JP2007074828A - 電流共振型dc/dcコンバータ、それに使用される電流検出回路、および電流検出方法 - Google Patents

電流共振型dc/dcコンバータ、それに使用される電流検出回路、および電流検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 共振周波数が高くても、通電スイッチを流れる電流を正確に検出すること。
【解決手段】 駆動制御信号VGHに応答してオン/オフする通電スイッチSW1と、通電スイッチに一端が接続された共振用インダクタLrと、共振用インダクタの他端に一端が接続された共振用キャパシタCrとを含む電流共振型DC/DCコンバータ部12を有する電流共振型DC/DCコンバータ10Aにおいて、制御回路30は、通電スイッチSW1と並列に接続された、コンデンサC1と抵抗器R1とから成るCR直列回路31を含み、コンデンサの両端電圧V(C1)に基づいて、通電スイッチを流れる電流ISW1が実質的にゼロとなるタイミングで通電スイッチをオフとするように、駆動制御信号VGHを発生する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、スイッチング電源装置に関し、特に、共振回路を含む電流共振型DC/DCコンバータ、それに使用される電流検出回路、および電流検出方法に関する。
直流(DC)入力電圧(以下、単に「入力電圧」とも呼ぶ。)をそのDC入力電圧とは異なるDC出力電圧(以下、単に「出力電圧」とも呼ぶ。)に変換するスイッチング電源装置として、DC/DCコンバータが知られている。
DC/DCコンバータの一例としてPWM(パルス幅変調)型DC/DCコンバータが知られている。PWM型DC/DCコンバータには、降圧形、昇圧形、極性反転形のように種々のタイプがある。降圧形PWM型DC/DCコンバータは、通電スイッチと、短絡スイッチと、出力インダクタとから構成される。短絡スイッチの代わりに、ダイオードが使用される場合もある。
しかしながら、PWM型DC/DCコンバータは、通電スイッチがオンからオフ又はオフからオンへ切り替わるときのスイッチングロスが大きいという問題がある。このようなスイッチングロスを無くすことができるDC/DCコンバータとして、電流共振型DC/DCコンバータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図1に電流共振型DC/DCコンバータの一例として全波電流共振型DC/DCコンバータ10を示す。図示の全波電流共振型DC/DCコンバータ10は降圧形で、同期整流方式である。すなわち、出力電圧Voutは入力電圧Vinより低い。入力電源11には入力コンデンサCiが並列に接続されている。負荷13にはキャパシタンス素子(出力コンデンサ)Coが並列に接続されている。入力コンデンサCiと出力コンデンサCoとの間に、全波電流共振型DC/DCコンバータ部12が接続されている。
全波電流共振型DC/DCコンバータ部12は、通電スイッチSW1と、短絡スイッチSW2と、出力インダクタLoと、共振用インダクタLrと、共振用キャパシタCrとから構成されている。共振用インダクタLrと共振用キャパシタCrとによって、直列共振回路が構成されている。この直列共振回路は、通電スイッチSW1と短絡スイッチSW2との間に挿入されている。
通電スイッチSW1は第1のスイッチとも呼ばれ、短絡スイッチSW2は第2のスイッチとも呼ばれる。図示の通電スイッチSW1及び短絡スイッチSW2の各々は、NチャネルMOSFETで構成されている。第1のスイッチSW1には第1のボディダイオードBD1が寄生し、第2のスイッチSW2には第2のボディダイオードBD2が寄生している。
詳述すると、通電スイッチSW1のソースには第1のボディダイオードBD1のアノードが等価的に接続され、通電スイッチSW1のドレインには第1のボディダイオードBD1のカソードが等価的に接続されている。短絡スイッチSW2のソースには第2のボディダイオードBD2のアノードが等価的に接続され、短絡スイッチSW2のドレインには第2のボディダイオードBD2のカソードが等価的に接続されている。
すなわち、全波電流共振型DC/DCコンバータ部12は、共振用インダクタLrと共振用キャパシタCrとから成る直列共振回路が付加されている点を除いて、上述したPWM型DC/DCコンバータと同様の構成を有する。
通電スイッチ(第1のスイッチ)SW1の一端(ドレイン)は、入力電源11の陽極に接続されている。通電スイッチ(第1のスイッチ)SW1の他端(ソース)は、共振用インダクタLrの一端に接続されている。共振用インダクタLrの他端は、共振用キャパシタCrを介して接地されている。共振用キャパシタCrと並列に短絡スイッチ(第2のスイッチS)SW2が接続されている。詳述すると、短絡スイッチSW2の一端(ドレイン)は、共振用インダクタLrと共振用キャパシタCrとの接続点に接続され、短絡スイッチSW2の他端(ソース)は、接地されている。共振用インダクタLrの他端は、また、出力インダクタLoの一端に接続されている。出力インダクタLoの他端は出力コンデンサCoを介して接地されている。出力コンデンサCoの両端に出力電圧Voutが現れる。
尚、第1のスイッチ(通電スイッチ)SW1はハイサイドのスイッチとも呼ばれ、第2のスイッチ(短絡スイッチ)SW2はローサイドのスイッチとも呼ばれる。通電スイッチSW1および短絡スイッチSW2のオン/オフの制御は、制御回路であるドライバコントローラ20から供給される第1及び第2の駆動制御信号によって行われる。詳述すると、ドライバコントローラ20は、第1の駆動制御信号として駆動ハイサイドゲート信号VGHを通電スイッチSW1のゲートへ供給し、第2の駆動制御信号として駆動ローサイドゲート信号VGLを短絡スイッチSW2のゲートへ供給する。
次に、図1に示した全波電流共振型DC/DCコンバータ10の動作について説明する。
最初に、第1のスイッチSW1がオフで、第2のスイッチSW2がオンであるとする。この場合、出力インダクタLoを流れる電流ILo及び第2のスイッチSW2を流れる電流ISW2は、−Vout/Loの傾きで線形的に減少する。
次に、第1及び第2のスイッチSW1、SW2が共にオフになったとする。この第1及び第2のスイッチSW1、SW2の両方がオフになっている時間はデットタイムと呼ばれる。このデットタイムの期間中、第2のスイッチSW2を流れる電流ISW2は零になるが、その代わりに第2のボディダイオードBD2を介して電流IBD2が流れる。
第1のスイッチSW1はオンし、第2のスイッチSW2はオフになったとする。この場合、第1のスイッチSW1を流れる電流ISW1はVin/Loの傾きで線形的に増加する。一方、この第1のスイッチSW1を流れる電流ISW1が増えた分だけ、第1のボディダイオードBD2を流れる電流IBD2は減少する。このとき、第2のボディダイオードBD2によって、共振用キャパシタCrの両端電圧VCrは0Vにクランプされる。
第1のスイッチSW1がオンした時点から第1の時間T1=(ILoLr)/Vinだけ経過した時点で、第1のスイッチSW1を流れる電流ISW1と出力インダクタLoを流れる電流ILoとが等しくなり(ISW1=ILo)、直列共振回路は共振を開始する。したがって、共振用キャパシタCrに流れ込む電流ICrは徐々に増加してからピークに達した後、徐々に減少する。このとき、共振用キャパシタCrの両端電圧VCrは、徐々に増加して入力電圧Vinの2倍の電圧2Vinに成る。共振用キャパシタCrを流れる電流ICrがピークのときに、共振用キャパシタCrの両端電圧VCrは入力電圧Vinに等しい。
共振用キャパシタCrに電流ICrが流れ込む第2の時間(即ち、共振用キャパシタCrが充電される期間)T2は、共振用インダクタLrのインダクタンス値と共振用キャパシタCrのキャパシタンス値とによって規定される共振周波数frの逆数の半分に等しい(T2=1/fr=π√(LrCr))。共振用キャパシタCrに流れ込む電流ICrが零のとき、第1のスイッチSW1を流れる電流ISW1と出力インダクタLoを流れる電流ILoとが等しくなる。
第1のスイッチSW1を流れる電流ISW1が出力インダクタLoを流れる電流ILoよりも小さくなると、共振用キャパシタCrは放電を開始して共振用キャパシタCrから放電電流ICrが流れ出す。これにより、共振用キャパシタCrの両端電圧VCrは徐々に低下し始める。
第1のスイッチSW1を流れる電流ISW1が零になった時点で、第1のスイッチSW1をオフする。すなわち、第1のスイッチSW1を零電流スイッチングする。その後は、第1のボディダイオードBD1を介して電流IBD1が入力電源11へ逆流する。第1のボディダイオードBD1が零になった時点で、直列共振回路の共振が停止する。
第1のボディダイオードBD1を流れる電流IBD1が零になった時点以後、共振用キャパシタCrから放電する電流ICrと出力インダクタLoを流れる電流ILoとは等しくなる(ILo=ICr)ので、共振用キャパシタCrはほぼ直流で放電する。このとき、共振用キャパシタCrの両端電圧VCrは、ILo/Crの傾きで線形的に減少する。
共振用キャパシタCrが放電しきると、第2のボディダイオードBD2を介して電流IBD2が流れ始める。
第1のスイッチSW1がオフしたままで、第2のスイッチSW2がオンしたとする。この場合、第2のスイッチSW2を介して電流ISW2が流れる。第2のスイッチSW2を流れる電流ISW2と出力インダクタLoを流れる電流ILoとは等しい。
以後は、上述した動作を繰り返す。
上述したように、全波電流共振型DC/DCコンバータ10は、通電スイッチSW1を流れる電流ISW1が零になった後、電流が逆方向に流れて共振し、再び零になった時点で、通電スイッチSW1をオフしている。また、共振用キャパシタCrの両端電圧VCrが0Vの期間の間、短絡スイッチSW2をオン状態にしている。
尚、共振用インダクタLrにはスイッチング周期に対して共振期間のみ電流を流す。スイッチング周期から共振期間を除いた期間は、共振用インダクタLrへは電流ILrを流さない。入出力電圧比Vin/Voutが小さくなる程、共振期間に対するスイッチング周期が長くなり、共振用インダクタLrに電流ILrを流さない期間がますます増える(例えば、特許文献2参照)。
とにかく、図1に図示した全波電流共振型DC/DCコンバータ10の大きな利点の一つは、共振用インダクタLrと共振用キャパシタCrとから成る直列共振回路の直列共振を利用することにより、第1のスイッチ(通電スイッチ)SW1のゼロ電流スイッチングを可能にし、その結果として、スイッチングロスを低減させることができることにある。
図2(A)に通電スイッチSW1を流れる電流ISW1の波形を示し、図2(B)に通電スイッチSW1のゲートに供給される駆動ハイサイドゲート信号(第1の駆動制御信号)VGHの波形を示す。
全波電流共振型DC/DCコンバータ10は、共振用インダクタLrと共振用キャパシタCrとから構成される直列共振回路の直列共振により通電スイッチSW1、共振用インダクタLr、および共振用キャパシタCrを通って共振電流ISW1が流れ、この共振電流ISW1を利用することで、通電スイッチSW1のゼロ電流スイッチングが可能である。通電スイッチSW1を流れる電流ISW1がゼロになったときに、通電スイッチSW1をオフすることで、ターンオフ時のスイッチングロスを低減させ、通電スイッチSW1の損失を低減できる。
したがって、全波電流共振型DC/DCコンバータ10の利点を生かして、ゼロ電流スイッチングのタイミングをとるためには、第1のスイッチ(通電スイッチ)SW1を流れる電流ISW1を検出する必要がある。
図3(A)に示されるように、通電スイッチSW1を構成するMOSFETにはオン抵抗Ronが存在する。そこで、図3(C)に示されるように、通電スイッチSW1の両端電圧VSW1を測定(検出)すれば、このオン抵抗Ron分の電圧降下から、図3(B)に示されるように、通電スイッチSW1を流れる電流ISW1を求めることができる。
尚、電流共振型DC/DCコンバータではないが、パワースイッチに接続された出力インダクタを通る電流を検出する電流検出器を備えた、上記PWM(パルス幅変調)型DC/DCコンバータが知られている(例えば、特許文献3参照)。この特許文献3に開示された電流検出器は、出力インダクタに並列に接続され、直列に接続された抵抗器及びコンデンサを備えている。
特開平9−103070号公報 米国特許第4720667号 特許第3254199号公報
しかしながら、図4(A)に示されるように、通電スイッチSW1を構成するMOSFETにはオン抵抗Ronだけでなく、寄生インダクタンスL1も存在する。そして、実際の製品では、全波電流共振型DC/DCコンバータ部12の共振用インダクタLrと共振用キャパシタCrとの時定数により決定される共振周波数frは数MHz以上となっている。その結果、通電スイッチSW1を流れる電流(共振電流)ISW1として周波数が高い電流が流れる。この場合、通電スイッチSW1の寄生インダクタンスL1を無視することができない。
換言すれば、図3に示す波形は、オン抵抗RonがωL1に対して非常に高い(Ron>>ωL1)場合の波形を示している。ここで、ωは角周波数で、ω=2πfrで表わされる。
上述したように、MOSFETの寄生インダクタンスL1が無視できない場合、図1に示す全波電流共振型DC/DCコンバータ10においては、通電スイッチSW1の両端電圧VSW1は、図4(C)に示されるように、通電スイッチSW1を流れる電流ISW1(図4(B)参照)とは位相が異なる。その結果、通電スイッチSW1の両端電圧VSW1を検出したのでは、通電スイッチSW1をオフするためのゼロ電流のタイミングを取ることができない。このタイミングのずれはスイッチングロスに直結するために、MOSFETの寄生インダクタンスL1の影響を抑えた電流検出方法および電流検出回路が要望されている。
そして、このような問題は、共振用インダクタLrを流れる電流ILrや、短絡スイッチSW2を流れる電流ISW2を検出しようとする場合にも起こり得る。
尚、特許文献3は、PWM(パルス幅変調)型DC/DCコンバータにおいて、その出力インダクタを通る電流を検出する電流検出器を開示しているだけであって、本発明のように電流共振型DC/DCコンバータに使用される電流検出器については何等開示していない。また、特許文献3に開示された電流検出器は、パワースイッチに接続された出力インダクタを通る電流を検出するものであって、通電スイッチや、共振用インダクタ、或いは短絡スイッチを通る電流を検出することについては何等開示していない。さらに、特許文献3に開示された電流検出器は、ピーク電流を制御するために用いられるものであって、本発明のように、ゼロ電流を検出するためのものではない。
したがって、本発明の課題は、共振周波数が高くても、通電スイッチ(又は共振用インダクタや短絡スイッチ)を流れる電流を正確に検出することができる電流検出方法、電流検出回路およびそれを備えた電流共振型DC/DCコンバータを提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、駆動制御信号(VGH)に応答してオン/オフする通電スイッチ(SW1)と、該通電スイッチに一端が接続された共振用インダクタ(Lr)と、該共振用インダクタの他端に一端が接続された共振用キャパシタ(Cr)とを含む電流共振型DC/DCコンバータ(10A)において、前記通電スイッチ(SW1)を流れる電流(ISW1)を検出する方法であって、前記通電スイッチ(SW1)と並列に、コンデンサ(C1)と抵抗器(R1)とから成るCR直列回路(31)を接続し、前記コンデンサの両端電圧(V(C1))を検出することにより、前記通電スイッチを流れる電流(ISW1)を検出する、ことを特徴とする電流検出方法が得られる。
上記本発明の第1の態様による電流検出方法において、前記通電スイッチ(SW1)のオン抵抗の抵抗値をRonとし、前記通電スイッチ(SW1)の寄生インダクタンスのインダクタンス値をL1としたとき、前記コンデンサの容量値C1と前記抵抗器の抵抗値R1とを、L1/Ron=C1R1を満足するように選択する。また、前記コンデンサ(C1)および前記抵抗器(R1)におけるインピーダンスが、前記寄生インダクタンス(L1)および前記オン抵抗(Ron)におけるインピーダンスより十分大きいことが好ましく、例えば、1000倍であって良い。さらに、前記通電スイッチ(SW1)がオフしている間、前記コンデンサ(C1)の両端電圧(V(C1))を0Vに維持することが好ましい。それは、例えば、前記通電スイッチ(SW1)がオフしている間、前記CR直列回路(31)の両端を短絡し、前記通電スイッチ(SW1)がオフしている間、前記CR直列回路(31)を前記通電スイッチから切り離すことによって実現され得る。
本発明の第2の態様によれば、駆動制御信号(VGH)に応答してオン/オフする通電スイッチ(SW1)と、該通電スイッチに一端が接続された共振用インダクタ(Lr)と、該共振用インダクタの他端に一端が接続された共振用キャパシタ(Cr)とを含む電流共振型DC/DCコンバータにおいて、前記共振用インダクタ(Lr)を流れる電流(ILr)を検出する方法であって、前記共振用インダクタと並列に、コンデンサ(C1)と抵抗器(R1)とから成るCR直列回路(31)を接続し、前記コンデンサの両端電圧(V(C1))を検出することにより、前記共振用インダクタを流れる電流(ILr)を検出する、ことを特徴とする電流検出方法が得られる。
上記本発明の第2の態様による電流検出方法において、前記共振用インダクタ(Lr)のインダクタンス値をLrとし、前記共振用インダクタの抵抗成分の抵抗値をRcoとしたとき、前記コンデンサの容量値C1と前記抵抗器の抵抗値R1とを、Lr/Rco=C1R1を満足するように選択する。また、前記コンデンサ(C1)および前記抵抗器(R1)におけるインピーダンスが、前記共振用インダクタ(Lr)および前記抵抗成分(Rco)におけるインピーダンスより十分大きいことが好ましく、例えば、1000倍であって良い。さらに、前記通電スイッチ(SW1)がオフしている間、前記コンデンサの両端電圧(V(C1))を0Vに維持することが好ましい。これは、例えば、前記通電スイッチ(SW1)がオフしている間、前記CR直列回路(31)の両端を短絡し、前記通電スイッチ(SW1)がオフしている間、前記CR直列回路(31)を前記共振用インダクタから切り離すことで実現され得る。
本発明の第3の態様によれば、第1の駆動制御信号(VGH)に応答してオン/オフする通電スイッチ(SW1)と、該通電スイッチに一端が接続された共振用インダクタ(Lr)と、該共振用インダクタの他端に一端が接続された共振用キャパシタ(Cr)と、該共振用キャパシタと並列に接続されて、第2の駆動制御信号(VGL)に応答してオン/オフする短絡スイッチ(SW2)とを含む電流共振型DC/DCコンバータにおいて、前記短絡スイッチを流れる電流(ISW2)を検出する方法であって、前記短絡スイッチと並列に、コンデンサ(C1)と抵抗器(R1)とから成るCR直列回路(31)を接続し、前記コンデンサの両端電圧(V(C1))を検出することにより、前記短絡スイッチを流れる電流(ISW2)を検出する、ことを特徴とする電流検出方法が得られる。
上記本発明の第3の態様による電流検出方法において、前記短絡スイッチ(SW2)のオン抵抗の抵抗値をRonとし、前記短絡スイッチ(SW2)の寄生インダクタンスのインダクタンス値をL1としたとき、前記コンデンサの容量値C1と前記抵抗器の抵抗値R1とを、L1/Ron=C1R1を満足するように選択する。また、前記コンデンサ(C1)および前記抵抗器(R1)におけるインピーダンスが、前記寄生インダクタンス(L1)および前記オン抵抗(Ron)におけるインピーダンスより十分大きいことが好ましく、例えば、1000倍であって良い。さらに、前記短絡スイッチ(SW2)がオフしている間、前記コンデンサの両端電圧(V(C1))を0Vに維持することが好ましい。これは、例えば、前記短絡スイッチ(SW2)がオフしている間、前記CR直列回路(31)の両端を短絡し、前記短絡スイッチ(SW2)がオフしている間、前記CR直列回路(31)を前記短絡スイッチから切り離すことで実現され得る。
本発明の第4の態様によれば、駆動制御信号(VGH)に応答してオン/オフする通電スイッチ(SW1)と、該通電スイッチに一端が接続された共振用インダクタ(Lr)と、該共振用インダクタの他端に一端が接続された共振用キャパシタ(Cr)とを含む電流共振型DC/DCコンバータ(10A)における、前記通電スイッチ(SW1)を流れる電流(ISW1)を検出する電流検出回路であって、前記通電スイッチと並列に接続された、コンデンサ(C1)と抵抗器(R1)とから成るCR直列回路(31)を備え、前記コンデンサの両端電圧(V(C1))を検出することにより、前記通電スイッチを流れる電流(ISW1)を検出する、ことを特徴とする電流検出回路が得られる。
上記本発明の第4の態様による電流検出回路において、前記通電スイッチ(SW1)のオン抵抗の抵抗値をRonとし、前記通電スイッチ(SW1)の寄生インダクタンスのインダクタンス値をL1としたとき、前記コンデンサの容量値C1と前記抵抗器の抵抗値R1とを、L1/Ron=C1R1を満足するように選択する。また、前記コンデンサ(C1)および前記抵抗器(R1)におけるインピーダンスが、前記寄生インダクタンス(L1)および前記オン抵抗(Ron)におけるインピーダンスより十分大きいことが好ましく、例えば、1000倍であって良い。さらに、電流検出回路は、前記通電スイッチ(SW1)がオフしている間、前記コンデンサの両端電圧(V(C1))を0Vに維持する維持手段(SW3,SW4)を更に有することが好ましい。前記維持手段は、例えば、前記CR直列回路(31)の両端に接続されて、オフを指示する前記駆動制御信号(VGH)に応答してオンし、前記CR直列回路の両端を短絡する短絡手段(SW3)と、前記通電スイッチ(SW1)と前記CR直列回路(31)との間に挿入されて、オフを指示する前記駆動制御信号(VGH)に応答してオフし、前記CR直列回路を前記通電スイッチから切り離す切断手段(SW4)と、から構成されて良い。
本発明の第5の態様によれば、駆動制御信号(VGH)に応答してオン/オフする通電スイッチ(SW1)と、該通電スイッチに一端が接続された共振用インダクタ(Lr)と、該共振用インダクタの他端に一端が接続された共振用キャパシタ(Cr)とを含む電流共振型DC/DCコンバータにおける、前記共振用インダクタを流れる電流(ILr)を検出する電流検出回路であって、前記共振用インダクタと並列に接続された、コンデンサ(C1)と抵抗器(R1)とから成るCR直列回路(31)を備え、前記コンデンサの両端電圧(V(C1))を検出することにより、前記共振用インダクタを流れる電流(ILr)を検出する、ことを特徴とする電流検出回路が得られる。
上記本発明の第5の態様による電流検出回路において、前記共振用インダクタのインダクタンス値をLrとし、前記共振用インダクタの抵抗成分の抵抗値をRcoとしたとき、前記コンデンサの容量値C1と前記抵抗器の抵抗値R1とを、Lr/Rco=C1R1を満足するように選択する。また、前記コンデンサ(C1)および前記抵抗器(R1)におけるインピーダンスが、前記共振用インダクタ(Lr)および前記抵抗成分(Rco)におけるインピーダンスより十分大きいことが好ましく、例えば、1000倍であって良い。上記電流検出回路は、前記通電スイッチ(SW1)がオフしている間、前記コンデンサの両端電圧(V(C1)を0Vに維持する維持手段(SW3,SW4)を更に有することが好ましい。前記維持手段は、例えば、前記CR直列回路(31)の両端に接続されて、オフを指示する前記駆動制御信号(VGH)に応答してオンし、前記CR直列回路の両端を短絡する短絡手段(SW3)と、前記共振用インダクタと前記CR直列回路との間に挿入されて、オフを指示する前記駆動制御信号(VGH)に応答してオフし、前記CR直列回路を前記共振用インダクタから切り離す切断手段(SW4)と、から構成されて良い。
本発明の第6の態様によれば、第1の駆動制御信号(VGH)に応答してオン/オフする通電スイッチ(SW1)と、該通電スイッチに一端が接続された共振用インダクタ(Lr)と、該共振用インダクタの他端に一端が接続された共振用キャパシタ(Cr)と、該共振用キャパシタと並列に接続されて、第2の駆動制御信号(VGL)に応答してオン/オフする短絡スイッチ(SW2)とを含む電流共振型DC/DCコンバータにおける、前記短絡スイッチを流れる電流(ISW2)を検出する電流検出回路であって、前記短絡スイッチと並列に接続され、コンデンサ(C1)と抵抗器(R1)とから成るCR直列回路(31)を備え、前記コンデンサの両端電圧(V(C1))を検出することにより、前記短絡スイッチを流れる電流(ISW2)を検出する、ことを特徴とする電流検出回路が得られる。
上記本発明の第6の態様による電流検出回路において、前記短絡スイッチ(SW2)のオン抵抗の抵抗値をRonとし、前記短絡スイッチ(SW2)の寄生インダクタンスのインダクタンス値をL1としたとき、前記コンデンサの容量値C1と前記抵抗器の抵抗値R1とを、L1/Ron=C1R1を満足するように選択する。また、前記コンデンサ(C1)および前記抵抗器(R1)におけるインピーダンスが、前記寄生インダクタンス(L1)および前記オン抵抗(Ron)におけるインピーダンスより十分大きいことが好ましく、例えば、1000倍であって良い。更に、上記電流検出回路は、前記短絡スイッチ(SW2)がオフしている間、前記コンデンサの両端電圧(V(C1))を0Vに維持する維持手段(SW3,SW4)を更に有することが好ましい。前記維持手段は、前記CR直列回路(31)の両端に接続されて、オフを指示する前記第2の駆動制御信号(VGL)に応答してオンし、前記CR直列回路の両端を短絡する短絡手段(SW3)と、前記短絡スイッチ(SW2)と前記CR直列回路(31)との間に挿入されて、オフを指示する前記第2の駆動制御信号(VGL)に応答してオフし、前記CR直列回路を前記短絡スイッチから切り離す切断手段(SW4)と、から構成されて良い。
本発明の第7の態様によれば、駆動制御信号(VGH)に応答してオン/オフする通電スイッチ(SW1)と、該通電スイッチに一端が接続された共振用インダクタ(Lr)と、該共振用インダクタの他端に一端が接続された共振用キャパシタ(Cr)とを含む電流共振型DC/DCコンバータ部(12)を有する電流共振型DC/DCコンバータにおいて、前記通電スイッチ(SW1)と並列に接続された、コンデンサ(C1)と抵抗器(R1)とから成るCR直列回路(31)を含み、前記コンデンサの両端電圧(V(C1))に基づいて、前記通電スイッチを流れる電流(ISW1)が実質的にゼロとなるタイミングで前記通電スイッチをオフとするように、前記駆動制御信号(VGH)を発生する制御回路(30)を備えたことを特徴とする電流共振型DC/DCコンバータ(10A)が得られる。
上記本発明の第7の態様による電流共振型DC/DCコンバータ(10A)において、前記電流共振型DC/DCコンバータ部が、全波電流共振型DC/DCコンバータ部(12)から構成されて良い。前記全波電流共振型DC/DCコンバータ部は、降圧形全波電流共振型DC/DCコンバータ部(12)であって良い。前記通電スイッチ(SW1)のオン抵抗の抵抗値をRonとし、前記通電スイッチ(SW1)の寄生インダクタンスのインダクタンス値をL1としたとき、前記コンデンサの容量値C1と前記抵抗器の抵抗値R1とを、L1/Ron=C1R1を満足するように選択する。また、前記コンデンサ(C1)および前記抵抗器(R1)におけるインピーダンスが、前記寄生インダクタンス(L1)および前記オン抵抗(Ron)におけるインピーダンスより十分大きいことが好ましく、例えば、1000倍であって良い。上記電流共振型DC/DCコンバータは、前記通電スイッチ(SW1)がオフしている間、前記コンデンサの両端電圧(V(C1))を0Vに維持する維持手段(SW3,SW4)を更に有することが好ましい。前記維持手段は、前記CR直列回路(31)の両端に接続されて、オフを指示する前記駆動制御信号(VGH)に応答してオンし、前記CR直列回路の両端を短絡する短絡手段(SW3)と、前記通電スイッチ(SW1)と前記CR直列回路(31)との間に挿入されて、オフを指示する前記駆動制御信号(VGH)に応答してオフし、前記CR直列回路を前記通電スイッチから切り離す切断手段(SW4)とから構成されて良い。
上記制御回路は、例えば、前記コンデンサの両端電圧(V(C1))を増幅して、誤差信号を出力する差動増幅器(32)と、前記通電スイッチがオフの期間における前記誤差信号を基準電圧として保持する保持手段(INVA,SW5,CSMP)と、前記誤差信号と前記基準電圧とを比較して、ゼロ電流タイミング信号を出力する比較器(33)と、該ゼロ電流タイミング信号に基づいて前記駆動制御信号(VGH)を生成する駆動制御信号生成手段(34,35)と、を更に有するものであって良い。前記保持手段は、例えば、前記駆動制御信号を反転して、反転した駆動制御信号を出力するインバータ(INVA)と、前記差動増幅器の出力端子と前記比較器の一方の入力端子との間に接続されて、前記通電スイッチがオフしているときに、前記反転した駆動制御信号に応答してオンするスイッチ手段(SW5)と、前記比較器の前記一方の入力端子に接続されて、前記スイッチ手段がオンしているときに、前記差動増幅器が出力する前記誤差信号を保持して、前記基準電圧を出力する基準電圧保持用コンデンサ(CSMP)と、から構成されて良い。また、前記駆動制御信号生成手段は、前記ゼロ電流タイミング信号に基づいて、原制御信号を出力するロジック回路(34)と、前記原制御信号に応答して、前記駆動制御信号(VGH)を前記通電スイッチ(SW1)のゲートに供給するドライバ回路(35)と、から構成されて良い。
尚、上記括弧内の符号は、本発明の理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、これらに限定されないのは勿論である。
本発明では、通電スイッチ(又は共振用インダクタ或いは短絡スイッチ)と並列に、コンデンサと抵抗器とから成るCR直列回路を接続したので、共振周波数が高くても、コンデンサの両端電圧を検出することにより、通電スイッチ(又は共振用インダクタ或いは短絡スイッチ)を流れる電流を正確に検出することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図5を参照して、本発明の一実施の形態に係る電流検出回路31について説明する。図示の電流検出回路31は、図1に図示した電流共振型DC/DCコンバータ10の通電スイッチSW1を流れる電流ISW1を検出するための回路である。
図5において、L1は通電スイッチSW1の寄生インダクタンスを示し、Ronは通電スイッチSW1のオン抵抗を示す。
図示の電流検出回路31は、通電スイッチSW1に並列に接続された、電流検出用コンデンサC1と電流検出用抵抗器R1とから成るCR直列回路から構成されている。ここで、電流検出用コンデンサC1の容量値と電流検出用抵抗器R1の抵抗値は、以下のようにして決定される。
オン抵抗Ronの両端電圧V(Ron)は、寄生インダクタンスL1とのインピーダンス比で決まり、通電スイッチSW1の両端電圧VSW1から、次式で表わされる。
V(Ron)=VSW1・(Ron/(Ron+jωL1))
同様に、電流検出用コンデンサC1の両端電圧V(C1)は、次式で表わされる。
V(C1)=VSW1・(1/(1+jωC1R1))
寄生インダクタンスL1とオン抵抗Ronとによって規定される時定数と、電流検出用コンデンサC1と電流検出用抵抗器R1とによって規定される時定数とが等しいとき、すなわち、L1/Ron=C1R1のとき、オン抵抗Ronの両端電圧V(Ron)と電流検出用コンデンサC1の両端電圧V(C1)とは等しくなる。
ここで、オン抵抗Ronは抵抗なので、電圧と電流との間の位相ずれは無い。このため、通電スイッチSW1を流れる電流ISW1と位相の等しい電圧波形が、電流検出用コンデンサC1の両端電圧V(C1)として現れ、寄生インダクタンスL1が存在することによる位相ずれをキャンセルできる。
ここで、電流検出用コンデンサC1および電流検出用抵抗器R1におけるインピーダンスを、寄生インダクタンスL1およびオン抵抗Ronにおけるインピーダンスより十分大きくとったとする。ここでは、仮に1000倍とする。この場合、電流検出用コンデンサC1と電流検出用抵抗器R1とから成るCR直列回路31を流れる電流は、通電スイッチSW1(すなわち、寄生インダクタンスL1とオン抵抗Ronとから成るLR直列回路)を流れる電流の1000分の1となる。したがって、例えば、寄生インダクタンスL1とオン抵抗Ronとから成るLR直列回路に共振電流ISW1が10A流れていても、電流検出用コンデンサC1と電流検出用抵抗器R1とから成るCR直列回路31には10mAしか流れない。その結果、共振電流ISW1への影響を小さく抑えることができる。また、電流検出用抵抗器R1に流れる電流値が小さいため、電流検出用抵抗器R1による損失も小さくできる。
本実施の形態では、電流検出用抵抗器R1の抵抗値は数十kΩであり、電流検出用コンデンサC1の容量値は0.01μFである。
上述したように、電流検出用コンデンサC1の両端電圧V(C1)を検出することによって、通電スイッチSW1を流れる電流ISW1を正確に検出することができる。
尚、上述の実施の形態では、通電スイッチSW1を流れる電流ISW1を検出するための電流検出回路について説明しているが、共振用インダクタLrを流れる電流ILrや短絡スイッチSW2を流れる電流ISW2も同様に測定(検出)することが可能である。
すなわち、共振用インダクタLrには抵抗成分Rcoがあるので、この共振用インダクタLrと並列に、上述したコンデンサC1と抵抗器R1とから成るCR直列回路を接続して、コンデンサC1の両端電圧V(C1)を検出(測定)することによって、共振用インダクタLrを流れる電流ILrを検出することができる。この場合、コンデンサC1の容量値C1と抵抗器R1の抵抗値R1とは、Lr/Rco=C1R1を満足するように選択される。
同様に、短絡スイッチSW2にはオン抵抗Ronと寄生インダクタンスL1とが存在するので、短絡スイッチSW2と並列に、上述したコンデンサC1と抵抗器R1とから成るCR直列回路を接続して、コンデンサC1の両端電圧V(C1)を検出(測定)することによって、短絡スイッチSW2を流れる電流ISW2を検出することができる。この場合、コンデンサC1の容量値と抵抗器R1の抵抗値も、上述したように、L1/Ron=C1R1を満足するように選択される。
次に、図5に示したCR直列回路31を利用した、電流共振型DC/DCコンバータについて説明する。
図5に示したような、通電スイッチSW1と並列に、電流検出用のCR直列回路31を接続するような単純な構成では、実際の電流共振型DC/DCコンバータが動作しない。
例えば、図1に図示したような電流共振型DC/DCコンバータ10の通電スイッチSW1は、頻繁にオン、オフを繰り返す。そのため、通電スイッチSW1のオフ期間中に、CR直列回路31の電流検出用コンデンサC1に電荷が充電されてしまわないようにコントロールする必要がある。
図6を参照して、本発明の一実施の形態に係る電流共振型DC/DCコンバータ10Aについて説明する。
図示の電流共振型DC/DCコンバータ10Aは、制御回路の構成が図1に図示した電流共振型DC/DCコンバータ10の制御回路と相違する点を除いて、電流共振型DC/DCコンバータ10と同様の構成を有する。従って、制御回路に30の参照符号を付してある。また、図1に示されたものと同一の機能を有するものには同一の参照符号を付してある。
図示の電流共振型DC/DCコンバータ10Aは、降圧形、同期整流方式の全波電流共振型DC/DCコンバータである。したがって、出力電圧Voutは入力電圧Vinより低い。全波電流共振型DC/DCコンバータ10Aは、電流共振型コンバータ部12と制御回路30とを備えている。入力電源(図示せず)には入力コンデンサ(図示せず)が並列に接続されている。負荷13には出力コンデンサCoが並列に接続されている。入力コンデンサと出力コンデンサCoとの間に、電流共振型DC/DCコンバータ部12が接続されている。
電流共振型DC/DCコンバータ部12は、通電スイッチSW1と、共振用インダクタLrと、共振用キャパシタCrと、短絡スイッチSW2と、出力インダクタLoとから構成されている。共振用インダクタLrと共振用キャパシタCrとによって、直列共振回路が構成されている。この直列共振回路は、通電スイッチSW1と短絡スイッチSW2との間に挿入されている。前述したように、通電スイッチSW1には寄生インダクタンスL1が存在する。
通電スイッチSW1は第1のスイッチとも呼ばれ、短絡スイッチSW2は第2のスイッチとも呼ばれる。図示の通電スイッチSW1及び短絡スイッチSW2の各々は、NチャネルMOSFETで構成されている。第1のスイッチSW1には第1のボディダイオード(図示せず)が寄生し、第2のスイッチSW2には第2のボディダイオード(図示せず)が寄生している。
詳述すると、通電スイッチSW1のソースには第1のボディダイオードのアノードが等価的に接続され、通電スイッチSW1のドレインには第1のボディダイオードのカソードが等価的に接続されている。短絡スイッチSW2のソースには第2のボディダイオードのアノードが等価的に接続され、短絡スイッチSW2のドレインには第2のボディダイオードのカソードが等価的に接続されている。
通電スイッチ(第1のスイッチ)SW1の一端(ドレイン)は、入力電源の陽極に接続されている。通電スイッチ(第1のスイッチ)SW1の他端(ソース)は、共振用インダクタLrの一端に接続されている。共振用インダクタLrの他端は、共振用キャパシタCrを介して接地されている。共振用キャパシタCrと並列に短絡スイッチ(第2のスイッチ)SW2が接続されている。詳述すると、短絡スイッチSW2の一端(ドレイン)は、共振用インダクタLrと共振用キャパシタCrとの接続点に接続され、短絡スイッチSW2の他端(ソース)は、接地されている。共振用インダクタLrの他端は、また、出力インダクタLoの一端に接続されている。出力インダクタLoの他端は出力コンデンサCoを介して接地されている。出力コンデンサCoの両端に出力電圧Voutが現れる。
尚、第1のスイッチ(通電スイッチ)SW1はハイサイドのスイッチとも呼ばれ、第2のスイッチ(短絡スイッチ)SW2はローサイドのスイッチとも呼ばれる。通電スイッチSW1および短絡スイッチSW2のオン/オフの制御は、後述する制御回路30から供給される第1及び第2の駆動制御信号によって行われる。詳述すると、制御回路30は、第1の駆動制御信号として駆動ハイサイドゲート信号VGHを通電スイッチSW1のゲートへ供給し、第2の駆動制御信号として駆動ローサイドゲート信号VGLを短絡スイッチSW2のゲートへ供給する。
制御回路30は、駆動ハイサイドゲート信号VGHを生成する第1の制御部分と、駆動ローサイドゲート信号VGLを生成する第2の制御部分とから構成されるが、本発明は、第1の制御部分に関するので、図6では制御回路30から第2の制御部分を省略してある。
前述したように、通電スイッチSW1のオン/オフは、制御回路30から供給される駆動ハイサイドゲート信号(第1の駆動制御信号)VGHによって制御される。制御回路30は上述したCR直列回路31を含む。制御回路30は、CR直列回路31の電流検出用コンデンサC1の両端電圧V(C1)に基づいて、通電スイッチSW1を流れる電流ISW1が実質的にゼロとなるタイミングで通電スイッチSW1をオフとするように、駆動ハイサイドゲート信号(第1の駆動制御信号)VGHを発生する。
詳述すると、制御回路30は、上記CR直列回路31と、差動増幅器32と、比較器33と、ロジック回路34と、ドライバ回路35とを備えている。制御回路30は、第3乃至第5のスイッチSW3、SW4、およびSW5と、インバータINVAと、基準電圧保持用コンデンサCSMPとを更に有する。
図示の例では、CR直列回路31と、第3のスイッチSW3と、第4のスイッチSW4との組み合わせによって、電流検出回路が構成されている。
上述したように、CR直列回路31は、通電スイッチSW1に並列に接続された、電流検出用コンデンサC1と電流検出用抵抗器R1とから成る。図示の例では、電流検出用コンデンサC1の一端は通電スイッチSW1のドレインに接続され、電流検出用コンデンサC1の他端は電流検出用抵抗器R1の一端に接続されている。電流検出用抵抗器R1の他端は、後述する第4のスイッチSW4を介して、通電スイッチSW1のソースに接続されている。
CR直列回路31の両端に第3のスイッチSW3が接続されている。第3のスイッチSW3は、PチャネルMOSFETで構成されている。第3のスイッチSW3のソースは、電流検出用コンデンサC1の一端(通電スイッチSW1のドレイン)に接続され、第3のスイッチSW3のドレインは、電流検出用抵抗器R1の他端に接続されている。第3のスイッチSW3のゲートには、後述するドライバ回路35から出力される駆動ハイサイドゲート信号(第1の駆動制御信号)VGHが供給される。
前述したように、電流検出用抵抗器R1の他端と通電スイッチSW1のソースとの間には、第4のスイッチSW4が接続されている。第4のスイッチSW4のソースは、電流検出用抵抗器R1の他端に接続され、第4のスイッチSW4のドレインは通電スイッチSW1のソースに接続されている。第4のスイッチSW4のゲートには、上記駆動ハイサイドゲート信号(第1の駆動制御信号)VGHが供給される。
差動増幅器32は、電流検出用コンデンサC1の両端電圧V(C1)を増幅して、誤差信号を出力する回路である。詳述すると、差動増幅器32の非反転入力端子+には、抵抗器R2を介してバイアス電圧VBIASが供給される。差動増幅器32の非反転入力端子+は、抵抗器R3を介して電流検出用コンデンサC1の一端が接続されている。差動増幅器32の反転入力端子−は、抵抗器R4を介して電流検出用コンデンサC1の他端が接続されている。差動増幅器32の出力端子は、抵抗器R5を介して、差動増幅器32の反転入力端子−に接続されている。
比較器33は、差動増幅器32から出力された誤差信号と基準電圧保持用コンデンサCSMPに保持されている基準電圧とを比較して、比較結果信号を出力する回路である。詳述すると、比較器33の非反転入力端子+には、抵抗器R6を介して誤差信号が供給される。比較器33の反転入力端子−は、抵抗器R7を介して基準電圧保持用コンデンサCSMPの一端が接続されている。基準電圧保持用コンデンサCSMPの他端は接地されている。比較器33の非反転入力端子+には、抵抗器R8を介してバイアス電圧VBIASが供給される。基準電圧保持用コンデンサCSMPの一端と差動増幅器32の出力端子との間には、第5のスイッチSW5が接続されている。この第5のスイッチSW5には、制御信号(スイッチ・オンオフ信号)として、インバータINVAにより上記駆動ハイサイドゲート信号VGHを反転した信号が供給される。比較器33は、比較結果信号としてゼロ電流タイミング信号を出力する。ゼロ電流タイミング信号はロジック回路34に供給される。
すなわち、インバータINVAは、第1の駆動制御信号VGHを反転して、反転した駆動制御信号を出力する。第5のスイッチSW5は、差動増幅器32の出力端子と比較器33の一方の入力端子との間に接続されて、通電スイッチSW1がオフしているときに、上記反転した駆動制御信号に応答してオンするスイッチ手段として働く。基準電圧保持用コンデンサCSMPは、比較器33の一方の入力端子に接続されて、第5のスイッチ(スイッチ手段)SW5がオンしているときに、差動増幅器32が出力する誤差信号を保持して、基準電圧を出力する。
ロジック回路34は、ゼロ電流タイミング信号に応答して、原ハイサイドゲート信号(第1の原制御信号)を出力する。この原ハイサイドゲート信号(第1の原制御信号)に応答して、ドライバ回路35は、駆動ハイサイドゲート信号(第1の駆動制御信号)VGHを通電スイッチSW1のゲートに供給する。したがって、ロジック回路34とドライバ回路35との組み合わせは、ゼロ電流タイミング信号に基づいて第1の駆動制御信号VGHを生成する駆動制御信号生成手段として動作する。
以下、図6を参照して、制御回路30の動作について説明する。
最初に、通電スイッチSW1がオフしているときの動作について説明する。
この場合、ドライバ回路35は、論理ローレベルの駆動ハイサイドゲート信号VGHを出力している。この論理ローレベルの駆動ハイサイドゲート信号VGHに応答して、第3のスイッチSW3はオンし、第4のスイッチSW4はオフし、第5のスイッチSW5はオンする。
したがって、この期間、CR直列回路31の電流検出用コンデンサC1が通電スイッチSW1のソースから切り離されるため、電流検出用コンデンサC1が充電されてしまうことがない。また、第3のスイッチSW3がオンしているため、差動増幅器32には、電流検出用コンデンサC1の両端電圧V(C1)がゼロの状態、すなわち、擬似的に通電スイッチSW1を流れる電流ISW1がゼロの状態と同様の入力が与えられる。このとき、第5のスイッチSW5がオンしているので、差動増幅器32の出力(誤差信号)は基準電圧として基準電圧保持用コンデンサCSMPに保持される。この基準電圧保持コンデンサCSMPに保持された基準電圧が、電流ゼロ点の基準として用いられる。
次に、通電スイッチSW1がオンしているときの動作について説明する。
この場合、ドライバ回路35は、論理ハイレベルの駆動ハイサイドゲート信号VGHを出力している。論理ハイレベルの駆動ハイサイドゲート信号VGHに応答して、第3のスイッチSW3はオフし、第4のスイッチSW4はオンし、第5のスイッチSW5はオフする。
この状態では、電流検出用コンデンサC1と電流検出用抵抗器R1とから成るCR直列回路31が通電スイッチSW1と並列に接続されるため、前述したように、電流検出用コンデンサC1の両端には、通電スイッチSW1を流れる電流ISW1が通電スイッチSW1のオン抵抗Ronを流れることによる電圧降下V(Ron)と同じ電圧V(C1)が出現する。この電流検出用コンデンサC1の両端電圧V(C1)が差動増幅器32に入力される。
差増増幅器32から出力される誤差信号と、基準電圧保持用コンデンサCSMPで保持されている基準電圧(ゼロ電流時の電圧)とが比較器33で比較される。誤差信号と基準電圧保持用コンデンサCSMPで保持されている基準電圧とが等しくなったとき、比較器33はゼロ電流タイミング信号を出力する。
ゼロ電流タイミング信号に応答して、ロジック回路34とドライバ回路35とから成る駆動制御信号生成手段は、論理ローレベルの駆動ハイサイドゲート信号(第1の駆動制御信号)VGHを出力する。
尚、通電スイッチSW1がオフしている状態において基準電圧保持コンデンサCSMPで保持された基準電圧と、通電スイッチSW1がオンしている状態において差動増幅器32から出力される誤差信号とは、当然ながらどちらも差動増幅器32を経由している。そのため、差増増幅器32のオフセット、抵抗器R2〜R5の抵抗値のばらつきによる誤差をキャンセルすることができる。
とにかく、第3のスイッチSW3は、通電スイッチSW1がオフしている間、CR直列回路31の両端を短絡して、電流検出用コンデンサC1に蓄積されている電荷を放電させる短絡手段(放電手段)として働く。また、第4のスイッチSW4は、通電スイッチSW1がオフしている間、CR直列出回路31を通電スイッチSW1から切り離して、電流検出用コンデンサC1が充電されるのを防止する切断手段(充電防止手段)として働く。すなわち、第3のスイッチ(短絡手段)SW3と第4のスイッチ(切断手段)SW4との組み合わせは、通電スイッチSW1がオフしている間、電流検出用コンデンサC1の両端電圧V(C1)を0Vに維持する維持手段として働く。
また、インバータINVAと第5のスイッチSW5と基準電圧保持用コンデンサCSMPとの組み合わせは、通電スイッチSW1がオフの期間における誤差信号を基準電圧として保持する保持手段として動作する。
図6の例ではスイッチにMOSFETを使用しているが、スイッチとしてバイポーラトランジスタや接合形FETなどを使用しても良いのは勿論である。
以上、本発明について好ましい実施の形態によって説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定しないのは勿論である。例えば、上述した実施の形態では、降圧形で、同期整流方式の全波電流共振型DC/DCコンバータを例に挙げて説明しているが、昇圧形、極性反転形の他のタイプにも適用可能なのは勿論であり、非同期方式であっても良い。非同期方式の場合、短絡スイッチSW2の代わりにダイオードが使用される。
従来の降圧形で、同期整流方式の全波電流共振型DC/DCコンバータの構成を示すブロック図である。 図1に示した全波電流共振型DC/DCコンバータにおける、(A)通電スイッチを流れる電流ISW1と、(B)第1の駆動制御信号(駆動ハイサイドゲート信号)VGHの波形を示す図である。 図1に示した全波電流共振型DC/DCコンバータにおいて、通電スイッチの寄生インダクタンスが無視出来る場合の、(A)通電スイッチの等価回路と、(B)通電スイッチを流れる電流ISW1の波形と、(C)通電スイッチの両端電圧VSW1の波形と、(D)第1の駆動制御信号(駆動ハイサイドゲート信号)VGHの波形を示す図である。 図1に示した全波電流共振型DC/DCコンバータにおいて、通電スイッチの寄生インダクタンスが無視出来ない場合の、(A)通電スイッチの等価回路と、(B)通電スイッチを流れる電流ISW1の波形と、(C)通電スイッチの両端電圧VSW1の波形と、(D)第1の駆動制御信号(駆動ハイサイドゲート信号)VGHの波形を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る電流検出回路を示す回路図である。 本発明の一実施の形態に係る電流共振型DC/DCコンバータを示すブロック図である。
符号の説明
10A 降圧形全波電流共振型DC/DCコンバータ
11 入力電源
12 降圧形全波電流共振型DC/DCコンバータ部
13 負荷
30 制御回路
31 電流検出回路(CR直列回路)
32 差動増幅器
33 比較器
34 ロジック回路
35 ドライバ回路
Lr 共振用インダクタ
SW1 通電スイッチ
Cr 共振用キャパシタ
SW2 短絡スイッチ
Lo 出力インダクタ
Co 出力コンデンサ
Ci 入力コンデンサ
Ron 通電スイッチのオン抵抗
L1 通電スイッチの寄生インダクタンス
C1 電流検出用コンデンサ
R1 電流検出用抵抗器
SW2 第3のスイッチ(短絡手段)
SW4 第4のスイッチ(切断手段)
SW5 第5のスイッチ(スイッチ手段)
INVA インバータ
CSMP 基準電圧保持用コンデンサ

Claims (47)

  1. 駆動制御信号に応答してオン/オフする通電スイッチと、該通電スイッチに一端が接続された共振用インダクタと、該共振用インダクタの他端に一端が接続された共振用キャパシタとを含む電流共振型DC/DCコンバータにおいて、前記通電スイッチを流れる電流を検出する方法であって、
    前記通電スイッチと並列に、コンデンサと抵抗器とから成るCR直列回路を接続し、
    前記コンデンサの両端電圧を検出することにより、前記通電スイッチを流れる電流を検出する、ことを特徴とする電流検出方法。
  2. 前記通電スイッチのオン抵抗の抵抗値をRonとし、前記通電スイッチの寄生インダクタンスのインダクタンス値をL1としたとき、前記コンデンサの容量値C1と前記抵抗器の抵抗値R1とを、L1/Ron=C1R1を満足するように選択した、ことを特徴とする請求項1に記載の電流検出方法。
  3. 前記コンデンサおよび前記抵抗器におけるインピーダンスが、前記寄生インダクタンスおよび前記オン抵抗におけるインピーダンスより十分大きい、ことを特徴とする請求項2に記載の電流検出方法。
  4. 前記コンデンサおよび前記抵抗器におけるインピーダンスが、前記寄生インダクタンスおよび前記オン抵抗におけるインピーダンスの1000倍である、ことを特徴とする請求項3に記載の電流検出方法。
  5. 前記通電スイッチがオフしている間、前記コンデンサの両端電圧を0Vに維持することを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の電流検出方法。
  6. 前記通電スイッチがオフしている間、前記CR直列回路の両端を短絡し、
    前記通電スイッチがオフしている間、前記CR直列回路を前記通電スイッチから切り離す、
    ことを特徴とする請求項5に記載の電流検出方法。
  7. 駆動制御信号に応答してオン/オフする通電スイッチと、該通電スイッチに一端が接続された共振用インダクタと、該共振用インダクタの他端に一端が接続された共振用キャパシタとを含む電流共振型DC/DCコンバータにおいて、前記共振用インダクタを流れる電流を検出する方法であって、
    前記共振用インダクタと並列に、コンデンサと抵抗器とから成るCR直列回路を接続し、
    前記コンデンサの両端電圧を検出することにより、前記共振用インダクタを流れる電流を検出する、ことを特徴とする電流検出方法。
  8. 前記共振用インダクタのインダクタンス値をLrとし、前記共振用インダクタの抵抗成分の抵抗値をRcoとしたとき、前記コンデンサの容量値C1と前記抵抗器の抵抗値R1とを、Lr/Rco=C1R1を満足するように選択した、ことを特徴とする請求項7に記載の電流検出方法。
  9. 前記コンデンサおよび前記抵抗器におけるインピーダンスが、前記共振用インダクタおよび前記抵抗成分におけるインピーダンスより十分大きい、ことを特徴とする請求項8に記載の電流検出方法。
  10. 前記コンデンサおよび前記抵抗器におけるインピーダンスが、前記共振用インダクタおよび前記抵抗成分におけるインピーダンスの1000倍である、ことを特徴とする請求項9に記載の電流検出方法。
  11. 前記通電スイッチがオフしている間、前記コンデンサの両端電圧を0Vに維持することを特徴とすることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1つに記載の電流検出方法。
  12. 前記通電スイッチがオフしている間、前記CR直列回路の両端を短絡し、
    前記通電スイッチがオフしている間、前記CR直列回路を前記共振用インダクタから切り離す、
    ことを特徴とする請求項11に記載の電流検出方法。
  13. 第1の駆動制御信号に応答してオン/オフする通電スイッチと、該通電スイッチに一端が接続された共振用インダクタと、該共振用インダクタの他端に一端が接続された共振用キャパシタと、該共振用キャパシタと並列に接続されて、第2の駆動制御信号に応答してオン/オフする短絡スイッチとを含む電流共振型DC/DCコンバータにおいて、前記短絡スイッチを流れる電流を検出する方法であって、
    前記短絡スイッチと並列に、コンデンサと抵抗器とから成るCR直列回路を接続し、
    前記コンデンサの両端電圧を検出することにより、前記短絡スイッチを流れる電流を検出する、ことを特徴とする電流検出方法。
  14. 前記短絡スイッチのオン抵抗の抵抗値をRonとし、前記短絡スイッチの寄生インダクタンスのインダクタンス値をL1としたとき、前記コンデンサの容量値C1と前記抵抗器の抵抗値R1とを、L1/Ron=C1R1を満足するように選択した、ことを特徴とする請求項13に記載の電流検出方法。
  15. 前記コンデンサおよび前記抵抗器におけるインピーダンスが、前記寄生インダクタンスおよび前記オン抵抗におけるインピーダンスより十分大きい、ことを特徴とする請求項14に記載の電流検出方法。
  16. 前記コンデンサおよび前記抵抗器におけるインピーダンスが、前記寄生インダクタンスおよび前記オン抵抗におけるインピーダンスの1000倍である、ことを特徴とする請求項15に記載の電流検出方法。
  17. 前記短絡スイッチがオフしている間、前記コンデンサの両端電圧を0Vに維持することを特徴とする請求項13乃至16のいずれか1つに記載の電流検出方法。
  18. 前記短絡スイッチがオフしている間、前記CR直列回路の両端を短絡し、
    前記短絡スイッチがオフしている間、前記CR直列回路を前記短絡スイッチから切り離す、
    ことを特徴とする請求項17に記載の電流検出方法。
  19. 駆動制御信号に応答してオン/オフする通電スイッチと、該通電スイッチに一端が接続された共振用インダクタと、該共振用インダクタの他端に一端が接続された共振用キャパシタとを含む電流共振型DC/DCコンバータにおける、前記通電スイッチを流れる電流を検出する電流検出回路であって、
    前記通電スイッチと並列に接続された、コンデンサと抵抗器とから成るCR直列回路を備え、
    前記コンデンサの両端電圧を検出することにより、前記通電スイッチを流れる電流を検出する、ことを特徴とする電流検出回路。
  20. 前記通電スイッチのオン抵抗の抵抗値をRonとし、前記通電スイッチの寄生インダクタンスのインダクタンス値をL1としたとき、前記コンデンサの容量値C1と前記抵抗器の抵抗値R1とを、L1/Ron=C1R1を満足するように選択した、ことを特徴とする請求項19に記載の電流検出回路。
  21. 前記コンデンサおよび前記抵抗器におけるインピーダンスが、前記寄生インダクタンスおよび前記オン抵抗におけるインピーダンスより十分大きい、ことを特徴とする請求項20に記載の電流検出回路。
  22. 前記コンデンサおよび前記抵抗器におけるインピーダンスが、前記寄生インダクタンスおよび前記オン抵抗におけるインピーダンスの1000倍である、ことを特徴とする請求項21に記載の電流検出回路。
  23. 前記通電スイッチがオフしている間、前記コンデンサの両端電圧を0Vに維持する維持手段を更に有することを特徴とする請求項19乃至22のいずれか1つに記載の電流検出回路。
  24. 前記維持手段は、
    前記CR直列回路の両端に接続されて、オフを指示する前記駆動制御信号に応答してオンし、前記CR直列回路の両端を短絡する短絡手段と、
    前記通電スイッチと前記CR直列回路との間に挿入されて、オフを指示する前記駆動制御信号に応答してオフし、前記CR直列回路を前記通電スイッチから切り離す切断手段と、
    を有することを特徴とする請求項23に記載の電流検出回路。
  25. 駆動制御信号に応答してオン/オフする通電スイッチと、該通電スイッチに一端が接続された共振用インダクタと、該共振用インダクタの他端に一端が接続された共振用キャパシタとを含む電流共振型DC/DCコンバータにおける、前記共振用インダクタを流れる電流を検出する電流検出回路であって、
    前記共振用インダクタと並列に接続された、コンデンサと抵抗器とから成るCR直列回路を備え、
    前記コンデンサの両端電圧を検出することにより、前記共振用インダクタを流れる電流を検出する、ことを特徴とする電流検出回路。
  26. 前記共振用インダクタのインダクタンス値をLrとし、前記共振用インダクタの抵抗成分の抵抗値をRcoとしたとき、前記コンデンサの容量値C1と前記抵抗器の抵抗値R1とを、Lr/Rco=C1R1を満足するように選択した、ことを特徴とする請求項25に記載の電流検出回路。
  27. 前記コンデンサおよび前記抵抗器におけるインピーダンスが、前記共振用インダクタおよび前記抵抗成分におけるインピーダンスより十分大きい、ことを特徴とする請求項26に記載の電流検出回路。
  28. 前記コンデンサおよび前記抵抗器におけるインピーダンスが、前記共振用インダクタおよび前記抵抗成分におけるインピーダンスの1000倍である、ことを特徴とする請求項27に記載の電流検出回路。
  29. 前記通電スイッチがオフしている間、前記コンデンサの両端電圧を0Vに維持する維持手段を更に有することを特徴とする請求項25乃至27のいずれか1つに記載の電流検出回路。
  30. 前記維持手段は、
    前記CR直列回路の両端に接続されて、オフを指示する前記駆動制御信号に応答してオンし、前記CR直列回路の両端を短絡する短絡手段と、
    前記共振用インダクタと前記CR直列回路との間に挿入されて、オフを指示する前記駆動制御信号に応答してオフし、前記CR直列回路を前記共振用インダクタから切り離す切断手段と、
    を有することを特徴とする請求項29に記載の電流検出回路。
  31. 第1の駆動制御信号に応答してオン/オフする通電スイッチと、該通電スイッチに一端が接続された共振用インダクタと、該共振用インダクタの他端に一端が接続された共振用キャパシタと、該共振用キャパシタと並列に接続されて、第2の駆動制御信号に応答してオン/オフする短絡スイッチとを含む電流共振型DC/DCコンバータにおける、前記短絡スイッチを流れる電流を検出する電流検出回路であって、
    前記短絡スイッチと並列に接続され、コンデンサと抵抗器とから成るCR直列回路を備え、
    前記コンデンサの両端電圧を検出することにより、前記短絡スイッチを流れる電流を検出する、ことを特徴とする電流検出回路。
  32. 前記短絡スイッチのオン抵抗の抵抗値をRonとし、前記短絡スイッチの寄生インダクタンスのインダクタンス値をL1としたとき、前記コンデンサの容量値C1と前記抵抗器の抵抗値R1とを、L1/Ron=C1R1を満足するように選択した、ことを特徴とする請求項31に記載の電流検出回路。
  33. 前記コンデンサおよび前記抵抗器におけるインピーダンスが、前記寄生インダクタンスおよび前記オン抵抗におけるインピーダンスより十分大きい、ことを特徴とする請求項32に記載の電流検出回路。
  34. 前記コンデンサおよび前記抵抗器におけるインピーダンスが、前記寄生インダクタンスおよび前記オン抵抗におけるインピーダンスの1000倍である、ことを特徴とする請求項33に記載の電流検出回路。
  35. 前記短絡スイッチがオフしている間、前記コンデンサの両端電圧を0Vに維持する維持手段を更に有することを特徴とする請求項31乃至34のいずれか1つに記載の電流検出回路。
  36. 前記維持手段は、
    前記CR直列回路の両端に接続されて、オフを指示する前記第2の駆動制御信号に応答してオンし、前記CR直列回路の両端を短絡する短絡手段と、
    前記短絡スイッチと前記CR直列回路との間に挿入されて、オフを指示する前記第2の駆動制御信号に応答してオフし、前記CR直列回路を前記短絡スイッチから切り離す切断手段と、
    を有することを特徴とする請求項35に記載の電流検出回路。
  37. 駆動制御信号に応答してオン/オフする通電スイッチと、該通電スイッチに一端が接続された共振用インダクタと、該共振用インダクタの他端に一端が接続された共振用キャパシタとを含む電流共振型DC/DCコンバータ部を有する電流共振型DC/DCコンバータにおいて、
    前記通電スイッチと並列に接続された、コンデンサと抵抗器とから成るCR直列回路を含み、前記コンデンサの両端電圧に基づいて、前記通電スイッチを流れる電流が実質的にゼロとなるタイミングで前記通電スイッチをオフとするように、前記駆動制御信号を発生する制御回路を備えたことを特徴とする電流共振型DC/DCコンバータ。
  38. 前記電流共振型DC/DCコンバータ部が、全波電流共振型DC/DCコンバータ部から成る、請求項37に記載の電流共振型DC/DCコンバータ。
  39. 前記全波電流共振型DC/DCコンバータ部が、降圧形全波電流共振型DC/DCコンバータ部から成る、請求項38に記載の電流共振型DC/DCコンバータ。
  40. 前記通電スイッチのオン抵抗の抵抗値をRonとし、前記通電スイッチの寄生インダクタンスのインダクタンス値をL1としたとき、前記コンデンサの容量値C1と前記抵抗器の抵抗値R1とを、L1/Ron=C1R1を満足するように選択した、ことを特徴とする請求項37乃至39のいずれか1つに記載の電流共振型DC/DCコンバータ。
  41. 前記コンデンサおよび前記抵抗器におけるインピーダンスが、前記寄生インダクタンスおよび前記オン抵抗におけるインピーダンスより十分大きい、ことを特徴とする請求項40に記載の電流共振型DC/DCコンバータ。
  42. 前記コンデンサおよび前記抵抗器におけるインピーダンスが、前記寄生インダクタンスおよび前記オン抵抗におけるインピーダンスの1000倍である、ことを特徴とする請求項41に記載の電流共振型DC/DCコンバータ。
  43. 前記通電スイッチがオフしている間、前記コンデンサの両端電圧を0Vに維持する維持手段を更に有することを特徴とする請求項37乃至42のいずれか1つに記載の電流共振型DC/DCコンバータ。
  44. 前記維持手段は、
    前記CR直列回路の両端に接続されて、オフを指示する前記駆動制御信号に応答してオンし、前記CR直列回路の両端を短絡する短絡手段と、
    前記通電スイッチと前記CR直列回路との間に挿入されて、オフを指示する前記駆動制御信号に応答してオフし、前記CR直列回路を前記通電スイッチから切り離す切断手段と、
    を有することを特徴とする請求項43に記載の電流共振型DC/DCコンバータ。
  45. 前記制御回路は、
    前記コンデンサの両端電圧を増幅して、誤差信号を出力する差動増幅器と、
    前記通電スイッチがオフの期間における前記誤差信号を基準電圧として保持する保持手段と、
    前記誤差信号と前記基準電圧とを比較して、ゼロ電流タイミング信号を出力する比較器と、
    該ゼロ電流タイミング信号に基づいて前記駆動制御信号を生成する駆動制御信号生成手段と、
    を更に有することを特徴とする、請求項43又は請求項44に記載の電流共振型DC/DCコンバータ。
  46. 前記保持手段は、
    前記駆動制御信号を反転して、反転した駆動制御信号を出力するインバータと、
    前記差動増幅器の出力端子と前記比較器の一方の入力端子との間に接続されて、前記通電スイッチがオフしているときに、前記反転した駆動制御信号に応答してオンするスイッチ手段と、
    前記比較器の前記一方の入力端子に接続されて、前記スイッチ手段がオンしているときに、前記差動増幅器が出力する前記誤差信号を保持して、前記基準電圧を出力する基準電圧保持用コンデンサと、
    から構成されていることを特徴とする、請求項45に記載の電流共振型DC/DCコンバータ。
  47. 前記駆動制御信号生成手段は、
    前記ゼロ電流タイミング信号に基づいて、原制御信号を出力するロジック回路と、
    前記原制御信号に応答して、前記駆動制御信号を前記通電スイッチのゲートに供給するドライバ回路と、
    から構成される、請求項45又は請求項46に記載の電流共振型DC/DCコンバータ。
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