JPH05261438A - 矯正機 - Google Patents

矯正機

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Publication number
JPH05261438A
JPH05261438A JP6526292A JP6526292A JPH05261438A JP H05261438 A JPH05261438 A JP H05261438A JP 6526292 A JP6526292 A JP 6526292A JP 6526292 A JP6526292 A JP 6526292A JP H05261438 A JPH05261438 A JP H05261438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bend
bending
roller
strip
rolling
Prior art date
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Pending
Application number
JP6526292A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Noda
恒夫 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Machinery and Engineering Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Machinery and Engineering Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Machinery and Engineering Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6526292A priority Critical patent/JPH05261438A/ja
Publication of JPH05261438A publication Critical patent/JPH05261438A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ローラ間で繰り返し曲げを与え圧延材を平坦に
する矯正機において、圧延材の部分伸びの発生位置に追
従し精度の良い矯正が可能な構成を提供する。 【構成】小径の圧下ローラ11で繰り返し曲げを与え圧
延材のストリップ1を平坦にする圧下装置10に対し、
圧延材の部分伸びの修正を行うベンド装置20を分離独
立してその下流に配置する。ベンドローラ22に対しベ
ンドを与えるサポートローラ23を、ウエッジ26の取
付部に設けたスクリュー27を介して板幅方向の任意な
位置にシフトさせ、圧延材の部分伸びの発生位置に追従
してベンドを行い精度の良い矯正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延材を平坦にする矯
正機に係り、特に複数のローラを千鳥状に配置し繰り返
し曲げを与えて圧延材を矯正する矯正機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、圧延材の形状に対する要求精度は
ますます過酷になっている。従来の矯正機はそれぞれサ
ポートローラを有する複数の圧下ローラを千鳥状に配置
し、これらのローラ間で繰り返し曲げを与えることによ
り圧延材のストリップを平坦にしていた。
【0003】また圧延材の部分伸びに対しては圧下ロー
ラに付随するサポートローラにより圧下ローラにベンド
を与え圧下を行うと同時にベンドも行うことにより対応
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の矯正機には
次の問題点がある。
【0005】ベンドと圧下が同時に作用するので、ベ
ンドにより圧下量が増加若しくは減少して圧延材の長手
方向の伸びや反りが微妙に変化し、完全にフラットにす
るにはベンドの後再度圧下が必要となり操作が複雑とな
る。
【0006】複数の圧下ローラによりベンドと圧下の
両方を行うので、板の挟み込み等を防止し通板性を確保
するには圧下量及びベンド量に限界がある。
【0007】板幅方向に対して部分伸びの発生位置は
局所的で不確定であるのに対し、複数の圧下ローラで同
時に行うベンドではその発生位置に十分に追従できな
い。
【0008】本発明の目的は、複数のローラ間で繰り返
し曲げを与え圧延材を平坦にする矯正機において、操作
が容易でありかつベンド量及び圧下量の制約が少ない構
成を提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、複数のローラ間で繰
り返し曲げを与え圧延材を平坦にする矯正機において、
圧延材の部分伸びの発生位置に追従し、精度の良い圧延
材の矯正が可能である構成を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数のローラを千鳥状に配置し該ローラ
間で繰り返し曲げを与えることにより圧延材のストリッ
プを平坦にする圧下手段と、前記圧下手段と分離独立し
てその下流に配置され圧延材の部分伸びを修正するベン
ド手段とを有する。
【0011】また、望ましくは前記ベンド手段は、ベン
ドローラと、前記ベンドローラに板幅方向のベンドを与
えるサポートローラと、前記サポートローラを軸方向の
任意の位置にシフトさせる手段とを有する。
【0012】
【作用】以上のように構成した本発明においては、圧下
ローラで繰り返し曲げを与え圧延材のストリップを平坦
にする圧下手段に対し、圧延材の部分伸びの修正を行う
ベンド手段を分離独立してその下流に配置することによ
り、ベンドの際の圧下量の変化を少なくしその分の再調
整が不要となり操作を簡単にすることができる。また挟
み込みが発生しにくく通板性が良好となり、ベンド量及
び圧下量の制約が少なくなる。また、ベンドローラに板
幅方向のベンドを与えるサポートローラが軸方向の任意
の位置にシフトすることにより、圧延材の部分伸びの発
生位置に追従した位置でベンドを行うことができ精度の
良い圧延材の矯正が可能である。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図4により説明す
る。
【0014】本実施例の矯正機の全体構成図を図1に示
す。本実施例の矯正機は、圧下装置10と、ベンド装置
20と、ピンチローラ30とから構成される。
【0015】圧下装置10は、千鳥状に配置された複数
の小径圧下ローラ11で構成されストリップ1の圧下の
みを行う。なお従来技術による現存の矯正機を改造して
この圧下ローラ11に利用することもでき、この場合に
はそれぞれの圧下ローラに付随しているベンド装置が不
要となる。
【0016】ベンド装置20は、上下の大径圧下ローラ
21と、ベンドローラ22と、サポートローラ23とか
ら構成される。サポートローラ23はベンドローラ22
にベンドを与えることにより圧延材のストリップ1に対
し板幅方向の凹ベンド若しくは凸ベンドを行う。ベンド
ローラ22の構造を図2に示す。ベンドローラ22は、
任意にローラの傾斜角度θが得られるピンタイプ式のチ
ョック24を介し、上下方向の調整が可能なベンドシリ
ンダ25により両端を支持されている。サポートローラ
23は、くさび型のウエッジ26がストリップ1の長手
方向に挿入されることにより高さ方向に微調整される。
またサポートローラ22は、ウエッジ26の取付部に設
けたスクリュー27を介してローラ軸方向の任意の位置
にシフト可能である。なお図中△はベンド時におけるベ
ンドローラ22の軸線の中心線からの最大偏差量であ
る。従来技術においてはこの最大偏差量△の発生する位
置はベンドローラ22の中心に限定されていたが、本実
施例においては上記のようにサポートローラ23がロー
ラ軸方向にシフト可能であり板幅方向の任意の位置にお
いて最大偏差量△を得ることができる。
【0017】上記の構成により圧延材の部分伸びの発生
位置に追従してベンドを行うことができる。この部分伸
びの発生とその矯正について図3〜図4により説明す
る。
【0018】図3と図4に部分伸びの発生と板幅方向の
降伏点分布との関係の2つの類型を示す。図3はストリ
ップ板幅方向端面付近のいわゆる端伸びが発生した場合
の降伏応力分布であり、図4はストリップ板幅方向中心
付近のいわゆる中伸びが発生した場合の降伏応力分布で
ある。
【0019】ここでストリップの塑性伸びと降伏点とベ
ンドによる引張応力の関係式は、次式にて表される。
【0020】
【数1】
【0021】ε:塑性伸び △ε:塑性伸び差 σs :ストリップの降伏点 △σs :ストリップの降伏点差 σT :ベンドにより発生する引張応力 △σT :ベンドにより発生する引張応力差 したがって、ストリップの降伏点差△σs に見合う分の
引張応力差△σT をベンドにより強制的に与えてやれば
塑性伸び差△εを0にできストリップの矯正が可能であ
る。すなわち部分伸びが発生した場合には、伸びていな
い部分をベンドで伸ばすことによりストリップをフラッ
トに矯正できる。従来技術の圧下ローラによるベンドで
は、この局所的な部分伸びの発生位置に対し板幅方向へ
追従してベンドを行うことができず矯正が不十分であっ
た。本実施例は部分伸びの発生位置に応じてベンド装置
20をスクリュ27により板幅方向へシフトさせてベン
ドを行い、ストリップ1の伸びていない部分を伸ばすこ
とにより部分伸びを矯正できる。
【0022】ピンチローラ30はベンド装置20の下流
の矯正機最終段に設けられ、ストリップ1の送り動作を
行う。
【0023】以上のように構成した本実施例によれば、
圧下とベンドとが分離独立し圧下装置10で圧下を行い
ベンド装置20でベンドを行うので操作を簡単にするこ
とができる。また圧下量及びベンド量の制約が少なくな
る。
【0024】またサポートローラ23がスクリュ27に
より軸方向の任意な位置にシフトできウエッジ26で高
さを微調整してベンドを行うので、ストリップ1の部分
伸びの発生位置に追従した精度の良い矯正を行うことが
できる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、ベンドと圧下を分離し
て行うので操作が簡単になる。またベンド量及び圧下量
の制約が少なくなる。
【0026】また圧延材の部分伸びの発生位置に追従し
た精度の良い圧延材の矯正が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成図である。
【図2】ベンドローラの構造図である。
【図3】部分伸びの発生と板幅方向の降伏点分布との関
係を示す図である。
【図4】部分伸びの発生と板幅方向の降伏点分布との関
係を示す図である。
【符号の説明】
10 圧下装置 11 小径圧下ローラ 20 ベンド装置 21 大径圧下ローラ 22 ベンドローラ 23 サポートローラ 27 スクリュ △ 偏差量 θ ローラの傾斜角度 σs 降伏応力

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のローラを千鳥状に配置し該ローラ
    間で繰り返し曲げを与えることにより圧延材のストリッ
    プを平坦にする圧下手段と、前記圧下手段と分離独立し
    てその下流に配置され圧延材の部分伸びを修正するベン
    ド手段とを有することを特徴とする矯正機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の矯正機において、前記ベ
    ンド手段は、ベンドローラと、前記ベンドローラに板幅
    方向のベンドを与えるサポートローラと、前記サポート
    ローラを軸方向の任意の位置にシフトさせる手段とを有
    することを特徴とする矯正機。
JP6526292A 1992-03-23 1992-03-23 矯正機 Pending JPH05261438A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6526292A JPH05261438A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 矯正機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6526292A JPH05261438A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 矯正機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05261438A true JPH05261438A (ja) 1993-10-12

Family

ID=13281831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6526292A Pending JPH05261438A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 矯正機

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JP (1) JPH05261438A (ja)

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