JPH05260729A - バック型dc−dcコンバ−タ回路 - Google Patents

バック型dc−dcコンバ−タ回路

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JPH05260729A
JPH05260729A JP8973292A JP8973292A JPH05260729A JP H05260729 A JPH05260729 A JP H05260729A JP 8973292 A JP8973292 A JP 8973292A JP 8973292 A JP8973292 A JP 8973292A JP H05260729 A JPH05260729 A JP H05260729A
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JP
Japan
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capacitor
voltage
switch element
main switch
diode
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Application number
JP8973292A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Matsuda
善秋 松田
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Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 従来のバック型DC−DCコンバ−タのスイ
ッチングロス、効率の低下を防止するための技術であ
る。フライホイ−ルダイオ−ドに並列接続されたコンデ
ンサとチョ−クコイルの共振作用により主スイッチ素子
のスイッチング損失及び振動を極力押さえて、高効率、
低ノイズ化をはかる事を目的とする。 【構成】 バック型DC−DCコンバ−タの主スイッチ
素子と並列に逆方向ダイオ−ドを設け、さらにフライホ
イ−ルダイオ−ドに並列にコンデンサを設け回路のイン
ダクタンスとの共振回路を作る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0002】
【発明の属する分野】本発明はバック型DC−DCコン
バ−タ回路のスイッチング損失及びノイズ低減に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図1は従来のバック型DC−DCコンバ
−タ回路、図2は前記図1のバック型DC−DCコンバ
−タ回路の代表的な動作波形を示す。図1においてQ1
は主スイッチ素子でFETを例示している。D1及びCo
ssは、前記主スイッチ素子にQ1に寄生するダイオ−ド
及びコンデンサで、Viは直流電源、L1はチョ−クコイ
ル、D2はフライホイルダイオ−ド、C2は平滑用の第2
のコンデンサ、RLは負荷、V0は出力電圧すなわち前記
第2の(2)コンデンサC2の両端の電圧、I0は出力電
流を表わしている。
【0003】図2の動作波形において(1)は前記主スイ
ッチ素子Q1の駆動信号Q1VGS、(2)は前記チョ−ク
コイルL1に流れる電流IL1及び出力電流平均値I0、
(3)、(4)は各々前記主スイッチ素子Q1のドレイ
ン電流IDS、ドレイン・ソ−ス間電圧VDS、(5)は前
記主スイッチ素子Q1のドレイン電流IDSとドレイン・
ソ−ス間電圧VDS(3)、(4)が重なり合う期間の損
失PLOSSである。TON、TOFFは前記主スイッチ素子Q1
の導通、しゃ断時間を表しTは周期を表している。従来
この種の回路では、前記出力電圧V0は一般に次式で表
す事が出来る。
【0004】V0=TON/T・Vi
【0005】従って出力電圧V0を安定化させるために
は周期Tが一定であるPWM(パルス巾変調)制御方式
の場合、前記主スイッチ素子Q1の導通時間TONをコン
トロ−ルして行っている。このため主スイッチ素子Q1
の導通、しゃ断時に図2の(5)で示した様なスイッチ
ング損失が発生する。特に高周波で動作させようとした
時主スイッチ素子Q1の寄生容量Cossの充放電損失が顕
著になるため効率が低下する。又図2の(3)、(4)
の様に主スイッチ素子Q1の電流IDS、電圧Q1VDSがフ
ライホイルダイオ−ドD2のリカバリ−特性や、配線等
の寄生インダクタンスに依り振動を起こしノイズの低減
化も難しかった。
【0006】
【発明の目的】従来回路での問題点を解決し、高効率
化、低ノイズ化を実現させるために本発明は成された。
又従来の共振型コンバ−タにみられる主スイッチ素子の
電圧、電流ストレスを軽減出来、更に共振動作を行わせ
るための主スイッチ素子と同等レベルの補助スイッチ素
子等を追加させてゼロクロススイッチング(3)動作を
行わせる等の必要もないため、コストアップ等の要因も
少ない。
【0007】
【発明の構成および作用】図3は、本発明の実施例であ
るバック型DC−DCコンバ−タの基本回路図、図4は
図3のバック型DC−DCコンバ−タ回路の代表的な動
作波形、図5は本発明の各動作モ−ドでの等価回路を表
している。
【0008】図1、図3の両者の比較Nより明らかな様
に本発明は従来のバック型DC−DCコンバ−タ回路の
フライホイルダイオ−ドに第1のコンデンサC1を並列
に接続し、かつ主スイッチ素子Q1に逆並列に第1のダ
イオ−ドD1を接続し、主スイッチ素子Q1が導通、しゃ
断時毎にチョ−クコイルL1と前記フライホイルダイオ
−ドと並列接続されている第1のコンデンサC1との共
振作用を利用し、主スイッチ素子Q1のスイッチング損
失を極力少なくする零電圧スイッチング動作(ZVS動
作)をし、かつ低ノイズ化の計れるバック型DC−DC
コンバ−タ回路である。又主スイッチ素子Q1を零電圧
スイッチ動作を保ちながら出力を安定化する制御は主ス
イッチ素子Q1をパルス巾制御と周波数制御でコントロ
−ルする必要がある。
【0009】以下に本発明のバック型DC−DCコンバ
−タ回路である図3及び動作波形を示した図4、及び動
作モ−ドを表わす等価回路図5について詳細に説明す
る。図3に示す如く直流電源Viの+側に主スイッチ素
子Q1、例えばFETのドレインを接続し主スイッチ素
子Q1のソ−ス側から直列にチョ−クコイルL1の一端と
フライホイルダイオ−ドD2のカソ−ド及び第1のコン
デンサC1が接続される。前記フライホイルダイオ−ド
D2のアノ−ドと第1のコンデンサC1のもう一方の側
は、前記直流電源Viの−側に接続される。
【0010】(4)前記チョ−クコイルL1のもう一方
の側には、平滑用の第2のコンデンサC2と負荷抵抗RL
が並列に接続され、前記平滑コンデンサC2と負荷抵抗
RLのもう一方側は並列に直流電源Viの−側に接続さ
れる。又主スイッチ素子Q1のドレイン・ソ−ス間には、
前記主スイッチ素子Q1に寄生するコンデンサCoss及び
ダイオ−ドD1が逆並列に接続されている。更に主スイッ
チ素子Q1のゲ−トには図示してないが前記主スイッチ
素子Q1をON、OFF動作させるための駆動回路が接
続されている。
【0011】主スイッチ素子Q1のゲ−トには図4
(1)の信号Q1VGSが入力される。図4は、本発明の
実施動作回路図3の各部の動作波形を示しており(1)
は主スイッチ素子Q1のゲ−ト入力電圧Q1VGS、(2)
は主スイッチ素子Q1のドレイン電流Q1ID、(3)は
実線が前記主スイッチ素子Q1のドレイン・ソ−ス間電
圧VDS、点線はコンデンサC1及びフライホイ−ルダイ
オ−ドD2の電圧VC1、(4)は前記第1のコンデンサC
1に流れる充放電々流IC1、(5)は主スイッチ素子Q1
に並列接続されている第1のダイオ−ドD1に流れる電
流ID1、(6)は前記フライホイ−ルダイオ−ドD2に流れ
る電流ID2、(7)はチョ−クコイルL1に流れる電流
IL1でその平均値が出力電流I0を示す。t0〜t5は本
発明の動作を説明する上で重要な代表的な時間を表わし
ている。
【0012】次に図5の説明を行う。図5の(a)〜
(e)、すなわちMODE1〜MODE5は、本発明の
実施例である図3を各期間毎に等価回路により示したも
のである。図5でV0は、図3の負荷抵抗RL及び平滑用
の第2のコンデンサCZの両端電圧、すなわち出力電圧
を示し、Viは直流電源、L1はチョ−クコイル、C1は第
1のコンデンサ、D2はフライホイ−ルダイオ−ド、D1
は主スイッチ素子Q1に並列接続されている第1のダイ
オ−ドを表わしている。
【0013】(5)又、前記出力電圧V0と直流電源Vi
との関係が共振動作を行わせてゼロ電圧スイッチング動
作を行わせるために、Vi<2V0に制御されている事が
必要条件である。以下に本発明のバック型DC−DCコ
ンバ−タ回路の詳細動作を図3、図4、図5を用いて説
明する。
【0014】初めに図5の等価回路で示す(a)のMO
DE1について説明すると図4の時間t0で主スイッチ
素子Q1に印加された駆動信号(1)Q1VGSにより主ス
イッチ素子Q1は導通し、チョ−クコイルL1、出力電圧
V0、すなわちコンデンサC2を通して前記主スイッチ素
子Q1には図4(2)のID、チョ−クコイルL1には図
4(7)のIL1の電流が流れ、チョ−クコイルL1には
エネルギ−が蓄積される。この時主スイッチ素子Q1及
びチョ−クコイルL1に流れる電流ILは次式により求め
る事が出来る。
【0015】IL(t)=Vi/L1・t
【0016】従ってこの期間の電流ILの最終値IL(t
1)は次の様になる。
【0017】IL(t1)=Vi/L1・TON 但しTON=t1−t0で求める事が出来る。又この期間で
はコンデンサC1は直流電源Viに充電されている。
【0018】次に図5の(b)MODE2について説明
する。この期間は図4のt1〜t2期間に相当し主スイッ
チ素子Q1は時間t1でしゃ断する。このため前記MOD
E1でチョ−クコイルL1に流れていた最終電流値IL
(t1)により主スイッチ素子Q1の寄生コンデンサC1
が充電されると共に、直流電源Viに充電されていたコ
ンデンサC1は放電される。この時コンデンサC1の充電
々圧が零ボルトまで放電に要する時間tはt=t2−t1
≒C1・Vi/IL(t)で求められる。このためコンデ
ンサC1の両端電圧VC1はゆっくり下降する。(6)すな
わち主スイッチ素子Q1のドレイン・ソ−ス間電圧VDS
もゆっくり上昇する事になり前記主スイッチ素子Q1は
スイッチング損失が極めて少なくなる。又前記主スイッ
チ素子Q1のドレイン・ソ−ス間電圧VDSは図4(3)
の様に時間t2でViまでもちあげられ、前記コンデン
サC1の電圧は零ボルトに下降する。
【0019】次に図5(C)のMODE3について説明
する。MODE3は図4の時間t2〜t3に相当し、MO
DE2でチョ−クコイルL1に蓄積されたエネルギ−が
コンデンサC2、フライホイ−ルダイオ−ドD2を通して
回生される。従ってチョ−クコイルL1に流れる電流IL
1は、図4(7)のt2〜t3期間で示した様に下降し、
時間t3では零に達する。この期間主スイッチ素子Q1の
ドレイン・ソ−ス間電圧は直流電源Viにクランプされ
た状態となる。
【0020】次に図5(d)のMODE4について説明
する。このMODE4は図4の時間t3〜t4に相当す
る。チョ−クコイルL1の回生エネルギ−がMODE3
で消滅すると、コンデンサC2に蓄えられていた電圧、
すなわち出力電圧V0が電源になりチョ−クコイルL1、
コンデンサC1により共振作用を起し、前記チョ−クコ
イルL1に流れる電流IL1は逆方向に流れ、前記コンデ
ンサC1には図4(4)の充電々流IC1が流れ、コンデン
サC1の電圧VC1が図4(3)の様にもちあげられるた
め、主スイッチ素子Q1のドレイン・ソ−ス間電圧VDS
は直流電源Viからゆっくり下降する。この時のコンデ
ンサC1の電圧VC1及びチョ−クコイルに流れる電流IL
1(t)は次式で表わすことが出来る。
【0021】 VC1=V0(1−cosωt) IL1(t4)=V0/√・(L1/C1)・sinωt 但しω=1/√・(L1C1)
【0022】(7)従ってコンデンサC1の電圧VC1は
最大2V0まで引き上げられようとするが、図4に示す
時間t4にて、主スイッチ素子Q1の寄生ダイオ−ドD1
により直流電源Viにクランプされる。従ってコンデン
サC1の電圧VC1が直流電源Viまでに引き上げられる
条件は、直流電源Viと出力電圧V0の関係がVi<2
V0に設定される事が必要である。
【0023】次に図5(e)のMODE5について説明
する。このMODEは図4のt4〜t5に相当する。時間
t4でコンデンサC1の電圧VC1が直流電源Viに達する
とチョ−クコイルL1と前記コンデンサC1の共振作用は
終了するが前記チョ−クコイルL1の作用に依り前記チ
ョ−クコイルL1に流れていた電流IL1を流し続ける
為、主スイッチ素子Q1の寄生ダイオ−ドD1及び直流電
源Viを通って、前記チョ−クコイルL1に流れていた
電流IL1は回生される。従ってこの期間(t4〜t5)に
主スイッチ素子Q1に図4(1)の如く駆動信号を印加
する事によりゼロ電圧スイッチングが可能になる。
【0024】図4では時間t4′に主スイッチ素子Q1に
駆動信号を印加している例を示している。又この期間t
4〜t5に要する時間は次式により求める事が出来る。
【0025】 t=t5−t4≒L1・IL1(t4)/(V0−Vi)
【0026】図4に於いて時間t5以降については前記
で述べた如く同様なくり返しを行う事により、スイッチ
ング時の損失が発生しない事が容易に推察出来る。又出
力電圧V0を安定化しかつ広範囲にわたって、主スイッ
チ素子Q1のスイッチング損失と発生しない零電圧スイ
ッチング動作を行わせるための制御方法は前記で述べた
各モ−ドの説明に依り主スイッチ素子Q1の導通期間
と、周波数制御で行える事は容易に推察出来る。
【0027】以上の如く本発明では主スイッチ素子をF
ETで説明を行ったが他の素子で(8)も応用出来る事
は明白である。従って図3の実施回路例では主スイッチ
素子Q1に寄生するダイオ−ドD1を使って説明を行った
が別にダイオ−ドを主スイッチ素子Q1に並列に接続し
て前記動作を行わせる事は充分可能である。
【0028】本発明に依りバックブ−スト型DC−DC
コンバ−タ回路に於いて、スイッチング時にL、Cの共
振作用により主スイッチ素子のスイッチング損失を低減
すると共に、ノイズ発生の低減に効果があるため、コン
バ−タの低ノイズ化、高効率化、小型化が実現出来産業
上の効果大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のバック型DC−DCコンバ−タ回路
【図2】従来のバック型DC−DCコンバ−タの動作波
【図3】本発明のバック型DC−DCコンバ−タ回路
【図4】本発明のバック型DC−DCコンバ−タの動作
波形
【図5】本発明のバック型DC−DCコンバ−タの各モ
−ド等価回路
【符号の説明】
Q1・・・・・主スイッチ素子 Coss・・・・主スイッチ素子の寄生コンデンサ Vi・・・・ 直流電源 L1・・・・・チョ−クコイル D2・・・・・フライホイ−ルダイオ−ド C1・・・・・第1のコンデンサ C2・・・・・平滑用の第2のコンデンサ D1・・・・・主スイッチ素子の寄生ダイオ−ド又は外
部に設けた第1のダ(9)イオ−ド RL・・・・・負荷 V0・・・・・出力電圧 VC1・・・・ コンデンサC1の電圧 IL1・・・・ チョ−クコイルL1に流れる電流

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源に直列に接続された主スイッチ
    素子及びチョ−クコイルを通して負荷に電力を供給する
    回路と、前記主スイッチ素子がOFFの時前記チョ−ク
    コイルのエネルギ−を前記負荷に回生するフライホイル
    ダイオ−ドと、前記チョ−クコイル出力を平滑する第2
    のコンデンサから成るバック型DC−DCコンバ−タに
    於いて、前記フライホイルダイオ−ドと並列に第1のコ
    ンデンサを接続し、かつ前記主スイッチ素子に並列に第
    3のコンデンサ及び逆方向の第2のダイオ−ドが接続さ
    れた事を特徴とするバック型DC−DCコンバ−タ回
    路。
  2. 【請求項2】 主スイッチ素子に並列に設けた第3のコ
    ンデンサ及び逆方向の第2のダイオ−ドが前記主スイッ
    チ素子の寄生コンデンサ及び寄生ダイオ−ドであるとこ
    ろの特許請求の範囲第1項記載のバック型DC−DCコ
    ンバ−タ回路。
JP8973292A 1992-03-13 1992-03-13 バック型dc−dcコンバ−タ回路 Pending JPH05260729A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4963724B2 (ja) * 2007-11-15 2012-06-27 富士通メディアデバイス株式会社 スイッチング電源、スイッチング電源を制御する制御回路およびスイッチング電源の制御方法

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