JPH05261886A - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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Publication number
JPH05261886A
JPH05261886A JP9701992A JP9701992A JPH05261886A JP H05261886 A JPH05261886 A JP H05261886A JP 9701992 A JP9701992 A JP 9701992A JP 9701992 A JP9701992 A JP 9701992A JP H05261886 A JPH05261886 A JP H05261886A
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JP
Japan
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clamp
doctor
air tube
clamped
state
Prior art date
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Pending
Application number
JP9701992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Shudo
康寛 首藤
Takashi Yaguchi
矢口  孝
Yukio Motoyama
幸夫 本山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Publication of JPH05261886A publication Critical patent/JPH05261886A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被クランプ材2を均等圧でクランプでき,し
かもクランプ状態を容易に解除することを可能とする。 【構成】 被クランプ材に応じて形成されたクランプ面
12a,12bを有する一対のクランプ部材11a,1
1bと,各クランプ部材をクランプ方向に付勢する付勢
部材とを含む。付勢部材として,エアチューブ15用い
ることができる。エアチューブは非付勢時には断面凹状
であり、付勢時に凹部が反転して、矩形形状となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,クランプ装置に関し,
特に,グラビア印刷機の印刷ユニット部に使用されるイ
ンキをかき落とすドクタのホルダ等として好適なクラン
プ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は,グラビア印刷機の印刷ユニット
部を模式的に示した図である。図8において,41は多
数のセル42を有する版胴,43はインキ44を収納す
るインキパン,45は被印刷物である原反,46は原反
45を版胴41に必要な圧力で押圧するとともに次工程
へ供給するための回転可能な圧胴である。また,40は
ドクタ刃(以下単に「ドクタ」という)2と,そのドク
タ2をクランプするドクタホルダ1,およびそのドクタ
ホルダ1を保持するドクタホルダ台18から構成される
ドクタユニットである。
【0003】このグラビア印刷は,インキパン43内の
インキ44を版胴41につけ,腐食によって作った凹部
であるセル42以外の部分の余分なインキをドクタ2で
かき落とし,セル42に残存したインキのみを原反45
に転移させる方式の印刷である。したがって,ドクタ2
によって版胴41のセル42以外の部分のインキを十分
にかき落とすことができないと,印刷不良を引きおこす
ことになる。そのため,摩耗等により劣化したドクタ2
を定期的に交換し,インキかき落とし不良発生を防止し
ていた。
【0004】図9,図10は,従来のドクタホルダを説
明するための傾斜図であり,図9はドクタをクランプし
た状態を,図10はクランプ状態を解放した状態をそれ
ぞれ示した図である。
【0005】従来のドクタ交換作業は,ホルダ本体51
a,51bを介してドクタ52をクランプしていた複数
本の締結ボルト53を取り外し,ドクタ52を新らしい
ものと交換した後,逆の工程をたどって固定するという
ものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし,従来のドクタ
ホルダでは,各ボルト53の締付けトルクが不均一とな
ると,ドクタ52の刃先に図9に示すように波打ち現象
が生じ,印刷品質に悪影響を及ぼす可能性があった。
【0007】また,ドクタの交換作業において,締結ボ
ルト53の1本当たりに必要な時間は2〜3分程度であ
り,特に多数色のグラビア印刷を行う場合には,色数分
だけ印刷ユニットが必要となるので,多大の人的,時間
的労力を費やさざるを得ない状況であった。さらに,前
述の波打ち現象を生じさせないように慎重にボルトを締
付けることも加わり,その労力低減が望まれていた。
【0008】本発明の目的は,ドクタの刃先に波打ちが
生じないように均等圧でクランプすることができ,かつ
極めて簡易にクランプ状態を解除することができるクラ
ンプ装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に,本発明によるクランプ装置は,被クランプ材に応じ
て形成されたクランプ面を有する一対のクランプ部材
と,前記各クランプ部材をクランプ方向に付勢する付勢
部材とから構成してある。
【0010】この場合に,前記付勢部材は,エアチュー
ブであることを特徴とすることができる。ここで,エア
チューブとは,流体一般が流入することにより体積が増
加しうる容器を含む概念である。また、前記エアチュー
ブは、非付勢時には断面凹形状であり、付勢時には凹部
が反転して断面矩形状になることを特徴とすることがで
きる。
【0011】
【作用】本発明によれば,クランプ部材を付勢部材が付
勢することにより,ドクタ等を均一にクランプすること
ができる。
【0012】
【実施例】以下,本発明を図面を参照しつつ,実施例に
基づいて説明する。図1〜図4は,本発明によるクラン
プ装置の第1の実施例を示した図である。
【0013】この実施例のクランプ装置は,具体的には
グラビア印刷機のドクタホルダとして使用する例であ
り,ドクタ2をクランプする一対のクランプ部材11
a,11b,一対のクランプ部材を回動可能に連結する
連結軸13,およびクランプ部材11bの一端部にその
長手方向に延設されたエアチューブ15,及びチューブ
基台16から構成されている。
【0014】一対のクランプ部材11a,11bの他端
部には,ドクタ2をクランプするための平面状のクラン
プ面12a,12bが形成されており,またクランプ部
材11aには,連結軸13が貫通する貫通孔を先端部に
有する連結アーム部14が,その長手方向両端部に設け
られている。
【0015】また,クランプ部材11bには,クランプ
部材11aの前記貫通孔に対応する位置には,やはり貫
通孔が設けられ,これにより一通のクランプ部材11
a,11bは連結軸13により回動可能に連結されてい
る。なお、18は位置決めのための突起である。
【0016】エアチューブ15は,チューブ基台16を
介してクランプ部材11bに固着されており,チューブ
基台16には、図示しないエア源からのエアをエアチュ
ーブに供給する供給路17が設けられている。
【0017】図1および図3は,ともにドクタホルダ1
がドクタ2をクランプしている状態を,また,図2およ
び図4はドクタ2を交換するためにクランプを解除した
状態を示している。すなわち,図1および図3の状態で
は,図示しないエア源からエアチューブ15にエアを供
給充填させ,クランプ部材11a,11bに付勢力を与
えることにより,クランプ面12aおよび12bにより
ドクタ2をクランプしている。
【0018】一方,図2および図4の状態は,ドクタ2
を交換するために,図示しないエア源からのエア供給を
停止したためエアチューブ15による付勢力が消滅し,
ドクタ2のクランプが解除されている。
【0019】図5は、本実施例ドクタホルダを使用して
いる印刷ユニット部を模式的に示した図である。本実施
例によると,ドクタ2のクランプをエアチューブ15の
付勢力によって行っており,このエアチューブ15によ
る付勢力はエアチューブ15の位置にかかわらず均等で
あるので,ドクタ2のクランプ力も位置にかかわらず実
質的に均等となる。したがって,従来のボルト締結によ
り生じていたドクタ2の刃先の波うち現象が生ずること
がない。
【0020】また,ドクタの交換は,エア源からのエア
供給・停止を行うだけであり,従来のボルト締め作業と
比べて極めて簡易となった。なお,図5において,17
はインキの溶剤がゴム製のエアチューブ15を劣化させ
ないようにするためのアルミニウム箔等を用いた保護膜
である。
【0021】図6は,本発明によるクランプ装置の第2
の実施例を示した図である。この実施例が第1の実施例
と異なるところは,ドクタ2をクランプするための付勢
力をコイルバネ32によって得ている点にある。この実
施例においては,一端部がクランプ部材31bに固着さ
れたコイルバネ32がクランプ部材の長手方向に均等間
隔に4ヶ所設けてある。したがって,第1の実施例と同
様にドクタ2を均等圧でクランプするため,ドクタ2の
刃先に波うち現象が生じない。
【0022】しかも,このコイルバネ32は,形状記憶
合金で作製され,かつ所定温度以上に加熱すると縮むよ
うに記憶処理されているため,コイルバネ33を加熱す
れば付勢力が消滅し,容易にドクタ2を交換することが
できる。コイルバネ32の加熱方法は特に限定されない
が,通電加熱によるのが好ましい。
【0023】図11〜図14は,本発明によるクランプ
装置の第3の実施例を示した図である。なお,この実施
例は,前述した第1の実施例と類似した形態であるの
で,同様な機能を果たす部分には,同一の符号を付し
て,重複した説明を省略する。クランク装置の本体寸法
に制約がある場合等に,ドクタ2の取り外しを容易にす
るために,クランプ部材11a,11bの開き量を大き
くしたいという要請がある。しかし,第1の実施例の場
合には,開き量b1を大きくするために,エアチューブ
15の膨らみのストロークa1を大きくしようとする
と,エアチューブ15が半円筒状であるので,線接触と
なり押し付け面積が小さくなってしまう。
【0024】そこで,第3の実施例のエアチューブ18
は,解放時には,断面凹形状となっており(図12及び
図14),クランプ時には,凹部が反転して突出し,断
面矩形となる(図11及び図13)。このため,解放時
の断面寸法(高さ)が同じエアーチューブ15と比較し
て,膨らみストロークa2を大きくとることができる。
従って,クランプ装置1’の解放時に,クランプ部材1
1a,11bの開き量b2が大きくなり,被クランプ部
材(ドクタ2)の着脱が容易になる。例えば,同じ断面
寸法の場合に,第1の実施例のクランプ開き量b1=2
〜3mmであるのに対して,、第3の実施例では、開き
量b2=6〜7mmと大きくとれる。また,クランプ開
き量b2を十分に確保したうえで,膨らみストロークa
2に余裕があるうえ,接触面が平面になるために,押し
付け面積が同寸法の半円筒形のエアチューブ15よりも
大きくなり,より十分なクランプ力が得られる。
【0025】以上説明した実施例に限定されずに,種々
の変形ができる。例えば,付勢部材としては,電磁装
置,圧電素子などを使用してもよい。また,エアチュー
ブの表面に,細かな凹凸を形成しておけば,クランプ部
材11aとの接触摩擦が大きくなり,より確実にクラン
プすることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように,本発明クランプ装
置は,被クランプ部材を均等圧でクランプするととも
に,容易にクランプ状態を解除することができる。ま
た、請求項3のように、エアチューブを断面凹状にし
て、クランプ時に反転して突出して、矩形断面になるよ
うにしたので、膨らみストロークが大きくとれ、しか
も、面接触する。このため、クランプ開き量が大きく、
被クランプ部材の着脱が容易になるとともに、確実にク
ランプすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクランプ装置の第1の実施例のク
ランプした状態を示す側面図である。
【図2】本発明によるクランプ装置の第1の実施例のク
ランプを開放した状態を示す側面図である。
【図3】本発明によるクランプ装置の第1の実施例のク
ランプした状態を示す斜視図である。
【図4】本発明によるクランプ装置の第1の実施例のク
ランプを開放した状態を示す斜視図である。
【図5】第1の実施例のクランプ装置を設置したグラビ
ア印刷ユニット部を模式的に示した図である。
【図6】本発明によるクランプ装置の第2の実施例のク
ランプした状態を示す側面図である。
【図7】本発明によるクランプ装置の第2の実施例のク
ランプを開放した状態を示す側面図である。
【図8】従来のクランプ装置を設置したグラビア印刷ユ
ニット部を模式的に示した図である。
【図9】従来のクランプ装置のクランプした状態を示す
傾斜図である。
【図10】従来のクランプ装置のクランプを開放した状
態を示す傾斜図である。
【図11】本発明によるクランプ装置の第3の実施例の
クランプした状態を示す側面図である。
【図12】本発明によるクランプ装置の第3の実施例の
クランプを開放した状態を示す側面図である。
【図13】第3の実施例に係るクランプ装置に使用する
エアチューブのクランプした状態を示す図である。
【図14】第3の実施例に係るクランプ装置に使用する
エアチューブのクランプを開放した状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1,1’ クランプ装置 2 ドクタ 11a,11b クランプ部材 12a,12b クランプ面 15,18 エアチューブ 3 クランプ装置 31a,31b クランプ部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被クランプ材に応じて形成されたクラン
    プ面を有する一対のクランプ部材と,前記各クランプ部
    材をクランプ方向に付勢する付勢部材とから構成したク
    ランプ装置。
  2. 【請求項2】 前記付勢部材は,エアチューブであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のクランプ装置。
  3. 【請求項3】 前記エアチューブは、非付勢時には断面
    凹形状であり、付勢時には凹部が反転して断面矩形状に
    なることを特徴とする請求項2に記載のクランプ装置。
JP9701992A 1991-03-29 1992-03-24 クランプ装置 Pending JPH05261886A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-91036 1991-03-29
JP9103691 1991-03-29

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05261886A true JPH05261886A (ja) 1993-10-12

Family

ID=14015280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9701992A Pending JPH05261886A (ja) 1991-03-29 1992-03-24 クランプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05261886A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003502192A (ja) * 1999-06-22 2003-01-21 トレス プロダクション アクティーゼルスカブ ドクターブレードシステム
JP2007313740A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Dainippon Printing Co Ltd ドクターブレード刃先長設定治具およびドクターブレード取付方法
JP2009085304A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Toppan Printing Co Ltd チューブアクチュエーター

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