JPH0525997U - スロツトマシンのリ−ル回転用ステツプモ−タの制御回路 - Google Patents

スロツトマシンのリ−ル回転用ステツプモ−タの制御回路

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JPH0525997U
JPH0525997U JP8180591U JP8180591U JPH0525997U JP H0525997 U JPH0525997 U JP H0525997U JP 8180591 U JP8180591 U JP 8180591U JP 8180591 U JP8180591 U JP 8180591U JP H0525997 U JPH0525997 U JP H0525997U
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coil
coils
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信治 沢田
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リコーエレメツクス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステップモータのブレーキ動作中におけるコ
イルでの発熱を低く抑えてブレーキ効果を良くする。 【構成】 ステップモータの各相のコイル10a〜10
dに直列接続された各相制御用スイッチング素子13a
〜13dに、グランド12側から当該相のコイル側へ向
けて電流が流れるようにするダイオード16a〜16d
をそれぞれ並列接続する。ステッピングモータのブレー
キ動作中は、電源制御用スイッチング素子11をオフに
して電源から電流を遮断する一方、各相制御用スイッチ
ング素子の全てをオンとしてコイルにループ電流のみが
流れるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スロットマシンのリール回転用ステップモータの制御回路に関する 。
【0002】
【従来の技術】
特公平3−31069号公報には、スロットマシンのリール回転用ステップモ ータを停止させるに当たり、全相(4相)のコイルを緩やかに励磁することによ り、滑らかにブレーキをかけられることが開示されている。そのブレーキ動作の 原理については、この公報では詳細に説明されていないが、図5に示すように4 相のコイル1・2・3・4を励磁したとき、各相のコイルに流れる電流の大きさ がロータの運動を妨げるように変化することを利用している。
【0003】 すなわち、各相のコイル1・2・3・4につき、+24Vの電源から流れ込む 電流I1にループ電流I2が加わり、このループ電流I2がジュール熱となってロ ータの運動エネルギーを減少させる。この場合、電源から流れ込む電流I1は、 各相で相反するトルクが働くので相殺されて駆動トルクは生じない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記のものでは、ブレーキをかけるために4相のコイルを全て励磁す るため、コイルでの発熱が高くなる。スロットマシンの場合にはモータの稼動率 はかなり過酷であり、コイルの発熱はモータ自身や周囲の部材に悪影響を与える 。また、モータが発熱により温度上昇すると、コイルの抵抗が高くなってループ 電流が流れにくくなり、従ってブレーキの効きが悪くなり、所定位置よりもオー バーランすることになる。
【0005】 本考案は、ステップモータのブレーキ動作中におけるコイルでの発熱を低く抑 えてブレーキ効果を良くすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案では、ステップモータの各相のコイルとグランドとの間に、各相制御用 スイッチング素子をそれぞれ直列接続するとともに、電源と全相のコイルとの間 に、全相共通の電源制御用スイッチング素子を接続し、ステッピングモータのブ レーキ動作中は、該電源制御用スイッチング素子をオフ、各相制御用スイッチン グ素子の全てをオンとする。
【0007】 各相制御用スイッチング素子に、グランド側から当該相のコイル側へ向けて電 流が流れるようにするダイオードをそれぞれ並列接続すると良い。
【0008】
【作用】
ブレーキ動作の際には、電源制御用スイッチング素子をオフにして電源側から の電流供給を遮断する一方、各相制御用スイッチング素子の全てをオンにしてグ ランド側からの電流の流れを許容することにより、各相のコイルに、ロータの運 動を妨げるループ電流のみを流し、コイルの発熱量を少なくすることができる。
【0009】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面に従い詳細に説明する。 図1は、本考案の第1実施例の制御回路を示す。第1・第2・第3・第4の4 相のコイル10a・10b・10c・10dは、例えば+24Vの直流電源(図 示せず)に接続された4相共通の電源制御用スイッチング素子であるトランジス タ11に対して並列接続されている。各相のコイル10a・10b・10c・1 0dとグランド12との間には、各相制御用スイッチング素子としてトランジス タ13a・13b・13c・13dがそれぞれ直列接続されている。
【0010】 第1相と第2相のコイル10a・10bは互いに逆向きに巻かれ、それらの間 に、励磁切替時のスパイク電圧を吸収するためのコンデンサ14が接続されてい る。同様に第3相と第4相のコイル10c・10dは互いに逆向きに巻かれ、そ れらの間にコンデンサ15が接続されている。また、各相のトランジスタ13a ・13b・13c・13dには、グランド側から当該相のコイル10a・10b ・10c・10d側へ向けて電流が流れるようにするダイオード16a・16b ・16c・16dが並列接続されている。
【0011】 図2に、ステッピングモータを1−2相励磁駆動する場合のタイミングチャー トを示す。電源制御用トランジスタ11をオンにした状態で4相のトランジスタ 13a・13b・13c・13dを、2相が時間的に一部オーバーラップするよ うに順次オンにすると、ロータ(図示せず)が回転される。
【0012】 ブレーキ区間に入ると、電源制御用トランジスタ11がオフになって電源から の電流供給が遮断すると同時に、4相のトランジスタ13a・13b・13c・ 13dが同時に全てオンとなる。このときロータはまだ回転しているので、各相 のコイル10a・10b・10c・10dに誘起電圧が発生し、各相においてロ ータの運動を妨げる方向に電流を流そうする。このとき、4相のトランジスタ1 3a・13b・13c・13dは全てオンであり、またそれぞれにダイオード1 6a・16b・16c・16dが接続されているため、コイル10a・10b・ 10c・10dにはそれぞれ双方向の電流が流れ得る。
【0013】 今、これを第1相と第2相について見ると、ブレ−キ区間に入ったときトラン ジスタ11がオフであるから電源側からは電流は流れ込まない。しかし、ロータ が回転している間はロータ側から逆起電力が生ずる。この逆起電力による電流は 、図3に示すように第1相と第2相とでは逆向きで大きさの等しい電流となる。 この逆向きの電流、すなわちル−プ電流がロ−タにブレ−キをかける。第3相と 第4相でも同様なことが起こる。
【0014】 すなわち、ロータの運動を妨げるように第1相と第2相の間、及び第3相と第 4相の間にループ電流が流れ、ロータの運動エネルギーがコイル10a・10b ・10c・10dによるジュール熱となり、ロータは速やかに停止する。この場 合、電源からの電流は遮断されているので、発熱は少ない。
【0015】 図4は、本考案の第2実施例の制御回路を示す。この実施例では、電源制御用 及び各相制御用のいずれについても、トランジスタに代えてMOS−FET17 及びMOS−FET18a・18b・18c・18dを使用し、また各相のコイ ル10a・10b・10c・10dに双方向の電流を流すため寄生ダイオ−ド1 9a・19b・19c・19dを使用したものである。更に、スパイク電圧の吸 収については、ダイオード20と抵抗21による公知のスパイク電圧吸収回路を 各コイル10a・10b・10c・10dに並列接続したものである。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば、ステップモータのブレーキ動作の際には、電源制御用スイッ チング素子をオフにして電源側からの電流供給を遮断する一方、各相制御用スイ ッチング素子の全てをオンにしてグランド側からの電流の流れを許容することに より、各相のコイルに、ロータの運動を妨げるループ電流のみを流してロータの 運動エネルギーを吸収するため、コイルの発熱量を少なくできる。従って、発熱 量が少なくなると、コイル抵抗の温度上昇による抵抗変化が小さくなるため、ブ レーキ効果の変化が小さく、安定したしかも効きの良い制動が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の回路図である。
【図2】同上の動作のタイミングチャートである。
【図3】同上における4相のコイルにループ電流が流れ
ることを説明する説明図である。
【図4】本考案の第2実施例の回路図である。
【図5】従来例におけるブレーキ動作原理を説明する説
明図である。
【符号の説明】
10a・10b・10c・10d コイル 11 電源制御用トランジスタ 12 グランド 13a・13b・13c・13d 各相制御用トランジ
スタ 16a・16b・16c・16d ダイオード 17 電源制御用MOS−FET 18a・18b・18c・18d 各相制御用トランジ
スタ 19a・19b・19c・19d 寄生ダイオ−ド

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステップモータの各相のコイルとグラン
    ドとの間に、各相制御用スイッチング素子をそれぞれ直
    列接続するとともに、電源と全相のコイルとの間に、全
    相共通の電源制御用スイッチング素子を接続し、ステッ
    ピングモータのブレーキ動作中は、該電源制御用スイッ
    チング素子をオフ、上記各相制御用スイッチング素子の
    全てをオンとすることを特徴とする、スロットマシンの
    リール回転用ステップモータの制御回路。
  2. 【請求項2】 前記各相制御用スイッチング素子に、グ
    ランド側から当該相のコイル側へ向けて電流が流れるよ
    うにするダイオードをそれぞれ並列接続したことを特徴
    とする、請求項1に記載の制御回路。
  3. 【請求項3】 前記各相制御用スイッチング素子にMO
    S−FETを使用し、前記ダイオードに寄生ダイオード
    を使用したことを特徴とする、請求項2に記載の制御回
    路。
JP8180591U 1991-09-12 1991-09-12 スロットマシンのリ−ル回転用ステップモ−タの制御回路 Expired - Lifetime JP2542178Y2 (ja)

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JPH0525997U true JPH0525997U (ja) 1993-04-02
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JP2542178Y2 (ja) 1997-07-23

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