JPH05262746A - L‐グルタミン酸誘導体 - Google Patents

L‐グルタミン酸誘導体

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JPH05262746A
JPH05262746A JP3065397A JP6539791A JPH05262746A JP H05262746 A JPH05262746 A JP H05262746A JP 3065397 A JP3065397 A JP 3065397A JP 6539791 A JP6539791 A JP 6539791A JP H05262746 A JPH05262746 A JP H05262746A
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benzoyl
hydroxypyrimidin
glutamic acid
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JP3065397A
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English (en)
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Edward C Taylor
エドワード、シー、テイラー
Thomas H Schrader
トマス、エッチ、シュレーダー
Loren W Walensky
ローレン、ダブリュ、ウォーレンスキー
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Princeton University
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Princeton University
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D239/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings
    • C07D239/02Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings
    • C07D239/24Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D239/28Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D239/46Two or more oxygen, sulphur or nitrogen atoms
    • C07D239/48Two nitrogen atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】抗腫瘍剤であるL−グルタミン酸誘導体の提
供。 【構成】次式の化合物及びその薬学上許容される塩、な
らびに式中R及びRが水素である化合物の有効量を
含む哺乳動物における新生物増殖に対抗する医薬組成
物。 〔式中、nは2〜5の整数であり;Rはビニル又はヒド
ロキシメチルでZは水素であるか、あるいはR及びZは
一緒になってメチレンであり;R及びRは水素又は
カルボン酸保護基である。又、で示される炭素原子の
配置はLである。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、抗腫瘍剤(antineoplastic agen
t)であるL‐グルタミン酸誘導体、それらの製造法及び
用法、並びにそれらの製造に際して有用な中間体に関す
る。
【0002】発明の背景 葉酸代謝拮抗物質アミノプテリン及びアメトプテリン
(10‐メチルアミノプテリン又はメトトレキセートと
しても知られる)は抗腫瘍剤である。これらの化合物
は、葉酸の代謝誘導体に関与する酵素的変換を阻害す
る。例えば、アメトプテリンはジヒドロ葉酸レダクター
ゼを阻害するが、この酵素はチミジル酸シンテターゼ酵
素による2‐デオキシウリジル酸からチミジル酸への変
換時に形成されるジヒドロ葉酸からのテトラヒドロ葉酸
の再生にとって必要な酵素である。
【0003】葉酸及びアミノプテリンの他の誘導体は、
代謝拮抗剤として合成されかつ試験された。これらの中
には、イミノ又はニトリロ基でそれぞれ通常占められる
分子中の位置をメチレン又はメチリデン基が占めている
化合物がある。これらの誘導体は様々な程度の代謝拮抗
活性を有している。10‐デアザアミノプテリンは高度
に活性であり〔Sirotak et al.,Cancer Treat.Rep.,197
8,62,1047 〕、5‐デアザアミノプテリンはアメトプテ
リンの場合と類似した活性を有している〔Taylor et a
l.,J.Org.Chem.,1983, 48,4852 〕。8,10‐ジデア
ザアミノプテリンは活性であることが報告され(米国特
許第4,460,591号明細書)、5,8,10‐ト
リデアザアミノプテリンはマウスL1210白血病に対
して活性を示す〔Yan et al.,J.Heterocycl.Chem.,197
9, 16,541 〕。他方、10‐デアザ葉酸は有意の活性
を示さず〔Struck et al.,J.Med.Chem.,1971, 14,69
3〕、5‐デアザ葉酸は弱い細胞毒性でしかない。8,
10‐ジデアザ葉酸はジヒドロ葉酸レダクターゼ阻害剤
としてわずかに有効であるにすぎず〔DeGraw et al.,"C
hemistry and Biology of Pteridines"(プテリジン類の
化学及び生物学),Elsevier,1979,229 〕、5,8,10
‐トリデアザ葉酸もマウスL1210白血病に対してわ
ずかな活性しか示さない〔Oatis et al.,J.Med.Chem.,1
977,20,1393〕。5,10‐ジデアザアミノプテリン及
び5,10‐ジデアザ‐5,6,7,8‐テトラヒドロ
アミノプテリン並びに対応する5,10‐ジデアザ葉酸
誘導体は、Taylor et al.,J.Med.Chem.,28:7,914(1985)
で報告されている。
【0004】具体的な説明 本発明は下記式のグルタミン酸誘導体:
【化2】 〔上記式中nは2〜5の値を有する;Rはビニル又はヒ
ドロキシメチルでZは水素であるか、あるいはR及びZ
は一緒になってメチレンである;R及びRの各々は
水素又はカルボン酸保護基である;及びで示される炭
素原子の配置はLである〕及びその薬学上許容される塩
に関する。
【0005】R及びRの各々が水素である式Iの化
合物及びその塩は抗腫瘍剤である;R及びRの一方
又は双方がカルボン酸保護基である式Iの化合物は上記
の化合物の製造に有用な中間体である。
【0006】式Iの化合物は3,4‐デヒドロ‐4‐ヒ
ドロキシ体で示されているが、但し対応する4(3H)
‐オキソ化合物との互変異性平衡状態で存在している:
【化3】 便宜上、本明細書全体にわたり3,4‐デヒドロ‐4‐
ヒドロキシ体が示されかつそれに対応する命名が用いら
れているが、各場合においてそれらは互変異性4(3
H)‐オキソ体を含めたものであると理解される。
【0007】本発明には、薬学上許容されるアルカリ金
属、アルカリ土類金属、無毒性金属、アンモニウム及び
置換アンモニウムの塩、例えばナトリウム、カリウム、
リチウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、
亜鉛、アンモニウム、トリメチルアンモニウム、トリエ
チルアンモニウム、トリエタノールアンモニウム、ピリ
ジニウム、置換ピリジニウム等のような塩を含む。
【0008】本化合物は、下記式の2,6‐ジアミノ‐
4‐ヒドロキシピリミジン‐5‐イル‐L‐グルタミン
酸誘導体の加水分解により製造することができる:
【化4】 上記式中R及びRの各々は同一又は異なるカルボン
酸保護基である;n、Z及びRは前記と同義である。
【0009】R及びRに含まれる保護基及びそれら
の除去反応は、例えば"ProtectiveGroups in Organic C
hemistry"(有機化学における保護基),Plenum Press,L
ondon and New York(1973);Greene,"Protective Groups
in OrganicSynthesis"(有機合成における保護基),Wil
ey,New York(1981);"The Peptides"(ペプチド),Vol.I,
Schroder and Lubke,Academic Press,London and New Y
ork(1965);"Methoden der Organischen Chemie"(有機
化学の方法),Houben-Weyl,4th Edition,Vol.15/I,Georg
Thieme Verlag,Stuttgart(1974)で記載されている。カ
ルボン酸保護基としては、例えば1位で分岐化したもの
及び1以上のフェニルのような芳香族基で又はハロもし
くはアルコキシで置換されたものを含めた炭素原子1〜
6の低級アルカノールから概念上誘導されるエステル
類;例えばメチル、エチル、t‐ブチル、ベンジル、4
‐ニトロベンジル、ジフェニルメチル、メトキシメチル
及び同様のエステルがある。トリメチルシリルのような
シリルエステル類も使用可能である。
【0010】加水分解は、場合によりメタノール、エタ
ノール、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド等
のような水混和性有機溶媒又は例えばトリフルオロ酢酸
のような酸の存在下で、例えば水性アルカリ金属水酸化
物のような、水性酸又は塩基を用いて常温で行われる。
塩基が用いられる場合には、生成物は最初に二カチオン
性グルタミン酸塩として形成され、例えば酢酸での酸性
化を介するようなpHの調整によって容易に沈澱させる
ことができる。得られる生成物は通常結晶又は微結晶質
固体である。
【0011】式IIの化合物は、混合無水物の形成、DC
Cでの処理又はジフェニルクロロホスホネートの使用に
よるカルボン酸基の活性化のようなペプチド結合形成の
ための慣用的縮合技術を用いて、下記式の化合物:
【化5】 を下記式の保護グルタミン酸誘導体:
【化6】 とカップリングさせて製造することができる。式III の
中間体の形成は、下記式のα‐シアノジカルボキシレー
ト:
【化7】 (上記式中R及びR4'は炭素原子1〜6の同一又は異
なるアルコキシ基である;n、Z及びRは前記と同義で
ある)のグアニジン遊離塩基による環化によって行うこ
とができる。ピリミジン環の形成後、R4'基は加水分解
で除去することができる。
【0012】式Vの中間体は、水素化ナトリウムのよう
な強塩基の存在下で、下記式のアルキルシアノアセテー
ト: RCO‐CH‐CN (VI) を下記式のエステル:
【化8】 (上記式中n、Z、R、R及びR4'は前記と同義であ
る;Rはハロゲンである)と縮合させることにより製
造することができる。
【0013】式VII のエステル中間体は公知であるか又
は以下で更に詳細に例示されているような公知方法で製
造することができる。本発明の代表的化合物としては、
N‐〔4‐〔5‐(2,6‐ジアミノ‐4‐ヒドロキシ
ピリミジン‐5‐イル)ペンタ‐1‐エン‐2‐イル〕
ベンゾイル〕‐L‐グルタミン酸;N‐〔4‐〔6‐
(2,6‐ジアミノ‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5‐
イル)ヘキサ‐1‐エン‐3‐イル〕ベンゾイル〕‐L
‐グルタミン酸;及びN‐〔4‐〔1‐ヒドロキシ‐5
‐(2,6‐ジアミノ‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5
‐イル)ペンタ‐2‐イル〕ベンゾイル〕‐L‐グルタ
ミン酸がある。
【0014】式Iの化合物は、分子のL‐グルタミン酸
部分にキラル中心を有している。他にキラル中心が存在
しない場合には、本化合物は単一エナンチオマーとして
この配置で得られる。しかしながらZが水素である場合
には第二のキラル中心が存在して、ジアステレオマーを
生じる。これらのジアステレオマーは、各々が実質上他
を含まない形で、即ち95%以上の光学純度を有するよ
うに、クロマトグラフィー等で機械的に分離することが
できる。一方、式Iのジアステレオマー化合物の混合物
を、それと塩を形成させることができるキラル酸で処理
する。次いで、得られたジアステレオマー塩を1回以上
の分別結晶化で分離し、しかる後少なくとも1種の分離
された塩のカチオン部分の遊離塩基を塩基での処理及び
保護基の除去によって遊離する。塩のカチオンの遊離
は、保護基除去の前後に別工程として、又はかかる基が
塩基性条件下で除去、即ち塩基性加水分解をうけ易い場
合にはその除去と同時に行うことができる。
【0015】適切なキラル酸としては、10‐ショウノ
ウスルホン酸、ショウノウ酸、α‐ブロモショウノウ
酸、メトキシ酢酸、酒石酸、ジアセチル酒石酸、リンゴ
酸、ピロリドン‐5‐カルボン酸等の個々のエナンチオ
マーがある。本発明の化合物は、基質として葉酸及び特
に葉酸の代謝誘導体を利用する1種以上の酵素に関して
効果を有する。例えば全細胞ヒト白血病細胞系CCFR
‐CEMにおけるN‐〔4‐〔5‐(2,6‐ジアミノ
‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ペンタ‐1‐
エン‐2‐イル〕ベンゾイル〕‐L‐グルタミン酸のI
50は約0.004μg/mlであり、一方N‐〔4‐〔6
‐(2,6‐ジアミノ‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5
‐イル)ヘキサ‐1‐エン‐3‐イル〕ベンゾイル〕‐
L‐グルタミン酸の場合は約0.0035μg/mlであ
る。
【0016】細胞毒性はヒポキサンチンのようなプリン
類の添加又はロイコボリンもしくはアミノイミダゾール
カルボキサミド(AICA)の添加によって逆転される
が、チミジンの添加では逆転されないことから、これは
デノボ系プリン合成における特異的な阻害を示してい
る。式Iの化合物は、絨毛癌、白血病、女性乳房の腺
癌、頭部及び頸部の表皮癌、扁平上皮もしくは小細胞肺
癌並びに様々なリンパ肉腫を含めた新生物を治療するた
め、単独で又は組合せて使用することができる。本化合
物は、菌状息肉症、乾癬症及び関節炎を治療するために
も使用可能である。本化合物は、腫瘍に病む及び治療を
要する哺乳動物に単独で又は他の抗腫瘍剤、ステロイド
等と組合せて経口又は好ましくは非経口のいずれかで投
与される。非経口投与経路としては、筋肉内、髄腔内、
静脈内又は動脈内がある。一般に、本化合物は多くの場
合メトトレキセートと同様の方式で投与されるが、但し
異なる作用様式であることから、通常メトトレキセート
で用いられる場合よりも高い用量で投与することができ
る。投与計画は具体的新生物、患者の状態及び応答性に
応じて決定されねばならないが、但し通常の用量は5〜
10日間わたり約10〜約100mg/日であるか又は繰
返し周期的に例えば14日目毎に250〜500mgの1
日1回投与である。経口剤形としては、薬物1〜10mg
/単位用量を含有した錠剤及びカプセルがある。20〜
100mg/ml含有等張塩水溶液が非経口投与用として使
用可能である。下記例は、本発明を更に説明する上で役
立つであろう。
【0017】例1 N‐〔4‐〔6‐(2,6‐ジアミノ‐4‐ヒドロキシ
ピリミジン‐5‐イル)ヘキサ‐1‐エン‐3‐イル〕
ベンゾイル〕‐L‐グルタミン酸 A.2‐(4‐アリルフェニル)‐4,4‐ジメチル‐
2‐オキサゾリン この化合物はMeyers et al.,J.Org.Chem.,1974, 39:278
7 に従い製造した。高純度マグネシウム(99.99%
以上)及び二重蒸留無水テトラヒドロフランをグリニャ
ール試薬の製造のために用いた。反応混合物を飽和塩化
アンモニウム溶液で加水分解し、エーテルで3回抽出し
た。抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下
で蒸発させて中間体を得、これを更にフラッシュクロマ
トグラフィーにより1:5酢酸エチル:ヘキサンで溶出
させて精製した。 1H NMR(CDCl3,300MHz) :δ=1.40
(s,6H,(CH3 2 ),3.39(d,2H,CH2 -C=,J=7.5Hz),4.05
(s,2H, CH2 O),5.05(d,1Holef,CH(H)=CH, Jtrans =16H
z),5.10(d,1Holef,CH(H)=CH,Jcis =10Hz),5.92(ddt,1H
olef,CH=CH2 ,J=7.5,10,16Hz),7.22(d, 2Harom,J=9Hz),
7.88(d, 2Harom,J=9Hz).
【0018】B.2‐〔4‐(6‐ブロモヘキサ‐1‐
エン‐3‐イル)フェニル〕‐4,4‐ジメチルオキサ
ゾリン ゴム栓、還流コンデンサー及び滴下漏斗装備2L三首丸
底フラスコをトーチ乾燥し、室温まで冷却し、それに窒
素雰囲気下無水テトラヒドロフラン800ml中のジイソ
プロピルアミン20.6ml(14.88g、2.1eq)
を入れた。混合物を氷浴で0℃に冷却した後、n‐ブチ
ルリチウム(2.5M、2.0eq)56mlを滴下した。
混合物を15分間攪拌し、しかる後油浴中45℃で加熱
した。無水テトラヒドロフラン200ml中2‐(4‐ア
リルフェニル)‐4,4‐ジメチル‐2‐オキサゾリン
15.0g(1.0eq)の溶液をその混合物に2分間か
けて滴下し、しかる後反応混合物を45℃で5〜6分間
攪拌した。1,3‐ジブロモプロパン115ml(16e
q)を激しく攪拌しながら素早く加え、しかる後反応混
合物を45℃で45分間攪拌した。飽和塩化アンモニウ
ム溶液100mlを加え、しかる後ジエチルエーテルで抽
出した。抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で
濃縮して生成物を得、これを過剰の1,3‐ジブロモプ
ロパンを除去するため減圧下(30℃、0.1mm)の蒸
留で及び1:5酢酸エチル:ヘキサンで溶出させるフラ
ッシュクロマトグラフィーで更に精製した。M.S.:m/z=3
35.0890(M+ , C1722NO79Brに関する計算値:335.08
84),322,320(100%),265,214.1 H NMR(CDCl3 ,300MHz):δ=1.39(s,6H,(CH3 2 ),1.7
-2.0(m,4H, CH2 -CH2 ),3.32(dt,1H,CH-C,J=7.5Hz),3.4
0(t,2H, CH2 -Br,J=7.5Hz),4.12(s,2H,CH2 O),5.06(d,1
Holef,CH(H)=CH, Jtrans =18Hz),5.08(d,1Holef,CH(H)=
CH,Jcis =10Hz),5.95(ddd,1Holef,CH=CH2 ,J=7.5,10,18
Hz),7.23(d, 2Harom,J=9Hz),7.91(d, 2H arom,J=9Hz).
【0019】C.4‐(6‐ブロモヘキサ‐1‐エン‐
3‐イル)安息香酸エチル Meyersら,前掲の操作を前記ステップBで生成された化
合物のアルコール分解のために続けた。2‐〔4‐(6
‐ブロモヘキサ‐1‐エン‐3‐イル)フェニル〕‐
4,4‐ジメチルオキサゾリン13g(1eq)をエタノ
ール910ml、水50ml及び濃硫酸40mlの混合液に溶
解した。混合物を20時間還流した。約40℃に冷却
後、ほとんどのエタノールを減圧下で除去した。残渣を
ジエチルエーテルで3回抽出し、合わせた抽出液を硫酸
マグネシウムで乾燥し、蒸発させて生成物を得、これを
更にフラッシュクロマトグラフィーにより1:15酢酸
エチル:ヘキサンで溶出させて精製した。M.S.:m/z=31
0.0578 (M+ ,C1519 79Brに関する計算値:310.056
8),267,265,239,237,204,189,145,117(100%).I.R.(NaC
l):v=2910,1710(s),1610,1365,1270(s),1180,1100(s),1
015,910,760cm -1. 1H NMR(CDCl3 ,300MHz):δ=1.43
(t,3H, CH3 -CH 2 O,J=7.5Hz),1.7-2.0(m,4H,CH2 -CH
2 ),3.37(dt,1H,CH-CH=,J=7.5Hz),3.42(t,2H, CH 2 -B
r,J=7.5Hz),4.39(q,2H,CH 3 -CH 2 O,J=7.5Hz),5.09(d,
1H olef,CH(H)=CH, Jtrans =18Hz),5.11(d,1H olef,CH
(H)=CH,J cis =9Hz),5.94(ddd, 1Holef,CH=CH2 ,J=7.5,
9,18Hz),7.28(d,2H arom,J=9Hz);8.00(d, 2H arom,J=9
Hz).
【0020】D.4‐(7‐カルボエトキシ‐7‐シア
ノヘプタ‐1‐エン‐3‐イル)安息香酸エチル 還流コンデンサー、滴下漏斗及びガス導入口装備1L三
首丸底フラスコに無水テトラヒドロフラン400ml中の
80%水素化ナトリウム(100%NaH1.16g)
1.45g(5eq)を入れた。この混合物を0℃に冷却
し、シアノ酢酸エチルの無水テトラヒドロフラン溶液
6.15ml(6eq)を窒素雰囲気下で滴下した。混合物
を激しく攪拌し、水素の発生が止むまでに(約30分
間)室温に達した。無水テトラヒドロフラン50ml中4
‐(6‐ブロモヘキサ‐1‐エン‐3‐イル)安息香酸
エチル3.00g(1eq)の溶液を加え、しかる後混合
物を36時間還流した。飽和塩化アンモニウムを加え、
しかる後混合物をジエチルエーテルで3回抽出した。合
わせた有機抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下
で濃縮して生成物を得、これを更にフラッシュクロマト
グラフィーにより1:3酢酸エチル:ヘキサンで溶出さ
せて精製した。 M.S.:m/z=343.1778 (M+ , C2025NOに関する計算
値:343.1783),297(100%),270,189,145,117.I.R.(NaC
l):v=2970,2925,2860,2240(w,CN),1740(s),1715(s),16
10,1450,1405,1370,1270(s),1180,1105,1020,920,855,
770,710cm -1. 1H NMR(CDCl3 ,300MHz):δ=1.32(dt,3
H,CH3 -CH 2 O2 C-CH-CN,J=7.5Hz),1.41(t,3H, CH3 -C
H 2 O2 C-Ar,J=7.5Hz),1.4-1.68(m,2H,CH2 -CH 2 -CH
2 ),1.78(m,2H,CH2 -CH-CH=),1.97(dt,2H,CH2 -CH-CN,J
=7.5Hz),3.33(dt,1H,CH-C=,J=7.5Hz),3.47(dt,1H,CH-C
N,J=7.5Hz),4.27(dq,2H,CH 3 -CH 2 OC-CH * ,J=7.5H
z),4.38(q,2H,CH3 -CH 2 O2 C-Ar,J=7.5Hz),5.08(d, 1
H olef,CH(H)=CH, Jtrans =18Hz),5.12(d,1Holef,CH(H)
=CH,Jcis =10Hz),5.92(dd, 1Holef,CH=CH2 ,J=7.5,10,1
8Hz),7.26(d, 2Harom,J=9Hz),8.01(d, 2H arom,J=9H
z).
【0021】E.4‐〔6‐(2,6‐ジアミノ‐4‐
ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ヘキサ‐1‐エン‐
3‐イル〕安息香酸エチル ナトリウム金属(460mg、2eq)を無水エタノール1
0.0mlに完全に溶解させ、乾燥塩酸グアニジン1.0
5g(1.1eq)を加えた。混合物を環境温度で30分
間攪拌した。固体物を濾去し、濾液を還流コンデンサー
及びガス導入口装備50ml丸底フラスコに移した。無水
エタノール10ml中4‐(7‐カルボエトキシ‐7‐シ
アノヘプタ‐1‐エン‐3‐イル)安息香酸エチル
(3.4g、1.0eq)の混合物を濾液に加え、混合物
を窒素雰囲気下で12時間還流した。溶液を環境温度ま
で冷却し、氷酢酸0.6ml(1eq)を加えた。溶媒を減
圧下で除去して生成物を得、これを更にフラッシュクロ
マトグラフィーにより10:1クロロホルム:メタノー
ルで溶出させて精製した。 m.p.184℃;M.S.:m/z=356.1853 (M+ , C1924
に関する計算値:356.1848),311,167,152,139(100%).
1H NMR(DMSO-d6 ,300MHz):δ=1.03-1.23(m,2H,CH2
-CH 2 -CH 2 ),1.28(t,3H,CH3 CH2 O,J=7.5Hz),1.64(m,
2H, CH 2 -CH-CH=),2.13(t,2H,CH 2 -pyr,J=7.5Hz),3.3
6(dt,1H,CH-C=,J=7.5Hz),4.27(q,2H,CH 3 CH2 O,J=7.5
Hz),4.98(d,1Holef,CH(H)=CH,Jcis =10Hz),5.00(d,1H
olef,CH(H)=CH, Jtrans =19Hz),5.60(s(broad),2H,N
H2 ),5.80(s(broad),2H, NH2 ),5.92(ddd, 1Holef,CH=C
H2 ,J=7.5,10,19Hz),7.32(d, 2Harom,J=8Hz),7.85(d, 2
Harom,J=8Hz),9.73(s(broad),1H,NH).
【0022】F.4‐〔6‐(2,6‐ジアミノ‐4‐
ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ヘキサ‐1‐エン‐
3‐イル〕安息香酸 50ml丸底フラスコに1N水酸化ナトリウム水溶液(約
5eq)19ml中のステップEで製造される4‐〔6‐
(2,6‐ジアミノ‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5‐
イル)ヘキサ‐1‐エン‐3‐イル〕安息香酸エチル
1.35g(1eq)を入れた。混合物を60℃で1時間
加熱し、しかる後室温で一夜継続的に攪拌した。不純物
を濾去し、濾液を氷酢酸1.6mlと混合して、生成物を
沈澱させた。沈澱物を水で遠心し、回収し、メタノール
に溶解し、減圧下で濃縮した。 m.p.210 ℃;M.S.:m/z=328.1531 (M+ , C1720
に関する計算値:328.1535). 1H NMR(DMSO-d6 ,300MH
z):δ=1.03-1.35(m,2H,CH2 -CH 2 -CH 2 ),1.66(m,2H,
CH2 -CH-CH=),2.17(t,2H,CH 2 -pyr,J=7.5Hz),3.34(dt,
1H,CH-C=,J=7.5Hz),4.98(d, 1H olef,CH(H)=CH, Jcis
=10Hz),5.00(d,1Holef,CH(H)=CH,Jtrans =19Hz),5.67(s
(broad),2H,NH2 ),5.91(ddd, 1Holef,CH=CH2 ,J=7.5,1
0,19Hz),5.98(s(broad),2H, NH2 ),7.31(d, 2Harom,J=8
Hz),7.85(d, 2Harom,J=8Hz),10.02(s(broad),1H,NH).
【0023】G.N‐〔4‐〔6‐(2,6‐ジアミノ
‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ヘキサ‐1‐
エン‐3‐イル〕ベンゾイル〕‐L‐グルタミン酸ジメ
チル ステップFで製造される4‐〔6‐(2,6‐ジアミノ
‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ヘキサ‐1‐
エン‐3‐イル〕安息香酸950mg(1eq)、N‐メチ
ルモルホリン351mg(1.2eq)及び無水ジメチルホ
ルムアミド10.0ml含有溶液を環境温度で5分間激し
く攪拌した。この溶液に2,4‐ジメトキシ‐6‐クロ
ロ‐1,3,5‐トリアジン556mg(1.1eq)を加
え、しかる後この混合物を室温で40分間攪拌した。N
‐メチルモルホリン351mg(1.3eq)及び乾燥塩酸
L‐グルタミン酸ジメチル795mg(1.3eq)の溶液
に添加後、混合物を室温で一夜継続的に攪拌し、しかる
後溶媒を減圧下で除去した。生成物をクロロホルムに溶
解し、飽和水性炭酸水素ナトリウムで抽出して、未反応
酸、トリアジン及びトリアジノンを除去した。有機抽出
液を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発乾固させ
て生成物を得、これを更にフラッシュクロマトグラフィ
ーにより1:10メタノール:クロロホルムで溶出させ
て精製した。M.S.:m/z=485.2269 (M+ , C2431
に関する計算値:485.2274).1 H NMR(CDCl3 ,300MHz):δ=1.03-1.35(m,2H,CH2 -CH
2 -CH 2 ),1.62(m,2H,CH2 -CH-CH=),2.15(t,2H,CH 2 -p
yr,J=7.5Hz),2.0-2.5(m,4H,2×CH2 glu ),3.18(m,1H,CH
-C=),3.56(s,3H, CH3 O),3.66(s,3H, CH3 O),4.70(m,1
H, CHglu ),4.8-5.0(m,2Holef),4.89(s(broad),2H, NH
2 ),5.6-5.9(m,3H, NH2 +CH=CH2 ),7.08(d, 2Harom,J=8
Hz),7.50(m,1H,NHglu ),7.63(d, 2Harom,J=8Hz),11.25
(s(broad),1H,NHpyr ).
【0024】H.N‐〔4‐〔6‐(2,6‐ジアミノ
‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ヘキサ‐1‐
エン‐3‐イル〕ベンゾイル〕‐L‐グルタミン酸 1N水酸化ナトリウム水溶液(1eq)1.0ml中N‐
〔4‐〔6‐(2,6‐ジアミノ‐4‐ヒドロキシピリ
ミジン‐5‐イル)ヘキサ‐1‐エン‐3‐イル〕ベン
ゾイル〕‐L‐グルタミン酸ジメチル120mgの溶液を
室温で一夜攪拌し、N‐〔4‐〔6‐(2,6‐ジアミ
ノ‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ヘキサ‐1
‐エン‐3‐イル〕ベンゾイル〕‐L‐グルタミン酸の
二ナトリウム塩を形成させた。次いでこの溶液を激しく
攪拌しながら、氷酢酸0.12ml(2eq)をpH4.0
まで滴下した。生成物を濾取し、冷水1mlで3回洗浄
し、高真空下で乾燥させた。M.S.(F.A.B.):m/z=458.202
61(M+ +H, C2228に関する計算値:458.203
9). 1H NMR(DMSO-d6 ,300MHz):δ=1.05-1.40(m,2H,CH
2 -CH 2 -CH 2 ),1.64(m,2H,CH2 -CH-CH=),1.9-2.25(m,
2H,CH 2 -CH glu ),2.16(t,2H,CH2 -pyr,J=7.5Hz),2.35
(t,2H,CH2 -CO 2 H,J=7.5Hz),3.34(dt,1H,CH-C=,J=7.5H
z),4.35(dt,1H,CH glu ,J=7.5Hz),4.97(d, 1Holef,CH
(H)=CH, J cis =10Hz),5.02(d,1H olef,CH(H)=CH, J
trans =19Hz),5.63(s(broad),2H,NH 2 ),5.95(ddd, 1H
olef,CH=CH2 ,J=7.5,10,19Hz),5.92(s(broad),2H, N
H2 ),7.28(d, 2Harom,J=8Hz),7.82(d, 2H arom,J=8H
z),8.50(d,1H,NHglu ,J=7.5Hz),9.81(s(broad),1H, NH
pyr ),12.56(s(broad),2H,2×CO2 H).
【0025】例2 N‐〔4‐〔5‐(2,6‐ジアミノ‐4‐ヒドロキシ
ピリミジン‐5‐イル)ペンタ‐1‐エン‐2‐イル〕
ベンゾイル〕‐L‐グルタミン酸 A.4‐(4‐ヒドロキシ‐1‐ブチニル)安息香酸メ
チル この化合物は、Taylor et al.,Heterocycles,1989,28:1
169 に従い、但し室温で3日間攪拌し、ジエチルエーテ
ルで抽出し、1:1酢酸エチル:ヘキサンでシリカゲル
濾過することで修正して製造した。
【0026】B.4‐(4‐アセトキシ‐1‐オキソブ
チル)安息香酸メチル 90%酢酸水溶液200ml中4‐(4‐ヒドロキシ‐1
‐ブチニル)安息香酸メチル10.0g(1eq)及び酢
酸水銀2.4g(0.15eq)に濃硫酸1.0mlを加え
た。混合物を約140℃で2時間還流し、室温まで冷却
して水銀塩の沈澱を促進させた。沈澱した水銀塩を濾去
し、濾液をジクロロメタンで3回抽出した。酸性抽出液
を固体炭酸水素ナトリウムでpH7に中和し、しかる後
水層をジクロロメタンで抽出した。抽出液を硫酸マグネ
シウムで乾燥し、減圧下で蒸発させて生成物を得、これ
を更にフラッシュクロマトグラフィーにより1:2酢酸
エチル:ヘキサンで溶出させて精製した。 m.p.61-62
℃.M.S.:m/z=264 (M+ ,Cl),233.0812 (M + -CH 3 O,C
1313に関する計算値:233.0814),204(M+ -AcOH),
176,163(100%),143. 1H NMR(CDCl3 ,300MHz):δ=2.0
8(s,3H, CH3 -CO),2.10(quin,2H, CH 2 -CH 2 -CH 2 ,
J=7.5Hz),3.12(t,2H,CH2 -CO,J=7.5Hz),3.96(s,3H,CH
3 O),4.20(t,2H, CH 2 O,J=7.5Hz),8.02(d,2Harom,J=9
Hz),8.18(d, 2Harom,J=9Hz).
【0027】C.4‐(5‐アセトキシペンタ‐1‐エ
ン‐2‐イル)安息香酸メチル トリフェニルホスホニウムメチル(1.5g、1.1e
q)を無水テトラヒドロフラン50mlに懸濁し、テトラ
ヒドロフラン中ヘキサメチルジシラジン化ナトリウム
(1.05eq)の1.0M溶液4.0mlをシリンジで加
えた。混合物を室温で1時間攪拌し、無水テトラヒドロ
フラン中4‐(4‐アセトキシ‐1‐オキソブチル)安
息香酸メチル1.0g(1.0eq)の溶液を滴下した。
得られた反応混合物を室温で2時間攪拌した。臭化ナト
リウム/トリフェニルホスフィンオキシド沈澱物を濾去
し、濾液を水洗した。ジエチルエーテルによる水層の抽
出後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発乾固さ
せて生成物を得、これを更にフラッシュクロマトグラフ
ィーにより1:5酢酸エチル:ヘキサンで溶出させて精
製した。M.S.:m/z=262(M+ ,Cl),231.1020 (M+ -CH 3 O,
1415に関する計算値:231.1021),202(M + -AcO
H),176,143(100%). 1H NMR(CDCl3 ,300MHz):δ=1.80
(quin,2H,CH2 -CH 2 -CH 2 ,J=7.5Hz),2.04(s,3H,CH3 -
CO),2.62(t,2H,CH2 -C=,J=7.5Hz),3.94(s,3H, CH3 O),
4.10(t,2H, CH2 O,J=7.5Hz),5.20(s,1H olef),5.41(s,
1Holef),7.48(d, 2Harom,J=9Hz),8.01(d, 2Harom,J=9
Hz).
【0028】D.4‐(5‐ヒドロキシペンタ‐1‐エ
ン‐2‐イル)安息香酸メチル 無水メタノール100ml中乾燥炭酸カリウム0.52g
(1.0eq)含有溶液に無水メタノール中4‐(5‐ア
セトキシペンタ‐1‐エン‐2‐イル)安息香酸メチル
1.0g(1.0eq)を加えた。得られた反応混合物を
室温で2時間攪拌し、1N塩酸(2.0eq)7.6mlの
添加で中和し、ジクロロメタンで2回抽出した。抽出液
を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮して、生成
物を得た。 m.p.28-30℃. M.S.:m/z=220.1094 (M+ , C
1316に関する計算値:220.1099),189(M + -CH 3
O),176(100%),145. 1H NMR(CDCl3 ,300MHz):δ=1.56
(s(broad),1H,OH),1.75(quin,2H, CH2 -CH 2 -CH 2 ,J=
7.5Hz),2.60(t,2H,CH2 -C=,J=7.5Hz),3.68(t,(broad),2
H, CH2 OH,J=7.5Hz),3.94(s,3H,CH3 O),5.20(s,1
Holef),5.42(s, 1Holef),7.48(d, 2Harom,J=9Hz),8.00
(d, 2Harom,J=9Hz).
【0029】E.4‐(5‐メチルスルホニルオキシペ
ンタ‐1‐エン‐2‐イル)安息香酸メチル 0℃に冷却された無水ジエチルエーテル中4‐(5‐ヒ
ドロキシペンタ‐1‐エン‐2‐イル)安息香酸メチル
0.40g(1.0eq)及びトリエチルアミン0.38
g(2.0eq)の溶液に無水ジエチルエーテル中メシチ
ルクロリド0.44g(2.0eq)の溶液を滴下方式で
加えた。冷却を15分後に停止し、混合物を窒素下で攪
拌しながら4時間かけて室温に戻した。塩酸トリエチル
アミン沈澱物を飽和塩化アンモニウム溶液で抽出し、し
かる後水層をジエチルエーテルで3回洗浄した。合わせ
た有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し
て、生成物を得た。M.S.:m/z=298(M+ ),267.0683(M+ -C
H 3 O,C1315Sに関する計算値:267.0691),202(M
+ -CH 3 -SO 3 H),143(100%).I.R.(NaCl):v=2950, 172
0,1610,1440,1350,1280,1180,1120,970,840,790,730 cm
-1.1 H NMR(CDCl3 ,300MHz):δ=1.92(quin,2H,CH2 -CH 2 -
CH 2 ,J=7.5Hz),2.70(t,2H,CH2 -C=,J=7.5Hz),3.02(s,3
H, CH3 -SO 3 ),3.96(s,3H,CH3 O),4.24(t,2H, CH
2 O,J=7.5Hz),5.22(s,1Holef),5.44(s, 1Holef),7.48
(d, 2Harom,J=9Hz),8.01(d, 2Harom,J=9Hz).
【0030】F.4‐(6‐カルボエトキシ‐6‐シア
ノヘキサ‐1‐エン‐2‐イル)安息香酸メチル 還流コンデンサー、滴下漏斗及びガス導入口装備1L三
首丸底フラスコに無水テトラヒドロフラン40ml中80
%水素化ナトリウム0.10g(5.0eq)の混合物を
入れた。この混合物を0℃に冷却し、無水テトラヒドロ
フラン中シアノ酢酸エチル0.39ml(5.5eq)の溶
液を窒素雰囲気下で滴下した。混合物を激しく攪拌し、
水素の発生がもはや観察されなくなるまでに室温に達し
た。次いでその混合物に無水テトラヒドロフラン5ml中
4‐(5‐メチルスルホニルオキシペンタ‐1‐エン‐
2‐イル)安息香酸メチル0.40g(1.0eq)を加
えた。次いで混合物を15時間還流し、飽和塩化アンモ
ニウム溶液を加え、溶液をジエチルエーテルで3回抽出
した。抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃
縮して生成物を得た(これは未反応シアノ酢酸エチルを
一部含有していたが、それは40℃/1mmHgでク−ゲル
レーレ(Kugelrohr) 蒸留により除去しうる)。更に生成
物の精製をフラッシュクロマトグラフィーにより1:3
酢酸エチル:ヘキサンで溶出させて行った。M.S.:m/z=3
15.1458 (M+ , C1821Nに関する計算値:315.147
0),284(M+ -CH 3 O),202(M+ -EtO2 C-CH2 -CN),176,143
(100%). 1H NMR(CDCl3 ,300MHz):δ=1.28(t,3H, CH3
-CH 2 O,J=7.5Hz),1.64(quin,2H,CH 2 -CH 2 -CH 2 ,J
=7.5Hz),1.96(dt,2H, CH2 -CH,J=7.5Hz),2.60(t,2H,CH
2 -C=,J=7.5Hz),3.44(t,1H,CH-CN,J=7.5Hz),3.92(s,3H,
CH3 O),4.22(q,2H, CH 3 -CH 2 O,J=7.5Hz),5.19(s,1H
olef),5.41(s, 1Holef),7.42(d, 2Harom,J=9Hz),8.00
(d, 2Harom,J=9Hz).
【0031】G.4‐〔5‐(2,6‐ジアミノ‐4‐
ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ペンタ‐1‐エン‐
2‐イル〕安息香酸メチル 無水メタノール10.0ml中ナトリウム金属(190m
g、2eq)の溶液に乾燥塩酸グアニジン0.414g
(1.1eq)を加えた。反応混合物を室温で約30分間
攪拌した。塩化ナトリウム沈澱物を濾去し、濾液を還流
コンデンサー及びガス導入口装備50ml丸底フラスコに
移した。無水メタノール10ml中4‐(6‐カルボエト
キシ‐6‐シアノヘキサ‐1‐エン‐2‐イル)安息香
酸メチル1.30g(1.0eq)の混合物を濾液に加
え、しかる後溶液を窒素雰囲気下で12時間還流した。
室温まで冷却した後、氷酢酸0.23ml(1eq)を加え
て、過剰のナトリウムメトキシドを中和した。減圧下の
濃縮で生成物を得、これを濾取し、1:1クロロホル
ム:メタノールの冷混合液で洗浄し、乾燥させた。 M.S.:m/z=328.1530 (M+ , C1720に関する計
算値:328.1535).1 H NMR(DMSO-d6 ,300MHz):δ=1.40(quin,2H,CH2 -CH
2 -CH 2 ,J=7.5Hz),2.25(t,2H,CH2 -pyr,J=7.5Hz),2.60
(t,2H,CH2 -C=,J=7.5Hz),3.84(s,3H, CH 3 O),5.10(s,1
Holef),5.36(s, 1Holef),5.62(s(broad),2H, NH2 ),5.9
3(s(broad),2H, NH2 ),7.53(d, 2Harom,J=9Hz),7.84(d,
2Harom,J=9Hz),9.86(s(broad),1H,NH).
【0032】H.4‐〔5‐(2,6‐ジアミノ‐4‐
ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ペンタ‐1‐エン‐
2‐イル〕安息香酸 50ml丸底フラスコに1N水酸化ナトリウム水溶液(約
5eq)7ml中4‐〔5‐(2,6‐ジアミノ‐4‐ヒド
ロキシピリミジン‐5‐イル)ペンタ‐1‐エン‐2‐
イル〕安息香酸メチル0.420g(1eq)の混合物を
入れた。溶液を60℃に1時間加熱した後、溶液を環境
温度まで冷却し、しかる後一夜攪拌した。不純物を濾去
し、濾液を氷酢酸0.35mlで酸性化した。得られた固
体物を水との遠心で回収し、メタノールに溶解した。溶
液を減圧下で濃縮し、生成物を得た。M.S.:m/z=314.136
6 (M+ , C1618に関する計算値:314.1379).1 H NMR(DMSO-d6 ,300MHz):δ=1.40(quin,2H,CH2 -CH
2 -CH 2 ,J=7.5Hz),2.22(t,2H,CH2 -pyr,J=7.5Hz),2.56
(t,2H,CH2 -C=,J=7.5Hz),5.14(s,1Holef),5.39(s, 1H
olef),5.68(s(broad),2H, NH2 ),5.92(s(broad),2H, NH
2 ),7.53(d, 2Harom,J=9Hz),7.88(d, 2Harom,J=9Hz),9.
82(s(broad),1H,NH).
【0033】I.N‐〔4‐〔5‐(2,6‐ジアミノ
‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ペンタ‐1‐
エン‐2‐イル〕ベンゾイル〕‐L‐グルタミン酸ジメ
チル 無水テトラヒドロフラン4.0ml中4‐〔5‐(2,6
‐ジアミノ‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ペ
ンタ‐1‐エン‐2‐イル〕安息香酸270mg(1eq)
及びN‐メチルモルホリン104mg(1.2eq)の混合
物を室温で5分間激しく攪拌した。この混合物に2,4
‐ジメトキシ‐6‐クロロ‐1,3,5‐トリアジン1
65mg(1.1eq)を加え、溶液を室温で40分間攪拌
した。更にN‐メチルモルホリン104mg(1.2eq)
しかる後乾燥塩酸L‐グルタミン酸ジメチル236mg
(1.3eq)を導入した。次いで溶液を室温で4時間継
続的に攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をクロロ
ホルムに溶解した。飽和水性炭酸水素ナトリウムによる
抽出で未反応酸、トリアジン及びトリアジノンを除去し
た。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発
乾固させて生成物を得、これを更にフラッシュクロマト
グラフィーにより1:10メタノール:クロロホルムで
溶出させて精製した。M.S.:m/z=471.2081 (M+ , C23
29に関する計算値:471.2118). 1H NMR(CDC
l3 ,300MHz):δ=1.41(quin,2H,CH2 -CH 2 -CH 2 ,J=7.
5Hz),2.00-2.55(m,8H,4× -CH2 -),3.56(s,3H, CH
3 O),3.68(s,3H, CH3 O),4.68(dt,1H,CH,J=6,7.5Hz),4.
84(s(broad),2H, NH2 ),4.97(s, 1Holef),5.18(s, 1H
olef),5.86(s(broad),2H, NH2 ),7.29(d, 2Harom,J=9H
z),7.62(m(broad),1H, NHglu ),7.64(d,2Harom,J=9Hz),
11.20(s(broad),1H,NHpyr ).
【0034】J.N‐〔4‐〔5‐(2,6‐ジアミノ
‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ペンタ‐1‐
エン‐2‐イル〕ベンゾイル〕‐L‐グルタミン酸 1N水酸化ナトリウム水溶液1.0ml中N‐〔4‐〔5
‐(2,6‐ジアミノ‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5
‐イル)ペンタ‐1‐エン‐2‐イル〕ベンゾイル〕‐
L‐グルタミン酸ジメチル100mg含有溶液を室温で一
夜攪拌し、N‐〔4‐〔5‐(2,6‐ジアミノ‐4‐
ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ペンタ‐1‐エン‐
2‐イル〕ベンゾイル〕‐L‐グルタミン酸の二ナトリ
ウム塩を得た。次いで氷酢酸(0.12ml、2eq)を激
しく攪拌しながら滴下した。所望の生成物を濾取し、冷
水1mlで3回洗浄し、しかる後高真空下で乾燥させた。 M.S.(F.A.B.):m/z=444.18695(M+ +H, C2126
に関する計算値:444.1883). 1H NMR(DMSO-d6 ,300MH
z):δ=1.43(quin,2H,CH2 -CH 2 -CH 2 ,J=7.5Hz),1.85
-2.15(m,2H, CH2 -CH,J=7.5Hz),2.21(t,2H, CH2 -py
r,J=7.5Hz),2.36(dt,2H, CH2 -CO 2 H,J=7.5Hz),2.56
(t,2H, CH2 -C=,J=7.5Hz),4.36(dt,1H,CH,J=6,7.5Hz),
5.15(s, 1H olef),5.39(s, 1Holef),5.69(s(broad),2
H, NH2 ),5.96(s(broad),2H, NH2 ),7.47(d, 2Harom,J=
9Hz),7.83(d, 2Harom,J=9Hz),8.57(d,1H,NHglu ,J=6H
z),9.84(s(broad),1H, NHpyr ),12.65(s(broad),2H, 2
×CO2 H).
【0035】例3 A.N‐〔4‐〔1‐ヒドロキシ‐5‐(2,6‐ジア
ミノ‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ペンタ‐
2‐イル〕ベンゾイル〕‐L‐グルタミン酸ジメチル ガス導入口装備50ml丸底フラスコを乾燥し、それに無
水テトラヒドロフラン10ml中N‐〔4‐〔5‐(2,
6‐ジアミノ‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)
ペンタ‐1‐エン‐2‐イル〕ベンゾイル〕‐L‐グル
タミン酸500mg(1eq)を入れた。この反応混合物に
1.0M水素化ホウ素テトラヒドロフランエーテル和物
9.0ml(9.0eq)を流速3ml/hr 及び温度55℃で
加えた。混合物を更に3時間激しく攪拌した後、混合物
を室温に冷却し、水10ml中水素化ホウ素ナトリウム四
水和物200mg(1eq)を加えた。次いで混合物を室温
で2時間攪拌し、しかる後減圧下で濃縮して生成物を
得、これを更にフラッシュクロマトグラフィーにより
1:4メタノール:クロロホルムで溶出させて精製し
た。 m.p.104℃.M.S.:m/z=489.2233(M+ , C2331
に関する計算値:489.2233). 1H NMR(MeOD,300MH
z):δ=1.22-1.37(m,2H,CH2 -CH 2 -CH 2 ),1.55-1.85
(m,2H,CH 2 -CH 2 -CH 2 ),2.04-2.35(m,2H, CH2 -CH
glu ),2.25(t,2H,CH2 -pyr,J=7.5Hz),2.48(t,2H,CH2 CO
2 Me,J=7.5Hz),2.75-2.87(m,1H,CH-CH2 OH),3.63(s,3H,
CH3 O),3.66(d,2H, CH2 OH,J=7.5Hz),3.74(s,3H,CH
3 O),4.62(dt,1H,CHglu ,J=6,7.5Hz),7.30(d, 2Harom,J
=9Hz),7.76(d, 2Harom,J=9Hz).
【0036】B.N‐〔4‐〔1‐ヒドロキシ‐5‐
(2,6‐ジアミノ‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5‐
イル)ペンタ‐2‐イル〕ベンゾイル〕‐L‐グルタミ
ン酸 N‐〔4‐〔1‐ヒドロキシ‐5‐(2,6‐ジアミノ
‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ペンタ‐2‐
イル〕ベンゾイル〕‐L‐グルタミン酸ジメチル(60
mg)を1N水酸化ナトリウム水溶液(1eq)0.5ml中
に溶解し、しかる後溶液を室温で1時間激しく攪拌し、
N‐〔4‐〔1‐ヒドロキシ‐5‐(2,6‐ジアミノ
‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ペンタ‐2‐
イル〕ベンゾイル〕‐L‐グルタミン酸の二ナトリウム
塩を得た。この溶液に氷酢酸0.06ml(2.0eq)を
滴下し、しかる後−10℃で30分間冷却した。固体物
を濾取し、冷水1mlで洗浄し、乾燥させて、 m.p.164℃
のN‐〔4‐〔1‐ヒドロキシ‐5‐(2,6‐ジアミ
ノ‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ペンタ‐2
‐イル〕ベンゾイル〕‐L‐グルタミン酸を得た。その
生成物は酢酸ナトリウム1当量を含んでいる。 M.S.(F.A.B.):m/z= (M+ +H, C2127に関する
計算値:462.1989).1 H NMR(DMSO-d6 ,270MHz):δ=1.24-1.35(m,2H,CH2 -CH
2 -CH 2 ),1.55-1.95(m,2H, CH2 -CH 2 -CH 2 ),1.98-
2.20(m,2H, CH2 -CH glu ),2.25(t,2H,CH2 -pyr,J=7.5H
z),2.47(dt,2H, CH2 -CO 2 H,J=7.5Hz),2.80-2.90(m,1
H,CH-CH2 OH,J=7.5Hz),4.51(dt,1H, CHglu ,J=6,7.5H
z),5.70(s(broad),2H, NH2 ),6.08(s(broad),2H, N
H2 ),7.42(d, 2Harom,9Hz),7.90(d, 2H arom,J=9Hz),
8.50(d,1H,NHglu ,J=6Hz),9.95(s(broad),1H, NHpyr ),
12.6(s(broad),2H,2×COH).
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローレン、ダブリュ、ウォーレンスキー アメリカ合衆国ニュージャージー州、ミル バーン、サガモア、ロード、107

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式の化合物: 【化1】 〔上記式中nは2〜5の値を有する;Rはビニル又はヒ
    ドロキシメチルでZは水素であるか、あるいはR及びZ
    は一緒になってメチレンである;R及びRの各々は
    水素又はカルボン酸保護基である;及びで示される炭
    素原子の配置はLである〕及びその薬学上許容される
    塩。
  2. 【請求項2】R及びRの各々が水素である、請求項
    1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】nが3の値を有する、請求項2に記載の化
    合物。
  4. 【請求項4】N‐〔4‐〔6‐(2,6‐ジアミノ‐4
    ‐ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ヘキサ‐1‐エン
    ‐3‐イル〕ベンゾイル〕‐L‐グルタミン酸である、
    請求項3に記載の化合物。
  5. 【請求項5】N‐〔4‐〔5‐(2,6‐ジアミノ‐4
    ‐ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ペンタ‐1‐エン
    ‐2‐イル〕ベンゾイル〕‐L‐グルタミン酸である、
    請求項3に記載の化合物。
  6. 【請求項6】N‐〔4‐〔1‐ヒドロキシ‐5‐(2,
    6‐ジアミノ‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)
    ペンタ‐2‐イル〕ベンゾイル〕‐L‐グルタミン酸で
    ある、請求項3に記載の化合物。
  7. 【請求項7】R及びRのうち少なくとも一方が水素
    以外である、請求項1に記載の化合物。
  8. 【請求項8】N‐〔4‐〔6‐(2,6‐ジアミノ‐4
    ‐ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ヘキサ‐1‐エン
    ‐3‐イル〕ベンゾイル〕‐L‐グルタミン酸ジメチル
    である、請求項7に記載の化合物。
  9. 【請求項9】N‐〔4‐〔5‐(2,6‐ジアミノ‐4
    ‐ヒドロキシピリミジン‐5‐イル)ペンタ‐1‐エン
    ‐2‐イル〕ベンゾイル〕‐L‐グルタミン酸ジメチル
    である、請求項7に記載の化合物。
  10. 【請求項10】N‐〔4‐〔1‐ヒドロキシ‐5‐
    (2,6‐ジアミノ‐4‐ヒドロキシピリミジン‐5‐
    イル)ペンタ‐2‐イル〕ベンゾイル〕‐L‐グルタミ
    ン酸ジメチルである、請求項7に記載の化合物。
  11. 【請求項11】哺乳動物において新生物増殖に対抗する
    医薬組成物であって、 1回又は多数回投薬法で哺乳動物投与時に上記増殖に対
    抗する上で有効な量の請求項2に記載された化合物を薬
    学上許容されるキャリアと共に含むことを特徴とする医
    薬組成物。
  12. 【請求項12】哺乳動物(ヒトを除く)において新生物
    増殖に対抗する方法であって、 1回又は多数回投薬法で請求項2に記載された化合物の
    有効量を上記哺乳動物に投与することを特徴とする方
    法。
JP3065397A 1990-04-18 1991-03-06 L‐グルタミン酸誘導体 Pending JPH05262746A (ja)

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