JPH05262709A - プロピオンアミド誘導体 - Google Patents

プロピオンアミド誘導体

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Publication number
JPH05262709A
JPH05262709A JP15916292A JP15916292A JPH05262709A JP H05262709 A JPH05262709 A JP H05262709A JP 15916292 A JP15916292 A JP 15916292A JP 15916292 A JP15916292 A JP 15916292A JP H05262709 A JPH05262709 A JP H05262709A
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JP
Japan
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ester
compound
acid
dibenzyl
reaction
Prior art date
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Pending
Application number
JP15916292A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Shiokawa
洋一 塩川
Koichi Takimoto
浩一 瀧本
Kohei Takenaka
康平 竹中
Takafumi Mitsunaga
孝文 光長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 式: [R1 はアル(低級)アルキル、R2 はカルボキシ、ヒ
ドロキシ(又は保護されたヒドロキシ)アミノカルボニ
ル、R3 はアル(低級)アルキル、R4 はカルボキシ又
は保護されたカルボキシ、Aは低級アルキレン又はシク
ロ(低級)アルキレンを意味する]のプロピオンアミド
誘導体およびその塩。 【効果】 上記化合物は、中性エンドペプチダーゼ(以
下NEPと称す)、たとえば中性エンドペプチダーゼE
C3.4.24.11に対する阻害作用を有する。高血
圧症、心不全、狭心症などの心血管障害、腎不全、周期
性浮腫、高アルドテロン症、高カルシウム尿症などの治
療/予防剤として有用である。緑内障、喘息、炎症、疼
痛、てんかん、痴呆、肥満ならびに胃腸障害(特に下痢
および過敏性腸症候群)の治療剤/予防剤として、胃酸
分泌調節および高レニン血症の治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規プロピオンアミド
誘導体およびその塩に関する。より詳しくは、本発明は
中性エンドペプチダーゼ(以下NEPと称す)、たとえ
ば中性エンドペプチダーゼEC3.4.24.11に対
する阻害作用を有する新規プロピオンアミド誘導体およ
びその塩、その製造法、それを有効成分として含有する
医薬組成物ならびにヒトまたは動物における高血圧症、
心不全、狭心症などの種々の心血管障害、腎不全、周期
性浮腫、高アルドステロン症、高カルシウム尿症などの
治療および/または予防法に関する。さらに目的化合物
は、緑内障、喘息、炎症、疼痛、てんかん、痴呆、肥満
ならびに胃腸障害(特に下痢および過敏性腸症候群)の
治療剤および/または予防剤として、胃酸分泌調節およ
び高レニン血症の治療に、有用であると思われる。
【0002】
【従来の技術】ブチルアミド誘導体のあるものはNEP
阻害剤として知られている(たとえば、ヨーロッパ特許
出願公開0225292)。
【0003】
【発明の目的】本発明の一つの目的は、NEPに対する
阻害作用を有する新規かつ有用なプロピオンアミド誘導
体を提供することである。本発明の他の目的は、前記プ
ロピオンアミド誘導体およびその塩の製造法を提供する
ことである。本発明のさらに他の目的は、前記プロピオ
ンアミド誘導体およびその医薬として許容される塩を有
効成分として含有する医薬組成物を提供することであ
る。本発明のいま一つの目的は、前記プロピオンアミド
誘導体およびその医薬として許容される塩を用いてヒト
または動物における前記疾患の治療および/または予防
のための方法を提供することである。
【0004】NEPは、強力な血管拡張作用、利尿作用
およびナトリウム排泄増加作用を有する心房ナトリウム
排泄ペプチド(以下ANP)および内因性モルヒネ様ペ
プチドであるエンケファリンをはじめとする数種のペプ
チドホルモンの分解に関与することはよく知られてい
る。すなわち、NEP阻害薬はANPとエンケファリン
の生物学的作用を強めることができる。従って、NEP
を阻害する化合物は、高血圧症、心不全、狭心症などの
種々の心血管障害、腎不全、周期性浮腫、高アルドステ
ロン症、高カルシウム尿症、その他前記の疾患の治療お
よび/または予防に有用である。
【0005】
【発明の構成】本発明の目的化合物であるプロピオンア
ミド誘導体は新規であり、下記の一般式[I]
【化2】 [式中、R1 はアル(低級)アルキル、R2 はカルボキ
シ、ヒドロキシアミノカルボニルまたは(保護されたヒ
ドロキシ)アミノカルボニル、R3 はアル(低級)アル
キル、R4 はカルボキシまたは保護されたカルボキシ、
Aは低級アルキレンまたはシクロ(低級)アルキレン、
をそれぞれ示す]で表わされる化合物およびその塩であ
る。
【0006】目的化合物[I]またはその塩は下記の諸
方法で製造することができる。 製造法1
【化3】
【0007】製造法2
【化4】
【0008】製造法3
【化5】
【0009】製造法4
【化6】
【0010】[上記各式中、R4 aは保護されたカルボキ
シ、R5 はヒドロキシ保護基を示し、R1、R2、R3
4、Aはそれぞれ前記定義の通りである]
【0011】本明細書の前記ならびに後記の記載におい
て、本発明の範囲に包含される種々の定義の好適な例を
次に詳細に説明する。
【0012】「低級」とは、特記ない限り、1ないし6
個の炭素原子を有する基を意味する。「シクロ(低級)
アルキレン」における低級部分とは、3ないし6個の炭
素原子を有する基を意味する。
【0013】「アル(低級)アルキル」における好適な
低級アルキル部分としては、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブ
チル、ペンチル、ヘキシルなどの直鎖または分枝アルキ
ルを挙げることができ、なかでも好ましいものはメチル
である。
【0014】「アル(低級)アルキル」における好適な
アリール部分としては、フェニル、ナフチル、低級アル
キル置換フェニル(たとえばトリル、メシチル、クメニ
ル、キシリル、ジエチルフェニル、ジイソプロピルフェ
ニル、ジ−tert−ブチルフェニルなど)などを挙げ
ることができ、なかでも好ましいのはフェニルである。
【0015】好適な「低級アルキレン」としては、メチ
レン、エチレン、トリメチレン、プロピレン、テトラメ
チレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、エチルエチ
レンなどの直鎖または分枝アルキレンを挙げることがで
き、なかでも好ましいのはメチレン、エチレンまたはト
リメチレンである。
【0016】好適な「シクロ(低級)アルキレン」とし
ては、シクロプロピレン、シクロブチレン、シクロペン
チレンまたはシクロヘキシレンを挙げることができ、な
かでも好ましいのはシクロヘキシレンである。
【0017】「(保護されたヒドロキシ)アミノカルボ
ニル」における好適な保護されたヒドロキシ部分として
は、置換低級アルコキシ、たとえば低級アルコキシ(低
級)アルコキシ(低級)アルコキシ(たとえばメトキシ
エトキシメトキシなど)、置換または非置換アル(低
級)アルコキシ(たとえばベンジルオキシ、ニトロベン
ジルオキシなど)、アシルオキシ、たとえば低級アルカ
ノイルオキシ(たとえばホルミルオキシ、アセチルオキ
シ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリ
ルオキシ、バレリルオキシ、イソバレリルオキシ、ピバ
ロイルオキシ、ヘキサノイルオキシ、3,3−ジメチル
ブチリルオキシなど)、低級アルコキシカルボニルオキ
シ(たとえばメトキシカルボニルオキシ、エトキシカル
ボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、イソプロ
ポキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシ、
イソブトキシカルボニルオキシ、tert−ブトキシカ
ルボニルオキシ、ペンチルオキシカルボニルオキシ、ヘ
キシルオキシカルボニルオキシなど)、スルホニルオキ
シ(たとえばメシルオキシ、トシルオキシ、ベンゼンス
ルホニルオキシなど)、置換または非置換アル(低級)
アルコキシカルボニルオキシ(たとえばベンジルオキシ
カルボニルオキシ、ブロモベンジルオキシカルボニルオ
キシなど)など、などを挙げることができる。
【0018】好適な「保護されたカルボキシ」として
は、エステル化されたカルボキシを挙げることができ、
その「エステル化されたカルボキシ」としては下記のも
のを挙げることができる。
【0019】エステル化されたカルボキシのエステル部
分の好適な例としては、適当な置換基を1個以上有して
いてもよい低級アルキルエステル(たとえばメチルエス
テル、エチルエステル、プロピルエステル、イソプロピ
ルエステル、ブチルエステル、イソブチルエステル、t
ert−ブチルエステル、ペンチルエステル、ヘキシル
エステル、1−シクロプロピルエチルエステルなど)、
たとえば低級アルカノイルオキシ(低級)アルキルエス
テル[たとえばアセトキシメチルエステル、プロピオニ
ルオキシメチルエステル、ブチリルオキシメチルエステ
ル、バレリルオキシメチルエステル、ピバロイルオキシ
メチルエステル、ヘキサノイルオキシメチルエステル、
1(もしくは2)−アセトキシエチルエステル、1(も
しくは2もしくは3)−アセトキシプロピルエステル、
1(もしくは2もしくは3もしくは4)−アセトキシブ
チルエステル、1(もしくは2)−プロピオニルオキシ
エチルエステル、1(もしくは2もしくは3)−プロピ
オニルオキシプロピルエステル、1(もしくは2)−ブ
チリルオキシエチルエステル、1(もしくは2)−イソ
ブチリルオキシエチルエステル、1(もしくは2)−ピ
バロイルオキシエチルエステル、1(もしくは2)−ヘ
キサノイルオキシエチルエステル、イソブチリルオキシ
メチルエステル、2−エチルブチリルオキシメチルエス
テル、3,3−ジメチルブチリルオキシメチルエステ
ル、1(もしくは2)−ペンタノイルオキシエチルエス
テルなど]、低級アルカンスルホニル(低級)アルキル
エステル(たとえば2−メシルエチルエステルなど)、
モノ(もしくはジもしくはトリ)−ハロ(低級)アルキ
ルエステル(たとえば2−ヨードエチルエステル、2,
2,2−トリクロロエチルエステルなど)、低級アルコ
キシカルボニルオキシ(低級)アルキルエステル(たと
えばメトキシカルボニルオキシメチルエステル、エトキ
シカルボニルオキシメチルエステル、2−メトキシカル
ボニルオキシエチルエステル、1−エトキシカルボニル
オキシエチルエステル、1−イソプロポキシカルボニル
オキシエチルエステルなど)、フタリジリデン(低級)
アルキルエステル、または(5−低級アルキル−2−オ
キソ−1,3−ジオキソール−4−イル)(低級)アル
キルエステル[たとえば(5−メチル−2−オキソ−
1,3−ジオキソール−4−イル)メチルエステル、
(5−エチル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4
−イル)メチルエステル、(5−プロピル−2−オキソ
−1,3−ジオキソール−4−イル)エチルエステルな
ど];低級アルケニルエステル(たとえばビニルエステ
ル、アリルエステルなど);低級アルキニルエステル
(たとえばエチニルエステル、プロピニルエステルな
ど);適当な置換基を1個以上有していてもよいアル
(低級)アルキルエステル、たとえば適当な置換基を1
個以上有していてもよいモノ(もしくはジもしくはト
リ)フェニル(低級)アルキルエステル(たとえばベン
ジルエステル、4−メトキシベンジルエステル、4−ニ
トロベンジルエステル、フェネチルエステル、トリチル
エステル、ベンズヒドリルエステル、ビス(メトキシフ
ェニル)メチルエステル、3,4−ジメトキシベンジル
エステル、4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブ
チルベンジルエステルなど);適当な置換基を1個以上
有していてもよいアリールエステル(たとえばフェニル
エステル、4−クロロフェニルエステル、トリルエステ
ル、tert−ブチルフェニルエステル、キシリルエス
テル、メシチルエステル、クメニルエステルなど);フ
タリジルエステル;などを挙げることができる。
【0020】目的化合物[I]の医薬として許容される
好適な塩は、慣用の無毒性の塩であって、たとえばアル
カリ金属塩(たとえばナトリウム塩、カリウム塩な
ど)、アルカリ土類金属塩(たとえばカルシウム塩、マ
グネシウム塩など)などの金属塩、アンモニウム塩、有
機塩基との塩(たとえばトリメチルアミン塩、トリエチ
ルアミン塩など)などを挙げることができる。
【0021】目的化合物[I]の製造法を次に詳細に説
明する。 製造法1 化合物[Ia]またはその塩は化合物[II]を化合物
[III]またはその塩と反応させることによって製造
することができる。化合物[III]の好適な塩として
は、無機酸付加塩(たとえば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫
酸塩、燐酸塩など)、有機酸付加塩(たとえば蟻酸塩、
酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸
塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トル
エンスルホン酸塩など)などの酸付加塩などを挙げるこ
とができる。
【0022】化合物[Ia]の好適な塩としては、化合
物[I]で示したものと同じものを挙げることができ
る。本反応は、有機塩基、たとえばトリアルキルアミン
(たとえばトリメチルアミン、トリエチルアミンなど)
などの存在下で行うことが好ましい。
【0023】反応は、通常、慣用の溶媒、たとえばジオ
キサン、テトラヒドロフラン、クロロホルム、ジクロロ
メタン、その他反応に悪影響を及ぼさない有機溶媒など
の溶媒中で行われる。反応温度は特に限定されず、通
常、冷却ないし加熱下で反応は行われる。
【0024】製造法2 化合物[Ib]は化合物[Ia]もしくはカルボキシ基
におけるその反応性誘導体またはその塩を化合物[I
V]またはその塩と反応させることによって製造するこ
とができる。化合物[IV]の好適な塩としては、製造
法1中化合物[III]で示したのと同じ酸付加塩を挙
げることができる。
【0025】化合物[Ia]のカルボキシ基におる反応
性誘導体の好適な例としては、酸ハライド、酸無水物、
活性アミド、活性エステルなどを挙げることができる。
反応性誘導体の好適な例としては、酸塩化物;酸アジ
ド;置換燐酸(たとえばジアルキル燐酸、フェニル燐
酸、ジフェニル燐酸、ジベンジル燐酸、ハロゲン化燐酸
など)、ジアルキル亜燐酸、亜硫酸、チオ硫酸、硫酸、
スルホン酸(たとえばメタンスルホン酸など)、脂肪族
カルボン酸(たとえば酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ
酪酸、ピバル酸、吉草酸、イソ吉草酸、2−エチル酪
酸、トリクロロ酢酸など)もしくは芳香族カルボン酸
(たとえば安息香酸など)などの酸との混合酸無水物;
対称酸無水物;イミダゾール、4−置換イミダゾール、
ジメチルピラゾール、トリアゾールもしくはテトラゾー
ルとの活性アミド;活性エステル(たとえばシアノメチ
ルエステル、メトキシメチルエステル、ジメチルイミノ
メチル[(CH32+=CH−]エステル、ビニルエ
ステル、プロパルギルエステル、p−ニトロフェニルエ
ステル、2,4−ジニトロフェニルエステル、トリクロ
ロフェニルエステル、ペンタクロロフェニルエステル、
メシルフェニルエステル、フェニルアゾフェニルエステ
ル、フェニルチオエステル、p−ニトロフェニルチオエ
ステル、p−クレシルチオエステル、カルボキシメチル
チオエステル、ピラニルエステル、ピリジルエステル、
ピペリジルエステル、8−キノリルチオエステルな
ど);もしくはN−ヒドロキシ化合物[たとえばN,N
−ジメチルヒドロキシルアミン、1−ヒドロキシ−2−
(1H)−ピリドン、N−ヒドロキシスクシンイミド、
N−ヒドロキシフタルイミド、1−ヒドロキシ−1H−
ベンゾトリアゾールなど]とのエステルなどを挙げるこ
とができる。これらの反応性誘導体は、使用する化合物
[Ia]の種類に応じて適宜選択すればよい。
【0026】反応は、通常、慣用の溶媒、たとえば水、
アルコール(たとえばメタノール、エタノールなど)、
アセトン、ジオキサン、アセトニトリル、クロロホル
ム、塩化メチレン、塩化エチレン、テトラヒドロフラ
ン、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミド、ピリ
ジン、その他反応に悪影響を及ぼさない有機溶媒などの
溶媒中で行われる。これらの慣用の溶媒は水との混合物
として使用することもできる。
【0027】本反応において、化合物[Ia]を遊離酸
の形またはその塩の形で用いる場合、反応は、慣用の縮
合剤、たとえばN,N’−ジシクロヘキシルカルボジイ
ミド;N−シクロヘキシル−N’−モルホリノエチルカ
ルボジイミド;N−シクロヘキシル−N’−(4−ジエ
チルアミノシクロヘキシル)カルボジイミド;N,N’
−ジエチルカルボジイミド、N,N’−ジイソプロピル
カルボジイミド;N−エチル−N’−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド;N,N’−カルボニル
ビス−(2−メチルイミダゾール);ペンタメチレンケ
テン−N−シクロヘキシルイミン;ジフェニルケテン−
N−シクロヘキシルイミン;エトキシアセチレン;1−
アルコキシ−1−クロロエチレン;トリアルキルホスフ
ァイト;ポリ燐酸エチル;ポリ燐酸イソプロピル;オキ
シ塩化燐(塩化ホスホリル);三塩化燐;ジフェニルホ
スホリルアジド;ジフェニルホスフィン酸クロライド;
塩化チオニル;塩化オキサリル;ハロ蟻酸低級アルキル
(たとえばクロロ蟻酸エチル、クロロ蟻酸イソプロピル
など);トリフェニルホスフィン;2−エチル−7−ヒ
ドロキシベンゾイソオキサゾリウム塩;水酸化2−エチ
ル−5−(m−スルホフェニル)イソオキサゾリウム分
子内塩;1−(p−クロロベンゼンスルホニルオキシ)
−6−クロロ−1H−ベンゾトリアゾール;N,N−ジ
メチルホルムアミドと塩化チオニル、ホスゲン、クロロ
蟻酸トリクロロメチル、オキシ塩化燐などと反応させて
調製されるいわゆるヴィルスマイヤー試薬などの存在下
で行なうことが好ましい。
【0028】本反応は、アルカリ金属重炭酸塩、トリ
(低級)アルキルアミン、ピリジン、N−(低級)アル
キルモルホリン、N,N−ジ(低級)アルキルベンジル
アミンなどの無機または有機の塩基の存在下で行うこと
もできる。反応温度は特に限定されず、通常、冷却ない
し加熱下で反応は行われる。
【0029】製造法3 化合物[Id]またはその塩は化合物[Ic]またはそ
の塩をカルボキシ保護基脱離反応に付すことによって製
造することができる。化合物[Ic]および[Id]の
好適な塩としては化合物[I]で示したものと同じもの
を挙げることができる。
【0030】本反応は、加水分解、還元などの慣用の方
法で行われる。本加水分解は塩基またはルイス酸を含む
酸の存在下で行うことが好ましい。好適な塩基として
は、たとえばアルカリ金属(たとえばナトリウム、カリ
ウムなど)、アルカリ土類金属(たとえばマグネシウ
ム、カルシウムなど)、それらの水酸化物もしくは炭酸
塩もしくは重炭酸塩、トリアルキルアミン(たとえばト
リメチルアミン、トリエチルアミンなど)、ピコリン、
1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン−5、
1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,
8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7など
の無機および有機の塩基を挙げることができる。好適な
酸としては、有機酸(たとえば蟻酸、酢酸、プロピオン
酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸など)および無
機酸(たとえば塩酸、臭化水素酸、硫酸など)を挙げる
ことができる。
【0031】反応は、通常、水、アルコール(たとえば
メタノール、エタノールなど)、塩化メチレン、テトラ
ヒドロフラン、それらの混合物、その他反応に悪影響を
及ぼさない溶媒などの溶媒中で行われる。液状の塩基ま
たは酸は溶媒として使用することもできる。反応温度は
特に限定されず、通常、冷却ないし加温下で反応は行わ
れる。
【0032】本還元は、ベンジル、4−ニトロベンジ
ル、2−ヨードエチル、2,2,2−トリクロロエチル
などのエステル部分の脱離に適用するのが好ましい。本
脱離反応に適用する還元方法としては化学還元および接
触還元を挙げることができる。
【0033】化学還元に用いる好適な還元剤としては、
金属(錫、亜鉛、鉄など)または金属化合物(たとえば
塩化クロム、酢酸クロムなど)と有機または無機の酸
(たとえば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢
酸、p−トルエンスルホン酸、塩酸、臭化水素酸など)
の組合せを挙げることができる。
【0034】接触還元に用いる好適な触媒としては、白
金触媒(たとえば白金板、白金海綿、白金黒、コロイド
白金、酸化白金、白金線など)、パラジウム触媒(たと
えばパラジウム海綿、パラジウム黒、酸化パラジウム、
パラジウム炭、コロイドパラジウム、パラジウム−硫酸
バリウム、パラジウム−炭酸バリウム等)、ニッケル触
媒(たとえば還元ニッケル、酸化ニッケル、ラネーニッ
ケルなど)、コバルト触媒(たとえば還元コバルト、ラ
ネーコバルトなど)、鉄触媒(還元鉄、ラネー鉄な
ど)、銅触媒(たとえば還元銅、ラネー銅、ウルマン
銅)などを挙げることができる。還元は、通常、反応に
悪影響を及ぼさない慣用の溶媒、たとえば水、アルコー
ル(たとえばメタノール、エタノール、プロパノールな
ど)、N,N−ジメチルホルムアミド、それらの混合物
などの溶媒中で行われる。また、化学還元に用いる前記
酸が液状の場合、これらは溶媒として使用することもで
きる。接触還元に用いる好適な溶媒としては、前記溶
媒、その他の慣用の溶媒、たとえばジエチルエーテル、
ジオキサン、テトラヒドロフランなどあるいはそれらの
混合物を挙げることができる。
【0035】本還元の反応温度は特に限定されず、通
常、冷却ないし加温下で反応は行われる。本反応におい
て、R2 が(保護されたヒドロキシ)アミノカルボニル
である化合物[Ic]を原料化合物として使用する場
合、反応条件によってR2 がヒドロキシアミノカルボニ
ルである化合物[Id]が得られることがある。この場
合も本反応の範囲に含まれる。
【0036】製造法4 化合物[If]またはその塩は化合物[Ie]またはそ
の塩をヒドロキシ保護基脱離反応に付すことによって製
造することができる。化合物[Ie]および[If]の
好適な塩としては化合物[I]で示したものと同じもの
を挙げることができる。
【0037】本反応は製造法3と実質的に同様にして行
われるので、本反応の反応方式および反応条件(たとえ
ば溶媒、反応温度など)としては製造法3で説明したも
のをそのまま挙げることができる。
【0038】本反応において、R4 が保護されたカルボ
キシである化合物[Ie]を原料化合物として用いる場
合、反応条件によってR4 がカルボキシである化合物
[If]が得られることがある。この場合も本反応の範
囲に含まれる。
【0039】上記製造法によって得られた化合物は、粉
末化、再結晶、カラムクロマトグラフィー、再晶出など
の慣用の方法で単離、精製することができる。
【0040】尚、本明細書中に記載の化合物[I]なら
びにその他の化合物には不斉炭素原子に基づく一つもし
くはそれ以上の立体異性体を示すことがあるが、それら
の異性体やその混合物もまた本発明の範囲に含まれる。
【0041】NEPに対する阻害作用を有する目的化合
物[I]およびその医薬として許容される塩は、ヒトま
たは動物における高血圧症、心不全、狭心症などの種々
の心血管障害、腎不全、周期性浮腫、高アルドステロン
症、高カルシウム尿症などの治療および/または予防法
に有用である。さらに目的化合物[I]は、緑内障、喘
息、炎症、疼痛、てんかん、痴呆、肥満ならびに胃腸障
害(特に下痢および過敏性腸症候群)の治療剤および/
または予防剤として、胃酸分泌調節および高レニン血症
の治療に、有用であると思われる。
【0042】
【発明の効果】目的化合物[I]の有用性を示すため、
化合物[I]の薬理試験データを以下に示す。 試験:中性エンドペプチダーゼ(NEP)阻害作用
【0043】方法:”ペプチド”9巻、173−180
頁(1988)に記載のJ.L.Sonnenberg
らの方法によって雄性スプラーグ・ドーリー系ラットの
腎から作成した精製NEPを用いた。NEP阻害活性は
以下のように測定した。
【0044】培養混合液(総量262μl)には0.1
Mトリス緩衝液(pH7.4)、0.1mg/mlα−
hANP(α−ヒトANP)、試験化合物(2μlの
N,N−ジメチルホルムアミドに溶解)、NEP(45
−50U/ml)が含まれていた。反応混合物を37℃
で15分間インキュベートし、10%酢酸50μlを添
加して反応を停止させた。反応混合物50μlをHPL
Cに注入し、C18カラム(YMC、ODS−A200
S)を用いて逆相HPLCによってα−hANPの加水
分解を測定した。0.05%トリフルオロ酢酸:60%
CH3 CN(70:30)から0.05%トリフルオロ
酢酸:60%CH3 CN(54:46)への 15分間
の直線勾配溶出を用いた。NEP阻害作用はα−hAN
Pの加水分解の抑制と定義した。
【0045】結果:
【表1】
【0046】治療のための投与には、本発明の化合物
[I]を、そのいづれかを有効成分として、経口もしく
は非経口投与あるいは外用(局所)に適した有機もしく
は無機固形ないしは液状の賦形剤などの医薬として許容
される担体と混合してなる医薬製剤の形で用いる。前記
医薬製剤としては、カプセル剤、錠剤、糖衣錠、顆粒、
坐剤、液剤、ローション、懸濁剤、乳剤、軟膏剤、ゲル
剤などが挙げられる。必要ならば、前記製剤に、補助
剤、安定化剤、湿潤剤または乳化剤、緩衝液、その他の
常用添加剤などを配合してもよい。
【0047】化合物[I]の用量は患者の年令および条
件によっても変動するが、前記疾患の治療には化合物
[I]の平均1回量約0.1mg、1mg、10mg、
50mg、100mg、250mg、500mgおよび
1000mgが有効と思われる。一般には、1日当り
0.1〜約1000mgの範囲の量を患者1人当りに投
与すればよい。
【0048】
【実施例】以下の実施例は、本発明を説明するために示
したものである。
【0049】実施例1 (3R* ,4R* )−3,4−ジベンジル−3,4−ジ
ヒドロ−2,5−フランジオン(391mg)と3−ア
ミノプロピオン酸エチル塩酸塩(236mg)のジクロ
ロメタン(7.8ml)中懸濁液に氷水冷却下にトリエ
チルアミン(0.40ml)を加え、混合物を同温で1
時間撹拌する。溶媒を減圧留去し、残留物を酢酸エチル
と10%塩酸とに分配し、酢酸エチル層を10%塩酸お
よび食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
減圧濃縮する。残留物をジイソプロピルエーテルで粉末
化し、濾取して3−[(2R* ,3R* )−2,3−ジ
ベンジル−3−カルボキシプロピオンアミド]プロピオ
ン酸エチルを白色粉末として得る(467mg)。 mp : 97−99℃ IR(ヌジョール): 3280, 1730, 1710, 1640, 1560 cm
-1 NMR (CDCl3,δ) : 1.24 (3H,t,J=7.1Hz), 2.0-2.3 (1H,
m), 2.3-2.5 (2H,m),2.7-3.0 (3H,m), 3.0-3.6 (4H,m),
3.9-4.2 (2H,m), 5.99 (1H,br t,J=5.6Hz), 7.0-7.4
(10H,m) MASS (m/e) : 379, 280, 91
【0050】実施例2 実施例1と同様にして下記の化合物を得る。 (1) シス−4−[(2R* ,3R* )−2,3−ジ
ベンジル−3−カルボキシプロピオンアミド]シクロヘ
キサン−1−カルボン酸ベンジル mp : 176−178℃ IR(ヌジョール): 3370, 2600, 1740, 1710, 1610, 15
50 cm-1 NMR (CDCl3,δ) : 0.8-1.1 (1H,m), 1.2-1.9 (7H,m),
2.1-2.3 (1H,m), 2.4-2.5 (1H,m), 2.7-3.1 (3H,m), 3.
1-3.3 (2H,m), 3.7-3.9 (1H,m), 5.02(1H,br d,J=8.4H
z), 5.09 (2H,s), 7.0-7.4 (15H,m) MASS (m/e) : 495, 280, 91
【0051】(2) [(2R* ,3R* )−2,3−
ジベンジル−3−カルボキシプロピオンアミド]酢酸メ
チル mp : 119−120℃ IR(ヌジョール): 3310, 1750, 1705, 1640, 1530 cm
-1 NMR (CDCl3,δ) : 2.5-2.7 (1H,m), 2.8-3.3 (5H,m),
3.71 (1H,dd,J=18.2Hz,4.8Hz), 3.73 (3H,s), 4.05 (1
H,dd,J=18.2Hz, 5.6Hz), 6.08 (1H,br t,J=5.2Hz), 7.0
-7.4 (10H,m) MASS (m/e) : 351, 280, 91
【0052】(3) 4−[(2R* ,3R* )−2,
3−ジベンジル−3−カルボキシプロピオンアミド]酪
酸ベンジル mp : 121−122℃ IR(ヌジョール): 3300, 1730, 1710, 1640, 1550 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.3-1.6 (2H,m), 2.12 (2H,t,J=7.
6Hz), 2.6-3.1 (8H,m), 5.07 (2H,s), 7.0-7.4 (15H,
m), 7.84 (1H,br t,J=5.7Hz), 12.29(1H,br s) MASS (m/e) : 455, 364, 348, 346, 280, 91
【0053】(4) 3−[(2R* ,3S* )−2,
3−ジベンジル−3−カルボキシプロピオンアミド]プ
ロピオン酸エチル mp : 117−119℃ IR(ヌジョール): 3400, 2700, 2630, 1720, 1630, 15
30 cm-1 NMR (CDCl3,δ) : 1.21 (3H,t,J=7.1Hz), 1.9-2.1 (1H,
m), 2.1-2.4 (1H,m),2.4-2.6 (1H,m), 2.7-3.3 (6H,m),
3.3-3.5 (1H,m), 3.9-4.1 (2H,m),5.80 (1H,br t,J=6.
0Hz), 7.0-7.4 (10H,m) MASS (m/e) : 397, 379, 334, 91
【0054】(5) シス−4−[(2R* ,3S*
−2,3−ジベンジル−3−カルボキシプロピオンアミ
ド]シクロヘキサン−1−カルボン酸ベンジル mp : 139−141℃ IR(ヌジョール): 3350, 1720, 1620, 1545 cm-1 NMR (CDCl3,δ) : 0.9-1.1 (1H,m), 1.1-1.8 (7H,m),
2.35 (1H,m), 2.7-3.3(6H,m), 3.92 (1H,m), 5.00 (1H,
d,J=12.4Hz), 5.07 (1H,d,J=12.4Hz),5.95 (1H,br d),
7.0-7.5 (15H,m) MASS (m/e) : 280, 233, 91
【0055】(6) [(2R* ,3S* )−2,3−
ジベンジル−3−カルボキシプロピオンアミド]酢酸メ
チル mp : 150−151℃ IR(ヌジョール): 3340, 3220, 2670, 1750, 1700, 16
40, 1580, 1540 cm-1 NMR (CDCl3,δ) : 2.5-2.7 (1H,m), 2.8-3.0 (3H,m),
3.0-3.3 (2H,m),3.66 (1H,dd,J=18.3Hz, 4.6Hz), 3.67
(3H,s), 3.95 (1H,dd,J=18.3Hz,5.6Hz), 5.63 (1H,br
t,J=5.1Hz), 7.0-7.4 (10H,m) MASS (m/e) : 369, 351, 338, 221, 131, 91
【0056】(7) 4−[(2R* ,3S* )−2,
3−ジベンジル−3−カルボキシプロピオンアミド]酪
酸ベンジル mp : 118−118.5℃ IR(ヌジョール): 3370, 1720, 1610, 1550 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.3-1.6 (2H,m), 1.48 (2H,t,J=6.
9Hz), 2.5-3.2 (8H,m), 5.05 (2H,s), 7.0-7.4 (15H,
m), 7.94 (1H,br t,J=5.5Hz), 12.361H,br s) MASS (m/e) : 473, 455, 429, 91
【0057】実施例3 3−[(2R* ,3R* )−2,3−ジベンジル−3−
カルボキシプロピオンアミド]プロピオン酸エチル(2
49mg)、O−ベンジルヒドロキシルアミン塩酸塩
(105mg)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾー
ル(85mg)のジクロロメタン(5.0ml)中懸濁
液に氷水冷却下に1−(3−ジメチルアミノプロピル)
−3−エチルカルボジイミド(195mg)のジクロロ
メタン(1.0ml)溶液を滴下する。混合物を同温で
3時間撹拌する。溶媒を減圧留去し、残留物を酢酸エチ
ルと10%塩酸とに分配する。有機層を10%塩酸、飽
和重炭酸ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮する。残留物を酢
酸エチルとジイソプロピルエーテルの混合物から再結晶
して、3−[(2R* ,3R* )−2,3−ジベンジル
−3−(ベンジルオキシアミノカルボニル)プロピオン
アミド]プロピオン酸エチルを白色結晶として得る(2
28mg)。 mp : 142−143℃ IR(ヌジョール): 3300, 3200, 1730, 1660, 1640, 15
50 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.12 (3H,t,J=7.1Hz), 2.0-2.3 (2
H,m), 2.4-3.3 (8H,m), 3.98 (2H,四重線,J=7.1Hz), 4.
41 (1H,d,J=10.8Hz), 4.51 (1H,d,J=10.8Hz), 7.0-7.4
(15H,m), 7.73 (1H,t,J=5.6Hz), 10.87 (1H,s) MASS (m/e) : 502, 379, 334, 91
【0058】実施例4 実施例3と同様にして下記の化合物を得る。 (1) [(2R* ,3R* )−2,3−ジベンジル−
3−(ベンジルオキシアミノカルボニル)プロピオンア
ミド]酢酸メチル mp : 151−151.5℃ IR(ヌジョール): 3270, 3190, 3090, 1730, 1670, 16
40, 1560 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.5-2.7 (1H,m), 2.7-3.1 (5H,m),
3.57 (3H,s), 3.76(2H,d,J=5.7Hz), 4.46 (1H,d,J=11.
0Hz), 4.56 (1H,d,J=11.0Hz), 7.0-7.4 (15H,m), 8.22
(1H,t,J=5.7Hz), 10.83 (1H,s) MASS (m/e) : 474, 351, 91
【0059】(2) 3−[(2R* ,3S* )−2,
3−ジベンジル−3−(ベンジルオキシアミノカルボニ
ル)プロピオンアミド]プロピオン酸エチル mp : 200−201℃ IR(ヌジョール): 3300, 3225, 1730, 1640, 1545 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.10 (3H,t,J=7.1Hz), 1.9-2.4 (2
H,m), 2.4-2.8 (6H,m), 3.0-3.2 (2H,m), 3.95 (2H,四
重線,J=7.1Hz), 4.36 (1H,d,J=11.0Hz), 4.57 (1H,d,J=
11.0Hz), 7.0-7.4 (15H,m), 8.02 (1H,t,J=5.4Hz), 11.
05 (1H,s) MASS (m/e) : 502, 380, 334, 91
【0060】(3) [(2R* ,3S* )−2,3−
ジベンジル−3−(ベンジルオキシアミノカルボニル)
プロピオンアミド]酢酸メチル mp : 198.5−199.5℃ IR(ヌジョール): 3320, 3240, 1740, 1635, 1540 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.4-2.6 (2H,m), 2.6-3.0 (4H,m),
3.56 (3H,s), 3.55(1H,dd,J=17.1Hz, 5.5Hz), 3.78 (1
H,dd,J=17.1Hz, 6.0Hz), 4.38 (1H,d,J=11.1Hz), 4.58
(1H,d,J=11.1Hz), 7.0-7.4 (15H,m), 8.46 (1H,br t,J=
5.7Hz), 11.1 (1H,s) MASS (m/e) : 474, 443, 352, 91
【0061】実施例5 シス−4−[(2R* ,3R* )−2,3−ジベンジル
−3−カルボキシプロピオンアミド]シクロヘキサン−
1−カルボン酸ベンジル(416mg)、O−ベンジル
ヒドロキシルアミン塩酸塩(136mg)および1−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール(109mg)のジクロロ
メタン(8.3ml)中懸濁液に氷水冷却下1−(3−
ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド
(251mg)のジクロロメタン(1.0ml)溶液を
滴下する。混合物を同温で3時間撹拌後、室温で一夜静
置する。溶媒を減圧留去し、残留物を酢酸エチルと10
%塩酸とに分配する。有機層を10%塩酸、飽和重炭酸
ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧濃縮する。残留物を酢酸エチル
とジイソプロピルエーテルの混合物から再結晶して、シ
ス−4−[(2R*, 3R* )−2,3−ジベンジル−
3−(ベンジルオキシアミノカルボニル)プロピオンア
ミド]シクロヘキサン−1−カルボン酸ベンジルを白色
結晶として得る。 mp : 102−105℃ IR(ヌジョール): 1730, 1710, 1630, 1540 cm-1 NMR (CDCl3,δ) : 0.9-1.8 (8H,m), 2.36 (1H,m), 2.5-
3.2 (6H,m), 3.68(1H,m), 4.44 (1H,d,J=11.2Hz), 4.69
(1H,d,J=11.2Hz), 5.08 (2H,s),5.45 (1H,d,J=7.9Hz),
7.0-7.5 (20H,m), 9.05 (1H,s) MASS (m/e) : 510, 496, 279, 233, 188, 91
【0062】実施例6 実施例5と同様にして下記の化合物を得る。 (1) 4−[(2R* ,3R* )−2,3−ジベンジ
ル−3−(ベンジルオキシアミノカルボニル)プロピオ
ンアミド]酪酸ベンジル mp : 155−156℃ IR(ヌジョール): 3300, 3230, 1730, 1655, 1550 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.3-1.5 (2H,m), 2.06 (2H,t,J=7.
6Hz), 2.5-3.1 (8H,m), 4.40 (1H,d,J=10.8Hz), 4.48
(1H,d,J=10.8Hz), 5.03 (2H,s),7.0-7.4 (20H,m), 7.67
(1H,br t,J=5.2Hz), 10.89 (1H,s) MASS (m/e) : 578, 560, 188, 91
【0063】(2) シス−4−[(2R* ,3S*
−2,3−ジベンジル−3−(ベンジルオキシアミノカ
ルボニル)プロピオンアミド]シクロヘキサン−1−カ
ルボン酸ベンジル mp : 204−205℃ IR(ヌジョール): 3290, 3210, 1735, 1660, 1630, 15
50 cm-1 NMR (CDCl3,δ) : 1.00 (1H,m), 1.1-1.9 (7H,m), 2.38
(1H,m), 2.5-3.0(6H,m), 3.75 (1H,m), 4.44 (1H,d,J=
11.3Hz), 4.77 (1H,d,J=11.3Hz),5.07 (2H,s), 5.33 (1
H,d,J=8.1Hz), 7.0-7.5 (20H,m), 8.48 (1H,s) MASS (m/e) : 510, 496, 467, 419, 376, 91
【0064】(3) 4−[(2R* ,3S* )−2,
3−ジベンジル−3−(ベンジルオキシアミノカルボニ
ル)プロピオンアミド]酪酸ベンジル mp : 170−171℃ IR(ヌジョール): 3300, 3230, 1730, 1635, 1540 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.3-1.5 (2H,m), 1.9-2.1 (2H,m),
2.4-3.1 (8H,m),4.37 (1H,d,J=11.0Hz), 4.57 (1H,d,J
=11.0Hz), 5.05 (2H,s), 7.0-7.5(20H,m), 7.91 (1H,br
t,J=5.6Hz), 11.06 (1H,s) MASS (m/e) : 578, 456
【0065】実施例7 3−[(2R* ,3R* )−2,3−ジベンジル−3−
(ベンジルオキシアミノカルボニル)プロピオンアミ
ド]プロピオン酸エチル(200mg)の1,4−ジオ
キサン(0.80ml)中懸濁液に水酸化ナトリウム水
溶液(1N,0.80ml)を加える。混合物を室温で
1時間撹拌後、塩酸(1N,0.80ml)で中性と
し、減圧濃縮する。残留物を水に懸濁し、濾取して、3
−[(2R*, 3R* )−2,3−ジベンジル−3−
(ベンジルオキシアミノカルボニル)プロピオンアミ
ド]プロピオン酸を白色粉末として得る(187m
g)。 mp : 150−151℃ IR(ヌジョール): 3360, 3170, 2600, 1720, 1645, 15
45 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.9-2.3 (2H,m), 2.4-3.3 (8H,m),
4.42 (1H,d,J=10.8Hz), 4.52 (1H,d,J=10.8Hz), 7.0-
7.5 (15H,m), 7.71 (1H,t,J=5.5Hz), 10.88 (1H,s), 1
2.2 (1H,br s) MASS (m/e) : 351, 279, 91
【0066】実施例8 実施例7と同様にして下記の化合物を得る。 (1) [(2R* ,3R* )−2,3−ジベンジル−
3−(ベンジルオキシアミノカルボニル)プロピオンア
ミド]酢酸 mp : 137−139℃ IR(ヌジョール): 3200, 3070, 1720, 1645, 1560 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.5-3.1 (6H,m), 3.6-4.9 (2H,m),
4.50 (1H,d,J=11.0Hz), 4.59 (1H,d,J=11.0Hz), 7.1-
7.4 (15H,m), 8.06 (1H,br t,J=5.6Hz), 10.81 (1H,s),
12.55 (1H,br s) MASS (m/e) : 386, 337, 188, 91
【0067】(2) 3−[(2R* ,3S* )−2,
3−ジベンジル−3−(ベンジルオキシアミノカルボニ
ル)プロピオンアミド]プロピオン酸 mp : 197−198.5℃ IR(ヌジョール): 3300, 3250, 1700, 1640, 1545 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.9-2.3 (2H,m), 2.3-2.9 (6H,m),
2.9-3.2 (2H,m),4.36 (1H,d,J=11.0Hz), 4.57 (1H,d,J
=11.0Hz), 6.9-7.4 (15H,m), 7.98(1H,t,J=5.6Hz), 11.
05 (1H,s), 12.1 (1H,br s) MASS (m/e) : 456, 351, 91
【0068】(3) [(2R* ,3S* )−2,3−
ジベンジル−3−(ベンジルオキシアミノカルボニル)
プロピオンアミド]酢酸 mp : 216−218℃(分解) IR(ヌジョール): 3300, 3220, 1730, 1640, 1545 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.3-2.6 (2H,m), 2.6-3.1 (4H,m),
3.40 (1H,dd,J=17.3Hz, 5.2Hz), 3.73 (1H,dd,J=17.3H
z, 6.2Hz), 4.40 (1H,d,J=11.0Hz), 4.60 (1H,d,J=11.0
Hz), 7.0-7.4 (15H,m), 8.35 (1H,br t,J=5.7Hz), 11.0
5 (1H,s), 12.46 (1H,br s) MASS (m/e) : 460, 442, 337, 188, 91
【0069】実施例9 シス−4−[(2R* ,3R* )−2,3−ジベンジル
−3−(ベンジルオキシアミノカルボニル)プロピオン
アミド]シクロヘキサン−1−カルボン酸ベンジル(3
59mg)のエタノール(20ml)中懸濁液に10%
パラジウム炭(72mg)を加える。反応混合物を2.
8気圧の水素雰囲気下で4時間水素添加後、吸引濾過す
る。濾液を減圧濃縮する。残留物をエタノールから再結
晶して、シス−4−[(2R* ,3R* )−2,3−ジ
ベンジル−3−(ヒドロキシアミノカルボニル)プロピ
オンアミド]シクロヘキサン−1−カルボン酸を白色結
晶として得る(135mg)。 mp : 158.5−159.5℃ IR(ヌジョール): 3320, 3210, 1705, 1635, 1540 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.0-2.0 (8H,m), 2.31 (1H,m), 2.
4-3.1 (6H,m), 3.60(1H,m), 7.0-7.4 (10H,m), 7.67 (1
H,d,J=7.7Hz), 8.70 (1H,br s),10.27 (1H,s) MASS (m/e) : 295, 279, 188, 91
【0070】実施例10 実施例9と同様にして下記の化合物を得る。 (1) 4−[(2R* ,3R* )−2,3−ジベンジ
ル−3−(ヒドロキシアミノカルボニル)プロピオンア
ミド]酪酸 mp : 138℃ IR(ヌジョール): 3320, 3260, 1715, 1700, 1635, 16
10, 1545 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.3-1.6 (2H,m), 2.02 (2H,t,J=7.
4Hz), 2.5-3.1 (8H,m), 7.0-7.4 (10H,m), 7.69 (1H,br
t,J=5.6Hz), 10.26 (2H,br s) MASS (m/e) : 365, 295, 162, 91
【0071】(2) シス−4−[(2R* ,3S*
−2,3−ジベンジル−3−(ヒドロキシアミノカルボ
ニル)プロピオンアミド]シクロヘキサン−1−カルボ
ン酸 mp : 223−225℃(分解) IR(ヌジョール): 3340, 3200, 1705, 1675, 1530 cm
-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 0.8-2.0 (8H,m), 2.25 (1H,m), 2.
4-3.0 (6H,m), 3.60(1H,m), 7.0-7.4 (10H,m), 7.75 (1
H,d,J=7.9Hz), 8.75 (1H,br s),10.42 (1H,s), 12.0 (1
H,br s) MASS (m/e) : 438, 91
【0072】(3) [(2R* ,3S* )−2,3−
ジベンジル−3−(ヒドロキシアミノカルボニル)プロ
ピオンアミド]酪酸 mp : 183−184℃ IR(ヌジョール): 3290, 1690, 1625, 1540 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.2-1.5 (2H,m), 1.93 (2H,t,J=7.
4Hz), 2.4-3.1 (8H,m), 7.0-7.4 (10H,m), 7.87 (1H,t,
J=5.2Hz), 8.74 (1H,br s), 10.44(1H,s) MASS (m/e) : 365, 295, 91
【0073】実施例11 3−[(2R* ,3R* )−2,3−ジベンジル−3−
(ベンジルオキシアミノカルボニル)プロピオンアミ
ド]プロピオン酸(155mg)のエタノール(20m
l)溶液に10%パラジウム炭(31mg)を加える。
反応混合物を3.3気圧の水素雰囲気下で4時間水素添
加後、吸引濾過する。濾液を減圧濃縮する。残留物を水
に懸濁し、濾取して、3−[(2R* ,3R* )−2,
3−ジベンジル−3−(ヒドロキシアミノカルボニル)
プロピオンアミド]プロピオン酸を白色粉末として得る
(91.9mg)。 mp : 141−142℃ IR(ヌジョール): 3410, 3200, 2600, 1710, 1640, 15
20 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.0-2.3 (2H,m), 2.4-3.0 (6H,m),
3.0-3.2 (2H,m),7.0-7.4 (10H,m), 7.72 (1H,t,J=5.5H
z), 10.26 (1H,s) MASS (m/e) : 351, 333, 295, 162, 91
【0074】実施例12 実施例11と同様にして下記の化合物を得る。 (1) [(2R* ,3R* )−2,3−ジベンジル−
3−(ヒドロキシアミノカルボニル)プロピオンアミ
ド]酢酸 mp : 145−146℃ IR(ヌジョール): 3310, 3220, 3060, 1730, 1705, 16
40, 1610, 1540 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.6-3.1 (6H,m), 3.69 (1H,dd,J=1
7.5Hz, 5.7Hz), 3.80(1H,dd,J=17.5Hz, 5.9Hz), 7.0-7.
4 (10H,m), 8.15 (1H,br t,J=5.8Hz),8.74 (1H,br s),
10.28 (1H,s), 12.65 (1H,br s) MASS (m/e) : 337, 295, 162, 91
【0075】(2) 3−[(2R* ,3S* )−2,
3−ジベンジル−3−(ヒドロキシアミノカルボニル)
プロピオンアミド]プロピオン酸 mp : 178−179℃ IR(ヌジョール): 3310, 1700, 1620, 1530 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 1.9-2.3 (2H,m), 2.3-2.9 (6H,m),
2.9-3.3 (2H,m),7.0-7.4 (10H,m), 7.95 (1H,t,J=5.4H
z), 8.74 (1H,br s), 10.43(1H,s), 12.1 (1H,br s) MASS (m/e) : 384, 351, 295, 279
【0076】(3) [(2R* ,3S* )−2,3−
ジベンジル−3−(ヒドロキシアミノカルボニル)プロ
ピオンアミド]酢酸 mp : 195−196℃(分解) IR(ヌジョール): 3280, 3190, 3070, 1725, 1710, 16
35, 1615,1540 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.4-3.0 (6H,m), 3.38 (1H,dd,J=1
7.2Hz, 5.2Hz),3.72 (1H,dd,J=17.2Hz, 6.2Hz), 7.0-7.
4 (10H,m), 8.30 (1H,t,J=5.6Hz), 8.75 (1H,br s), 1
0.43 (1H,s), 12.42 (1H,br s) MASS (m/e) : 337, 295, 91
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/19 ABE 8413−4C ABL 8413−4C ABS 8413−4C ACD 8413−4C ACN 8413−4C ACR 8413−4C ACV 8413−4C ACX 8413−4C AED 8413−4C AEH 8413−4C 31/195 ABU 8413−4C 31/215 ABN 8413−4C C12N 9/99

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 [式中、R1 はアル(低級)アルキル、 R2 はカルボキシ、ヒドロキシアミノカルボニルまたは
    (保護されたヒドロキシ)アミノカルボニル、 R3 はアル(低級)アルキル、 R4 はカルボキシまたは保護されたカルボキシ、 Aは低級アルキレンまたはシクロ(低級)アルキレン、
    をそれぞれ示す]で表わされる化合物およびその塩。
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US8377978B2 (en) 2009-11-20 2013-02-19 Novartis Ag Substituted carbamoylmethylamino acetic acid derivatives as novel NEP inhibitors
US8642635B2 (en) 2009-11-20 2014-02-04 Novartis Ag Substituted carbamoylmethylamino acetic acid derivatives as novel NEP inhibitors
US8877786B2 (en) 2009-11-20 2014-11-04 Novartis Ag Substituted carbamoylmethylamino acetic acid derivatives as novel NEP inhibitors
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