JPH05259994A - 誤り訂正処理方法 - Google Patents

誤り訂正処理方法

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JPH05259994A
JPH05259994A JP5838492A JP5838492A JPH05259994A JP H05259994 A JPH05259994 A JP H05259994A JP 5838492 A JP5838492 A JP 5838492A JP 5838492 A JP5838492 A JP 5838492A JP H05259994 A JPH05259994 A JP H05259994A
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Withdrawn
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JP5838492A
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English (en)
Inventor
Masanori Kurita
昌徳 栗田
Koji Yoshitomi
耕治 吉富
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は音声信号をサンプリングして得たデ
ィジタルデータの複数個を単位として誤り訂正符号を付
加して伝送した際に、受信又は再生側で誤りのあるディ
ジタルデータを補間処理するための誤り訂正処理方法に
関し、クリック音やノイズの発生を防止することを目的
とする。 【構成】 誤り訂正不可能なディジタルデータであるこ
とを第1の論理値で示す誤りフラグを時系列的に記憶す
る(ステップ11)。この誤りフラグのうち第1の論理
値のものがいくつあるか計数する(ステップ12)。こ
の計数値に応じて複数ある条件のいずれを満足するか判
定し(ステップ13)、条件満足時には所定区間の誤り
フラグの値を強制的にすべて第1の論理値とする(ステ
ップ14)。誤りフラグが第1の論理値のとき、その誤
りフラグに対応して伝送されるディジタルデータに対し
て補間処理を行なう(ステップ15)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誤り訂正処理方法に係
り、特に音声信号をサンプリングして得たディジタルデ
ータの複数個を単位として誤り訂正符号を付加して伝送
した際に、受信又は再生側で誤りのあるディジタルデー
タを補間処理するための誤り訂正処理方法に関する。
【0002】アナログ音声信号をサンプリングしてディ
ジタルデータである音声データを生成し、この音声デー
タ複数個とこれらより生成された誤り訂正符号とを一単
位(1フレーム)として伝送することが広く行なわれて
いる。なお、本明細書において「伝送」は送信及び受
信、記録及び再生を夫々総称するものとする。
【0003】上記の音声データの伝送においては、受信
側又は再生側においてもとのアナログ音声信号に変換し
てスピーカより発音させるために、音声データのデコー
ド処理が行なわれる。この音声データのデコード処理は
概略図10に示す如き構成にて行なわれる。同図中、受
信又は再生されたフレームデータは例えば1msecの
周期で伝送され、1350ビットのPCM(パルス符号
変調)音声データと、フレームの始まりを示す特性パタ
ーンのフラグと、制御符号及び誤り訂正符号等からな
る。
【0004】このフレームデータはフラグ同期検出部1
でフラグが同期検出された後、誤り訂正処理部2に入力
され、ここで音声データ及び誤り訂正符号を生成要素と
する所定の生成多項式に基づく誤り訂正演算が行なわ
れ、誤り訂正不可能な誤りがあるときは誤りの可能性を
示す補間処理フラグ(誤りフラグ)が得られる。この補
間処理フラグは音声データと共に補間処理回路3に供給
され、訂正不可能な誤りのある音声データについては例
えばその前後の正常な音声データの平均値等の補間処理
が施される。
【0005】補間処理回路3の出力音声データは音声P
CM再生処理部4により再生処理されてアナログ音声信
号に戻された後、スピーカ(図示せず)へ出力される。
このような音声データのデコード処理においては、誤り
訂正処理部2での正確な誤り検出が異常音発生防止のた
め、必要とされる。
【0006】
【従来の技術】従来は音声データと誤り訂正符号とから
所定の生成多項式で演算して誤りのある音声データの訂
正復元を行ない、訂不可能な誤り音声データはそのまま
補間処理フラグと共に補間処理回路に供給している。
【0007】図11は一般的な補間処理回路の一例の構
成図を示す。同図中、誤り訂正処理部2を経た訂正処理
後のデータは、3段縦続接続されたフリップフロップ5
1 〜53 を通して補間処理器6に供給される。補間処理
器6はフリップフロップ52の出力データを現在の出力
データとしたとき、フリップフロップ53 より取り出さ
れる1つ前のデータと、フリップフロップ51 より取り
出される1つ後のデータとが夫々入力され、例えばこれ
らの平均値算出などの補間処理演算を行なって、その生
成データをセレクタ7の端子Bに入力する。
【0008】セレクタ7はフリップフロップ52 の出力
データを端子Aに入力され、端子8を介してセレクタ7
のセレクト端子Sに印加される補間処理フラグが“0”
のとき端子Aに入力されるフリップフロップ52 の出力
データを選択出力し、補間処理フラグが“1”のとき端
子Bに入力される補間処理器6よりの補間データを選択
出力する。
【0009】前記補間処理フラグは、前記誤り訂正処理
部2においてフリップフロップ52でラッチされるデー
タに誤りがある可能性があるとき(訂正不可能のとき)
に、値が“1”とされ、それ以外の誤りがないときに
は、値が“0”とされている。従って、セレクタ7から
はデータが正常なときにはフリップフロップ52 の出力
データがそのまま取り出され、データに誤りがある可能
性があるときには補間処理器6の出力補間データが取り
出される。
【0010】このようにして、従来は訂正不可能な誤り
を含むデータに対してもスピーカよりノイズとして発音
されるようなデータの出力を防止している。
【0011】また、従来は前記フラグ同期検出部1にお
いて、所定周期(フレーム間隔の計数倍)でフラグを連
続して所定個数検出できない場合に、入力されたデータ
が不安定又はデータそのものが存在しないか間違ってい
ると判断し(この状態をフレーム同期がアンロック状態
という)、通常は音声再生のデコード処理を実行しない
か、又は音声をミュートする等の処理を行なっている。
【0012】この際、フレーム同期をアンロックさせる
感度(ヒステリシス)を高くしておくと、少しノイズ
(誤り)が多くなっただけで同期アンロック状態となり
音声がミュートされてしまうため、通常は適当な感度に
調整されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、パッケージ
メディア(例えばディジタル・オーディオ・ディスクな
ど)を再生から停止させた場合のように、入力データが
無くなる瞬間においては誤りが極めて多く発生するた
め、従来は誤り検出情報自体が誤り、誤りが発生してい
るにも拘らず誤りが発生してないと判断してしまうこと
がある。この場合には、誤ったデータが音声として再生
されてしまうために、クリック音や過大音等の異常音が
発生してしまう。
【0014】また、従来、前記したフレーム同期をアン
ロックさせる感度を調整することも行なわれているが、
上記のデータの存在そのものがなくなる状況では、フレ
ーム同期の感度調整だけではクリック音等の異常音発生
を防止することができない。本発明は以上の点に鑑みて
なされたもので、訂正不可能な誤りのあることを示すフ
ラグの時系列発生パターンに基づいて強制エラー状態と
するか否か選択することにより、上記の課題を解決した
誤り訂正処理方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明方法の原理
説明用フローチャートを示す。本発明は、ディジタルデ
ータ複数個と誤り訂正符号とを一単位として単位毎に伝
送されるデータを受信又は再生し、前記誤り訂正符号と
その生成要素の複数個のディジタルデータとを用いて誤
りのあるディジタルデータを訂正復元し、該訂正復元不
可能な誤りのあるディジタルデータに対しては補間処理
を行なう誤り訂正処理方法において、ステップ11〜ス
テップ15の処理を含むものである。
【0016】第1のステップ11は前記訂正不可能な誤
りのあるディジタルデータを検出したとき第1の論理
値、該訂正不可能な誤り未検出のとき第2の論理値を示
す誤りフラグが順次入力されてこれを時系列的に記憶す
る。第2のステップ12は記憶された誤りフラグの連続
する列の中から少なくとも前記第1の論理値の誤りフラ
グを計数する。第3のステップ13は誤り検出フラグの
計数値が複数の条件のいずれかを満たすかを判定する。
【0017】第4のステップ14は複数の条件のいずれ
かを満たしたときのみ、その満足した条件に応じて所定
区間の前記誤りフラグの各値をすべて強制的に前記第1
の論理値に変更する。第5のステップ15は第4のステ
ップ14により値が変更された誤りフラグ、又は前記第
3のステップ13により前記複数の条件のいずれも満た
さないと判定されたときの誤りのフラグの値が前記第1
の論理値のとき、誤りフラグと共に伝送される前記ディ
ジタルデータの前記補間処理を行なう。
【0018】
【作用】本発明では、誤りフラグの値が前記第1の論理
値のときに、この誤りフラグと共に伝送されるディジタ
ルデータの補間処理を行なう誤り訂正方法において、誤
りフラグ列のパターンが複数の条件のいずれかに合致し
ているときに、誤りフラグの本来の値に無関係に強制的
に所定区間の誤りフラグの各値をすべて第1の論理値に
変更する(ステップ13,14)。
【0019】従って、本発明では上記の複数の条件を訂
正不可能な誤りが多数発生するときの誤りフラグのパタ
ーンに設定しておくことにより、誤りが発生しているの
に誤りフラグが第2の論理値で出力されてしまうことを
防止することができる。
【0020】
【実施例】本発明は前記したように、誤りフラグの列の
各値の計数値が複数の条件を満たすとき、誤りフラグを
強制的に訂正不可能な誤り検出時と同じ第1の論理値に
したものであるが、上記の複数の条件は下記の4つのう
ちの1又は2つの組合わせである。
【0021】 連続した誤りフラグ数M1 の中に、第
1の論理値(ここでは“1”とする)の誤りフラグがN
1 (ただし、M1 ≧N1 )以上ある。
【0022】 所定数N2 以上連続して誤りフラグが
“1”の状態である。
【0023】 連続した誤りフラグ数M3 の中に、第
2の論理値(ここでは“0”とする)の誤りフラグがN
3 (ただし、M3 ≧N3 )以上ある(換言すると、所定
数M 3 の中に“1”の誤りフラグがN3 未満ある)。
【0024】 所定数N4 以上連続して誤りフラグが
“0”の状態である。
【0025】次に上記の条件又は〜の2つの組み
合わせに基づく各実施例について説明する。
【0026】図2は本発明方法の第1実施例の説明図を
示す。本実施例及び後述の各実施例では、例えば図9
(A)又は(B)に示すフォーマットで音声信号を送信
し、これを受信する受信機側に適用される。ここで、図
9(A)に示すAモードのディジタルデータは、1フレ
ーム(1ms)が1350ビットよりなり、そのうち1
6ビットがフレーム同期信号、22ビットが制御符号、
32ビットがレンジデータ、128ビットがデータ、1
28ビットが誤り訂正符号(例えばBCH符号)、残り
の1024ビットが4チャンネルの音声データ(差分圧
縮データ)である。
【0027】音声データは各8ビットで、図中、水平方
向に、かつ、上から下方向に順番に、伝送される。誤り
訂正符号は同じ行に位置する2つのレンジデータと8個
の音声データと1個のデータとを生成要素として生成さ
れており、受信時にはこれを生成要素として所定の演算
を行なって誤りデータを訂正復元する。
【0028】また、図9(B)に示すBモードのディジ
タルデータは、1フレーム(1ms)が1350ビット
であり、音声データに16ビットのフレーム同期信号と
22ビットの制御符号とが付加されている点はAモード
と同じであるが、音声データが2チャンネルで、かつ、
各々11ビットである点がAモードと異なる。なお、A
モード及びBモード共に誤り訂正符号は通常は8ビット
であるが、誤り訂正処理の強化モードのときにはカッコ
で示したように15ビットとされる。
【0029】1フレーム中に16個ある誤り訂正符号が
各8ビットのノーマルモードでは、誤り訂正・検出の能
力は1ビット誤り訂正(SEC)、2ビット誤り検出
(DED)で、1ビット誤りは訂正復元でき、また、2
ビット以上の誤りは訂正復元できない。一方、誤り訂正
符号が各15ビットの強化モードでは、誤り訂正・検出
の能力は2ビット誤り訂正(DEC)、3ビット誤り検
出(TED)で、3ビット以上の誤りは訂正復元できな
い。誤り訂正処理部において、誤り訂正復元できないブ
ロック(82ビット)のデータには値が“1”の誤りフ
ラグが付加されて後段の回路へ転送され、誤り訂正がさ
れた、又は誤り訂正不要な正常データのみからなるブロ
ック(82ビット)のデータには値が“0”の誤りフラ
グが付加されて後段の回路へ転送される。
【0030】本実施例はこの誤りフラグを記憶し、連続
する音声データがM1 個、すなわち、連続する誤りフラ
グがM1 個入力される毎に、その中に値が“1”の誤り
フラグが何個あるか判定し、図2の21,22で示す各
期間で値が“1”の誤りフラグがN1 個以上あったもの
とすると、前記条件が成立したものと判断し、この期
間21,22で伝送される誤りフラグM1 個の値をすべ
て強制的に“1”とする。
【0031】この状態を強制エラー状態といい、期間2
1,22で伝送されるM1 個の音声データは、上記の誤
りフラグの値の強制的な変更によって、すべて補間処理
を行なわれる。なお、この補間処理は、前後のデータの
平均値処理、前の値の保持などのいずれでもよく、更に
はミュート処理でもよい。
【0032】図3は条件が成立するときに強制的にエ
ラー状態とする本発明の第1実施例の構成図を示す。同
図中、310 〜31M+1 はM+2個のD型フリップフロ
ップで、互いに縦続接続されてM+2段のシフトレジス
タを構成しており、前記した誤りフラグが入力され、こ
れを一時記憶する。
【0033】カウンタ32はD型フリップフロップ31
M の出力フラグがカウントイネーブル端子に印加され、
その値が“1”のときクロックを計数し、またM進カウ
ンタ33のキャリー出力がクリア端子に印加され、その
キャリー出力でクリアされる。カウンタ32、M進カウ
ンタ33及びD型フリップフロップ310 〜31M+1
各クロック端子には、図示を省略したマスタークロック
発生器よりのマスタークロックが共通に入力されてい
る。
【0034】従って、入力誤りフラグがD型フリップフ
ロップ31M+1 から310 方向へ1つシフトされる毎に
M進カウンタ33は1つカウントアップされ、最初の入
力誤りフラグがD型フリップフロップ310 でラッチさ
れた直後にM進カウンタ33よりキャリー出力が取り出
されてカウンタ32がクリアされる。
【0035】従って、カウンタ32の計数値はM(=M
1 )個の誤りフラグのうち値が“1”の誤りフラグがい
くつあるかを示している。このカウンタ32の計数値は
比較器34に入力され、ここで予め設定されているしき
い値N1 以上であるか否か比較される。上記計数値がN
1 以上のときは比較器34より値“1”の条件成立信
号が取り出されてD型フリップフロップ(レジスタ)3
5に印加され、M進カウンタ33よりのキャリー出力で
D型フリップフロップ35にラッチされる。
【0036】条件が成立したときは、D型フリップフ
ロップ35のQ出力端子より“1”の論理値の信号が2
入力OR回路36の一方の入力端子に入力されるので、
D型フリップフロップ310 よりOR回路36の他方の
入力端子に入力される誤りフラグの値に無関係に、OR
回路36より取り出される誤りフラグはすべて“1”と
される。すなわち、M進カウンタ33よりキャリー出力
が取り出される時点でD型フリップフロップ310 〜3
M-1 に格納されているM個の誤りフラグ列は、条件
成立時にはすべて値が“1”とされてOR回路36より
出力されることになる。
【0037】以下、上記と同様にして入力誤りフラグは
M個毎に、値が“1”の個数がN1以上あるか否か検出
され、N1 未満のときには比較器34の出力が“0”と
なり、M進カウンタ33のキャリー出力によりD型フリ
ップフロップ35に“0”がラッチされるため、そのと
きのD型フリップフロップ310 〜31M-1 に格納され
ているM個の誤りフラグは、条件不成立であり、その
ままの値でOR回路36を通過出力される。
【0038】次に本発明の第2実施例について説明す
る。図4は本発明の第2実施例の説明図を示す。本実施
例は連続する入力誤りフラグM1 個の中に、値が“1”
の誤りフラグがN1 個以上存在するという条件が成立
した期間41から、連続する入力誤りフラグM3 個の中
に、値が“0”の誤りフラグがN3 以上存在するという
条件が成立する期間42までを強制エラー状態にする
ものである。
【0039】ここで、上記の強制エラー状態は、図4に
示す如く、期間41の最初から期間42の最初までの期
間(a)、期間41の最後から期間42の最後までの期
間(b)、期間41の最後から期間42の最初までの期
間(c)、及び期間41の最初から期間42の最後まで
の期間(d)の、いずれかの期間であり、任意に設定で
きる。
【0040】図5は本発明の第2実施例の構成図を示
す。同図中、図3と同一構成部分には同一符号を付して
その説明を省略する。本実施例は図4の第2実施例を実
現するハードウェア構成で、M1 =M3 =Mの場合であ
る。図5に示す回路は、カウンタ32、比較器34及び
D型フリップフロップ35よりなる回路部を、もう一系
統並列に設けたもので、カウンタ51、比較器52及び
D型フリップフロップ(レジスタ)53よりなる回路部
が設けられ、またD型フリップフロップ35,53のQ
出力が夫々セット端子、リセット端子に入力されるフリ
ップフロップ(レジスタ)54が設けられている。
【0041】ここで、カウンタ51はD型フリップフロ
ップ31M の出力値が“0”のときにイネーブル状態と
され、また比較器52は入力値がN3 以上のときのみ出
力値“1”を出力する構成とされている。これにより、
D型フリップフロップ310〜31M-1 に格納されてい
る全部でM個の誤りフラグのうち、値が“1”の誤りフ
ラグがいくつあるかをカウンタ32が示しており、値が
“0”の誤りフラグがいくつあるかをカウンタ51が示
している。
【0042】従って、条件が成立した場合には比較器
34の出力が“1”、比較器52の出力が“0”でM進
カウンタ33からキャリー出力が出力された時点でその
比較器34,52出力値がD型フリップフロップ35,
53にラッチされた後、フリップフロップ54がセット
状態とされる。これにより、フリップフロップ54のQ
出力が“1”となるので、OR回路36より順次出力さ
れるD型フリップフロップ310 〜31M-1 に格納され
ているM個の誤りフラグはすべて値が“1”に強制的に
変更されて出力される。
【0043】フリップフロップ54のQ出力はリセット
されない限り“1”に保持されているから、その後条件
が成立しなくなっても、上記の強制エラー状態が継続
される。そして、その後あるM個の誤りフラグ列で条件
が成立すると、比較器34の出力が“0”、比較器5
2の出力が“1”と変化し、D型フリップフロップ53
を通してフリップフロップ54のリセット端子に“1”
の信号が印加されて、フリップフロップ54がリセット
状態とされる。
【0044】これにより、フリップフロップ54のQ出
力が“0”となるので、そのときのD型フリップフロッ
プ310 〜31M-1 に格納されているM個の誤りフラグ
は夫々そのままの値でOR回路36を通して後段へ出力
される。従って、図5の回路構成によれば、図4(a)
に示した期間、強制エラー状態とされる。
【0045】次に本発明の第3実施例について説明す
る。図6は本発明の第3実施例の説明図を示す。本実施
例は連続する入力誤りフラグM1 の中に、値が“1”の
誤りフラグがN1 個以上存在するという条件が成立し
た期間61から、値が“0”の誤りフラグが連続して所
定数N4 以上入力されるという条件が成立する期間6
2までを強制エラー状態とするものである。
【0046】すなわち、本実施例は条件の成立によっ
て誤り訂正不可能なデータが多い受信不良状態と判定
し、条件成立によって正常な受信状態と判断できるま
での期間は強制エラー状態とし、これによって誤りの誤
検出による異常音発生を防止するものである。
【0047】ここで、上記の強制エラー状態は、図6に
示す如く、期間61の最初から期間62の最初までの期
間(a)、期間61の最後から期間62の最後までの期
間(b)、期間61の最後から期間62の最初までの期
間(c)、及び期間61の最初から期間62の最後まで
の期間(d)の、いずれかの期間であり、任意に設定で
きる。
【0048】次に本発明の第4実施例について説明す
る。図7は本発明の第4実施例の説明図を示す。本実施
例は値“1”の誤りフラグが連続してN2 以上入力され
るという条件が成立した期間71から、連続して入力
された誤りフラグM3 個の中に、値が“0”の誤りフラ
グが所定数N3 以上存在するという条件が成立する期
間72までを強制エラー 状態とするものである。
【0049】すなわち、本実施例は条件成立によって
誤り訂正不可能なデータが多い受信不良状態と判断し、
条件成立によって正常な受信状態と判断できるまでの
期間は強制エラー状態とし、これによって誤りの誤検出
による異常音発生を防止するものである。
【0050】ここで、上記の強制エラー状態は、図7に
示す如く、期間71の最初から期間72の最初までの期
間(a)、期間71の最後から期間72の最後までの期
間(b)、期間71の最後から期間72の最初までの期
間(c)、及び期間71の最初から期間72の最後まで
の期間(d)の、いずれかの期間であり、任意に設定で
きる。
【0051】次に本発明の第5実施例について説明す
る。図8は本発明の第5実施例の説明図を示す。本実施
例は値“1”の誤りフラグが連続してN2 個以上入力さ
れるという条件が成立した期間81から、値が“0”
の誤りフラグが連続して所定数N4 以上連続して入力さ
れるという条件が成立する期間82までを強制エラー
状態とするものである。
【0052】すなわち、本実施例は条件成立によって
誤り訂正不可能なデータが多い受信不良状態と判定し、
条件成立によって正常な受信状態と判断できるまでの
期間は強制エラー状態とし、これによって誤りの誤検出
による異常音発生を防止するものである。
【0053】本実施例も前記第2乃至第4実施例と同様
に、上記の強制エラー状態の期間は、図8(a)〜
(d)に示す如く、期間81及び82の一方又は両方を
含むか含まないかに応じて4種類考えられる。
【0054】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、訂正不可
能な誤りが発生するときの誤りフラグパターンの条件を
満足するときに、誤りフラグの値を補間処理をするとき
の第1の論理値に強制的に変更するようにしたので、受
信又は再生不良状態のようにデータに多数の誤りが存在
するときに、たまたま訂正不能な誤りがあるにも拘らず
誤りがなしと判定されてしまって異常音が発生されてし
まうことを確実に防止することができる等の特長を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の原理説明用フローチャートであ
る。
【図2】本発明の第1実施例の説明図である。
【図3】本発明の第1実施例の構成図である。
【図4】本発明の第2実施例の説明図である。
【図5】本発明の第2実施例の構成図である。
【図6】本発明の第3実施例の説明図である。
【図7】本発明の第4実施例の説明図である。
【図8】本発明の第5実施例の説明図である。
【図9】音声信号のフォーマットの一例を示す図であ
る。
【図10】音声データのデコード処理説明図である。
【図11】補間処理回路の一例の構成図である。
【符号の説明】
11 第1のステップ 12 第2のステップ 13 第3のステップ 14 第4のステップ 15 第5のステップ 21,22,41,61 条件の成立期間 42,72 条件の成立期間 62,82 条件の成立期間 71,81 条件の成立期間 310 〜31M+1 ,35,53 D型フリップフロップ 32,51 カウンタ 33 M進カウンタ 34,52 比較器 54 フリップフロップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルデータ複数個と誤り訂正符号
    とを一単位として単位毎に伝送されるデータを受信又は
    再生し、前記誤り訂正符号とその生成要素の複数個のデ
    ィジタルデータとを用いて誤りのあるディジタルデータ
    を訂正復元し、該訂正復元不可能な誤りのあるディジタ
    ルデータに対しては補間処理を行なう誤り訂正処理方法
    において、 前記訂正不可能な誤りのあるディジタルデータを検出し
    たとき第1の論理値、該訂正不可能な誤り未検出のとき
    第2の論理値を示す誤りフラグが順次入力されてこれを
    時系列的に記憶する第1のステップ(11)と、 該記憶された誤りフラグの連続する列の中から少なくと
    も前記第1の論理値の誤りフラグを計数する第2のステ
    ップ(12)と、 該誤りフラグの計数値が複数の条件のいずれを満たすか
    を判定する第3のステップ(13)と、 該複数の条件のいずれかを満たしたときのみ、その満足
    した条件に応じて所定区間の前記誤りフラグの各値をす
    べて強制的に前記第1の論理値に変更する第4のステッ
    プ(14)と、 該第4のステップ(14)により値が変更された誤りフ
    ラグ、又は前記第3のステップ(13)により前記複数
    の条件のいずれも満たさないと判定されたときの誤りフ
    ラグの値が前記第1の論理値のとき、該誤りフラグと共
    に伝送される前記ディジタルデータの前記補間処理を行
    なう第5のステップ(15)とを含むことを特徴とする
    誤り訂正処理方法。
  2. 【請求項2】 前記第3のステップ(13)で判定され
    る前記複数の条件のうちの第1の条件は、前記誤りフラ
    グの列のうち連続した一定数M1 の中で、前記第1の論
    理値の誤りフラグが所定数N1 (ただし、M1 ≧N1
    以上検出されることであり、前記第4のステップ(1
    4)は、この条件成立時に該一定数M1の誤りフラグの
    値をすべて前記第1の論理値に強制的に変更することを
    特徴とする請求項1記載の誤り訂正処理方法。
  3. 【請求項3】 前記第3のステップ(13)で判定され
    る前記複数の条件は、前記誤りフラグの列のうち連続し
    た一定数M1 の中で、前記第1の論理値の誤りフラグが
    所定数N1 (ただし、M1 ≧N1 )以上検出される第1
    の条件と、前記誤りフラグのうち連続した一定数M3
    中で、前記第1の論理値の誤りフラグが所定数N3 (た
    だし、M3 ≧N3 )未満検出される第2の条件であり、 前記第4のステップ(14)は、前記第1の条件が成立
    してから該第2の条件が成立するまでの間に入力される
    前記誤りフラグの値をすべて前記第1の論理値に強制的
    に変更することを特徴とする請求項1記載の誤り訂正処
    理方法。
  4. 【請求項4】 前記第3のステップ(13)で判定され
    る前記複数の条件は、前記誤りフラグの列のうち連続し
    た一定数M1 の中で、前記第1の論理値の誤りフラグが
    所定数N1 (ただし、M1 ≧N1 )以上検出される第1
    の条件と、前記誤りフラグが連続して所定数N4 以上連
    続して前記第2の論理値で検出される第2の条件であ
    り、 前記第4のステップ(14)は前記第1の条件が成立し
    てから該第2の条件が成立するまでの間に入力される前
    記誤りフラグの値をすべて前記第1の論理値に強制的に
    変更することを特徴とする請求項1記載の誤り訂正処理
    方法。
  5. 【請求項5】 前記第3のステップ(13)で判定され
    る前記複数の条件は、前記誤りフラグが連続して所定数
    2 以上連続して前記第1の論理値で検出される第1の
    条件と、前記誤りフラグの列のうち連続した一定数M3
    の中で、前記第1の論理値の誤りフラグが所定数N
    3 (ただし、M3 ≧N3 )未満検出される第2の条件で
    あり、 前記第4のステップ(14)は該第1の条件が成立して
    から該第2の条件が成立するまでの間に入力される前記
    誤りフラグの値をすべて前記第1の論理値に強制的に変
    更することを特徴とする請求項1記載の誤り訂正処理方
    法。
  6. 【請求項6】 前記第3のステップ(13)で判定され
    る前記複数の条件は、前記誤りフラグが連続して所定値
    2 以上連続して前記第1の論理値で検出される第1の
    条件と、前記誤りフラグが連続して所定値N4 以上連続
    して前記第2の論理値で検出される第2の条件であり、 前記第4のステップ(14)は該第1の条件が成立して
    から該第2の条件が成立するまでの間に入力される前記
    誤りフラグの値をすべて前記第1の論理値に強制的に変
    更することを特徴とする請求項1記載の誤り訂正処理方
    法。
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