JPH05261191A - ミシンの下糸巻き装置 - Google Patents
ミシンの下糸巻き装置Info
- Publication number
- JPH05261191A JPH05261191A JP6025892A JP6025892A JPH05261191A JP H05261191 A JPH05261191 A JP H05261191A JP 6025892 A JP6025892 A JP 6025892A JP 6025892 A JP6025892 A JP 6025892A JP H05261191 A JPH05261191 A JP H05261191A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- winding device
- winding shaft
- thread winding
- bobbin winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 厚みの異なるボビンの下糸巻きを可能にす
る。 【構成】 押圧部材32と弾性体34とが、円筒部16
に設けられた空転防止部材26に向かって下糸巻き軸1
4の円筒部16に装着されたボビンを押圧し、ボビンの
切り欠き部と空転防止部材26と係合させることによっ
て確実に下糸巻きを行う。
る。 【構成】 押圧部材32と弾性体34とが、円筒部16
に設けられた空転防止部材26に向かって下糸巻き軸1
4の円筒部16に装着されたボビンを押圧し、ボビンの
切り欠き部と空転防止部材26と係合させることによっ
て確実に下糸巻きを行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミシンの下糸巻き装置
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の下糸巻き装置は、図4に
示すように、ボビン40が取り付けられる円筒部41を
備えると共に回転駆動する下糸巻き軸42と、下糸巻き
軸42のボビン40挿入側入口付近に設けられボビン4
0の切り欠き部44と係合し下糸巻き軸42の回転をボ
ビン40に伝達する空転防止部材46と、下糸巻き軸4
2を回転駆動する動力とからなり、下糸巻き軸42が回
転駆動することにより下糸巻き軸42に装着されたボビ
ン40に下糸を巻くことができる。
示すように、ボビン40が取り付けられる円筒部41を
備えると共に回転駆動する下糸巻き軸42と、下糸巻き
軸42のボビン40挿入側入口付近に設けられボビン4
0の切り欠き部44と係合し下糸巻き軸42の回転をボ
ビン40に伝達する空転防止部材46と、下糸巻き軸4
2を回転駆動する動力とからなり、下糸巻き軸42が回
転駆動することにより下糸巻き軸42に装着されたボビ
ン40に下糸を巻くことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在、
ボビンは代表的なものでも二種類存在し、その二種類は
厚さtが異なり、また、従来の装置のように下糸巻き軸
42の座部48から空転防止部材46までの長さが固定
されているものにおいては、例えば、図5に示すように
厚さtの薄いボビン用の下糸巻き装置に厚さtの厚いボ
ビン50を装着した場合、ボビン50の切り欠き部52
と空転防止部材46とが係合せず、ボビン50は下糸巻
き軸42の回転に対し空転するため下糸は巻けない。ま
た、逆に、図6に示すように厚さtの厚いボビン用の下
糸巻き装置の下糸巻き軸54に厚さtの薄いボビン40
を装着した場合、ボビン40の切り欠き部44と空転防
止部材56とは係合せず、ボビン40は下糸巻き軸54
の回転に対し空転するため下糸は巻けない。このよう
に、この二種類のボビンに対して同一の下糸巻き軸を共
有することができなかった。
ボビンは代表的なものでも二種類存在し、その二種類は
厚さtが異なり、また、従来の装置のように下糸巻き軸
42の座部48から空転防止部材46までの長さが固定
されているものにおいては、例えば、図5に示すように
厚さtの薄いボビン用の下糸巻き装置に厚さtの厚いボ
ビン50を装着した場合、ボビン50の切り欠き部52
と空転防止部材46とが係合せず、ボビン50は下糸巻
き軸42の回転に対し空転するため下糸は巻けない。ま
た、逆に、図6に示すように厚さtの厚いボビン用の下
糸巻き装置の下糸巻き軸54に厚さtの薄いボビン40
を装着した場合、ボビン40の切り欠き部44と空転防
止部材56とは係合せず、ボビン40は下糸巻き軸54
の回転に対し空転するため下糸は巻けない。このよう
に、この二種類のボビンに対して同一の下糸巻き軸を共
有することができなかった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、厚みの異なるボビンの糸巻きを
可能にするものである。
になされたものであり、厚みの異なるボビンの糸巻きを
可能にするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に係わる下糸巻き装置は、下糸巻き
軸に装着されたボビンを空転防止部材に向かって押圧す
るための押圧部材を備えている。
に本発明の請求項1に係わる下糸巻き装置は、下糸巻き
軸に装着されたボビンを空転防止部材に向かって押圧す
るための押圧部材を備えている。
【0006】また、本発明の請求項2に係わる下糸巻き
装置は、押圧部材がボビンを下糸巻き軸の軸方向に対し
真直に保持するように構成されている。
装置は、押圧部材がボビンを下糸巻き軸の軸方向に対し
真直に保持するように構成されている。
【0007】
【作用】上記の構成を有する本発明の請求項1に係わる
下糸巻き装置は、押圧部材が下糸巻き軸に装着されたボ
ビンを空転防止部材に向かって押圧する。
下糸巻き装置は、押圧部材が下糸巻き軸に装着されたボ
ビンを空転防止部材に向かって押圧する。
【0008】また、本発明の請求項2に係わる下糸巻き
装置は、押圧部材がボビンを下糸巻き軸の軸方向に対し
真直に保持する。
装置は、押圧部材がボビンを下糸巻き軸の軸方向に対し
真直に保持する。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0010】図1は本発明を具体化した下糸巻き装置の
構成図であり、図2・図3はそれぞれ本実施例に厚さの
異なる2種類の第1及び第2のボビン10、12をそれ
ぞれ装着した状態下糸巻き装置の要部を示す正面図であ
る。
構成図であり、図2・図3はそれぞれ本実施例に厚さの
異なる2種類の第1及び第2のボビン10、12をそれ
ぞれ装着した状態下糸巻き装置の要部を示す正面図であ
る。
【0011】図1に於て下糸巻き軸14はボビンを装着
する円筒部16と座部18とミシン機枠20に回転可能
に係合している軸部22と動力を伝達する駆動伝達部2
4から構成されている。ここでの駆動伝達部24はミシ
ンの上軸の回転を摩擦抵抗で伝達するためゴム製のリン
グを用いているが、別の動力、例えばモーター等で直接
もしくはギヤ等を介して動力を伝達する方法をとっても
良い。
する円筒部16と座部18とミシン機枠20に回転可能
に係合している軸部22と動力を伝達する駆動伝達部2
4から構成されている。ここでの駆動伝達部24はミシ
ンの上軸の回転を摩擦抵抗で伝達するためゴム製のリン
グを用いているが、別の動力、例えばモーター等で直接
もしくはギヤ等を介して動力を伝達する方法をとっても
良い。
【0012】空転防止部材26は円筒部16の上方に設
けられ、円筒に対し直角方向へ突出した、例えば線材の
バネから構成され、図2及び図3に示すようにボビン1
0、12の切り欠き部28、30と係合する形状を有す
る。
けられ、円筒に対し直角方向へ突出した、例えば線材の
バネから構成され、図2及び図3に示すようにボビン1
0、12の切り欠き部28、30と係合する形状を有す
る。
【0013】空転防止部材26の下方には押圧部材32
が円筒部16に軸方向に摺動可能に嵌合し、押圧部材3
2はボビン10、12を円筒部16に対し直角に支える
形状を有する。押圧部材32と下糸巻き軸14の座部1
8の間には弾性体34が押圧部材16を空転防止部材1
4の方向に付勢するよう配置されている。ここでの弾性
体34はコイルバネを用いているが、スポンジあるいは
気体等の流動性を使った付勢装置を用いてもよい。
が円筒部16に軸方向に摺動可能に嵌合し、押圧部材3
2はボビン10、12を円筒部16に対し直角に支える
形状を有する。押圧部材32と下糸巻き軸14の座部1
8の間には弾性体34が押圧部材16を空転防止部材1
4の方向に付勢するよう配置されている。ここでの弾性
体34はコイルバネを用いているが、スポンジあるいは
気体等の流動性を使った付勢装置を用いてもよい。
【0014】このような構成を有する下糸巻き装置は、
厚みの異なる二種類のボビン10、12を装着したと
き、例えば図2のようにボビン10を装着した場合、弾
性体34により付勢された押圧部材32がボビン10を
円筒部16に対し直角に空転防止部材26方向へ押圧
し、ボビン10の切り欠き部28と空転防止部材26と
を確実に係合せしめる。また図3のようにボビン12を
装着した場合、ボビン10に比べ厚みが増すだけ押圧部
材32は下方へ移動するが、弾性体34により押圧部材
は付勢を受けているのでボビン12を円筒部16に対し
直角に空転防止部材26方向へ押圧することができ、ボ
ビン12の切り欠き部30と空転防止部材26とを確実
に係合せしめる。
厚みの異なる二種類のボビン10、12を装着したと
き、例えば図2のようにボビン10を装着した場合、弾
性体34により付勢された押圧部材32がボビン10を
円筒部16に対し直角に空転防止部材26方向へ押圧
し、ボビン10の切り欠き部28と空転防止部材26と
を確実に係合せしめる。また図3のようにボビン12を
装着した場合、ボビン10に比べ厚みが増すだけ押圧部
材32は下方へ移動するが、弾性体34により押圧部材
は付勢を受けているのでボビン12を円筒部16に対し
直角に空転防止部材26方向へ押圧することができ、ボ
ビン12の切り欠き部30と空転防止部材26とを確実
に係合せしめる。
【0015】尚、ボビン10、12の内径と下糸巻き軸
14の円筒部16の間に嵌合ガタがあった場合でも、押
圧部材32によりボビン10、12は円筒部16に対し
真直に保持されるため、ボビン10の傾きにより下糸が
不均一に巻かれる片巻などの発生を防止することができ
る。
14の円筒部16の間に嵌合ガタがあった場合でも、押
圧部材32によりボビン10、12は円筒部16に対し
真直に保持されるため、ボビン10の傾きにより下糸が
不均一に巻かれる片巻などの発生を防止することができ
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の任意の厚さのボビンに対して、下糸巻きに設けら
れた空転防止部材にボビンの切り欠き部を確実に係合す
る事ができ、下糸巻き軸の回転によりボビンに下糸を巻
くことができる。
発明の任意の厚さのボビンに対して、下糸巻きに設けら
れた空転防止部材にボビンの切り欠き部を確実に係合す
る事ができ、下糸巻き軸の回転によりボビンに下糸を巻
くことができる。
【図1】図1は本発明の一実施例の下糸巻き装置の正面
図である。
図である。
【図2】図2は上記下糸巻き装置に第1のボビンが装着
された状態を示す正面図である。
された状態を示す正面図である。
【図3】図3は上記下糸巻き装置に第2のボビンが装着
された状態を示す正面図である。
された状態を示す正面図である。
【図4】図4は従来の下糸巻き装置にボビンが装着され
た状態を示す正面図である。
た状態を示す正面図である。
【図5】図5は従来の薄いボビン用の下糸巻き装置に厚
いボビンが装着された状態を示す正面図である。
いボビンが装着された状態を示す正面図である。
【図6】図6は従来の厚いボビン用の下糸巻き装置に薄
いボビンが装着された状態を示す正面図である。
いボビンが装着された状態を示す正面図である。
10 第1のボビン 12 第2のボビン 14 下糸巻き軸 16 円筒部 26 空転防止部材 28 切り欠き部 30 切り欠き部 32 押圧部材 34 弾性体
Claims (2)
- 【請求項1】 下糸巻き軸に装着されたボビンを下糸巻
き軸に設けられた空転防止部材に向かってを押圧する押
圧手段を備えたことを特徴とするミシンの下糸巻き装
置。 - 【請求項2】 前記押圧手段は前記ボビンを前記下糸巻
き軸の軸方向に対し真直に保持する押圧部材を有してい
ることを特徴とする請求項1記載のミシンの下糸巻き装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6025892A JPH05261191A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | ミシンの下糸巻き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6025892A JPH05261191A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | ミシンの下糸巻き装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05261191A true JPH05261191A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=13136966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6025892A Pending JPH05261191A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | ミシンの下糸巻き装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05261191A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105671814A (zh) * | 2014-11-17 | 2016-06-15 | 天津宝盈电脑机械有限公司 | 一种多轴全自动绕底线机的压线板控制装置 |
US11959213B2 (en) | 2020-06-26 | 2024-04-16 | Janome Sewing Machine Co., Ltd. | Bobbin winding device and sewing machine |
-
1992
- 1992-03-17 JP JP6025892A patent/JPH05261191A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105671814A (zh) * | 2014-11-17 | 2016-06-15 | 天津宝盈电脑机械有限公司 | 一种多轴全自动绕底线机的压线板控制装置 |
US11959213B2 (en) | 2020-06-26 | 2024-04-16 | Janome Sewing Machine Co., Ltd. | Bobbin winding device and sewing machine |
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