JPH05260811A - 苗の移植装置 - Google Patents

苗の移植装置

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JPH05260811A
JPH05260811A JP22363292A JP22363292A JPH05260811A JP H05260811 A JPH05260811 A JP H05260811A JP 22363292 A JP22363292 A JP 22363292A JP 22363292 A JP22363292 A JP 22363292A JP H05260811 A JPH05260811 A JP H05260811A
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tray
seedlings
seedling
teeth
piston
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JP22363292A
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English (en)
Inventor
Thomas William Hamilton
ウイリアム ハミルトン トーマス
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TW HAMILTON DESIGN Ltd
Original Assignee
TW HAMILTON DESIGN Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)所定の直線コースに沿って、一連の第
一トレーを移動させる走行機構、(B)第一トレーの通
過面を横切って斜行する面に沿って第二トレー列を移動
させる走行機構、(C)第二トレーの反対側に配置さ
れ、第二トレーから押し出された苗を保持して第一トレ
ー内の特定の区画に植え込むための移植機構及び(D)
第一トレーの各区画を移植すべき位置に段階的に移動す
る機構を備えた苗の移植装置であって、前記第一トレー
及び第二トレーは縦横に区切された複数の区画を有し、
かつ第一トレーの区画は第二トレーの区画よりも大きく
形成され、第一トレーの各区画には、直接に又は鉢を介
して培土が充填されている。 【効果】 本発明装置は簡単な構造を有し、これにより
小さい容器から大きい容器に自動的に苗を移植できるの
で、労力を著しく軽減しうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小さい区画をもつトレ
ーから大きい区画をもつトレーに苗を移植するための装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に草花その他の植物を栽培する場
合、その成長に応じて栽培容器を漸次大きくすることが
要求される。このような場合、通常は手作業で移しかえ
ているが、近年大規模な栽培方式が開発されるようにな
ってきたため、移しかえを自動的に行う装置が要望され
るようになった。
【0003】これまで、このような装置もいくつか提案
されているが、いずれも複雑な機構を有し、しかも大が
かりになるのを免れず、手軽に使用できるものはなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡単な構造
をもち、しかも能率よく小さい区画から大きい区画へ苗
の移しかえを行いうる移植装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、苗の移植装
置について種々研究を重ねた結果、小さな区画をもつ第
一トレーの移動と大きな区画をもつ第二トレーの移動と
を所定の関係を保つように制御し、この間に特定の機能
をもつ移植装置を配置することにより簡単な機構で、し
かも能率よく自動的な移植が行われることを見出し、こ
の知見に基づいて本発明をなすに至った。
【0006】すなわち、本発明は、(A)所定の直線コ
ースに沿って、一連の第一トレーを移動させる走行機
構、(B)第一トレーの通過面を横切って斜行する面に
沿って第二トレー列を移動させる走行機構、(C)第二
トレーの反対側に配置され、第二トレーから押し出され
た苗を保持して第一トレー内の特定の区画に植え込むた
めの移植機構及び(D)第一トレーの各区画を移植すべ
き位置に段階的に移動する機構を備えた苗の移植装置で
あって、前記第一トレー及び第二トレーは縦横に区切さ
れた複数の区画を有し、かつ第一トレーの区画は第二ト
レーの区画よりも大きく形成され、第一トレーの各区画
には、直接に又は鉢を介して培土が充填されている装置
を提供するものである。
【0007】
【実施例】次に、図面に従って、本発明装置を具体的に
説明する。このものは、小さい区画が縦横数列に並んだ
育苗トレーから、さらに大きい区画あるいは鉢が規則正
しく数列に並んでいるトレー苗を移植するためのもので
ある。
【0008】図1ないし図4は、本発明装置の1例を示
すもので、図1は立面図、図2は正面図、図3は図1の
3‐3線に沿う断面図、図4は図1の4‐4線に沿う断
面図である。
【0009】図4に示したように、一対のガイド10
(ただし図4には一つしか示されていない)が、トレー
12を装置の中を左から右へと送る。これは図1に図示
したところと一致している。このトレーの進行方向を横
断するように(この説明では直交して)一対の溝のつい
たガイド14が用意されていて、小さいポケットに苗が
詰まったトレーの進行ルートを作っている。より大きい
ポケット(あるいは鉢)が規則正しく配列されたトレー
12には、培土が充填されていて、小さいポケットから
移される苗が収容できるだけの孔が、中央部分に予め掘
られてある。
【0010】ガイド14の一方側に、苗を排出するメカ
ニズム18が備えられている。このメカニズムは、垂直
に伸びた棒22にスライドできるように付けられた移動
台20に取り付けられている。
【0011】この排出メカニズム18には、押出棒24
が4本、水平方向に同じ間隔をおいて1本ずつ備えられ
ている。この押出棒はそれぞれトレー16の異なった列
のポケット下部に開けられた穴に対応して苗を押し出す
役目を持つ。移動台20は支持棒22に沿って次第に上
部へ移動し、移動するごとに各押出棒が与えられた列の
ポケット中の苗を順次押し出して行く。この支持台に
は、ベアリングを介して支持棒に沿って上下できる円筒
状のチューブが備えられている。
【0012】ガイド14の反対側には、押し出された苗
を捕捉して植えるメカニズムが備えられている。これら
のメカニズムは垂直に備えられた支持棒28にスライド
できるように付けられた移動台26に載せられている。
この移動台26は、水平に伸びているシャフトを支えて
おり、このシャフトには4対の歯32が付けられてい
る。これらの歯の先端32Aは枝分かれしている。これ
ら4対の歯は、それぞれ水平方向に一定の間隔を置いて
配列していて、その間隔は押出棒4本の間隔に対応し
て、同じ配列になっている。移動台26は支持棒28に
沿ってベアリングを介して上下に移動できる円柱状のチ
ューブ36を備えている。ピストン/シリンダーアセン
ブリー34はシリンダーチューブ36に組み合わされて
いる。またアセンブリーのピストン34は放射状に伸び
るアーム38とシャフト30によって結合されている。
これによってピストンが駆動するごとにシャフト30が
90°回転して、歯32が水平位置から下向きになるよ
うに働く。
【0013】実際の操作では、トレー12、シャフト3
0のすぐ下の位置を一度にポケット一列分の間隔だけ移
動する。このトレーを駆動する方法は、通常のよく知ら
れた方法による。
【0014】トレー12は段階的に移動するが、トレー
が停止している間に押出棒24がトレー16のポケット
の底部の穴から入り、ポケットの中の苗の根の塊を、押
出棒24の反対側にある歯32の間に押し出す。32A
の先端は末広がりになっていて、根の塊を一対の歯の中
央に挟み込むように働く。あるいは歯が全体的に末広が
りになるように配置されていても同様に働く。それから
シャフト30が回転して、その結果水平方向を向いてい
た苗が上向きになり、かつトレー12のポケットのすぐ
上に位置するようになる。次に移動台26が下へ移動し
て、苗をポケットに押し込む。そこで回転する指(FI
NGER)が働いて苗をポケットに押し込むと同時に、
移動台26は再び上昇し、歯は根の塊から外れる。
【0015】トレー16のポケットは碁盤の目のように
配列していて、移動台20は最初押出棒24が一番底部
の列に位置するように置かれている。予め定められた苗
が押し出されれば、移動台20は一列分上昇する。この
間にトレー12は一列分前へ移動していて、移動台26
は上向きに元の場所へ戻っている。移動台26の上への
移動は、移動台に付いているアーム42がシリンダーチ
ューブ19に固定されたアーム46の下部に接触すると
停止するようになっている。この操作によって移動台2
6が上昇する場合に、もう一つの移動台20と同じ高さ
の所で、確実に停止するようになっている。すなわち、
押出棒24と歯32が同一線上に並ぶことになる。この
場合、シャフト30も回転して、歯を水平位置で押出棒
に対峙するように位置させている。
【0016】以上の過程が繰り返され、移動台20がト
レー16のポケットの縦の列を全て訪れるまで続けられ
る。トレー16のポケット及び押出棒間の間隔は3列置
きのポケットの列に各押出棒が対応する配列なってい
る。まず最初の列のポケットが、下から上まで移動台に
より横断されると、以下さらに詳しく説明するメカニズ
ムによってトレー16が一列分だけ進み、新たに4列分
の苗の入ったポケットが押出しを待つ形になる。このよ
うに各段階が繰り返されて、最初の12列分がすべて移
植された時点で、トレー16は10列分だけ移動してさ
らに新たな12列分が最初の過程と同じように次々と移
植される。
【0017】図4は、移動台26を動かす機構をさらに
詳しく示している。図から見て取れるように、移動台2
6は円筒形のチューブ36を持ち、それが支持棒28に
付けられており、支持棒に沿って移動可能になってい
る。チューブから遠く離れた移動台の末端26Aは枝分
かれしていて、ガイド棒48と交差している。このこと
によって、移動台が支持棒28の軸に沿ってぐるりと廻
ることを防いでいる。支持棒28とガイド棒48はそれ
ぞれの棒の剛性を高めるべく、横断ビーム50によって
結合されている。細長いピストンとシリンダーの組合せ
52が、装置の底部からチューブ36の上端との間に伸
びている。この組合せはシリンダー54とピストン56
からできていて、このピストンのシャフト58は、ピス
トン56をチューブ36の上部に固定された片持ちばり
60につなげている。シリンダーには、空気の出入口6
2と64が両端に開けられている。片持ちばり60には
マイクロスイッチを活性化するアーム42が付けられて
いる。
【0018】操作時には、加圧空気が入口62から入
り、ピストン56を押す。移動台は、アーム42が押し
出し装置を保持するアーム46に接触してマイクロスイ
ッチが働くまで上昇する。そこで移動台は、苗が歯に挟
まれるまで停止する。この時点でシャフト30は歯を下
向きに導くように回転し、同時に加圧空気が通気口64
へ導かれる。この時、通気口62は開いている。移動台
26は下降し、トレー12のポケットのすぐ上で突然停
止する。苗は、(慣性)はずみによってフォーク32の
間からはずれトレー12の対応するポケットに突進す
る。トレー12は1列分移動し、このサイクルがまた繰
り返される。
【0019】図2は、移動台20を動かすステッピング
機構を更に詳しく示している。図示されているように、
移動台は支持棒22に移動可能なように取り付けられた
円筒形のチューブ19を有している。チューブ19から
離れた移動台の末端20Aは、ガイド棒70と交差して
いて、移動台20が支持棒22の軸方向に沿って回転し
ないようになっている。ガイド棒70と支持棒22の上
端は、アームによって結合され、より剛性が高められて
いる。
【0020】チューブ19はピストンとシリンダー74
につながっていて、これがチューブの振動を減らすよう
になっている。ピストン/シリンダー74はピストン7
8、ピストン棒80、チューブ19とシリンダー76か
ら成り立っている。
【0021】2番目のピストン/シリンダーアセンブリ
ー82は、アーム72の上に取り付けられている。この
ピストン/シリンダーアセンブリー82は、ピストン8
6とピストン棒88及び短いシリンダー84からできて
いる。このピストン棒はチューブ19に取り付けられた
クランプ(締金)90を通っている。第2のクランプ
(締金)94は、チューブ19の上のペアリング92と
連結している。これら2つのクランプの働きについて、
図6で説明する。
【0022】クランプ94が、チューブ19に取り付け
られた支持棒22を締め付け、一方クランプ40はピス
トン棒88が自由に動ける状態でスタートし、ピストン
/シリンダーアセンブリー82が動いてピストンが下方
に移動する。ピストンの下降が完了すると、クランプ9
0はピストン棒88を静止させ、クランプ94が開く。
次にアセンブリー82が後半の運動に入り、この運動に
伴ってチューブ19が1ステップ上昇する。そこでクラ
ンプ94が再びチューブ19を棒22にロックし、クラ
ンプ90が開放になる。ピストン棒88は再びフリーに
なり、下方運動を行う。この操作が繰り返され、移動台
20は棒22を1ステップ上昇させる。これが繰り返さ
れて移動台20が最も上の位置まで上昇すると、2つの
クランプ90と94が同時に開放され、移動台20は迅
速に落下してピストン/シリンダーアセンブリー74に
軟着陸する。(本図には示されていないが)調節栓を使
って、移動台が下降する限界線を決めて、押出しメカニ
ズムがトレー16の一番低い列のポケットと同一水平線
上に並ぶように調節することが出来る。
【0023】図6は、クランプ94をより詳しく説明し
ている。クランプ94にはピストン98の入ったシリン
ダー96が付属している。ピストンの周囲には、気密を
良く保つためにO‐リング100が付けられている。ピ
ストン98にはピストン棒102がつながっており、ピ
ストン棒の他端は真鋳の部品92に開けられた穴を通じ
て棒22と接触したり、離れたりするようになってい
る。入口104に加圧空気を送ると、ピストン棒102
は棒22に接触し、部品92と棒22をロックして、相
対的に動けぬような状態にする。加圧がなくなると、棒
22は再び自由になり、運動可能となる。クランプ90
も同様な原理で作られている。
【0024】トレー16を動かす機構は、さらに詳しく
図3に示されている。上下に位置する一対のガイドレー
ル14の両端の位置に、直立する2本の柱が立ち、柱の
上部は横断するサポート110で固定されている。サポ
ート110はガイド棒112を支持しているが、ガイド
棒は左右にスライドできるようになっている。ガイド棒
の一端は、112Aとして下へ伸びていて、トレー16
を押すパッド114へとつながっている。パッドはトレ
ーの一端に接触し、トレーをガイドレール14に沿って
段階的に移動させる役目を持っている。ガイド棒はサポ
ート110からブッシュ116を通じて支持されてい
る。クランプ118(前述のクランプ94と同様のも
の)がブッシュと連結していて、ガイド棒112をロッ
クしたり開放したりしている。ピストン/シリンダーア
センブリ119もサポートメンバー110の下側に取り
付けられている。ピストン棒120は、ブッシュ122
につながっている。クランプ94と同じ様なクランプ1
24が、ロッキングアーム126によってガイド棒11
2にしっかりと結合されている。クランプ124はブッ
シュ122と一体になっており、ブッシュ122とピス
トン棒120をロックしたり開放したりする。
【0025】この2つのクランプ118と124の開閉
をピストン棒120の一行程ごとに交互に行うことによ
って、ガイド棒112は、トレー6をガイドレール14
に沿って図2で説明したのと同じように段階的に前進さ
せる。
【0026】ガイド棒112は、補助棒128があり、
横断サポート棒110から下方に付いているサポート1
29の枝分かれした末端131につながっている。この
補助棒が固定されていることによって、ガイド棒が作動
すべき面内に正確にとどまるようになっている。
【0027】図5には、苗の押出棒メカニズムの構造を
更に詳しく説明してある。押出棒メカニズムは大小2つ
のシリンダー130と134が反対向けに組み合わされ
ている。
【0028】大きい方のシリンダー130にはピストン
132が入っており、そのピストン棒は第2のシリンダ
ー134の中を通っている。押出棒24も第2のシリン
ダーの中を通っており、図のようにピストン132とつ
ながっている。ピストン132及び押出棒24のいずれ
もが、気密性を高めるO‐リング136と138を有し
ている。シリンダー130には、両端に空気出入口14
0と142が付けられている。空気出入口140には予
め定められた一定の空気圧が常時与えられている。この
ことによって図5に見られるようにピストン132は常
に右へ偏って位置するようになる。空気出入口142か
らこれと等圧の空気が周期的に送られてピストンを左方
向へ動かす。空気圧は同じであっても、ピストン132
は図に見られるように右側の方が空気接触面積が大きい
ために、右からの空気圧の影響をより大きく受ける。空
気出入口142から空気が排出されると140からの空
気圧がピストンを右へ移動させる。
【0029】各所のピストン/シリンダーアセンブリー
の空気出入口への空気圧は、加圧空気とつながったソレ
ノイドで動かす弁によってコントロールしている。バル
ブは必要なプログラムによって動かされる。
【0030】以上説明したように本発明装置は小さいポ
ケットを持つトレーから苗をより大きいポケットを持つ
トレーに効果的かつ迅速に自動的に移植することができ
る。従って移動に要する労力が少なくて済む。自動移植
機の大きさもぐっと小さくて済む構造になっており、従
って移植機自体を温室から温室へ移動する場合の持ち運
びも容易である。
【0031】捕促機の歯の末端部分32Aのフォーク部
分を互いに平行な形にしてルートボールが突き刺された
形にすることもできる。
【0032】また次に述べるような3つの異なった形の
捕促機は用途に応じて有効である。図7は移植される小
さいポケットの中心間の距離より大きいポケットの中心
間の距離が大きい場合に使用できる捕促機‐植込機メカ
ニズムを示している。
【0033】図のようにシャフト150は、サポートブ
ロック154が付いた4つのスリーブ152を指示して
いるが、スリーブはそれぞれスライドできるようになっ
ている。それぞれのブロックから一対の先の広がった歯
156が伸びている。スリーブの下部に鍵158がつい
ていて、一定の距離だけシャフトの表面に軸方向に伸び
るスロットが付いている。
【0034】このようにして各スリーブはシャフト15
0の軸方向に一定距離だけ滑ることが可能であるが、軸
の周りに回転することができないようになっている。各
スリーブ間には、コイルスプリング162が付けられて
いる。それぞれのスプリングは圧縮されている。従っ
て、各スプリングはそれぞれのスリーブを離れ合うよう
に働く。全てのスプリングは同一であり、また同じ様に
圧縮されていて、その結果各スリーブの間隔は等しくな
っている。
【0035】2組のピストン/シリンダーアセンブリー
164がシャフト150の両端にスリーブとは反対側に
付けられている。ピストン166は最寄りのスリーブ1
52に固定された棒168に軸回転するようにつながれ
ている。
【0036】操作時には、捕促機が苗170(図には1
つだけ示されている)を押出機から受け取るときは、ピ
ストン/シリンダーアセンブリーは各スリーブ間の距離
が小さくなるように働いている。
【0037】各歯156が苗を受け取ると、ピストン/
シリンダーアセンブリーが逆に働いて、各スリーブの間
隔を移植に使う大きいポケットの間隔に合うまで拡大す
る。そこで苗は大きいポケットに放出される。
【0038】図8と図9には、別のタイプの捕促機‐植
込機メカニズムを示した。ここでは間隔をおいて通常は
平行に並ぶ3本の歯が苗を挟み込む。この内1本の歯は
軸回転できて、他の2本の歯と共に挟み込んでから、よ
り大きいポケットに設けられたくぼみに苗を放出する。
【0039】図8と図9に示したように、ロータリーシ
ャフト200の上に乗ったサポートブロック208から
3本一組の歯202、204、206が出ている。この
内2本の歯202と204は固定され、それぞれ平行に
伸びている。3本目の歯はスタッブシャフト210から
外側に放射状に伸びており、軸回転して、他の2本と平
行の位置と図のように内に入り込んだ位置まで変化でき
るようになっている。コントロール棒214もスタッブ
シャフト210につながっており、歯206とは反対側
に外側へ放射状に伸びているが、歯206の軸からは枝
分かれしている。
【0040】コントロール棒214の他端とブロックに
つながったピン216の間に、コイルスプリングが張ら
れている。このスプリングは歯206を他の2本の歯か
ら遠ざけて、歯の間の空間を広げて、苗を受け入れやす
くしたり放出しやすくするように働く。
【0041】ブロック208にシリンダーが固定された
ピストン/シリンダーアセンブリー218があり、その
ピストンはコントロール棒214と軸回転するように結
合している。加圧空気がホース222から通気入口22
0に入ると、歯206はクランプ位置へ動く。空気圧が
開放されると、スプリング224は歯206を非クラン
プ位置へと動かす。
【0042】図に示されたように、ジェット通気出口2
26がブロックに設けられていて、歯の間に挟まれた苗
に面するように位置している。
【0043】ホース228を通じてブロック208に設
けられた通気入口230から瞬間的にジェット空気が通
気出口226へと流れる。歯の間に挟まった苗が開放さ
れ、ジェット空気の助けもあって放出が容易になる。
【0044】操作時には、歯206は苗を受けやすくす
るために自由に動けるようになっている。苗が歯の間に
捕捉されると、軸回転する歯はルートボールを保持する
位置に動く。それから苗は放出位置に移動し、歯206
は苗を開放する位置に戻る。ジェット空気が苗に当た
り、歯から苗を放出する。
【0045】L字型の棒232は、移植作業の間トレー
に寄りそって、トレーを支える役割を持っている。
【0046】
【発明の効果】本発明装置は、小さい区画をもつトレー
から大きい区画をもつトレーに苗を人手を使わず迅速に
移植することができるので、労力を著しく軽減すること
ができる上、装置自体の構造も簡単で小型化しうるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の側面図
【図2】 本発明装置の正面図
【図3】 図1の3‐3線に沿った断面図
【図4】 図1の4‐4線に沿った断面図
【図5】 苗押し出し部のプランジャーの断面図
【図6】 クランプの1例の断面図
【図7】 移植機構部分の1例の説明図
【図8】 移植機構部分の別個の説明図
【図9】 図8の部分正面図
【符号の説明】
12 第一トレー 16 第二トレー 18 苗押し出し手段 20,26 移植台 32 歯列 34,119 ピストン/シリンダーアセンブリー 90,94 クランプ 120 ピストン棒 122 ブッシュ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)所定の直線コースに沿って、一連
    の第一トレーを移動させる走行機構、(B)第一トレー
    の通過面を横切って斜行する面に沿って第二トレー列を
    移動させる走行機構、(C)第二トレーの反対側に配置
    され、第二トレーから押し出された苗を保持して第一ト
    レー内の特定の区画に植え込むための移植機構及び
    (D)第一トレーの各区画を移植すべき位置に段階的に
    移動する機構を備えた苗の移植装置であって、前記第一
    トレー及び第二トレーは縦横に区切された複数の区画を
    有し、かつ第一トレーの区画は第二トレーの区画よりも
    大きく形成され、第一トレーの各区画には、直接に又は
    鉢を介して培土が充填されている装置。
  2. 【請求項2】 移植機構が少なくとも一対の平行に並ん
    だ、末広がりの歯を有する請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも一対の平行に並んだ歯によ
    り、第二トレーから押し出された苗の根部を刺通するよ
    うに構成された請求項1又は2記載の装置。
  4. 【請求項4】 移植機構が少なくとも1組の3本の歯に
    より構成され、そのうちの2本は一定の間隔で固定さ
    れ、残りの1本は他の2本に近付いたり遠ざかるように
    軸回転し、苗の把持及び開放を行うようになっている請
    求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】 移植機構がピストンとシリンダーにより
    作動される請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 第二トレーの苗押し出しが、第二トレー
    の経路を横切る所定の経路に沿って、第二トレー内の苗
    が所定の順序で並ぶように段階的に送り込む機構を有す
    る、請求項1〜5のいずれかに記載の装置。
  7. 【請求項7】 苗の保持手段が苗の押し出し手段と一線
    上にあって、苗の植え込み位置の反対側に配置されてい
    る請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 苗の保持手段が押し出し手段と同じ高さ
    になると、押し出し手段から伸びたアームに接触し、停
    止する制御機構を有する請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 苗の押し出し手段が、各列を下から上ま
    で横断するごとに、第二トレーを1列だけ移動させる手
    段を有する請求項1〜8のいずれかに記載の装置。
  10. 【請求項10】 苗の押し出し手段が、ガイド棒に取り
    付けられた移動台、この移動台を選択的に固定し又は開
    放するクランプ、クランプにより移動台と選択的に固定
    される一定のストロークをもつピストンとシリンダーの
    組合せ及び2個のクランプをピストンとシリンダーのス
    トロークごとに交互に開放、固定を繰り返すように制御
    し、移動台をガイド棒に沿って段階的に前進させる手段
    から構成される請求項1〜9のいずれかに記載の装置。
  11. 【請求項11】 それぞれのクランプがスライドする棒
    を支持するブッシュを有し、そのブッシュが放射状の間
    隙を有し、外部にあるシリンダー棒がこの間隙を通って
    棒に接触、離反することにより作動する請求項7記載の
    装置。
  12. 【請求項12】 1本のシャフトに所定の距離で配置さ
    れた複数個の歯列から成り、この歯列はシャフトに沿っ
    て移動可能であるが、シャフト軸の周りに回転不能に取
    り付けられ、隣接の各歯の間には、各歯列を隔離し、か
    つ等間隔に保たせる機構が存在し、歯列全体の配置及び
    長さを調節可能にするための手段が少なくとも1個のシ
    ャフト上に設けられている請求項1〜10のいずれかに
    記載の装置。
  13. 【請求項13】 シャフト上の歯列の一端に連結したピ
    ストンとシリンダーにより歯列が苗を受け取る第1の位
    置から苗を放出する第2の位置への移動が調節されてい
    る請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】 シャフトに沿って歯列の間隔を保つ手
    段としてコイル状バネが使用されている請求項12又は
    13記載の装置。
  15. 【請求項15】 苗の押し出し手段と保持手段がそれぞ
    れ4基ずつ備えられ、第二トレーにおける区画の配列が
    4の倍数の列で構成されている請求項1記載の装置。
  16. 【請求項16】 苗の押し出し手段と保持手段がそれぞ
    れ4基ずつ備えられ、第一トレーにおける区画の配列が
    4の倍数の列で構成されている請求項1記載の装置。
JP22363292A 1991-08-02 1992-07-31 苗の移植装置 Pending JPH05260811A (ja)

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