JPH08155780A - パンタグラフを多列に設けた伸縮カバー - Google Patents

パンタグラフを多列に設けた伸縮カバー

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JPH08155780A
JPH08155780A JP33138994A JP33138994A JPH08155780A JP H08155780 A JPH08155780 A JP H08155780A JP 33138994 A JP33138994 A JP 33138994A JP 33138994 A JP33138994 A JP 33138994A JP H08155780 A JPH08155780 A JP H08155780A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 産業機器の摺動機構に応じて、伸縮カバーを
全体的に連動して均等に、スムースに摺動させ、かつ伸
縮カバーの摺動に直進性を与え、伸縮カバーを摩擦抵抗
と金属騒音を小さくし、安定して往復摺動させる、特に
最近の産業機器の高速で複雑な動きに適切に対応する。 【構成】 幅が同じで長さの異なる薄板状の部分カバー
の複数枚を、長さの順に、摺動可能に積層して形成した
入り子式の伸縮カバーに、2列以上のパンタグラフを間
隔を置いて平行に取り付け、入り子式の伸縮カバーの長
さの一番長い部分カバーまたは長さの一番短い部分カバ
ーの一方あるいは双方の端部に産業機器の摺動機構を取
り付けて、入り子式の伸縮カバーの摺動に応じてパンタ
グラフを摺動するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業機器の主軸頭、ピ
ストン、シリンダー等の摺動機構に取り付けた入り子式
(テレスコピック式)の伸縮カバーに関するものであ
り、この伸縮カバーに二列以上のパンタグラフを間隔を
置いて平行に取り付けたことに特徴がある。
【0002】
【従来の技術】従来、産業機器の主軸頭、ピストン、シ
リンダー等の摺動機構が裸で露出していると、オイルが
飛散して周辺が汚染する不都合がある他、作業者の手足
や衣服を挟む危険がある。
【0003】また、産業機器の摺動機構およびこれによ
って形成される空隙部に、切り粉、スパッター等の異物
や塵芥が混入、付着して摺動機構のスムースな動きに支
障が生じ、摺動機構が摩耗するおそれがある他、産業機
械としてデザイン的に問題もあった。
【0004】以上述べた問題の対策としては、裸で露出
している産業機器の伸縮機構を伸縮カバーで覆うことが
考えられるが、この種の伸縮カバーとしては、従来、布
やビニール製の蛇腹状の伸縮カバーが使用されていた
が、最近においては、複数枚の金属薄板の部分カバーを
順次摺動可能に重ね合わせた入り子式の伸縮カバーが使
用されている。
【0005】しかし、この入り子式の伸縮カバーの部分
カバーは、相互に独立、分離して連結してなく、部分カ
バーによって部分カバーを摺動させる機構になっている
ために、部分カバーが均一に動かずにバラツキがあり、
摺動がスムースでなく、直進性がなく、また異音を発す
ることが多く、伸縮カバーとして故障し易い等の欠点が
あった。
【0006】さらに、この入り子式の伸縮カバーを改良
したものとして、特公平3−21297号に記載されて
いるように、金属製の四角の枠体の両端に金属薄板の各
部分カバーを間隔を置いて架け渡すように取り付け、あ
たかも中央部分の底を打ち抜いた箱蓋のような部分カバ
ー枠体を形成し、この部分カバー枠体を重箱状に重ね合
わせ相互に摺動可能にするとともに、その中央の空間部
に産業機器の伸縮機構を取り付けた構造の伸縮カバーも
ある。
【0007】しかし、前述したような入り子式の伸縮カ
バーは、摺動の際に、各部分カバー枠体の四角の枠体の
両側面が全面に渡って相互に接触し、接触面積が大き
て、摩擦抵抗が強いために、摺動性がよくなく、金属の
接触による騒音が多く、入り子式の伸縮カバーとして故
障し易く、また最近の産業機器の複雑な動きに対応でき
ない問題があった。
【0008】また、入り子式の伸縮カバーに一列のパン
タグラフを取り付け、各部分カバーの摺動を均等にする
試みもなされているが、一列のパンタグラフを取り付け
るだけでは、伸縮カバーに直進性を与えることができ
ず、傾いて摺動する欠点があり、伸縮カバーの両端部が
枠体の内面に衝突して金属的な異音を発し、均一に摺動
しないという難点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述した複
数枚の部分カバーよりなる入り子式の伸縮カバーの欠点
を解決するものであり、入り子式の伸縮カバーに二列以
上のパンタグラフを間隔を置いて平行に取り付けること
によって、伸縮カバーを全体的に連動して均等に、スム
ースに摺動させ、かつ伸縮カバーの摺動に直進性を与
え、伸縮カバーを摩擦抵抗と金属騒音を小さくし、安定
して往復摺動させることを目的とし、特に最近の産業機
器の高速で複雑な動きに適切に対応する入り子式の伸縮
カバーを提供することに目的がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、パンタグラフ
を多列に設けた入り子式の伸縮カバーに関するものであ
り、幅が同じで長さの異なる薄板状の部分カバーの複数
枚を、長さの順に、摺動可能に積層して形成した入り子
式の伸縮カバーを枠体内に装填するについて、この入り
子式の伸縮カバーに2列以上のパンタグラフを間隔を置
いて平行に取り付け、また入り子式の伸縮カバーの長さ
の一番長い部分カバーまたは長さの一番短い部分カバー
の一方に産業機器の摺動機構を取り付けるとともに他方
に固定機構を取り付けるか、あるいは双方に産業機器の
摺動機構を取り付けて、伸縮カバーの摺動に応じてパン
タグラフを摺動するようにしたことに特徴がある。
【0011】また、本発明は、前述した入り子式の伸縮
カバーの各薄板状の部分カバーに設けたピン受けまたは
取付座に、パンタグラフの連結バーの各交差箇所のピン
を取り付け、入り子式の伸縮カバーの摺動性をよくする
ことに特徴がある。
【0012】さらに、本発明は、前述した入り子式の伸
縮カバーの各薄板状の部分カバーに長さの異なる凹状、
凸状等の突出部を形成し、この伸縮カバーに2列以上の
パンタグラフを間隔を置いて平行に取り付け、突出部の
一番長い部分カバーの端部または突出部によって形成さ
れる空間部内に産業機器の摺動機構を取り付け、入り子
式の伸縮カバーの摺動距離を長くするとともにコンパク
トにすることに特徴がある。
【0013】さらに、本発明は、前述したパンタグラフ
を多列に設けた入り子式の伸縮カバーの二組を枠体内に
装填し、二組の入り子式の伸縮カバーの間に産業機器の
摺動機構を取り付け、一方の入り子式の伸縮カバーを収
縮するとともに、他方の入り子式の伸縮カバーを伸展す
るようにし、産業機器の摺動機構の往復移動に対応する
ことに特徴がある。
【0014】さらに、本発明は、前述したパンタグラフ
を多列に設けた二組の入り子式の伸縮カバーの凹状、凸
状等の突出部を向かい合わせに配置し、この二組の入り
子式の伸縮カバーの突出部の一番長い部分カバーによっ
て形成される空間部内に、産業機器の摺動機構を取り付
け、産業機器の摺動機構の往復移動に対応するととも
に、産業機器の摺動機構に入り子式の伸縮カバーをコン
パクト化してに取り付けることに特徴がある。
【0015】さらに、本発明は、前述した入り子式の伸
縮カバーまたは伸縮カバーの補強材に、2列以上のパン
タグラフを間隔を置いて平行に取り付けるとともに、こ
れらのパンタグラフの一方の端部に産業機器の摺動機構
を取り付け、他方の端部に固定機構を取り付けるか、あ
るいは双方の端部に産業機器の摺動機構を取り付けて、
パンタグラフの摺動に応じて伸縮カバーを摺動するよう
にし、伸縮カバーを薄く軽量化することに特徴がある。
【0016】
【作用】複数枚の部分カバーよりなる入り子式の伸縮カ
バーに二列以上のパンタグラフを間隔を置いて平行に取
り付けて、産業機器の摺動機構で入り子式の伸縮カバー
を摺動させると、複数枚の部分カバーはパンタグラフに
よって相互に関連して連動し、均等に、スムースに摺動
し、かつ、一方のパンタグラフが他方のパンタグラフに
よる入り子式の伸縮カバーの傾斜して摺動することを抑
制し、また他方のパンタグラフが一方のパンタグラフに
よる入り子式の伸縮カバーの傾斜して摺動することを抑
制するために、入り子式の伸縮カバーは直進して摺動す
ることになり、入り子式の伸縮カバーの両側部は、枠体
の内面に衝突することなく、摩擦抵抗や金属音も少な
く、より均等に、よりスムースに摺動する。
【0017】
【実施例】図1に示すように、本発明の伸縮カバー1
は、幅が同じで、長さの異なる長方形の複数枚の薄板状
の部分カバー2a、2b、2c、2d、2e、2f、2
gを、長さの順に、摺動可能に積層して入り子式の伸縮
カバー1を形成する。また、薄板状の部分カバー2の材
質としては、ステンレス等の金属製、プラスチック製、
セラミックス製等の薄板状であって、物理的強度のある
ものを使用する。
【0018】伸縮カバー1を構成するの部分カバー2の
枚数としては、3〜30枚が適当であり、また各部分カ
バー2の幅は5〜100cmの範囲内において適宜選択
した同じ寸法にする。また、部分カバー2の長さは、入
り子式の伸縮カバーの摺動距離、摺動速度等の使用条件
に応じて、13〜50cmの範囲内において基本的な寸
法を適宜選択し、そして、各部分カバー2a、2b、2
c、2d、2e、2f、2gの長さについては1〜10
cmの差を付ける。たとえば、部分カバー2aは部分カ
バー2bより5cm長く、また部分カバー2bは部分カ
バーより5cm長く、さらに部分カバー2cは部分カバ
ー2dより5cm長くし、以後、部分カバー2e、2
f、2gの間にも、同様に長さに差を付ける。
【0019】以上のように形成した入り子式の伸縮カバ
ー1に、二列のパンタグラフ3aと3bを間隔を置いて
平行に取り付けるが、パンタグラフ3としては2列に限
らず、この伸縮カバー1が大きい場合、または安定した
摺動性を求める場合には、3〜8列を取り付けてもかま
わない。パンタグラフ3aと3bを平行に配置する際の
間隔としては、3〜50cmあればよく、また、パンタ
グラフ3としては、一般に使用されている公知の構造の
ものを使用すればよい。
【0020】伸縮カバー1にパンタグラフ3aと3bを
取り付けるには、たとえば、図2に示すように、パンタ
グラフ3aと3bの連結バー4の各交差箇所5に回転可
能に挿填したピン6を、各薄板状の部分カバー2a、2
b、2c、2d、2f、2gの長さの異なる箇所に設け
た各ピン受け7に、それぞれ回転可能に挿填する。な
お、ピン受け7の代わりに、ピン取付座やその他の取付
機構を設けてもかまわない。
【0021】なお、伸縮カバー1を軽量化するために、
部分カバー2を薄くすることによって、パンタグラフ3
aと3bを取り付ける部分カバー2の箇所の物理的強度
に問題が起きる場合には、各部分カバー2a、2b、2
c、2d、2f、2gのパンタグラフ3aと3bを取り
付ける箇所に、長薄板状またはバー状の補強材(図示せ
ず)を取り付けて、この補強材に取り付けたピン受け7
に、パンタグラフ3aと3bの連結バー4の各交差箇所
5に回転可能に挿填したピン6を回転可能に挿填しても
よい。
【0022】以上のように、パンタグラフ3aと3bを
取り付けた入り子式の伸縮カバー1の全体を枠体8内に
装填し、この伸縮カバー1のうち、長さの一番長い部分
カバー2aに産業機器の摺動機構9を取り付け、長さの
一番短い部分カバー2aに固定機構10を取り付ける。
なお、反対に、伸縮カバー1のうち、長さの一番長い部
分カバー2aに固定機構10を取り付け、長さの一番短
い部分カバー2aに産業機器の摺動機構9を取り付けて
もかまわないし、場合によっては、長さの一番長い部分
カバー2aと長さの一番短い部分カバー2aに、産業機
器の摺動機構9を取り付けてもかまわない。
【0023】産業機器の摺動機構8が一方の方向に摺動
するときは、入り子式の伸縮カバー1の部分カバー2
a、2b、2c、2d、2e、2f、2gの両側部は枠
体8の内面に沿って摺動して伸展すると同時に、パンタ
グラフ3aと3bも摺動して伸展し、また、産業機器の
摺動機構9が他方の方向に摺動するときは、入り子式の
伸縮カバー1の部分カバー2a、2b、2c、2d、2
e、2f、2gの両側部は枠体7の内面に沿って摺動し
て収縮すると同時に、パンタグラフ3aと3bも摺動し
て収縮し、以後この動作を繰り返す(伸縮カバー主導
式)。そして、産業機器の摺動機構9を所定の距離の範
囲内で任意の位置に往復して移動する際に、産業機器の
摺動機構9の周辺を入り子式の伸縮カバー1によって覆
うようにする。
【0024】入り子式の伸縮カバー1の部分カバー2の
形状としては、前述した長方形以外にも、図3に示すよ
うに、幅が同じで、長さの異なる凹状の突出部11を設
けた形状にし、このような複数枚の薄板状の部分カバー
2a、2b、2c、2d、2e、2f、2gを、長さの
順に、摺動可能に積層して入り子式の伸縮カバー1を形
成してもよい(伸縮カバー1の摺動距離が長くなりコン
パクトにもなる)。
【0025】部分カバー2のに、2列のパンタグラフ3
aと3bを間隔を置いて平行に取り付けるについては、
前述したように、パンタグラフ3aと3bの連結バー4
の各交差箇所5に回転可能に挿填したピン6を、各部分
カバー2a、2b、2c、2d、2e、2f、2gの長
さの異なる突出部11部分に設けた各ピン受け7に、そ
れぞれ回転可能に挿填すればよい。
【0026】前述したパンタグラフ3aと3bとを取り
付けた各々の入り子式の伸縮カバー1を、枠体8内に装
填するとともに、この入り子式の伸縮カバー1の部分カ
バー2のうち、長さの一番長い突出部11を設けた部分
カバー2aによって形成される空間部12内に産業機器
の摺動機構9を取り付けてもよい(伸縮カバー1がコン
パクトになる)。
【0027】なお、入り子式の伸縮カバー1について、
部分カバー2に長さの異なる凹状の突出部11を設けた
点を除き、その他の部分に関しては、前述した場合と同
様であるので、説明を省略する。なお、部分カバー2の
突出部11については、凹状の形状以外にも、凸状また
は凸状を多段に設けた形状、その他の形状の突出部であ
ってもかまわない。
【0028】また、図4に示すように、幅が同じで、長
さの異なる凹状、凸状等の突出部11を設けた複数枚の
薄板状の部分カバー2a、2b、2c、2d、2e、2
f、2gを、長さの順に、摺動可能に積層して入り子式
の伸縮カバー1(伸縮カバー1の摺動距離が長くなる)
を二組使用し、この二組の入り子式の伸縮カバー1の部
分カバー2の凹状の突出部11を向かい合わせに配置し
てもよい(産業機器の摺動機構8の往復摺動に対応)。
【0029】前述した各々の入り子式の伸縮カバー1
に、パンタグラフ3aと3bとを取り付けて枠体7内に
装填するとともに、この二組の入り子式の伸縮カバー1
の部分カバー2のうち、長さの一番長い突出部11を設
けた部分カバー2aによって形成される空間部12内に
産業機器の摺動機構9を取り付けてもよい(伸縮カバー
1がコンパクトになる)。
【0030】産業機器の摺動機構9の摺動に応じて、一
方の入り子式の伸縮カバー1の部分カバー2a、2b、
2c、2d、2e、2f、2gの両側部が枠体8の内面
に沿って摺動して伸展するとともに、パンタグラフ3a
と3bも摺動して伸展し、同時に、他方の入り子式の伸
縮カバー1の部分カバー2a、2b、2c、2d、2
e、2f、2gの両側部も枠体8の内面に沿って摺動し
て収縮するとともに、パンタグラフ3aと3bも摺動し
て収縮し、産業機器の摺動機構9を所定の距離の範囲内
で任意の位置に往復して移動する際に、産業機器の摺動
機構9の周辺を二組の入り子式の伸縮カバー1によって
覆うようにしてもよい。
【0031】二組の入り子式の伸縮カバー1の部分カバ
ー2の突出部11を向かい合わせに配置した点を除き、
その他の部分に関しては、前述した場合と同様であるの
で、説明を省略する。
【0032】なお、入り子式の伸縮カバー1を軽量化す
るために、部分カバー2をより一層薄くする必要がある
場合には、部分カバー2の物理的強度に問題が生じるこ
ともある。このようなときは、入り子式の伸縮カバー1
に、前述したように、2列のパンタグラフ3aと3bを
間隔を置いて平行に取り付けるとともに、これらのパン
タグラフ3aと3bの一方の端部に産業機器の摺動機構
9を取り付けるとともに他方の端部に固定機構10を取
り付け、枠体8内に挿填することなく(2列のパンタグ
ラフ3aと3bによって伸縮カバー1に直進性を与え
る)、パンタグラフ3aと3bの摺動に応じて伸縮カバ
ー1を摺動するようにするとよい(パンタグラフ主導
式)。
【0033】パンタグラフ3を産業機器の摺動機構9と
固定機構10に取り付ける点および枠体8内に挿填しな
くてもよい点を除き、その他の部分に関しては、前述し
た場合と同様であるので、説明を省略する。
【0034】
【発明の効果】本発明によると、複数枚の部分カバーよ
りなる入り子式の伸縮カバーに、二列以上のパンタグラ
フを間隔を置いて平行に取り付けることによって、伸縮
カバーを全体的に連動して均等に、スムースに摺動さ
せ、かつ伸縮カバーの摺動に直進性を与えることが可能
であり、伸縮カバーを摩擦抵抗と金属騒音を小さくし、
安定して往復摺動させる効果があり、特に最近の産業機
器の高速で複雑な動きに適切に対応できる優れた利点が
ある。
【0035】また、本発明によると、産業機器の主軸頭
等の摺動機構の周辺を入り子式の伸縮カバーで覆ってい
るので、産業機器の摺動機構や周辺の空隙部に、切り粉
等の異物や塵芥が混入して起こす摺動機構に対する種々
の悪影響を防止できるほか、オイルが飛散することはな
く、作業者の手足や衣服を挟む危険もなく、産業機械と
してデザイン的にも奇麗になる長所もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】長さの異なる長方形の複数枚の部分カバーより
なる伸縮カバーにパンタグラフを2列に設けて伸展した
状態を示す入り子式の伸縮カバーの説明図である。
【図2】長さの異なる長方形の複数枚の部分カバーより
なる伸縮カバーにパンタグラフを設けて伸展した状態を
示す入り子式の伸縮カバーの説明図である。
【図3】長さの異なる突出部を形成した複数枚の部分カ
バーよりなる伸縮カバーにパンタグラフを2列に設けて
伸展した状態を示す入り子式の伸縮カバーの説明図であ
る。
【図4】突出部を向かい合わせにした二組の部分カバー
よりなる伸縮カバーにパンタグラフを2列に設け、一方
の部分カバーを伸展するとともに他方の部分カバーを収
縮した状態を示す入り子式の伸縮カバーの説明図であ
る。
【符号の説明】
1 伸縮カバー 2 部分カバー 3 パンタグラフ 4 連結バー 5 交差箇所 6 ピン 7 ピン受け 8 枠体 9 摺動機構 10 固定機構 11 突出部 12 空間部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅が同じで長さの異なる薄板状の部分カ
    バーの複数枚を、長さの順に、摺動可能に積層して形成
    した入り子式の伸縮カバーを枠体内に装填するについ
    て、伸縮カバーまたは伸縮カバーの補強材に2列以上の
    パンタグラフを間隔を置いて平行に取り付け、また伸縮
    カバーの長さの一番長い部分カバーまたは長さの一番短
    い部分カバーの一方に産業機器の摺動機構を取り付ける
    とともに他方に固定機構を取り付けるか、あるいは双方
    に産業機器の摺動機構を取り付けて、伸縮カバーの摺動
    に応じてパンタグラフを摺動するようにしたパンタグラ
    フを多列に設けた伸縮カバー。
  2. 【請求項2】 各薄板状の部分カバーに設けたピン受け
    またはピン取付座に、パンタグラフの連結バーの各交差
    箇所のピンを取り付けた請求項1記載のパンタグラフを
    多列に設けた伸縮カバー。
  3. 【請求項3】 各部分カバーに長さの異なる凹状、凸状
    等の突出部を形成した入り子式の伸縮カバーに2列以上
    のパンタグラフを間隔を置いて平行に取り付け、突出部
    の一番長い部分カバーの端部または突出部によって形成
    される空間部内に産業機器の摺動機構を取り付けた請求
    項1または請求項2記載のパンタグラフを多列に設けた
    伸縮カバー。
  4. 【請求項4】 二組の入り子式の伸縮カバーを枠体内に
    装填し、この二組の入り子式の伸縮カバーの間に産業機
    器の摺動機構を取り付け、一方の入り子式の伸縮カバー
    を収縮するとともに、他方の入り子式の伸縮カバーを伸
    展するようにした請求項1または請求項2あるいは請求
    項3記載のパンタグラフを多列に設けた伸縮カバー。
  5. 【請求項5】 二組の入り子式の伸縮カバーの長さの異
    なる凹状、凸状等の突出部を向かい合わせに配置し、こ
    の二組の入り子式の伸縮カバーの突出部の一番長い部分
    カバーによって形成される空間部内に、産業機器の摺動
    機構を取り付けた請求項4記載のパンタグラフを多列に
    設けた伸縮カバー。
  6. 【請求項6】 幅が同じで長さの異なる薄板状の部分カ
    バーの複数枚を、長さの順に、摺動可能に積層して形成
    した入り子式の伸縮カバーまたは伸縮カバーの補強材に
    2列以上のパンタグラフを間隔を置いて平行に取り付け
    るとともに、これらのパンタグラフの一方の端部に産業
    機器の摺動機構を取り付けるとともに他方の端部に固定
    機構を取り付けるか、あるいは双方の端部に産業機器の
    摺動機構を取り付けて、パンタグラフの摺動に応じて伸
    縮カバーを摺動するようにしたパンタグラフを多列に設
    けた伸縮カバー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11320321A (ja) * 1998-05-15 1999-11-24 Tokyo Seimitsu Hatsujo Kk 十字方向に摺動するテレスコピックカバー
JP2009250529A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Panasonic Corp 換気用ベントキャップ
JP2010058234A (ja) * 2008-09-04 2010-03-18 Honda Motor Co Ltd 伸縮カバー装置
US10442046B2 (en) 2017-05-24 2019-10-15 Fanuc Corporation Telescopic cover

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