JPH05264519A - 線材コイルの超音波探傷装置 - Google Patents
線材コイルの超音波探傷装置Info
- Publication number
- JPH05264519A JPH05264519A JP4058597A JP5859792A JPH05264519A JP H05264519 A JPH05264519 A JP H05264519A JP 4058597 A JP4058597 A JP 4058597A JP 5859792 A JP5859792 A JP 5859792A JP H05264519 A JPH05264519 A JP H05264519A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- wire
- flaw detector
- wire rod
- support shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 線材コイルを巻いたままで全長にわたり内部
欠陥を検出でき、かつ、設備が小規模で低コストであ
り、検査の作業能率が優れた線材コイルの超音波探傷装
置。 【構成】 スパイラル状に巻かれた線材コイルを懸吊す
る水平の支持シャフト、支持シャフトを回転して線材コ
イルを展開させる回転駆動装置、展開したリング状をな
す線材を安定して走行させるガイドローラー、線材との
間に常に水が充満してある接触子を備えた超音波探器、
および検出した欠陥部にペイントを吹付けて印をつける
マーキング装置を備えている。
欠陥を検出でき、かつ、設備が小規模で低コストであ
り、検査の作業能率が優れた線材コイルの超音波探傷装
置。 【構成】 スパイラル状に巻かれた線材コイルを懸吊す
る水平の支持シャフト、支持シャフトを回転して線材コ
イルを展開させる回転駆動装置、展開したリング状をな
す線材を安定して走行させるガイドローラー、線材との
間に常に水が充満してある接触子を備えた超音波探器、
および検出した欠陥部にペイントを吹付けて印をつける
マーキング装置を備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は線材コイル内部欠陥を
全長にわたり検出する線材コイルの超音波探傷装置に関
する。
全長にわたり検出する線材コイルの超音波探傷装置に関
する。
【0002】
【従来技術】線材コイルの検査は大別して表面疵検査、
内部検査に分けられ、表面疵については外観検査,酸洗
ショットブラスト後の磁気探傷あるいは渦流探傷が知ら
れている。また、内部欠陥については超音波探傷が知ら
れている。しかし、超音波探傷をするには、線材コイル
を一度直線矯正しなければならず、全長の内部欠陥を検
査する上での実用化はむずかしかった。
内部検査に分けられ、表面疵については外観検査,酸洗
ショットブラスト後の磁気探傷あるいは渦流探傷が知ら
れている。また、内部欠陥については超音波探傷が知ら
れている。しかし、超音波探傷をするには、線材コイル
を一度直線矯正しなければならず、全長の内部欠陥を検
査する上での実用化はむずかしかった。
【0003】また、実用化されていても、それは伸線加
工中の直線域で超音波探傷の振動子を接触させる必要が
あり、大がかりな設備と場所および手間がかかり、非能
率的であった。
工中の直線域で超音波探傷の振動子を接触させる必要が
あり、大がかりな設備と場所および手間がかかり、非能
率的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の問題
点の解決を図ったものであり、その目的は、線材コイル
をコイルのままで全長にわたり内部欠陥を精度よく検出
でき、かつ設備が低コストで作業能率が優れた線材コイ
ルの超音波探傷装置を提案するにある。
点の解決を図ったものであり、その目的は、線材コイル
をコイルのままで全長にわたり内部欠陥を精度よく検出
でき、かつ設備が低コストで作業能率が優れた線材コイ
ルの超音波探傷装置を提案するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この線材コイルの超音波
探傷装置は、スパイラル状に巻かれた線材コイルを懸吊
する支持シャフト,懸吊した線材コイルを展開させる支
持シャフト回転駆動装置,展開したリング状線材の走行
を支持する線材リング固定用ガイドローラー,走行する
線材に接触する接触子を備えた超音波探傷器,検出した
欠陥部に印をつけるマーキング装置を備えてなることを
特徴とする。
探傷装置は、スパイラル状に巻かれた線材コイルを懸吊
する支持シャフト,懸吊した線材コイルを展開させる支
持シャフト回転駆動装置,展開したリング状線材の走行
を支持する線材リング固定用ガイドローラー,走行する
線材に接触する接触子を備えた超音波探傷器,検出した
欠陥部に印をつけるマーキング装置を備えてなることを
特徴とする。
【0006】
【実施例】図1に実施例の探傷装置を示す。所定の間隔
を保ち相対設した2本の支柱1−1,1−2間に回転自
在の水平の支持シャフト2が架渡してある。このシャフ
ト2はスパイラル状に巻かれた線材コイル3を差通し懸
吊するものであり、一方の支柱1−1側に、駆動モータ
ー4を備え動力伝達機構を介し回転する。また、支持シ
ャフト2は線材コイル3を着脱するために、支柱1−2
側が外れる構造をなし、その径は150〜300mm、
長さ6〜10mである。駆動モーター4は交流,直流い
ずれでもよく、線材の線径や、探傷精度に応じて、回転
速度の調整が可能となしてある。
を保ち相対設した2本の支柱1−1,1−2間に回転自
在の水平の支持シャフト2が架渡してある。このシャフ
ト2はスパイラル状に巻かれた線材コイル3を差通し懸
吊するものであり、一方の支柱1−1側に、駆動モータ
ー4を備え動力伝達機構を介し回転する。また、支持シ
ャフト2は線材コイル3を着脱するために、支柱1−2
側が外れる構造をなし、その径は150〜300mm、
長さ6〜10mである。駆動モーター4は交流,直流い
ずれでもよく、線材の線径や、探傷精度に応じて、回転
速度の調整が可能となしてある。
【0007】支持シャフト2の下側には、超音波探傷器
5,線材リング固定用ガイドローラー6およびマーキン
グ装置7を搭載した支柱1−1,1−2間を移動できる
架台8が配設してある。
5,線材リング固定用ガイドローラー6およびマーキン
グ装置7を搭載した支柱1−1,1−2間を移動できる
架台8が配設してある。
【0008】超音波探傷器5は架台8から張出したアー
ムに軸着してあり、図3に示すごとく、線材3に接触す
る2つの接触子9,9を有する。2つの接触子9,9は
線材3に対する接触面が90°偏位し、各接触子9は線
材3に接する先端に対をなすローラー10を有し、線材
2との間に設けてある空隙11内にはホース12から送
水し、常に水13が充満される。
ムに軸着してあり、図3に示すごとく、線材3に接触す
る2つの接触子9,9を有する。2つの接触子9,9は
線材3に対する接触面が90°偏位し、各接触子9は線
材3に接する先端に対をなすローラー10を有し、線材
2との間に設けてある空隙11内にはホース12から送
水し、常に水13が充満される。
【0009】線材リング固定用ガイドローラー6は線材
3を挟着する2個1対のローラーからなり、探傷器5の
前方位置に2対,後方位置に1対、それぞれ架台8から
突出したアームの先端に取付けて配置してある。
3を挟着する2個1対のローラーからなり、探傷器5の
前方位置に2対,後方位置に1対、それぞれ架台8から
突出したアームの先端に取付けて配置してある。
【0010】マーキング装置7は探傷装置5の後方、ガ
イドローラー6との間に位置し、線材3に接近してペイ
ントを噴射するノズル14が突出している。
イドローラー6との間に位置し、線材3に接近してペイ
ントを噴射するノズル14が突出している。
【0011】この探傷装置は以上の構成からなる。この
装置は次の如くにして線材の欠陥を探傷する。
装置は次の如くにして線材の欠陥を探傷する。
【0012】線材コイル3を水平に懸吊した状態で支持
シャフト2をコイル巻き方向に回転させると線材コイル
3は自然に展開される。展開した線材コイル3は3対の
ガイドローラー6に挟み支持して、例えば20mm/秒
程度の速度で走行させる。探傷器5は走行する線材3に
水13を介し接触子9を接触させ、超音波を連続的に発
射し、反射エコーを感知して欠陥を検出する。展開しリ
ング状をなし走行する線材コイル3は探傷器5の前後に
おいてガイドローラー6に挟着支持されているので、探
傷器に対する位置および速度の精度が高く安定で、正確
な探傷ができる。また、90°偏位した2ヶ1組の接触
子9が配置してあり、欠陥方向による見逃しが防止でき
る。
シャフト2をコイル巻き方向に回転させると線材コイル
3は自然に展開される。展開した線材コイル3は3対の
ガイドローラー6に挟み支持して、例えば20mm/秒
程度の速度で走行させる。探傷器5は走行する線材3に
水13を介し接触子9を接触させ、超音波を連続的に発
射し、反射エコーを感知して欠陥を検出する。展開しリ
ング状をなし走行する線材コイル3は探傷器5の前後に
おいてガイドローラー6に挟着支持されているので、探
傷器に対する位置および速度の精度が高く安定で、正確
な探傷ができる。また、90°偏位した2ヶ1組の接触
子9が配置してあり、欠陥方向による見逃しが防止でき
る。
【0013】探傷器5が欠陥エコーを感知すると、線材
3の走行速度が入力されたパルス信号をマーキング装置
7に発信し、線材3の欠陥部にノズル14からペイント
を吹付けて印をつける。
3の走行速度が入力されたパルス信号をマーキング装置
7に発信し、線材3の欠陥部にノズル14からペイント
を吹付けて印をつける。
【0014】この探傷装置は、接触子と線材との間に常
に水を送給し、水を充満せしめてあるので、間に空間を
生じて超音波の伝播が遮断されることがない。
に水を送給し、水を充満せしめてあるので、間に空間を
生じて超音波の伝播が遮断されることがない。
【0015】また、超音波探傷器、ガイドローラーおよ
びマーキング装置は架台に搭載し一体となり移動ができ
るので、線材コイルの展開、走行条件に追従し、自由な
位置を選び探傷ができる。
びマーキング装置は架台に搭載し一体となり移動ができ
るので、線材コイルの展開、走行条件に追従し、自由な
位置を選び探傷ができる。
【0016】
【発明の効果】この線材コイル探傷装置は次の効果を奏
する。線材コイルをスパイラル状に巻いたままでコイ
ル全長にわたり超音波探傷できる。装置、設備が小規
模で低コスト化できる。作業能率が向上する。
する。線材コイルをスパイラル状に巻いたままでコイ
ル全長にわたり超音波探傷できる。装置、設備が小規
模で低コスト化できる。作業能率が向上する。
【図1】実施例の超音波探傷装置の全体図である。
【図2】図1のI−I断面図である。
【図3】超音波探傷器の拡大断面図である。
【符号の説明】 1…支柱、2…支持シャフト、3…線材コイル、4…駆
動モーター、5…超音波探傷器、6…線材リング固定用
ガイドローラー、7…マーキング装置、8…架台、9…
接触子、10…ローラー、11…空隙、12…ホース、
13…水、14…ノズル。
動モーター、5…超音波探傷器、6…線材リング固定用
ガイドローラー、7…マーキング装置、8…架台、9…
接触子、10…ローラー、11…空隙、12…ホース、
13…水、14…ノズル。
Claims (1)
- 【請求項1】 スパイラル状に巻かれた線材コイルを懸
吊する支持シャフト、懸吊した線材コイルを展開させる
支持シャフト回転駆動装置、展開したリング状線材の走
行を支持する線材リング固定用ガイドローラー、走行す
る線材に接触する接触子を備えた超音波探傷器、検出し
た欠陥部に印をつけるマーキング装置を備えてなること
を特徴とする線材コイルの超音波探傷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4058597A JPH05264519A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 線材コイルの超音波探傷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4058597A JPH05264519A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 線材コイルの超音波探傷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05264519A true JPH05264519A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=13088915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4058597A Pending JPH05264519A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 線材コイルの超音波探傷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05264519A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003012425A1 (en) * | 2001-08-01 | 2003-02-13 | The Government Of The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space (Nasa) | Non-destructive evaluation of wire insulation and coatings |
CN110465609A (zh) * | 2019-09-09 | 2019-11-19 | 金杯电工电磁线有限公司 | 一种对线圈直线部分进行冷压整形的装置 |
CN112147231A (zh) * | 2020-10-09 | 2020-12-29 | 北京博创朔方科技有限公司 | 一种工业生产用三维超声波无损探伤仪 |
-
1992
- 1992-03-17 JP JP4058597A patent/JPH05264519A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003012425A1 (en) * | 2001-08-01 | 2003-02-13 | The Government Of The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space (Nasa) | Non-destructive evaluation of wire insulation and coatings |
CN110465609A (zh) * | 2019-09-09 | 2019-11-19 | 金杯电工电磁线有限公司 | 一种对线圈直线部分进行冷压整形的装置 |
CN112147231A (zh) * | 2020-10-09 | 2020-12-29 | 北京博创朔方科技有限公司 | 一种工业生产用三维超声波无损探伤仪 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0434736B1 (en) | Method and apparatus for tire inspection | |
CN101285797B (zh) | 管道焊缝自动化超声探伤装置 | |
CN101368932B (zh) | 适合多管径管道焊缝的全自动检测装置 | |
US5866820A (en) | Coil volumetric and surface defect detection system | |
JP3630617B2 (ja) | 厚さ計測装置及び厚さ計測方法 | |
US4481824A (en) | Weld detector | |
US2308159A (en) | Defect detector for tubes | |
US4294118A (en) | Fully automatic ultrasonic flaw detection apparatus | |
JPH05264519A (ja) | 線材コイルの超音波探傷装置 | |
JP2015172496A (ja) | 管内走行超音波検査装置 | |
US4480474A (en) | Method and apparatus for ultrasonic flaw detection of T-welded portion of steel product | |
JP3052550B2 (ja) | 超音波探傷用斜角探触子 | |
JP3151994B2 (ja) | 溶接の継ぎ目の検査装置 | |
JP2881658B2 (ja) | 管構造物の超音波探傷装置 | |
JPS6342744B2 (ja) | ||
JP3469133B2 (ja) | 圧延したい、まだ良好に変形加工可能な鋼を内部欠陥に関して非破壊検査するための方法および装置 | |
JPS62124458A (ja) | 超音波探傷装置 | |
CN106404902B (zh) | 管端超大盲区探伤装置及方法 | |
JPH11326290A (ja) | 円柱体の超音波探傷方法及び装置 | |
JPH03152453A (ja) | 管内面渦流探傷装置 | |
JPH01307659A (ja) | 液体貯蔵タンクの探傷装置 | |
SU150689A1 (ru) | Способ контрол сварного шва | |
JPS6156963A (ja) | 電磁誘導探傷試験装置 | |
JPS63241460A (ja) | 超音波探触子の走査治具 | |
JP2015172495A (ja) | 空間伝播超音波を用いた管検査装置 |