JPH05258591A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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Publication number
JPH05258591A
JPH05258591A JP4051308A JP5130892A JPH05258591A JP H05258591 A JPH05258591 A JP H05258591A JP 4051308 A JP4051308 A JP 4051308A JP 5130892 A JP5130892 A JP 5130892A JP H05258591 A JPH05258591 A JP H05258591A
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JP
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memory cell
bit line
data
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JP4051308A
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Inventor
Katsuro Sasaki
勝朗 佐々木
Hiroshi Toyoshima
博 豊嶋
Koichiro Ishibashi
孝一郎 石橋
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Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、多数の欠陥メモリセルを救済
するため、冗長メモリセルを高効率で利用し、アクセス
遅延を低減する半導体集積回路を提供することである。 【構成】各メモリアレイブロックに冗長ワード線、アド
レス比較回路/冗長デコーダ回路を配備し、欠陥メモリ
セルを含むメモリアレイブロック以外の任意のメモリア
レイブロックに配備されているアドレス比較回路に欠陥
メモリセルが接続されているワード線のアドレスをプロ
グラムし、欠陥ワード線をプログラムしたアドレス比較
回路を含むメモリアレイブロックの冗長ワード線により
置き換えて、欠陥救済を行う。 【効果】欠陥救済時のアクセス時間の遅延が回避され、
冗長メモリセルを効率よく使用して多数の欠陥メモリセ
ルを冗長メモリセルに置き換え、欠陥救済を行うことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリ装置を含
む半導体集積回路に係り、高効率かつ高速で欠陥メモリ
セルを冗長メモリセルに置き換える欠陥救済回路方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の欠陥救済回路は、特開平2−21
500号公報および米国特許第5、021、944号公
報に開示されている。この従来例においては、第1のメ
モリアレイブロックにランダムなn個の欠陥メモリセル
が存在することを考慮し、上記n個の欠陥メモリセルに
接続されているワード線を置き換えるための冗長ワード
線を、それぞれn個の定められた第2、第3、……、第
(n+1)のメモリアレイブロックに配備する。上記n
個の欠陥メモリセルのいずれかを救済する場合、第1の
メモリアレイブロックの欠陥ワード線が選択されるのと
同時に第2、第3、……、第(n+1)のメモリアレイ
ブロックの冗長ワード線をすべて活性化し、第1のメモ
リアレイブロックにおいて欠陥メモリセルのデータが読
み出されて第1のセンスアンプに到達するのと同時に第
2、第3、……、第(n+1)のメモリアレイブロック
においてそれぞれ冗長メモリセルのデータが読み出され
て第2、第3、……、第(n+1)のセンスアンプに到
達する。第1のセンスアンプを非活性化すると共に、第
2、第3、……、第(n+1)のセンスアンプのいずれ
かを活性化することにより、n個の欠陥メモリセルのう
ち任意の1個の欠陥メモリセルに接続されている欠陥ワ
ード線を、第2、第3、……、第(n+1)のメモリア
レイブロックに配備された冗長ワード線のいずれかに置
き換えることにより欠陥救済がなされ、かつ冗長ワード
線選択を非救済ワード線選択と同時に行うことにより欠
陥救済に伴うアクセス時間の遅れをなくしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の欠陥救済回
路の問題点は、同一メモリアレイブロックに多数(n個
とする)のランダムな欠陥メモリセルが存在する場合、
上記欠陥メモリセルを含むメモリアレイブロック以外の
n個のメモリアレイブロックに配備される冗長ワード線
をすべて同時に活性化する必要があり、メモリセルに流
れる定常電流が(n+1)倍に大幅増加するという問題
があった。また、同一メモリアレイブロック中に存在す
る最大n個のランダムな欠陥メモリセルを救済するため
には、あらかじめ各メモリアレイブロックにn本ずつの
冗長ワード線を配備しておく必要があり、配備する冗長
メモリセルが多くなり非効率であった。従って本発明の
目的とするところは、今後の微細プロセス技術による大
容量半導体メモリを含む半導体集積回路において生じる
と予想される多数の欠陥メモリセルを、高効率でかつア
クセス時間の遅延なく冗長メモリセルに置き換えること
のできる、自由度の高い欠陥救済回路を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、欠陥救済回
路を次のように構成することにより達成される。即ち、
図1に示すように、各メモリアレイブロック(1、…、
N)には、通常のメモリセル(C1、…、CN)および
この通常のメモリセルに接続される通常のワード線(W
11、…、WN1)、冗長メモリセル(CR1、…、C
RN)および上記冗長メモリセルに接続される冗長ワー
ド線(WR1、…、WRN)、欠陥メモリセルに接続さ
れている欠陥ワード線のアドレスをプログラムするため
のアドレス比較回路(AC1、…、ACN)と欠陥アド
レスをデコードするための冗長デコーダ(RD1、…、
RDN)を配備し、また、冗長メモリアレイブロックに
は冗長メモリセル(Cr)およびこの冗長メモリセル
(Cr)に接続される冗長ビット線(br)、欠陥メモ
リセルに接続されている欠陥ビット線のアドレスをプロ
グラムするためのアドレス比較回路(ACb)と欠陥ビ
ット線のアドレスをデコードするための冗長デコーダ
(RDb)を配備する。
【0005】あるメモリアレイブロック(例えば、メモ
リアレイブロック1とする)に欠陥メモリセル(C1)
が存在し、この欠陥メモリセル(C1)をワード線置き
換えにより救済する場合には、当該のメモリアレイブロ
ック以外の任意のメモリアレイブロック(例えば、メモ
リアレイブロックNとする)に配備されているアドレス
比較回路(ACN)に欠陥メモリセル(C1)に接続さ
れている欠陥ワード線(W11)のアドレスをプログラ
ムする。こうすれば、欠陥ワード線(W11)のアドレ
スが入力された場合には、メモリアレイブロック1にお
いて欠陥メモリセル(C1)に接続される欠陥ワード線
(W11)がワードドライバ(WD)によって活性化さ
れ欠陥メモリセル(C1)のデータがビット線(b1)
に読み出されセンスアンプ(S1)に到達すると共に、
メモリアレイブロックNにおいて冗長メモリセル(CR
N)に接続される冗長ワード線(WRN)が冗長ワード
ドライバ(WDR)によって活性化され冗長メモリセル
(CRN)のデータが冗長ビット線(bN)に読み出さ
れセンスアンプ(SN)に到達する。すなわち、入力ア
ドレスがアドレス比較回路(ACN)の中にプログラム
された欠陥メモリセル(C1)のアドレスと一致する
と、冗長デコーダ(RDN)の出力信号によりメモリア
レイブロックNのセンスアンプ(SN)および書き込み
回路(WN)を活性化することにより、冗長ビット線
(bN)に読み出された冗長メモリセル(CRN)のデ
ータがメモリアレイブロックNのセンスアンプ(SN)
から出力され、あるいは書き込み回路(WN)により入
力データが冗長ビット線を経て冗長メモリセルに書き込
まれる。これと同時に、冗長デコーダ(RDN)の出力
によりブロック非活性化信号発生回路よりブロック非活
性化信号が出力され、メモリアレイブロック1のセンス
アンプ(S1)および書き込み回路(W1)を非活性化
する。このようにして、メモリアレイブロック1の欠陥
メモリセルがメモリアレイブロックNの冗長メモリセル
に置き換えられる。
【0006】また、あるメモリアレイブロック(メモリ
アレイブロック1とする)に欠陥メモリセル(C1とす
る)が存在し、この欠陥メモリセル(C1)をビット線
置き換えにより救済する場合には、当該のメモリアレイ
ブロック(メモリアレイブロック1)の欠陥メモリセル
(C1)に接続されている欠陥ビット線(b1)のアド
レスを左の冗長メモリアレイブロックに配備されている
アドレス比較回路(ACb)にプログラムする。こうす
ることにより、欠陥ビット線(b1)のアドレスが入力
された場合には、メモリアレイブロック1において欠陥
メモリセル(C1)のデータがビット線(b1)に読み
出されセンスアンプ(S1)に到達すると共に、冗長メ
モリアレイブロックの冗長ワードドライバ(WDb)に
よって冗長ワード線(WR1)が活性化され、冗長メモ
リアレイブロックにおいて入力アドレスがアドレス比較
回路(ACb)の欠陥ビット線(b1)のアドレスと一
致することによって冗長デコーダ出力ryにより冗長Y
デコーダ(Wb)が冗長ビット線(br)を選択し、冗
長メモリセル(Cr)のデータが冗長ビット線(br)
に読み出されセンスアンプ(Sb)に到達する。ここ
で、冗長デコーダ(RDb)の出力信号(ry)により
ブロック非活性化信号発生回路よりブロック非活性化信
号が出力され、メモリアレイブロック1のセンスアンプ
(S1)および書き込み回路(W1)を非活性化し、冗
長メモリアレイブロックのセンスアンプ(Sb)および
書き込み回路(Wb)を活性化することにより、欠陥メ
モリセル(C1)のデータはメモリアレイブロック1の
センスアンプ(S1)から出力されず、あるいは入力デ
ータは書き込み回路(W1)から書き込まれず、冗長メ
モリセル(Cr)のデータが冗長メモリアレイブロック
のセンスアンプ(Sb)から出力され、あるいは入力デ
ータが書き込み回路(Wb)からビット線(br)に書
き込まれる。このようにして、欠陥メモリセル(C1)
が冗長メモリアレイブロック内の冗長メモリセル(C
r)に置き換えられる。
【0007】
【作用】上で述べた手段を用いれば、欠陥メモリセルを
ワード線置き換えにより冗長メモリセルに置き換える場
合、欠陥メモリセルが存在するメモリアレイブロック
(ブロックAとする)以外の任意のメモリアレイブロッ
ク(ブロックBとする)のアドレス比較回路に欠陥メモ
リセルが接続される欠陥ワード線のアドレスをプログラ
ムすることにより欠陥救済がなされる。このときブロッ
クAの欠陥メモリセルに接続される欠陥ワード線および
ブロックBの冗長メモリセルに接続される欠陥ワード線
の2本のワード線が同時に活性化されるだけであるの
で、メモリセルに流れる定常電流は欠陥救済を行わない
場合の高々2倍であり、大幅に増加することがない。ま
た、各メモリアレイブロックには、最低1本の冗長ワー
ド線を配備することにより、ある特定のメモリアレイブ
ロックに多数のランダムな欠陥メモリセルが存在する場
合でも、欠陥メモリセルを有するメモリアレイブロック
以外のメモリアレイブロックの数まで上記ランダムな欠
陥メモリセルの救済を行うことができる。すなわち、冗
長ワード線の数を最小限に配備することにより、きわめ
て効率よく多数の欠陥メモリセルの救済を行うことがで
きる。現在あるいは今後の高集積半導体メモリ装置にお
いては、メモリアレイ部は多数のメモリアレイブロック
に分割されるので、同一メモリアレイブロック内にラン
ダムな多数の欠陥メモリセルが存在する場合でも、当該
メモリアレイブロック以外のメモリアレイブロックの数
だけ欠陥救済が可能となる。欠陥メモリセルが異なるメ
モリアレイブロックに存在する場合は、メモリアレイブ
ロックの数まで欠陥救済が可能となる。また、アドレス
入力から冗長ワード線を選択するまでの経路は、アドレ
ス入力から通常のワード線を選択する経路に比較してゲ
−ト段数が少なくまた配線長が短いので、欠陥救済に起
因するアクセス時間の遅延は生じない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1により説
明する。半導体メモリの構成 図1において、メモリアレイはN個のメモリアレイブロ
ック1、…、Nおよび左の冗長メモリアレイブロックに
分けられている。メモリアレイブロック1、…、Nに
は、欠陥救済が行われない通常の状態で書き込みおよび
読み出しが行われるメモリセルC1、…、CNおよび欠
陥救済用の冗長メモリセルCR1、…、CRNが設けら
れている。W11、…、WN1は、通常のメモリセルに
接続される通常のワード線、WR1、…、WRNは冗長
メモリセルに接続される冗長ワード線であり、WDは通
常のワード線を選択するためのワードデコーダ、WDR
は冗長ワード線を選択するための冗長ワードデコーダで
ある。さらに、メモリアレイブロック1、…、Nには、
ビット線b1、…、bNを選択するためのYデコーダY
1、…、YN、Yデコーダにより選択されたビット線の
信号を増幅しデータバスに出力するためのセンスアンプ
S1、…、SNあるいはデータバスに伝達された入力デ
ータをYデコーダにより選択されたビット線に書き込む
ための書き込み回路W1、…、WNが設けられている。
データバスには入出力回路が接続され、入出力回路を通
して外部からデータの入力あるいは外部へデータの出力
を行う。また、メモリアレイブロック1、…、Nには、
ブロック選択デコーダが設けられており、ブロック選択
デコーダには上位Yアドレスが入力され、ブロック選択
デコーダの出力はAND回路Ab1、…、AbNに入力
される。メモリアレイブロック1、…、Nには、アドレ
ス比較回路AC1、…、ACNおよび冗長デコーダ回路
RD1、…、RDNがそれぞれ少なくとも1組設けら
れ、アドレス比較回路には、任意のワード線のアドレス
をプログラムできるようXアドレス信号およびブロック
選択用の上位Yアドレス信号が入力される。冗長デコー
ダはアドレス比較回路にプログラムされたアドレスと一
致したアドレス信号をデコードして高電位を出力する。
冗長デコーダの出力信号rx1、…、rxNはOR回路
B1、…、BNおよびG1、…、GNに入力され、OR
回路B1、…、BNの出力はYデコーダに、G1、…、
GNの出力はセンスアンプ/書き込み回路に入力され
る。OR回路B1、…、BNには、メモリアレイブロッ
ク選択のための上位Yアドレスも入力される。Yデコー
ダには、各メモリアレイブロック内でのビット線選択の
ための下位Yアドレス信号も入力される。冗長デコーダ
出力はまた冗長ワードデコーダWDRにも入力される。
冗長メモリアレイブロックには、冗長メモリセルCr、
冗長ビット線br、ワード線WR1、ワード線を選択す
るための冗長ワードデコーダWDb、冗長ビット線を選
択するための冗長YデコーダYb、冗長Yデコーダによ
り選択された冗長ビット線の信号を増幅するためのセン
スアンプSb、および入力データを冗長ビット線brに
書き込むための書き込み回路Wbが配備され、また、上
記冗長メモリアレイブロックには、メモリアレイブロッ
ク1、…、Nの任意のビット線のアドレスをプログラム
するためのアドレス比較回路ACbおよび上記欠陥ビッ
ト線のアドレスをデコードするための冗長デコーダRD
bが配備されている。また、ブロック非活性化信号発生
回路が左下に設けられ、各メモリアレイブロックおよび
冗長メモリアレイブロックの冗長デコーダの出力信号r
x1、…、rxN、ryはすべて上記ブロック非活性化
信号発生回路に入力され、ブロック非活性化信号発生回
路の出力rxtBはAND回路Ab1、…、AbNに入
力され、Ab1、…、AbNの出力はそれぞれOR回路
G1、…、GNに入力される。ブロック非活性化信号発
生回路は、通常時(欠陥救済が行われない時、すなわ
ち、すべての冗長デコーダ出力が低電位の時)、出力電
位rxtBが高電位となり、少なくとも一つの冗長デコ
ーダの出力電位が高電位となった時出力rxtBが低電
位となるよう構成されている。半導体メモリの通常動作 従って、通常時にメモリアレイブロック1においてメモ
リセルC1は次のようにして読み出しあるいは書き込み
が行われる。まず、ワードデコーダWDによりワード線
W11が高電位となり、メモリセルC1のデータがビッ
ト線b1に読み出される。YデコーダY1は下位Yアド
レスおよびOR回路B1に入力される上位Yアドレスに
より活性化されビット線b1のデータがセンスアンプS
1に伝達される。通常時はすべての冗長デコーダの出力
が低電位にあるので、ブロック非活性化信号発生回路の
出力rxtBは高電位であり、また上位Yアドレス信号
によりブロック選択デコーダの出力が高電位となるの
で、AND回路Ab1の出力が高電位となりOR回路G
1によりセンスアンプS1および書き込み回路W1が活
性化される。従って、ビット線b1のデータがセンスア
ンプS1により増幅されデータバスに出力される。ある
いは、データバスより入力データが書き込み回路W1、
YデコーダY1を経てビット線b1に伝達されメモリセ
ルC1に書き込まれる。
【0009】ワード線置換による欠陥救済 次に、メモリアレイブロック1、…、Nのいずれかのメ
モリアレイブロック(例えば、メモリアレイブロック1
とする)に欠陥メモリセル(C1とする)が存在し、欠
陥メモリセルC1をワード線置き換えにより欠陥救済を
行う場合、救済しようとする欠陥メモリセルC1を含む
メモリアレイブロック1以外の任意のメモリアレイブロ
ック(例えば、メモリアレイブロックNとする)におけ
るアドレス比較回路ACNに、救済しようとする欠陥メ
モリセルC1に接続されている欠陥ワード線W11のア
ドレスに相当するXアドレスおよびブロック選択用上位
Yアドレスをプログラムする。こうすることにより、欠
陥ワード線W11のアドレスが入力された時に欠陥ワー
ド線W11が選択されて高電位となると共に、アドレス
比較回路ACNにプログラムされたアドレスと一致した
欠陥ワード線W11のアドレスが冗長デコーダRDNに
よりデコードされて冗長デコーダ出力rxNが高電位と
なり、冗長ワードデコーダWDR、YデコーダYN、お
よびセンスアンプSNおよび書き込み回路WNを活性化
させる。従って、冗長メモリセルCNのデータがビット
線bNに読み出され、YデコーダYNを経てセンスアン
プSNにより増幅されデータバスに出力される。あるい
は、データバスに伝達された入力データが書き込み回路
WN、YデコーダYNを経てビット線bNに伝達され冗
長メモリセルCRNに書き込まれる。それと同時に、ブ
ロック非活性化信号発生回路の出力rxtBが低電位と
なり、冗長デコーダ出力が高電位となるメモリアレイブ
ロックN以外のすべてのメモリアレイブロックにおいて
センスアンプおよび書き込み回路が非活性化される。そ
れ故、欠陥メモリセルC1を含むメモリアレイブロック
1において、欠陥メモリセルC1のデータはビット線b
1に読み出されYデコーダY1を経てセンスアンプS1
に到達するが、センスアンプS1が非活性となるのでデ
ータバスにデータは出力されない。あるいは、書き込み
回路W1が非活性となるのでデータバスから欠陥メモリ
セルC1にデータは書き込まれない。このようにして、
欠陥メモリセルC1(欠陥ワード線W11)が冗長メモリ
セルCN(冗長ワード線WRN)に置き換えられ、欠陥救
済がなされる。以上説明した動作において、欠陥メモリ
セルを含む欠陥ワード線と冗長メモリセルを含む冗長ワ
ード線とが常に同時に活性化されるので、冗長ワード線
の選択時に遅延が生じることはない。また、冗長メモリ
セルに対するセンスアンプ/書き込み回路の活性化につ
いては、通常の経路に比較してアドレス比較回路、ブロ
ック非活性化回路、AND回路、およびOR回路を通過
するための遅延を生じるが、この遅延時間は冗長メモリ
セルデータがビット線に読み出され、Yデコーダを経て
センスアンプに入力されるのに必要な時間と同等以下で
あり、読み出し時間に遅延は生じない。また、本発明に
よれば、欠陥ワード線を、欠陥ワード線を含むメモリア
レイブロック以外の任意のメモリアレイブロックの冗長
ワード線により置き換えることができるので、メモリア
レイが多数のメモリアレイブロックに分割される現在お
よび今後の高集積メモリにおいて、きわめて自由度が大
きく高効率な欠陥救済が実現できる。
【0010】ビット線置換による欠陥救済 次に、メモリアレイブロック1、…、Nのいずれかのメ
モリアレイブロック(例えばメモリアレイブロック1と
する)に欠陥メモリセル(C1とするとする)が存在
し、欠陥メモリセルC1をビット線置き換えにより欠陥
救済を行う場合、欠陥メモリセルが接続されている欠陥
ビット線b1のYアドレスを冗長メモリアレイブロック
に配備されているアドレス比較回路Acbにプログラム
する。こうすることにより、欠陥ビット線b1のアドレ
スが入力された時にはワード線W11が選択されて高電
位となり欠陥メモリセルC1のデータが欠陥ビット線b
1に読み出され、YデコーダY1を経てセンスアンプS
1に到達するとと共に、欠陥ビット線b1のアドレスが
アドレス比較回路Acbにプログラムされたアドレスと
一致し、冗長デコーダRDbの出力ryが高電位とな
り、冗長YデコーダYb、冗長センスアンプSb、およ
び冗長書き込み回路Wbを活性化させる。この時、冗長
メモリアレイブロックの冗長ワード線Wb1はXアドレ
ス信号に応答する冗長ワードドライバWDRにより選択
されるので、冗長メモリセルCrからデータがビット線
brに読み出され、冗長YデコーダYrを経て冗長セン
スアンプSbにより増幅されデータバスに出力される。
あるいは、データバスに伝達された入力データが冗長書
き込み回路Wb、冗長YデコーダYbを経てビット線b
rに伝達され冗長メモリセルCrに書き込まれる。それ
と同時に、ブロック非活性化信号発生回路の出力rxt
Bが低電位となり、冗長デコーダ出力が高電位となる冗
長メモリアレイブロック以外のすべてのメモリアレイブ
ロックにおいてセンスアンプおよび書き込み回路が非活
性とされる。それ故、欠陥メモリセルC1のデータはセ
ンスアンプS1に到達するが、センスアンプS1が非活
性となるのでデータバスにデータは出力されない。ある
いは、書き込み回路W1が非活性となるのでデータバス
から欠陥メモリセルC1にデータは書き込まれない。こ
のようにして、欠陥メモリセルC1(欠陥ビット線b1)
が冗長メモリセルCr(冗長ビット線br)に置き換えら
れ、欠陥救済がなされる。
【0011】図2、図3はやはり本発明の実施例であ
り、図1の実施例におけるワード線置き換えによる欠陥
救済方式をより詳細に記述したもので、特に図4は図
2、図3におけるワード線選択のためのデコーダ部分を
詳細に示した図である。
【0012】図2は、図1のメモリセルブロック1、
…、Nの部分について詳しく示してあり、WDは通常の
ワード線を選択するためのワードデコーダでありAND
回路A1、A2、…、ANからなり、WDRは冗長ワー
ド線を選択するための冗長ワードデコーダでありAND
回路AR1、AR2、…、ARNからなる。上位のXア
ドレスをデコードするためのXデコーダが少なくとも一
つ右上に設けられ、Xデコーダの出力信号はメインワー
ド線MA1により伝達され、メインワード線MA1は各
メモリアレイブロックにおいてワードデコーダのAND
回路A1、A2、…、ANに入力される。また、各メモ
リアレイブロックには、プリワードデコーダ、および冗
長プリワードデコーダが設けられ、プリワードデコーダ
には下位のXアドレスおよびメモリアレイブロック選択
のための上位Yアドレスが入力され、プリワードデコー
ダ出力信号はワードデコーダWDに入力される。冗長プ
リワードデコーダにはプリワードデコーダに入力される
のと同じ下位Xアドレスが入力され、冗長プリワードデ
コーダの出力は冗長ワードデコーダWDRに入力され
る。図2においてワード線置き換えによる欠陥救済動作
は図1と同様であり、通常のワード線および冗長ワード
の選択方式を説明すると、通常のワード線はメインワー
ド線およびプリワードデコーダによるAND論理出力に
より選択され、冗長ワード線は冗長プリワードデコーダ
および冗長デコーダ出力によるAND論理出力により選
択される。
【0013】図3は、図2とほとんど同様の構成である
が、Yデコーダの選択方法のみ異なる。即ち、図2にお
いては欠陥メモリセルが存在するメモリアレイブロック
のYデコーダと、欠陥メモリセルを置き換える冗長メモ
リセルが存在するメモリアレイブロックのYデコーダを
両方同時に選択し、センスアンプおよび書き込み回路の
切り替えにより欠陥メモリセルと冗長メモリセルとの切
り替えを行うが、図3においてはOR回路G1、G2、
…、GNの出力信号によりセンスアンプ/書き込み回路
と共にYデコーダも切り替えることにより欠陥救済を行
う。図2および図3においては、1つのメモリアレイブ
ロックにおいて、一本のメインワード線により制御され
るワード線および一本の冗長デコーダ出力線により制御
される冗長ワード線がそれぞれ1本である場合を示した
が、これら制御されるワード線あるいは冗長ワード線が
2本以上の場合も考えられる。
【0014】このような場合の一例として、図4にワー
ドデコーダおよび冗長ワードデコーダ部分を詳しく示
す。図4は、図2および図3の第k番目のメモリアレイ
ブロックのワードデコーダおよび冗長ワードデコーダ部
分について詳細に示した。図4に示した以外の部分は図
2あるいは図3と同一である。図4において、Wk1、
…、Wkmは通常のメモリセルCk1、…、Ckmに接
続されるワード線、WRk1、…、WRkmは冗長メモ
リセルCRk1、…、CRkmに接続される冗長ワード
線、WDは通常のワード線を選択するためのワードデコ
ーダ、WDRは冗長ワード線を選択するための冗長ワー
ドデコーダである。Xデコーダ出力信号を伝達するメイ
ンワード線は、ワードデコーダWD中のm個のAND回
路Ak1〜Akmに入力し、冗長デコーダ出力rxkは
冗長ワードデコーダWDR内のm個のAND回路ARk
1〜ARkmに入力する。プリワードデコーダは下位の
Xアドレスおよびブロック選択用上位Yアドレスをデコ
ードし、下位のXアドレスの組合せの数であるm本の信
号pw1〜pwmを出力する。メモリアレイブロックk
が選択状態にある時、これらm本の信号のうち同時に高
電位となるのは唯1本である。これらm本の信号線pw
1〜pwmはそれぞれワードデコーダ中のAND回路A
k1〜Akmに入力され、AND回路Ak1〜Akmに
入力されるメインワード線が高電位となった場合に、p
w1〜pwmのうちいずれかが高電位となることにより
AND回路Ak1〜Akmのいずれか1個の出力が高電
位となり、従ってワード線Wk1〜Wkmのいずれか1
本が高電位となり、高電位となったワード線に接続され
ているメモリセルのデータがビット線に読み出される。
一方、冗長デコーダ出力信号rxkは冗長ワードデコー
ダのAND回路ARk1〜ARkmに入力されており、
冗長プリワードデコーダは下位のXアドレス信号をデコ
ードし、m本の信号prw1〜prwmを出力する。メ
モリアレイブロックkに配備されている冗長ワード線に
より他のメモリアレイブロックの欠陥ワード線を置き換
える場合は、入力Xアドレスおよび上位Yアドレスがア
ドレス比較回路にプログラムされたアドレスと一致し、
冗長デコーダによりデコードされて冗長デコーダ出力が
高電位となる。この時冗長プリワードデコーダ出力pr
w1〜prwmのうち唯一本だけが高電位となるので、
それに応じてAND回路ARk1〜ARkmのうち唯一
個のAND回路の出力が高電位となり、従って冗長ワー
ド線WRk1〜WRkmのうち唯一本が高電位となり、
冗長セルのデータがビット線に読み出される。あるい
は、ビット線から冗長メモリセルにデータが書き込まれ
る。
【0015】図5および図6に本発明の他の実施例を示
す。図5および図6は、図1において欠陥メモリセルを
ビット線置き換えにより欠陥救済を行う場合についてさ
らに詳細に示した図である。
【0016】図5においては、図1に示した以外に、メ
モリアレイブロック1、…、NのワードデコーダWDに
AND回路Ak1、…、AN、冗長メモリアレイブロッ
クの冗長ワードデコーダにAND回路ARを配備し、メ
モリアレイブロック1、…、Nには、下位Xアドレスお
よび上位Yアドレスをデコードするプリワードデコーダ
を、冗長メモリアレイブロックには下位Xアドレスをデ
コードするプリワードデコーダを配備し、また上位Xア
ドレス信号をデコードするXデコーダをすくなくともひ
とつ右上に配備し、Xデコーダ出力はメインワード線M
A1にて伝達され、AND回路Ak1、…、AN、AR
に入力され、プリワードデコーダ出力は各メモリアレイ
ブロックおよび冗長メモリアレイブロックにおいてそれ
ぞれAND回路Ak1、…、AN、ARに入力される。
ブロック非活性化信号発生回路としてNOR回路NOR
Aが用いられている。図5において、通常のワード線W
11、…、WN1はメインワード線とプリワードデコー
ダ出力のAND論理出力により選択される。それ以外の
動作は図1に示したのと同様である。
【0017】図6が図5と異なるのはメモリアレイブロ
ック1、…、NにおけるYデコーダの活性/非活性化の
方法である。図5では、欠陥救済が行われる場合も行わ
れないに場合も被救済メモリアレイブロックにおいてY
デコーダの活性化、ビット線の選択がなされるが、図6
では、欠陥救済が行われる場合(欠陥ビット線が冗長ビ
ット線に置き換えられる場合)には欠陥ビット線を含む
メモリアレイブロックではセンスアンプ/書き込み回路
に加えてYデコーダも非活性化される。
【0018】本発明の他の実施例を図7に示す。図7は
やはり欠陥ビット線を冗長ビット線に置き換えることに
より欠陥救済を行う実施例である。メモリアレイブロッ
ク1、2、…、Nには、それぞれ通常時(欠陥救済を行
わない時)用のメモリセルC1、C2、…、CNが設け
られ、メモリアレイブロック1にはさらに冗長メモリセ
ルCR1が設けられている。図7では、メモリアレイブ
ロック1において通常ビット線b1を選択する通常のY
デコーダと冗長ビット線bRを選択する冗長Yデコーダ
が配備されている。メモリアレイブロック2、…、Nに
欠陥メモリセルが存在する場合に欠陥メモリセルに接続
されている欠陥ビット線は、メモリアレイブロック1の
冗長ビット線bRに置き換えることができる。この場
合、メモリアレイブロック1の通常メモリセルに欠陥メ
モリセルが存在する場合は救済できないが、冗長メモリ
セルを含むメモリアレイブロック1と同じメモリアレイ
ブロックを複数個設けることにより、すべての欠陥メモ
リセルを含む欠陥ビット線を冗長ビット線に置き換える
ことができる。図7の実施例の動作は次のようになる。
通常時は、冗長デコーダ出力ryが低電位であるので、
NOR回路NORAの出力が高電位であり、上位Yアド
レス信号によりメモリアレイブロック2、…、Nのうち
の1つのブロック選択デコーダの出力が高電位となり、
従って、AND回路Ab1、…、AbNのうちの1つの
AND回路の出力が高電位となり、センスアンプ/書き
込み回路が活性化される。同じメモリアレイブロックに
おいて、ワード線が高電位となりメモリセルからデータ
がビット線に読み出されてYデコーダを経てセンスアン
プにより増幅されてデータバスに出力される。あるい
は、データバスから書き込み回路、Yデコーダ、ビット
線を経てメモリセルにデータが書き込まれる。さて、図
7において欠陥救済は次のようになされる。今、メモリ
アレイブロック2のメモリセルC2が欠陥メモリセルだ
とする。欠陥メモリセルC2を含む欠陥ビット線b2を
冗長ビット線bRで置き換えるためには、欠陥ビット線
b2のYアドレスをメモリアレイブロック1に配備され
ているアドレス比較回路にプログラムする。欠陥ビット
線b2に相当するYアドレスが入力されると上記アドレ
ス比較回路にプログラムされたアドレスと入力アドレス
が一致し、入力アドレスが冗長デコーダによりデコード
されて冗長デコーダ出力ryが高電位となる。この時、
メインワード線MA1が高電位になっているとすれば、
プリワードデコーダ出力が高電位になることによりAN
D回路A1の出力が高電位とされ、ワード線W11が高
電位となり、メモリセルC1のデータがビット線b1
に、冗長メモリセルCR1のデータが冗長ビット線bR
にそれぞれ出力される。今、Yアドレスはビット線b2
に相当するアドレスであるので、メモリアレイブロック
2のYデコーダのみ活性化され、メモリアレイブロック
1のYデコーダは非活性であり、メモリセルC1のデー
タはセンスアンプに出力されない。一方、冗長デコーダ
出力ryが高電位になることによりメモリアレイブロッ
ク1において冗長Yデコーダ、センスアンプ/書き込み
回路が活性化され、冗長メモリセルCR1のデータは冗
長ビット線bR、冗長Yデコーダを経てセンスアンプに
より増幅されデータバスに出力される。あるいは、デー
タバスより入力データが書き込み回路、冗長Yデコー
ダ、冗長ビット線bRを経て冗長メモリセルCR1に書
き込まれる。一方、冗長デコーダ出力ryが高電位とな
ることによりNOR回路NORAの出力が低電位とな
り、メモリアレイブロック1以外のすべてのメモリアレ
イブロックにおいてAND回路Ab1、…、AbNの出
力が低電位になる。従って、メモイアレイブロック2に
おいて、欠陥メモリセルのデータはビット線b2に読み
出されYデコーダを経てセンスアンプに入力されるが、
センスアンプが非活性化されるのでデータバスにデータ
は出力されない。あるいは、書き込み回路が非活性化さ
れるのでデータバスからメモリセルC2にデータは書き
込まれない。このようにして、ビット線b2が冗長ビッ
ト線bRに置き換えられ欠陥救済がなされる。
【0019】本発明の他の実施例を図8に示す。図7で
は、通常のメモリセルおよび冗長メモリセルを含むメモ
リアレイブロック1の通常メモリセル中に欠陥メモリセ
ルが存在する場合は、冗長メモリセルへの置き換えがで
きない。これは、図7の実施例では、欠陥メモリセル
(C1とする)を冗長メモリセル(CR1とする)でお
きかえる場合に、欠陥メモリセルが接続されているビッ
ト線b1を選択するYデコーダが非活性化されず、冗長
ビット線bRのデータと競合するためである。図8の実
施例では、この競合を避けるために、ブロック選択デコ
ーダおよびAND回路AYを配備し、上位Yアドレスを
直接Yデコーダに入力せず、AND回路AYの出力をY
デコーダに入力する。この構成によれば、メモリアレイ
ブロック1のメモリセルC1が欠陥メモリセルである場
合、欠陥メモリセルC1を含むビット線b1のアドレス
をアドレス比較回路にプログラムすることにより欠陥救
済が可能となる。すなわち、ビット線b1のアドレスが
入力されると、入力アドレスがプログラムされたアドレ
ス比較回路と一致し、冗長デコーダによりデコードされ
て冗長デコーダ出力ryが高電位となる。従って、プリ
ワードデコーダ、ワードデコーダWDによりワード線W
11が高電位となり、冗長メモリセルCR1のデータが
冗長ビット線bRに読み出され、高電位となった冗長デ
コーダ出力ryにより活性化された冗長Yデコーダ、セ
ンスアンプにより冗長ビット線のデータが増幅されてデ
ータバスに読み出される。あるいは、活性化された書き
込み回路によりデータバスから冗長メモリセルに入力デ
ータが書き込まれる。同時に欠陥メモリセルC1のデー
タがビット線b1に読み出されるが、冗長デコーダ出力
ryが高電位になることによりNOR回路NORAの出
力が低電位となるためAND回路AYの出力が低電位と
なり、Yデコーダが非活性化される。従って、ビット線
b1のデータはセンスアンプへ入力されないので、冗長
ビット線bRのデータと競合しない。このように、図8
の実施例によれば、すべての欠陥メモリセルをビット線
置き換えにより冗長メモリセルに置き換え、欠陥救済が
なされる。
【0020】本発明の他の実施例を図9に示す。一般に
半導体メモリにおいては、あるアドレス信号が入力され
た場合に同時に読み出しあるいは書き込みできるデータ
数が1個または複数個(多ビット構成)であり、図5〜図
8の実施例においては複数個のデータが読み出し書き込
み可能(多ビット構成)の場合には、あるアドレス信号に
より同時に読み出し書き込みが行われる複数のビット線
のうちの一部のビット線にのみ欠陥メモリセルが存在す
る場合でも、上記すべての複数のビット線を冗長ビット
線へ置き換えることにより欠陥救済が行われる。しかし
この方式は、同時読み出し書き込みビット数が増加する
につれて、冗長ビット線数が非常に多くなり、欠陥救済
の効率が悪くなる。この問題点を解決するのが図9の実
施例である。図9は、同時読み出し書き込みビット数が
8の場合について示したものであるが、一般に同時読み
出し書き込みビット数が2以上であれば同様の方式で欠
陥救済が可能である。図9において、センスアンプ/書
き込み回路は8組あり、これらを1〜4の組(これをA
組とする)および4〜8の組(これをB組とする)の2組
に分ける。冗長メモリアレイブロックにおいて、冗長Y
デコーダおよびセンスアンプ/書き込み回路はA組とB
組とで独立に制御され、活性化あるいは非活性化され
る。メモリアレイブロック1〜Nにおいては、メインワ
ード、プリワードデコーダ、およびYデコーダは通常の
アドレス入力信号をデコードすることにより、欠陥救済
が行われる場合も行われない場合も同様に動作する。デ
ータバスは、A組用のデータバスAおよびB組用のデー
タバスBの2組があり、データバスAはA組のセンスア
ンプ/書き込み回路とのデータの入出力、データバスB
はB組のセンスアンプ/書き込み回路とのデータの入出
力を行う。冗長メモリアレイブロックには、アドレス比
較回路および冗長デコーダが少なくとも1組配備され、
冗長デコーダ出力はAND回路ARaおよびARbに入
力される。AND回路ARaにはI/O選択A信号が入
力され、AND回路ARaの出力信号ryaによりA組
の冗長デコーダおよびセンスアンプ/書き込み回路が制
御される。AND回路ARbにはI/O選択B信号が入
力され、AND回路ARbの出力信号rybによりB組
の冗長デコーダおよびセンスアンプ/書き込み回路が制
御される。信号ryaはまた、NOR回路NORAに入
力されNORAの出力がAND回路AbA1、…、Ab
ANに入力され、AND回路AbA1、…、AbANの
出力によりメモリアレイブロック1、…、NにおいてA
組のセンスアンプ/書き込み回路が制御される。信号r
ybはまた、NOR回路NORBに入力されNORBの
出力がAND回路AbB1、…、AbBNに入力され、
AND回路AbB1、…、AbBNの出力によりメモリ
アレイブロック1、…、NにおいてB組のセンスアンプ
/書き込み回路が制御される。アドレス比較回路/冗長
デコーダが複数組配備されている場合は、ryaおよび
rybに相当する信号が複数組あり、それらがそれぞれ
NOR回路NORAおよびNORBに入力される。今、
図9においてビット線b1がセンスアンプ/書き込み回
路1に接続されているビット線だとし、メモリセルC1
が欠陥メモリセルであるとする。この時、従来の欠陥救
済方式の場合には、同時読み出し/書き込みビット数す
なわち図9のような場合には8組のビット線が同時に冗
長ビット線に置き換えなければならなかった。これに対
して、図9の実施例では、欠陥メモリセルC1に接続さ
れている欠陥ビット線b1を含むA組の1〜4に対応す
る4組のビット線を冗長ビット線に置き換えればよく、
配備が必要となる冗長ビット線数が従来の半分ですむ。
欠陥救済は次のようにしてなされる。欠陥ビット線b1
に相当するYアドレスをアドレス比較回路にプログラム
する。さらに、A組に関するビット線のみ冗長ビット線
に置き換えるため、I/O選択回路AにプログラムしI
/O選択回路Aの出力を高電位とする。従って、ビット
線b1に相当するYアドレスが入力された場合、アドレ
ス比較回路にプログラムされたYアドレスと一致し、冗
長デコーダによりデコードされ冗長デコーダ出力ryが
高電位となる。ここで、I/O選択回路Aの出力は高電
位、I/O選択回路Bの出力は低電位であるので、AN
D回路ARaの出力ryaは高電位、AND回路ARb
の出力rybは低電位となる。従って、1〜4のA組に
相当する冗長ワードデコーダおよびセンスアンプ/書き
込み回路および冗長Yデコーダが活性化され、欠陥ビッ
ト線b1を含む1〜4に相当する4組のビット線が冗長
メモリアレイブロックにおける4組の冗長ビット線に置
き換えられる。同時に、信号ryaが高電位となること
により、NOR回路NORAの出力が低電位となり、A
ND回路AbA1、…、AbANの出力がすべて低電位
となりメモリアレイブロック1におけるセンスアンプ/
書き込み回路が非活性となり、欠陥メモリセルC1のデ
ータはデータバスAに出力されない。あるいは、データ
バスから欠陥メモリセルC1にデータバスからデータは
書き込まれない。一方、NOR回路NORBの入力はす
べて低電位にありNORBの出力が高電位にあるので、
今メモリアレイブロック1が選択状態にあれば、メモリ
アレイブロック1のブロック選択デコーダ出力が高電位
にあり、AND回路AbB1の出力は高電位となり、メ
モリアレイブロック1における5〜8のB組に相当する
センスアンプ/書き込み回路は活性化にあり、通常通り
データの読み出し書き込みが行われる。このようにし
て、欠陥ビット線b1を含む1〜4のA組に相当するビ
ット線のみ冗長ビット線に置き換えられ、欠陥救済がな
される。
【0021】図10は本発明の他の実施例であり、図9
の実施例において冗長Yデコーダの選択方式を変えた実
施例である。すなわち、図9において冗長デコーダ出力
により冗長ビット線に置き換えられるビット1〜4ある
いは5〜8に対応する冗長Yデコーダが選択されが、図
10では、置き換えられるビットにかかわらず1〜8の
全ビットに対して冗長Yデコーダが選択され、センスア
ンプ/書き込み回路の選択により1〜4あるいは5〜8
のビット選択がなされる。
【0022】図11、図12、および図13は本発明の
他の実施例である。いずれの実施例も、欠陥メモリセル
を含む欠陥ビット線を冗長ビットに置き換えることみよ
り欠陥救済をおこなうが、図11、図12、および図1
3の実施例においては、アドレス比較回路に、Yアドレ
スに加えて上位Xアドレスをもプログラムできるように
し、同一の冗長ビット線を上位XアドレスによりX1か
らXmまでのm個の部分に分割して、それぞれの分割さ
れたビット線ごとに独立に欠陥メモリセルの置き換えに
使えるようにした。このような方法を用いれば、冗長メ
モリセル数を増加させずに多くの欠陥メモリセルを救済
することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、高集積の半導体メモリ
において予想される多数の欠陥を高効率で救済すること
ができ、かつ欠陥救済に起因する読み出し時間あるいは
書き込み時間の遅れを生じることがない。欠陥救済は、
欠陥メモリセルを含む欠陥ワード線を冗長ワード線に置
き換えるか、あるいは欠陥メモリセルを含む欠陥ビット
線を冗長ビット線に置き換えることによりなされる。ま
た、同時読み出し書き込みビット数が多い半導体メモリ
において冗長メモリセルを効率よく利用し欠陥救済を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による半導体メモリ集積回路で
あり、欠陥ワード線を冗長ワード線に置き換えるかある
いは欠陥ビット線を冗長ワード線に置き換えることによ
り欠陥メモリセルを冗長メモリセルに置き換え欠陥救済
を行うものである。
【図2】本発明の実施例による半導体メモリ集積回路で
あり、欠陥ワード線を冗長ワード線に置き換えることに
より欠陥救済を行うものである。
【図3】本発明の実施例による半導体メモリ集積回路で
あり、欠陥ワード線を冗長ワード線に置き換えることに
より欠陥救済を行うもので、Yデコーダ選択の方法が図
2と異なるものである。
【図4】本発明の実施例による図1、図2、および図3
の半導体メモリ集積回路のワードデコーダ部分および冗
長ワードデコーダ部分を詳細に示したものである。
【図5】本発明の実施例による半導体メモリ集積回路で
あり、冗長メモリアレイブロックを通常のメモリアレイ
ブロックと独立に配備し、欠陥ビット線を冗長ビット線
に置き換えることにより欠陥救済を行うものである。
【図6】本発明の実施例による半導体メモリ集積回路で
あり、冗長メモリアレイブロックを通常のメモリアレイ
ブロックと独立に配備し、欠陥ビット線を冗長ビット線
に置き換えることにより欠陥救済を行うもので、Yデコ
ーダ選択の方法が図5と異なるものである。
【図7】本発明の実施例による半導体メモリ集積回路で
あり、特定のメモリアレイブロックに通常のメモリセル
および冗長メモリセルを共に配備し、冗長メモリセルを
含まないメモリアレイブロックの欠陥ビット線を冗長ビ
ット線に置き換えることにより欠陥救済を行うものであ
る。
【図8】本発明の実施例による半導体メモリ集積回路で
あり、特定のメモリアレイブロックに通常のメモリセル
および冗長メモリセルを共に配備し、すべての通常メモ
リセルに欠陥が存在する場合に、欠陥ビット線を冗長ビ
ット線に置き換えることにより欠陥救済を行うことがで
きるものである。
【図9】本発明の実施例による半導体メモリ集積回路で
あり、複数ビットを同時読み出し書き込みを行う半導体
メモリにおいて、同時読み出し書き込みを行うビットを
2組に分けて、それぞれの組で独立に欠陥ビット線を冗
長ビット線に置き換えることにより欠陥救済を行うもの
で、その際に冗長Yデコーダおよびセンスアンプ/書き
込み回路両方を上記2組に分けて選択/非選択の制御を
行うものである。
【図10】本発明の実施例による半導体メモリ集積回路
であり、複数ビットを同時読み出し書き込みを行う半導
体メモリにおいて、同時読み出し書き込みを行うビット
を2組に分けて、それぞれの組で独立に欠陥ビット線を
冗長ビット線に置き換えることにより欠陥救済を行う。
その際、冗長Yデコーダは常に全ビットについて選択/
非選択の制御を行い、センスアンプ/書き込み回路を上
記2組に分けて選択/非選択の制御を行うものである。
【図11】本発明の実施例による半導体メモリ集積回路
であり、冗長メモリアレイブロックを通常のメモリアレ
イブロックと独立に配備し、欠陥メモリセルを含むビッ
ト線を複数の部分に分割し、それぞれの部分を独立に冗
長ビット線に置き換えることにより欠陥救済を行うもの
である。
【図12】本発明の実施例による半導体メモリ集積回路
であり、特定のメモリアレイブロックに通常のメモリセ
ルおよび冗長メモリセルを共に配備し、冗長メモリセル
を含まないメモリアレイブロックの欠陥ビット線を冗長
ビット線に置き換えることにより欠陥救済を行い、この
時欠陥メモリセルを含むビット線を複数の部分に分割
し、それぞれの部分を独立に冗長ビット線に置き換える
ことにより欠陥救済を行い、その際冗長Yデコーダおよ
びセンスアンプ/書き込み回路両方を上記2組に分けて
選択/非選択の制御を行う。この時、欠陥メモリセルを
含むビット線を複数の部分に分割し、それぞれの部分を
独立に冗長ビット線に置き換えることにより欠陥救済を
行うものである。
【図13】本発明の実施例による半導体メモリ集積回路
であり、複数ビットを同時読み出し書き込みを行う半導
体メモリにおいて、同時読み出し書き込みを行うビット
を2組に分けて、それぞれの組で独立に欠陥ビット線を
冗長ビット線に置き換えることにより欠陥救済を行い、
その際冗長Yデコーダは常に全ビットについて選択/非
選択の制御を行い、センスアンプ/書き込み回路を上記
2組に分けて選択/非選択の制御を行い、この時欠陥メ
モリセルを含むビット線を複数の部分に分割し、それぞ
れの部分を独立に冗長ビット線に置き換えることにより
欠陥救済を行うものである。
【符号の説明】
C1…CN:通常のメモリセル、b1…bN:通常のメ
モリセルからデータを読み出すためのビット線、W1
1:通常時のメモリセルに接続されるワード線、WR
1:冗長メモリセルに接続されるワード線、WD:ワー
ドデコーダ、WDR:冗長ワードデコーダ、Y1…Y
N、Yb:Yデコーダ、S1…SN、Sb:センスアン
プ、W1…WN、Wb:書き込み回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊嶋 博 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 石橋 孝一郎 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体メモリを含む半導体集積回路であっ
    て、 (1)上記半導体メモリは複数個のメモリアレイブロッ
    クからなり、上記メモリアレイブロックはすくなくとも
    1個のメモリセルおよびすくなくとも1個の冗長メモリ
    セルを有し、 (2)上記複数個のメモリアレイブロックはそれぞれ、
    上記メモリセルに接続されるワード線を選択するための
    ワードデコーダ、上記冗長メモリセルに接続される冗長
    ワード線を選択するための冗長ワードデコーダ、上記メ
    モリセルあるいは上記冗長メモリセルのデータを読み出
    すためのビット線、および上記ビット線を選択するため
    のYデコーダを有し、 (3)上記複数個のメモリアレイブロックのそれぞれに
    対して、Yデコーダにより選択されたビット線の信号を
    増幅するセンスアンプ、入力データをビット線に書き込
    むための書き込み回路、および欠陥メモリセルに接続さ
    れているワード線のアドレスをプログラムするためのす
    くなくともアドレス比較回路と冗長デコーダが配備さ
    れ、 (4)上記冗長デコーダの出力信号が入力され、上記複
    数個のメモリアレイブロックに配備されたセンスアンプ
    および書き込み回路の活性化/非活性化を制御する信号
    を発生するブロック非活性化信号発生回路が設けられ、 当該メモリアレイブロックに欠陥メモリセルを含まない
    場合には、上記ワードデコーダにより一本のワード線が
    選択され、またYデコーダによりすくなくとも一組のビ
    ット線が選択され、当該メモリアレイブロックのセンス
    アンプあるいは書き込み回路が活性化され、メモリセル
    からビット線に読み出されたデータがデータバスへ出力
    され、あるいはデータバスからビット線を経てメモリセ
    ルへ書き込みが行われ、 当該メモリアレイブロック(ブロックAとする)に欠陥メ
    モリセルを含む場合には、上記欠陥メモリセルを含む当
    該メモリアレイブロック(ブロックA)以外の任意のメ
    モリアレイブロック(ブロックBとする)に配備されたア
    ドレス比較回路に上記欠陥メモリセルに接続されている
    ワード線のアドレスをプログラムし、上記欠陥メモリセ
    ルに接続されているワード線に相当するアドレスが入力
    されたときには、ブロックAにおいて上記欠陥メモリセ
    ルに接続されているワード線が選択され、欠陥メモリセ
    ルのデータがビット線、Yデコーダを経てセンスアンプ
    入力端まで伝達されるか、あるいはビット線を経てYデ
    コーダ入力端まで伝達されるとともに、ブロックBにお
    いて入力アドレスが上記プログラムされたアドレス比較
    回路と一致し、冗長デコーダを経て冗長ワードデコーダ
    により冗長ワード線が選択され、冗長メモリセルのデー
    タがビット線に読み出され、読み出されたデータはYデ
    コーダを経てセンスアンプに入力され、ブロックAにお
    いてセンスアンプおよび書き込み回路、あるいはYデコ
    ーダがブロック非活性化信号発生回路により非活性化さ
    れて、ビット線に読み出されたデータがデータバスに出
    力されず、あるいはデータバスから書き込み回路、ビッ
    ト線を経てメモリセルに入力データが書き込まれること
    はなく、ブロックBのセンスアンプおよび書き込み回
    路、あるいはセンスアンプ、書き込み回路、およびYデ
    コーダは上記冗長デコーダの出力信号により活性化さ
    れ、冗長メモリセルのデータをセンスアンプにより増幅
    しデータバスへ出力しあるいはデータバスから書き込み
    回路を経て冗長メモリセルに入力データを書き込むこと
    により、欠陥メモリセルが冗長メモリセルに置き換えら
    れることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】半導体メモリを含む半導体集積回路であっ
    て、 (1)上記半導体メモリは複数個のメモリアレイブロッ
    クおよびすくなくとも1個の冗長メモリアレイブロック
    を有し、 (2)上記複数個のメモリアレイブロックはすくなくと
    も1個のメモリセルを、上記冗長メモリアレイブロック
    はすくなくとも1個の冗長メモリセルを有し、 (3)上記複数個のメモリアレイブロックには、上記メ
    モリセルに接続されるワード線を選択するためのワード
    デコーダ、メモリセルのデータを読み出すためのビット
    線、およびビット線を選択するYデコーダを有し、 (4)上記冗長メモリアレイブロックには、上記冗長メ
    モリセルに接続される冗長ワード線を選択するための冗
    長ワードデコーダ、冗長メモリセルのデータを読み出す
    ための冗長ビット線、および冗長ビット線を選択する冗
    長Yデコーダを有し、 (5)上記複数個のメモリアレイブロックのそれぞれに
    対して、Yデコーダにより選択されたビット線の信号を
    増幅するセンスアンプおよび入力データをビット線に書
    き込むための書き込み回路が配備され、 (6)上記冗長メモリアレイブロックには、冗長Yデコ
    ーダにより選択された冗長ビット線の信号を増幅するセ
    ンスアンプ、入力データを冗長ビット線に書き込むため
    の書き込み回路、および上記複数個のメモリアレイブロ
    ックのいずれかにおいて欠陥メモリセルが存在すると
    き、上記欠陥メモリセルを冗長メモリセルに置き換える
    ために上記欠陥メモリセルに接続されているビット線の
    アドレスをプログラムするためのアドレス比較回路およ
    び上記アドレスをデコードする冗長デコーダが配備さ
    れ、 上記複数個のメモリアレイブロックに欠陥メモリセルを
    含まない場合には、上記ワードデコーダにより一本のワ
    ード線が選択され、またYデコーダにより少なくとも一
    組のビット線が選択され、上記複数個のメモリアレイブ
    ロックのセンスアンプあるいは書き込み回路が選択さ
    れ、センスアンプによりビット線信号が増幅されデータ
    バスへメモリセルデータの読み出しが行われ、あるいは
    データバスからビット線へ入力データの書き込みが行わ
    れ、 上記複数個のメモリアレイブロックのいずれかのメモリ
    アレイブロック(ブロックAとする)に欠陥メモリセルを
    含む場合には、上記冗長メモリアレイブロック(ブロッ
    クBとする)に配備されたアドレス比較回路に上記欠陥
    メモリセルに接続されているビット線のアドレスをプロ
    グラムし、上記欠陥メモリセルに接続されているビット
    線に相当するアドレスが入力されたときには、ブロック
    Aにおいて欠陥メモリセルのデータがビット線、Yデコ
    ーダを経てセンスアンプ入力端まで伝達されるか、ある
    いはビット線を経てYデコーダ入力端まで伝達されると
    ともに、ブロックBにおいて入力されたアドレスが上記
    プログラムされたアドレス比較回路と一致し、上記アド
    レスが冗長デコーダによりデコードされ、冗長ワードデ
    コーダを活性化させて冗長ワード線が選択され、冗長メ
    モリセルのデータが冗長ビット線に読み出され、読み出
    されたデータは冗長Yデコーダを経てセンスアンプに入
    力され、ブロックAのセンスアンプおよび書き込み回
    路、あるいはYデコーダは非活性化されてデータバスに
    データを出力せずあるいはデータバスからメモリセルに
    書き込みが行われず、ブロックBのYデコーダ、センス
    アンプ、および書き込み回路は上記冗長デコーダの出力
    信号により活性化されて、冗長メモリセルデータを増幅
    しデータバスへ出力し、あるいはデータバスから書き込
    み回路、冗長ビット線を経て冗長メモリセルに入力デー
    タを書き込むことにより、欠陥メモリセルが冗長メモリ
    セルに置き換えられることを特徴とする半導体集積回
    路。
  3. 【請求項3】半導体メモリを含む半導体集積回路であっ
    て、 (1)上記半導体メモリは複数個のメモリアレイブロッ
    クおよびすくなくとも1個の冗長メモリアレイブロック
    を有し、 (2)上記複数個のメモリアレイブロックはすくなくと
    も1個のメモリセルを、上記冗長メモリアレイブロック
    はすくなくとも1個のメモリセルとすくなくとも1個の
    冗長メモリセルを有し、 (3)上記複数個のメモリアレイブロックには、上記メ
    モリセルに接続されるワード線を選択するためのワード
    デコーダ、メモリセルのデータを読み出すためのビット
    線、およびビット線を選択するYデコーダを有し、 (4)上記冗長メモリアレイブロックには、上記メモリ
    セルおよび冗長メモリセルに接続されるワード線を選択
    するためのワードデコーダ、メモリセルのデータを読み
    出すためのビット線、ビット線を選択するYデコーダ、
    および冗長メモリセルのデータを読み出すための冗長ビ
    ット線、冗長ビット線を選択する冗長Yデコーダを有
    し、 (5)上記複数個のメモリアレイブロックのそれぞれに
    対して、Yデコーダにより選択されたビット線の信号を
    増幅するセンスアンプおよび入力データをビット線に書
    き込むための書き込み回路が配備され、 (6)上記冗長メモリアレイブロックに対して、Yデコ
    ーダにより選択されたビット線あるいは冗長Yデコーダ
    により選択された冗長ビット線の信号を増幅するセンス
    アンプ、入力データをビット線あるいは冗長ビット線に
    書き込むための書き込み回路、および欠陥メモリセルに
    接続されているビット線のアドレスをプログラムするた
    めのアドレス比較回路および上記アドレスをデコードす
    る冗長デコーダが配備され、 上記複数個のメモリアレイブロックおよび冗長メモリセ
    ルアレイ内のメモリセルに欠陥メモリセルを含まない場
    合には、上記ワードデコーダにより一本のワード線が選
    択され、またYデコーダによりすくなくとも一組のビッ
    ト線が選択され、当該メモリアレイブロックあるいは冗
    長メモリアレイブロックにおいてセンスアンプおよび書
    き込み回路が選択され、データバスへビット線信号の読
    み出しが行われ、あるいはデータバスからビット線へ書
    き込みが行われ、 上記複数個のメモリアレイブロック(ブロックAとする)
    に欠陥メモリセルを含む場合には、上記冗長メモリアレ
    イブロック(ブロックBとする)に配備されたアドレス比
    較回路に上記欠陥メモリセルに接続されているビット線
    のアドレスをプログラムし、上記欠陥メモリセルに接続
    されているビット線が選択されたときには、ブロックA
    において欠陥メモリセルのデータがビット線、Yデコー
    ダを経てセンスアンプ入力端まで伝達されるか、あるい
    はビット線を経てYデコーダ入力端まで伝達されるとと
    もに、ブロックBにおいて上記入力アドレスすなわち上
    記欠陥メモリセルに接続されているビット線のアドレス
    が上記プログラムされたアドレス比較回路と一致し、上
    記入力アドレスが冗長デコーダによりデコードされ、冗
    長デコーダの出力信号によりワードデコーダを活性化さ
    せて一本のワード線が選択されると共に、上記冗長デコ
    ーダ出力により冗長Yデコーダが活性化され冗長メモリ
    セルのデータが冗長ビット線に読み出され、読み出され
    たデータは冗長Yデコーダを経てセンスアンプに入力さ
    れ、ブロックAのセンスアンプおよび書き込み回路、あ
    るいはYデコーダはブロック非活性化信号発生回路によ
    り非活性化されてデータバスにデータを出力せずあるい
    はデータバスより入力データの書き込みを行うことがで
    きず、ブロックBのセンスアンプおよび書き込み回路は
    上記冗長デコーダの出力信号により活性化されて、冗長
    ビットに読み出された冗長メモリセルのデータを増幅し
    てデータバスへ出力し、あるいはデータバスから書き込
    み回路を経て冗長ビット線に入力データを書き込むこと
    により、欠陥メモリセルが冗長メモリセルに置き換えら
    れ、 上記冗長メモリアレイブロック内のメモリセル中に欠陥
    メモリセルを含む場合には、上記冗長メモリアレイブロ
    ックに配備されたアドレス比較回路に上記欠陥メモリセ
    ルに接続されているビット線のアドレスをプログラム
    し、上記欠陥メモリセルに接続されているビット線に相
    当するアドレスが入力されたときには、上記冗長メモリ
    アレイブロックにおいて欠陥メモリセルのデータがビッ
    ト線を経てYデコーダ入力端まで伝達されるとともに、
    上記冗長メモリアレイブロックブロックにおいて入力ア
    ドレスすなわち上記欠陥メモリセルに接続されているビ
    ット線のアドレスが上記プログラムされたアドレス比較
    回路と一致し、上記アドレスが冗長デコーダによりデコ
    ードされ、冗長デコーダの出力信号により冗長Yデコー
    ダが活性化され冗長ビット線に読み出された冗長メモリ
    セルのデータが、冗長Yデコーダを経てセンスアンプに
    入力され、上記冗長メモリアレイブロックブロックのY
    デコーダはブロック非活性化信号発生回路により非活性
    化されてデータバスに欠陥メモリセルのデータを出力せ
    ずあるいはデータバスより欠陥メモリセルに入力データ
    の書き込みを行うことができず、かわりに冗長ビット線
    データを増幅してデータバスへ出力しあるいはデータバ
    スから書き込み回路を経て冗長ビット線に入力データを
    書き込むことにより、欠陥メモリセルが冗長メモリセル
    に置き換えられることを特徴とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3までのいずれかに記
    載の半導体集積回路であって、特に上記半導体メモリが
    複数ビットを同時に書き込みおよび読み出し可能な半導
    体メモリであることを特徴とする半導体集積回路。
  5. 【請求項5】請求項2もしくは請求項3に記載の半導体
    集積回路であって、特に上記半導体メモリが複数ビット
    を同時に書き込みあるいは読み出し可能な半導体メモリ
    であり、欠陥メモリセルを含むビット線を冗長ビット線
    に置き換える際に、上記書き込み読み出しが可能な全ビ
    ットについて置き換えを行うことを特徴とする半導体集
    積回路。
  6. 【請求項6】請求項2もしくは請求項3に記載の半導体
    集積回路であって、特に上記半導体メモリが複数ビット
    を同時に書き込みあるいは読み出し可能な半導体メモリ
    であり、欠陥メモリセルを含むビット線を冗長ビット線
    に置き換える際に、上記同時に書き込み読み出しが可能
    なビットのうち一部について置き換えを行うことを特徴
    とする半導体集積回路。
  7. 【請求項7】請求項2から請求項6までのいずれかに記
    載の半導体集積回路であって、特にアドレス比較回路
    に、欠陥メモリセルに接続されているビット線のYアド
    レスに加えて、ワード線選択アドレスのうちの一部の上
    位Xアドレスをもプログラムすることにより、上記ビッ
    ト線に接続されているメモリセルのうち欠陥メモリセル
    を含む一部のメモリセルを冗長メモリセルにて置き換え
    ることにより欠陥救済をおこなうことを特徴とする半導
    体集積回路。
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