JPH05260652A - 電源逆接続防止回路 - Google Patents

電源逆接続防止回路

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Publication number
JPH05260652A
JPH05260652A JP4055008A JP5500892A JPH05260652A JP H05260652 A JPH05260652 A JP H05260652A JP 4055008 A JP4055008 A JP 4055008A JP 5500892 A JP5500892 A JP 5500892A JP H05260652 A JPH05260652 A JP H05260652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
circuit
reverse connection
connection prevention
voltage
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4055008A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Tsujimoto
裕一 辻本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP4055008A priority Critical patent/JPH05260652A/ja
Publication of JPH05260652A publication Critical patent/JPH05260652A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は電源逆接続防止回路に関し、電源順
接続時の電源逆接続防止回路による電圧降下を小さくす
ることができ、電源逆接続時には集積回路や電子回路等
に電流が流れ込まないようにそれを保護することがで
き、より低い電源電圧で所定の集積回路や電子回路等を
動作可能にすることを目的とする。 【構成】 電源逆接続防止回路2はトランジスタ6を有
し、このトランジスタ6は電源1の負荷3に対する順接
続時に導通状態にされ、電源1の負荷3に対する逆接続
時には遮断状態となるようトランジスタ6を動作させて
電源逆接続防止回路2を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源逆接続防止回路に関
し、特に集積回路チップの引き出し電極に本来印加すべ
き電圧とは逆極性の電圧が印加されても、内部の集積回
路にそれが印加されないようにするための電源逆接続防
止回路に係る。
【0002】
【従来の技術】最近は乾電池やニッケルカドミウム電池
などを電源とするいろいろな小型の電子機器が多く用い
られている。これら電子機器の多くは乾電池が切れると
新しい乾電池に交換する必要がある。しかし、電気や機
械の知識に疎い人あるいはそそっかしい人は乾電池の極
性を間違えて乾電池をその収納部に装着してしまうこと
があり、電子機器を動作不能にしてしまうといった事故
を起こすことがあった。
【0003】そこで、こうした事故を防止するために、
従来は、電子機器や電子回路に電源からダイオードを介
して給電するようにされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電源逆接続防止
手法にあっては、図9(a) に示すように電子回路Cに対
する電源Eの順接続の場合はダイオードDに順方向電流
が流れるため電源Eから電子回路Cに給電することがで
きる。また、図9(b) に示すように電子回路Cに対する
電源Eの逆接続の場合には電子回路Cへの電流はダイオ
ードDに阻止されて流れない。即ち、ダイオードDは電
源逆接続防止素子として機能する。
【0005】しかしながら、ダイオードDに順方向電流
を流しているときにはダイオードDの両端に一般に0.7
V程度の順方向電圧を生ずる。扱う電圧が高い場合には
0.7V程度の電圧降下は殆ど無視して差し支えないが、
例えば、1.2V程度の電源電圧を扱う場合、58%も
高い電圧をダイオードDを含む電子回路へ印加する必要
があり、例えば、予定では単三乾電池一本で動作するは
ずが、実際にはダイオードDの順方向電圧が障害となっ
て電子回路が動作しないという事態を招来する問題があ
った。
【0006】そこで、本発明は前記従来の問題点を考慮
して、電源順接続時の電源逆接続防止回路による電圧降
下を小さくすることができ、電源逆接続時には集積回路
や電子回路等に電流が流れ込まないようにそれを保護す
ることができ、より低い電源電圧で所定の集積回路や電
子回路等を動作可能にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を説
明する構成図である。同図において、電源1はトランジ
スタ6を有する電源逆接続防止回路2を介して負荷3に
電流を流せるように構成してある。
【0008】
【作用】電源1が図1に示す状態とは逆に接続された場
合、即ち、電源逆接続防止回路2のトランジスタ6に逆
方向電圧が印加されるときには、負荷3への電流はトラ
ンジスタ6に阻止されて流れない。
【0009】電源1が図1に示す状態、即ち、トランジ
スタ6に順方向電圧が印加されるときには、負荷3へは
トランジスタ6を介して電流が流れる。そのとき、トラ
ンジスタ6における電圧降下は小さいので、電源1の端
子間電圧はより低い電圧で済むようになる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
について詳細に説明する。図2は本発明の電源逆接続防
止回路2に負荷となる電子回路4を接続した状態を示す
回路構成図である。同図において、プラス側の電源接続
端子5にはPNPトランジスタ6のエミッタを接続して
あり、このPNPトランジスタ6のコレクタは前記電子
回路4を介してグランド端子(マイナス側の電源接続端
子)7に接続してある。前記PNPトランジスタ6のベ
ースはベース電流設定用抵抗8を介して前記グランド端
子7に接続してある。なお、この回路全体は半導体集積
回路、例えば、バイポーラ集積回路のチップ内に形成さ
れている。
【0011】図3(a) は電源逆接続防止回路2を介して
電子回路4に電源1が順接続された様子を示す回路構成
図である。この状態において、前記ベース電流設定用抵
抗8は、前記PNPトランジスタ6のコレクタ・エミッ
タ間電圧が0.2V程度で前記PNPトランジスタ6が
飽和状態となるような抵抗値に設定している。従って、
この飽和状態にある前記PNPトランジスタ6での電圧
降下は略0.2Vであり、ダイオードの順方向電圧の
0.7Vに比べずっと小さい。
【0012】図3(b) は電源逆接続防止回路2を介して
電子回路4に電源1が逆接続された様子を示す回路構成
図である。このとき、前記PNPトランジスタ6は遮断
状態にされており、前記PNPトランジスタ6の耐圧に
依存するが、その耐圧を超えない限り電源1からの電流
は前記PNPトランジスタ6に阻止されて前記電子回路
4へは流れない。そのため、電源の逆接続に起因する前
記電子回路4の破壊を防ぐことができる。
【0013】図4(a) はPNPトランジスタのI−V特
性を示すグラフである。縦軸はコレクタ電流を示し、横
軸はコレクタ・エミッタ間の電圧である。前述の実施例
のものでは、コレクタ・エミッタ間の電圧が0.2Vで
飽和するように前記ベース電流設定用抵抗8の値を定め
ている。
【0014】図4(b) はダイオードのI−V特性を示す
グラフである。縦軸は順方向電流を示し、横軸は順方向
印加電圧である。ダイオードにより若干異なるが概ねダ
イオードでの電圧降下は0.7V程度でPNPトランジ
スタでの電圧降下よりも大きい。
【0015】図5は電源電圧の立ち上がり特性、従来の
ダイオードによる電源逆接続防止手法による電子回路へ
の印加電圧の立ち上がり特性及び本発明の電源逆接続防
止回路による電子回路への印加電圧の立ち上がり特性を
対比させて示すグラフである。
【0016】図5から明らかなように、本発明の電源逆
接続防止回路によれば、従来のダイオードによる電源逆
接続防止手法による場合に比べ0.5Vも電圧降下を小
さくすることが可能となる。
【0017】本発明の電源逆接続防止回路は前記実施例
に示した構成以外に、例えば、図6、図7及び図8に示
す如く構成することができる。図6に示す構成はベース
電流設定用抵抗を用いずに、例えば、カレントミラー回
路等による定電流源9からベース電流を供給するように
したものである。
【0018】図7に示す構成は電源逆接続防止回路2に
NPNトランジスタ61を用い、このNPNトランジス
タ61とプラス側の電源接続端子5との間に電子回路4
を設けている。
【0019】図8に示す構成は電源逆接続防止回路2と
してNPNトランジスタ61を用い、このNPNトラン
ジスタ61とプラス側の電源接続端子5との間に電子回
路4を設けると共に定電流源9からベース電流を供給す
るようにしたものである。なお、電源逆接続防止回路2
を構成する素子としてはFET等を用いることもでき
る。
【0020】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、電源逆接続時には集積回路内の他の電子回路や別
設される電子回路等に電流が流れ込まないようにそれを
保護することができ、電源順接続時は電源逆接続防止回
路での電圧降下を小さくすることが可能となり、より低
い電源電圧で集積回路内の他の電子回路や別設される電
子回路等を動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する構成図である。
【図2】本発明の電源逆接続防止回路に負荷となる電子
回路を接続した状態を示す回路構成図である。
【図3】(a) は電源逆接続防止回路を介して電子回路に
電源が順接続された様子を示す回路構成図である。(b)
は電源逆接続防止回路を介して電子回路に電源が逆接続
された様子を示す回路構成図である。
【図4】(a) はPNPトランジスタのI−V特性を示す
グラフである。(b) はダイオードのI−V特性を示すグ
ラフである。
【図5】電源電圧の立ち上がり特性、従来のダイオード
による電源逆接続防止手法による電子回路への印加電圧
の立ち上がり特性及び本発明の電源逆接続防止回路によ
る電子回路への印加電圧の立ち上がり特性を対比させて
示すグラフである。
【図6】本発明の電源逆接続防止回路の他の実施例を示
す回路構成図である。
【図7】本発明の電源逆接続防止回路の他の実施例を示
す回路構成図である。
【図8】本発明の電源逆接続防止回路の他の実施例を示
す回路構成図である。
【図9】(a) は従来の電源逆接続防止手法における電子
回路に電源が順接続された様子を示す回路構成図であ
る。(b) は従来の電源逆接続防止手法における電子回路
に電源が逆接続された様子を示す回路構成図である。
【符号の説明】
1 電源 2 電源逆接続防止回路 3 負荷

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に対して直列にトランジスタを接続
    し、電源の負荷に対する順接続時には、前記トランジス
    タのベース又はゲートに順バイアス電圧を印加し、電源
    の負荷に対する逆接続時には、前記トランジスタのベー
    ス又はゲートに逆バイアス電圧を印加するよう構成した
    ことを特徴とする電源逆接続防止回路。
JP4055008A 1992-03-13 1992-03-13 電源逆接続防止回路 Withdrawn JPH05260652A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4055008A JPH05260652A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 電源逆接続防止回路

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JP4055008A JPH05260652A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 電源逆接続防止回路

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Publication Number Publication Date
JPH05260652A true JPH05260652A (ja) 1993-10-08

Family

ID=12986634

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JP4055008A Withdrawn JPH05260652A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 電源逆接続防止回路

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006178702A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Ricoh Co Ltd ボルテージレギュレータ回路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006178702A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Ricoh Co Ltd ボルテージレギュレータ回路
JP4587804B2 (ja) * 2004-12-22 2010-11-24 株式会社リコー ボルテージレギュレータ回路

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