JPH05262156A - 車両用左右駆動力制御装置 - Google Patents

車両用左右駆動力制御装置

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JPH05262156A
JPH05262156A JP6423492A JP6423492A JPH05262156A JP H05262156 A JPH05262156 A JP H05262156A JP 6423492 A JP6423492 A JP 6423492A JP 6423492 A JP6423492 A JP 6423492A JP H05262156 A JPH05262156 A JP H05262156A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、車両用左右駆動力制御装置に関
し、常に路面への駆動力伝達性を確保しながら車両の旋
回性能を向上させることを目的とする。 【構成】 車両のエンジンの駆動力を左右輪へ配分調整
する油圧式の左輪側クラッチ201,203及び右輪側
クラッチ202,204をそなえ、操舵角及び車速の情
報に基づき目標ヨーレイトを算出する目標ヨーレイト算
出手段15Bと、実ヨーレイトを目標ヨーレイトに近接
させるようにフィードバックを行ないながら上記のクラ
ッチ201〜204の制御油圧を設定する制御油圧設定
手段15Cとを設け、上記制御油圧設定手段15Cを、
上記の左輪側クラッチ201,203及び右輪側クラッ
チ202,204のいずれか一方のクラッチへの制御油
圧の低下を行なう際に他方のクラッチの制御油圧をクラ
ッチが係合するレベルに所定時間保持した上で制御油圧
の低下を実行するように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、左右輪への駆動力配分
を制御しうる、車両用左右駆動力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各輪を駆動する四輪駆動式自動車
(以下、四輪駆動車という)の生産が盛んに行なわれて
いるが、かかる四輪駆動車では、前輪と後輪とへの駆動
力配分を制御して、各輪を通じて駆動力を確実に路面へ
伝達できるようにすることが考えられている。
【0003】一方、旋回時等に左右輪の間の駆動力配分
を制御することで、旋回性能を向上させることが考えら
れる。しかしなから、このように左右輪の間の駆動力配
分を積極的に制御する手段は、前後輪間の駆動力配分制
御手段に比べて、開発が遅れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、左右輪間の
駆動力配分制御も行なえる四輪駆動車の構成として、次
のようなものも考えられる。つまり、エンジンからの各
輪(4輪)へ通じる駆動力伝達経路の各輪に分岐した各
部分に、例えば油圧多板クラッチなどの駆動力伝達状態
を調整でいる手段を介装して、これらの各手段(油圧多
板クラッチ)の駆動力伝達状態(結合状態)をそれぞれ
独立して調整できるようにする。こうすることで、前後
輪間の駆動力配分制御の他に、左右輪間の駆動力配分制
御も行なえる。
【0005】しかしながら、このような左右輪へ伝達す
る駆動力を単に独立して調整する駆動力配分制御手段で
は、旋回時において、左右輪ロックの影響によるブレー
キング現象が発生する虞がある。そこで、車両の旋回性
能を向上させるために、車両のヨーレイトに着目して、
操舵状態や車速状態等に基づく理論上のヨーレイト(目
標ヨーレイト)と実際に車両に加わるヨーレイト(実ヨ
ーレイト)とに基づいて行なうヨーレイトフィードバッ
ク制御を駆動力配分制御に適用することが考えられる。
【0006】例えば、直進時には、左右輪への駆動力伝
達経路の各油圧多板クラッチに共に油圧を与えて係合さ
せて両輪で確実に路面への駆動力伝達を行なうようにし
て、旋回時には、旋回外輪側の油圧多板クラッチに油圧
を与えて係合させる一方で旋回内輪側の油圧多板クラッ
チの油圧を除去してフリーにし、駆動力の不等配分によ
り車体に旋回モーメントを発生させるようにする手段が
考えられる。
【0007】例えば右旋回時には、旋回外輪に相当する
左輪側の油圧多板クラッチに油圧を与えて係合させる一
方で旋回内輪に相当する右輪側の油圧多板クラッチの油
圧を除去してフリーにし、逆に左旋回時には、旋回外輪
に相当する右輪側の油圧多板クラッチに油圧を与えて係
合させる一方で旋回内輪に相当する左輪側の油圧多板ク
ラッチの油圧を除去してフリーにする。
【0008】ところで、このような駆動力の配分制御の
際に、左右の油圧多板クラッチが共にフリーになるよう
な状態が生じると、路面に駆動力が全く伝達されなくな
ってしまうので、このような現象を回避する必要があ
る。このような左右のクラッチが共にフリーになるよう
な状態は、特に制御移行時に生じやすい。例えばS時カ
ーブの走行や路線変更等の際には、右旋回から左旋回へ
の移行又は左旋回から右旋回への移行を行なうことにな
る。例えば右旋回から左旋回への移行時には、左輪側の
油圧多板クラッチに油圧を与えて右輪側の油圧多板クラ
ッチの油圧を除去した状態から、左輪側の油圧多板クラ
ッチの油圧を除去して右輪側多板クラッチに油圧を与え
る状態に移行する。この時、左右のクラッチが共にフリ
ーになるような状態が生じやすいのである。
【0009】上述のように、直進走行状態では左右の油
圧多板クラッチに共に油圧を与える両輪駆動状態を設定
すると、例えば右旋回から左旋回(又は左旋回から右旋
回)への移行時には、途中に、左右の油圧多板クラッチ
が共に係合する直進走行状態が介在するので、理論上で
は左右の油圧多板クラッチが共にフリーになることはな
い。
【0010】例えば右旋回から左旋回への移行時には、
フリーであった右輪側の油圧多板クラッチが係合するよ
うに油圧を与えて左右の油圧多板クラッチが共に係合す
る状態を経てから、左輪の油圧多板クラッチの油圧を排
してフリーにすることになり、理論上では左右の油圧多
板クラッチが共にフリーになることはない。しかしなが
ら、一般に油圧の供給及び排出には応答遅れが生じるも
ので、特に、油圧の排出よりも供給の方の応答遅れがよ
り大きくなりやすい。このため、現実には、左右の油圧
多板クラッチが共にフリーになるおそれがある。
【0011】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、常に路面に駆動力が伝達される状態を確保し
ながら車両の旋回性能を確実に向上させることができる
ようにした、車両用左右駆動力制御装置を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の車両
用左右駆動力制御装置は、車両のエンジンの駆動力を左
右輪へ配分調整する駆動力配分調整機構と、上記車両の
操舵角を検出する操舵角センサと、上記車両の車速を検
出する車速センサと、上記車両の実ヨーレイトを検出す
るヨーレイトセンサと、上記駆動力配分調整機構を設定
制御量に基づいて制御する制御手段とをそなえ、上記駆
動力配分調整機構が油圧を受けて係合して駆動力を伝達
する左輪側クラッチ及び右輪側クラッチをそなえ、上記
制御手段に、上記操舵角センサからの操舵角情報及び上
記車速センサからの車速情報に基づき目標ヨーレイトを
算出する目標ヨーレイト算出手段と、上記実ヨーレイト
を上記目標ヨーレイトに近接させるようにフィードバッ
クを行ないながら上記の左輪側クラッチ及び右輪側クラ
ッチの制御油圧を設定する制御油圧設定手段とが設けら
れて、上記制御油圧設定手段が、上記の左輪側クラッチ
及び右輪側クラッチのいずれか一方のクラッチへの制御
油圧の低下を行なう際に他方のクラッチの制御油圧をク
ラッチが係合するレベルに所定時間保持した上で制御油
圧の低下を実行するように設定されていることを特徴と
している。
【0013】
【作用】上述の本発明の車両用左右駆動力制御装置で
は、目標ヨーレイト算出手段が、操舵角センサからの操
舵角情報及び上記車速センサからの車速情報に基づき目
標ヨーレイトを算出し、制御油圧設定手段が、上記ヨー
レイトセンサで検出された実ヨーレイトを上記目標ヨー
レイトに近接させるようにフィードバックを行ないなが
ら駆動力配分調整機構の制御油圧を設定する。そして、
制御手段では、この設定された制御量に基づいて駆動力
配分調整機構を制御する。
【0014】この油圧設定時に、制御油圧設定手段で
は、上記の左輪側クラッチ及び右輪側クラッチのいずれ
か一方のクラッチへの制御油圧の低下を行なう際に他方
のクラッチの制御油圧をクラッチが係合するレベルに所
定時間保持した上で制御油圧の低下を実行する。このた
め、左右のクラッチが共に油圧低下するようなことがな
くなる。
【0015】
【実施例】以下、図面により、本発明の一実施例として
の車両用左右駆動力制御装置について説明すると、図1
はその要部構成を示すブロック図、図2は本装置をそな
えた車両の駆動力伝達系の概略構成を示す摸式図、図3
はその制御用車速値の設定するマップを示す図、図4は
その動作を示すフローチャートである。
【0016】この車両用左右駆動力制御装置をそなえた
車両の駆動力伝達系10は、図2に示すように構成され
ている。つまり、図2に示すように、エンジン8から図
示しない変速機を介して出力された駆動力(駆動トル
ク)が、センタデフ30を介して、前輪側駆動力伝達軸
32A及び後輪側駆動力伝達軸32Bへ配分されて、さ
らに、例えばベベルギヤ機構等のギヤ機構から各駆動軸
321,322,323,324を介して、各車輪3
L,3R,4L,4Rへ伝達されるようになっている。
【0017】なお、センタデフ30には、この差動を制
限するビスカスカップリング(VCU)31が並設され
ている。駆動軸321,322,323,324は、そ
れぞれ油圧多板クラッチ201,202,203,20
4を介して駆動軸32A又は32Bに連結されており、
油圧ポンプ9からの油圧が調圧バルブ21を介して油圧
多板クラッチ201,202,203,204の油圧室
(図示略)において供給又は排出されることにより、駆
動軸321,322,323,324が所要の結合状態
で駆動軸32A又は32Bに連係されるようになってい
る。
【0018】調圧バルブ21には、コントローラ15が
接続されており、コントローラ15から出力された制御
信号によりバルブ21が制御されて、油圧多板クラッチ
201,202,203,204のそれぞれの連結状態
が調整され、車輪3L,3R,4L,4Rに所要の駆動
力が供給されるようになっている。そして、油圧多板ク
ラッチ201,203と駆動軸321,323とにより
左輪駆動力伝達系Lが構成されるとともに、油圧多板ク
ラッチ202,204と駆動軸322,324とにより
右輪駆動力伝達系Rが構成されている。
【0019】ところで、油圧多板クラッチ201,20
2,203,204の制御に際し、左輪側の油圧多板ク
ラッチ201と油圧多板クラッチ203とは所要の前後
配分比で調整され、右輪側の油圧多板クラッチ202と
油圧多板クラッチ204とも所要の前後配分比で調整さ
れて、油圧多板クラッチ201,203の組(左輪側)
と油圧多板クラッチ202,204の組(右輪側)とを
独立して制御しうるようになっている。
【0020】また、コントローラ15は、中央処理装置
(CPU)をそなえており、ステアリングハンドル2の
回転角を検出する操舵角センサとしてのハンドル角セン
サ7,ブレーキペダル1の踏み込み状態を検出するブレ
ーキセンサ22,車両の旋回度合に対応する実ヨーレイ
トを検出するヨーレイトセンサ23,車両の加速度を検
出する前後Gセンサ24,横Gセンサ27およびアクセ
ルペダルの踏み込み状態を検出するアクセル開度センサ
28からの各検出信号に基づいて、所要の演算を行なっ
て、調圧バルブ21へ制御信号を出力するようになって
いる。
【0021】特に、このコントローラ15には、制御用
車速値を設定する制御用車速値設定手段15Aと、操舵
角情報および制御用車速値情報に基づき目標ヨーレイト
を算出する目標ヨーレイト算出手段15Bと、実ヨーレ
イトを目標ヨーレイトに近接させるようにフィードバッ
クを行ないながら上記駆動力配分調整機構の制御量を設
定して出力する制御量設定手段としての処理装置15C
とがそなえられており、処理装置15Cでは図示しない
タイマーによるカウントに応じて制御量を設定するよう
になっている。これにより、ヨーレイトを参照したヨー
レイトフィードバック制御にタイマー制御を付加させな
がら左右輪の駆動力配分にかかる制御量を設定して、制
御信号を調圧バルブ21へ出力するようになっている。
【0022】なお、制御用車速値を設定する制御用車速
値設定手段15Aでは、車速センサで検出された車速か
ら制御用車速値を設定するようになっている。ここで
は、車速センサとして、車輪速センサ261,262,
263,264が用いられており、この例では、各車輪
速センサ261〜264で検出した車輪速の平均値を車
速に採用するようになっている。このため、コントロー
ラ15内には、各検出車輪速の平均値を算出する車輪速
平均値演算部15Dが設けられている。
【0023】そして、制御用車速値設定手段15Aで
は、例えば図3に示すようなマップによって制御用車速
値Vを設定する。図3に示すように、制御用車速値(図
中では、計算上の車輪速が相当する)は、4輪の検出車
輪速V1 〜V4 から上述のように平均化された車輪速
(図中では、実際の車輪速が相当する)VAVに対応して
きまるが、極低速時以外は、実際の車輪速の平均値VAV
がそのまま制御用車速値Vとなるのに対して、極低速時
には、制御用車速値Vとして一定値が与えられるように
なっている。ここでは、この車速の判断の基準値を極低
速な値V0 に設定しており、実際の車輪速がこの設定値
0 未満のときにはこの設定値V0 が制御用車速値Vと
なっている。
【0024】目標ヨーレイト算出手段15Bでは、操舵
角情報および制御用車速値情報に基づき、例えば次式
(1)により目標ヨーレイトY* (Y=ψ′)を算出す
る。なお、ヨーレイトに関しては左回り方向を正方向と
している。 Y* =V・δf/(L・(1+AV2 )) ・・・・(1) ただし、δfは操舵角(実舵角)、Lはホイールベー
ス、Aはスタビリティファクタである。
【0025】そして、処理装置15Cでは、車両の駆動
時及び制動時に応じて、駆動時には次式(A)により制
動時には次式(B)によりそれぞれ制御量変更値ΔSを
演算して、この制御量変更値ΔSに基づいて左輪及び右
輪への各制御指令値SL ,S R を設定して出力するよう
になっている。なお、制御指令値SL は左輪に関し、S
R は右輪に関する。
【0026】 ΔS=G1 ・ΔY+G2 ・ΔY′ ・・・・(A) ΔS=−G1 ・ΔY−G2 ・ΔY′ ・・・・(B) ただし、ΔYはヨーレイト偏差、ΔY′はヨーレイト偏
差の微分値であり、これらのヨーレイト偏差ΔY及びヨ
ーレイト偏差の微分値ΔY′は、ヨーレイト偏差演算部
15E及びヨーレイト偏差微分値演算部15Fにおい
て、目標ヨーレイト算出手段15Bで算出された目標ヨ
ーレイトY* 及びヨーレイトセンサ23で検出された実
ヨーレイトY(=ψ′)から次式(2),(3)により
算出されるようになっている。
【0027】 ΔY=Y* −Y ・・・・・・・・(2) ΔY′=d(ΔY)/dt ・・・・・・・・(3) また、この時の車両の駆動及び制動は、ドライバの運転
意思が駆動しようとしているか制動しようとしているか
であって、この判断は、例えばアクセル開度センサ28
の検出信号やエンジン回転数等に基づいて行なわれる。
例えばアクセルが踏み込まれているときやエンジン回転
数が増加したときには駆動時と判断し、アクセルが踏み
込まれていないときやエンジン回転数が減少したときに
は制動時と判断することができる。
【0028】なお、制御指令値SL ,SR は油圧多板ク
ラッチ201〜204へ与える油圧に対応したもので、
制御指令値SL ,SR が大きければクラッチへの油圧も
大きくなる。そして、この制御指令値SL ,SR は制御
開始時には、ともに最大値(MAX)に設定され、制御
開始後には、制御周期毎に、下式のように、前回の制御
指令値SL ′,SR ′を上述の制御量変更値ΔSだけ修
正して、制御指令値SL ,S R を決定するようになって
いる。
【0029】 SL =SL ′−ΔS ・・・・・・・・(4) SR =SR ′+ΔS ・・・・・・・・(5) したがって、例えば、駆動時に左回り方向へのヨーレイ
トが目標値よりも少なければ、上式(A)から制御量変
更値ΔSは正の値になって、左輪側の制御指令値SL
この制御量変更値ΔSだけ減少され(ただし、すでに、
制御指令値SRが最小値0ならばこれが保たれる)、右
輪側の制御指令値SR はこの制御量変更値ΔSだけ増加
される(ただし、すでに、制御指令値SR が最大値なら
ばこれが保たれる)。
【0030】かかる制御指令値SR の設定によって、左
輪側への駆動力が減少(ただし最小つまり指令値0の時
は一定)する一方で、右輪側への駆動力は増加(ただし
最大時は一定)して、左回り方向へのモーメントが発生
して、車両のヨーレイトが目標値に近づくようになって
いる。また、例えば、駆動時に右回り方向へのヨーレイ
トが目標値よりも少なければ、上式(A)から制御量変
更値ΔSは負の値になって、左輪側の制御指令値SL
この制御量変更値ΔSにより増加され(ただし、すで
に、制御指令値SR が最大値ならばこれが保たれる)、
右輪側の制御指令値SR はこの制御量変更値ΔSにより
減少される(ただし、すでに、制御指令値SR が最小値
0ならばこれが保たれる)。
【0031】かかる制御指令値SR の設定によって、左
輪側への駆動力が増加(ただし最大時は一定)する一方
で、右輪側への駆動力は減少(ただし最小つまり指令値
0の時は一定)して、右回り方向へのモーメントが発生
して、車両のヨーレイトが目標値に近づくようになって
いる。さらに、制動時に左回り方向へのヨーレイトが目
標値よりも少なければ、上式(B)から制御量変更値Δ
Sは負の値になって、左輪側の制御指令値SL はこの制
御量変更値ΔSだけ増加(制御指令値SR が最大値なら
ばこれが保たれる)され、右輪側の制御指令値SR はこ
の制御量変更値ΔSだけ減少(制御指令値SRが最小値
0ならばこれが保たれる)されて、左輪側への制動力
(エンジンブレーキ)が増加(ただし最大時は一定)す
る一方で、右輪側への制動力は減少(指令値0の時は一
定)して、左回り方向へのモーメントが発生して、車両
のヨーレイトが目標値に近づくようになっている。
【0032】また、制動時に右回り方向へのヨーレイト
が目標値よりも少なければ、上式(B)から制御量変更
値ΔSは正の値になって、左輪側の制御指令値SL はこ
の制御量変更値ΔSだけ減少(制御指令値SR が最小値
0ならばこれが保たれる)され、右輪側の制御指令値S
R はこの制御量変更値ΔSだけ増加(制御指令値SR
最大値ならばこれが保たれる)されて、左輪側への制動
力(エンジンブレーキ)が減少(指令値0の時は一定)
する一方で、右輪側への制動力は増加(ただし最大時は
一定)して、右回り方向へのモーメントが発生して、車
両のヨーレイトが目標値に近づくようになっている。
【0033】ただし、この装置では、左右の制御指令値
L ,SR がともに最大値(MAX)になったら、一定
期間(時間T1 ;T1 は例えば0.1秒程度)だけこの
左右が最大値(MAX)の状態を保持(ホールド)する
ように設定されている。つまり、コントローラ15で
は、左右の制御指令値SL ,SR がともに最大値になる
と、制御周期毎にタイマをカウントしてこのタイマカウ
ントが設定値(時間T1 )に達するまでは左右が最大値
の状態を保持するのである。
【0034】そして、上述の左右の制御指令値SL ,S
R は、少なくとも一方が最大値(MAX)となるように
値を設定される。本発明の一実施例としての車両用左右
駆動力制御装置は、上述のように構成されているので、
次のように作動する。すなわち、前後左右の各車輪3
L,3R,4L,4Rは、エンジン8の出力を伝達され
て回転駆動されるが、各車輪3L,3R,4L,4Rへ
入力される駆動力は、油圧多板クラッチ201,20
2,203,204それぞれの結合状態により調整され
る。
【0035】これらの油圧多板クラッチ201,20
2,203,204は、車両の走行状態に応じて出力さ
れるハンドル角センサ7,ブレーキセンサ22,ヨーレ
イトセンサ23,前後Gセンサ24,アクセル開度セン
サ28等の各センサの出力値に基づいて、コントローラ
15,油圧制御バルブ21を介して結合状態を調整さ
れ、各車輪へ配分されるトルクが調整される。
【0036】コントローラ15では、例えば図4に示す
フローチャートのようにして実ヨーレイトと目標ヨーレ
イトとからフィードバックを行ないつつ制御信号が出力
される。つまり、まず、ハンドル角センサ7の出力が読
み込まれ、ドライバーの操舵によるハンドル角(操舵
角)およびハンドル角速度(操舵角速度)が算出される
(ステップS1)。
【0037】つぎに、車速センサ26および各車輪3
L,3R,4L,4Rにそれぞれ付設された回転数セン
サ261,262,263,264の検出信号が読み込
まれ、4輪の車速(車輪速)が算出される(ステップS
2)。なお、制御用車速値を設定する制御用車速値設定
手段15Aでは、車速センサで検出された車速から制御
用車速値を設定するようになっている。
【0038】ここでは、車速センサとして、車輪速セン
サ261,262,263,264が用いられており、
この例では、各車輪速センサ261〜264で検出した
車輪速の平均値を車速に採用するようになっている。こ
のため、コントローラ15内には、各検出車輪速の平均
値を算出する演算部(図示略)が設けられている。そし
て、ステップS3で、制御用車速値設定手段15Aによ
り、例えば図3に示すようなマップによって制御用車速
値Vを設定する。つまり、4輪の検出車輪速V1 〜V4
から平均車輪速(図中では、実際の車輪速が相当する)
AVを求め、この平均車輪速VAVが極低速時以外(VAV
≧V0 のとき)は、実際の車輪速の平均値VAVがそのま
ま制御用車速値Vとされ、極低速時(VAV<V0 のと
き)には、制御用車速値Vとして一定値V0 が与えられ
る。
【0039】さらに、ステップS4において、目標ヨー
レイト算出手段15Bにより、ハンドル角情報(操舵角
情報)と制御用車速値情報等から前述の式(1)から目
標ヨーレイトが算出され、ステップS5において、ヨー
レイトセンサ23から実際のヨーレイトが読み込まれ
る。さらに、ステップS6において、目標ヨーレイトと
実際のヨーレイトとの偏差(ヨーレイト偏差)ΔYが算
出されるとともに、ヨーレイト偏差の微分値ΔY′が計
算される。
【0040】そして、ステップS7で、アクセル開度セ
ンサ28の検出信号等に基づいてドライバーの運転意思
が駆動状態にあるか制動状態にあるかの判定情報が取り
込まれて、この情報に基づいて、ステップS8で、駆動
状態にあるか制動状態にあるかが判定される。さらに、
ステップS9に進んで、ステップS8で駆動状態にある
と判定された場合には、前述の式(A)により制御量変
更値ΔSが算出され、ステップS8で制動状態にあると
判定された場合には、前述の式(B)により制御量変更
値ΔSが算出される。
【0041】さらに、ステップS10に進んで、前回の
左右の制御指令値SL ′,SR ′がともに最大値である
かどうかを判断する。たたし、制御開始時には、前回の
左右の制御指令値SL ′,SR ′として初期値(SL
=MAX,SR ′=MAX)が利用される。そして、前
回の左右の制御指令値SL ′,SR ′がともに最大値で
あれば、ステップS11に進んで、左右の制御指令値S
L ,SR をともに最大値にホールトするタイマ(ホール
ド時間)Tを制御周期当たり時間T0 だけカウントす
る。
【0042】そして、続くステップS12で、ホールド
時間Tが所定時間T1 に達したと判断されるまでは、ス
テップS12からステップS14へ進んで、左右の制御
指令値SL ,SR をともに最大値(MAX)にホールド
される。そして、ステップS20で、この制御指令値S
L ,SR が出力される。このような左右の制御指令値S
L ,SR の最大値ホールドが所定時間T1 だけ行なわれ
ると、今度は、ステップS12からステップS13へ進
んで、制御量変更値ΔSに応じて、左右の制御指令値S
L ,SR を修正して、本来の左右駆動力不均衡による車
体のヨーレイト調整の制御のための制御指令値SL ,S
R を設定する。そして、ステップS19で、この制御指
令値SL ,SR が出力される。
【0043】このようにして、ステップS13を経て、
左右の制御指令値SL ,SR の一方が最大値でなくなる
と、次の制御周期では、ステップS10から、ステップ
S15に進んで、ホールド時間Tを0にリセットして、
ステップS16で、前回の制御指令値SL ′,SR ′の
うちどちらが最大値であったかが判断される。左輪側の
制御指令値SL ′が最大値であれば、ステップS17に
進んで、この左輪側の制御指令値SL を最大値に保持し
ながら、右輪側の制御指令値SR を制御量変更値ΔSに
応じて補正して、左右駆動力不均衡による車体のヨーレ
イト調整の制御のための制御指令値SL ,SR を設定す
る。そして、ステップS21で、この制御指令値SL
R が出力される。
【0044】右輪側の制御指令値SR ′が最大値であれ
ば、ステップS18に進んで、この右輪側の制御指令値
R を最大値に保持しながら、左輪側の制御指令値SL
を制御量変更値ΔSに応じて補正しながら、左右駆動力
不均衡による車体のヨーレイト調整の制御のための制御
指令値SL ,SR を設定する。そして、ステップS21
で、この制御指令値SL ,SR が出力される。
【0045】このようにして、それぞれ設定された制御
指令値SL ,SR がコントローラ15からバルブ21へ
制御信号が出力され、ポンプ9の油圧が所要の状態に調
整されて、左側駆動力伝達系Lおよび右側駆動力伝達系
Rへ伝達されるエンジン出力が所要の状態に調整され、
車両の運転状態に対応した駆動力配分が行なわれる。例
えば車両の駆動時には、直進走行に近い状態では、左右
の制御指令値SL ,SR はともに油圧多板クラッチを直
結させるように大きい値(max)となって、直結4輪
駆動状態で4輪を通じて路面に確実に駆動力が伝達され
る。
【0046】また、車両の駆動時及び制動時に車両の駆
動時に旋回操作を行なうと、左右の制御指令値SL ,S
R が不均衡に設定されて、左右の駆動力不均衡により車
体に旋回方向へのモーメントが発生する。特に、車両の
ヨーレイト挙動が目標ヨーレイトに近づくようにフィー
ドバックしながら、車体に旋回しようとする方向への旋
回モーメントが与えられる。これにより、車両の操舵性
能を向上できる。
【0047】そして、左右の制御指令値SL ,SR がと
もに最大値(MAX)になったら、一定期間(時間
1 )だけこの左右とも最大値(MAX)の状態を保持
(ホールド)し、また、左右の制御指令値SL ,S
R は、少なくとも一方が最大値(MAX)となるように
値を設定されるので、油圧系に応答遅れがあっても、左
モーメントを発生させる駆動力不均衡配分から右モーメ
ントを発生させる駆動力不均衡配分への移行時や右モー
メントの駆動力不均衡配分から左モーメントの駆動力不
均衡配分への移行時において、左右の油圧多板クラッチ
が共にフリーになるおそれが確実に回避される。
【0048】したがって、常に路面に駆動力が伝達され
る状態を確保しながら車両の旋回性能を確実に向上させ
ることができる。また、旋回時には左右の車輪のうちの
一方は駆動輪とならずに自由に回転できるので、左右輪
の差動が許容されて旋回時のブレーキング現象が解消さ
れる。しかも、目標ヨーレイトと実ヨーレイトとをフィ
ードバックして制御するため、旋回特性を加減速等によ
らず一定とすることができるようになる。
【0049】また、駆動トルクや回転数のフィードバッ
クを行なうことなく、ヨーレイト偏差とその微分値のみ
で十分な旋回特性の向上を図ることができる。さらに、
ヨーレイトフィードバック制御と舵角制御を同時に行な
った場合には、両制御の干渉の可能性が考えられるが、
ヨーレイトフィードバック制御のみで制御を行なうこと
により、シンプルで確実な制御が行なわれる。
【0050】そして、車速センサの検出精度上、低車速
時に車速を適切に検出するのは困難であり、また、低車
速時には実ヨーレイトの絶対値が小さくなるため、検出
誤差の影響が大きくなるが、この装置では、制御用車速
値が低車速時には一定値にクリップされるので、低車速
時には、検出車速の検出誤差の影響がない状態で、操舵
角δに対応して目標ヨーレイトが設定される。
【0051】このため、低車速時にも、運転者の意思
(操舵意思)に対応して車両の旋回性能を高めるように
制御でき、広範な運転域で車両の旋回性能の向上を実現
できる利点がある。しかも、車速が変化しても連続的に
制御が行なわれるので、制御の滑らかさが確保される利
点もある。
【0052】また、各輪への駆動トルクを制御する手段
は油圧クラッチに限られない。さらに、上述の各実施例
では、前輪及び後輪のそれぞれについて左右輪のトルク
配分制御を行なっているが、この左右輪のトルク配分制
御は、前輪又は後輪の一方だけに設けてもよく、特に、
制御をより行ないやすくするなどの観点から後輪のみに
設けることが考えられる。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の車両用左右
駆動力制御装置によれば、車両のエンジンの駆動力を左
右輪へ配分調整する駆動力配分調整機構と、上記車両の
操舵角を検出する操舵角センサと、上記車両の車速を検
出する車速センサと、上記車両の実ヨーレイトを検出す
るヨーレイトセンサと、上記駆動力配分調整機構を設定
制御量に基づいて制御する制御手段とをそなえ、上記駆
動力配分調整機構が油圧を受けて係合して駆動力を伝達
する左輪側クラッチ及び右輪側クラッチをそなえ、上記
制御手段に、上記操舵角センサからの操舵角情報及び上
記車速センサからの車速情報に基づき目標ヨーレイトを
算出する目標ヨーレイト算出手段と、上記実ヨーレイト
を上記目標ヨーレイトに近接させるようにフィードバッ
クを行ないながら上記の左輪側クラッチ及び右輪側クラ
ッチの制御油圧を設定する制御油圧設定手段とが設けら
れて、上記制御油圧設定手段が、上記の左輪側クラッチ
及び右輪側クラッチのいずれか一方のクラッチへの制御
油圧の低下を行なう際に他方のクラッチの制御油圧をク
ラッチが係合するレベルに所定時間保持した上で制御油
圧の低下を実行するように設定さるという構成で、以下
のような効果及び利点が得られる。
【0054】車両の旋回時における左右輪ロックが防止
されてブレーキング現象を回避できる効果や、車両の旋
回時において操舵方向への旋回モーメントが生じるよう
に左右トルクが制御され、旋回性能が向上する効果を、
常に路面に駆動力が伝達される状態を確保しながら得ら
れるようになる。また、検出された実際のヨーレイトに
対応して駆動力配分を制御するため、旋回特性を加減速
等によらず一定とすることができるようになる。
【0055】さらに、駆動トルクや回転数のフィードバ
ックを行なうことなく、検出された実際のヨーレイトを
用いて十分な旋回特性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての車両用左右駆動力制
御装置の要部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例としての車両用左右駆動力制
御装置をそなえた車両の駆動力伝達系の概略構成を示す
摸式図である。
【図3】本発明の一実施例としての車両用左右駆動力制
御装置の制御用車速値の設定するマップを示す図であ
る。
【図4】本発明の一実施例としての車両用左右駆動力制
御装置の要部の作動を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ブレーキペダル 2 ステアリングハンドル 3L 車輪(左前輪) 3R 車輪(右前輪) 4L 車輪(左後輪) 4R 車輪(右後輪) 7 ハンドル角センサ(操舵角センサ) 8 エンジン 9 油圧ポンプ 10 駆動力伝達系 15 コントローラ 15A 制御用車速値設定手段 15B 目標ヨーレイト算出手段 15C 制御量設定手段としての処理装置 15D 車輪速平均値演算部 15E ヨーレイト偏差演算部 15F ヨーレイト偏差微分値演算部 21 調圧バルブ 22 ブレーキペダルセンサ 23 ヨーレイトセンサ 24 前後Gセンサ 26 横Gセンサ 28 アクセル開度センサ 30 センタデフ 31 ビスカスカップリング(VCU) 32A 前輪側駆動力伝達軸 32B 後輪側駆動力伝達軸 201〜204 駆動力配分調整機構としての油圧多板
クラッチ 261〜264 回転数センサ 291〜294 トルクセンサ 321〜324 駆動軸 L 左輪駆動力伝達系 R 右輪駆動力伝達系

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のエンジンの駆動力を左右輪へ配分
    調整する駆動力配分調整機構と、上記車両の操舵角を検
    出する操舵角センサと、上記車両の車速を検出する車速
    センサと、上記車両の実ヨーレイトを検出するヨーレイ
    トセンサと、上記駆動力配分調整機構を設定制御量に基
    づいて制御する制御手段とをそなえ、上記駆動力配分調
    整機構が油圧を受けて係合して駆動力を伝達する左輪側
    クラッチ及び右輪側クラッチをそなえ、上記制御手段
    に、上記操舵角センサからの操舵角情報及び上記車速セ
    ンサからの車速情報に基づき目標ヨーレイトを算出する
    目標ヨーレイト算出手段と、上記実ヨーレイトを上記目
    標ヨーレイトに近接させるようにフィードバックを行な
    いながら上記の左輪側クラッチ及び右輪側クラッチの制
    御油圧を設定する制御油圧設定手段とが設けられて、上
    記制御油圧設定手段が、上記の左輪側クラッチ及び右輪
    側クラッチのいずれか一方のクラッチへの制御油圧の低
    下を行なう際に他方のクラッチの制御油圧をクラッチが
    係合するレベルに所定時間保持した上で制御油圧の低下
    を実行するように設定されていることを特徴とする、車
    両用左右駆動力制御装置。
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