23…絶縁材、30…
窓部材、31…接着剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内蔵せる光電検出素子を覆うキヤツプの頭部
    平坦面に略4辺形の開口部を有し、光透過性の
    窓部材をもつて該開口部を封止する形式の光検
    出器において、前記キヤツプの頭部平坦面の内
    方部分であつて前記開口部の4辺の外側に位置
    する部位に、それぞれの長さが対応する各辺の
    長さよりも短い4本の直線リブを独立的に設
    け、前記光透過性窓部材を該4本の直線リブに
    囲まれた領域内にセツトし得る形状に構成する
    と共に、該窓部材と前記4本の直線リブとの間
    を接着剤により固着して成ることを特徴とする
    光検出器。 (2) 前記直線リブが導電性材料から成り、前記接
    着剤が導電性接着剤である実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載の光検出器。 (3) 前記直線リブは、その高さが窓部材の厚さよ
    りも低いものである実用新案登録請求の範囲第
    1項または第2項に記載の光検出器。 (4) 前記キヤツプは、その外周面に位置決め用の
    平坦面を有するものである実用新案登録請求の
    範囲第1項乃至第3項のいずれか1項に記載の
    光検出器。
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