JPH05260884A - 釣 竿 - Google Patents

釣 竿

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JPH05260884A
JPH05260884A JP4217832A JP21783292A JPH05260884A JP H05260884 A JPH05260884 A JP H05260884A JP 4217832 A JP4217832 A JP 4217832A JP 21783292 A JP21783292 A JP 21783292A JP H05260884 A JPH05260884 A JP H05260884A
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JP
Japan
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prepreg
synthetic resin
rod
fishing rod
impregnated
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JP4217832A
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English (en)
Inventor
Isamu Tokuda
勇 徳田
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Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 周方向繊維の第1プリプレグと、竿長さ方向
繊維の第2プリプレグとを前記第1プリプレグが最内層
を形成するように交互に巻装して竿本体を形成し、且つ
前記第1プリプレグの厚さを前記第2プリプレグの厚さ
より薄くすると共に、前記第1プリプレグの樹脂含浸量
を高強度繊維を巻装可能な範囲で33wt%以下の少量
とし、前記第2プリプレグの樹脂含浸量を前記第1プリ
プレグより多く、且つ50wt%以下とする釣竿。 【効果】 釣竿全体の軽量化を図ると同時に、巻装され
る各プリプレグの間での引裂きに対する強度を向上させ
て、内面側での表層割れをなくすと共に竿全体の曲げ強
度を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、釣竿、詳しくは、高強
度繊維の引揃シートに合成樹脂を含浸漬させたプリプレ
グを引揃方向に巻装すべくした釣竿に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、此種釣竿においては、前記プリ
プレグにおける合成樹脂の含浸量を少なくする程、釣竿
の曲げによる表層割れの度合が多くなる反面、重量の軽
減が行なえることになるが、通常前記合成樹脂の含浸量
を35〜40wt%とし、残りを前記繊維とした場合、
軽量で、かつ全体に所望の強度が得られるのである。従
って、従来の釣竿は、合成樹脂を35〜40wt%含浸
したプリプレグが用いられている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】所が、とくに軽さを重
要視される釣竿の場合、以上のごとく合成樹脂を35〜
40含浸したプリプレグを用いたのでは、単位体積当り
の重量を所定値以下に小さくすることができなくて、全
体の重量を所望の軽さにできず、さりとて前記合成樹脂
の含浸量を少なくしたプリプレグを用いたのでは、表層
割れに対する強度を所定値以上に保つことができなく
て、釣竿各部の強度が全体に低下し、曲げ荷重により、
実際には先ず釣竿の内面側において、所謂表層割れが生
ずることになる問題があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】しかして、本発明は以上
の点に鑑み発明したもので、目的は、合成樹脂を35〜
40wt%含浸したプリプレグを用いて形成した従来の
釣竿に比べて軽量にできながら、軽量化できる割に曲げ
荷重による表層割れを少なくでき、自重に対する曲げ強
度を高めることができるようにする点にある。しかし
て、本発明は、釣竿の長さ方向と直交する方向に高強度
繊維を並び沿わせた引揃えシートに合成樹脂を含浸させ
た第1プリプレグと、釣竿の長さ方向に高強度繊維を並
び沿わせた引揃えシートに合成樹脂を含浸させた第2プ
リプレグとを用い、第1プリプレグを竿本体の最内層
に、また、第2プリプレグを竿本体の外側層に配設する
と共に、最内層の厚さを、外側層の厚さより薄くし、か
つ、第2プリプレグの単位体積当りの合成樹脂含浸量を
33wt%以下とし、第1プリプレグの単位体積当りの
合成樹脂含浸量を、第2プリプレグより多く、かつ50
wt%以下とし、もって、竿本体を所望の軽さにできな
がら、巻装時最内層に巻回する第1プリプレグの芯金に
対するなじみ性を向上できて、焼成時の脱芯時、最内層
の表面に割れができるのを防ぐことができ、しかも、外
側層に巻回する第2プリプレグに対するなじみ性を向上
できると共に、巻装後の加熱工程で、最内層のプリプレ
グに合成樹脂を流入作動させて竿本体を構成する各層の
引裂きに対する強度を全体に向上でき、更に内面側にお
ける表層割れを少なくでき、自重に対する曲げ強度を高
めることができるようにしたのである。なお、本発明に
おいて、「釣竿」とは、複数本の竿本体を継合してなる
継竿や引出竿の他1本竿も含むし、また、竿尻に継ぎ足
して使用する長さ調整竿も含む。更に、「竿本体」と
は、継竿や引出竿の場合、これら継竿や引出竿を構成す
る複数本の竿本体のうちの単一のものをいう、又、本発
明において、第2プリプレグの単位体積当りの合成樹脂
含浸量を33wt%以下としたのは、33wt%より多
くすると、35〜40wt%含浸した従来品に比べて軽
量化できないからであり、又、第1プリプレグの単位体
積当りの合成樹脂含浸量を、第2プリプレグより多く、
かつ、50wt%以下としたのは、第2プリプレグより
少ないと、なじみ性が悪くなると共に、最内層のプリプ
レグから外側層のプリプレグへの流入作動量が少なくな
って、所望の強度を得ることができなくなり、又、50
wt%より多くしてもなじみ性は変わらないし、重くな
るからである。 【0005】 【実施例】以下、本発明釣竿の実施例を図面に基づいて
説明する。本発明は、基本的には、釣竿の長さ方向と直
交する方向に高強度繊維11を並び沿わせたシートに合
成樹脂12を含浸させた第1プリプレグ1を巻装して、
竿本体Aの最内層A1を形成すると共に、該最内層A1
外側に、釣竿の長さ方向に高強度繊維21を並び沿わせ
た引揃えシートに合成樹脂22を含浸させた第2プリプ
レグ2を巻装して、竿本体Aの外側層A2を形成し、か
つ、前記最内層A1の厚さを、外側層A2の厚さより薄
く、かつ、前記第1プリプレグ1の単位体積当りの合成
樹脂含浸量を、前記第2プリプレグ2に対し多量に、換
言すると、前記第2プリプレグにおける単位体積当りの
合成樹脂含浸量を、高強度繊維の直線巻きを可能に少量
に成したことである。図面に示したものは、前記竿本体
Aの最内層A1を前記第1プリプレグ1により一層状
に、また、前記外側層A2を内層側から第2、第1、第
2第2及び第2プリプレグ2,1,2,2,2の順に5
層状に、合計6層状に形成したのであって、前記第2プ
リプレグ2は、高強度繊維21として、軽くて高強度の
特性を有するカーボン繊維を用いて釣竿の長さ方向に引
揃え、かつ合成樹脂22の含浸量を、巻回作業時、高強
度繊維21を釣竿の長さ方向に直線巻き可能な少ない目
で33wt%以下、好ましくは25%乃至33wt%の
値とし、かつ厚みを0.05mm乃至0.1mmと成す
のである。また、前記第1プリプレグ1は、前記高強度
繊維11として、釣竿の周方向に引揃え、かつ、前記合
成樹脂12の含浸量を、前記第2プリプレグ2に対し、
巻回時に剥離し難く、良好ななじみ性を発揮して巻回可
能な多い目で50wt%以下、好ましくは40wt%乃
至50wt%の値とし、かつ厚みを、とくに薄い、例え
ば0.012mm乃至0.03mmの範囲内の値と成す
のである。そして、前記第1及び第2プリプレグ1,2
は、第1及び第2図のごとく、第1プリプレグ1の上に
第2プリプレグ2を巻回始端が揃うごとく重ねて、第1
プリプレグ1が内側になるごとく芯金3に巻回させるの
であって、巻回方向の長さ寸法については、第1プリプ
レグ1は、竿本体1における最内層A1の一層分と、外
側層A2のうつがわから第2層目の一層分との合計2層
分と成すのであり、また第2プリプレグ2は、展開時第
1プリプレグ1に重なり、巻回時外側層A2の内側から
第2層目の一層分との合計2層分と成すのであり、また
第2プリプレグ2は、展開時第1プリプレグ1に重な
り、巻回時外側層A2の内側から第1及び第3層目とな
る2層分と成すのであり、また第2プリプレグ2は、展
開時第1プリプレグ1に重なり、巻回時外側層A2の内
側から第1及び第3層目となる2層分と、第1プリプレ
グ1の巻回終端から伸び出して外側層A2の内側から第
5及び第6層目となる2層分との合計6層分と成すので
ある。しかして、前記第1及び第2プリプレグ1,2
は、巻回工程の前においては、圧着することなく、巻回
工程の前においては、圧着することなく、互いに摺動移
動自在にソフトに重ね合わせた状態と成し、巻回工程時
に互いに圧着させながら巻回するのが好ましく、斯くす
ることにより、巻回時に、相互に前もって圧着したもの
を巻回する場合のごとく、互いの圧着部が無理に摺動移
動させられ、しわ状となって空気が入り込み弱体化する
問題が解消され、各巻回層間の全体に亘って、隙間の全
くない理想的な密着状態となし得るのである。斯くのご
とく前記第1及び第2プリプレグ1,2を重ね合わせ、
前記芯金3にり巻回して、第3図のごとく、6層状の竿
本体Aを形成すると共に、その外周に、補強用の細幅テ
ープ4を往復方向に螺旋状に巻回して加熱焼成するので
ある。この細幅テープ4は、前記第2プリプレグ2に用
いたカーボン繊維より細径で、引張強度30kg以上の
カーボン繊維を用いて、該カーボン繊維の例えば300
0本のものを幅寸法0.5mm〜10mmの細幅状に引
揃え、かつ合成樹脂の含浸量を、少ない目の例えば20
〜33wt%の範囲内の値とし、かつ厚みを、とくに薄
い、例えば、0.01〜0.05mmの範囲内の値と成
すのである。 【0006】 【作用】しかして、以上の構成において、前記竿本体A
は、前記第1プリプレグ1に比べて厚肉で巻回数の多い
前記第2プリプレグ2が、全体積の大半を占めることに
なるが、この第2プリプレグ2の単位体積当りの合成樹
脂含浸量を、33wt%以下としたので、全体に軽量に
できながら、しかも、第1プリプレグ1の単位体積当り
の合成樹脂含浸量を、第2プリプレグ2より多く、か
つ、50wt%以下として、第2プリプレグ2との密着
性を良好としたので、加熱焼成の工程時に、第1プリプ
レグ1における合成樹脂の一部が、33wt%以下の合
成樹脂を含浸させた第2プリプレグ2中に流入すること
ができ、最内層A1及び外側層12の引き裂きに対する強
度を向上できるのである。そして、前記竿本体1の最内
層A1を、釣竿の長さ方向と直交する方向の高強度繊維
11を並び沿わせるごとくなし、しかも、単位体積当り
の合成樹脂含浸量を、第2プリプレグより多く、かつ5
0wt%以下としているから、前記繊維方向と含浸樹脂
量との両者が相俟って釣竿の圧潰に基因する内面側の表
層割れを防止できると共に、成型後、芯金を軸方向に引
張って脱芯する場合に、前記最内層A1の表面に割れが
生ずることも同時に防止できるのである。更に、第1プ
リプレグ1の単位体積当りの合成樹脂含浸量を、第2プ
リプレグ2より多く、かつ、50wt%以下としている
から、前記芯金に対するなじみ性を良好にでき、前記あ
い1プリプレグ1を芯金に巻き付け易い上、第1プリプ
レグ1が芯金の軸心に対し捩れるのを防止できるし、外
側層A2の第2プリプレグとのなじみ性も良好にできる
ので、第1プリプレグ1から成る最内層A1と、第2プ
リプレグ2から成る外側層A2との間を密着させられる
のである。因に前記した従来品と、本発明品との曲げ強
度、焼成後の自重、比強度(自重に対す曲げ強度)とを
実験して比較すると次表のような結果が得られた。 【0007】 【表1】【0008】但し、第1及び第2プリプレグは、何れも
2層、第1及び第2プリプレグの高強度繊維は、何れも
カーボン繊維である。尚、本発明品においては、第1プ
リプレグで形成する最内層の厚さを第2プリプレグで形
成する外側層の厚さより薄くしている。又、実験の方法
は、第5図に示している如く、1対の支持体B,B間に
竿本体Aを支持し、この竿本体の中央部を1対の押圧子
C,Cで押圧して、竿本体Aが破壊するまでの曲げ荷重
を測定した。尚、前記竿本体Aは、前記各押圧子C,C
間の中央部を除く両端側の肉厚を厚くして補強し、又、
竿本体Aの前記各支持体B及び各押圧子Cとの当接部に
は、補強用芯金D,Dを挿入して、前記各当接部のせん
断、圧潰による破壊を防止するようにした。以上のデー
タから明らかなように、第2プリプレグ2の単位体積当
りの合成樹脂含浸量を33wt%以下として全体の自重
を軽くしたに拘らず、従来品に比べて自重に対する曲げ
強度、即ち、比強度を高めることができ、軽量で、しか
も、高強度の釣竿が得られるのである。また、前記竿本
体Aにおける第2プリプレグ2から成る最外層の外周
に、前記細幅テープ4を巻装したので、釣竿の曲げ荷重
が加わったとき、最外層に表層割れが生ずるのも防止で
きるのである。また、前記したごとく第1及び第2プリ
プレグ1,2を重ねて全体で4巻回させるだけで竿本体
Aを形成でき、竿本体Aを簡単に形成できる。 【0009】〔別実施例〕尚、以上の説明では、前記竿
本体Aの外側層A2は、内側から第2、第1、第2、第
2、第2プリプレグ2,1,2,2,2の順に5層状に
形成すべくしたが、層数及び第1、第2プリプレグ1,
2の配列組合わせは任意に設定できるのであって、例え
ば、第1及び第2プリプレグ1,2を全体に交互に配列
すべく成してもよいし、第2プリプレグ2のみにより形
成すべく成してもよく、また、外側層A2の最外層を、
最内層A1と同様に第1プリプレグ1により形成すべく
してもよく、この場合には、前記した細幅テープ4を用
いなくとも外面側の表層割れを防止できるし、細幅テー
プ4の多数回に亘る巻回作業がないので、全体に製造工
程を簡略にできる。 【0010】 【発明の効果】以上のごとく本発明は、釣竿の長さ方向
と直交する方向に高強度繊維を並び沿わせたシートに合
成樹脂を含浸させた第1プリプレグを巻装して、竿本体
の最内層を形成し、該最内層の外側に、釣竿の長さ方向
に高強度繊維を並び沿わせた引揃えシートに合成樹脂を
含浸させた第2プリプレグを巻装して、前記竿本体の外
側層を形成すると共に、前記最内層の厚さを、外側層の
厚さより薄くし、かつ、前記第2プリプレグの単位体積
当りの合成樹脂含浸量を33wt%以下とし、前記第1
プリプレグの単位体積当りの合成樹脂含浸量を、前記第
2プリプレグより多く、かつ、50wt%以下としたか
ら、次の利点を有する釣竿が得られるのである。 最内層より厚さの厚い外側層を形成する第2プリプ
レグの単位体積当りの合成樹脂含浸量が、33wt%以
下であるため、竿全体を軽量にできるのである。 しかも、竿本体の最内層を形成する第1プリプレグ
の繊維方向を、釣竿の長さ方向と直交する方向とし、し
かも単位体積当りの合成樹脂含浸量を、第2プリプレグ
より多く、かつ、50wt%以下とすることにより、前
記第2プリプレグによる軽量化を阻害することなく、前
記繊維方向と含浸樹脂量との両者が相俟って釣竿圧潰に
基因する内面側の表層割れを防止できると共に、成形
後、芯金を軸方向に引張って脱芯する場合に、前記最内
層の表面に割れが生ずることも同時に防止できるのであ
る。 芯金に対する第1プリプレグのなじみ性を良好にで
き、前記第1プリプレグを芯金に巻き付け易い上、第1
プリプレグが芯金の軸心に対し捩れるのを防止できる
し、外側層の第2プリプレグとのなじみ性も良好にでき
るので、第1プリプレグから成る最ナイスと第2プリプ
レグから成る外側層との間を密着させられるし、また、
第2プリプレグの合成樹脂含浸量を33wt%以下とす
ることができるから、その繊維方向を竿全体の長さ方向
に沿わせて巻装する直線巻きも容易にできるのである。 その上、第1プリプレグの単位体積当りの合成樹脂
含浸量を、第2プリプレグより多く、かつ、50wt%
以下とすることにより、第1プリプレグと第2プリプレ
グとの密着性を良好にできるから、巻装後の加熱工程
で、単位体積当りの合成樹脂量を多くした第1プリプレ
グの合成樹脂の一部が第2プリプレグに流入することが
でき、最内層及び外側層の引き裂きに対する強度を向上
できるのである。従って、以上の〜により、竿全体
の自重に対する曲げ強度を高めることができるのであ
り、全体として軽量で、しかも強度の高い釣竿を形成で
きるのである。
【図面の簡単な説明】 【図1】第1及び第2プリプレグを重ね合わせた状態の
平面図 【図2】芯金により巻回を開始する状態を示す概略説明
図 【図3】拡大断面説明図 【図4】一部概略正面図 【図5】実験方法の説明図 【符号の説明】 1 第1プリプレグ 11 高強度繊維 12 合成樹脂 2 第2プリプレグ 21 高強度繊維 22 合成樹脂 A 竿本体 A1 最内層 A2 外側層
【手続補正書】 【提出日】平成4年9月14日 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】全文 【補正方法】変更 【補正内容】 【書類名】 明細書 【発明の名称】 釣竿 【特許請求の範囲】 釣竿の長さ方向と直交する方向に高強度繊維を並び沿わ
せたシートに合成樹脂を含浸させた第1プリプレグと、
釣竿の長さ方向に高強度繊維を並び沿わせたシートに合
成樹脂を含浸させた第2プリプレグとを前記第1プリプ
レグが竿本体の最内層を形成するように交互に巻装して
前記竿本体を形成すると共に、 前記第1プリプレグの厚さを、第2プリプレグの厚さよ
り薄くし、 かつ、前記第2プリプレグの単位体積当りの合成樹脂含
浸量を高強度繊維を巻装可能な範囲で33wt%以下と
し、 前記第1プリプレグの単位体積当りの合成樹脂含浸量
を、第2プリプレグより多く、かつ、50wt%以下と
したことを特徴とする釣竿。 【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、釣竿、詳しくは、高強
度繊維の引揃シートに合成樹脂を含浸させたプリプレグ
を引揃方向に巻装すべくした釣竿に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、此種釣竿においては、前記プリ
プレグにおける合成樹脂の含浸量を少なくする程、釣竿
の曲げによる表層割れの度合が多くなる反面、重量の軽
減が行なえることになるが、通常前記合成樹脂の含浸量
を35〜40wt%とし、残りを前記繊維とした場合、
軽量で、かつ全体に所望の強度が得られるのである。従
って、従来の釣竿は、合成樹脂を35〜40wt%含浸
したプリプレグが用いられている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】所が、とくに軽さを重
要視される釣竿の場合、以上のごとく合成樹脂を35〜
40wt%含浸したプリプレグを用いたのでは、単位体
積当りの重量を所定値以下に小さくすることができなく
て、全体の重量を所望の軽さにできず、さりとて前記合
成樹脂の含浸量を少なくしたプリプレグを用いたので
は、表層割れに対する強度を所定値以上に保つことがで
きなくて、ある限度を超して樹脂料を少なくした場合に
は、引張り強度等の物性が極度に低下し、釣竿各部の強
度が全体に低下し、また曲げ荷重により、実際には先ず
釣竿の内面側において、所謂表層割れが生ずることにな
る問題があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】しかして本発明は以上の
点に鑑み発明したもので、目的は、合成樹脂を35〜4
0wt%含浸したプリプレグを用いて形成した従来の釣
竿に比べて軽量にできながら、軽量化できる割に曲げ荷
重による表層割れを少なくすると共に、巻装する各層間
での引き裂きに対する強度を高めることができ、釣竿全
体として自重に対する曲げ強度を高めることができるよ
うにする点にある。しかして、本発明は、釣竿の長さ方
向と直交する方向に高強度繊維を並び沿わせた引揃えシ
ートに合成樹脂を含浸させた第1プリプレグと、釣竿の
長さ方向に高強度繊維を並び沿わせた引揃えシートに合
成樹脂を含浸させた第2プリプレグとを前記第1プリプ
レグが竿本体の最内層を形成するように交互に巻装して
前記竿本体を形成すると共に、第1プリプレグの厚さ
を、第2プリプレグの厚さより薄くし、かつ、第2プリ
プレグの単位体積当りの合成樹脂含浸量を高強度繊維を
巻装可能な範囲で33wt%以下の少量とし、第1プリ
プレグの単位体積当りの合成樹脂含浸量を、第2プリプ
レグより多く、かつ50wt%以下とし、もって、竿本
体を所望の軽さにできながら、巻装時最内層に巻回する
第1プリプレグの芯金に対するなじみ性を向上できて、
焼成時の脱芯時、最内層の表面に割れができるのを防ぐ
ことができ、しかも、外側層に巻回する第2プリプレグ
に対する第1プリプレグのなじみ性をも向上できると共
に、巻装後の加熱工程で、最内層と外側層の全幅に亘っ
て交互に巻層するプリプレグのうち、第1プリプレグか
ら第2プリプレグに合成樹脂を流入させて竿本体を構成
する各層間での引裂きに対する強度を全体に向上でき、
更に内面側における表層割れを少なくでき、自重に対す
る曲げ強度を高めることができるようにしたのである。
尚、本発明において、「釣竿」とは、複数本の竿本体を
継合してなる継竿や引出竿の他、1本竿も含むし、ま
た、竿尻に継ぎ足して使用する長さ調整竿も含む。更
に、「竿本体」とは、継竿や引出竿の場合、これら継竿
や引出竿を構成する複数本の竿本体のうちの単一のもの
をいう、又、本発明において、第2プリプレグの単位体
積当りの合成樹脂含浸量を33wt%以下としたのは3
3wt%より多くすると、35〜40wt%含浸した従
来品に比べて軽量化できないからであり、又、第1プリ
プレグの単位体積当りの合成樹脂含浸量を、第2プリプ
レグより多く、かつ、50wt%以下としたのは、第2
プリプレグより少ないと、なじみ性が悪くなると共に、
最内層のプリプレグから外側層のプリプレグへの流入作
動量が少なくなって、所望の強度を得ることができなく
なり、又、50wt%より多くしてもなじみ性は変わら
ないし、重くなるからである。 【0005】 【実施例】以下、本発明釣竿の実施例を図面に基づいて
説明する。本発明は、基本的には、釣竿の長さ方向と直
交する方向に高強度繊維11を並び沿わせたシートに合
成樹脂12を含浸させた第1プリプレグ1と釣竿の長さ
方向高強度繊維21を並び沿わせた引揃えシートに合成
樹脂22を含浸させた第2プリプレグ2とを前記第1プ
リプレグ1が竿本体の最内層A1を形成するように交互
に巻装して前記竿本体を形成すると共に、前記第1プリ
プレグ1の厚さを、第2プリプレグ2の厚さより薄く、
かつ、前記第1プリプレグ1の単位体積当りの合成樹脂
含浸量を、前記第2プリプレグ2より多く、かつ、50
wt%以下に換言すると、前記第2プリプレグにおける
単位体積当りの合成樹脂含浸量を、高強度繊維の巻きを
可能にする範囲で33wt%以下の少量に成したことで
ある。図面に示したものは、前記竿本体Aの最内層A1
を前記第1プリプレグ1により一層状に、また、外側層
2を内層側から第2、第1、第2第1及び第2プリプ
レグ2,1,2,1,2の順に5層状に巻装して、全体
として交互に、合計6層状に形成したのであって、前記
第2プリプレグ2は、高強度繊維21として、軽くて高
強度の特性を有するカーボン繊維を用いて釣竿の長さ方
向に引揃え、かつ合成樹脂22の含浸量を、巻回作業
時、高強度繊維21を釣竿の長さ方向に直線巻き可能な
少ない目で33wt%以下、好ましくは28%乃至33
wt%の値とし、かつ厚みを0.05mm乃至0.1m
mと成すのである。また、前記第1プリプレグ1は、前
記高強度繊維11として、釣竿の周方向に引揃え、か
つ、前記合成樹脂12の含浸量を、前記第2プリプレグ
2に対し、巻回時に剥離し難く、良好ななじみ性を発揮
して巻回可能な多い目で50wt%以下、好ましくは4
0wt%乃至50wt%の値とし、かつ厚みを、とくに
薄い、例えば0.012mm乃至0.03mmの範囲内
の値と成すのである。そして、前記第1及び第2プリプ
レグ1,2は、第1及び第2図のごとく、第1プリプレ
グ1の上に第2プリプレグ2を巻回始端が揃うごとく重
ねて、第1プリプレグ1が内側になるごとく芯金3に巻
回させるのであって、巻回方向の長さ寸法については、
第1プリプレグ1は、竿本体1における最内層A1の一
層分と、外側層A2の内側から第2層目と第4層目の二
層分との合計3層分と成すのであり、また第2プリプレ
グ2は、展開時第1プリプレグ1に重なり、巻回時外側
層A2の内側から第1、第3及び第5層目となる3層分
との合計6層分と成すのである。しかして、前記第1及
び第2プリプレグ1,2は、巻回工程の前においては、
圧着することなく、巻回工程の前においては、圧着する
ことなく、互いに摺動移動自在にソフトに重ね合わせた
状態と成し、巻回工程時に互いに圧着させながら巻回す
るのが好ましく、斯くすることにより、巻回時に、相互
に前もって圧着したものを巻回する場合のごとく、互い
の圧着部が無理に摺動移動させられ、しわ状となって空
気が入り込み弱体化する問題が解消され、各巻回層間の
全体に亘って、隙間の全くない理想的な密着状態となし
得るのである。斯くのごとく前記第1及び第2プリプレ
グ1,2を重ね合わせ、前記芯金3により巻回して、第
3図のごとく、6層状の竿本体Aを形成すると共に、そ
の外周に、補強用の細幅テープ4を往復方向に螺旋状に
巻回して加熱焼成するのである。この細幅テープ4は、
前記第2プリプレグ2に用いたカーボン繊維より細径で
引張強度30kg以上のカーボン繊維を用いて、該カー
ボン繊維の例えば3000本のものを幅寸法0.5mm
〜10mmの細幅状に引揃え、かつ合成樹脂の含浸量
を、少ない目の例えば20〜33wt%の範囲内の値と
し、かつ厚みを、とくに薄い、例えば、0.01〜0.
05mmの範囲内の値と成すのである。 【0006】 【作用】しかして、以上の構成において、前記竿本体A
は、交互に巻装する前記第1プリプレグ1に比べて厚肉
である前記第2プリプレグ2が、全体積の大半を占める
ことになるが、この第2プリプレグ2の単位体積当りの
合成樹脂含浸量を、33wt%以下としたので、全体に
軽量にできながら、しかも、第1プリプレグ1の単位体
積当りの合成樹脂含浸量を、第2プリプレグ2より多
く、かつ、50wt%以下として、第2プリプレグ2と
の密着性を良好としたので、加熱焼成の工程時に、第1
プリプレグ1における合成樹脂の一部が、33wt%以
下の合成樹脂を含浸させた第2プリプレグ2中に流入す
ることができ、最内層A1と外側層A2の全幅に亘って交
互に巻装する各層間での引き裂きに対する強度を向上で
きるのである。そして、前記竿本体1の最内層A1を、
釣竿の長さ方向と直交する方向に繊維を巻装する第1プ
リプレグにより形成し、しかも、第1プリプレグの単位
体積当りの合成樹脂含浸量を、第2プリプレグより多
く、かつ50wt%以下としているから、前記繊維方向
と含浸樹脂量との両者が相俟って釣竿の圧潰に基因する
内面側の表層割れを防止できると共に、成型後、芯金を
軸方向に引張って脱芯する場合に、前記最内層A1の表
面に割れが生ずることも同時に防止できるのである。更
に、第1プリプレグ1の単位体積当りの合成樹脂含浸量
を、第2プリプレグ2より多く、かつ、50wt%以下
としているから、前記芯金に対するなじみ性を良好にで
き、前記第1プリプレグ1を芯金に巻き付け易い上、第
1プリプレグ1が芯金の軸心に対し捩れるのを防止でき
るし、外側層A2に巻装する第2プリプレグ2とのなじ
み性も良好にできるので、交互に巻装する第1プリプレ
グ1と、第2プリプレグ2との間を密着させられるので
ある。殊に、本発明は第1プリプレグと第2プリプレグ
とを交互に巻装するものであるから、最内層と外側層の
全幅に亘る各層間での引き裂きに対する強度が向上する
のである。 【0007】〔別実施例〕尚、以上の説明では、前記竿
本体Aの外側層A2は、内側から交互に第2、第1、第
2、第1、第2プリプレグ2,1,2,1,2の順に5
層状に形成すべくしたが、層数は任意に設定でき、ま
た、外側層A2の最外層に、最内層A1と同様に第1プリ
プレグ1による最外層を形成すべくしてよく、この場合
には、前記した細幅テープ4を用いなくとも外面側の表
層割れを防止できるし、細幅テープ4の多数回に亘る巻
回作業がないので、全体に製造工程を簡略にできる。 【0008】 【発明の効果】以上のごとく本発明は、釣竿の長さ方向
と直交する方向に高強度繊維を並び沿わせたシートに合
成樹脂を含浸させた第1プリプレグと、釣竿の長さ方向
に高強度繊維を並び沿わせた引揃えシートに合成樹脂を
含浸させた第2プリプレグとを前記第1プリプレグが竿
本体の最内層を形成するように交互に巻装して前記竿本
体を形成すると共に、前記第1プリプレグの厚さを、前
記第2プリプレグの厚さより薄くし、かつ、前記第2プ
リプレグの単位体積当りの合成樹脂含浸量を高強度繊維
を巻装可能な範囲で33wt%以下の少量とし、前記第
1プリプレグの単位体積当りの合成樹脂含浸量を、前記
第2プリプレグより多く、かつ、50wt%以下とした
から、次の利点を有する釣竿が得られるのである。 最内層より厚さの厚い外側層を形成する第2プリプ
レグの単位体積当りの合成樹脂含浸量が、33wt%以
下であるため、竿全体を軽量にできるのである。 しかも、竿本体の最内層を形成する第1プリプレグ
の繊維方向を、釣竿の長さ方向と直交する方向とし、し
かも単位体積当りの合成樹脂含浸量を、第2プリプレグ
より多く、かつ、50wt%以下とすることにより、前
記第2プリプレグによる軽量化を阻害することなく、前
記繊維方向と含浸樹脂量との両者が相俟って釣竿の圧潰
に基因する内面側の表層割れを防止できると共に、成形
後、芯金を軸方向に引張って脱芯する場合に、前記最内
層の表面に割れが生ずることも同時に防止できるのであ
る。 芯金に対する第1プリプレグのなじみ性を良好にで
き、前記第1プリプレグを芯金に巻き付け易い上、第1
プリプレグが芯金の軸心に対し捩れるのを防止できる
し、外側層の第2プリプレグとのなじみ性も良好にでき
るので、第1プリプレグから成る最内層と第2プリプレ
グから成る外側層との間を密着させられるし、また、第
2プリプレグの合成樹脂含浸量を33wt%以下とする
ことができるから、その繊維方向を竿全体の長さ方向に
沿わせて巻装する巻きも容易にできるのである。 その上、第1プリプレグの単位体積当りの合成樹脂
含浸量を、第2プリプレグより多く、かつ、50wt%
以下とすることにより、第1プリプレグと第2プリプレ
グとの密着性を良好にできるから、巻装後の加熱工程
で、単位体積当りの合成樹脂量を多くした第1プリプレ
グの合成樹脂の一部が第2プリプレグに流入することが
でき、最内層及び外側層の引き裂きに対する強度を向上
できるのである。 殊に、本発明は繊維方向、樹脂量および厚みの異な
る第1プリプレグと第2プリプレグとを最内層と外側層
の全幅に亘って交互に巻装するので、各層間での引き裂
きに対する強度を高め、竿全体の比強度を向上させて、
竿全体の大幅な軽量化を図り得るものである。 従って、以上の〜により、竿全体の自重に対する曲
げ強度を高めることができるのであり、全体として軽量
で、しかも強度の高い釣竿を形成できるのである。 【図面の簡単な説明】 【図1】第1及び第2プリプレグを重ね合わせた状態の
平面図 【図2】芯金により巻回を開始する状態を示す概略説明
図 【図3】拡大断面説明図 【図4】一部概略正面図 【符号の説明】 1 第1プリプレグ 11 高強度繊維 12 合成樹脂 2 第2プリプレグ 21 高強度繊維 22 合成樹脂 A 竿本体 A1 最内層 A2 外側層 【手続補正2】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】全図 【補正方法】変更 【補正内容】 【図2】 【図4】 【図1】 【図3】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 釣竿の長さ方向と直交する方向に高強度繊維を並び沿わ
    せたシートに合成樹脂を含浸させた第1プリプレグと釣
    竿の長さ方向に高強度繊維を並び沿わせたシートに合成
    樹脂を含浸させた第2プリプレグとを前記第1プリプレ
    グが竿本体の最内層を形成するように交互に巻装して前
    記竿本体を形成すると共に、 前記第1プリプレグの厚さを、第2プリプレグの厚さよ
    り薄くし、 かつ、前記第2プリプレグの単位体積当りの合成樹脂含
    浸量を高強度繊維を巻装可能な範囲で33wt%以下と
    し、 前記第1プリプレグの単位体積当りの合成樹脂含浸量
    を、第2プリプレグより多く、かつ、50wt%以下と
    したことを特徴とする釣竿。
JP4217832A 1992-08-17 1992-08-17 釣 竿 Pending JPH05260884A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58212936A (ja) * 1983-04-18 1983-12-10 東レ株式会社 繊維強化樹脂管状体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58212936A (ja) * 1983-04-18 1983-12-10 東レ株式会社 繊維強化樹脂管状体

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