JPH0526244U - スライドカバー - Google Patents

スライドカバー

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JPH0526244U
JPH0526244U JP7604191U JP7604191U JPH0526244U JP H0526244 U JPH0526244 U JP H0526244U JP 7604191 U JP7604191 U JP 7604191U JP 7604191 U JP7604191 U JP 7604191U JP H0526244 U JPH0526244 U JP H0526244U
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JP
Japan
Prior art keywords
cover
moving body
multiple parallel
parallel links
moving
Prior art date
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Pending
Application number
JP7604191U
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English (en)
Inventor
基展 樽井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP7604191U priority Critical patent/JPH0526244U/ja
Publication of JPH0526244U publication Critical patent/JPH0526244U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外観を美しく保ち、しかも高速の伸縮動作を
繰り返しても耐久性が向上できるようにする。 【構成】 工具を保持する移動体がフレーム23により
横方向に往復移動可能に支持され、この移動体の移動動
作に追随して、前記フレーム23の上側開口部および下
側開口部の遮蔽状態を維持するためのスライドカバー1
であって、前記各開口部で、移動体の移動方向の両側に
それぞれ配置された多重平行リンク2と、この各多重平
行リンク2の伸縮方向Eの中心線Cに沿って等間隔位置
に配置された複数本のカバー取付棒3と、この各カバー
取付棒3にそれぞれ固定されたカバー板4とからなり、
前記多重平行リンク2は、固定側Rがフレーム23の外
端部Sに固定され、移動側Fが移動体に連結されている
ことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、工業用ロボット、工作機械等に利用されるスライドカバーに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、工業用ロボットや工作機械のスライド機構には、このスライド機構の 開口部を覆うスライドカバーが設けられている。
【0003】 このスライドカバーは、従来、巻取形カバー、蛇腹形カバー、および望遠鏡形 カバーなどがあって、これら各形式の中から、それぞれのスライド機構に適合す るものが選択されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の巻取形カバーは、スプリング等で巻き取る構造であるため、ス プリングの耐久性に制約されて使用速度の高速化が難しいばかりでなく、カバー の幅や引伸し長さが大きくなると、垂れ下がって美観を損なうなどの問題があり 、蛇腹形カバーは、美観および耐久性について改善すべき問題点が残されている 。
【0005】 また、望遠鏡形カバーは、カバー本体を構成する複数本の伸縮嵌合管が、たと えば最小径の嵌合管から順次、外側の嵌合管を引き出す構造となっているから、 伸縮速度を高速にすると、各嵌合管の伸縮行程端で嵌合管同士が衝突して大きな 騒音が発生するとともに、損傷し易くなるという問題があった。
【0006】 この考案は、このような従来の事情から見て、外観を美しく保ち、しかも高速 の伸縮動作を繰り返しても、耐久性が向上できるようにしたスライドカバーを提 供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案のスライドカバーは、工具を保持する移動体がフレームにより横方向 に往復移動可能に支持され、この移動体の移動動作に追随して、前記フレームの 上側開口部および下側開口部の遮蔽状態を維持するためのスライドカバーであっ て、前記各開口部で、移動体の移動方向の両側にそれぞれ配置された多重平行リ ンクと、この各多重平行リンクの伸縮方向の中心線に沿って等間隔位置に配置さ れた複数体のカバー取付棒と、この各カバー取付棒にそれぞれ固定されたカバー 板とからなり、前記多重平行リンクは、固定側がフレームの外端部に固定され、 移動側が移動体に連結されているものである。
【0008】
【作用】
スライドカバーは、多重平行リンクの伸縮方向の中心線に沿って等間隔位置に 配置された各カバー取付棒と、この各カバー取付棒にそれそれ独立して固定され たカバー板とが、同時に互いの移動間隔を等しく拡げながら伸長したり、また、 同時に互いの移動間隔を等しく狭めながら短縮したりする。
【0009】 また、多重平行リンクの伸縮時の摩擦が極めて少ないことから、スライドカバ ーの伸縮動作は円滑に行われる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の一実施例につき、図面を参照して説明する。
【0011】 図1および図2に示すスライドカバー1は、図4に示すような工作機械21に 適用されている。この工作機械21は、切削工具(図示省略)を保持する角柱状 の移動体22が断面矩形のフレーム23により横方向に往復移動可能に支持され 、このフレーム23の両外端部Sの背部には、床上等に固定した二本の支脚24 が連結されている。さらに、前記フレーム23の上側開口部25および下側開口 部26には、前記移動体22の移動動作に追随して、フレーム23の上側開口部 25および下側開口部26の遮蔽状態を維持するための前記スライドカバー1が 設けられている。
【0012】 このスライドカバー1は、前記各開口部25,26で移動体22の移動方向T (図4参照)の両側にそれぞれ配置された四組の多重平行リンク2と、この各多 重平行リンク2の伸縮方向E(前記移動方向Tと同じ)の中心線Cに沿って等間 隔位置に配置された複数本(図1および図2では移動側を図示省略)のカバー取 付棒3と、この各カバー取付棒3にそれぞれ固定された複数枚(図1および図2 では移動側を図示省略)のカバー板4とからなり、前記各多重平行リンク2は、 いずれもカバー板4の内側に位置するように固定側Rがフレーム23の外端部S に固定され、移動側Fが移動体22に連結されている。
【0013】 前記各多重平行リンク2は、四節機構の複数個が一体に連結された公知の伸縮 やっとこであって、前記伸縮方向Eの中心線Cに沿って配置された中央部支軸5 A,5B,5C,5D,5E…5Nと、伸縮方向Eの両側端に沿って配置された 側端部支軸6A,6B,6C,6D…6Nおよび7A,7B,7C,7D…7N とにより、短リンク8,9と長リンク10,11とがパンタグラフ状に連結され ている。
【0014】 したがって、各支軸5A,6A,5B,7Aの中心を結んでなる平行四辺形の 各辺5A−6A,6A−5B,5B−7A,7A−5Aの長さが等しく、また、 隣接する平行四辺形5B,6B,5C,7Bと、これに続く各平行四辺形5C, 6C,5D,7Cおよび5D,6D,5E,7D(以下図示省略)の各辺の長さ もすべて等しく形成されている。この各平行四辺形の伸縮動作は、各支軸5A… 5N,6A…6N,7A…7Nと各リンク8,9,10,11との摩擦面の動く 距離が比較的小であるから、摩擦に消費される仕事が少ない。
【0015】 なお、前記多重平行リンク2の固定側Rは、短リンク8,9が、支軸5Aによ り前記フレーム23の外端部Sに設けた連結片27に結合されることによって形 成され、多重平行リンク2の移動側Fは、最先端の長リンク10,11が側端部 支軸6Nおよび7N(いずれも図示省略)により、前記移動体22の側面に結合 されることによって形成される。
【0016】 前記カバー取付棒3は、この実施例では、前記中央部支軸5A,5B,5C, 5D,5E…5Nと一体に形成されたものを示しているが、これに代えて、別途 に形成されたものをねじ結合等で連結する構成であっても良い。
【0017】 前記カバー板4は、鋼材もしくは合成樹脂材により板状に形成されたもので、 固定側Rのものは、山形連結片28を介して前記フレーム23の固定側Rに連結 され、その他の各カバー板4は、互いに重ねしろLと、遊隙Pを保って中央部支 軸5Aに適合させたカバー取付棒3から移動体22側のカバー取付棒3へ、順次 固定されている。
【0018】 ちなみに、スライドカバー1の長さは、移動体22の一側のスライドカバー1 が図3に示す短縮姿勢になったとき、移動体22の他側のスライドカバー1が図 1に示すように移動体22側へ若干伸長できる余裕を持たせるのが望ましい。
【0019】 次に、上記実施例の作用について説明する。
【0020】 工作機械21の移動体22がフレーム23に沿って左右移動をするとき、一方 のスライドカバー1が図1に示す伸長動作をすると、他方のスライドカバー1が 図3に示す短縮動作をする。
【0021】 この伸長動作と短縮動作は、中央部支軸5A,5B,5C,5D,5E…5N の位置に設けられた各カバー取付棒3に固定された各カバー板4が同時に互いの 移動間隔を等しく拡げながら伸長したり、また、同時に互いの間隔を等しく狭め ながら短縮したりするから、各カバー板4の重ねしろLは、いずれも均等に変化 する。
【0022】 また、多重平行リンク2の伸縮時の摩擦が極めて少ないことから、スライドカ バー1の伸縮動作は、円滑に行われる。
【0023】
【考案の効果】
この考案のスライドカバーは、工具を保持する移動体の移動方向の両側を遮蔽 するカバー板が、それぞれカバー取付棒に固定され、このカバー取付棒が多重平 行リンクの伸縮方向の中心線に沿って等間隔位置に配置されたものであるから、 カバー板の伸縮動作は、多重平行リンクの摩擦が少なく、しかもカバー取付棒相 互間隔が同時に等間隔で速やかに伸縮される。
【0024】 したがって、カバー板の重ねしろはいずれも均等に変化するので、外観が極め て美しくなる。
【0025】 また、多重平行リンクの伸縮時の摩擦が極めて少ないから、スライドカバーの 伸縮動作が円滑になり、容易に高速化をすることができる。
【0026】 さらに、カバー板は互いに接触するおそれがないから、騒音が抑制されるだけ でなく、耐久性が向上するなどの優れた利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】伸長時のスライドカバーの一半部を内側から見
た底面図である。
【図2】伸長時のスライドカバーの一半部の正面図であ
る。
【図3】短縮時のスライドカバーの一半部を内側から見
た底面図である。
【図4】工作機械の移動体まわりを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 スライドカバー 2 多重平行リンク 3 カバー取付棒 4 カバー板 22 移動体 23 フレーム 25 上側開口部 26 下側開口部 S 外端部 T 移動方向 E 伸縮方向 C 中心線 R 固定側 F 移動側

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具を保持する移動体がフレームにより
    横方向に往復移動可能に支持され、この移動体の移動動
    作に追随して、前記フレームの上側開口部および下側開
    口部の遮蔽状態を維持するためのスライドカバーであっ
    て、 前記各開口部で、移動体の移動方向の両側にそれぞれ配
    置された多重平行リンクと、この各多重平行リンクの伸
    縮方向の中心線に沿って等間隔位置に配置された複数体
    のカバー取付棒と、この各カバー取付棒にそれぞれ固定
    されたカバー板とからなり、前記多重平行リンクは、固
    定側がフレームの外端部に固定され、移動側が移動体に
    連結されていることを特徴とするスライドカバー。
JP7604191U 1991-09-20 1991-09-20 スライドカバー Pending JPH0526244U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7604191U JPH0526244U (ja) 1991-09-20 1991-09-20 スライドカバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7604191U JPH0526244U (ja) 1991-09-20 1991-09-20 スライドカバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0526244U true JPH0526244U (ja) 1993-04-06

Family

ID=13593720

Family Applications (1)

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JP7604191U Pending JPH0526244U (ja) 1991-09-20 1991-09-20 スライドカバー

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JP (1) JPH0526244U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07214455A (ja) * 1994-01-31 1995-08-15 Sanyu Kogyo Kk テレスコピックカバー
JP2020179468A (ja) * 2019-04-25 2020-11-05 ファナック株式会社 テレスコピックカバー

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07214455A (ja) * 1994-01-31 1995-08-15 Sanyu Kogyo Kk テレスコピックカバー
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