JPH05258961A - 可変インダクタンス - Google Patents

可変インダクタンス

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Publication number
JPH05258961A
JPH05258961A JP5374092A JP5374092A JPH05258961A JP H05258961 A JPH05258961 A JP H05258961A JP 5374092 A JP5374092 A JP 5374092A JP 5374092 A JP5374092 A JP 5374092A JP H05258961 A JPH05258961 A JP H05258961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
pillars
core
current
inductance
Prior art date
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Pending
Application number
JP5374092A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouichi Makinose
公一 牧野瀬
Yasuyuki Mizobuchi
康之 溝渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP5374092A priority Critical patent/JPH05258961A/ja
Publication of JPH05258961A publication Critical patent/JPH05258961A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】コアに施された2つの巻線の巻線量を減らすこ
となくコアを小さくして可変インダクタンスを小型化す
るとともに、精度の高いインダクタンス制御を目的とす
る。 【構成】両端部で一体となる4本の柱部1〜4をもつコ
ア5の隣接する2本の柱部1,2に各柱部1,2に流れ
る磁束の向きが反対になるように巻線6を施すととも
に、残りの隣接する2本の柱部3,4には各柱部3,4
に流れる磁束の向きが同じになるように巻線7を施し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は制御側の巻線の電流を変
化させることにより、被制御側の巻線のインダクタンス
を制御する可変インダクタンスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、制御側の巻線の電流値を制御する
ことにより被制御側の巻線のインダクタンスを制御する
可変インダクタンスとして図7に示すようなものがあっ
た。図7に示すように、両端部で一体となる4本の柱部
21〜24をもつ直方体形状のコア25には2つの巻線
26,27が施されている。すなわち、巻線26は隣接
する2本の柱部21,22を取り囲むように施され、そ
の巻回方向は各柱部21,22に対して同一方向となっ
ている。また、巻線27は隣接する2本の柱部22,2
3を取り囲むように施され、その巻回方向は各柱部2
2,23に対して同一方向となっている。すなわち、こ
の可変インダクタンスは巻線26及び巻線27が直交し
て配置される直交型インダクタンスであり、柱部22に
は巻線26及び巻線27が共有して巻回されている。
【0003】そして、図8に示すように、例えば巻線2
6にP方向の直流電流を流すと、柱部21及び柱部22
には紙面下向きの磁束が流れ、柱部23及び柱部24に
は紙面上向きの磁束が流れる。従って、巻線27が施さ
れた柱部22,23には、それぞれ反対向きの磁束が流
れる。そして、巻線26の電流値を変化させると、電流
値の変化に伴い柱部22,23を流れる反対向きの磁束
の磁束密度はそれぞれ変化し、この磁束密度の変化によ
り柱部22,23を取り囲む巻線27のインダクタンス
は変化する。こうして巻線26を制御側、巻線27を被
制御側とすると、制御側の電流値を制御することにより
被制御側のインダクタンスを可変としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、柱部22は
巻線26と巻線27に共有されているため、柱部22に
巻回される巻線量は多くなる。そして、コアの大きさは
柱部22に巻回される巻線量に依存する。従って、巻線
26と巻線27の巻線量が決まると、この巻線スペース
を確保するために必然的にコアの大きさが決まるため、
コアを小さくして可変インダクタンスの小型化をはかる
ことができなかった。
【0005】また、被制御側の巻線27に交番電流を流
した場合、柱部22,23に磁束が誘起される。この柱
部22に誘起される磁束は制御側の巻線26に電流を誘
起することになり、精度の高いインダクタンス制御がで
きなくなる。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的はコアに施された2つの巻
線の巻線量を減らすことなくコアを小さくして小型化を
図ることができるとともに、精度の高いインダクタンス
制御を行うことができる可変インダクタンスを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、両端部で一体となる4本の柱部をもつコア
の隣接する2本の柱部に各柱部に流れる磁束の向きが反
対になるように巻線を施すとともに、残りの隣接する2
本の柱部には各柱部に流れる磁束の向きが同じになるよ
うに別の巻線を施したことをその要旨とする。
【0008】
【作用】従って、本発明によれば、4本の柱部からなる
コアに施された2つの巻線のうちいずれか一方の巻線に
直流電流を流しこの電流値を変化させると、コアに流れ
る磁束の磁束密度が変化する。この磁束密度の変化に基
づいて他方の巻線のインダクタンスは変化する。また、
コアに施された2つの巻線は4本の柱部のうち相異なる
2本の柱部にそれぞれ巻回されているため、1本の柱部
が2つの巻線に共有されない。さらに、一方の巻線が他
方の巻線に流れる電流によって影響を受けない。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した可変インダクタン
スの一実施例を図1〜図5に従って説明する。
【0010】図1に示すように、両端部で一体となる4
本の柱部1〜4をもつ直方体形状のコア5には2つの巻
線6,7が施されている。すなわち、巻線6は隣接する
2本の柱部1,2を取り囲むように8の字状に巻回さ
れ、その巻回方向は各柱部1,2で異なり反対方向とな
っている。また、巻線7は巻線6が施された柱部1,2
とは別の隣接する2本の柱部3,4を取り囲むように施
され、その巻回方向は各柱部3,4に対して同一方向と
なっている。従って、巻線6と巻線7は相対向するよう
に配置され、同一柱部1〜4を共有して巻回されていな
い。
【0011】そして、図2に示すように、例えば巻線6
を制御側、巻線7を被制御側として巻線6に制御電流と
してA方向の直流電流を流すと、柱部1には紙面下向き
の磁束Φ1が流れるとともに柱部2には紙面上向きの磁
束Φ2が流れ、柱部1,2には、互いに反対向きの磁束
Φ1,Φ2が定常に流れる。
【0012】この状態で巻線7に交番電流を流すと、図
3に示すように、巻線7にB方向の電流が流れるとき、
柱部3及び柱部4には上向きの磁束が流れ、柱部1及び
柱部2には下向きの磁束が流れようとする。一方、巻線
7に反B方向の電流が流れるとき、柱部3及び柱部4に
は下向きの磁束が流れ、柱部1及び柱部2には上向きの
磁束が流れようとする。従って、巻線7に流れた交番電
流に基づいて巻線6に電流が流れることはない。そし
て、制御側の巻線6の直流電流を制御することにより柱
部1及び柱部2に流れる磁束Φ1,Φ2の磁束密度がそ
れぞれ変化し、被制御側の巻線7のインダクタンスをコ
ントロールすることができる。しかも、制御側の巻線6
は被制御側の巻線7に流れる電流に影響を受けないので
精度の高い制御が可能となる。
【0013】一方、図4に示すように、例えば巻線7を
制御側、巻線6を被制御側として巻線7に制御電流とし
てC方向の直流電流を流すと、柱部3及び柱部4には紙
面上向きの磁束が流れるとともに、柱部1及び柱部2に
はそれぞれ紙面下向きの磁束Φ3,Φ4が流れる。従っ
て、柱部1,2には、互いに同じ向きの磁束Φ3,Φ4
が定常に流れる。
【0014】この状態で巻線6に交番電流を流すと、図
5に示すように、巻線6にD方向の電流が流れるとき、
柱部1には下向きの磁束が流れるとともに柱部2には上
向きの磁束が流れる。一方、巻線6に反D方向の電流が
流れるとき、柱部1には上向きの磁束が流れるとともに
柱部2には下向きの磁束が流れる。従って、巻線6に流
れた交番電流に基づいて巻線7に電流が流れることはな
い。そして、制御側の巻線7の直流電流を制御すること
により柱部1及び柱部2に流れる磁束Φ3,Φ4の磁束
密度がそれぞれ変化し、被制御側の巻線6のインダクタ
ンスをコントロールすることができる。しかも、制御側
の巻線7は被制御側の巻線6に流れる電流に影響を受け
ないので精度の高い制御が可能となる。
【0015】以上詳述したように、本実施例の可変イン
ダクタンスは、巻線6を2本の柱部1,2に8の字状に
巻回したことにより、巻線7は巻線6が巻回された柱部
1,2とは別の2本の柱部3,4に巻回されて構成され
ている。従って、コア5に施された2つの巻線6,7が
同一の柱部1〜4を共有することがないので、従来の直
交型インダクタンスのように2つの巻線に共有される柱
部の巻線量に依存してコアの大きさが規制されることが
ない。よって、柱部1〜4のいずれかに巻線2つ分の巻
線スペースを確保する必要がないため、コア5を小さく
して可変インダクタンスを小型化することができる。ま
た、被制御側の巻線7(6)に流れる交番電流によって
制御側の巻線6(7)に流れる電流は影響を受けないの
で精度の高いインダクタンス制御が可能となる。
【0016】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば、上
記実施例では巻線6をコア5の隣接する2本の柱部1,
2を取り囲むように8の字状に巻回して、巻線6の巻回
方向を各柱部1,2で反対方向となるようにしたが、図
6に示すように、柱部1のみに巻回した後に柱部1の巻
回方向とは反対方向に柱部2のみに巻回して巻線6を構
成してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、コ
アに施された2つの巻線の巻線量を減らすことなくコア
を小さくして可変インダクタンスを小型化できるととも
に、精度の高いインダクタンス制御ができるという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の可変インダクタンスの斜視図であ
る。
【図2】制御側の巻線に電流を流したときの可変インダ
クタンスの模式上面図である。
【図3】被制御側の巻線に電流を流したときの可変イン
ダクタンスの模式上面図である。
【図4】図2とは別の制御側の巻線に電流を流したとき
の可変インダクタンスの模式上面図である。
【図5】図3とは別の被制御側の巻線に電流を流したと
きの可変インダクタンスの模式上面図である。
【図6】別の方法で巻回された巻線を示す可変インダク
タンスの側面図である。
【図7】従来の可変インダクタンスの斜視図である。
【図8】制御側の巻線に電流を流したときの可変インダ
クタンスの模式上面図である。
【符号の説明】
1〜4…柱部、5…コア、6,7…巻線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部で一体となる4本の柱部をもつコ
    アの隣接する2本の柱部に各柱部に流れる磁束の向きが
    反対になるように巻線を施すとともに、残りの隣接する
    2本の柱部には各柱部に流れる磁束の向きが同じになる
    ように別の巻線を施したことを特徴とする可変インダク
    タンス。
JP5374092A 1992-03-12 1992-03-12 可変インダクタンス Pending JPH05258961A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5374092A JPH05258961A (ja) 1992-03-12 1992-03-12 可変インダクタンス

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JP5374092A JPH05258961A (ja) 1992-03-12 1992-03-12 可変インダクタンス

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JPH05258961A true JPH05258961A (ja) 1993-10-08

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ID=12951221

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JP5374092A Pending JPH05258961A (ja) 1992-03-12 1992-03-12 可変インダクタンス

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JP (1) JPH05258961A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008069098A1 (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Holy Loyalty International Co., Ltd. コイル装置
JP2008141201A (ja) * 2006-11-29 2008-06-19 Holy Loyalty Internatl Co Ltd コイル装置
WO2010076934A1 (ko) * 2008-12-30 2010-07-08 An Jong Suk 쌍코어 구조를 이용한 변압기

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