JPH05260017A - スペクトル拡散通信方式並びに送信回路及び受信回路 - Google Patents

スペクトル拡散通信方式並びに送信回路及び受信回路

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JPH05260017A
JPH05260017A JP4269597A JP26959792A JPH05260017A JP H05260017 A JPH05260017 A JP H05260017A JP 4269597 A JP4269597 A JP 4269597A JP 26959792 A JP26959792 A JP 26959792A JP H05260017 A JPH05260017 A JP H05260017A
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signal
circuit
data
timing
cycle
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JP4269597A
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Masamitsu Suzuki
政光 鈴木
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PLLなどのビット同期回路を不要とし、送
信データにクロック成分が無いような場合でも復号タイ
ミングを確実にする。 【構成】 データ送出回路1からの送信データによっ
て、PN信号クロックにFSK変調を施す。PN信号発
生器3では、このクロックで周波数拡散を行うPN信号
を発生する。次に、周波数変換回路5により搬送波周波
数に変換され、最後に電力増幅回路6で増幅して送信す
る。一方、PN信号周期検出回路4aでは、PN信号発
生器3の出力からPN信号の1周期を検出する。このP
N周期信号を1/Nに分周し、送信データクロックとし
てデータ送出回路1に送出する。データ送出回路1で
は、この送信データクロックに同期したデータを送出す
る。したがって、送信データはPN信号周期に同期した
ものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明はスペクトル拡散通信方式並びに送
信回路及び受信回路に関する。例えば、微弱無線通信,
移動体無線通信,構内無線通信に適用されるものであ
る。
【0002】
【従来技術】ディジタル信号を伝送するためには、通
常、電圧制御発振器を変調データで直接変調をかけるF
SK(Frequency Shift Keying:周波数シフトキーイン
グ)変調方式が用いられるが、この方法ではクロック周
波数が安定しないため、受信機側で擬似雑音(PN)信
号の同期はずれや復調誤り等を引き起こす恐れがある。
クロック速度変調によるスペクトル拡散通信方式につい
ては、「最新スペクトラム拡散通信方式」(R.C.Dixon
著、立野、片岡、飯田訳、ジャテック出版、pp.125-127
昭和53.11.30)に記載されている。これによれば、ク
ロック速度変調の具体的な実現方法として、PLL(位
相同期ループ)による安定化を図ったものが紹介されて
いるが、これはアナログ信号の伝送を目的にしたもの
で、ディジタル信号の伝送には適さない。また、クロッ
ク速度変調を用いたスペクトル拡散通信においてディジ
タル情報を伝送するとき、従来の方法によると、DLL
復調信号からPLLなどによりビットタイミングをと
り、ディジタルデータを再生していた。この方法による
と、複雑かつ高価なPLLを必要とすること、送信デー
タにクロック成分が無い場合には復号誤りが増大すると
いう欠点を有していた。
【0003】また、クロック速度変調を用いたスペクト
ル拡散通信においてディジタル情報を伝送するとき、従
来の受信回路では、DLL復調信号を波形整形回路で信
号の増幅、ノイズ除去を行い、PLLなどによるビット
タイミングでディジタルデータに識別再生していた。こ
の方法によると、複雑かつ高価なPLLを必要とするこ
と、波形整形回路やデータ判別回路あるいはDLLにお
いて、ノイズ、電源変動、温度変動、その他の原因によ
る復調信号アイパターンの位相変動あるいはレベル変動
が発生し、その結果復号誤りが発生していた。また、送
信データの1周期がPN信号周期の整数倍となっている
とき、復調信号から "1","0" を判別する際、データ
ビットの区切りがわからないと復調信号アイパターンの
中央のタイミングで判別ができず、復調データが誤って
しまう問題がある。
【0004】
【目的】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされた
もので、PLLなどのビット同期回路を不要とし、送信
データにクロック成分が無いような場合でも、復号タイ
ミングを確実にとること、また、時間タイミングを見る
だけで回路が簡単で、ノイズ、電源変動、温度変動、そ
の他の原因による復調信号アイパターンのレベル変動の
発生による復号誤りをなくすようにしたスペクトル拡散
通信方式並びに送信回路及び受信回路、さらにデータビ
ットの周期をとり、復調信号アイパターンの中央で判別
を行うことができるようにした受信回路を提供すること
を目的としてなされたものである。
【0005】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、(1)
クロック速度変調によるスペクトル拡散通信方式におい
て、PN信号の周期と送信データを同期させてPN信号
のクロックに周波数変調をかけること、或いは、(2)
送信データをPN信号周期の整数N倍に同期させて、P
N信号クロックに周波数変調をかけるクロック速度変調
によるスペクトル拡散通信において、PN信号周期を検
出するPN信号周期検出回路と、該PN信号周期検出回
路からのPN周期信号を1/Nに分周する分周回路と、
分周された信号をクロックとして送信データを送出する
データ送出回路を有すること、或いは、(3)前記
(1)において、前記PN信号がM系列である場合、P
N信号発生器であるシフトレジスタの各ビットをあるビ
ットパターンとの比較出力を出力するコンパレータと、
送信データの周期がPN信号周期の整数(2以上)倍で
あるとき、その比較出力をカウントするカウンタと、該
カウンタの出力に同期して送信データを出力するデータ
送出回路とを有すること、或いは、(4)請求項2記載
の送信回路からの信号を受信する受信回路において、参
照PN信号の周期を検出するPN信号周期検出回路と、
該PN信号周期検出回路からのPN周期信号を1/Nに
分周する分周回路と、遅延ロックループ(DLL)にお
ける電圧制御発振器への制御電圧である復調信号を波形
整形回路で増幅し、ノイズ除去を行った信号を分周回路
の出力信号のタイミングで "1","0"データに判別す
るデータ判別回路を有すること、更には、(5)前記
(1)又は(3)において、参照PN信号の周期Nをカ
ウントするカウンタと、復調データアイパターンの中央
となるタイミングでデータ判別タイミング信号を出力す
るデコーダと、遅延ロックループにおける電圧制御発振
器への制御電圧である復調信号を波形整形回路により波
形整形した信号をデータ判別タイミング信号のタイミン
グで "1","0"データを判別するデータ判別回路とを
有すること、更には、(6)前記(1)又は(3)にお
いて、PN信号がM系列である場合、参照PN信号発生
器であるシフトレジスタの各ビットとの比較出力が復調
データアイパターンの中央となるビットパターンとの比
較を行うコンパレータと、送信データの周期がPN信号
周期の整数(2以上)倍であるとき、その比較出力をカ
ウントしデータ判別タイミング信号を出力するカウンタ
と、遅延ロックループにおける電圧制御発振器への制御
電圧である復調信号を波形整形回路により波形整形した
信号をデータ判別タイミング信号のタイミングで "
1","0"データを判別するデータ判別回路とを有する
こと、或いは、(7)請求項2記載の送信回路からの信
号を受信する受信回路において、参照PN信号の周期を
検出するPN信号周期検出回路と、該PN信号周期検出
回路からのPN周期信号を1/Nに分周する分周回路
と、PN信号クロックの中心周波数によるPN信号周期
からデータ1ビットのタイミングを発生させる基準タイ
ミング発生回路と、該基準タイミング発生回路の基準タ
イミングに対する分周回路の出力信号タイミングの進み
遅れから "1","0"データを判別するタイミング判定
回路を有すること、更には、(8)前記(1)又は
(3)記載の送信回路からの信号を受信する受信回路に
おいて、参照PN信号クロックによる変調データ1周期
の時間タイミング1を測る測定手段と、PNクロックの
中心周波数によるPN信号クロックの変調データ1周期
の時間タイミング2を測る測定手段と、時間タイミング
2に対する時間タイミング1の進み,遅れから "1","
0"データを判別する判別手段を有すること、更には、
(9)前記(8)において、PN信号がM系列である場
合、参照PN信号クロックによる変調データ1周期の時
間タイミング1を出力するためのコンパレータと、送信
データの周期がPN信号の周期の整数(2以上)倍であ
るとき、その比較出力をカウントするカウンタを有する
こと、更には、(10)前記(8)において、PN信号
がM系列である場合、参照PN信号クロックによる変調
データ1周期の時間タイミング1を出力するためのコン
パレータを複数個有し、各コンパレータの比較出力の論
理和を時間タイミング1とすること、更には、(11)
前記(3)記載の送信回路で、送信データがPN信号周
期の整数N(2以上)倍となっている信号を受信する受
信回路において、データに先立って送出されるデータの
ビット同期を目的とした "1","0" の繰り返しである
プリアンブルを受信するとき、PN信号の周期のほぼ中
央のタイミングを出力するデコーダと、該デコーダの信
号タイミングで、遅延ロックループにおける電圧制御発
振器への制御電圧である復調信号を、波形整形回路によ
り波形整形した信号を "1","0"データに判別するデー
タ判別回路と、該データ判別回路の出力の "1" あるい
は "0" をN回カウントするカウンタを有し、該カウン
タによるカウントにより、データビットの区切りとする
ことでデータのビット同期をとること、更には、(1
2)前記(11)において、PN信号がM系列である場
合、参照PN信号発生器であるシフトレジスタの各ビッ
トを、あるビットパターンとの比較出力を出力するコン
パレータによりPN信号周期のほぼ中央のタイミングを
出力すること、更には、(13)Nが奇数(N=2M+
1,M≧1)のとき、前記(11)又は(12)によっ
てビット同期をとったのち、M+1回目のタイミングで
遅延ロックループにおける電圧制御発振器への制御電
圧、すなわち復調信号を波形整形回路により波形整形し
た信号を "1","0"データに判別すること、更には、
(14)Nが偶数(N=2M,M≧1)のとき、前記
(11)によってビット同期をとったのち、データ判別
タイミングを出力するデコーダを切り替え、M回目のタ
イミングを遅延させ、データ周期のほぼ中央のタイミン
グで遅延ロックループにおける電圧制御発振器への制御
電圧、すなわち復調信号を波形整形回路により波形整形
した信号を "1","0"データに判別すること、更に
は、(15)Nが偶数(N=2M,M≧1)で、PN信
号がM系列である場合、前記(12)によってビット同
期をとったのち、データ判別タイミングを出力するコン
パレータを切り替え、M回目のタイミングを遅延させ、
データ周期のほぼ中央のタイミングで遅延ロックループ
における電圧制御発振器への制御電圧、すなわち復調信
号を波形整形回路により波形整形した信号を "1","
0"データに判別することを特徴としたものである。以
下、本発明の実施例に基づいて説明する。
【0006】図1は、本発明によるスペクトル拡散通信
方式における送信回路の一実施例を説明するための構成
図(請求項1,2)で、図中、1はデータ送出回路、2
はFSK変調回路、3はPN信号発生器、4aはPN信
号周期検出回路、4bは1/N分周回路、5は周波数変
換回路、6は電力増幅回路である。なお、この実施例
は、以下に説明する図2,図4に示す具体的な実施例の
上位概念に相当する。まず、データ送出回路1は、1/
N分周回路4bからの送信データクロックに同期した送
信データをFSK変調回路2に送出する。該FSK変調
回路2は、送信データによってPN信号クロックに周波
数シフトキーイング(FSK)を施す。このクロックに
よりPN信号発生器3は駆動され、周波数拡散を行うP
N信号を発生する。次に、ベースバンド信号であるPN
信号を周波数変換回路5により搬送波周波数に変換し、
最後に電力増幅回路6で増幅し、送信する。一方、PN
信号周期検出回路4aでは、PN信号発生器3の出力か
らPN信号の1周期を検出する。このPN周期信号を1
/Nに分周し、送信データクロックとしてデータ送出回
路1に送出する。したがって、送信データはPN信号周
期のN倍の周期に同期したものとなる。
【0007】図2は、図1の更に具体的な実施例を示す
図で、図中、4はカウンタで、その他、図1と同じ作用
をする部分は、同一の符号を付してある。まず、送信す
る前にリセット信号によってPN信号の出力を開始する
とともに、カウンタ4のロードを行いカウントを開始す
る。PN信号発生器3は送信データに応じて周波数変調
されたPNクロックに同期した周期LチップのPN信号
を以後繰り返し出力する。カウンタ4は、送信データの
周期であるD(L×N)ビットをカウントするとキャリ
ーが出るように初期値をセットしておき、キャリーの負
信号をロード信号とすることでD(L×N)ビットのカ
ウントを繰り返す。データ送出回路1では、同信号をク
ロックとしてそれに同期した送信データをFSK変調回
路2に送出する。
【0008】FSK変調回路2では、送信データに応じ
てPNクロックに周波数変調をかける。以上の繰作によ
り、PN信号の周期に同期した送信データによってPN
クロックに周波数変調をかけることができる。周波数変
換回路5によりPN信号に搬送波周波数をかけて周波数
変換を行い、電力増幅回路6で信号を増幅したのちアン
テナより電波を出力する。図3(a)〜(e)に送信機
の各部の信号を示す。
【0009】図4は、本発明によるスペクトル拡散通信
方式における他の送信回路の構成図(請求項3)で、図
中、7はコンパレータ、8はカウンタで、その他、図2
と同じ作用をする部分は同一の符号を付してある。PN
信号としてM系列を用いている場合、PN信号発生器3
にはkビットシフトレジスタが用いられ、ある初期値を
与えることにより周期信号を発生する。コンパレータ7
では、kビットシフトレジスタの各ビットと初期値とを
比較することによってPN信号の周期の始まりを示す信
号が得られる。この信号をカウンタ8でA回カウントし
てデータ送出回路1へデータクロックとして入力し、送
信データをFSK変調回路2へ送出する。このとき、変
調データの周期Dは、PN信号周期NのA倍である。A
=1すなわち変調データの周期とPN信号の周期が等し
いときは、カウンタは無くてもよい。以上の操作によ
り、PN信号の周期の整数(A)倍に同期した送信デー
タによってPNクロックに周波数変調をかけることがで
きる。他の部分については、図2の実施例と同様であ
る。
【0010】図5は、本発明によるスペクトル拡散通信
方式における受信回路の構成図(請求項4)で、図中、
11はRF増幅回路、12は周波数変換回路、13は相
関ネットワーク、14は参照PN信号発生器、14aは
PN信号周期検出回路、14bは1/N分周回路、15
はループフィルタ、16は電圧制御発振器、17は波形
整形回路、18はデータ判別回路である。なお、この実
施例は、以下に説明する図6,図8,図13,図14,
図17,図18に示す具体的な実施例の上位概念に相当
する。アンテナから入力された信号は、RF増幅回路1
1により増幅されたのち、周波数変換回路12により中
間周波数に落され、相関ネットワーク13,ループフィ
ルタ15,電圧制御発振器16,参照PN信号発生器1
4からなる遅延ロックループ(DLL)に入力される。
該DLLによって、PN信号の同期をとるとともに、ル
ープフィルタ15の出力である電圧制御発振器16の制
御電圧にFSK変調されたPNクロックに対する復調信
号が含まれる。PN信号周期検出回路14aでは、参照
PN信号発生器14の出力からPN信号の1周期を検出
する。送信側でPN信号周期のN倍に同期して変調がか
けられているから、参照PN周期信号を1/Nに分周す
ることによって、受信データクロックとすることができ
る。波形整形回路17は、DLLからの微小な復調信号
を増幅し、データレートに応じたカットオフ周波数を有
するLPFによりノイズ除去を行っている。データ判別
回路18では、1/N分周回路14bからの受信データ
クロックのタイミングで波形整形された復調信号を
“1”,“0”に判別し、受信データとする。
【0011】図6は、図5の更に具体的な実施例(請求
項5)を示す図で、図中、19はカウンタ、20はデコ
ーダで、その他、図5と同じ作用をする部分は、同一の
符号を付してある。アンテナから入力された信号は、周
波数変換回路12により中間周波数に落とされ、相関ネ
ットワーク13、ループフィルタ15、電圧制御発振器
16、PN信号発生器14からなる遅延ロックループ
(DLL)に入力される。このDLLによって、PN信
号の同期をとるとともに、電圧制御発振器の制御電圧に
FSK変調されたPNクロックに対する復調信号が含ま
れる。
【0012】データ受信前にリセット信号によりPN信
号の出力を開始するとともに、カウンタ19のロードを
行いカウントを開始する。PN信号発生器14は電圧制
御発振器16の出力のクロックに同期した周期Lチップ
の参照PN信号を以後繰り返し出力する。カウンタ19
は、送信データの1周期であるD(L×N)ビットをカ
ウントするとキャリーが出るように初期値をセットして
おき、キャリーの負信号をロード信号とすることでD
(L×N)ビットのカウントを繰り返す。
【0013】デコーダ20は、データ判別を行うタイミ
ングを示すカウント値をデコードしたときデータ判別タ
イミング信号を出力するように設定される。復調信号
は、DLLと波形整形回路17を通過することによりP
N信号の周期より遅延するため、これらの回路遅延を考
慮し、復調信号の1ビットの中央のタイミングでデータ
判別を行うようにデコーダの設定値を設定することで誤
りのない復号を行うことができる。波形整形回路17
は、DLLからの微小な復調信号を増幅し、データレー
トに応じたカットオフ周波数をもつLPFに通過させる
ことで、ノイズの除去を行う。データ判別回路18で
は、デコーダからのタイミング信号のタイミングで、波
形整形されたDLL復調信号を“1”,“0”の判定を
行い、復調データとして出力する。図7(a)〜(f)
に受信機の各部の信号を示す。
【0014】図8は、本発明によるスペクトル拡散通信
方式における他の受信回路の構成図(請求項6)で、図
中、21はコンパレータ、22はカウンタで、その他、
図6と同じ作用をする部分は同一の符号を付してある。
図6における実施例では、データ判別タイミング信号を
カウンタ及びデコーダにより発生させていたが、PN信
号がM系列であり、変調データ信号の周期がPN信号の
周期の整数(N)倍である場合、PN信号発生器14で
あるkビットシフトレジスタの各ビットと、あるビット
パターンとを比較するコンパレータ21の比較出力をカ
ウンタ22でカウントし、設定したカウント値になった
らデータ判別タイミング信号を出力する。カウンタの設
定値とコンパレータの比較ビットパターンにより、復調
信号の1ビットの中央でデータ判別タイミング信号を出
力することができる。このとき、回路遅延を考慮する必
要がある。ここで、N=1すなわち変調データの周期と
PN信号の周期が等しいときは、カウンタは無くてもよ
い。
【0015】図9は、本発明によるスペクトル拡散通信
方式における更に他の受信回路の構成図(請求項7)
で、図中、26はタイミング判定回路、26aは基準タ
イミング発生回路で、その他、図5と同じ作用をする部
分は、同一の符号を付してある。なお、この実施例は、
以下に説明する図10,図12に示す具体的な実施例の
上位概念に相当する。基準タイミング発生回路26aで
は、送信側でのPN信号クロックの中心周波数に対する
データ1ビットの時間タイミングを示す信号を送出す
る。1/N分周回路14bの出力は、受信データクロッ
クとなるとともに、受信データ1ビットの長さを表す。
したがって、PN信号クロックに周波数変調がかけられ
ているとき、受信データの長さが変調データに応じて変
化する。そこで、タイミング判定回路26では、受信デ
ータ1ビットの周期を示す1/N分周回路14bの出力
信号タイミングが、基準タイミング信号に対して進んで
いるのか遅れているのかを判断することによって
“1”,“0”の判定を行い、これを受信データとす
る。
【0016】図10は、図9の更に具体的な実施例(構
成8)を示す図で、図中、24は第2のカウンタ、25
は水晶発振器、27は第1のカウンタで、その他、図9
と同じ作用をする部分は同一の符号を付してある。アン
テナから入力された信号は、周波数変換回路12により
中間周波数に落とされ、相関ネットワーク13、ループ
フィルタ15、電圧制御発振器16、PN信号発生器1
4からなる遅延ロックループ(DLL)に入力される。
【0017】データ受信前にリセット信号によりPN信
号の出力を開始するとともに、第1のカウンタ27およ
び第2のカウンタ24のロードを行いカウントを開始す
る。PN信号発生器14は電圧制御発振器16の出力の
クロックに同期した周期Lチップの参照PN信号を以後
繰り返し出力する。第1のカウンタ27は、送信データ
の1周期であるDビットをカウントするとキャリーが出
るように初期値をセットしておき、キャリーの負信号を
ロード信号とすることでDビットのカウントを繰り返
す。
【0018】第2のカウンタ24では、水晶発振器25
からのクロックをMビットカウントするとキャリーを出
力するように初期値をセットしておく。また、第1のカ
ウンタ27のキャリーの負信号をロード信号とすること
でMビットのカウントを繰り返す。水晶発振器25の出
力の周波数は、PNクロックの中心周波数あるいはその
整数倍とする。第2のカウンタ24のキャリー出力はP
Nクロックが中心周波数のときのPN信号の1周期の時
間間隔を表すため、水晶発振器25の出力がPNクロッ
クの中心周波数であればM=Dとすればよい。水晶発振
器25の出力がPNクロックの中心周波数のA(整数)
倍であればM=A・Dとすればよい。この実施例ではA
=2とした。第1のカウンタ27と第2のカウンタ24
のクロックは同期していないので、第2のカウンタ24
のクロックである水晶発振器25の出力の周波数が高い
方が時間タイミングを測るときの誤差を小さくすること
ができる。
【0019】タイミング判定回路26には、第1のカウ
ンタ27のキャリー負信号と第2のカウンタ24のキャ
リー負信号を入力する。送信側でデータ“1”のときP
N信号のクロック周波数が中心周波数に対して高く、デ
ータ“0”のとき低く周波数変調がかけられているとす
ると、データ“1”のときPNクロックは中心周波数よ
り周波数が高いため、PN信号の1周期の時間が短くな
り、同様にデータが“0”のときはPN信号の1周期の
時間が長くなる。したがって、タイミング判定回路26
では、中心周波数でのPN信号の1周期の時間を示す第
2のカウンタ24のキャリー負信号の立ち上がりに対す
る第1のカウンタ27のキャリー負信号の立ち上がりの
タイミングを判断し、進んでいれば“1”、遅れていれ
ば“0”とデータを判別することができる。
【0020】第1のカウンタ27のキャリーが第2のカ
ウンタ24のキャリーより進んでいる場合は、第2のカ
ウンタ24のキャリーが出る前にロードされるためキャ
リーは出ない。したがって、第1のカウンタ27のキャ
リー負信号の立ち上がりの前での第2のカウンタ24の
キャリー負信号の立ち上がりの有無を見るだけでよい。
この実施例では、タイミング判定回路26は2つのD.
FF1とD.FF2などによる遅延回路で構成してい
る。D.FF1を、第1のカウンタ27のキャリー負信
号を1ビット以上遅延させた信号でセットし、データが
“0”のとき第2のカウンタ24のキャリー負信号の立
ち上がりでD.FF1の出力がLになる。データが
“1”のときは、第2のカウンタ24のキャリーは出な
いためD.FF1の出力はHのままである。D.FF2で
は、D.FF1の出力を第1のカウンタ27のキャリー
負信号の立ち上がりで見ることによって復調データを再
生することができる。図11(a)〜(h)に受信機の
各部の信号を示す。
【0021】図12は、本発明によるスペクトル拡散通
信方式における更に他の受信回路の構成図(構成9)で
ある。図中の符号は図8及び図10に付したものと同じ
である。図10に示した実施例では、参照PN信号の1
周期の時間タイミングを第1のカウンタ27によって測
っていたが、PN信号がM系列である場合、PN信号発
生器14であるkビットシフトレジスタの各ビットは1
周期の間は同じパターンにはならないため、kビットシ
フトレジスタの各ビットと、あるビットパターンをコン
パレータ21で比較することにより、図10に示した実
施例での第1のカウンタ27のキャリー出力と同じ信号
を得ることができる。例えば、PN信号の初期値を与え
るビットパターンを設定すればよい。データ信号周期が
PN信号周期の整数(2以上)倍である時は、コンパレ
ータ出力をカウンタ22でカウントすることによりデー
タ信号周期の時間タイミングを測ることができる。した
がって、データ信号周期とPN信号周期が等しいとき、
カウンタはなくてもよい。その他の部分については、図
10に示す実施例と同様である。
【0022】図13は、本発明による更に他の受信回路
(請求項8,構成13)を示す図で、図中、28はタイ
ミング生成回路、29はビット同期回路、その他、図6
と同じ作用をする部分は同一の符号を付してある。アン
テナから入力された信号は、周波数変換回路12により
中間周波数に落とされ、相関ネットワーク13,ループ
フィルタ15,電圧制御発振器16,PN信号発生器1
4からなる遅延ロックループ(DLL)に入力される。
このDLLによって、PN信号の同期をとるとともに、
電圧制御発振器16の制御電圧にFSK変調されたPN
クロックに対する復調信号が含まれる。データ受信前に
リセット信号によりPN信号の出力を開始するととも
に、カウンタ19のロードを行いカウントを開始する。
PN信号発生器14は、電圧制御発振器16の出力のク
ロックに同期した周期Nビットの参照PN信号を以後繰
り返し出力する。カウンタ19は、変調データ信号の1
周期であるDビットをカウントするとキャリーが出るよ
うに初期値をセットしておき、キャリーの負信号をロー
ド信号とすることでDビットのカウントを繰り返す。こ
こで、変調データの1周期はPN信号周期の整数N(≧
2)倍である。
【0023】デコーダ20は、PN信号周期のほぼ中央
となるタイミングを示すカウント値をデコードしたとき
信号を出力するように設定される。データに先だって送
出されるデータのビット同期をとることを目的とした "
1","0" の繰り返しであるプリアンブルを受信してい
るとき、タイミング生成回路28はPN信号の1周期毎
デコーダの出力をデータ判別回路18に出力する。ビッ
ト同期回路29では、データ判別回路18で判別された
"1" あるいは "0" の数をN回カウントすることでデ
ータビットの区切りを判別できる。以上のビット同期が
とれたら、Nが奇数(N=2M+1,Mは1以上の整
数)のときは、タイミング生成回路28はM+1回目の
デコーダ出力のみを出力し、データ判別を行う。
【0024】図15は、ビット周期回路及びタイミング
生成回路を示す図で、図中、30は"1"カウンタ、31
は "0"カウンタ、32はNカウンタ、33はデコーダ
である。ビット同期をとるためのプリアンブルを受信し
ているときは、図中のスイッチを閉じ、データ判別回路
出力の "1" あるいは "0" をN回カウントするとキャ
リーを出力し、一方をクリアーすると同時にNカウンタ
32をクリアーする。ビット同期がとれたらスイッチ1
を切り、またスイッチ2をデコーダ側にする。このと
き、デコーダ33はM+1回目で信号を出力するように
する。
【0025】復調信号は、DLLと波形整形回路17を
通過することによりPN信号の周期より遅延するため、
これらの回路遅延を考慮してデコーダ20の設定を行
う。Nが奇数のときは、復調信号の1ビットの中央のタ
イミングでテータ判別を行うように、デコーダ20の設
定値を設定することで誤りのない復号を行うことができ
る。波形整形回路17は、DLLからの微小な復調信号
を増幅し、データレートに応じたカットオフ周波数をも
つLPFに通過させることでノイズの除去を行う。デー
タ判別回路18では、デコーダ20からのタイミング信
号のタイミングで波形整形されたDLL復調信号を "
1","0" の判定を行い、復調データとして出力する。
図16(a)〜(f)に受信機の各部の信号を示す。
【0026】図14は、本発明による更に他の受信回路
(構成12,13)を示す図である。図13の実施例で
は、データ判別タイミング信号をデコーダにより発生さ
せていたが、PN信号がM系列であり、変調データ信号
の周期がPN信号の周期の整数(N)倍である場合、P
N信号発生器14であるkビットシフトレジスタの各ビ
ットと、あるビットパターンとを比較するコンパレータ
21によって同様の信号を出力することができる。その
後のビット同期回路28及びタイミング生成回路29
は、図15に示したものと同じである。
【0027】図17は、本発明による更に他の受信回路
(構成14)を示す図で、図中、20aはデコーダ1、
20bはデコーダ2で、その他、図13と同じ作用をす
る部分は同一の符号を付してある。デコーダ1は図13
に示す実施例で説明したデコーダと同じである。Nが偶
数であるときは、プリアンブルを受信しビット同期をと
っているとき、デコーダ1の出力を用いてデータビット
の区切りを見つけることができるが、その後、データを
判別するために復調信号のアイパターンの中央付近で判
別する必要がある。そのためにデコーダ2に切り替え、
PN信号周期の初め、あるいは終りでデコーダ出力を行
うようにデコーダ2を設定し、復調信号アイパターンの
中央でデータ判別を行うことができる。図19(a)〜
(f)に受信機の各部の信号を示す。
【0028】図18は、本発明による更に他の受信回路
(構成15)を示す図で、PN信号がM系列であると
き、図14に示した実施例と同様に、デコーダの代わり
にコンパレータを用いることができる。コンパレータ1
は、図14に示した実施例で説明したコンパレータと同
じである。Nが偶数であるときは、プリアンブルを受信
しビット同期をとっているとき、コンパレータ1の出力
を用いてデータビットの区切りを見つけることができる
が、その後、データを判別するために復調信号のアイパ
ターンの中央付近で判別する必要がある。そのためにコ
ンパレータ2に切り替え、PN信号周期の初め、あるい
は終りでコンパレータ出力を行うようにコンパレータ2
を設定し、復調信号アイパターンの中央でデータ判別を
行うことができる。
【0029】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明による
と、以下のような効果がある。 (1)復調信号からPLLでデータのビット同期をとる
必要がなくなるため、複雑かつ高価なPLLを必要とし
ない。また、PLLを用いないため、同じデータが連続
したときのビットずれによる復号誤りが無くなる。した
がって、送信側において、同じデータの連続をなくすス
クランブルなどの符号化を必要としない。 (2)受信側のDLLおよび波形整形回路を通過するこ
とによる復調信号の遅延に対し、デコーダから出力する
データ判別タイミング信号を適切に遅延させるように設
定しておくことにより、データビットの中央でデータ判
別を行うことができ、確実で誤りのない復号が可能とな
る。 (3)従来方法では、DLL復調信号の増幅,ノイズ除
去を行う波形整形回路やあるしきい値で "1","0"を
識別するデータ判別回路あるいは復調DLLにおいて、
ノイズ,電源変動,温度変動,その他の原因による復調
信号アイパターンのレベル変動が発生し、その結果、復
号誤りが発生していたが、本発明の実施例(構成8,9,
10)では、時間タイミングを見るたけでよいため、回
路が簡単となり、かつ上記のような変動による復号誤り
をなくすことができる。 (4)送信データの1周期がPN信号周期の整数倍とな
っているとき、データビット同期を確実に速くとること
ができるため、ビット同期をとるためのプリアンブルを
短くすることができる。したがって伝送効率が上がる。
また、復調信号アイパターンの中央のタイミングで "
1","0" を判別することができるため、送信データを
誤りなく復調することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるスペクトル拡散通信方式におけ
る送信回路の一実施例を説明するための構成図である。
【図2】 図1の更に具体的な実施例を示す図である。
【図3】 図2の実施例における送信回路の各部の信号
を示す図である。
【図4】 本発明によるスペクトル拡散通信方式におけ
る他の送信回路の構成図である。
【図5】 本発明によるスペクトル拡散通信方式におけ
る受信回路の構成図である。
【図6】 図5の更に具体的な実施例を示す図である。
【図7】 図6の実施例における受信装置の各部の信号
を示す図である。
【図8】 本発明によるスペクトル拡散通信方式におけ
る他の受信回路の構成図である。
【図9】 本発明によるスペクトル拡散通信方式におけ
る更に他の受信回路の構成図である。
【図10】 図9の更に具体的な実施例を示す図であ
る。
【図11】 図10の実施例における受信回路の各部の
信号を示す図である。
【図12】 本発明によるスペクトル拡散通信方式にお
ける更に他の受信回路の構成図である。
【図13】 本発明によるスペクトル拡散通信方式にお
ける更に他の受信回路の構成図である。
【図14】 本発明によるスペクトル拡散通信方式にお
ける更に他の受信回路の構成図である。
【図15】 ビット同期回路及びタイミング生成回路を
示す図である。
【図16】 図13及び図14の実施例における受信回
路の各部の信号を示す図である。
【図17】 本発明によるスペクトル拡散通信方式にお
ける更に他の受信回路の構成図である。
【図18】 本発明によるスペクトル拡散通信方式にお
ける更に他の受信回路の構成図である。
【図19】 図17及び図18の実施例における受信回
路の各部の信号を示す図である。
【符号の説明】
1…データ送出回路、2…FSK変調回路、3…PN信
号発生器、4a…PN信号周期検出回路、4b…1/N
分周回路、5…周波数変換回路、6…電力増幅回路。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック速度変調によるスペクトル拡散
    通信方式において、PN信号の周期と送信データを同期
    させてPN信号のクロックに周波数変調をかけることを
    特徴とするスペクトル拡散通信方式。
  2. 【請求項2】 送信データをPN信号周期の整数N倍に
    同期させて、PN信号クロックに周波数変調をかけるク
    ロック速度変調によるスペクトル拡散通信において、P
    N信号周期を検出するPN信号周期検出回路と、該PN
    信号周期検出回路からのPN周期信号を1/Nに分周す
    る分周回路と、分周された信号をクロックとして送信デ
    ータを送出するデータ送出回路を有することを特徴とす
    る送信回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のスペクトル拡散通信方式
    において、前記PN信号がM系列である場合、PN信号
    発生器であるシフトレジスタの各ビットをあるビットパ
    ターンとの比較出力を出力するコンパレータと、送信デ
    ータの周期がPN信号周期の整数(2以上)倍であると
    き、その比較出力をカウントするカウンタと、該カウン
    タの出力に同期して送信データを出力するデータ送出回
    路とを有することを特徴とする送信回路。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の送信回路からの信号を受
    信する受信回路において、参照PN信号の周期を検出す
    るPN信号周期検出回路と、該PN信号周期検出回路か
    らのPN周期信号を1/Nに分周する分周回路と、遅延
    ロックループ(DLL)における電圧制御発振器への制
    御電圧である復調信号を波形整形回路で増幅し、ノイズ
    除去を行った信号を分周回路の出力信号のタイミングで
    "1","0"データに判別するデータ判別回路を有する
    ことを特徴とする受信回路。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3記載の送信回路からの信
    号を受信する受信回路において、参照PN信号の周期N
    をカウントするカウンタと、復調データアイパターンの
    中央となるタイミングでデータ判別タイミング信号を出
    力するデコーダと、遅延ロックループにおける電圧制御
    発振器への制御電圧である復調信号を波形整形回路によ
    り波形整形した信号をデータ判別タイミング信号のタイ
    ミングで "1","0"データを判別するデータ判別回路
    とを有することを特徴とする受信回路。
  6. 【請求項6】 請求項1又は3記載の送信回路からの信
    号を受信する受信回路において、PN信号がM系列であ
    る場合、参照PN信号発生器であるシフトレジスタの各
    ビットとの比較出力が復調データアイパターンの中央と
    なるビットパターンとの比較を行うコンパレータと、送
    信データの周期がPN信号周期の整数(2以上)倍であ
    るとき、その比較出力をカウントしデータ判別タイミン
    グ信号を出力するカウンタと、遅延ロックループにおけ
    る電圧制御発振器への制御電圧である復調信号を波形整
    形回路により波形整形した信号をデータ判別タイミング
    信号のタイミングで "1","0"データを判別するデー
    タ判別回路とを有することを特徴とする受信回路。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の送信回路からの信号を受
    信する受信回路において、参照PN信号の周期を検出す
    るPN信号周期検出回路と、該PN信号周期検出回路か
    らのPN周期信号を1/Nに分周する分周回路と、PN
    信号クロックの中心周波数によるPN信号周期からデー
    タ1ビットのタイミングを発生させる基準タイミング発
    生回路と、該基準タイミング発生回路の基準タイミング
    に対する分周回路の出力信号タイミングの進み遅れから
    "1","0"データを判別するタイミング判定回路を有
    することを特徴とする受信回路。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の送信回路で、送信データ
    がPN信号周期の整数N(2以上)倍となっている信号
    を受信する受信回路において、データに先立って送出さ
    れるデータのビット同期を目的とした "1","0" の繰
    り返しであるプリアンブルを受信するとき、PN信号の
    周期のほぼ中央のタイミングを出力するデコーダと、該
    デコーダの信号タイミングで、遅延ロックループにおけ
    る電圧制御発振器への制御電圧である復調信号を、波形
    整形回路により波形整形した信号を "1","0"データに
    判別するデータ判別回路と、該データ判別回路の出力
    の"1" あるいは "0" をN回カウントするカウンタを
    有し、該カウンタによるカウントにより、データビット
    の区切りとすることでデータのビット同期をとることを
    特徴とする受信回路。
JP4269597A 1991-10-18 1992-09-11 スペクトル拡散通信方式並びに送信回路及び受信回路 Pending JPH05260017A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/962,348 US5280499A (en) 1991-10-18 1992-10-16 Spread spectrum communication system

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-299784 1991-10-18
JP29978491 1991-10-18
JP2321492 1992-01-13
JP4-23214 1992-01-13

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05260017A true JPH05260017A (ja) 1993-10-08

Family

ID=26360534

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4269597A Pending JPH05260017A (ja) 1991-10-18 1992-09-11 スペクトル拡散通信方式並びに送信回路及び受信回路

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JP (1) JPH05260017A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114237345A (zh) * 2021-12-17 2022-03-25 合肥智芯半导体有限公司 芯片及基于芯片工作负载检测的系统时钟自适应扩频装置

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